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『宗教、講談社(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全316件

  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで

    仏像に手を合わせると、ほとけさまの声が聞こえてくる――如来像、菩薩像、明王像などの仏像を、どう拝めば祈りは通じるのか。さまざまな「仏像の約束事」を知り、仏像を拝むことから、仏教の教えに入っていけるようになる!

    ●野球で監督やコーチ、選手たちがさまざまなサインを出しているように、仏像もまた、さまざまなサインを出しています。仏像の手の指を見れば、「(略)説法をしておられるのだ」「坐禅をしておられる」(略)というようなことがわかります。手の指だけではありません。着ておられるもの、身につけておられる装身具のある・なしによって、そのほとけさまが出家された方であるか、在家の人間なのかがわかります。そうなんです、仏像にはさまざまな約束事があります。(略)仏像に手を合わせて拝むときにも、わたしたちは仏像の約束事を知っておいたほうがよいのです。仏像の約束事を知って仏像を拝んでいると、「仏像が語りかける声」が聞こえてきます。そしてその声を手がかり・足がかりにして、わたしたちは仏教の教えに入っていけるのです。

    ●仏像に関する1つの伝説
    ●原始仏教と大乗仏教の仏陀観
    ●偶像崇拝の禁止と仏像との関係
    ●仏像はほとけの最高の美を凍結
    ●請求書の祈り、領収書の祈り
    ●立体曼荼羅が持つエネルギー
    ●お寺が持っている3つの機能
    ●仏像の5分類
    ●お釈迦さまの3つの基本印相
    ●あなたのために語りかける説法
  • 300(税込) 2024/5/9(木)23:59まで

    「無分別」は、すばらしいこと、「我慢」は、本来は悪い意味。あるものは正しい意味で、あるものは反対の意味に変化して、日本人の心を育んでいる。 知れば知るほど面白い! 日常生活の中の仏教語。

    ●仏教が日本に伝来したのは、6世紀の半ばです。仏教は、日本人の伝統信仰である神道と融合し、すっかり日本化しました。……その意味で仏教は日本文化そのものになっています。仏教のことばが日本語そのものになっています。だから逆に、日本語になった仏教のことばを学ぶことによって、仏教の教えを学ぶことができます。……したがって本書は、ちょっとスタイルの変わった仏教入門書であります。――「まえがき」より
  • シリーズ2冊
    715(税込)
    著:
    岳宏一郎
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    日本史上、不世出の宗教家。その鮮烈な生!――衰退していた本願寺を、一代にして日本最大の宗派へと押しあげた、不世出の宗教家・蓮如。権門寺社、あらゆる中世の制度と価値観が、崩れ落ちた地平にあって、彼はひたすらに摂取不捨(せっしゅふしゃ)の救いを説いた。人びとは南無六字の名号(みょうごう)を口にし、時代は熱く揺れ動く。日本史上最大の転換期をあざやかに描いた、傑作歴史小説。<上下巻>
  • 1,320(税込)
    2024/5/15 (水) 配信予定
    著:
    小川隆
    レーベル: 講談社学術文庫
    出版社: 講談社

    問「仏とは何ぞや」
    答「三斤の麻」
     一見ちんぷんかんぷんなこの問答。禅問答とはこのように不可解で、それを考え抜くことこそが修行だと思われてきた。しかし、問答が生まれた唐代の文脈に戻すと、思いがけないほど明晰で合理的なやりとりが立ち上がってくる。「ありのままで仏であり、仏性とともに躍動し、己れの外に何ら求める必要のない自己」を説いた臨済の生きたことばが、今あざやかによみがえる!

     唐代の禅僧、臨済義玄(?―866 / 867年)のことばを集めた『臨済録』は、我が国の臨済宗では「録中の王(語録の王)」とも称されてきた。しかし「聖典」となる以前、『臨済録』が本来伝えようとしたものは何だったのか。有名な「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺す」は、何を意味しているのか。
     夏目漱石や西田幾多郎、鈴木大拙など明治以降の知識人にも愛好され、欧米社会に輸出されて今やZENとして広く愛好されている禅理解は、いかなる解釈も受けつけぬ問答を旨とする宋代禅を起点としている。活気ある唐代禅から深淵な宋代禅へのダイナミックな転換、さらに日本の近代禅に続く禅問答の思想史を踏まえたうえで原典に向き合ったとき、『臨済録』の世界が了解可能な経験として、その豊かな姿を現し始める――。唐代禅の重要な特徴は「激烈な聖性否定の精神が、平凡な日常性の肯定と表裏一体になっている」ところにあると著者は言う。
     いきいきとした現代語訳で、臨済のやりとりが目の前で繰り広げられているかのように、あざやかに描き出される。清新な語録の世界!(原本:『『臨済録』――禅の語録のことばと思想』岩波書店、2008年)

    【本書の内容】
    プロローグ――古典としての禅語録

    第1部 「柏樹子」の思想史――書物の旅路
    第一章 唐代の禅
    第二章 宋代の禅――圜悟と大慧
    第三章 『無門関』から日本近代の禅理解へ

    第2部 『臨済録』導読――作品世界を読む
    第一章 臨済の説法
    第二章 事(じ)已(や)むを得ず――臨済院の説法
    第三章 傍家波波地(ぼうけははじ)――自らを信じきれぬ者たち
    第四章 未だ見処(けんじょ)有らざりし時――若き日の臨済
    第五章 仏法無多子(むたす)――黄檗との因縁
    第六章 ふたたび「祖師西来意」――祖仏と別ならず
    第七章 無事(ぶじ)是れ貴人(きにん)――修行の否定と平常無事
    第八章 無位の真人(しんにん)
    第九章 空中の鈴の響き――臨済と普化

    エピローグ――鈴木大拙と二〇世紀の禅
  • 名著、現代に復活! 世界を滅ぼす一神教の恐怖!!――世界を戦火に巻き込むキリスト教原理主義者=ブッシュ、アメリカの危険を100年前に喝破!!

    ●松原隆一郎氏「西洋の価値体系を徹底批判」

    ●被告・キリスト教は有罪です。私はキリスト教に対して、これまで告訴人が口にしたすべての告訴のうちで、もっとも恐るべき告訴をします。どんな腐敗でも、キリスト教以上に腐っているものはないからです。キリスト教は、周囲のあらゆるものを腐らせます。あらゆる価値から無価値を、あらゆる真理からウソを、あらゆる正直さから卑怯な心をでっちあげます。それでもまだ、キリスト教会の「人道主義的」な祝福について語りたいなら、もう勝手にしろとしか言えません。キリスト教会は、人々の弱みにつけこんで、生き長らえてきました。それどころか、自分たちの組織を永遠化するために、不幸を作ってきたのです。

    ●キリスト教が世界をダメにする
    ●仏教の素晴らしいところ
    ●イエスは単なるアナーキスト
    ●イエスとキリスト教は無関係
    ●オカルト本『新約聖書』の暴言集
    ●キリスト教が戦争を招く理由
    ●キリスト教は女をバカにしている
    ●キリスト教が破壊したローマ帝国
    ●十字軍は海賊
    ●ルネサンスは反キリスト教運動
  • 一切は空である。神も世界も私すらも実在しない。インド仏教がその核心として生んだ「空の思想」は絶対の否定の果てに、一切の聖なる甦りを目指す。やがてこの全否定の思考は、チベット・中国・日本への仏教東漸の中で、「世界を生みだす無」「真理としての空」という肯定色を強めていく。アジアで花開いたラディカリズムの深い変容を追う二千年史。
  • 宗教を知ることで、自分が、世界が、新しく見えてくる!――「宗教入門の本として、高校生、大学生、学校の先生、お父さん、お母さんに読んでもらいたくて企画しました」

    ● 自分の死とか自分の生存を世界と自分とのかかわりの中で考えるとなると、やはり宗教は必要です。人間は、いくら頭でわかっていても、それだけで生きていくことはできません。身体的に納得して生きようとすれば、宗教なしには生きてはいけません。
    また、極端な科学優位による弊害も大きな問題になりつつあります。それが端的に現れるのが人間関係で、現代人は自分と外界とのかかわり、自分と他者とのかかわり方がうまくできなくなってきています。……そこに現代という時代がかかえる大きな問題の一つがあります。
    そして、この問題を考える場合、どうしても宗教というものを抜きにしては論じられません。――河合隼雄(本文より)
  • 昨今、仏教研究は進展を見せ、従来の常識は大きく書き換えられつつある。
    「日本仏教」とは何かから説き起こし、古代から中世の仏教の思想と歴史の流れを、聖徳太子・空海・法然・親鸞・道元・日蓮などをキーに解き明かしていきます。
    そして、明治維新以降、西洋の文明に触れて大きな変貌を遂げた日本仏教が、日本の近代社会の中で果たしてきた役割を改めて問い直します。廃仏毀釈に始まり、日清・日露戦争を経て、大正デモクラシー、日中戦争から第二次世界対戦を経験する中で、仏教は重要な位置を占めています。戦後復興、そして大震災などに対して、実践としての仏教があらためて登場しつつある現状の意味を問うていきます。
    また、日本仏教の深層にある思想的、歴史的な背景を読み解いていきます。葬式仏教にどのような意味があり、どのような思想を背景にしているのか。日本仏教のおおきな特色となっている「大乗仏教」の起源を探ります。また神と仏の関係を、中世の神仏習合に遡って、読み解き、仏教が日本の思想や哲学に与えた影響を検証していきます。
    本書を読めば、日本仏教の思想と歴史の概観と肝要なポイントがすべてわかる、格好の入門書です。

    *本書は、『日本仏教を捉え直す』(放送大学教育振興会)を底本に、大幅な加筆(第二章 1最澄の生涯と思想)と改稿をし、改題しました。

    【目次】
    はじめに 「日本仏教」という問題
    第一章 仏教の展開と日本 序説
    第二章 仏教伝来と聖徳太子 日本仏教の思想1
    第三章 空海と最澄 日本仏教の思想2(頼住光子)
    第四章 法然・親鸞と浄土信仰 日本仏教の思想3
    第五章 道元と禅思想 日本仏教の思想4
    第六章 日蓮と法華思想 日本仏教の思想5
    第七章 廃仏毀釈からの出発 近代の仏教1
    第八章 近代仏教の形成 近代の仏教2
    第九章 グローバル化する仏教 近代の仏教3
    第十章 社会活動する仏教 近代の仏教4
    第十一章 日本仏教と戒律 日本仏教の深層1
    第十二章 葬式仏教 日本仏教の深層2
    第十三章 神仏の関係 日本仏教の深層3
    第十四章 見えざる世界 日本仏教の深層4
    第十五章 日本仏教の可能性 まとめ
    学術文庫版あとがき
  • 本書の著者クラウス・リーゼンフーバー神父(1938-2022年)は、フランクフルトに生まれ、1958年にカトリックの修道会であるイエズス会に入会したのち、1967年に来日して長年にわたり上智大学で教鞭を執りました。ドイツ哲学に深い造詣をもつばかりか、西田幾多郎をはじめとする日本の哲学思想に通じていた著者は、西洋中世の哲学・神学について研究し、あるいは教育するとともに、一般向けの講座を精力的に行って多くの日本人に親われました。
    しかし、専門論文が多いこともあってか、一般向けの著作はほとんどなかったと言わざるをえません。古代から現代に至る西洋哲学全体に対する該博な知識と透徹した理解に基づいた知恵の結晶を多くのかたに触れていただく機会になることを願って、ここに学術文庫オリジナルの精選論文集をお届けします。
    以下の目次にあるように、本書で中心的に選ばれたのは、著者にとって重要な研究対象であるトマス・アクィナス(1225頃-74年)をめぐる論考です。「言語」、「存在」、「神」という哲学にとっても神学にとっても最重要の概念を正面から取り上げ、トマスの論を精緻にたどるだけでなく、独自の読みを加えることで、そこに潜む可能性を最大限に引き出す――「思惟」というものの醍醐味がふんだんにつまった論考群は、読むたびに発見に満ちた宝と言えるでしょう。
    惜しまれながら2022年に逝去したリーゼンフーバー神父の偉大な遺産を本書を通して知っていただけることを心から願っています。

    [本書の内容]
    中世思想における至福の概念
    トマス・アクィナスにおける言葉
    トマス・アクィナスにおける存在理解の展開
    存在と思惟――存在理解の展開の可能性を探って
    トマス・アクィナスにおける神認識の構造
    神の全能と人間の自由――オッカム理解の試み

    解 説(山本芳久)
  • 辛い現世を終えて、来世こそは阿弥陀仏のすまう極楽浄土に生まれたい――貴賤を問わず日本で幅広く、長きにわたって信仰されてきた浄土思想。すべては平安時代、一人の僧によって著されたこの書物から始まった。源信なくしては、法然も親鸞もない。
    『往生要集』の訳・校注で知られる著者が、歴史的背景に始まりゆるやかに『往生要集』の構成に沿いつつ、親しみやすい現代語訳を随所に示しながら、源信の教えの真髄を平易に解き明かす。

    「予が如き頑魯(がんろ)の者(わたしのような愚かなもの)」と自らを顧みた源信(942-1017年)。智慧や才にめぐまれた一握りの人ではなく、自身を含む多くの罪深い「悲しき者」が救われる道を模索した『往生要集』が、日本の思想・信仰に与えた影響ははかりしれない。
     往生を目指すべき理由として描かれる等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、阿鼻地獄など数々の地獄も、経典と源信自身の言葉を交えながら、恐ろしい責め苦が生々しく描き出され、それに対応する極楽の姿、そして現代人の想像をはるかに超える仏の姿もあざやかに示される。地獄、極楽、さらに仏の姿は、信仰のみならず、のちの思想、文学、芸術にも大きな影響を及ぼした。『源氏物語』や『栄華物語』、『梁塵秘抄』など、のちの文学作品にみられる『往生要集』の影響も示唆される。
     『往生要集』は「集」というその名が示す通り、『無量寿経』、『観無量寿経』、『阿弥陀経』の浄土三部経をはじめ数多の経典や経典の注釈書の引用によって、往生の要諦を説いたものである。膨大多岐にわたる出典についての解説は、仏教学の泰斗たる著者ならではのものであり、源信が数々の経典のなかから何を重要としていたのかが、次第に浮かび上がってくる。
     仏の姿を念じる「観相の念仏」を自らの思想の核とした源信が、「南無阿弥陀仏」と仏の名を口で称えるいわゆる「念仏」、「称名の念仏」に託したものとは何だったのか――。浄土思想の原点に触れる一冊。(原本:『悲しき者の救い――源信『往生要集』』筑摩書房(仏教選書)、1987年)

    【本書の内容】
    はしがき
    第一章 『往生要集』の成立
    第二章 迷いの世界
    第三章 浄土へのねがい
    第四章 正しい念仏
    第五章 悲しき者の救い
    源信略年譜
    あとがき
    付 参考文献について
    選書版あとがき
    解 説(岩田文昭)
  • 1,320(税込)
    著:
    中村元
    レーベル: 講談社学術文庫
    出版社: 講談社

    インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』にはじまり、世界的にも類がないほど深遠な思想を生みだしてきたインド。ウパニシャッド、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、正統バラモンの六派哲学、ヒンドゥー教から、近代のガンジーやタゴールに至るまで、3000年以上にわたる複雑で多様な思想の全領域をコンパクトに大観する。
    アーリヤ人の侵入や農村社会の成立、王朝の興亡など、それぞれの時代の社会変動の影響も踏まえつつ、各思想大系の特質を明らかにすることで、〈解脱〉をもとめてやまない人類の思索の歴史が描き出される。
    世界的なインド哲学、仏教学者であり、比較思想の開拓者でもあった著者による、半世紀以上にわたって読み継がれてきた不朽の概説書。原本:『インド思想史 第2版』岩波書店、1968年)

    第一章 アーリヤ人の侵入とリグ・ヴェーダの宗教
    第二章 農村社会の確立とバラモン教
    第三章 都市の興隆と自由な思索の出現
    第四章 国家統一と諸宗教の変動
    第五章 統一国家崩壊後における諸宗教の変遷
    第六章 クシャーナ帝国時代における新思想
     第一節 時代の趨勢
     第二節 仏 教 
     第三節 ジャイナ教 
     第四節 南インド文化の開花
    第七章 集権的国家における諸哲学学派の確立
     第一節 正統バラモン系統
     第二節 仏 教 
     第三節 ジャイナ教 
    第八章 諸王朝分立時代における諸学派の継続的発展
     第一節 バラモン教およびヒンドゥー教 
     第二節 仏 教 
    第九章 回教徒の侵入と思想の変化
     第一節 中世的宗教の発展 
     第二節 近代的思惟の発展 
    第十章 外国資本主義制圧下における思想運動
    第十一章 〔附論〕科学思想
  • 歴史を学ぶにも、現代を考えるにも、これだけはおさえておきたい知識がゼロからわかる!
    「聖書」、ゾロアスター教、北欧神話、『論語』……
    個性豊かな12人の専門家に、古市憲寿が読者に代わって理解の「ツボ」を聞いた!
    各宗教・神話の基礎がわかる解説マンガ付き!

    【本書の内容】
    なぜキリスト教は「長持ち」したのか――佐藤優
    ロシアの指導者はなぜ絶対的な力を持つのか――三浦清美
    イスラム過激派のテロがなくならない理由――飯山陽
    ゾロアスター教が世界宗教に脱皮できなかった理由――青木健
    ヒンドゥー教にとっての「神」とは――沖田瑞穂
    ジャイナ教はなぜ不殺生を徹底するのか――堀田和義
    古い時代の儒教と朱子学はどう違う?――渡邉義浩
    玄奘はなぜインドへ向かったか――吉村誠
    北欧神話の巨人とは?――松本涼
    『万葉集』が最も日本的で、最も中国的である理由――上野誠
    日本仏教はなぜ多様なのか――碧海寿広
    人びとは宗教から遠のいていくのか――岡本亮輔

    構成:斎藤哲也 マンガ:ヤングみやざき

    【本文より】
    この『謎とき 世界の宗教・神話』は、「本」を通じて世界の宗教や神話の不思議を解き明かそうとする一冊だ。
    なぜ「本」なのか。それは多くの宗教が聖典を持つからだ。何かの宗教を理解しようとする場合、『新約聖書』や『コーラン』などの聖典に当たるのがよさそうに思える。
    だがここに大きなハードルが立ちはだかる。一人で聖典を読み通すのは、とんでもなくたいへんなのだ。何せ現代と常識や価値観の違う時代に書かれた文章である。現代人から見れば飛躍や矛盾も多い。特にその宗教の信者でないなら、なおさら取っつきにくい。
    ではどうすればいいのか。大切なのは「補助線」だと思う。宗教書に限らないが、古典を読むには前提知識が必要である。前提知識という補助線があるかないかで、一気に難解な本も読みやすくなる。
    というわけで、一二人の研究者に宗教書や神話の「読みどころ」を聞いてきたのが本書である。結果的に、一冊でキリスト教からイスラム教、ゾロアスター教から北欧神話まで一二の信仰についてざっくりと把握できる良質な入門書になったと思う。良質すぎて、実際の聖典に当たらなくても、読んだフリができるほどである。――「はじめに」より
  • インドで誕生した仏教は、いかにして世界に広まったか。その鍵は、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教など他の一神教とは異なり、仏教は現地の言語に翻訳されることを積極的に認めたことにある。本書の著者、ジャン・ノエル・ロベール氏によれば、仏教が中国に伝播するのは、同じインド・ヨーロッパ語族のユーラシア西部に伝わるよりもずっと困難だったはずだという。
    チベット、モンゴルから中国、朝鮮、さらに日本へ、また、東南アジアやヨーロッパでは全く別の姿を見せながらも「仏教」としてひとつのまとまりを見せる「世界宗教」の変遷と広がりを、フランス屈指の東洋学者が平易に解説する。
    なお著者は、日本語、中国語はもちろん、チベット語、サンスクリット語、ラテン語、ギリシャ語など多くの言語に通じ、日本仏教の研究などにより、2021年、第3回日本研究国際賞を受賞している。
    チベット文献学の第一人者で、著者と旧知の今枝由郎氏が翻訳し、充実した訳注と解説を付した。巻末には関連年表、索引も完備。著者による「日本語版のための序文」も掲載。
    原著=Petite histoire du bouddhisme: Religion, cultures et identites,.Edition J’AI LU, Paris, 2008
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    心をスーーッとほぐしてみませんか?
    10人のお坊さんがあなたのモヤモヤをスッキリ解決!

    5つのモヤモヤ
    イライラ、承認欲求、生きる意味、忘れられない過去、見た目

    NHK番組『10人のお坊さん』を書籍化!

    悩み、モヤモヤ、イライラ、苦しみ。
    それでも生きていかなければならないのが人生。
     <もう、イヤだっ!>
    そんなときには、ちょっと一息。
    お坊さんのお話〈説法〉に
    耳をかたむけてみませんか?

    〈仏教〉は
    人間の悩みや苦しみに向き合い続けて2500年。
    お坊さんの〈説法〉には、
    生きる知恵がたくさんつまっています。
  • 宗教と科学の長い戦争、なかでも、それぞれの陣営の最も過激な人々である創造論者と無神論者の戦いは、21世紀に入ってますます過熱している。それは、抽象的・理論的な戦いではなく、教育・医療・福祉・行政といった現実をめぐる戦いでもある。本書は、おもに欧米で激しく展開する両者の戦いに密着し、信念をぶつけ合う人間たちのドラマを描き出す。
    サッカーの神様・マラドーナを祀る「マラドーナ教会」、『スター・ウォーズ』に感化され、宇宙の平和と正義のために戦う「ジェダイ教」、「空飛ぶスパゲッティ・モンスター」なる異様な創造主を崇める「スパモン教」。乱立するこうした「パロディ宗教」は、近年台頭する創造論への反抗であり、「そもそも宗教とは何か」という根本的な問いかけである。
    100年前のテネシー州で、進化論教育の是非をネタに企画された「町おこしのための茶番」が、文字通りの死闘となった「猿裁判」。2005年のカンザス州で開かれた公聴会では、20名以上の科学者・知識人が進化論を否定し、公教育に創造論を組み込むように訴える。そして、「穏健な信仰者」も敵とみなす「新無神論者」の登場で戦場は拡大し、戦いは激化する。
    ヒトゲノム解読に成功したコリンズ博士の信仰と友情、新無神論を代表するドーキンスが到達した意外な宗教観、さらに、これから展開する戦いの見通しは――。

    目次
    序章 本書を導く十の信念
    第1章 パロディ宗教の時代――銀河の騎士とモンスターの逆襲
    第2章 猿の町のエキシビションマッチ
    第3章 ポケモン・タウンの科学者たち
    第4章 四人の騎士――反撃の新無神論者
    第5章 すべてがFになる
    終章 宗教と科学の次の百年
    あとがき
  • シリーズ2冊
    1,155(税込)
    監:
    大愚元勝
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    わかりやすい現代語訳とかわいいイラストで「禅の精神」が身につく!

    アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズをはじめ、世界のビジネスリーダーたちも学んでいる禅(ZEN)の教えは、いまや世界標準の教養のひとつ。
    禅の教えを知ることで、不安・イライラ・マイナス思考などを子どもたち自身でコントロールし、なにが起きてもすぐ平常心を取り戻せるしなやかな心を育めます。

    そんな1500年以上の歴史を持つ仏教の宗派のひとつ「禅宗」には、子どもたちの考える力・感じる力を刺激する禅語がたくさんあります。
    本書では子どもたちに知ってほしい禅語をそれぞれ2ページで簡潔に解説。
    1つのことばにつき3分で読み切れる文章量にまとめ、ユーモラスなイラストも入れて、子どもひとりでも楽しんで読めるようにしました。

    〈掲載している禅語の一部〉
    日々是好日:どんな日もいい日だ
    歩々是道場:どんなことからでも学びはある
    眼横鼻直:当たり前のことをちゃんとやろう
    一行三昧:ひとつのことに集中しよう
    看脚下:すぐに正解を求めてはいけない
    点滴穿石:コツコツ続けることが大事
    時事勤払拭:気づいたときにやっちゃおう
    卒啄同時:ほかの人のアドバイスを聞いてみよう
    和光同塵:えばらない人のほうがすごい
    ……ほか
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    イエス・キリストとは何か? トマス・アクィナスの「神学大全」の註解を通して、彼が独自な存在論の観点からイエス・キリストを存在と働きの両面から総合的に捉えていることを解明した、新たなキリスト論展望。
    「我は誰なりと思うや」とのイエスの問いに、弟子たちは「生ける神の子キリストです」と答えた。「イエス・キリストは真の人間であり神である」という使徒伝承はキリスト論の原点であり、その教義(ドグマ)は4世紀から6世紀にかけて異端論争を通して形成されてきた。トマス・アクィナスは「神学大全」第3部でキリスト論の全貌を語っているが、著者はその註解の仕事を通して、トマスが独自な存在論の観点からイエス・キリストを存在と働きの両面から総合的に捉えていることを解明し、その独創性を高く評価する。近世以降に盛んになった歴史的実証的なイエス伝研究の限界を明らかにして、新たなキリスト論を展望し、さらに信仰と理性のあり方を平易にといた講演。
    【目次】
    「長崎純心レクチャーズ」について   片岡千鶴子
    第一日
    I キリスト論とは
    1 キリスト論とイエス伝
    2 連続講演のプラン
    II 使徒的伝承
    1 キリスト論のはじまり
    2 「神の子」の意味
    3 使徒的伝承
    4 パウロ
    5 ヨハネ
    6 グノーシス
    III 教理史から
    1 アリウス派論争
    2 ネストリウス派論争
    3 キリスト単一性論
    IV 東西教会の分裂
    1 分裂以前の東西教会
    2 アウグスティヌスとFilioque
    第二日
    1 ヨハネ福音書とロゴス
    2 翻訳の問題
    3 ロゴスと神の同一性と区別
    4 ヒポスタシスという言葉
    5 ギリシアの神秘主義の伝統
    6 受肉とキリスト論
    7 キリスト論の難問
    8 ダマスケヌスによる総合
    9 トマスの独創性
    10 トマスの存在論
    11 エッセと「いのち」
    12 イエス伝の問題
    第三日
    1 トマス以後のキリスト論
    2 ドグマ的キリスト論への批判
    3 ハルナックの教理史
    4 ドグマとは何か
    5 ドグマを決定するもの
    6 ドグマの言葉
    7 聖書の問題
    8 存在論とドグマ
    9 イエス伝への反省
    10 トマスの現代的意義
    あとがき
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    新旧両派の宗教的抗争に渦まく16世紀スペインを舞台に、太子ドン・カルロスと父フィリップ2世の対立はのっぴきならないまでに深まっていく。本書は近代史学を完成させたランケが、様々に歪められた文書の森の中から厳密な史料批判を通して、当時の国際情勢の中で父とこの対立の悲劇が終幕をめざして進行するすばらしいまでに深い歴史的世界を描いた名著。
    【目次より】
    訳者のはしがき
    ドン・カルロス
    I 批判的論述
    一 これまでの諸叙述の分析
    二 最も重要な論点の検討
    II ドン・カルロス伝
    一 ドン・カルロスの素性
    二 幼少時代
    三 国政への関与。結婚の諸案
    四 オランダに対する関係。フリップ二世の宗教政策に関する余論
    五 父に対する太子の反抗的態度
    六 太子の逃亡計画。彼の監禁
    七 太子ドン・カルロスの死
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    「ヘブル書」とは、『新約聖書』の中でももっとも文学的とされる書である。書かれた時期は、80から90年ごろとされ、迫害の時代のものとされている。宛先人も差出人も明記されていない書簡の形式をとっている。キリストを大司祭とし、教会を神の民とするなど独特の神学的ドグマが展開されている。
    【目次より】
    序言
    第一章 序論
    第二章 この手紙における旧約聖書釈義の方法
    第三章 神の子(一) 一章一節――二章四節釈義
    第四章 神の子(二) 二章五――一八節釈義
    第五章 大祭司としてのキリスト(一)
    第六章 大祭司としてのキリスト(二)
    第七章 新しい契約の仲保者としてのキリスト
    結論
    略語表・参考文献
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    ヨブ記は旧約聖書所収の書物。神の裁きと苦難の問題を扱う。特に、正しい人に悪いことが起こる「義人の苦難」の文献として知られる。
    『旧約聖書』中の書物。執筆者はモーセとされているが、実際の作者は不明である。『ヨブ記』の中心テーマは、神の裁きと苦難であり、また「義人の苦難」が扱われている。つまり、なぜ良き人が苦しむということが起こるのかを問うている。「ヨブ記」には、神の前に出現するサタンが描かれてもいる。
    【目次より】

    ヘブル語アルファベット発音表
    参考とせる註解書その他
    プロローグ(ヨブ記一―二章)
    ヨブの敬虔と幸福(一ノ一―五)
    神とサタンとの対話(第一回)(一ノ六―一二)
    最初の試練(一ノ一三―二二)
    神とサタンとの対話(第二回)(二ノ一―六)
    ヨブの病、再度の試練(二ノ七―一〇)
    友人の訪問(二ノ一一―一三)
    ダイアローグ(ヨブ記三章―四二章一ノ六)
    ヨブの発言 その嘆き(三章)
    エリパズの弁論(四章)
    エリパズの弁論の続き(五章)
    ヨブの答え(六章)
    ヨブの嘆き(七章)
    ビルダテの登場(八章)
    ヨブの答え 皆同一(九章)
    再び生の否定(一〇章)
    ゾパルの登場(一一章)
    三たびヨブの反論(一二章)
    ヨブの道(一三章)
    絶望の生(一四章)
    私訳
    旧約口語訳について
    ヨブ記におけるサタン
    Tur-Sinai の The Book of Jobなど
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    「類や種」といった「普遍」は、実在するのか、観念的にしか存在しないのかをめぐる中世最大の哲学論争を問い直す。論理学の最重要書であるポルフュリオス『エイサゴゲー』の冒頭に、「類や種(すなわち普遍))実在するのか、それとも単に理解のうちに存在するのみなのか」という問題を提起していた。ボエティウスによる『エイサゴケー』のラテン語訳と注解が西欧中世に伝わっていたが、当時の学者たちは実在論の立場を受容していたが、11世紀後半になって大論争へと発展した。本書は、その前段階の中世の知的状況を追究する。
    【目次】
    序文
    初期スコラ哲学におけるアリストテレス的実念論
    一 ポルフュリオスの問いにたいするボエティウスの註解
    二 初期スコラ哲学における展開の始源
    三 バスのアデルハルドゥスの教説
    四 モルターニュのワルターの「状態」(status)説
    五 もう一つの「状態」説
    六 「無差別」説
    七 ソワッソンのガウスレヌスの「総体」説
    八 ギルベルトゥス・ポレタヌスの教説

    初期スコラ哲学における唯名論
    一 序論
    二 十一世紀以前の唯名論
    三 唯名論の起源
    四 ロスケリヌスの唯名論
    五 ロスケリヌスにおける「部分」の概念
    六 アベラルドゥスの唯名論
    七 結語

    補遺 アベラルドゥス宛てロスケリヌス書簡
    解説
    索引
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    京都学派を代表する哲学者の高坂・西谷、科学史家の下村、倫理学者の三宅、西田幾多郎・フッサールに学ぶも京都学派とは距離をとった哲学者・務台ら、超一流の哲学者たちが、「哲学」について縦横無尽に語り尽くす。
    【目次より」
    第一章 哲学とはなにか 哲学の本質および方法
    哲学の方法としての対話
    第二章 物質とはなにか 自然哲学
    問題への展望 下村寅太郎
    第三章 生命とはなにか 生の哲学
    問題への展望 三宅剛一
    第四章 歴史とはなにか 歴史哲学と唯物史観
    問題への展望 高坂正顕
    ヤ革命観
    二つの終末観の総合
    第五章 人間とはなにか 人間学および実存哲学
    問題への展望 西谷啓治
    ハイデッガーのニヒリズム
    死の問題
    第六章 人間はいかに生くべきか 道徳的危機とヒューマニズム
    道徳的危機の問題
    編集後記
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    現代における秀句を哲学者・宗教学者の著者の手ほどきで鑑賞する。俳句、短歌の秀句を選び、じっくりと未読する。筆者の端正な筆致で歌に込められた魅力を解き放つ。句作のガイドとしても最適な一冊。
    【目次】
    俳句の部




    短歌の部




    あとがき
    作者紹介
    作者別作品索引
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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    新約聖書の山上の垂訓「地の塩、天の光」にちなむ。塩は、腐敗を防ぐことから、優れたものの比喩で、キリストの教えを示している。本書で、キリスト教学者が信仰の意味を説く。塩とは腐敗を防ぎ、役立つものの比喩であり、愛と慈悲の象徴でもある。
    【目次】
    まえがき 宣教第二世紀を迎えて
    I
    キリスト者の信仰
    喜ばしきおとずれ
    復活の証人
    クリスマスの恩寵
    十字架の死と復活
    II
    キリスト者の生活
    キリストにある人間
    人生の革新と社会の革新
    ナチズムとドイツの知識人 極限状況におけるエリートの存在型態
    日本のキリスト者の戦争責任
    III
    キリスト者としてこう考える 警職法改正の問題をめぐって
    現代の政治神話に抗して
    安保条約改定の意味するもの
    原子時代の戦争と平和
    デモクラシーの危機に際して 強行採決の政治的意味
    日本の民主主義を創るもの むすびに代えて
    あとがき

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    宗教改革によって誕生したプロテスタンティズムの精神の歴史的意味を読み解き、現代においてどのような意味を持ちうるかを探究する。
    【目次】
    宗教改革の精神と現代
    I ルターと宗教改革の精神
    1 ルターとその時代 
    2 宗教改革の精神
    3 プロテスタント的人間
    4 現代カトリシズムの問い
    II 無教会運動の歴史と神学
    1 内村鑑三と無教会の精神
    2 無教会のエクレシア観
    3 無教会の聖書思想
    4 無教会の神学思想
    5 無教会と教会との対話
    III 現代社会における教会革新
    1 現代社会における教会
    2 教会の社会的責任
    3 教会観の根本的転換
    4 教会革新のための基本線
    5 脱コンスタンティヌス時代の教会
    宗教改革と芸術の精神
    IV ルターのクリスマスの歌 讃美歌による福音宣教
    1 ドイツ宗教改革と讃美歌
    2 ルター讃美歌の特質
    3 ルターのクリスマスの歌
    V 騎士と死と悪魔 デュラーの信仰と芸術
    1 デュラーとの出会い
    2 騎士と死と悪魔
    3 デュラーと宗教改革
    VI 音楽のささげもの J・S・バッハの信仰的世界
    1 バッハ復興
    2 ルターの神学とバッハの音楽
    3 信仰者バッハ
    あとがき

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    京都学派の哲学者であった著者の本格的哲学論考。「近代の超克」を引き継ぐべき著者は、戦後早々に哲学的思索をやめてしまう。その思想の軌跡に迫るための必読書。
    【目次より】
    第一論文
    一、本題名中の『歴史的境位』について
    二、本題名中の『実存倫理』について
    三、副題名『神人と人神』について
    四、収録論文とその成立過程について
    五、主体的現象学について
    六、全文を反省して
    第二論文
    第一節 行為的人間
    第二節 悲劇の誕生
    第三節 悲劇の性格
    第四節 悲劇的個体
    第五節 悲劇的行為
    第六節 ヒュブリスとネメシス
    第七節 善悪と運命
    第八節 和解とカタルシス
    第九節 歴史の悲劇性
    第三論文
    第一節 黄金時代の想起
    第二節 ユートピアの期待
    第三節 ゼーノーンの反復
    第四節 エピクテートスの克己の倫理
    第五節 マールクス・アウレーリゥスの孤高の倫理
    第六節 倫理と歴史的現実
    第四論文
    第一節 苦難の根本義
    第二節 倫理と宗教の相剋
    第三節 自主性のパラドックス
    第四節 苦難の反復
    第五節 苦難の超剋
    第六節 神人と人神の相即の課題
    第五論文
    第一節 問題提起
    第二節 カントの宗教論の主体的必然性
    第三節 敬虔主義と啓蒙主義
    第四節 理性的道徳宗教の第一歩
    第五節 善悪の主体的相剋とその宿命
    第六節 道徳的理念の宗教的理念への転化
    第七節 心術の変革
    第八節 自由の具現の現実的媒体
    第九節 近代的理念の実存的限界
    第六論文
    第一節 ニヒリズムの到來
    第二節 ニヒリズムの道徳的背景
    第三節 クリスト教とニヒリズム
    第四節 ヘレニズムとヘブライズムの抱合
    第五節 近代科学とニヒリズム
    第六節 道徳と宗教の亀裂
    第七節 人神のニヒリズム
    第八節 虚無への虚無
    終論
    第一節 イエスの弁証
    第二節 自由の実存
    第三節 愛の弁証法
    第四節 受難と悔改の倫理
    第五節 使徒対天才
    第六節 イエスを師として
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    神学者にして牧師の著者は、「神の痛みの神学」を提唱した。「神の痛み」とは、神が神の愛に反逆し、神にとって罪人となった人間に対して、神自身が怒りを自らに引き受け、その上で罪人を愛する神の愛のことである。また、著者は日本基督教団内部における、会派問題に対処したり、信仰告白の制定などにも貢献したことでも知られている。その著者による、日本のおけるキリスト教の存在と歴史の解説である。
    【目次より】
    I
    日本のキリスト教
    「日本の神学」ということ
    II
    『神の痛みの神学』について
    「神の痛みの神学」をめぐる外と内
    ヨーロッパ神学との対話のために
    III
    内村鑑三における「世界」と「日本」
    小塩力著『高倉徳太郎伝』をめぐって
    簡朴に静寂に重厚に 小塩力の神学
    学生キリスト教運動(SCM)の歴史を回顧して
    IV
    エキュメニズムの理解
    モントリオール通信
    日本基督教団信仰告白について
    宗教改革と日本基督教団
    日本基督教団二十五年の歩み
    教団二十五年
    V
    他宗教への態度
    『維摩経義疏』の一節
    日本の宗教哲学
    田辺 元
    田辺先生をしのぶ
    田辺先生における師弟関係
    VI
    ヘブル書十一章三節についての一考案
    キリスト論における苦難の問題
    イエス・キリストの苦難と復活
    キリスト教教育の神学的検討
    山本新著『文明の構造と変動』について
    『氷点』をめぐって
    世俗の問題
    発表年月
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    プロテスタントの宗教学者が編み、著した日常をめぐる滋味あふれる俳句と短歌の鑑賞の手引き。
    【目次】
    俳句の部




    短歌の部




    あとがき
    作者紹介
    作者別作品索引
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    西田幾多郎に師事した哲学者だったが、戦後マルクス主義唯物論者に転向した著者の著作集。全8巻。第一巻は、「自叙伝」である。
    【目次より】
    目次

    わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   エリ・シャフナザロワ
    わが思想の遍歴
    唯物論十年 続わが思想の遍歴
    まえがき
    ロシア語版序文
    ロシア語版あとがき   ペー・フェドセーエフ
    唯物論十年
    私の人間変革
    まえがき
    前編 天空にあこがれて
    後編 大地に立つ 
    入党のことば
    わが入党の動機
    奇跡の友情 モスクワの女性からの手紙
    日本のみなさんへ   エリ・シャフナザロワ
    まえがき
    奇跡の友情
    柳田謙十郎略歴年譜
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    鈴木大拙に師事した禅の思想的研究者である著者が、道元の主著である『正法眼蔵』の成立とその内容を徹底的に解説する。
    【目次より】

    [第一部]
    第一章 道元の遍歴 入宋参学の跡
    第二章 正法眼蔵の成立に対する一私見
    附・特に「嗣書」について
    第三章 道元の眞筆本について
    第四章 正法眼蔵の「示衆」とその各巻の題号
    [第二部]
    第五章 正法眼蔵私釈
    全機
    都機
    諸法実相
    見佛
    古鏡
    空華

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    神学者にして牧師の浅野順一の「著作集」全11巻の第1巻「予言者研究1」。
    【目次より】
    目次
    序   高倉徳太郎
    序(改版)
    エリヤの宗教改革
    一 序言
    二 予言者エリヤの時代的背景
    三 対カナン文化の問題
    四 アハブ時代の宗教及び道徳問題
    五 エリヤの宗教改革運動
    六 結語
    アモスの宗教
    一 彼の人物
    二 彼の時代
    三 神観
    四 宗儀の問題
    五 罪観
    六 審判
    ホセアの宗教
    一 彼の人物と時代
    二 彼の家庭
    三 神観
    四 罪観
    五 審判
    六 結語
    イザヤの贖罪経験 イザヤ書第六章の研究
    一 彼の見たる幻
    二 神観
    三 贖罪
    四 召命
    五 審判
    ミカの宗教思想
    一 序言
    二 彼の人物と時代
    三 彼の神とイスラエルの罪
    四 審判と希望
    五 結語
    エレミヤの召命経験 エレミヤ記第一章の研究
    一 序言
    二 彼の生い立ち
    三 万国の予言者
    四 巴旦杏の枝
    五 沸騰る鍋
    六 結語
    神とエレミヤ
    「主の僕」の歌 イザヤ書四二・一―四、四九・一―六、五〇・四―九、五二・一三―五三・一二の研究
    一 序言
    二 「主の僕」の歌の成立
    三 異邦人の光
    四 苦難の僕
    五 「主の僕」とイエス・キリスト
    六 結語
    附録 旧約研究の方法論について
    《旧約聖書》

    第一章 旧約聖書の意義と価値
    イ 一般文化的価値
    ロ 旧約と新約との関係
    ハ 旧約宗教の特質
    二 旧約聖書に対する解釈
    第二章 旧約聖書の正経性
    第三章 律法の意義とその発達
    イ 律法と契約
    ロ モーセ五書の資料
    ハ 律法の成立
    ニ 天地の創造と始祖の信仰
    ホ 出埃及とモーセ
    第四章 旧約の歴史書
    イ 歴史記述の意義と目的
    ロ カナン侵入と定住
    ハ 王国の建設
    二 南北朝時代
    第五章 予言者及び予言文学
    イ 予言者の意義と使命
    ロ アモスとホセア
    ハ イザヤ
    ニ ヨシアの宗教改革及びエレミヤ
    ホ エゼキエル
    へ 第二イザヤと「主の僕」の歌
    第六章 詩歌、教訓及び黙示
    イ エズラ、ネヘミヤとユダヤ教の発達
    ロ 詩篇の宗教
    ハ ヨブと苦難
    ニ 知恵と懐疑
    ホ 終末の書
    参考書目
    解説   大内三郎 木田献一

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    哲学者にしてキリスト教神学者である著者による「理性」と「信仰」をめぐる論考。時に、対立する「理性」と「信仰」はどのような関係にあるのか? 「信仰」は「理性」を超えるものなのかなどを、問い直します。
    【目次より】

    第一章 キリスト教哲学の根本問題
    第一節 キリスト教哲学の可能性について

    (一) 創造における理性と信仰
    (二) 堕罪における理性と信仰(イ)
    (三) 堕罪における理性と信仰(ロ)
    (四) 新生における理性と信仰(イ)
    (五) 新生における理性と信仰(ロ)
    第二節 キリスト教哲学成立の歴史

    (一) ギリシャ哲学における理性と信仰
    (二) 教父哲学における理性と信仰(イ)
    (三) 教父哲学における理性と信仰(ロ)
    (四) アウグスチヌスの理性と信仰
    (五) 中世哲学における理性と信仰
    第二章 時と永遠について
    序説
    第一節 聖定における時と永遠の位置
    第二節 創造における時と永遠
    第三節 摂理における時と永遠
    (一) 業の契約と時間の構造
    (二) アダムの堕罪と時間
    (三) 恵みの契約と時間の遠近法
    第四節 新約の時と永遠
    (一) 新約的時間の遠近法
    (二) 終末における時と永遠
    結語
    「補論」一般史と救済史の関係について
    第三章 自然の意味について

    第一節 
    (一) ギリシャ的自然観
    (二) 中世的自然観
    附論 トーマス・アキーナスの自然観
    (三) ルネッサンスの自然観
    第二節 近世初頭における自然科学とプロテスタント信仰
    (一) 予定論と科学(イ)
        予定論と科学(ロ)
    (二) 第二原因としての自然法則(一)
        第二原因としての自然法則(二)
    第三節 聖書の自然観

    (一) 創造における自然
    (二) 摂理における自然
    (三) 終末における自然
    第四章 知性の改善

    第一節 理性の訓練
    (一) プラトンの知識論
    (二) 知識形成の基盤としての神と自己の存在認識
    第二節 危機に立つ理性
    (一) 史学的見方
    (二) 社会学的見方
    (三) 哲学宗教的見方
    結論
    「附論」ルネッサンスと宗教改革
    附録(一) 自然的秩序と目的論的秩序 カントの目的論の構造と批判
    附録(二) カントの目的論における普遍と個物の関係について
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    なぜ、人間が作った事や物が、逆に人間を支配するようなことが起こるのだろうか。あらためて、疎外が生み出す問題を哲学的に追究する。
    【目次】
    はじめに
    一 『精神現象学』における「自意識」の研究序説
    一 「欲求」の構造
    二 「承認」の概念
    三 「承認」をめぐる「生死の闘い」
    四 「主と奴」(一方的承認)の弁証法
    五 「支配と隷属」と現代の問題
    二 『精神現象学』における疎外の問題
    三 言葉と疎外(その一) マルティン・ブーバーの言語論をめぐって
    四 言葉と疎外(その二) ヘーゲルと現代の問題
    五 カント哲学の構造と疎外の問題
    あとがき

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    哲学者であり、キリスト教神学者でもある著者による、新約聖書、原始キリスト教、科学、儀礼や鈴木大拙などについての論集。
    【目次より】

    第一部
    一 新約聖書のキリスト論
    二 コロサイ人への手紙一・一五―二〇におけるキリスト論について
    三 平和の君キリスト エペソ人への手紙二・一四―一八解釈の試み
    四 新約聖書における神義論
    五 新約聖書における死の理解
    六 原始キリスト教における黙示思想 E・ケーゼマンの提題をめぐって
    第二部
    七 神の知恵と人間の知恵
    八 死生観 無常観と被造物感
    九 祈りと沈黙
    一〇 生と死の彼方へ
    一一 科学とヒューマニズム
    第三部 
    一二 日本における福音の理解の可能性
    一三 日本におけるキリスト教の将来
    一四 インマヌエルの原事実
    一五 キリスト教の本質を求めて 石原謙博士におけるキリスト教史学の成立
    一六 宗教と儀礼
    第四部
    一七 カール・レーヴィット先生
    一八 石原謙先生の追想
    一九 石津照〓博士を追想して
    二〇 鈴木大拙先生とキリスト教
    二一 真実を求めて歩むキリスト教 小田切信男博士
    二二 前田護郎博士 『ことばと聖書』
    二三 神田盾夫先生の学風
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    哲学者にして宗教学者の著者によるポール・リクールについての研究をまとめた博士論文を刊行したもの。フランス・スピリチュアリスムなどフランスの思想を踏まえ、「自由」や「悪」といった実存的問題も扱う。シモーヌ・ヴェイユの思想もその射程に入れる。
    【目次】
    序文
    第一章 宗教の両義性と宗教的行
    一 見えない世界と深さの次元
    二 宗教の両義性
    三 宗教的行について
    第二章 象徴と生の宗教的次元
    一 「失われた次元」と象徴の問題
    二 象徴の規準
    三 象徴と言葉
    四 象徴と生
    第三章 宗教的言語の特性
    緒論
    一 宗教的言語と非神話化
    二 言語における指示の問題と宗教的言語
    三 啓示と原初的宗教言述
    四 譬
    五 想像力と超越の問題
    第四章 想像力と超越の問題
    緒論
    一 知覚と想像力
    二 想像力の超越作用
    三 想像力と悪
    四 悪と超越の問題
    第五章 宗教現象学と解釈学
    一 現象学と解釈学
    二 宗教現象学
    三 象徴の解釈と宗教現象学
    四 象徴の非神話化
    五 象徴と非神秘化としての解釈
    結語 問われてくる幾つかの問題
    第六章 諸解釈の葛藤
    一 言語の危機と対立する二つの解釈
    二 意味の回復としての解釈
    三 非神秘化としての解釈
    四 解釈と反省
    第七章 象徴と自由 「隷属的でない労働の第一条件」について
    一 善と必然性の間
    二 虚無と想像力と宗教
    三 象徴と注意力
    第八章 同意の地平
    一 情念と隷属意志の構造
    二 有限性の哲学的人間学
    三 道徳的意識のパトロジー
    四 「同意」の地平
    第九章 悪の象徴論
    一 悪の原初的表現
    二 悪の基底的現象としての穢れ
    三 悪の二つの側面 悪の神話
    四 悪における自由とデモーニッシュなもの
    第十章 心身関係における想像力の位置と自由の問題
    一 心身の繋がりとその媒介者
    二 決断の構造
    三 動機としての欲望と想像力
    四 決断における注意力と自由の問題
    索引

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    日本の近代文学において、宗教の影響を探る。特に、明治維新以降解禁されたキリスト教は、文学にどのような影響を与えたのか? また、仏教や神道と文学の関係にも迫る。
    【目次】
    第一部
    石川啄木と現代
    一 ロマンティシズムからニヒリズムへ
    二 社会主義的ヒューマニズムの側面
    三 超人思想とその挫折
    四 神と議論した夢
    五 啄木の残した問題
    夏目漱石における近代化と伝統
    一 外発的近代化の苦悩
    二 自己本位の立場
    三 創作活動のモチーフ
    四 近代的自我の崩壊過程(一)
    五 近代的自我の崩壊過程(二)
    六 伝統的思想への志向
    太宰治におけるデカダンスとモラル
    一 モラルとデカダンス
    二 太宰治のデカダンスの生成過程
    三 虚無と信仰
    四 道化の理論
    堀辰雄の世界
    一 心の白絹
    二 死の味わいのする生
    三 孤独な者の灯す明り
    四 堀辰雄と芥川龍之介
    志賀直哉と椎名麟三
    一 対蹠的な問題意識
    二 肯定的人生態度の共通性
    a 椎名麟三の思想形成
    b 志賀直哉の思想形成
    三 東洋的立場とキリスト教的立場
    椎名麟三の『美しい女』について
    一 椎名麟三の基礎体験
    二 『美しい女』の主人公の性格
    三人のキリスト者の肖像
    一 植村正久 正統的キリスト教の育成
    二 内村鑑三 福音の主体的把握と現実との対決
    三 賀川豊彦 捨身の実践
    第二部
    日本の近代化と伝統
    一 近代化と伝統の並存
    二 近代化のふくむ伝統否定
    a 功利主義による伝統の破壊
    b 自然主義による伝統の破壊
    c マルクス主義による伝統の破壊
    d プラグマティズムによる伝統の破壊
    三 近代化のなかの伝統への復帰
    四 知識階級の民衆よりの遊離
    大正の知識人の形成
    一 一般的動向
    二 白樺派の人道主義
    三 新カント派哲学、文化主義、人格主義
    四 教養思想
    五 宗教の動向
    現代日本人の精神構造
    一 天下泰平とモラル
    二 近代日本の宗教的空白と天皇制
    三 天皇制とコンミュニズムの権威喪失と私生活中心の到来
    四 死の衝動と伝統への還帰
    日本精神史におけるキリスト教の位置
    一 太宰治の「反キリスト的なものへの戦ひ」
    二 近代精神の媒介者としてのキリスト教
    三 キリスト教蔑視とその原因
    四 近代精神の克服者としてのキリスト教
    あとがき
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  • キリスト教抜きに世界のスタンダードは理解できない!
    旧約・新約聖書を丁寧に解説、「救世主」「アダムとイヴ」「三位一体」「クリスマスツリーと十字架」「原理主義」「進歩主義とグローバリゼーション」などのキーワード/トピックから、キリスト教理解を立体的に組み上げる。信仰生活のリアル、各宗派とのかかわり方など、実践的なガイドも盛り込んだ、非キリスト教文化圏に住まう「普通の日本人」のための最良の入門書! 混迷の時代、普遍宗教が示す未来とは?

    [目次]
    はじめに 教養としてのキリスト教
    キリスト教を読む
    キーワードで考えるキリスト教
    三次元で読むキリスト教
    知の道具箱
    おわりに
    学術文庫版へのあとがき
  • 1,210(税込)
    著:
    宮田登
    レーベル: 講談社学術文庫
    出版社: 講談社

    世界が終わるとき、やってくる。
    蘇我馬子も藤原道長も惚れ込んだ弥勒(みろく)信仰。五十六億七千万年後に降臨し人々を救う、未来仏とは何か?

    広隆寺の国宝として有名な、弥勒菩薩半跏思惟像。弥勒とは、五十六億七千万年後に現れて衆生を救うという、阿弥陀や釈迦と並ぶ仏のことである。古代日本に伝わると、災害や飢饉と結びつき、末法思想(メシアニズム)として全国の民衆に広がった。戦後民俗学の泰斗が、中国・朝鮮との比較を通して、日本独自の弥勒信仰の歴史と民俗を復元し、日本文化の原型を描き出す。宗教民俗学を土台にした日本文化論!

    【目次】
    はじめに
    第一章 民間伝承としての弥勒
    第二章 宗教運動と弥勒
    第三章 比較宗教論における弥勒
    第四章 日本仏教における弥勒
    第五章 鹿島信仰と弥勒
    第六章 朝鮮半島と沖縄の弥勒
    第七章 世直しと弥勒
    第八章 大本教の中の弥勒
    まとめ
  • 1,265(税込)
    著:
    藤井正雄
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

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    一家に一冊、だれでもわかる我が家のお経――知って安心“仏事の基礎知識”も併録、大きな活字・総ふりがな・解説付きの決定版。

    ●現代人の心に安らぎを与える〈誰でも読めるお経〉
    法事のときなど、足にしびれをきらせて、わけもわからずに、私たちが日ごろ耳にしているお経には、いったいどんなことが説かれているのでしょうか。誰もが抱いているこの素朴な疑問に答える待望の書が誕生しました。知って安心“仏事の基礎知識”も併録。ご家庭に常備してぜひご一読下さい。先祖や故人の御恩を偲ぶよすがに一冊どうぞ。携帯にも便利、贈答、施本用にも好適です。
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  • 1,155(税込)
    著:
    池田魯参
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    大きな楷書体の経文と親切な解説。読誦用の折本と入門書が一つになったコンパクト本。読みやすい、使いやすい、座右版実用般若心経。

    ●般若心経にはなぜお釈迦さまが出てこないのか?
    ふつう経典はすべて「如是我聞」で始まり、お釈迦さまが説法を開始しますが、経典中の経典である般若心経には、始めから終りまでお釈迦さまは出てきません。いきなり観音さまが「空」を説きはじめます。いったいお釈迦さまはどこで何をしておられるのでしょうか? そのわけが分かると般若心経の全体がよく見えてきます。
  • ローマ帝国やオスマン帝国、中華帝国やモンゴル帝国にいたるまで、世界の歴史は帝国興亡の軌跡に他ならない。そしてそれは東西の宗教が歩んできた道のりとも重なっている。帝国は領土拡大のため宗教を利用し、宗教は信者獲得のため帝国を利用してきた。「帝国と宗教」という視点から世界史を捉え直す、歴史ファン必読の一冊!

    【本書の内容】
    第1章 帝国と宗教はどう結びつくのか
    第2章 なぜローマ帝国はキリスト教を国教にしたのか
    第3章 中華帝国は宗教によって統合されていたのか
    第4章 イスラムとモンゴルという二つの帝国
    第5章 二つの帝都-ローマとコンスタンティノープル
    第6章 オスマン帝国とムガル帝国
    第7章 海の帝国から帝国主義へ
  • 2,200(税込)
    訳・解説:
    前谷彰
    その他:
    今村正也
    その他:
    川根佑介
    その他:
    宮本敬三
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    「いかに生きるのが、この上ない人生なのですか?」生きるとは、老いるとは、そして死とは?問答であきらかにされる人生の真実。答えはすべてブッダの教えの中にあった。

    詩を読むように日常語で読む最古の仏典。
    こんなにもわかりやすかったブッダのことば。

    仏教最古の経典「スッタニパータ」の和訳完全版。
    最新研究の翻訳と、解りやすい解説で、初めて知るブッダの言葉の真実!

    「いかに生きるのが、この上ない人生なのですか?」

    生きるとは、老いるとは、そして死とは?
    問答であきらかにされる人生の真実。
    答えはすべてブッダの教えの中にあった。
  • 1,210(税込)
    著:
    浅野順一
    解説:
    田島卓
    レーベル: 講談社学術文庫
    出版社: 講談社

    政治は腐敗し、外交は失敗、
    弱者は迫害され、正義は堕落した。
    救いなき国に「予言者」、現わる!

    急激な国力膨張、不自然な繁栄の反動で社会が歪み、傾国の途についた紀元前九~八世紀のイスラエル。抗えぬ苦難の日々の中、命を賭して予言者が起ち上がる! 旧約の宗教思想上、特筆すべきエリヤ、アモス、ホセア、イザヤ、ミカ、エレミヤを取り上げ、その生涯や、神・罪観を比較検証。経済・思想的に多難な今こそ手にしたい一冊。

    目次
    まえがき

    エリヤの宗教改革
    1 序言 
    2 予言者エリヤの時代的背景 
    3 対カナン文化の問題 
    4 アハブ時代の宗教および道徳問題 
    5 エリヤの宗教改革運動 
    6 結語 

    アモスの宗教
    1 彼の人物 
    2 彼の時代 
    3 神観 
    4 祭儀の問題 
    5 罪観
    6 審判 

    ホセアの宗教
    1 彼の人物と時代 
    2 彼の家庭 
    3 神観 
    4 罪観 
    5 審判 
    6 結語 

    イザヤの贖罪経験――イザヤ書第六章の研究
    1 彼の見た幻 
    2 神観 
    3 贖罪 
    4 召命 
    5 審判 

    ミカの宗教思想
    1 序言 
    2 彼の人物と時代 
    3 彼の神とイスラエルの罪 
    4 審判と希望 
    5 結語 

    エレミヤの召命経験――エレミヤ書第一章の研究
    1 序言 
    2 彼の生い立ち 
    3 万国の予言者 
    4 あめんどうの枝 
    5 煮え立っている鍋 
    6 結語 

    神とエレミヤ
    「主の僕」の歌
    〈付 録1〉旧約聖書の方法論について
    〈付 録2〉政治の世界における預言者の論理と倫理

    解 題  田島 卓(東北学院大学准教授)

    *本書の原本は1997年3月、『豫言者の研究』として、新教出版社より刊行されました。
    文庫化にあたり、読みやすさに配慮して、豫言を予言と新字に代えるほか、旧字を随時、常用漢字に置き換えています。またルビの追加を行い、明らかな誤植は訂しています
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    マルコ、パウロ、ヨハネらは、イエス・キリストをどう見ていたのか? という問いに対して、聖書学の立場から学問的水準を保ちつつ、真のイエスの姿を新約聖書の中に把握した問題提起の書。

    【目次より】
    目次
    序論
    問題の選択
    信仰の立場
    学問の立場
    人の子
    問題をめぐって
    旧約の背景
    「人の子」出所一覧
    試金石の箇所
    来たるべき「人の子」
    受難の予告
    地上の「人の子」
    キリスト論上の結論
    マルコ
    序論
    メシヤの秘密
    復活とその前触れ
    受難の記述
    権威あるイエス
    結論に代えて
    パウロ
    パウロの生涯
    パウロの”福音”(ロマ1・2-4)
    終末のキリスト
    信者からキリストへ
    普遍性
    万物の支配者
    御子
    ヘブル人への手紙
    手紙の概況
    メルキゼデク型の大司祭
    兄貴としての大司祭
    ヘブル書はわれわれに何を教えるか
    ヨハネ
    序論
    イエスの時
    栄光
    真理
    父と子
    ヨハネ福音書の序言
    先在
    アンチオケのイグナチオ
    アレイオス
    カルケドーン公会議
    現代の視座に立って
    受肉について
    時間におけるキリスト
    あとがき

    ネラン,ジョルジュ
    1920~2011年。カトリック教会司祭。スナックバー・エポペ(美しい冒険)創立者・顧問。フランス・サン・シール陸軍士官学校卒業。
    著書に、『我ら人生を論ず』『キリスト論』『盛り場司祭の猛語録』『おバカさんの自叙伝半分―聖書片手にニッポン40年間』『キリストの復活』『ま、飲みながらでも―貴方にキリストをご紹介します』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    パウル・ティリッヒ(1886 - 1965)は、ドイツのプロテスタント神学者であり、組織神学、宗教社会主義の思想家でもある。その影響は哲学や思想、美術史にまで及んでいる。
    生涯キリスト教神学者のティリッヒを「弁証神学者」と捉えた上で、それに即してトータルに解明した書。
    〈境界の人〉ティリッヒの生涯と思想を厳密に分析、立体的にその全貌を把握し、神学の新しい可能性を示唆する。
    彼が取り組んだ根本的な思想とその方法論、思想史的背景、多様な思想内容の体系化他。

    【目次】
    目次 
    序論 ティリッヒ研究の課題
    第一節 ティリッヒの自己理解とティリッヒ研究の方法
    第二節 本書の課題・方法・構成

    第一章 ティリッヒの思想発展と弁証神学
    第一節 弁証神学としてのキリスト教神学
    一 キリスト教神学と弁証神学的的動機づけ
    二 近代の宗教的状況と世俗化
    三 近代ドイツ神学と弁証神学的課題
    第二節 ティリッヒ神学の宗教社会史的コンテクスト
    第三節 弁証神学プログラム
    注 
    第二章 体系構想とその根拠
    第一節 体系構想の背景と問題点
    第二節 体系論の目的と哲学的根拠
    第三節 体系批判と体系の擁護
    第四節 神学と体系
    第五節 弁証神学における体系構想の問題
    一 シュライエルマッハー
    二 トレルチ
    三 シュライエルマッハー、トレルチからティリッヒへ
    第六節 体系構想―まとめ―
    第七節 ティリッヒの体系論の独自性と意義

    第三章 弁証神学と相関モデル
    第一節 ティリッヒ諸体系の研究の視点
    第二節 モデルI(形式・内美モデル)と意味の形而上学
    第三節 モデルII(問い・答えモデル)と存在論的人間学
    第四節 二つのモデルの批判的検討
    第五節 一般化された相関モデル

    第四章 相関の方法と神の問題
    第一節 問題
    第二節 現代の宗教的状況
    第三節 人間存在と神の問い
    第四節 存在自体としての神と人格神 
    第五節 「神」象徴の解釈と神論
    一 ティリッヒ神学における神論の構成
    二 ティリッヒ神学における三一論解釈
    三 「神」象徴の解釈と神のモデル
    注 
    結び 「相関の方法」と宗教研究の可能性

    あとがき
    人名・事項索引
    文献表

    芦名 定道
    1956年生まれ。キリスト教学者。関西学院大学神学部教授。京都大学名誉教授。京都大学理学部卒業、京都大学文学部哲学科キリスト教学専攻卒業、同大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
    著書に、『宗教学のエッセンス 宗教・呪術・科学』『ティリッヒと現代宗教論』『ティリッヒと弁証神学の挑戦』『自然神学再考 近代世界とキリスト教』『近代日本とキリスト教思想の可能性 二つの地平が交わるところにて』など、
    訳書に、トーマス・F・トランス『科学としての神学の基礎』(共訳)パウル・ティリッヒ『平和の神学』(監訳)アリスター・マクグラス『「自然」を神学する』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ユダヤ系宗教学者・社会学者マルチン・ブーバー(1878-1965)のシオニズム思想とその後の軌跡を生涯に重ねて読み解く「ブーバー」研究の決定版です。


    【目次より】
    まえがき
    第一部 『わたくしとあなた』(一九二三)の成立過程
    第一章 シオニズム
    一 モーゼス・ヘス
    二 テオドール・ヘルツル
    三 アハド・ハーアム
    第二章 神秘主義
    一 ウィルヘルム・ディルタイ
    二 神秘主義の研究 
    第三章 ランダウアーの社会主義
    第四章 ハシディズム
    第五章 ローゼンシュトックとローゼンツヴァイクにおける創造と啓示と救済の思想
    一 問題
    二 ローゼンツヴァイクの問題意識
    三 ローゼンシュトックの『応用心理学』(一九一六)
    四 ローゼンツヴァイクの『救いの星』(一九二一)
    A-一 普遍的思惟の対象としての「神」 A-二 普遍的思惟の対象としての「世界」 A-三 普遍的思惟における「人間」 B-一 実存的対話における「神」 B-二 実存的対話における「人間と人間」 C 終末論的希望に生きる共同体
    五 ローゼンツヴァイクとブーバー
    第六章 総合の経過
    第七章 完成された内容
    一 人間と世界との関係
    二 人間と人間との関係
    三 人間と神との関係
    第二部 神と人間との間の霊的現実――一九二四~三八における思想の深化
    第一章 新たなる展開の基本方向(一九二四~三〇)
    第二章 ナチズムによるユダヤ人迫害(一九三三~三八)
    第三章 迫害の中での信仰告白
    第四章 迫害の中での成人教育活動
    第三部 ブーバーにおけるイスラエルの信仰

    第一章 モーセ
    第二章 ヨシュア デボラ サムエル
    第三章 アモス
    第四章 ホセア
    第五章 第一イザヤ
    第六章 エレミヤ
    第七章 ヨブ記と詩篇七三
    第八章 第二イザヤ
    結論
    第四部 理想のシオンと現実のイスラエル――一九三八~六五におけるブーバーの生活状況
    第五部 哲学的人間学の基礎づけ

    第一章 基本構想
    第二章 「間」の構想
    第三章 「神の僕」の信仰
    参考文献

    小林 政吉
    1923年生まれ。宗教学者。東北大学名誉教授。東北大学法文学部文科(教育学専攻)卒業。文学博士。
    著書に『宗教改革の教育史的意義』『西ドイツの諸大学における一般教育』『教養と実存と愛 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『キリスト教的実存主義の系譜 ハーマンからエーブナーまでの問題史的研究』『ブーバー研究 思想の成立過程と情熱』『人間教育の地平を求めて』『人間教育の深い層 古典としての聖書に学ぶ』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書描くのは、最新の研究成果をもとに書き下ろされた新しいマイスター・エックハルト像である。
    20世紀末から21世紀の初頭にかけて、エックハルト研究は劇的に変化した。それは全集がほぼ完結したことを受けて、文献学的に信頼できるテクストの精読と、社会史的な視点からのドイツ神秘思想の定位が可能になったからである。
    神秘家の思想形成に大きな役割を担ったエルフト時代についての本書での考察は、修道院長であり、思索家であった初期活動をあますところなく明らかにし、また最も活動的であったシュトラスブルク時代の教会史的考察は、彼を晩年襲った異端疑惑の真相を明らかにした。
    さらに、パリ大学でのアリストテレスをめぐる議論や、ケルン高等神学院でのアルベルトゥス主義が神秘思想と綾なすスリリングなコラボレーションは、中世思想の醍醐味を感じさせる。

    【目次より】
    目次
    第一章 序論 研究のための予備考察
    一 エックハルト研究の四つのパラダイム
    二 ドイツ神秘思想と言語
    三 神秘的言語
    第二章 故郷タムバッハとエルフルト――就学地ケルンとパリ
    一 エックハルトの故郷
    二 大学と托鉢
    三 ハインリヒ・ゾイゼの幻想神学校
    四 マイスター・エックハルトの修行時代
    第三章 エルフルトにおける修道院長時代
    一 都市エルフルトとマインツ大司教座
    二 テューリンゲンのドミニコ会
    三 『教導講話』成立の背
    四 修道院長エックハルト
    五 教育者エックハルト
    六 聖餐論争
    七 『教導講話』
    八 エルフルトのベギン
    九 行いと存在
    一〇 離脱とハビトゥス
    第四章 パリ大学教授時代
    一 第一回パリ教授時代
    二 『第一討論』
    三 サクソニア管区長時代
    四 第二回パリ教授時代
    第五章 シュトラースブルク 神秘思想家の誕生
    一 シュトラースブルクのドミニコ会
    二 シュトラースブルクのベギン
    三 開かれた説教
    第六章 ケルン高等神学院院長時代
    一 告発前夜
    二 ケルンでの審理
    第七章 アヴィニョン――異端者
    一 異端者宣告勅書『主の耕地にて』
    第八章 エックハルト以後
    一 ケルンのエックハルト信奉者
    二 エルフルトのエックハルト信奉者

    年譜(エックハルトの生涯/関連事項)
    あとがき
    資料出典
    文献目録
    索引(人名/用語)


    香田 芳樹
    1959年生まれ。ドイツ文学者、慶應義塾大学教授。信州大学人文学部ドイツ文学科卒業、金沢大学文学研究科修士課程ドイツ文学専攻修了、広島大学文学研究科博士課程ドイツ語学文学専攻修了。文学博士(広島大学)、Ph.D.(スイス・フライブルク大学)。
    著書に、『魂深き人びと』『マイスター・エックハルト 生涯と著作』
    訳書に、マクデブルクのメヒティルト著『神性の流れる光(ドイツ神秘主義叢書1)』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ブーバー(1878~1965)は、ユダヤ系の宗教哲学者、社会学者である。ユダヤ教の教義に則った、対話によって世界が拓けていくという「対話の哲学」を説いた。本書は、ブーバーの生涯とその思想をまとめたブーバーの格好の入門書である。

    【目次より】
    第一部 ブーバー 人と思想
    はじめに
    I 生涯 狭い尾根の道
    一 時代的背景
    二 少年時代
    三 哲学的懐疑
    四 大学時代前後
    五 フランクフルト時代
    六 エルサレム時代
    七 使命
    II ハシディズム ブーバーの思想的源泉
    一 「ハシディズム」への道
    二 「ハシディズム」の由来
    三 「カッバーラー」との関係
    四 「ハシディズム」の特質
    五 「ハシディズム」と禅
    III われとなんじ 対話の世界
    一 対話的思惟の形成
    二 根源語
    三 人格の問題
    四 「われ - なんじ」
    五 「われ - それ」
    六 「われ - 永遠のなんじ」
    IV ユートピアの道 宗教と社会
    一 社会的関心
    二 政治的原理と社会的原理
    三 ユートピア社会主義
    四 キブツ
    V 神の蝕 宗教と文化
    一 文化の問題
    二 宗教と現代的思惟
    三 悪の様相
    四 哲学・倫理
    五 教育・精神療法
    六 芸術
    VI 信仰の二形態 ユダヤ教とキリスト教
    一 聖書研究
    二 預言者の信仰
    三 イエスとパウロ
    四 キリスト教との対話
    むすび
    第二部 ブーバーの精神的背景
    I ブーバーとユダヤ精神
    II ブーバーとハシディズム
    III ブーバーと東洋精神
    IV 日本思想とブーバー
    付I ユダヤ教におけるメシア理念
    付II ボンヘッファー(解説)
    略年譜
    著書・研究書
    あとがき

    平石 善司
    1912~2006年。哲学研究者。同志社大学名誉教授。 同志社大学文学部神学科卒業、広島文理科大学哲学科卒業。広島大学文学博士。
    著書に、『ブーバー』『マルチン・ブーバー 人と思想』『フィロン研究』『キリスト教を学ぶ人のために』(共編)『ブーバーを学ぶ人のために』(共編)など、
    訳書に、『ハシディズム ブーバー著作集 3』 『共に生きること 抵抗と服従-獄中書簡(抄)(ボンヘッファー 現代キリスト教思想叢書 6)』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    哲学者・宗教学者ならではの視点から、ヨーロッパのイギリス、ノルウェー、スエーデン、デンマーク、スイス、オーストリア、ドイツ、イタリア、ギリシャ、トルコ、ソヴィエトの各国をめぐり、思索し、名文で綴る。

    【目次より】
    目次
    旅立ち 序にかえて
    イギリスにて シベリヤの広野を越えて
    ロンドンの街角で
    マルクスの墓とキューガーデン
    オックスフォード大学とシェークスピアの生地
    ワーズワースと湖畔地方
    エジンバラ城
    シェリフ夫人の高山植物園
    エジンバラからニューカッスル港へ
    北欧にて
    ベルゲンの町とフヨルド(ノールウェー)
    ヨーテボリの日本庭園(スエーテン)
    デンマークにて
    キェルケゴールの墓を訪ねて
    コペンハーゲンの風物
    アンデルセンの故郷
    ジュットランドの丘 キェルケゴールの父の故郷
    西ドイツにて
    シュトルムの故郷フーズムからハンブルグへ
    アムステルダムからデルフトへ(オランダ)
    デュッセルドルフ、ケルンからライン河畔へ
    ハイデルベルグの哲学者の道
    ス イス、オーストリアにて
    ハンス・ホルバインの「墓の中のキリスト」(スイス)
    スイスの山々
    チロルの谷(オーストリア)
    ザルツブルクのモーツァルトの生家
    ウィーンの宮殿と森
    ウィーンの音楽家の墓地
    イタリアにて
    ヴェニスのゴンドラ
    フィレンツェのドゥオーモ
    フィレンツェの美術館
    アッシジのフランシスの聖堂
    ローマの聖ペテロ教会
    古代ローマの遺跡
    ローマからナポリへ、そしてソレントの夜
    ポンペイからアドリア海岸へ
    ギリシャ、トルコにて
    オリンピアからスパルタへ(ギリシャ)
    ミュケナイの遺跡に立つ
    アテネのアクロポリスの丘
    アルフォイの神殿とオリンポスの山
    デルフォイの神殿とオリンポスの山々
    ピリピの遺跡
    古都イスタンブール(トルコ)
    ソヴィエットにて
    林の中のトルストイの墓
    レニングラードの史跡
    ドストイエフスキイの墓の前で
    モスクワ風景
    トルストイ、ドストイエフスキイの記念館
    帰国
    あとがき

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    ルターの二世界統治説は救済論と救済史観により構築されているという独自の見解を提出し、両者の構造的連関を明らかにした労作。

    【目次】
    凡例
    緒言
    第一部 序説――二〇世紀初頭以降の当該問題の研究史
    第一章 一九三三年以前
    第二章 ナチズムの時代
    第三章 第二次世界大戦後
    第二部 二世界統治説
    序章 研究課題と方法論的反省
    第一章 二世界統治説の展開史的考察
    一 展開史的考察のための条件
    a 発想
    b 考察の視点
    二 二世界統治説の成立に至るまでのルター的対の展開と二つの統治・国
    a 諸聖書注釈を資料にして
    b 諸討論を資料にして
    c 諸文書を資料にして
    d 諸説教を資料にして
    第二章 二世界統治説の展開
    一 農民戦争期とその前後
    二 後期ルター
    第三章 ルター神学における二世界統治説の位置
    一 教会論との関連
    二 公権力と反抗権の理解
    第三部 ルターの二世界統治説の歴史的位置
    第一章 中世の二権説、特に教皇絶対権への批判
    第二章 熱狂主義批判
    一 ミュンツァー
    二 カールシュタット
    後記 
    人名索引
    参考文献

    倉松 功
    1928~2020年。神学者・キリスト教学者。東北学院大学名誉教授日本基督教神学専門学校卒業、ハイデルベルク大学神学部修了。文学博士(広島大学)。
    著書に、『ルターと現代』『ルターにおける改革と形成』『ルター、ミュンツァー、カールシュタット その生涯と神学思想の比較』『ルター神学とその社会教説の基礎構造 二世界統治説の研究』『宗教改革、教育、キリスト教学校』『ルターとバルト』『キリスト教信仰概説 「日本キリスト教団信仰告白」解説』『ルター神学の再検討』『私学としてのキリスト教大学 教育の祝福と改革』『自由に生きる愛を生きる 若い人たちに贈る小説教集』など、
    訳書に、『たとい我死の蔭の谷を歩むとも ボンヘッファーの手紙』キェルケゴール『神への思い 祈りと断章』バックハウス『現代の神学 シュライエルマッヘルから世界教会運動まで』『ボンヘッファー選集 第5 抵抗と信従』(共訳)R.M.グラント『聖書解釈の歴史』(共訳) B.A.ゲリッシュ『恩寵と理性 ルター神学の研究』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書は東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位527~565)頃に活躍した、ビザンティンの宗教詩人・メロディスト、ローマノスがギリシア語で著わした賛歌(Ρωμανο^υ το^υ Μελωδο^υ υμνι)の翻訳である。東方ビザンティン教会の朝課で歌われた、韻律的説教詩から50篇を訳出。本邦初訳。

    【目次】
    第一部 旧約のエピソードの賛歌
    一 アダムとエバの賛歌
    ニ ノアの賛歌
    三 アプラハムの犠牲の贅歌
    四 イササクに祝福されたヤコプの賛歌
    五 ヨセフの賛歌(一) 兄たちに売られたヨセフ
    六 ヨセフの誘惑の賛歌(ヨセフの賛歌〔ニ))
    七 預言者エリヤの賛歌
    八 炉の中の三人の少年たちの賛歌
    八付 〔預言者ヨナと〕ニネベの〔回心の〕賛歌
    第二部 新約のエピソードの賛歌
    第一章 キリストの幼年時代
    九 お告げの賛歌
    一〇~一三  〔キリスト〕誕生の賛歌(一)~(四) 誕生の詩句
    一四 〔主の〕奉献の賛歌
    一五 聖幼児〔虐殺〕とエジプトヘの逃亡の賛歌
    第二章 キリストの聖役
    一六 公現の賛歌(一) イエスの洗礼
    一七 公現の賛歌(一) アダムと洗礼者ヨハネ
    一八 カナの婚礼の賛歌
    一九 サマリアの女の賛歌
    二〇 らい病患者の治癒の賛歌
    二一 罪深い女の賛歌
    二二 悪魔に取りつかれた〔ゲラサの〕男の賛歌
    二三 出血症の女の〔回復の〕賛歌
    二四 パンの増加の賛歌
    二五 生まれつきの盲人の賛歌
    二六~二七 ラザロの復活の賛歌(一)~(ニ)
    二七付 賛歌「〔キリストは〕皆にお与えになる」の詩節
    二八~二九 放蕩息子の賛歌(一)~(二)
    三〇 金持ちとラザロの賛歌
    三一 十人のおとめの〔たとえの〕賛歌
    第三章 枝の主日から復活まで
    三二 枝の主日の賛歌
    三三 ユダの〔裏切りの〕賛歌
    三四 聖ペトロの否認の賛歌
    三五 十字架のもとの〔母〕マリアの賛歌
    三六 御受難の賛歌
    三七 陰府の諸勢力の賛歌
    三八 十字架の勝利の賛歌
    三九 十字架礼拝の賛歌
    四〇 イエスの復活の賛歌(一)香油を持参した婦人
    四一~四五 イエスの復活の賛歌(ニ)~(六)
    第四章 復活〔後〕から最後の審判まで
    四六 トマスの疑い深さの賛歌
    四七 使徒たちの伝道の賛歌
    四八 昇天の賛歌
    第三部 教会生活を取り扱った賛歌
    四九 聖霊降臨の賛歌
    五〇 最後の審判の賛歌
    解説


    ローマノス・メロードス
    東ローマ皇帝ユスティニアヌス大帝(在位五二七―五六五)頃に活躍した、ビザンティンのメロディスト。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    魔術的、社会的、神秘的な存在としての予言者とそれを取り巻く運動を、古くはエジプトまで遡り、体系的にその性質を解明する力作。

    【目次】
    序論
    第一部 聖書外の予言者運動
    第一章 地理的分布
    一 エジプト
    二 メソポタミア
    三 フェニキア
    四 イラン
    五 ギリシア
    第二章 諸類型
    一 魔術的類型
    二 社会的類型
    三 神秘的類型 
    四 終末論的類型
    第三章 時間の展望
    一 儀式的時間
    二 循環的時間
    三 神秘的時間
    第二部 予言のへブル的枠
    第一章 神的なものと人間的なものとの聖書的対話
    一 霊<ルーアッハ>
    二 言葉<ダーバール>
    第二章 時間の中における対話、契約・『ベリート』
    一 契約の時間
    二 契約と神話
     1 <創造>
     2 <洪水>
     3 <バベルの塔>
    三 契約と儀式
    第三章 社会の中における対話、律法・『トーラー』
    一 契約の共同体
    二 <トーラー>。聖、義、愛
     1 聖
     2 義
     3 愛
    三 レビ制
    第三部 体験された予言
    第一章 歴史における予言
    一 アブラハムとモーセ
    二 初めの予言者たち
     1 デボラ
     2 ギデオン
     3 エフタ
     4 ナービー主義
    三 記述予言者たち
     1 アモス
     2 ホアセ
     3 イザヤ
     4 エレミヤ、エゼキエル
     5 最後の予言者たち
    第二章 予言者的思想
    一 婚姻の象徴
    二 予言者的歴史と循環
    三 予言者的歴史と神秘
    四 <ヘセド>
    五 <ノア主義>
    第三章 予言者的実存
    一 躓き
     1 予言と王制
     2 予言と祭司制
     3 予言と知恵
    二 隷属
     1 変身
     2 重荷
     3  闇夜における歩み
    三 意義
     1 意味づけられた幻
     2 予言者の祈り
     3 光における歩み
    あとがき


    ネエル,アンドレ
    1914~1988年。フランスの哲学者。ストラスブール大学教授。
    代表著作に、『聖書の沈黙』『ショアと偉大な世界の悲劇の後の神の沈黙』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    愛とは? 幸福とは? 死とは? 自然とは? 芸術とは? 文学の主題となる哲学的テーマを、芭蕉、漱石から大江健三郎を通して読む。

    【目次より】
    愛について
    一 愛の可能性
    二 愛する苦悩、愛しえぬ苦悩
    三 罪と蘇生
    青春におけるデカダンスとモラル
    一 モラルからデカダンスへ
    二 倫理意識と人問失格
    三 虚無との対決
    四 懐疑と信仰
    恋愛と幸福と倫理
    一 恋愛と幸福
    二 恋愛と倫理の形成
    三 恋愛と性の問題
    四 愛情の持続と倫理
    文学における愛の諸相
    一 愛の喪失と性 大江健三郎『われらの時代』
    二 性による霊肉合一への試み ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
    三 疑似宗教的生と性の純化 三島由紀夫『憂国』
    四 芸術に支えられた純愛 高村光太郎『智恵子抄』
    五 愛の至福 良寛と貞心尼
    自然讃歌
    一 自然との対話
    二 自然と童心
    三 自然のなかの良寛
    いのちの泉・読書
    一 読書の楽しみ
    二 人間の成長と読書
    三 短歌の伝統と教養
    四 読書による邂逅
    死について
    一 死について
    二 死と詩魂
    三 神の創造の極致・人間
    四 漱石の自然への道
    五 俳聖芭蕉
    六 桃の花と霊雲の開悟
    戦後派作家の愛の理解の変遷 椎名麟三から大江健三郎まで
    一 敗戦への歩み
    二 第一次戦後旅文学 椎名、武田、野問
    三 第二次戦後脈文学 石原、三島
    四 第三次戦後派文学 大江健三郎
    人に会う自己に会う
    一 川本臥風
    二 田辺 元
    三 唐木順三
    四 橋本 鑑
    五 亀井勝一郎
    六 西谷啓治
    あとがきに代えて(佐々木 徹)

    久山 康
    1915~1994年。哲学者、宗教学者。関西学院大学元院長、同名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。
    著書に、『自然と人生』『現代人と宗教』『近代日本の文学と宗教』『落暉にむかいて』『文学における生と死』『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』『人間を見る経験』『ヨーロッパ心の旅』『人に会う自己に会う』など、
    訳書に、キェルケゴール『愛は多くの罪を掩ふ』キエルケゴール『野の百合・空の鳥』『キエルケゴールの日記』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀を代表する社会学者のウェーバーによる、儒教と道教をめぐる考察。都市、王、神と社会の関係について考察した興味深い一冊。

    【目次】 
    凡例
    第一章 社会学的基礎――その一 都市、君侯、および神
    一 貨幣制度
    二 都市とギルド
    三 近東との比較からみた君侯の行政と神の観念
    四 中央君主のカリスマ的司祭的地位
    第二章 社会学的基礎――その二 封建的国家と俸禄的国家
    一 レーエン制の世襲カリスマ的性格
    二 官僚制統一国家の復興
    三 中央政府と地方官吏
    四 公共の負担――徭役国家と租税国家
    五 官吏階級の徴税の一括化
    第三章 社会学的基礎――その三 行政と農業制度
    一 封建制度と財政制度
    二 軍隊制度と王安石の改革の試み
    三 国庫的農民保護と、農業に対するその成果
    第四章 社会学的基礎――その四 自治、法律、および資本主義
    一 資本主義的依存関係の欠如
    二 氏族組織
    三 村落の自治
    四 経済関係の氏族的拘束
    五 法の家産性的構造
    第五章 読書人身分
    一 中国的ヒューマニズムの儀礼偏重主義的、行政技術傾向的性格。平和主義への転化
    二 孔子
    三 試験制度の発展
    四 社会学的な教育類型のうちにおける儒教的教育の地位
    五 読書人階級の身分的性格。封建的名誉と学生的名誉
    六 君子理想
    七 官吏の威信
    八 経済政策的見解
    九 読書人階級の政敵、スルタン制と宦官
    第六章 儒教的生活指針
    一 官僚制と教権制
    二 自然法と形式的法論理との欠如
    三 自然科学的思惟の欠如
    四 儒教の本質 
    五 形而上学の無いことと儒教の内現世的性格
    六 『礼節』の中央概念
    七 恭順の念(孝)
    八 経済心情と、専門家精神の拒否
    九 君子理想
    十 古典の意味
    十一 正統説の史的展開
    十二 初期の儒教の悲壮
    十三 儒教の平和主義的傾向
    第七章 正統と異端(道教)
    一 中国における教義と儀礼
    二 隠逸と老子
    三 道と神秘主義
    四 神秘主義の実際的帰結
    五 正統と異端との学派対立
    六 道教的長寿法
    七 道教の教権制
    八 中国における仏教の一般的地位
    九 呪術の合理的体系化
    十 道教の倫理
    十一 中国の正統的および異端的倫理の伝統主義的性格
    十二 中国における宗派と異端迫害
    十三 太平[天国]の乱
    十四 発展の結果
    第八章 結論――儒教とピューリタニズム
    世界宗教の経済倫理 序言
    あとがき

    ウェーバー、M
    1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    64年のローマ大火の犯人として多くのキリスト教徒が処刑された。またかの皇帝ネロもキリスト教徒(ユダヤ教徒もふくめ)を迫害した。当時、新興宗教であったキリスト教はいかにして、ローマ帝国に根付いたのかの歴史を探る。

    【目次】 

    第一章 原始キリスト教の一考察
    第二章 初期キリスト教とローマ帝国との出会い
    第三章 ローマ帝国のキリスト教弾圧の理由――皇帝崇拝の否定――
    第四章 キリスト教迫害と護教運動
    第五章 二世紀におけるキリスト教の内的整備とその背景
    第六章 コンスタンティン革命
    索引


    井上 智勇
    1906~1984年。西洋史学者、浄土真宗の僧侶。京都大学名誉教授。京都帝国大学卒。文学博士。専門は、西洋古代史。
    著書に、『プラトンの国家論』『西洋史概説 第1 (地中海世界史)』『新制高校西洋史』『ヨーロッパ成立期の研究』『ローマ経済史研究』『京大西洋史 10 近代西洋文化』『新書西洋史 第2 古典古代』『対話近代精神と宗教』『地中海世界史』『親鸞とわが生活』『わが大学生活五十年』共編著『京大西洋史 1 西洋の起原』(共著)『高校世界史』(共著)『西洋史辞典』(共編)『新講世界史』(編)『世界史の完全研究 事項解説・テーマ学習』(共編著)『現代人と真宗』(共著) 『中学社会 歴史的分野 研究と資料』(共著)など、
    訳書に、ブランデンブルク『世界史の成立』ヨゼフ・サルヴィオリ『古代資本主義 ローマ経済史に関する研究』(共訳)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    神とは何か? 哲学、現代思想、スコラ学、近代経験主義、神秘主義、人間中心主義、形而上学などのさまざまな視点から、検討する。

    【目次より】
    「長崎純心レクチャーズ」について  片岡千鶴子
    まえがき
    第一日 経験と神
    はじめに 神は「問題」となりうるか
    哲学と神
    現代思想と神
    「反哲学」
    「少数派」の見解?
    「経験」と「存在」
    神を問題とすることへの異論
    「神について考える暇はない」
    スコラ学的「討論」
    異論
    「反対異論」
    「神の死」
    「神の死」は自明のことであるか
    哲学と神学の分離?
    「神の死」をひきおこしたもの
    近代は人間を解放したのか?
    「経験」の意味
    「存在」の意味
    経験と「経験主義」
    経験の「経験的」理解
    「開かれた」経験
    質疑応答
    第二日 神と存在
    「存在」の捉えにくさ
    経験は神の探求を排除しない
    神の探求と存在論
    「否定神学」
    「神秘主義」
    「不可知」と「測り尽くしえない」
    「人間中心主義」
    「存在」をめぐる通念的理解
    「存在忘却」
    「存在」にたいする問い
    「存在」への問いと「人間的」思考
    「西洋的」思考?
    人間の認識における「神的」要素
    神的創造の視点
    形而上学と偶像礼拝
    「存在の類比」の問題
    「存在」と「愛」 ペルソナの存在論
    質疑応答
    第三日 理性と信仰
    はじめに 理性と信仰の問題
    自由 真理 信仰
    「哲学者の神」
    パスカルと「哲学者の神」
    デカルトと「哲学者の神」
    パスカルにおける理性と信仰
    理性と信仰 総合の試みとその破綻
    トマスにおける理性と信仰の総合
    「学」としての神学の問題
    「存在」の神と「愛」の神
    『神学大全』の構造
    近代における理性と信仰との分離
    回勅「信仰と理性」
    神を「問題」にすることは可能か
    神を「問題」にすることは人間にとってふさわしいことか
    「神のかたどり」としての人間
    質疑応答
    資料
    第一日
    第二日
    第三日

    あとがき


    稲垣 良典
    1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    存在するとはいかなることか? 正義、幸福、愛、死、人間存在を徹底的に問い直した哲学的な考察。

    【目次】
    はしがき
    1 哲学と人間存在
    2 「ないものから何ものも生じない」
    3 フェシスとノモス
    4 人間は万物の尺度か
    5 「汝自らを知れ」
    6 正義の本質
    7 正義と幸福
    8 死後への希望とその根拠
    9 愛に関する最古の哲学
    10 プラトンのエロス論と『パイドロス』の主題
    11 「学ぶ」ことの可能根拠
    12 哲学の使命
    あとがき
    文献目録

    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    心とは何か? 機能主義、経験主義、超越性、プラグマティズム、大脳生理学など、「心」をさまざまな角度から、検証する画期的な書。真理、経験、霊魂、超越的経験、実在、意識、宗教、神秘、偶然などなど。われわれの「心」の不思議に迫る。

    【目次】

    第一部 「思考の流れ」の成立から「純粋経験」へ
    第一章 意識と物質の存在論
    第二章 心粒子と「思考の流れ」
    第三章 純粋経験の特徴と問えない領域
    第二部 「経験」と心の形而上学的諸問題
    第一章 自我の内なる視線と意識流
    第二章 機能主義と意識、自我 プラグマティズムの視線
    第三章 機能から経験の実在論へ
    第四章 内的特性の位置
    第五章 「新しさ」の形而上学
    第六章 「この私」はなぜ存在するに到ったか
    第七章 「私」枠と存在の「神秘」 経験への回帰によるその「解決」
    第八章 「この私」の唯一性とその消去
    第三部 超越的経験と心の形而上学的諸問題
    第一章 超越的経験とその理解
    第二章 心の存在と真理概念
    第三章 心と霊魂 意識の辺縁から心霊研究へ
    第四章 純粋経験と空の経験
    第五章 虚無の根拠の無効化 純粋経験への途上にある具体的条件
    第六章 純粋経験と空の理解

    冲永 宜司
    1969年生まれ。哲学者。帝京大学教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は、哲学、宗教哲学。
    著書に、『無と宗教経験』『始原と根拠の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「神の創造したこの世に何故『悪』が存在するのか?」古今東西の文学者、宗教家、哲学者たちは、この難問の解明に挑み続けてきた。本書は、真と善を存在の普遍的な属性と見なし、理性的絶対者が万物の究極的根源であると考える形而上学の立場から、人間の経験の枠を越える決定的な悪の可能性とその存在理由を深く考察し、悪の根本的解決の核心に鋭く迫る問題作。

    【目次より】
    第二版に際して
    はしがき
    序論
    第一部 予備的考察
    一章 問題提起
    二章 一般的な疑問
    一 哲学的検討の正当性
    二 エピクロスのジレンマ
    三 神と人間の道徳律
    四 積極的な理解の探求
    五 神の全能について
    六 ありうべき最善の世界
    三章 悪の本質と存在理由についての予備的考察 人工的なものの場合
    第二部 生物の諸種の悪とその存在理由
    四章 動植物の自然的悪
    五章 人間の被る自然的悪
    六章 他人の不正による不必要な悪
    第三部 罪悪とその存在理由
    七章 罪悪の本質
    八章 罪悪の存在理由
    九章 決定的悪の可能性
    十章 決定的悪の存在理由
    むすび
    付録一 戦争という悪について
    付録二 決定的悪の解釈と人間観の根本的相違
    文献目録


    ペレス、フランシスコ
    1922年生まれ。上智大学名誉教授。神学者。
    著書に、『存在への問い 哲学の原点に根ざして』『存在の理解を求めて 形而上学入門『中世の社会思想』『人間の真の姿を求めて 存在をめぐる対話の断片』『悪の形而上学』などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    明治中期以後の日本の宗教哲学の歩みを、代表的な思想家の著作を通して明らかにし、宗教哲学という学問が、わが国においていかに成立し、展開したかをたどり、現代の日本における多様な宗教現象を検証する。

    【目次より】
    はしがき
    序説 宗教哲学の立場
    第一章 宗教哲学の成立
    第二章 西田幾多郎の宗教哲学
    第三章 波多野精一の宗教哲学
    第四章 実証的研究の成立と展開
    第五章 田辺元の宗教哲学
    第六章 西谷啓治の宗教哲学
    第七章 回顧と展望 宗教哲学の課題
    宗教研究関係著作年表
    あとがき


    石田 慶和
    1928年生まれ。哲学者、宗教学者。龍谷大学名誉教授。初代仁愛大学学長。京都大学文学部哲学科宗教学専攻卒業、同大学院哲学学科修了。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、親鸞の思想。
    著書に、『親鸞法語私釈 現代の真宗6』『涅槃経に聞く』『親鸞の思想』『宗教と科学・ニヒリズム』『親鸞「教行信証」を読む』『親鸞聖人と現代』『生きることの意味 ― 現代の人間と宗教』『日本の宗教哲学』『浄土の慈悲』『歎異抄講話』『これからの浄土真宗』『教行信証の思想』などがある。

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