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『歴史、NHK出版(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全91件

  • そういえば、あの本のこと、なんにも知らずに生きてきた。

    一度は読みたいと思いながらも手に取らなかったり、途中で挫折してしまったりした古今東西の「名著」を25分間×4回=100分で読み解きます。各界の第一線で活躍する講師がわかりやすく解説。年譜や図版、脚注なども掲載し、奥深くて深遠な「名著の世界」をひもときます。

    ■ご注意ください■
    ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。

    ■今月のテーマ
    小説として描かれた、司馬遼太郎の「家康論」

    戦国時代を最後に制し、260年に及ぶ江戸時代の礎を築いた徳川家康に、作家・司馬遼太郎が真っ向から取り組んだ小説『覇王の家』。鋭い人物観察と歴史への洞察力から浮かび上がる「知られざる家康」像を読みとき、また司馬がいかに歴史と切り結んだのか、その視点と方法に改めて光を当てる。

    ■講師:安部龍太郎
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「3か月でマスターする」シリーズのコンセプトは、“憧れのテーマやスキルを3か月で学ぶ!”。

    ■ご注意ください■
    ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。

    ■今月のテーマ
    東西ユーラシアを統合するモンゴル帝国が動き出す

    『3か月でマスターする世界史』5月号のテーマは「モンゴルが変えた世界」。モンゴル前夜から、モンゴル帝国の興亡、モンゴル帝国なき後、大航海時代が到来するまでを紹介。アジアに軸足をおいた世界史を知ることで、今世界で起きていることの深層が見えてくる!

    ■講師:岡本隆司/古松崇志/宮 紀子
  • ヒトは働かずにはいられない!

    ヨーロッパ中心の労働史観に風穴を開ける、人類始まって以来の労働の世界史。
    すべての時代において、常に家庭が仕事の基盤にあった。家事労働に始まる仕事の歴史は小さなコミュニティから大きなコミュニティへと社会的な労働へと発展した。私たちにとって仕事とは何か、仕事に見出す人生の意味、協力する喜び、そして公平性への希求は、狩猟採集時代から私たちのDNAに組み込まれている。
    私たちが仕事から解放されるユートピアは、ほんとうに私たちを幸せにするのか? これからの働き方を考えるための必読書。

    【内容】
    序章
    第1部 人間と仕事~70万年前から1万2000年前まで
     第1章~第3章
    第2部 農業と分業~紀元前1万年から紀元前5000年まで
     第4章~第7章
    第3部 新しい労働関係の出現~紀元前5000年から紀元前500年まで
     第8章~第10章
    第4部 市場に向けての仕事~紀元前500年から紀元後1500年まで
     第11章~第15章
    第5部 労働関係のグローバル化~西暦1500年から1800年まで
     第16章~第17章
  • これからの働き方を創造する!

    ヨーロッパ中心の労働史観に風穴を開ける、人類始まって以来の労働の世界史。
    私たちにとって仕事とは何か、仕事に見出す人生の意味、協力する喜び、そして公平性への希求は、狩猟採集時代から私たちのDNAに組み込まれている。
    下巻では世界各地で発達したそれぞれの「仕事のあり方」が、経済のグローバル化の発展と共に収斂していく流れを現代まで追うとともに、これからの働き方を考える。

    【内容】
    第5部 労働関係のグローバル化~西暦1500年から1800年まで
     第18章~第19章
    第6部 労働関係の収斂~西暦1800年以降
     第20章~第24章
    第7部 変わりゆく仕事の意義~現代
     第25章~第27章
    終章 今後の展望
  • 直木賞作家が8人の戦国武将をプロファイリング!

    「歴史に触れて疑問を抱く。そして自分なりに推察する。仮に物証はなくとも、行動パターン、過去の経歴、身体的特徴、さまざまなものから人物像の輪郭を限りなく鮮明にしていく。いわば、それは歴史上の人物のプロファイリングである。私は小説を書く過程において意識して、あるいは無意識でも必ずしている」

    三英傑(信長、秀吉、家康)から、著作『じんかん』の主人公・松永久秀や『八本目の槍』の石田三成まで、8人の英雄たちの素顔が浮かび上がる。
    彼らは何を目指し、何に賭け、何に心動かされたのか――今村流推察で解き明かす。

    【内容】
    第1章 織田信長――合理精神の権化
    第2章 豊臣秀吉――陽キャの陰
    第3章 徳川家康――絶えざる変化の人
    第4章 武田信玄――厳しい条件をいかに生きるか
    第5章 上杉謙信――軍神の栄光と心痛
    第6章 伊達政宗――成熟への歩み
    第7章 松永久秀――なぜ梟雄とされてきたか
    第8章 石田三成――義を貫く生き方
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    「3か月でマスターする」シリーズのコンセプトは、“憧れのテーマやスキルを3か月で学ぶ!”。

    ■ご注意ください■
    ※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。

    ■今月のテーマ
    教科書で習った歴史を捉え直す! ユーラシア大陸からひも解く世界史

    シリーズ第1弾(4~6月)のテーマは「世界史」。4月号では西アジアを中心に、その歴史を追う。「オリエント」を主題とし、古代文明、シルクロード、イスラーム世界の誕生と拡大などについて解説する。「西洋中心主義とは?」「キリスト教の発祥はヨーロッパ?」「文明誕生の条件は、大河だけではない?」など、私たちが学校教育のなかで身につけた歴史認識に一石を投じる世界史講座。

    ■講師:岡本隆司/井上文則/守川知子
  • 現代まで引き継がれる一元的支配――その原点は秦王政の「キングダム」にあった。

    今の中国の一元的支配の根源は何か? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズの第5弾! 初めて統一されて以降、二千年以上にわたって広大なエリアを保持し続けてきた「中国」。なぜいくたびも王朝交替を繰り返しながら、一元的支配体制は引き継がれてきたのか? 「辺境の蛮国」と見なされていた秦に現れた、希代の権力者の理想にその原点を見る。

    【内容】
    第1章 秦王政はいかにして中華統一を成し遂げたのか?
    第2章 後進国の秦がなぜ最先端の社会体制を作り出せたのか?
    第3章 始皇帝の理想は中華統一の達成であり、統一の維持ではなかった!?
    第4章 その後の中国大陸で二千年にわたって影響を与えた「国家モデル」の完成へ
  • 平安中期は「女の時代」だ!

    紫式部をはじめとする平安期の女性は、なぜ歴史的な文学作品をのこすことができたのか? 栄華極まり陰謀うごめく貴族社会で、女性たちは何を考え、どのように暮らしていたのか? 歴史の表舞台には立たない女性にも光を当て、彼女たちの結婚・出産・仕事・教養・老後などを通じて、平安時代のリアルを解き明かす。この一冊で、大河ドラマ「光る君へ」の時代背景がよくわかる!

    *電子書籍版には一部収録していない資料写真がございます。あらかじめご了承ください。
  • 1,650(税込)
    作:
    古沢良太
    ノベライズ:
    木俣冬
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    家康はいよいよ天下人に。「関ヶ原の戦い」そして「大坂冬の陣・夏の陣」の決断と苦悩

    松本潤主演、大河ドラマ「どうする家康」。脚本を基にストーリーやセリフを小説化したノベライズ最終巻。豊臣秀吉の天下統一後、家康に臣従する家康は関東へ移封となり、江戸の町づくりを進める。平安の世が訪れたかに思われたが、秀吉の死後、五大老五奉行の中で思惑が入り乱れ、ふたたび戦乱の兆しが。石田三成との対立が深まり、天下分け目の「関ヶ原の戦い」では各地の大名を巻き込み、西軍・東軍の大激突となる。決戦を巡り家康のとった決断とは。そしてついに起こった「大坂冬の陣・夏の陣」での家康の苦悩とは。瀬名と交わした平和の世は果たして実現できるのか!
  • バビロニアに強制移住された半世紀――彼らはそこで「神」と「聖書」を生み出した

    世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズの第4弾! 世界中で長い期間にわたって迫害されたユダヤ人。なぜ彼らは迫害されたのか? そして彼らはいつから存在し、なぜ世界の各地に散らばって生活していたのか? さらには迫害のなかで、どのようにして自分たちのアイデンティティを保つことができたのか? 紀元前の中東で半世紀以上にわたって拘束された「バビロニア捕囚」をキーワードに、知っているようで実は知らない「ユダヤ人」の成り立ちを見る。
  • 「驕れる道長」は虚像?

    歴史の主役としては光の当たらない平安貴族。
    だが、武士が台頭し不安定化する世情にあって、彼らは国のために周到に立ち回り、腐心しながら朝廷を支えていた。
    NHK大河ドラマ「光る君へ」の時代考証も務める著者が、知られざる平安貴族の実像を、
    藤原道長『御堂関白記』、藤原行成『権記』、藤原実資『小右記』という三つの古記録から複合的に明らかにする。
  • まったく新しい革命史

    パンフレット『第三身分とは何か』で革命を引き起こし、ナポレオンを引き込んで革命に終止符を打つまで一貫して革命の表舞台に立ち続けたE. J=シィエスの視点から激動の10年間を描き、大革命の全体像とその成果をとらえる。

    【内容】
    序章 フランス革命の論じ方
    第1章 アンシアン・レジームとは何か――「特権による自由」と初期シィエスの思想
    第2章 1789年=シィエスの年
    第3章 慧眼の理論家のつまずき――孤立するシィエス
    第4章 革命のモグラ――いかに恐怖政治を乗り切るか 
    第5章 立法府より執行府を――95年憲法は何を変えたか
    第6章 ナポレオンとの同床異夢
    終章 過激中道派の先駆者
  • 教皇vs.皇帝―― 雪中3日間の贖罪行為、その歴史的意義とは?

     世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズの第3弾! 1077年1月、ドイツ王にして、のちの神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世がローマ教皇グレゴリウス7世に対して、裸足のまま雪の中で3日間赦しを請うたという「カノッサの屈辱」。なぜ皇帝が教皇に屈服したのか? なぜ教皇のほうが偉いとされたのか? ローマ・カトリック教会の成立から、十字軍遠征、教会分裂、新教勃興までを通観し、単に叙任権闘争の一事件とされがちな「屈辱」の歴史的意義を考える。

    【内容】
    第1章 なぜハインリヒ四世は、教皇グレゴリウス七世に屈したのか
    第2章 「ローマ」と「教皇」はいかにしてむすびついたのか
    第3章 普遍的教皇権が成立させた「十字軍」発起
    第4章 中世キリスト教はなぜ宗教改革に向かったのか
  • 1,650(税込)
    作:
    古沢良太
    ノベライズ:
    木俣冬
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    「本能寺の変」後、家康と秀吉との溝はさらに深まり、決戦の時を迎える

    松本潤主演で大注目の大河ドラマ「どうする家康」。脚本を基にストーリーやセリフを小説化したノベライズ第3弾。愛する瀬名と信康を失った家康と信長の溝はさらに深まり、ついには打倒信長を決意する。しかし直前に明智光秀に先を越され「本能寺の変」が起こる。光秀の家康包囲網が迫る中、家臣団とともに決死の伊賀越えで生還を果たす。さらに信長没後の後継者争いで対立が深まり家康と秀吉の決戦「小牧長久手の戦い」の火ぶたが切られた。
  • 百年戦争のさなかに現れた一人の少女。彼女は、たった2年でフランスの運命を変えた。

    誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズ! 第1回配本。 

    百年戦争を勝利へと導いたジャンヌ・ダルク。権力者でもない、普通の農家の一人の娘が、なぜ「救国の英雄」となり、その後、火刑に処されたのか。巫女から魔女へ、魔女から聖女へ――。フランス国家統合の象徴となった奇跡を見る。
  • モンゴルの支配下に置かれた240年。それが、「ロシア」成立の礎となった。

    誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズ! 第1回配本。 

    2022年2月に起こったロシアによるウクライナ侵攻。そのとき、プーチンの脳裏に浮かんでいたのは、「全ルーシの君主」イヴァン3世への思いか。二世紀半に及んだモンゴル=タタールの支配――「くびき」がもたらした国家形成の過程を描く。
  • ヒミコは二人いた? 東遷は何度もあった? 気鋭の作家が古代史の謎に切り込む!

    「歴史的なあの事件」は本当に教科書どおりに起こったのか? いや、私はこう考える――。歴史を題材にした小説作品に定評のある著者・周防柳が、松本清張、井上靖、邦光史郎、黒岩重吾、永井路子ら往年の大作家から、澤田瞳子、坂東眞砂子、さらには諸星大二郎、安彦良和ら漫画家まで、彼らが自作で展開した諸説を紹介しながら、自らも事件の背景や人物像を考察していく、学校では絶対に教えてくれない、スリリングな古代史入門書。

    第一章 邪馬台国は二つあったか――大和と筑紫の女王卑弥呼
    第二章 神武は何度東遷したか――記紀神話と初期大和政権
    第三章 応神天皇はどこから来たか――河内王朝と朝鮮半島
    第四章 大王アメタリシヒコとは何者か――馬子と推古と厩戸皇子
    第五章 天智と天武は兄弟か――対立から見た白村江、壬申の乱
    第六章 カリスマ持統の狙いは何か――不比等と女帝たちの世紀
    古代史小説ライブラリー(神話世界~八世紀奈良時代)
  • 1,650(税込)
    作:
    古沢良太
    ノベライズ:
    木俣冬
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    松本潤主演「どうする家康」完全小説化第2弾。武田軍との三方ヶ原決戦は如何に。

    松本潤主演で大注目の大河ドラマ「どうする家康」。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の活躍を新たな視点で描く。希代のストーリーテラー・古沢良太の脚本を基に、ストーリーやセリフを小説として楽しめるようにしたノベライズ。第二巻では弱小国の主(あるじ)として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込んだ家康の姿を描く。

    物語
    朝倉義景を討つべく北上した織田・徳川軍だったが、浅井長政の裏切りにより窮地に立たされる。殿(しんがり)を買って出た木下藤吉郎とともに撤退戦を戦い窮地から生還した家康。続く姉川の戦いでは、家康が先陣を切って浅井・朝倉軍を撃破する。武田信玄が三河に、さらに遠江に侵攻してくる。次々と城を落としつつ迫る武田軍。家康軍は三方ヶ原に引き出され決戦の時を迎える。圧倒的な武田勢の猛攻に散り散りとなる徳川兵、家康たちの命運は如何に。
  • 武力だけでは権力を維持できなかった。正統性なき政権の、支配の正当性とは何か。

    700年におよぶ”武士の政権”について、私たちはどれほど本当に知っているだろうか。「清和源氏でなければ征夷大将軍になれなかった」「”鎌倉幕府”は後世の学術用語で、当時は使われていなかった」などの数々の誤解を正すところから始め、古典から最前線までの学説も総括。「京都を食糧で満たす」ことが正当性の根拠となった古代の「都市王権」から、「法の支配」も意識された鎌倉・室町期を経て、「伝統としての権力」が強調される江戸時代までをたどりながら、支配の正当性がその折々にどうアップデートされてきたのかを、歴史学・政治学・社会学・哲学の垣根を越えて描き出す。日本史を見る眼が一変する、かつてないスケールの歴史書!
  • ”平和の誓約”は、なぜ戦争を防げなかったのか?

    戦間期の1920年代、当事国としてその構築に密接に関わった国際法秩序から、日本はなぜ逸脱し、戦争へ至ったのか。外交官であり、アジア初の国際司法裁判所所長を務めた安達峰一郎の足跡を手がかりに、国際法の観点から「戦争」と不戦条約との関係をいかに説明できるか、当時の関係者がいかに説明しようとしてきたかを問いなおし、「平和構築に腐心した」知られざる近代日本の姿を明らかにする。
  • 1,650(税込)
    作:
    古沢良太
    ノベライズ:
    木俣冬
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    松本潤主演の大河ドラマを完全小説化!ストーリーをいち早く楽しみたいファン必携の書

    松本潤主演で大注目の大河ドラマ「どうする家康」。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の活躍を新たな視点で描くのは、「リーガル・ハイ」や「コンフィデンスマンJP」の脚本を手掛けた希代のストーリーテラー・古沢良太。そんな古沢良太が描く徳川家康はどんな人物なのか。そして演じる松本潤はどんな家康に命を吹き込むのか。本書は、ドラマの脚本を基に、ストーリーやセリフを小説として楽しめるようにしたノベライズ第一巻。歴史・大河ドラマファンをはじめ、時代小説ファン、出演者のファンなど、各人それぞれの角度で楽しめる。2023年1月の放送開始に先んじて、ストーリーをいち早くお届けする。

    ●物語
    小国・三河の岡崎城主・松平広忠の子として生まれた松平元康(のちの家康)は戦乱で父を失い、母とも離れ、駿河の大国・今川家のもとで人質として暮らしていた。今川義元に見込まれた元康は不自由ない生活を保障され、十分な教育を受け、やがて今川家重臣・関口氏純の娘・瀬名と恋に落ちる。今川家に染まる元康を、三河の者たちは苦々しく思っていた。そんな折、父に仕えていた旧臣たちと再会した元康は、彼らが今川家に不満を抱き、松平家再興への思いがくすぶっていることを知る。
    1560年(永禄3年)、今川義元は織田領である尾張へ進撃。元康は妻子たちに別れを告げ、織田軍の攻撃を受ける大高城に、兵糧を送り込む任務に就いた。敵方の猛攻をくぐり抜け、大高城にようやくたどりつき、喜んだのもつかの間、桶狭間から衝撃の知らせが届く。大高城に押し寄せるのは、あの織田信長であった。織田軍に包囲される中、家族が待つ駿河に戻るか、故郷の三河へ進むか、それとも籠城か。元康は決断をせまられるのだった。
  • 信玄が見抜いた、家康の弱点とは!?

    2023年大河ドラマ「どうする家康」の時代考証者が、家康最大のターニングポイントとなった三方原合戦の真相と、歴史的意義に迫る!
  • 最新の学説をふまえ直木賞作家の想像力が描き出す、新しい「天下取りへの道」

    あまたの英傑たちがしのぎを削り刃を交えた戦国時代を背後で突き動かしていたのは、同時代の世界情勢であった。ライフワークとなる巨編小説「家康」に取り組む作家・安部龍太郎が、検討した最新の学説や実際に足を運んだ取材、大きな枠組みの作家的想像力で、これまでにない家康像と「家康天下取りへの道」を描き出す。
    「桶狭間の戦」「三方ヶ原の戦」「長篠の戦」「小牧長久手の戦」「関ヶ原の戦」といった家康が戦い抜いた合戦をグローバルな視点から見つめ返し、今川義元、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉といった英傑たちとの交わりを日本史を貫く2つの力学の視点から読み解くとき、あらたな家康像が立ち現れる! 激動の世界と日本の渦中で、家康を天下人に導いた終生の思想「厭離穢土 欣求浄土」とは何か。戦国時代像を刷新する歴史学の成果に基づきながら、天下人への道を描き直し、人間・家康に深く切り込む。私たちの知る「天下取りの物語」とは違う、あらたなるストーリーの提示!
  • 権力の正統性はいかに歪められたか?

    日本が占領から独立を回復して70年が経った。時の政権は“保守本流”宏池会出身者である。宏池会の領袖だった宮澤喜一は「占領というのは非常に屈辱だ」と述懐した。公職追放という最高権力が振るわれる傍で、数多の日本人が理不尽な目に遭っていた。私たちはこうした事実を忘れたままでよいのだろうか? 本書は、著者が収集した史料や証言をもとに、広島カープ創設者悲話、フリーメイソンと宮内庁の攻防、三木武夫とGHQの蜜月、田中角栄伝説誕生の舞台裏を描くことで、GHQによる公職追放の恣意性を浮かび上がらせる。また、当時の混乱がこんにちの「保守本流」のあり方までをも規定したことを示す、実力派による刺激的な現代史である。

    【目次(仮)】
    序 「あのお話はなかったことにして下さい」
    第一章 広島カープの「生みの親」谷川昇の軌跡
    第二章 「バルカン政治家」三木武夫の誕生
    第三章 フリーメイソンと日本の有力者たち
    第四章 「田中角栄伝説」と戸川猪佐武『小説吉田学校』
    おわりに 「道義のない民主々義はありません」
  • 究極の謎を解き明かし、未来への指針を示す!

    30万年近く前にホモ・サピエンスが誕生して以来、人類史の大半で人間の生活水準は生きていくのがぎりぎりだった。それが19世紀以降に突如、平均寿命は2倍以上に延び、1人当たりの所得は地球全体で14倍に急上昇したのはなぜか?この劇的な経済成長の鍵は“人的資本の形成”だったことを前半で説く。それを踏まえて後半では、なぜ経済的な繁栄は世界の一部にとどまり、今なお国家間に深刻な経済格差があるのかを検討する。
    制度的・文化的・地理的要因に加え、“社会の多様性”が根源的な要因だったと論じる。人類史を動かす根本要因に着目した“統一理論”にもとづいて、究極の謎を解き明かした世界的話題作!

    人類史の二つの謎
    第1部 何が「成長」をもたらしたのか
    最初の一歩/停滞の時代/水面下の嵐/蒸気エンジン全開!/停滞から成長へ/約束の地
    第1部のまとめ――成長の謎を解く
    第2部 なぜ「格差」が生じたのか
    光と影/制度の痕跡/文化的な要因/地理が落とす影/農業革命の遺産/出アフリカ
    第2部のまとめ――格差の謎を解く
  • 1,870(税込)
    著:
    田渕久美子
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    小泉八雲とセツ。2人の奇跡の出会いが、異文化を乗り越え、『怪談』を生みだした。

    ギリシア生まれのジャーナリスト、ラフカディオ・ハーンと上士の血を引くセツ。2人の宿縁の出会いと文学作品に結実するまでをドラマチックに描く。日本に憧れ東京に上陸したハーンは、英語教師として松江に赴任、誤解からヘルン先生と呼ばれるようになる。版籍奉還により生家は財産を失い、働く場も失ったセツは旅館に滞在中の異国人の女中として奉公する。はじめは会話にも不自由するが、ハーンの日本男性にはない優しさ、セツの武士の娘である毅然とした佇まいに互いに惹かれあうようになる。あるときセツの語る説話にハーンが高い関心を示した…。こうして奇跡的に出会った二人が愛を育み障害を乗り越え、『怪談』を世界に発表する。
  • 複雑な時代背景、人間模様を解きほぐす!

    平安末期から鎌倉時代の複雑な時代性や人間模様を、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」時代考証チーフが解きほぐす! 本書では、頼朝の源家、義時・政子の北条氏はもちろん、三浦義村・畠山重忠といった御家人から後鳥羽上皇、公家まで、キーパーソンの人物プロファイルを完全網羅。さらに、政治・文化や武士の生活、宗教に関する最新研究から、「武士の世」の驚きの実像を浮かび上がらせる。ドラマの主人公・北条義時が駆け抜けた時代をより深く理解するための歴史教養が詰まった一冊。
  • 今日も座席が決まらない……!

    「この桜吹雪をよもや見忘れたとは言わせねえ」「これにて一件落着」――。決め台詞でおなじみの「江戸のお裁き」の現場は、本当はどうなっていたのか? 100年以上にわたって書き継がれた“役人用マニュアル”を読み解き、近世社会に貫徹していた「秩序感」をリアルに描き出す。
     江戸時代、訴えを持ち込んでくる人々に対し、奉行所が開廷初日、真っ先に取り組んだのは、3段ある座席に出廷人を割り振る作業であった。無限にある「格式」の上下を見極めようとする熱意の背後に、幕府が守ろうとしていた正義のあり方――統治の正当性――を見出す。「身分制度」への思い込みが覆される快作!
  • 「鎌倉殿の13人」を選んだのは政子か?中世史の新鋭が迫る比類なき女性政治家の実像。

    鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝の妻にして、2022年大河ドラマの主人公・二代執権北条義時の姉である北条政子。気が強くて嫉妬深く、冷酷でヒステリック……など、マイナスイメージの強い彼女だが、同時代史料から浮かび上がる政子の姿は違う。主体的で慈悲深く、武家政権の確立と御家人の地位向上を果たした、鎌倉幕府最重要人物としての顔が見えてくる。北条氏による編纂物の『吾妻鏡』だけでなく、『愚管抄』『明月記』『六代勝事記』などの京都側の史料や、大倉幕府周辺遺跡群の発掘調査などの考古学の成果も踏まえながら、類いまれなる政治力を発揮した女傑の全貌を明らかにする、大河ドラマファンはもちろん、中世史ファン必読の一冊。

    〈目次〉
    プロローグ――政治家・北条政子
    第一章 御台所の日々
    第二章 頼朝の後家として
    第三章 尼将軍の時代
    終 章 後代の政子像
    エピローグ――鎌倉幕府を導いた尼将軍
  • 1,540(税込)
    作:
    大森美香
    ノベライズ:
    豊田美加
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    次々と転身を遂げ未来を切り拓いていく栄一の生涯、いよいよクライマックスへ!

    パリから帰国後、主君・徳川慶喜の隠棲する静岡で「商法会所」を設立するなど藩のために尽力していた渋沢栄一は、明治新政府から出仕の要請を受け、東京へ。いまだ武士の習わしから抜け出せない政府の中で「改正掛」を立ち上げて改革を推し進め、銀行の設立にも奮闘する。そして三年半後、栄一は官を辞し、民の立場で実業の一線に立つことを決意する。一筋縄ではいかない商人たちがうごめく世界に飛び込んだ栄一が目指すものとは?
    通貨、税制、鉄道、郵便、銀行ーー今につながる日本の礎を、高い志を持って築き上げてきた栄一の生涯も、いよいよクライマックスを迎える。

    〈内容〉
    第32章 栄一、銀行を作る
    第33章 論語と算盤(そろばん)
    第34章 栄一と伝説の商人
    第35章 栄一、もてなす
    第36章 栄一と千代
    第37章 栄一、惑う
    第38章 栄一の嫡男
    第39章 栄一と戦争
    第40章 栄一、海を越えて
    最終章 青春はつづく
  • 1,870(税込)
    著:
    石澤良昭
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    密林に栄えた古代都市。その繁栄を支えたエネルギーは何か。碑文、発掘成果から迫る

    アンコール王朝は、9世紀にカンボジアの密林の中に生まれた26代続くクメール人による王朝であった。歴代の王は、バライと呼ばれる灌漑用環濠、王都、寺院の3点セットを建設。高さ65メートルの尖塔をもつアンコールワットはじめ巨大伽藍を建設。寺院は王朝の宗教が変わるたびにシヴァ神、ヴィシュヌ神、仏教の偶像が挿げ替えられ、大規模な偶像破壊もあった。著者の率いる調査団が地下に埋納された大量の仏像を発掘し、世界に衝撃をもって報じられた。その後も、アンコール王朝史を書き換えるような調査が続けられている。各地に残された碑文の解析や新発見史料の解説を加筆し、アンコール王朝の興亡史を通観する。
  • なにが独裁国家を崩壊させたのか?

    ナチス・ドイツを生み出した共和国の崩壊から、第二次世界大戦における敗亡までを、鉄道という切り口から描き出した通史。当時の最先端技術を結集した新車輌開発、交通政策をめぐる組織内外の駆け引き、鉄道からみた独ソ戦、死の特別列車……。「生存圏」拡大や「ユダヤ人絶滅政策」とも密接にかかわりながら、これまであまり語られてこなかったヒトラーとドイツ国鉄の「知られざる歴史」から、独裁国家終焉までの軌道を明らかにする!
  • 二足歩行、交易、産業の発展……すべて成功の鍵は「木」にあった!

    ヒトはいかにして二足歩行を始め、文明を築き、驚異の発展を遂げたのか?
    定説では、石・青銅・鉄が重要な役割を担ったとされている。しかし、じつは「木」こそが歴史をつくった最も重要な鍵だと著者は言う。類人猿の樹上の巣から、交易に活用された木舟、多様な建築技術、エネルギー源としての木炭まで、つぶさに語られる木の驚くべき汎用性を通して、今まで見えていなかった新しい歴史の姿が現れる。
    人類学・建築学・生体力学など幅広い研究をもとに、構造的な特殊性をもつ木と、創意工夫に長けた人類の700万年にわたる関係を、斬新な視点で解き明かす壮大な物語。

    〈内容〉
    第1部 木が人類の進化をもたらした(数百万年前~1万年前)
     第1章 樹上生活の遺産
     第2章 木から下りる
     第3章 体毛を失う
     第4章 道具を使う

    第2部 木を利用して文明を築く(1万年前~西暦1600年)
     第5章 森を切り拓く
     第6章 金属の融解と製錬
     第7章 共同体を築く
     第8章 贅沢品のための木工
     第9章 まやかしの石造建築
     第10章 文明の停滞

    第3部 産業化時代に変化した木材との関わり(西暦1600年~現代)
     第11章 薪や木炭に代わるもの
     第12章 一九世紀における木材
     第13章 現代世界における木材
     第4部 木の重要性と向き合う
     第14章 森林破壊の影響
     第15章 木との関係を修復する
  • 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」時代考証者による決定版!

    伊豆の地方豪族だった北条氏は、いかに流人時代の頼朝と出会い、源平合戦、幕府草創期を経て、熾烈な権力闘争の末に承久の乱を制したのか。源氏、朝廷側からだけでは見えてこない幕府内の駆け引きや争いの一部始終、複雑極まりない人間関係を、常にその中心にいた時政・政子・義時を軸に生き生きと描きだす。鎌倉殿はなぜ北条氏を重用し続けたのか、宿老十三人による合議制の内実とは、実朝暗殺事件の犯人と狙いは、なぜ義時は将軍にならなかったのか――。第一人者が通説を検証し、この時代をめぐる疑問の数々に答える決定版!
  • 1,540(税込)
    作:
    大森美香
    ノベライズ:
    豊田美加
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    主君・徳川慶喜に命じられたパリ行きが、渋沢栄一の新たな人生を拓く!

    主君・徳川慶喜が将軍となり、心ならずも幕臣となった渋沢栄一。失意の中、一八六七年のパリ万国博覧会に派遣される徳川昭武ら使節団の随行員に選ばれ、渡欧を決意。産業発展めざましい西洋で、株式会社や銀行の仕組みを知り、官と民が平等である社会に大きな衝撃を受ける。
    「大政奉還」の知らせを受けた栄一らは急遽帰国の途へ。徳川の時代はすでに終わり、一変した日本の様子に、栄一は驚きを隠せない。慶喜が隠棲する静岡で、民間に身を置きながら慶喜を支える決意をした栄一であったが、突然、明治新政府から大蔵省への仕官を命じられる。
    大河ドラマ「青天を衝け」第22回~第31回の内容を収載した、完全小説版第3弾。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    教育大国スウェーデン発、こどもにもわかる楽しい『サピエンス全史』と話題のベストセラー!

    「賢い人」という意味の「ホモ・サピエンス」は、どのようにしてこの世界を作ってきたのだろう? 
    二本足で立ち上がり、頭がよくなって、作物を育て、文字やお金を発明して、ものを売り買いするようになっただけじゃない。
    地球をわがもの顔に使ったり、先住民族を滅亡させたり、ひどいこともしてきた。
    人類の長い歴史をふり返ってみれば、未来への道も見えてくる。
    オールカラーのイラストで、楽しく学べるはじめての人類史。
    いまなぜSDGsが必要なのかが、すんなりわかる。
    小学校高学年以上で習う漢字にはルビつきで、朝読にも最適。
    『サピエンス全史』を読破できなかったおとなにもおすすめです。
  • 満州事変から、真珠湾攻撃へ―― 日本を亡国に導いた6つの分岐点

    2017年の終戦の日、昭和史研究のスペシャリスト3人が集結して話題を呼んだNHKラジオ番組「太平洋戦争への道」。本書は、その貴重な鼎談に、保阪正康氏の解説と図版・写真を加えた「日米開戦80年企画」として刊行するものです。1931年の満州事変から1941年の真珠湾攻撃へと至るその過程には、見逃せない6つの分岐点があったと3人は口をそろえます。各氏の視点と語り口が絶妙に交差しながら、昭和日本の闇へと迫る展開は、歴史好きの方にはもちろん、一般の方にも重層的な歴史理解を促すに違いありません。私たちは歴史から何を学ぶべきなのか。昭和日本が犯した「最大の失敗」から、令和日本が進むべき道を提言します。

    〈内容〉
    序 章 太平洋戦争とは何か
    第一章 関東軍の暴走  1931 満州事変 - 1932 満州国建国
    第二章 国際協調の放棄  1931 リットン報告書 - 1933 国際連盟脱退
    第三章 言論・思想の統制  1932 五・一五事件 - 1936 二・二六事件
    第四章 中国侵攻の拡大  1937 盧溝橋事件 - 1938 国家総動員法制定
    第五章 三国同盟の締結  1939 第二次世界大戦勃発 - 1940 日独伊三国同盟
    第六章 日米交渉の失敗  1941 野村・ハル会談 - 真珠湾攻撃
    戦争までの歩みから、私たちが学ぶべき教訓
  • 1,540(税込)
    作:
    大森美香
    ノベライズ:
    豊田美加
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    官尊民卑の世の中を変えるため、目指せ、攘夷の志士! ところが――。

    従兄の尾高惇忠や渋沢喜作らとともに、尊王攘夷に傾倒していく渋沢栄一。江戸に出入りして同志を集め、ある暴挙を企てるが、京の情勢に通じた惇忠の弟・長七郎の猛反対にあい、実行直前にして断念することに。一転、幕府から追われる立場となった栄一は、喜作とともに京へ逃げる。
    そんな彼らに助け船を出したのが、徳川慶喜の側近・平岡円四郎だった。慶喜こそが幕府を変える人物であると望みを懸け、一橋家に仕えることを決意した栄一の運命が、再び大きく動き始める――。
    話題の大河ドラマ「青天を衝け」第11回~第21回の内容を収載した、完全小説版第2弾。
  • 私は北朝鮮の人を殺しました――。米軍最高機密文書をもとに、戦後史の闇に迫る!

    いま開封される戦後史の「不都合な真実」。平和国家の“擬制”を突く証言はあまりにも衝撃的だ。
    ――姜尚中(東京大学名誉教授)

    日本が戦争するアメリカの“一部”となった朝鮮戦争。これはけっして“昔話”ではない。
    ――布施祐仁(ジャーナリスト)

    朝鮮戦争と日本人の密接なかかわりを示す、最高機密文書がアメリカで発見された。米陸軍の調査官による、「朝鮮半島で米軍とともに行動した日本人70名」への尋問記録である。日本人が地上戦に参加していた事実が公文書によって初めて明らかになった。
    日本人たちは、銃の携帯や発砲や殺人の有無について供述していた。尋問後、当局は日本人に一切の口外を禁じ事実は封印された。平和憲法下、なぜ日本人が朝鮮半島へと渡り、前線で殺し殺されることになったのか――。
    極秘文書を丹念に読み解き、遺族や同じ部隊に所属していた米兵を捜し当て、「朝鮮戦争と日本」の真実に迫っていく。
    大反響のBS1スペシャル「隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人」(2019年8月18日放送)を、追加取材を敢行し書籍化。


    〈目次〉
    プロローグ 彼らは歴史から消された
    第1章 1033ページの極秘尋問記録
    第2章 大田の戦い 福岡から朝鮮半島へ向かった男たち
    第3章 孤児たちはアメリカに憧れた
    第4章 彼らはなぜ利用されたか 日・米・韓の思惑
    第5章 平和憲法下の海上輸送 船乗りたちの戦後史
    第6章 ある日本人の戦死
    あとがき

    年表
  • 西欧中心のローマ史観を根底からくつがえす

    「ローマ史は五賢帝時代がピークで、あとは下降線」。世界史を学んだ人が抱くこんなイメージは、18世紀イギリスの歴史家エドワード・ギボンが印象的に描き出したもので、日本にも広く知れ渡っている。しかしそろそろこうした「西ヨーロッパ中心主義」を解体する時期ではないか――期待の俊英が、ローマが2000年続いたのは東側に機能的な首都・コンスタンティノープルを作ったからだとし、勅令や教会史に現れる「儀礼を中心とした諸都市の連合体」としてのローマ帝国像を生き生きと描き出す。コンスタンティヌス帝やユスティニアヌス帝ら「専制君主」とされる皇帝たちは、本当は何に心を砕いていたのか? 最新研究を踏まえた驚きの古代史!

    [目次]
    はじめに
    第一章  コンスタンティノープル建都
    第二章  元老院の拡大――コンスタンティヌスの発展的継承
    第三章  移動する軍人皇帝の終焉
    第四章  儀礼の舞台――変容する皇帝像
    第五章  合意形成の場としての都
    第六章  都の歴史を奪って
    おわりに
  • 日米を巻き込んだ「もうひとつの独仏戦争」

    プロイセンがフランスを終始圧倒して勝利した"普仏戦争"の裏で、ビスマルクは米国にアプローチし、国際法に頼ろうとしていた――なぜか? ビスマルクによる米国との交渉、国際社会への訴えから、日本・中国での停戦工作までを地球規模で描く、知られざる近代史!

    〈目次〉
    第一章 普仏対立へ ――ルクセンブルクをめぐる戦争の危機
    第二章 米国への打診
    第三章 独仏開戦とフランス海軍への対応
    第四章 北ドイツ沿岸の戦況
    第五章 極東への影響
    第六章 パリ宣言への幻滅とフランスへの反撃
    終章 海からみたビスマルク外交
  • 1,320(税込)
    作:
    大森美香
    ノベライズ:
    豊田美加
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    大河ドラマ「青天を衝け」完全小説版、渋沢栄一の青春時代を描く第1巻いよいよ刊行!

    「虐げられる身分のままでは終われない。俺は、武士になる!」
    武蔵国血洗島村(現・埼玉県深谷市)、藍染めの原料となる藍玉作りと養蚕を営む富農の家に生まれた主人公・渋沢栄一は、頭の回転は早いが、大人や権力に物おじしない“やんちゃ坊主”に育つ。商才に長けた父の背中に学び、商売のおもしろさに目覚めていく栄一だったが、17歳の頃、人生を変える最初の事件が起こる――。
    幕末から明治へ、時代に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢栄一の、熱き青春の日々がここに始まる!
  • 戦後75年が経ち、戦争の実像について最も説得力を持つはずの直接体験者たちの「証言」が聞けなくなるという時代が、もうそこまで来ている。そんな時代を迎えても私たちは戦争という歴史を継承していくことができるだろうか?
     できる、というのが著者の立場である。ただしそのためには条件がある。ひとつは、「語り手―聞き手」という一方向的な関係のありかたを、あえて批判的に見直すこと。もうひとつは、活字や語りのほかに、映像や遺品など、感覚に直接訴えかけてくるものを材料とし「メディア」と捉えて、積極的に意義を見出す立場に立つことだ。これらを前提として、「語り部なき時代」にどうすれば「戦争のリアル」をつかむことができるのかを探求するのが本書である。
     著者はまず、戦争証言によくある「あの戦争」という言葉が「スルー」されていたことを指摘する。つまり、この言葉で指示される「戦争の実像」について、語り手と聞き手とがイメージを共有していないことが、どこかで感じられながらも不問に付されてきたことが、戦争の継承を不完全にしてきたのではないかと問題提起するのだ。
     こうした「不完全な継承」の実例を、2005年以降爆発的に増加した戦争番組、とくにテレビドキュメンタリーの中で語られる「証言」の数々に見出す。そこではメディアで有名な雄弁な語り手も、訥々としか話さない無名の語り手も等しく、戦争が伝わっていないことに「もどかしさ」を覚えていた。戦後を振り返ってみれば、NHKを中心としてテレビドキュメンタリーにはさまざまな証言が現れていたが、共有できないためにそれを受け止められない「戦争を知らない子供たち」がつねに存在していた。
     「語り」で伝えられないならどうするのか? 著者は第一人者として発掘してきた全国の「小型映画」、すなわち戦中の9.5ミリビデオに着目する。そこには戦時下のイメージに反する「充実した銃後の生活」が記録され、現代の感覚からは理解しづらい画面構成や人々の表情が見られるのだ。ここには「それを素材として語り合う」ことを誘発する何かがある。さらに、沖縄の平和祈念資料館とリニューアルしたばかりの広島の平和記念資料館とを対比し、特に沖縄の資料館において、遺品と米軍から買い集めた映像について「自ら考える」ように仕向けられた展示方法が効果的であることを見出す。こうして、小型映画の例と合わせ、視覚的メディアを材料として自ら考えることによる、戦争の実像把握の可能性が明らかになる。
     そして、神奈川での戦争体験の語りの場、鹿児島での戦中事故の継承の場に継続的に参加することで、語り手に特権的な立場を与えず聞き手から疑義を出させ、証言間の齟齬を許容し、記憶の精確さよりも議論の自由を保証することなどの重要性を明らかにする。
     こうして、記憶よりも映像などの記録を材料とし、一方的な語りよりも多方向的な議論の場を確保することが、これからの戦争の継承に有効であることを実証していく。戦争をはじめ事件や災害などさまざまな歴史の継承に重要な貢献をなす、類例のない提言の書となるだろう。
  • 京都・武士・天皇と聞くと、「武士が、天皇と京都を脅かしてきた」歴史が想像されるかもしれない。しかし、事実はまったく逆だ。京都を危険に晒してきたのは、後鳥羽・後醍醐ら一部の天皇であり、その復興は源頼朝から信長・家康に至る武士がつねに担ってきた。いったいなぜ、武士は京都を護り、維持してきたのか!? 天皇と京都をめぐる一二〇〇年の「神話」を解体し、古都の本質へと迫る意欲作!
  • 1,540(税込)
    著:
    吉川永青
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    写楽絵誕生の裏側にあった慟哭と贖罪、そして救済の物語

    江戸の街に忽然と現れ、わずか10か月で消え去った謎の絵師・写楽。その正体については様々な説が論じられてきた。しかし後の世に世界を瞠目させる大首絵が、いかにして生み出されたかについては誰も触れてこなかった。非番の能役者が役者絵を描くようになった経緯を翳を持つ少女との出会いに絡め、江戸の空気まで感じさせるようなリアルな世界観で活写する。「美術界最大の謎」に第4回野村胡堂文学賞受賞作家が挑んだ書き下ろし小説。
  • 東京~京都間はなぜ中山道ではなく東海道で結ばれたのか? 御殿場と並ぶ、山陽本線の難所「瀬野八」が誕生した理由は? かつて北九州に約一週間だけ存在した幻の巨大駅とは? 普段私たちが何気なく利用している全国の鉄道路線は、実は知らないことばかり。日本近代史に精通する著者が、その成り立ちと残された謎を史料と地図を駆使しながら徹底的に深掘りする。
  • 江戸時代の身分はピラミッド型の「士農工商」で一生変えられない─。こんな“常識”はもう古い! ある時は侍、ある時は百姓、と自在に身分を変える「名もなき男たち」が全国に無数にいた。彼らはなぜ別人に成りすますのか? お上はなぜそれを許容したのか?期待の新鋭が常識を覆す、仰天の日本史!
  • 1,760(税込)
    著:
    塚本青史
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    大商団を率い、秦軍の輜重も預かるようになった呂不韋。しかし戦乱の悲惨を目にし、13歳で王位についた少年王・政と共に、中華統一による平和な世を目指し動き出す。折しも、秦の最後の砦、函谷関に数十万の合従軍が押し寄せつつあった。果たして、550年間続いた春秋戦国時代に終わりはくるのか!?
  • 大河ドラマ『西郷どん』でも描かれる、江戸無血開城。西郷隆盛と勝海舟という傑出した人物のみでなく、徳川慶喜、皇女和宮、篤姫らの選択が歴史上の決断に結節した。歴史学・政治学・脳科学など各分野の専門家と共に、磯田道史が歴史のif に挑む!
    ※電子書籍版では一部掲載していない図版があります。
  • 明治5(1872)年10月14日(旧暦9月12日)、日本初の蒸気機関車が新橋を出発する。3号車に明治天皇、4号車には鉄道事業を牽引した大隈重信と反対派の西郷隆盛が隣り合わせていた。明治政府の「夢」と「思惑」を乗せた列車は、品川沖の“海上”を走り抜ける──。知られざる鉄道開業の経緯をQ&Aで紐解き、「明治150年」の原点にせまる。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    討幕派・佐幕派・幕府…さまざまな立場で、激動の時代を生きてきた人々。幕末に活躍した列藩それぞれの、特徴あるお国柄をわかりやすく紹介。また、西郷隆盛をはじめとする有名な藩士たちの来歴や、その後の動向も詳しく解説する。大河ドラマや歴史番組観賞時に、そばに置いておきたい幕末ガイドブック。
  • 明治維新ひいては日本近代の精神を端的に表現している「五箇条の誓文」。そこに掲げられた「デモクラシー」「天皇制」「経済」「自由主義」「和魂洋才」は時を経るにつれ、どのような形で実現したのか。どのように歪められたのか。五箇条を切り口に、江戸から昭和、さらに平成にいたる日本史を明快に整理する。有名企業幹部が学ぶ白熱講義を新書化するシリーズ第3弾!
  • 西郷隆盛や小栗忠順は何がすごかったのか? “武士”はどのようにして滅んだのか?──実は謎の多い幕末・明治の実情を巨匠が語り下ろした『NHKブックス「明治」という国家(上・下)』は、ベストセラー&ロングセラーとなり、日本人の「明治観」の基礎となった。従来の上下巻を読みやすくまとめた新装版、この一冊で幕末・明治の空気が実感できる!
  • 幕末、雄藩が目指したのは武力討幕ではなく、幕藩体制を強化するための「公平な議論」だった。その願いが王政復古と中央集権国家樹立、身分制度の解体につながってゆく道筋を、「課題解決と権力闘争の循環」という一貫した視点で描く。幕末維新研究の集大成として第一人者が世に問う、全く新しい明治維新史。
  • 1,760(税込)
    著:
    安部龍太郎
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    大航海時代の洗礼を受けつつあった時代に、信長より早く海外貿易を行った先駆者がいた。豊後国の領主を継いだ大友宗麟である。交易により鉄砲の硝石と鉛を手に入れ、強大な武力で豊前・筑前・筑後・肥後・肥前へと勢力を拡大。理想の王国を作ろうと夢にむかって駆け抜けた男の生涯を描く。
    「大分合同新聞」にて一年間連載されたものに加筆修正を加え出版化。大分の戦国武将として著名な大友宗麟が主人公。近年大友居館が発掘されるなど、地元で顕彰が進む、新しい宗麟像を描き出す。
  • 1,650(税込)
    著:
    梓澤要
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    現代美術にも通ずる大胆な空間構成が高く評価され、欧米の美術界で江戸琳派の旗手として広く知られる鈴木其一。酒井抱一の内弟子として画業をスタートした其一は、師の死後、どのようにして「夏秋渓流図」「朝顔図屏風」のような奇想の絵を描いたのか!? 絵師としての苦悩、波瀾に満ちたその生涯を描く歴史小説。
  • 1,222(税込)
    原作:
    森下佳子
    ノベライズ:
    豊田美加
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    井伊谷城を徳川方へ明け渡し、井伊家断絶という苦渋の決断を下した直虎。平穏な生活が訪れると思いきや、武田軍の侵攻により井伊領は焼き払われてしまう。焼失した地の復興が進められる中、直親の十三回忌を機に帰還した虎松(のちの直政)は、井伊家再興の野望を胸に徳川家康への出仕を決断する──。
  • 神功皇后、持統天皇、北条政子、淀殿……連綿 と続いた女性権力者の系譜を掘り起こす。女性天皇はいかなる状況で登場したか、天皇や将軍の「母」はいかに権力を掌握したのか、なぜ時代とともに女性は権力から遠ざかったのか。多様な史資料を駆使し、社会構造や女性観の変遷、東アジア諸国からの影響を検討して謎に迫るとともに、日本の特性をも明らかにする。天皇の退位を控え、転換点にある今こそ読みたい注目作!
  • 生前退位をめぐって、いま、皇室典範さらには象徴天皇制の在り方についても、多くの議論が起こっている。本書は、敗戦直後の成立期に焦点をあて、『昭和天皇実録』や天皇側近の日誌など近年公開・発見された新史料を精緻に読み解きながら、天皇・宮中・政府・GHQなどの相克のなかで誕生した象徴天皇制の成立過程を鮮やかに描き出す。昭和天皇が抱いていた思いとは何か。原点に立ち返りつつ、あらためて象徴天皇制について考える一書。
  • 当代一の歴史家が、日本人の歴史観に最も影響を与えた国民作家に真正面から挑む。戦国時代に日本社会の起源があるとはどういうことか? なぜ「徳川の平和」は破られなくてはならなかったのか? 明治と昭和は本当に断絶していたのか? 司馬文学の豊穣な世界から「歴史の本質」を鮮やかに浮かび上がらせた決定版。

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