セーフサーチ設定を変更しました
ページの先頭です
期間限定!初めての予約購入で最大コイン+20%還元!

『歴史、氷月葵、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~32件目/全32件

  • わたしが成すべき事は何だろう――。人情あふれる江戸の兄弟の物語。

    草加冬吾は、手習い所・雀堂の師匠として子らに読み書きを教えている。ある日、深川で料理茶屋の手代が殺された。冬吾の兄で与力の紀一郎はさっそく科人を追うが、冬吾も町暮らしの身軽さを活かし聞き込みを手伝うことに。一方、彼は兄との関係に複雑な思いを抱えていた。二人は双子であり、それゆえ弟の冬吾は世間から隠されるようにして生きてきたのだ――。わだかまりに向き合いながら互いに助け合う、江戸の家族の物語。
  • 母子の命を狙うのは、理不尽な武家の都合。
    真木登一郎が動く!

    助けを求めて横丁に現れた乳飲み子を抱えた若い娘をいかにして救うのか⋯⋯。
    名門の力とのっぴき横丁の知恵がぶつかり合う。

    のっぴき横丁に「訳あり」の母娘が駆け込んで来た。娘の腕に抱かれた乳飲み子は、さる大名家の落とし胤という。奥女中だった娘は御家相続の争いから我が子の命を守るため、子守りのお縁の長屋に身を隠す。しかし、やがて隠密役とも思われる武士の姿が横丁に現われ、真木登一郎と横丁の住人は母子のために様々ないちろう策を弄して、二人を守ろうと奔走する。

    第11回 日本歴史時代作家協会 シリーズ賞 第5弾!
  • 第11回 日本歴史時代作家協会賞 シリーズ賞受賞

    前南町奉行の矢部定謙、謂れなき罪に抗議して命を賭しての食断ち!

    鳥居耀蔵の策にはめられ、無実の罪で罷免改易され、永預け先の桑名藩で食を断って抗議していた矢部定謙の死の報が届いて…。
    シリーズ第4弾!

    三千五百石の大身旗本・真木登一郎が突如隠居して住み着いた神田「のっぴき横丁」に新たな住人が登場。柴崎正次郎という長崎から来た蘭方医だが、道でごろつきに財布や脇差しを盗られ、登一郎に助けられたのだ。柴崎は江戸へ来る途中、桑名藩を通った折、前南町奉行の矢部定謙が鳥居耀蔵に謂れなき罪で罷免・改易され命を賭しての食断ちで抗議していることを知ったという。
  • 千両役者を江戸追放か。
    幕府禁令の理不尽に、もう黙ってはいられぬ。

    老中水野忠邦と実弟で兄の威を借る勘定奉行跡部大膳、町奉行鳥居耀蔵は許すまじ。横丁の面々と絵師・歌川国芳が小気味よく反撃する!

    鳥居耀蔵が奉行となって、千両役者の市川海老蔵が奢侈禁止で何度か呼び出され、手鎖を受けてしまった。また芝居を目の敵にしていた老中水野忠邦は火事で焼けた中村座、市村座の再建を許さず、二座はその地から消えた。水野老中の実弟で勘定奉行の跡部大膳が道中奉行の役も賜ったが、仙台藩伊達家ととんでもない事件を起こしたという報が入ってきて……。
  • 江戸は神田にある通称のっぴき横丁。
    そこには家出した殿さまはじめ、のっぴきならなくなった人がやってくる。

    江戸は神田にある一本の横丁。そこはのっぴきならなくなった人がやってくる通称「のっぴき横丁」だ。横丁で暮らすのは、藪医者、公事師、金貸し、代書屋、鍵屋、拝み屋、口利き屋、謎の老夫婦などなど。次は勘定奉行か町奉行と目された三千石の大身旗本真木登一郎は、ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言。移り住んだのは、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件も!?

    新シリーズ第2弾!
  • 次は勘定奉行か町奉行、四十七歳の大身旗本が突如隠居を決め家出!

    三千石真木家の下屋敷は、神田の横丁に借りた二階屋。
    のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁で繰り広げられるのは……。

    次は勘定奉行か町奉行と目される三千石の大身旗本真木登一郎、四十七歳。ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言、家督を長男に譲って家を出るという。いったい城中で何があったのか? 隠居が暮らす下屋敷は、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件につながることも……。

    心があたたかくなる! 新シリーズ第1弾!
  • 人気シリーズ、衝撃の最終巻!

    父は老中の田沼意次、嫡男意知は新任若年寄。
    驚天動地の殿中の凶刃。
    城での暗殺強行の真意は?

    なぜ誰も阻止しなかった?
    背後に命じた者がいた?
    田沼派排斥の動きも加速!
    御庭番宮地加門らは……。

    天明四年(一七八四)三月二十五日、江戸城で前代未聞の凶事が出来した。老中田沼意次の嫡子意知が、将軍を護る新番士の佐野善左衛門政言に斬りつけられたのである。意知は若年寄に就いたばかりだった。七十歳の大目付・松平忠郷が佐野を羽交い締めにする足下には、意知が血まみれで倒れて虫の息。他に誰も佐野を止めようとはしなかった。はたして佐野一人の暴挙なのか?
  • 将軍家治の後継は?
    城の内外に渦巻く噂。
    御養君御用掛が始動!

    嫡子・家基落命から二年。
    田安家の松平定信、一橋家の治済らが噂に上るが……。
    折しも平賀源内が殺人罪で牢に。救出法はあるか……?

    家将軍家治が十八歳の嫡子・家基を城内で殺されてから二年ほどの天明元年(一七八一)四月十五日、家治の 命で臨時の役が設けられた。御養君御用掛というその役は、老中田沼意次、若年寄酒井忠休、留守居依田政次 の三人に課せられた。最高位の老中が中心となり、お世継ぎび選定作業がはじまったのだ。田安家から養子に出た松平定信、一橋家の治済が噂にのぼっているが……。
  • 十八歳の聰明で壮健な次期将軍の身に何が?
    御庭番宮地加門は……。

    将軍家治の後継・徳川家基、鷹狩りの帰途、東海寺で…。
    いったい誰が何を策して?
    街で噂をま 撒く男を追うと、もう一人の幻の将軍の影!

    十代将軍家治と正室のあいだで生まれたのは姫ばかり。跡継ぎの不在を案じた老中の田沼意次は家治に側室をすすめ、意次の選んだ於知保が男子を産み、家基と名付けられた。家基は年が明けて十八歳、聰明で壮健な跡継ぎとして成長。その家基が鷹狩りの帰途、品川の東海寺での中食後、急に腹の不快を訴えられ、回復の兆しがないゆえ、城に戻ることになって……。
  • 徳川家統領の座を巡り、一橋家の治済が策す、田安家定信への深謀!
    病弱の田安治察が万一……。

    八代吉宗が遺言で決めた、御三卿存続の条件とは?
    九代家重の世から続く、田安家一橋家への思惑……。

    御庭番の宮地加門は幼い頃からの友で今は老中の田沼意次から城へ呼ばれた。御三卿一橋家家の治済が来るので隣室で聞いていてくれというのだ。陸奥白河藩から御三卿 田安定信への養子縁組みを渋っている定信へ意次の力で推進してほしいとの頼みだった。田安家の治察は病弱、万一のときは……。一橋治済の深謀、田安定信の 固辞 、そして老中田沼の胸中に渦巻くものは……?
  • 札差の雇う対談方に、蔵宿師の侍が斬られた。
    なぜ侍は札差に屈す?

    侍の生計の根幹を揺るがす札差の金儲けの秘密の手口。
    御庭番宮地加門は命を受け、伝説の札差・大口屋治兵衛の許を訪ね探索を始めた。
    暴かれた札差の秘密とは……。

    御庭番宮地加門の息子草太郎が通う医学所に刀傷の浪人が運び込まれた。武家の代理で札差と借金交渉をする蔵 宿師だが、札差の雇う対談方に斬られたという。幼馴染で老中格の田沼意次に報告すると、札差が桁違いの儲けを続ける実態と仕組みを調査せよとの下命。加門はまず、伝説の札差大口屋治兵として名をなした暁翁許へ…。次々と浮上する秘密の裏仕掛けとは?
  • 朝廷重視の軍学私塾に信長直系大名の家老が藩士らを引き連れ……。
    信長直系の藩に不穏の影。

    小幡藩は二万石の小藩だが織田の血をひく故、国主格。
    藩あげて、山県大弐の説に与するならば見過ごせぬ!
    将軍の命で加門は探索へ…。

    江戸は八丁堀近くの長沢町で山県大弐が開く私塾の動向に公儀は注視しつづけていた。大弐は朝廷を重視し、公儀に批判的な姿勢をとっている。多くの浪人、武士にまじって二万石の小幡藩江戸家老の姿があった。織田信長の血を引く藩主故、藩は国主格。藩をあげて山県大弐の軍学などの説に与するならば見過ごせぬ。将軍の命を受け、御庭番の宮地加門は探索の旅に……。
  • 家康公百五十回忌社参。過酷な徴税に十万人が鋤鍬を掲げ江戸城へ!
    島原の乱以来の大騒動か!

    中山道六十九の宿場のうち、最大の本庄宿を探索せよと命じられた宮地加門は……。
    天狗触れとは一揆の画策?

    将軍は九代家重から十代家治へと受け継がれた。来年は家康公百五十回忌の日光社参。その莫大な費用を補うべく、幕府は中山道沿いの各村に過酷な税「増助郷」を迫った。朝鮮通信使来日に続く「酷税」に百姓は決起。御上意といえども抗するしかない。やらなきゃ飢え死にしかない。中山道の各村から鋤鍬を手に十万人を超える百姓が江戸城へと進んでいく。御庭番の宮地加門は……。
  • 郡上一揆の評定により意次は一万石の大名に。領国の侍の叛意とは?

    今日と同じ明日とは限らぬ。藩主を失くした侍もいれば、突然、浪人となった侍も…。
    意次の領国相良への旅で、加門が見た武士の一念とは。

    奥美濃の郡上藩での百姓一揆は、公儀の評定所へと送られた。将軍家重は御用取次の田沼意次に評定の指揮をとらせるべく五千石を加増、一万石の大名とした。結果、郡上藩主金森兵部は改易、金森と縁を結んでいた若年寄の本多長門守忠央は罷免のうえ領地遠江の相良召し上げとなり、相良は意次に与えられた。相良への意次の旅に同行した御庭番宮地加門の見た『武士の一念』。
  • 酒井老中の飛駕籠に、郡上の百姓衆が直訴!
    訴えの核心と狙いは?

    徳川の直領美濃の郡代が、郡上藩の徴税法に口出し! 背後に公儀重臣らと組んだ藩主金森兵部の悪しき企み。
    将軍家重の怒りが弾けて…。郡上へ遠国御用の旅、第10弾!

    老中の駕籠行列は、登城の際、走るのが慣例だ。事件が起きたときだけ走れば、人々に異変を知られる。いつも走っていれば、気づかれようがない。そのために走ることが定着し、飛駕籠と呼ばれる。その飛駕籠に六人の百姓衆が駆け込んで直訴した。郡上藩からの者であった。御庭番の加門がそれを目撃していた。加門は本丸中奥の将軍家重の御用取次・田沼意次の部屋を訪ねた。
  • 大洪水に悩む美濃から治水堤普請の嘆願書。
    将軍家重は遂に決断!
    手伝普請の命に薩摩藩では、無理難題ゆえ公儀との戦もやむなしの声もあったが…。

    過酷な治水堤建設の現場へ
    御庭番の加門と栄次郎は…。

    大御所吉宗の容体が急変……寛延が宝暦と改元された。大洪水に苦しむ美濃から公儀に治水堤普請の嘆願書が届いた。木曽川、長良川、揖斐川の三川が河口近くでたびたび洪水を起こしているのだ。嘆願書を読んだ将軍家重は、五人の老中に対処せよと命じた。公儀は薩摩藩に三川治水のための御手伝普請を下命。御庭番の宮地加門と吉川栄次郎は普請現場への隠密探索の旅に……。
  • 登城禁止を命じられた田安宗武と一橋宗尹が将軍家重へ反撃開始!
    百姓の一揆・逃散が多発!

    前老中松平乗邑、勘定奉行神尾春央の徴税強化策の故。
    新将軍の命で加門ら御庭番は各地へ隠密行に出立!

    新将軍が罷免隠居を命じた前老中首座の松平乗邑が急逝した。乗邑の片腕だった勘定奉行の神尾春央は、先々代将軍の生母月光院を介して、登城禁止中の田安宗武と一橋宗尹の復権を策した。成就すれば、将軍家重への反撃が可能となる。一方、全国で一揆や逃散が多発、将軍家重は御庭番らに隠密行を命じ、宮地加門は薬売りの行商人となって探索の旅へ。そこで思いがけぬ……。
  • 本丸の吉宗と西の丸の家重が入れ替わる──。
    騒然たる城中で何が?

    「暗愚」の噂絶えぬ新将軍の人知れぬ想いと驚愕の決断。
    本丸大広間の武者隠しから御庭番宮地加門が目撃した公方様御下命の衝撃とは?

    本丸の上様(吉宗)が御隠居、大御所として西の丸に移られ、西の丸の大納言家重様が本丸に入り第九代将軍となられる──こうした噂が城中を落ち着きなくさせていた。いよいよ将軍となった家重から御庭番二代目の宮地加門に命が下った。本丸大広間、上段の将軍座所近くにある「武者隠し」に入り目撃した「公方様御下命」の衝撃とは? 新将軍の人知れぬ想いと驚愕の決断──。
  • 上様の御落胤を名乗る六尺の大男を探索中の御庭番が斬られた!

    御落胤一行の真の目的は?
    その願いを許さぬものは?
    はたして御落胤の真贋は?
    御庭番十七家の一つ宮地家の二代目加門が謎に挑む!

    御庭番十七家の吉川家三代目の栄次郎が、将軍吉宗の御落胤を名乗る一行五人を探索中、中山道の宿近くで脚を斬られた。医術の心得のある宮地加門は同僚の栄次郎を迎えに浦和宿に向かった。丹波次郎、徳川次郎定通と名乗る、六尺の大男はいずこに。やがて蕨宿で一行五人を見つけた加門は……。はたして御落胤一行の真の目的は? その願いを許さぬものは?
  • 江戸城西の丸に暗雲! 操りの糸の先に誰が? 将軍吉宗もついに……。

    江戸に来た百姓の父子が佐倉藩の侍に斬られた。佐倉藩主は老中主座の松平乗邑。百姓の口を封じようとする刺客に御庭番二代目が怒る。

    将軍吉宗直属の御庭番、宮地家二代目の加門は、刀傷で苦しむ百姓父子を助けた。佐倉から江戸に来たという。佐倉藩主は老中主座の松平乗邑。佐倉藩の刺客はなおも百姓の口を封じようとする。かつて佐倉騒動に揺れた地の百姓らの生々しい声に、加門は……。同じ頃、北の丸の将軍世子家重に呼ばれ、懐妊したらしい側室の別邸への警護を命じられた加門は…。
  • 寛永寺への御成行列、狙うは老中主座の首! 誰が何を目論み襲撃?

    将軍吉宗の懐刀・老中松平乗邑が企む尾張藩への確執。
    老中襲撃の真の黒幕を求め、御庭番二代目の加門は親友の田沼意次と合力して探索へ!

    八代将軍吉宗直属の御庭番十七家のひとつ宮地家の二代目・加門は、徳川家康の祥月命日の四月十七日、下谷広小路で御成行列の警護にあたっていた。将軍の駕籠が通り過ぎ、老中主座・松平乗邑の駕籠が来たとき、爆裂音が轟き火の粉と煙が上がった。そして、抜刀した曲者が襲ってきた。はたして誰が何の目的で老中主座を襲ってきたのか……。
  • 路上で浪人が斬られ、懐には血塗れの「目安」。将軍への訴えとは…?

    医学所に通う若き御庭番に、八代将軍吉宗から直命!
    米価高騰に絡む諸悪を暴け。
    世継ぎ家重の小姓で親友の田沼意次と合力して探索!

    宮地加門は、八代将軍吉宗直属の御庭番十七家のひとつ宮地家の二代目。将軍家世継ぎ家重の小姓で親友の田沼意次と町を歩いていた。二人の目の前で、追われてきた浪人が追ってきた男に斬りつけられ倒れた。斬った男は逃げたが、加門らは、血で染まった男を助けて近くの医学所へ。瀕死の男の懐には、将軍への訴えを記した、血塗れの“目安”が……。
  • 将軍の政に異を唱える尾張藩主・徳川宗春。その真意を探るべく…。

    御庭番二代目の加門に将軍後継家重から下命。
    宗春の禁書『温知政要』を精査せよ。

    加門は、家重の小姓で親友の田沼意次と合力して闘う。
    将軍直属十七家の密偵、シリーズ第2弾

    八代将軍吉宗は紀州から江戸城に入るに際し、信頼に足る薬込役十七家を伴い、情報収集の「御庭番」として重用した。十七家の一つ「宮地家」の二代目加門は十八歳で見習いとして出仕している。折しも加門は、吉宗の後継家重の小姓で幼馴染みの田沼意次から、家重の命を伝えられた。将軍の政に異を唱える尾張藩主・徳川宗春の著書『温知政要』を入手・精査し、尾張藩の内情を探れというのである。
  • 世継ぎの家重を護れ!

    宮地家二代目「加門」に将軍吉宗から直命下る。
    側室が懐妊したばかりの、家重の病は果たして偶然か。
    加門の幼馴染み、十八歳の田沼意次は、家重の小姓。加門と意次は合力して闘う。

    享保元年(一七一六)、吉宗は跡継ぎのいなかった家継の養子となり、将軍を継いだ。紀州藩主であった吉宗は、紀州から多くの家臣を伴って江戸城に入った。そのなかに、宮地家も含まれていた。紀州から連れて来た薬込役(くすりごめやく)十七家を御広敷伊賀者(おひろしきいがもの)として置いたのである。江戸城に入ったとき、宮地友右衛門は二十五歳、三年後に二代目となる加門が生まれている。

    十八歳の若きヒーロー! 新シリーズ第1弾
  • 犬猿の仲が永年つづく大名二家の諍いの種は、葵御紋の姫君……!?

    南町奉行所から将軍家菩提所の上野山に出向された山同心・巻田禎次郎。
    諍いつづける大名ニ家から密かに仲裁を頼まれて……。
    頑な心を解すのは?

    南町奉行所の巻田禎次郎は、将軍家の菩提所を守る上野の山同心への出向を命じられた。小山の参道を下る禎次郎の背に「盗人だ」という声が上がり、浪人風の侍が箱を抱えて逃げ下ってくる。追うのは参拝の大名家の一行。こうして始まった「事件」の背後には、永年にわたって犬猿の仲の二つの大名家の諍いが……。
  • 陰富売りが殺され、大店の主が首を吊った。背後で笑う黒幕とは?

    御法度の高額の陰富を操る悪党を暴け──お役ではない探索に熱中するのは、世の裏にこそ人の本音があるから。棒手裏剣が敵に迫る。

    将軍家の菩提所を守る上野の山同心への出向を命じられた南町奉行所の巻田禎次郎は、昨日は谷中の感応寺で富くじの富突きがあるので三人の配下と出向いた。翌早朝、不忍池の端で若い男が殺されているのに出くわした。正規の富くじの裏で横行する「陰富」の売人であるらしい。さらに大店の主が首を吊って……。
    人の世は重き荷を…新シリーズ第2弾!
  • 上野のお山に事件の風。姑の嫌味もなんのその、新任の人情同心大奮闘。将軍家の菩提所、上野の山を守るのが山同心の仕事。生真面目で人のいい禎次郎の初出仕の日、お山で百姓風の奇妙な三人組が……。八丁堀同心の三男坊・禎次郎は縁があって婿養子となって巻田家に入り、吟味方下役をしていたが、将軍家の菩提所を守る上野の山同心への出向を命じられた。初出仕の日、禎次郎は姑の嫌味を聞き流しつつ出かけ、お山で三人の怪しげな百姓風の男たちが妙に気になった。これが世を騒がせる“事件”の発端であった……。我らが婿殿、大奮闘! 新シリーズ第1弾!
  • 大殿の落胤である己の出自と向き合うべく、ついに決断の時が来た。「棟上げ祝い事件」で多忙な公事宿を手伝う若き侍に、藩江戸家老派から刺客が!実父である大殿と藩のため公事宿の仲間と立ち向かう。――公事宿のあるじ喜平も読みきれなかった「棟上げ祝い事件」の裏の裏とは?理不尽に養父母の命を断たれた秋川藩の若き剣士は、矢野数馬と名を替え江戸に逃れ、公事宿暁屋で筆耕をしつつ、藩の内情を探っていた。折しも「棟上げ祝い事件」の公事に走り回る数馬のもとに従兄の新一郎が現れ、国元で大殿の隠し子が再浮上し、落胤たる数馬に江戸家老一派から刺客が向けられたという……。
  • 幼子さえ売り買いする口入れ屋悪兵得衛に、成人した幼子らが迫る。十九年前に赤子で売られた長七は武士の父を求めて、十五年前に十歳で売られた友吉は生き別れの弟妹を求めて、公事師らと共に闘う。秋川藩の若き剣士矢野数馬は養父母の命を断たれ江戸に逃れて、馬喰町の公事宿暁屋に居ついている。暁屋の養子友吉はふとしたことから品川宿の口入れ屋徳兵衛と出会い、十五年前、十歳の時のこの男に売られ、弟妹と生き別れになったことを思い出した。友吉は弟と妹を探すべく、公事師らと、悪兵衛こと徳兵衛に迫る。
  • 材木石奉行の一人娘は、父の冤罪を晴らさんと、公事師らと立ち上がる。「達磨を若年寄様に届けよ」牢内の父から極秘の伝言。濡れ衣を晴らす鍵なのか!江戸の石工職人たちから、奉行赦免の声が湧き上がる。材木石奉行瀬能一之進の一人娘・綾音は、伝馬町の牢に送られる父の駕籠にすがりつき、なんとしても濡れ衣を晴らすと叫んでいた。折しも通りかかった公事宿で筆耕の仕事をしている若き侍矢野数馬は、綾音を公事宿に連れて行った。濡れ衣で切腹させられた義父の無念と奉行が重なったからだ。はたして公事師たちの手助けで奉行の濡れ衣は晴らせるのか!
  • 金持ちしか診療しない四枚肩の悪徳医者に公事師の鉄拳が下る!理不尽に父母の命を断たれ江戸に逃れた秋川藩の若き剣士矢野数馬は、馬喰町の「公事宿暁屋」に居つき、公事人からの訴えを目安にまとめる筆耕の仕事にありついた。時には法で裁けぬ悪を討つ裏始末の用心棒にも駆り出される。そんな折、旗本や大店しか相手にせぬ悪名高い四枚肩の医者にからむ公事が舞い込んで……。
  • 悪人どもを地獄に運ぶ燃えさかる「火車」、動かすのは公事師たち秋川藩勘定役の父から家督を継ぐ寸前、その父が無実の罪で切腹を命じられた。さらに己の身にも刺客が迫り、母の命も……。矢野数馬と名を変えた若き剣士は故郷を離れ、江戸に逃れた。数馬の目が「公事宿暁屋」の看板にとまった。庶民の訴証を扱う宿である。ふとしたことからこの宿に居つくことになった数馬は……。

・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。

ページ先頭へ

本を予約しました

※予約の確認・解除はこちらから

予約済み書籍

キャンセル及び解除等

発売日前日以降のキャンセル・返品等はできません。
予約の確認・解除、お支払いモード、その他注意事項は予約済み書籍一覧をご確認ください。