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『歴史、中央公論新社、0~10冊(新書、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全1193件

  • 著者の体験をもとに、強く明るく生きる少年・中岡元の姿を通して、原爆の恐ろしさ、命の尊さ、そして平和への強い願いが込められた名作。
  • シリーズ3冊
    649(税込)

    父の死により、叔父に引き取られ、使用人とともに田で働く劉秀。高祖・劉邦の子孫でありながら、鮮明な未来を描くことができぬ日々を過ごしていたが……。三国時代よりさかのぼること二百年。古代中国の精華・後漢王朝を打ち立てた光武帝・劉秀の若き日々を、中国歴史小説の巨匠が鮮やかに描きだす。
  • 5世紀以前、複数の王族集団から適格者が即位していた大王。だが6世紀初頭、北陸からヤマト王権の有力豪族の招聘によって、王権との血縁が不確かな継体天皇が即位する。彼はどのような背景を持ち、なぜ即位できたのか。あるいは新王朝だったのか――。
     王位継承後、朝鮮半島の新羅、九州の国造磐井など敵対勢力と向き合い、反乱を収め権威を確立していく。血統重視の世襲による天皇家を創った「始祖王」継体天皇と、6世紀の倭の実態を描く。
  • 電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。
    奈良時代から明治維新期までの古文書や記録などを収集し、史料集を編纂・刊行する東京大学史料編纂所。近年はデジタル技術を駆使した史料の撮影・公開等の新たな試みも続く。
    本書は、史料読みのプロたちに加え、史料修理・複製ほかに携わる専門スタッフも寄稿。「名執権・北条泰時の横顔」「織田信長自筆書状の復元影写」「江戸時代の米の先物取引」などなど、多彩な逸話を綴る。奥深い歴史の世界へ読者をいざなう一冊。

    ■目次

    はじめに

    Ⅰ あの人物の意外な一面

    藤原頼通と古代・中世(黒須友里江)
    北条泰時の二日酔い(西田友広)
    名執権・北条泰時の横顔(木下竜馬)
    嘉吉の乱後の朝廷を支えた公家たち(林遼)
    若き北条早雲の改称(岡本真)
    寿桂尼の嫁入り(末柄豊)
    細川忠興、石田三成の陰謀を語る(林晃弘)
    徳川家康の伏見城修築(及川亘)
    幕府海軍の藩士と蔵書(水上たかね)

    Ⅱ おしゃべりなモノたち

    黄金の漆をさがして(稲田奈津子)
    中世の「おみやげ」(小瀬玄士)
    円覚寺の自鳴する鐘(川本慎自)
    能登名産ナマコの小桶(藤原重雄)
    醍醐の松茸は誰が採る?(高橋慎一朗)
    近江妙蓮と柳原紀光の古典籍受容(芝﨑有里子)
    江戸時代の米の先物取引(山本一夫)
    爆発する江戸(菊地智博)

    Ⅲ 世情の風景さまざま

    奈良時代の付き人(古田一史)
    長谷寺と川原寺(村上孟謙)
    最後の遣明船(須田牧子)
    分国法にみる盗品の取戻し(前川祐一郎)
    摂関家当主の一喜一憂(松澤克行)
    門跡の相続事情(石津裕之)
    老中へ賄賂を贈る(荒木裕行)
    それぞれの密貿易(大東敬典)
    幕末の情報探索にみる「奇兵隊」(小野将)
    維新期朝廷の奥と表(箱石大)

    Ⅳ 文字に秘められた謎

    天皇に秘薬をすすめたのは誰?(小塩慶)
    記録と説話とのあいだ(海上貴彦)
    この手紙はいつのもの?(堀川康史)
    『兼見卿記』が二つある?(遠藤珠紀)
    近代写本の中に隠れた中世史料(畑山周平)
    天正少年遣欧使節とエヴォラ版書簡集(岡美穂子)
    元和九年の将軍上洛行程と『徳川実紀』(小宮木代良)
    絵文字入りの手紙を読む(尾上陽介)
    「東大寺開田図」と模写・写真(新井重行)

    Ⅴ 史料に向き合う

    複製史料を見つめ直す(井上聡)
    帝銀事件と史料編纂所(金子拓)
    金石文調査が拓く地域の歴史(菊地大樹)
    「攪乱」された東大寺文書を編む工夫(遠藤基郎)
    織田信長自筆書状の復元影写(宮﨑肇)
    歴史史料を創る(村岡ゆかり)
    下張り文書の魅力(山口悟史)
    プラチナプリントと複製(桑田恵里)

    Ⅵ 未来に広がる日本史学

    コンピュータが開く史料の扉(中村覚)
    日本史からのグローカル化(小風綾乃)
    研究データ基盤とベイズ統計学(山田太造)
    歴史に伴走する写真(谷昭佳)
    史料写真を撮る(高山さやか)
    古文書の紙を科学で読み解く(渋谷綾子)
    紙の漉き方からわかること(髙島晶彦)
    海に出来た山、海を渡った津波(杉森玲子)

    編集後記
    執筆者一覧
  • 2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。
    60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。
    長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。
    まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、
    よりリスキーな〝シノギ〞に手を出す。
    歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい……。
    善と悪の境界に肉薄する、今世紀最大の問題作!

    【世界中から翻訳オファーが殺到!】【読売文学賞受賞作】【本屋大賞ノミネート】
  • フランスを主戦場として英仏王家が攻防を繰り広げた百年戦争(一三三七~一四五三)。イングランドの大陸領をめぐる積年の対立に、フランス王位継承権争いが絡んで勃発した。当初イングランドが優勢だったが、ジャンヌ・ダルクによるオルレアン解放後、フランスが巻き返して勝利する。戦乱を経て、英仏双方で国民意識はどのように生まれたか。ヨーロッパ中世に終止符を打った戦争の全貌を描き、その歴史的意義を解明する。
  • 忠誠か、裏切りか。
    「本能寺の変」後――大河ドラマ「豊臣兄弟!」後半のキーパーソン、石川数正。
    豊臣秀吉との「天下取り」の行方は、徳川家康の懐刀・数正が握る。
    この男の行動こそ、戦国最大のミステリー。

    【目次】
    一 信長死して
    二 徳川の価値
    三 外道と外道
    四 真偽変転
    五 八分目の二人
    六 「次」への道
    七 要石
    八 怪物・黒田官兵衛
    九 病と薬
    十 道

    【主な登場人物】
    ■石川数正:今川家の人質時代から仕える、徳川家康の懐刀。交渉に長け、本能寺の変後には羽柴(豊臣)との折衝役を担う。
    ■徳川家康:織田信長第一の盟友だった東海の雄。三河、遠江、駿河に加え、信長の死後には甲斐と信濃も領する。
    ■豊臣秀吉:信長の次の天下人。徳川の弱体化を狙い、織田家の家臣時代から旧知の間柄である数正に、調略を仕掛ける。
    ■黒田官兵衛:秀吉の天下統一に寄与した智慧袋。
    ■豊臣秀長:秀吉の信頼厚い弟。大和大納言。
    ■石田三成:秀吉子飼いの若き側近。治部少輔。
    ■アマメ:伊賀忍び。
  • 織田信長の死後5日間に、何があったのか?
    徳川家康を守るべく暗躍する異能の伊賀者たちを描く歴史エンタメ巨編

    司馬遼太郎賞受賞作『ナポレオン』などでヨーロッパにおける数多の戦いを描いてきた著者が、「戦国時代最大の謎」に迫る。

    織田信長、死す。突如として明智光秀らに追われる身となった、信長の盟友を襲う数々の危難――。襲撃者は甲賀者か。彼らを雇うのは光秀なのか、それとも……。家康らの決死の逃避行を描く、血湧き肉躍る歴史アクション!
    直木三十五賞など受賞の実力派作家が、諸説紛々の「本能寺の変」と家康「伊賀越え」ルートの謎に迫った、読売新聞オンライン好評連載待望の書籍化。


    【目次】
    一、変の巻
    二、転の巻
    三、越の巻
  • 戦後最年少52歳で首相に就任、8年8ヵ月の史上最長政権を誇った安倍晋三。祖父に岸信介を持つサラブレットは、自民党最右派として憲法改正を掲げたが一次政権では挫折する。
     しかし政権復帰後、「アベノミクス」など経済政策により支持を獲得、6度の国政選挙に連勝し「安倍一強」体制を築く。彼の威光はG7でも際立ち、トランプ米大統領への対応など国際的評価も高かった。だが、安保法制など敵と味方を峻別する政治姿勢や、森友・加計学園、桜を見る会など権力の私物化への批判が付きまとった。
     本書は波乱と毀誉褒貶に満ちた安倍の生涯を辿り、彼の政治を総括する。
  • 電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。
    歴史は史料によって創られる。
    東京大学史料編纂所は、古代から明治維新期にいたるまでの膨大な史料を日本中から収集して研究する、国内最高峰の歴史研究機関だ。

    本書は、その史料編纂所に所属する「史料読みのプロ」42名が、それぞれの専門分野から選りすぐりの逸話を集めて綴ったアンソロジーである。
    古代から幕末まで、歴史上の偉人も名もなき市井の人々も、悩みや喜びとともに生きたその姿が、ここによみがえる。
  • 日本には現在もなお、無尽蔵と言える古文書が未発見・未調査のまま眠っている。
    戦後の混乱期に、漁村文書を収集・整理し、資料館設立を夢見る壮大な計画があった。
    全国から大量の文書が借用されたものの、しかし、事業は打ち切りとなってしまう。
    後始末を託された著者は、四〇年の歳月をかけ、調査・返却を果たすが、その過程で、自らの民衆観・歴史観に大きな変更を迫られる。
    戦後歴史学を牽引した泰斗による史学史の貴重な一齣。

    1999年刊行の名著を改版。

    目次


    まえがき
    第一章 挫折した壮大な夢
    第二章 朝鮮半島の近さと遠さ――対馬
    第三章 海夫と湖の世界――霞ケ浦・北浦
    第四章 海の領主――二神家と二神島
    第五章 奥能登と時国家の調査
    第六章 奥能登と時国家から学び得たこと
    第七章 阪神大震災で消えた小山家文書――紀州
    第八章 陸前への旅――気仙沼・唐桑
    第九章 阿部善雄氏の足跡
    第十章 佐渡と若狭の海村文書
    第十一章 禍が転じて福に――備中真鍋島
    第十二章 返却の旅の終わり――出雲・徳島・中央水産研究所
    あとがき
  • 植民地時代の対日協力者で「売国奴」とされた親日派。
     独立後の韓国は「反民族行為処罰法」を制定し多数検挙するが、反日闘士だった初代大統領・李承晩は事実上廃案にする。国家機能維持のためには親日派の協力が必要であり実利を取ったのだ。そのため戦後も政治や軍の中枢を親日派は占め続けた。
     だが民主化後、親日派への批判が始まる。21世紀以降は、政治がその清算を強く求め、「日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法」を制定、民間でも『親日人名辞典』アプリが配信されるなど、子孫を含めた糾弾が続く。しかし、その内実は現代政治に強く影響され、「政治カード」として大きく変質している。
     一見すると明確な利益が見出せない問題に、なぜ韓国は1945年の「解放」から80年にわたって莫大な労力を割いてきたのだろうか。親日派から描く韓国近現代史。
  • そこは「やさしい殿さま」が支配する「やさしい村」。
    しかしある日、村の人々はその暮らしに疑問を持ち……。

    日本児童文学の歴史を変えた、ディストピア×時代小説(初刊1968年)。
    多くのリクエストを受け、待望の復刊です。

    〈カバーイラスト〉小宮りさ麻吏奈
    〈カバーデザイン〉真田幸治
    〈解説〉蛙坂須美

    ***

    かつて少年少女読者に戦慄をもたらした、児童文学の異色名作を復刊する中公文庫のラインナップ

    鈴木悦夫『幸せな家族』(2023年9月)
    那須正幹『屋根裏の遠い旅』(2025年12月)

    に続く第3弾!
  • 陰湿、粗暴、狂信的……と語られてきた大日本帝国陸軍。
    しかし実際には、建軍当初から、国際的視野を持つ開明的な将校などは多く存在していた。一九四五年の解体までの七十余年で、何が変化したのか――。
    本書は、日露戦争勝利の栄光、大正デモクラシーと軍縮、激しい派閥抗争、急速な政治化の果ての破滅まで、軍と社会が影響を与え合った軌跡を描く。
    陸軍という組織を通し、日本の政軍関係を照らす、もう一つの近現代史。


    目次
    はしがき
    第1章 栄光からの転落
    第2章 第一次世界大戦の衝撃
    第3章 ポスト大戦型陸軍への挑戦
    第4章 「大正陸軍」の隘路
    第5章 「昭和陸軍」への変貌
    第6章 陸軍派閥抗争
    第7章 政治干渉の時代
    第8章 日中戦争から対米開戦へ
    終 章 歴史と誤り
    あとがき
    主要参考文献
    関連年表
  • インドに根付く社会的な身分制=カースト。数千年の歴史のなかで形成され、結婚・食事・職業など生まれから規制し、今なお影響を与え続ける。カースト問題には、「不浄」とされ蔑視が続く最底辺の不可触民=ダリトへの差別がある。政府は2億人に及ぶダリトを支援する施策を打つが、その慣習は消えず、移民した世界各国でも問題化している。本書はインドに重くのしかかるカーストについて、歴史から現状まで、具体的な事例を通し描く。
  • 西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった――日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解読し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!
  • かつて日本古代史は、『日本書紀』『古事記』や中国の史書に頼らざるを得なかった。だが一九九〇年代後半以降、三万点以上に及ぶ飛鳥時代の木簡の出土が相次ぎ、新たな解明が進み始める。本書は、大化改新、中国・朝鮮半島との関係、藤原京造営、そして律令制の成立時期など、日本最古の木簡から新たに浮かび上がった史実、「郡評論争」など文献史料をめぐる議論の決着など、木簡解読によって書き替えられた歴史を描く。第2回古代歴史文化賞大賞受賞作。
  • 炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
    結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
    ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。

    「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
    そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
    古内一絵さん大満足

    1938年、五月の台湾。
    作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。
    現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
    台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
    しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
    国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
    あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
  • 1853年にペリーが来航し、日本は開国へと向かう。明治維新後、条約改正や日清・日露戦争、第一次世界大戦を経て、世界の大国となった。だが1930年代以降、満州事変、日中戦争、太平洋戦争に突入し、悲惨な敗戦に終わる。日本は世界とどう関わってきたのか。破局の道を回避する術はなかったのか。国際秩序との関係を軸に、幕末の開国から太平洋戦争まで、日本外交の歩みをたどる。近年の研究をふまえた最新の通史。
  • 第二次世界大戦の悲劇を繰り返さない――戦争の抑止を追求してきた戦後日本。しかし先の戦争での日本の過ちは、終戦交渉をめぐる失敗にもあった。戦争はいかに収拾すべきなのか。二度の世界大戦から朝鮮戦争とベトナム戦争、さらに湾岸戦争やイラク戦争まで、二〇世紀以降の主要な戦争の終結過程を精緻に分析。「根本的解決と妥協的和平のジレンマ」を切り口に、真に平和を回復するための「出口戦略」を考える。
  • シリーズ3冊
    1,3202,750(税込)
    監訳:
    井上光貞
    訳:
    川副武胤
    訳:
    佐伯有清
    レーベル: 中公文庫

    わが国最初の正史。720年(養老4年)5月、舎人親王らが完成させた。神代から持統天皇の代までを漢文で編年体で記す。30巻。添えられた系図一巻は散逸。六国史の第一で、『日本紀』とも呼ばれ、『古事記』と併せて「記紀」という。しかし編集に使われた資料は『古事記』のように特定の帝紀や旧辞だけでなく、諸氏や地方の伝承、寺院の縁起、朝鮮や中国の歴史書なども参照している。文学性のある『古事記』に比べ、『書紀』は敬遠されがちだった。だが、「日本誕生」を知るには、『書紀』のほうがより重要だ。日本古代史の専門家による、わかりやすい現代語によって『書紀』はぐんと身近になった。
    上巻は、神代(巻第一)~武烈天皇(巻第十六)を収録。
  • ドイツは第二次世界大戦の敗北後、東西に分裂する。ソ連の影響下、社会主義国として四〇年にわたり存在したのが東ドイツである。東西統一後、東ドイツは、非人道的な独裁政治やシュタージといった秘密警察の監視など、負の側面ばかり強調されてきた。本書は、ベルリンの壁崩壊後に明らかになった史料から、楽観的で無責任な指導部、豊かさを求めて声を上げる民衆など、壁の向こうの実験国家の実態と全貌を描く。
  • 1892年にアメリカで発明されたトラクターは、直接土を耕す苦役から人類を解放し、穀物の大量生産を可能にした。文明のシンボルともなったトラクターは、アメリカでは量産によって、ソ連・ナチ・ドイツ、中国では国策によって広まり、世界中に普及する。だが、化学肥料の使用、土地の圧縮、多額のローンなど新たな問題を生み出す。本書は、一つの農業用の“機械”が、人類に何をもたらしたのか、日本での特異な発展にも触れながら、農民、国家、社会を通して描く。
    ●目次
    まえがき
    第1章 誕 生――二〇世紀初頭、革新主義時代のなかで
       1 トラクターとは何か
       2 蒸気機関の限界、内燃機関の画期
       3 夜明け――J・フローリッチの発明

    第2章 トラクター王国アメリカ――量産体制の確立
       1 巨人フォードの進出――シェア77%の獲得
       2 専業メーカーの逆襲――機能性と安定性の進化
       3 農民たちの憧れと憎悪――馬への未練


    第3章 革命と戦争の牽引――ソ独英での展開
       1 レーニンの空想、スターリンの実行
       2 「鉄の馬」の革命――ソ連の農民たちの敵意
       3 フォルクストラクター――ナチス・ドイツの構想
       4 二つの世界大戦下のトラクター

    第4章 冷戦時代の飛躍と限界――各国の諸相
       1 市場の飽和と巨大化――斜陽のアメリカ
       2 東側諸国での浸透――ソ連、ポーランド、東独、ヴェトナム
       3 「鉄牛」の革命――新中国での展開
       4 開発のなかのトラクター――イタリア、ガーナ、イラン

    第5章 日本のトラクター――後進国から先進国へ
       1 黎 明――私営農場での導入、国産化の要請
       2 満洲国の「春の夢」
       3 歩行型開発の悪戦苦闘――藤井康弘と米原清男
       4 機械化・反機械化論争
       5 日本企業の席巻――クボタ、ヤンマー、イセキ、三菱農機
    終 章 機械が変えた歴史の土壌
  • 日本人はイランに対してどのようなイメージをもっているだろうか。革命、戦争、日本に大挙してやってきた労働者……。しかし、それはイランの「非日常」的な一面に過ぎない。古代に広大な帝国を築き、正倉院へガラス器をもたらしたペルシアは、アラブのイスラーム勢力や欧米諸国の侵入や干渉を受けながらも独自の文化を守り抜いた。不安定な世界情勢のなか、現在も模索を続ける人々の真実の姿を伝える。
  • シリーズ4冊
    990(税込)
    著:
    岩室忍
    レーベル: 中公文庫

    異国船の来航により、二百年続いた鎖国体制が揺らぎつつある頃。
    彦根藩井伊家の十四男・鉄之助は家督には無縁の冷や飯食いだが、
    父・直中の期待を背負って幼少より学問と武術の習得に励んでいる。
    そして、剣の師匠・河西精八郎の「剣と禅は同じ」という言葉の意味を知るために、
    座禅と居合の稽古に熱中するのだった。

    後に大老となって対立するものを弾圧したことで恨みを買い、
    桜田門外の変で暗殺された井伊直弼。
    居合の達人でありながら、なぜ最後まで剣を抜かなかったのか? 
    その生涯の謎を解き明かす鍵は、「剣禅一如」の精神にあった―――。

    大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が描く、幕末新シリーズの開幕!
    文庫書き下ろし。全四巻。
  • かつて社会にとって最も神聖な儀式であった「処刑」は、12~13世紀を境に、〝名誉をもたない〟刑吏の仕事に変っていった。
    職業としての刑吏が出現し、彼らは民衆から蔑視され、日常生活でも厳しい差別をうけた。
    都市の成立とツンフトの結成、それにともなう新しい人間関係の展開、その中で刑罰観はどう変化したのか。
    刑罰観の変遷と刑吏差別の根源を追究する中で、庶民生活の実態を明らかにし、民衆意識の深層に迫る。
  • 「執権殿、この死の真相、どうぞ解き明かしてくれ」

    難事件を解決しながら、武家社会の規範となる御成敗式目の条項を定めていく時の執権・泰時と、叔父で連署の時房。
    しかし泰時は事件を振り返るうち、ある疑惑に気づいてしまい……!?
    かつてない歴史×本格ミステリ開幕!
  • 紀元前2600年のインダス文明を起源とするインド。社会、文化の礎が築かれたのはヴェーダ時代からグプタ朝の間だった。中世にはイスラーム勢力が入り、多数の王朝が乱立し分裂する。16世紀から300年にわたり支配したのはムガル帝国だった。イギリス統治期を経て、ついに1947年に独立。20世紀末からの成長は目覚ましく、世界に存在感を示す。本書は「21世紀の超大国」の、5000年に及ぶ長く複雑な軌跡を描く。

    ■目 次■

    まえがき 

    序 章 長い歴史と複雑な社会

    第1章 インダス文明から始まるインド史
    1 ハラッパー、モヘンジョ・ダロ遺跡の発見
    2 未解明のインダス文明
    3 インダス文明の衰退

    第2章 古代文明の展開
    1 ヴェーダ時代
    2 仏教・ジャイナ教の成立と発展 
    3 古代統一王朝の成立 
    4 クシャーナ朝と南インドの諸王朝 
    5 グプタ朝―ヒンドゥー教と古典文化の隆盛 
    コラム アレクサンドロス東征がマウリヤ朝を生み出したのか
    コラム 文化遺産のアジャンターとエローラ 

    第3章 中世インド世界 イスラームとの遭遇
    1 イスラーム勢力の進出 
    2 南インドの攻防 バフマニー朝対ヴィジャヤナガル王国 
    コラム 世界遺産クトゥブ・ミナール 

    第4章 ムガル帝国の成立と展開
    1 初代バーブル帝 ムガル帝国の始祖 
    2 第三代アクバル帝 実質的な帝国建設者 
    3 ムガル朝の全盛から衰退へ 
    4 反ムガル・在地勢力の台頭 
    5 ムガル帝国の遺産 

    第5章 英国のインド支配 インドの近代
    1 インド航路の開拓と欧州列強のインド進出 
    2 英国による植民地化と在地勢力の征服 
    3 一八五七年反乱 
    4 英領インドの誕生 

    第6章 独立運動の展開
    1 社会改革から始まった独立運動 
    2 インド国民会議派の誕生 
    3 第一次世界大戦期以降の独立運動とガンディーの登場 
    4 可視範囲に入り始めた独立 
    5 大英帝国の落日と第二次世界大戦 
    6 第二次世界大戦終結から英国の撤退へ 

    第7章 独立インド 理念から現実へ
    1 憲法の制定 世界で最長の憲法 
    2 ネルー時代 独立~一九六四年 
    3 インディラ・ガンディーの時代 一九六〇年代中頃~八〇年代
    4 一九八〇年代 激動の一〇年 
    5 九〇年代の枠組み変更 
    コラム ガンディーの現代史的意味 

    第8章 日本とインド
    1 憧れの国インド 
    2 明治時代から第二次世界大戦まで 
    3 第二次世界大戦後の日印関係 両国間のズレと低迷した関係 
    4 九〇年代に始まった日印パートナー関係 
    5 これからの日印関係 
    コラム インパール作戦

    終 章 21世紀のインド
    1 インドの政治経済状況 
    2 国際社会におけるインド 

    あとがき 
    主要参考文献
    関連年表
  • 『維摩経』は一世紀末に著された初期大乗仏典である。釈尊の入滅から約五百年後、仏教界が保守化、権威主義化した。その反省から生まれたのが大乗仏教運動であり維摩経である。聖徳太子が注釈書を記すなど日本でも重視されてきた。本書は二〇世紀末に発見されたサンスクリット写本を著者自ら翻訳・精読。仏典に書かれた戯曲的な記述の意味、在家主義、男女平等について、空・不二・中道の思想などを平易に解説する。

    ■目 次■

    はしがき
     
    Ⅰ 『維摩経』の基礎知識

    1 主人公、ヴィマラキールティについて 
    2 商業都市ヴァイシャーリーについて 
    3 アームラパーリーとその園林 
    4 題号の意味 
    5 『維摩経』と『法華経』に至るインド仏教史の概略 

    Ⅱ サンスクリット写本と諸翻訳間の異同

    1 漢訳の七訳三存四欠 
    2 古訳・旧訳・新訳の比較 
    3 サンスクリット写本の発見とその出版 
    4 『維摩経』貝葉写本の校訂と現代語訳 

    Ⅲ 『維摩経』各章の思想

    1 第一幕=アームラパーリーの園林にて 
    第一章 ブッダの国土の浄化(仏国品第一)
    第二章 考えも及ばない巧みなる方便(方便品第二)
    第三章 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う=前半(弟子品第三)
    第三章 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う=後半(菩薩品第四)

    2 第二幕=ヴィマラキールティの邸宅にて 
    第四章 病気の慰問(文殊師利問疾品第五) 
    第五章〝不可思議〞という解脱の顕現(不思議品第六) 
    第六章 天女(観衆生品第七)
    第七章 如来の家系(仏道品第八) 
    第八章 不二の法門に入ること(入不二法門品第九) 
    第九章 化作された菩薩による食べ物の請来(香積仏品第十)
     
    3 第三幕=再びアームラパーリーの園林にて 
    第十章 「尽きることと尽きないこと」という法の施し(菩薩行品第十一)
    第十一章 〝不動であるもの〞という如来との会見(見阿閦仏品第十二)
    第十二章 結論と付嘱=前半(法供養品第十三) 
    第十二章 結論と付嘱=後半(嘱累品第十四)

    Ⅳ 『維摩経』の人間主義

    1 大乗仏教における在家の復権 
    2 「空」による現実肯定の思想 
    3 「空」の思想と政治活動 
    4 自立した女性像を描く 
    5 言葉の限界性と必然性 
    6 マイトレーヤ菩薩への皮肉 

    Ⅴ 『維摩経』と『法華経』が現代に問いかけるもの

    1 自在に社会貢献する菩薩を待望 
    2 AIの台頭と仏教の役割 

    あとがき 
    参考文献
  • 1,078(税込)
    著:
    佐藤賢一
    レーベル: 中公文庫

    第18回中央公論文芸賞受賞作
    「息もつかせぬ面白さ」
    林真理子(選評より)

    軍事的天才を描いた『ナポレオン』で司馬遼太郎賞を受賞した著者が、生涯無敗の剣豪・宮本武蔵の「闘い」に焦点を当てた傑作活劇小説

    有馬喜兵衛、吉岡一門、宍戸某、そして佐々木小次郎。さらには――。
    最後の難敵との死闘を終えた宮本武蔵は吐き捨てた。今日まで剣に生きてきて、兵法というほどのものではないな。ただのチャンバラにすぎん……。
    二刀流の剣聖が、激闘の果てに辿り着いた境地とは? 直木賞作家の手で鮮やかに蘇る、数多の名勝負!

     
    【目次】
     (序)
    一、新免無二と吉岡憲法
    二、宮本武蔵と有馬喜兵衛
    三、宮本武蔵と秋山新左エ門
    四、吉弘加兵衛と井上九郎右衛門
    五、宮本武蔵と吉岡清十郎
    六、宮本武蔵と吉岡伝七郎
    七、宮本武蔵と吉岡一門
    八、宮本武蔵と宍戸又兵衛
    九、宮本武蔵と佐々木小次郎
    十、宮本武蔵と新免無二
     (結)

     〈巻末対談〉齋藤孝(明治大学教授)×佐藤賢一
  • 1,485(税込)
    著:
    天野純希
    レーベル: 中公文庫

    彼が幕府を開いていたら、のちの「戦国の世」は訪れなかったかもしれない。

    源頼朝の好敵手かつ優れた軍略家として大河ドラマでも人気――悲運の義将・木曾義仲の鮮烈な31年を描いた、第11回野村胡堂文学賞受賞作。

    平安末期。12歳の少年・駒王丸は、信濃国木曽の武士・中原兼遠の養子として、自然の中でのびのびと育つ。彼は父と母の名も自分が何者なのかも、いまだ知らずにいた。
    ある日、駒王丸はささいなきっかけから、同じく信濃の武士の子・根井六郎と喧嘩になる。だが、同等の家格であるにもかかわらず、六郎と根井家当主が後日謝罪に訪れる。二人は畏れ多そうに深々と頭を下げて言う。
    「駒王丸殿はいずれ、信濃を束ねる御大将となられる御方」
    初めて知る実父の存在、自らの壮絶な生い立ち。駒王丸、のちの木曾義仲の波乱の生涯が始まろうとしていた。
    類い希なる軍略で平家を破り、男女貴賤分け隔てない登用で源頼朝・義経より早く時代を切り拓いた源氏の嫡流。「朝日将軍」義仲の波瀾万丈な生涯を描いた傑作歴史巨編。

    「彼の一生は失敗の一生也。彼の歴史は蹉跌の歴史也。彼の一代は薄幸の一代也。然れども彼の生涯は男らしき生涯也」――芥川龍之介(「木曾義仲論」より)


    【目次】
    序 章 法師
    第一章 駒王
    第二章 巴
    第三章 戦雲
    第四章 決起
    第五章 源氏
    第六章 前夜
    第七章 死戦
    第八章 魔都
    第九章 落日
    第十章 残照
    終 章 余光
  • 明治九年、熊本の旧士族約一七〇名が決起し、政府に反旗を翻した神風連の乱。
    彼ら敬神党はなぜ軍事的成算をかえりみずに蜂起したか。
    神秘的秘密結社とも解される彼らの祖師、国学者・林櫻園の思想を読み解き、その「反時代的反乱」の淵源にせまる。
    著者による、執筆当時の未公開日記を初収録。
    〈巻末エッセイ〉橋川文三 〈解説〉髙山文彦 

    〈目次〉
    第一部
    神風連伝説
    蜂起のあと
    神風連百年

    第二部
    神風連とその時代
    第一章 見神者
    第二章 肥後冨勤皇党
    第三章 熊本敬神党
    第四章 反乱
    第五章 予兆

    註(第二部)

    あとがき
    新版のためのあとがき

    日記抄

    解説 髙山文彦
    巻末エッセイ 『神風連とその時代』にふれて 橋川文三
  • シリーズ8冊
    770814(税込)
    著:
    高田在子
    レーベル: 中公文庫

    お江戸日本橋に、ちょっとワケありな旅籠が誕生!?

    料理屋「夕凪亭」の娘ちはるは、雇われ人の裏切りで両親と店を失い、長屋でひとり借金苦に喘いでいた。そこに元火付盗賊改の工藤怜治が現れ、借金を清算してしまうと、日本橋室町に新しくできた旅籠「朝日屋」を手伝うようちはるに迫るが、ちはるには素直に頷けない事情があり……。

    お腹も心も満たされる「朝日屋」の物語、ここに開店!

    ●主要登場人物●

    ちはる――17歳。いまはなき料理屋「夕凪亭」の一人娘
    工藤怜治――28歳。朝日屋の主。元は腕利きの火付盗賊改で熱血漢

    慎介――54歳。朝日屋の料理人頭。朝日屋の前身である料理屋「福籠屋」の主で、料理の腕前はピカイチだったが……

    たまお――31歳。水茶屋の茶汲み女。外見はおっとりしているが、客あしらいがうまい。過去に悲惨な事件を経験している
    綾人――16歳。乙姫一座の女形。かつての奉公先で事件に遭い、怜治に救われた過去を持つ

    慈照――27歳。眉目秀麗な「天龍寺」の住職。幼い頃からちはるに目をかけている。甘党
    柿崎詩門――24歳。火付盗賊改で、怜治の元同僚。怜治と違い、品のいい優男だが有能
  • 戦後、日米政府間で誰にも知られず交わされた密約。
    政府首脳だけが把握し、日米安保のかげで、両国間の構造に深く組み込まれてきた。
    ①米兵の裁判権放棄、②日本への核持ち込み、③基地からの米軍の自由な出撃、④沖縄への核持ち込みという四つの密約の正体とは何か。
    なぜ密約が生まれ、日本に何をもたらしたか。
    米国側の史料・新事実を踏まえ、裏交渉の全容を解明。
    ヴェールを剥ぎとり、対米依存の真相に光を当てる。


    【目次】
    まえがき
    序 章 なぜ密約が交わされてきたのか
    「表」の条約・「裏」の密約  密約とは何か  なぜ密約は問題になるのか  本書の目的と方法  本書の構成
    第1章 なぜ米兵を裁けないのか――刑事裁判権放棄密約の実態
    1 刑事裁判権の原理
    旗国法原理  領域主権論  NATO軍地位協定
    2 日米行政協定の改定
    日米の主張  交渉開始  解決の糸口  津田陳述
    3 密約の成立
    津田陳述の密約性  オランダ方式・ドイツ方式  密約の実務
    4 密約の検証
    津田陳述の非公表性  統計データによる起訴率  オランダ・ドイツの裁判権放棄事例  刑事裁判権放棄の透明性の確保

    第2章 日本への核持ち込み――一九六〇年核持ち込み密約
    1 米国の核政策・日本の非核政策 
    米国の核保有数の急増  アイゼンハワー政権のニュールック政策  NCND政策  重光・アリソン口頭了解
    2 安保改定の舞台裏
    岸首相の訪米(1957年6月)  藤山外相の訪米(1958年9月)  米国の核戦略  フォーミュラ案
    3 秘密交渉の内幕
    岸・ハーター交換公文  フォーミュラをめぐる日米交渉  藤山外相の口頭了解  秘密了解をめぐる攻防  日本側の譲歩  「討議の記録」
    4 対米依存構造
    密約調査と外務省報告書  「東郷メモ」  非核二・五原則  核持ち込み密約

    第3章 米軍が自由に出撃するために――一九六〇年朝鮮議事録
    1 国連軍と日本
    「国連軍」の創設  「吉田・アチソン交換公文」  国連軍と戦闘作戦行動
    2 国連軍と事前協議制度
    「吉田・アチソン交換公文」の効力  日本案の内容  日本案への反応  統合参謀本部(JCS)の意見  朝鮮半島有事における例外規定
    3 密約締結の真相
    朝鮮半島有事の検討と米側の要請  日本側の対応  「好意的考慮案」  表向きと裏の取り決めの二重構造
    4 朝鮮議事録
    吉田・アチソン交換公文等に関する交換公文  朝鮮議事録  朝鮮議事録への署名  「事前協議なき出撃」  事前協議制度の形骸化


    第4章 沖縄返還と基地の自由使用――朝鮮議事録の行方
    1 沖縄返還への道のり
    「潜在主権」  ブルースカイ政策  ハルペリンとスナイダー  密使・若泉敬  佐藤・ジョンソン会談(1967年11月)
    2 沖縄返還の対処方針
    「核抜き・本土並み」  ニクソン政権下のNSC  NSSM5号  NSDM13号
    3 作戦使用と事前協議
    愛知・ロジャーズ会談(1969年6月)  共同声明抜粋案と総理の一方的発言案  米側共同声明案  韓国・台湾・ベトナム
    4 共同声明・総理の一方的発言
    安保条約の原則  韓国条項  台湾条項  ベトナム条項  朝鮮議事録の存続

    第5章 沖縄への核持ち込み――一九六九年沖縄核持ち込み密約
    1 沖縄返還交渉と核問題
    日米の立場  第二次日本案  苦悩する佐藤首相  「会談録」  日本側最終打合せ
    2 密使・若泉敬の再起用 
    政治的ホットライン  佐藤首相の曖昧な返答  繊維問題  スタンズ・ペーパー  ホイーラー・ペーパー
    3 核抜き交渉 
    佐藤首相案と若泉案  手続きに関する申し合わせ(シナリオ)  「核抜き」合意
    4 核と繊維 
    合意議事録草案  草案の確定  合意議事録への署名  難航する繊維問題  軍部の説得

    終 章 密約が交わされる構造と深層
    密約の特徴  密約の残した影響  密約が明らかにした課題  
    密約の教訓  日米密約の根源

    あとがき / 密約資料 / 参考資料
    日米密約史 関連年表
  • 「お値打ちセール20%OFF!」
    日本語では漢字・ひらがな・カタカナ、それにローマ字まで同じ文に共存しているが、これほど複雑な文字体系は世界に類を見ない。
    漢字からひらがなやカタカナが生まれたが、それらは独自に発展してきた。
    やがて藤原定家がひらがな文に漢字を所々に混ぜ、仏教説話で漢字カタカナ交じり文が生まれた。
    今ではひらがな文が圧倒的に優勢となった。
    文字が生んだ多様で高度な文化社会の変遷を辿る。

    ■□■目次■□■

    はじめに
    第一章 漢文と漢字
     第一節 無文字社会からの離脱
      五世紀の『宋書』「倭国伝」/五世紀日本の文字資料/倭王武(雄略天皇)/文字による支配権力の誇示/仏教と倭人の読み書き能力の向上
     第二節 律令国家と公文書行政
      文字依存社会への急激な移行/戸籍と計帳による住民の掌握/はじめての日本語記載/難波宮跡万葉仮名木簡/ウタを記載する

    第二章 漢字を使った日本語転記
     第一節 和歌と宣命――日本語を記すということ
      和歌資料の重要性/国家的要請から生まれた宣命
     第二節 祝詞と宣命の先後関係
      祝詞の古さについて/律令宣命の新しさ
     第三節 万葉仮名の森からの解放
      万葉集儀礼歌の行く末/万葉仮名の森を抜ける

    第三章 ひらがなのあゆみ
     第一節 ひらがな文と文芸
      ひらがなの成立/平安時代の古写本の体裁/古今和歌集
     第二節 藤原定家の表記改革
      読めなくなった王朝文芸/定家による歌文の表記改革/古典文芸の表記の変遷
     第三節 平安末期の日本語の歴史的変化
      古代語の音変化/古代語の文法変化
     第四節 定家本『土佐日記』の漢字使用
     『土佐日記』の特異性/定家写本の新たな資料価値
     第五節 貫之自筆本と定家本の和歌の漢字使用の違い
      定家本に注目しよう/読書習慣の変化
     第六節 和漢混淆文に吸収されたひらがな文
      和漢混淆文とは何か/文芸ジャンル「和漢混淆文」の成立

    第四章 近世ひらがな文の展開
     第一節 戦国時代分国法の文体
      中世東国の公文書/伊達家「塵芥集」の文体
     第二節 江戸時代の出版文化と書き言葉
      十七世紀の識字層の拡大/契沖の上代研究と歴史的仮名遣い/仮名遣いを呼び込んだ江戸時代のひらがな文
     第三節 明治普通文と言文一致運動の葛藤
      近代国家にふさわしい文体とは何か/東京語の成立
     第四節 言文一致体の矛盾
      近代社会を揺るがせた仮名遣い改定問題/政治問題化した仮名遣い

    第五章 カタカナのあゆみ
     第一節 漢文訓読とカタカナ
      平安時代を拓いたひらがなとカタカナ/カタカナの起源
     第二節 カタカナの成立とカタカナ文
      漢文訓読の開始/漢字に付着したカタカナ/王朝文語で書かれたカタカナ交じり文/漢字カタカナ交じり文出現の理由/漢字カタカナ交じり文の資源としての漢文訓読語/説話文学のカタカナ交じり文
     第三節 室町時代のカタカナ交じり文
      口語体の漢字カタカナ交じり文/近世古典注釈のカタカナ口語文

    第六章 実用的カタカナ文の展開
     第一節 近世の実用的カタカナ文――明治普通文への資源的準備
      漢字カタカナ交じり文の性格/知的実用文としての展開/近代公文書書式への準備
     第二節 明治政府の公文書書式――明治普通文
      五箇条の御誓文/カタカナ交じりの公文書
     第三節 カタカナ・ひらがな・漢字・ローマ字の共存――大量消費社会と自然科学
      同じ文脈での異種文字の共存/ひらがな文の拡大/ワープロ等の書き言葉への影響

    終章 日本語の書き言葉の不思議
      日本語の無文字体質/ひらがなの消極性/漢字の補助字体としてのカタカナ/カタカナ文成立の契機/明治普通文の有用性/言文一致運動/仮名遣い改定問題/知的文体におけるひらがな文の優位性/慎ましい文字・ひらがなの勝利
  • 難解な中国古典の含蓄深い精神を現代に伝える名手の著者が、青年時代より敬愛し、研究しつづけてきた司馬遷の名著『史記』の精髄を展開し、その歴史観に近代的な照明をあたえて解釈をほどこす。

    古代中国の群像は、宮刑の屈辱に堪えてまで歴史家としての使命に徹した司馬遷によって不朽となった。
    竹簡百三十巻の大著を書いた人、書かれた人の精神は、新鮮な感動を伴って再現される。
    文字を大きく読みやすくして改版。
  • 英語はイギリスやアメリカ、カナダといった母語圏だけでなく、アジア、アフリカ、カリブなど世界各地で公用語となっている。その形は一様ではなく、発音や綴り、語彙、文法が地域ごとに異なる。本書では、世界各地で使用されているさまざまな英語や、その多様性の背景にある歴史について詳細に描く。さらに、グローバル化する世界の中で共通語(リンガ・フランカ)として話されている英語のあるべき今後の姿も記す。

    【目次】

    まえがき
    第1章 複数形の英語――世界に広がる多様な英語変種
    第2章 ブリテン諸島――英語の形成と浸透
     Ⅰイングランド Ⅱウェールズ Ⅲスコットランド Ⅳアイルランド
    第3章 北米――新大陸での定着と拡大
     Ⅰアメリカ合衆国 Ⅱカナダ
    第4章 オセアニア――南半球へと広がるフロンティア
     Ⅰオーストラリア Ⅱニュージーランド
    第5章 アジア――多文化を結ぶ第二言語
     Ⅰ南アジア Ⅱ東南アジア
    第6章 カリブ海地域とアフリカ――クレオールと共通語のダイナミズム
     Ⅰカリブ海地域 Ⅱアフリカ
    第7章 世界の英語の繋がり――変種を超えた共通性
     Ⅰ綴りと発音 Ⅱ語彙 Ⅲ文法
    終章 英語の未来――分裂か収斂か?
     Ⅰリンガ・フランカとしての英語 ⅡEnglishesかEnglishか? Ⅲどのような英語を学習・教育すべきか?
    あとがき
    文献案内/図版出典/世界英語対照年表/用語解説
    人名・作品名・事項索引/語句索引
  • 2,365(税込)
    著:
    澤田瞳子
    レーベル: ――

    時は貞観八年(866)。海神の生贄となる定めの少女・由良はある日、海賊に襲われた商人船から巨大な櫃が海に投げ出されるのを目撃する。船長の赤名が拾い上げると、縛られた謎の男が入っており……。新羅と内々に交易を行い財を成す商人、京での争いに敗れ大宰府に赴任する不遇の官人、銭と欲の坩堝の海で逞しく生きる海賊、そして――。複雑なしがらみによって生じた危険な渦に、いつしか由良は巻き込まれていく。

    金銀財宝が集まってきた博多の海、そして西国の島々を舞台に直木賞作家が描く、壮大でスリリングな歴史長篇!
  • なぜ誰もが勅撰集に歌が収められることを願ったのか――

    本書の主人公である後嵯峨院が何者かを知る人は少ないだろう。
    天皇在位1242~1246、院政期1246~1272は、鎌倉幕府でいうと、
    三代執権泰時から八代時宗に当たり、出来事としては承久の乱後、
    御成敗式目制定後10年の時点から元寇直前までの間を指す。
    本書では、この後嵯峨院が治天の君として君臨した時代を
    日本史上空前の政治的安定期と目し、
    政治と文化が融合した関係の全容を読み解きたい。
    後世にまで影響をおよぼした、日本史の強固な地盤の一断面を明らかにする。

    【目次】
    序 章 古典とはこれ和歌なり
    第一章 承久の乱後の政治と文化
    第二章 後嵯峨院政の始動
    第三章 御嵯峨院政の平和と古典的公共圏の成立
    第四章 ポスト後嵯峨院時代の激動
    終 章 後嵯峨院時代の余光
  • シリーズ3冊
    726946(税込)

    江戸の町、竹林に囲まれたしもた屋で、産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行ってきた「闇医者」のおゑん。彼女の元には、奉公先の若旦那と恋仲になった女中、あやかしの子を孕んだと訴える武家の奥方など、複雑な事情を持つ者たちがやってくる――。
    時代小説の名手が、悩める女たちが自分の人生を切り開いてゆく様を彫り深く描いた、祈りと再生の物語。

    【収録作品】
    「春の夢」
    「空蝉の人」
    「冬木立ち」
  • 激動の幕末維新期を題材に数多くの歴史小説、史論を発表してきた著者のライフワーク。

    全三巻のうち上巻では、
    大村益次郎の登場から、第二次長州追討戦、大政奉還、鳥羽伏見の戦いを経て、箱根戦争の終結までを描く。
  • 20世紀を代表する詩人・思想家たちは、ホロコーストという未曾有の暴力といかに向き合い、表現し、思想形成したのか。そして彼らの言葉はドキュメンタリー映画『ショアー』の証言者たちの言葉といかなる関係にあるのか。
    ジャック・デリダの問題提起を受け止め、レーヴィ、ヴィーゼル、ツェラン、アドルノ、アーレント、レヴィナスの文学と思想を精緻に読み解く。

    【目次】
    序 章 記憶のエコノミーに抗して
     ――映画『ショアー』における語り、歌、沈黙
    第1章「灰色の領域」と溺れるもの
     ――プリーモ・レーヴィにおける詩と散文
    第2章 問いとしての〈神〉
     ――エリ・ヴィーゼルにおける信仰の問題
    第3章 難解であることの意味
     ――パウル・ツェランと〈アウシュヴィッツ以降の詩〉
    第4章 すれ違いのリアリティ
     ――アドルノとツェラン
    第5章 ユダヤ人の主体性を取り戻すこと
     ――アーレントの「闘い」
    終 章 レヴィナスにおけるユダヤ性
     ――体験と思想をめぐって
  • フランス大統領を2期務め、欧州統合の礎を築いたフランソワ・ミッテラン(1916~96)。
    社会党初の大統領として、東西ドイツ統一や冷戦終結など国際政治の激動期を導いた。一方、青年期にはナチスに協力的なヴィシー政府で働いた過去や、大統領期に新自由主義的な政策を実施したことから、権謀術数を駆使した「政治屋」と揶揄する声も多い。
    毀誉褒貶ある足跡から、戦争と革命の20世紀とフランス現代史を辿る。

    ■目次■

    まえがき

    第1章 フランスの地方に生まれて――「王か法王になる」

    第2章 世界大戦との出会い――「フランスを中から目覚めさせる」

    第3章 政界のホープ――「野心は統治者になることに尽きる」

    第4章 大統領への道――「革命とは決別のことである」

    第5章 社会主義から欧州統合へ―― 「私はヨーロッパ建設と社会正義の間で迷っている」

    第6章 ドイツ統一とポスト冷戦時代の始まり――「自らの手でヨーロッパを作り出す」

    終 章 フランスの歴史と政治――ミッテランが遺したもの

    あとがき
    写真出典
    主要参考文献
    ミッテラン略年表
  • 792(税込)
    著:
    坂岡真
    レーベル: 中公文庫

    もう、死んでもいい――。

    須坂藩筆頭目付の板倉に命じられ、次席家老を斬って出奔した新九郎。
    七年ぶりで故郷に舞い戻り、今度は板倉を惨殺した。
    そうせざるを得なかった理由を、友の源兵衛だけが知っている。
    運命が一変した闇討ちの夜以来、源兵衛と新九郎は対峙する……。

    抗えど切なきは人の運命、さまざまな人の死に様を描く、傑作時代小説集。
  • シリーズ2冊
    1,320(税込)
    著:
    久生十蘭
    レーベル: 中公文庫

    ヘチマなりの顎をぶらさげた、北町奉行所例繰方見習・仙波阿古十郎。難解な怪事件に鮮やかな推理で大活躍。探偵小説史に残る、本格ミステリ捕物帳。上巻に12話、異稿1篇を収録。
    *目次
    捨公方/稲荷の使/都鳥/鎌いたち/ねずみ/三人目/紙凧/氷献上/丹頂の鶴/野伏大名/御代参の乗物/咸臨丸受取/猫屋敷(「都鳥」の異稿)/三一書房版全集解説(都筑道夫)
  • ヘチマなりの顎をぶらさげた、北町奉行所例繰方見習・仙波阿古十郎。
    人呼んで「顎十郎」。ライバル南町の控同心・藤波友衛を出し抜いて、江戸を揺るがす難解な怪事件に鮮やかな推理で大活躍。
    伝奇もの、不可能犯罪、安楽椅子探偵など、多彩な作風で探偵小説史に残る、本格ミステリ捕物帳。

    全24話に異稿2篇を収録。

    〈解説〉都筑道夫/日下三蔵
  • インテレクチュアル・ヒストリーとは何か。哲学的、政治的、宗教的、科学的、芸術的なアイデアは、歴史的文脈のなかでどのように生まれたのか。この方法の可能性を具体的成果とともに語る。

     目 次


    謝辞
    はじめに
    1 本 質――哲学・思想・政治・経済・科学・文化を切り離さない態度
    2 歴 史――第一次世界大戦から現在まで
    3 方 法――テキストを経済的・社会的・政治的文脈の中で読む
    4 実 践――スキナー、ポーコック、クラフトンらの仕事
    5 正当性――歴史は「語られ方」が問題
    6 現在と未来――多様な分野での成果
    おわりに

    参考文献
    索引
    訳者解説
  • ヨーロッパ文明揺籃の地である古代ギリシャの輝きは、神話の世界そのままに、人類史の栄光として今も憧憬の的であり続けている。
    一方で現在のギリシャは、経済危機にあえぐバルカンの一小国であり、EUの劣等生だ。
    オスマン帝国からの独立後、ギリシャ国民は、偉大すぎる過去に囚われると同時に、列強の思惑に翻弄されてきた。
    この“辺境の地”の数奇な歴史を掘り起こすことで、彼の国の今が浮かび上がる。
  • 生誕100年を前に「ゲバラ日記」と知られる、最期までを記した遺稿をララテンアメリカ取材60年のジャーナリストが精査して新訳。
    現地取材・関係者の証言を基に伝説の英雄の実像に迫る。
    メモリアル写真を多数掲載。

    はじめに
    訳者序

    ボリビア日記
    1966年11月7日~1967年10月7日

    巻末付録(ゲバラがボリビアで発表した声明や発信した通信文)

    解題ー数奇な運命を辿った日記原本とアルゲーダス内相

    解説

    訳者あとがき

    ボリビア民族解放軍(ELN―B、通称ゲバラ部隊)戦士人名録

    チェ・ゲバラ メモリアル写真
  • シリーズ5冊
    1,7602,090(税込)
    著:
    富樫倫太郎
    レーベル: ――

    〈北条サーガ〉に待望の新シリーズ
    富樫倫太郎が、今度は北条家3代目の生涯を描き出す!
    「北条早雲」と「軍配者」――
    ふたつの人気シリーズを受け継ぐ壮大なストーリー「北条氏康」が幕を開ける

    祖父・早雲に可愛がられた伊豆千代丸は、やがて3代目・氏康として立つ。
    関東全土の支配を目指す氏康の生涯には、今川義元との対立、河越夜襲、そして武田信玄や上杉謙信との死闘……幾多の試練が待つことに。

    新シリーズ第一弾は、早雲に可愛がられた伊豆千代丸時代から、軍配者・風摩小太郎との出会い、小沢原の初陣まで!
  • シリーズ4冊
    770814(税込)
    著:
    坂岡真
    レーベル: 中公文庫

    臨時廻り同心の長尾勘兵衛は、還暦の今も江戸市中を歩きまわっていた。同年配の同心たちはほとんど隠居したが“うぽっぽ”は変わらない。勘兵衛は、十数年前に島送りとなった男の帰りを娘に伝えるか逡巡していた。そのとき偶さか居合わせた若い侍から身の潔白を訴えられて……。傑作捕物帳シリーズ新章、待望の書き下ろし。〈解説〉細谷正充
  • 1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど15ヵ国の元首でもあった。70年間という史上最長の在位期間中、政治に関与し続け、また数多くの事件に遭遇する。W・チャーチルら15人の首相が仕え、「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評された。本書はイギリス現代史を辿りながら、幾多の試練を乗り越え、96年に及んだ生涯を描く。コロナ禍や新国王の戴冠式を増補した決定版。

    【目次】

    第Ⅰ章 リリベットの世界大戦――王位継承への道

    第Ⅱ章 老大国の若き女王――二五歳での即位

    第Ⅲ章 コモンウェルスの女王陛下――一九七〇~八〇年代

    第Ⅳ章 王室の危機を乗り越えて――ダイアナの死と在位五〇周年

    第Ⅴ章 連合王国の象徴として――二一世紀の新しい王室

    補 章 「大王」の死――コロナ、在位七〇周年、そして崩御

    おわりに
    あとがき/増補版へのあとがき
    主要参考文献
    主要図版出典一覧
    エリザベス女王関連年譜
  • 日本史上における最大のクーデター、二・二六事件。
    蹶起にいたるまで、青年将校グループはいかなる動きをたどったか。
    自らも軍法会議によって禁固刑に処せられた元将校が、
    昭和維新の内実を仔細に綴った一級史料。
  • 日本史上における最大のクーデター、二・二六事件。
    蹶起にいたるまで、青年将校グループはいかなる動きをたどったか。
    自らも軍法会議によって禁固刑に処せられた元将校が、
    昭和維新の内実を仔細に綴った一級史料。
  • 幕末史において圧倒的な人気を誇る坂本龍馬。
    彼本人による書簡、もしくはその意を汲んだ代筆と考えられている147通すべてを収載し、原文に加えて現代語訳と解説を付す。

    ユーモアあふれる闊達な内容は、人間味あふれる龍馬の実像を伝えて余りある。
    また最新の研究成果を反映した解説により、各書簡が龍馬の人生や当時の情勢においてどのような意味を持つのかが明快になり、読み応えのある内容となっている。
    近年発見された書簡数点の写真も収録。

    目次
    坂本龍馬書簡はどのように紹介されてきたか––まえがきにかえて
    序 坂本龍馬の生涯 
    第一章 青春の日々 嘉永六年(一八五三)~文久元年(一八六一)
    第二章 土佐脱藩と神戸海軍操練所 文久三年(一八六三)~元治元年(一八六四)
    第三章 薩長盟約への道 慶応元年(一八六五)~慶応二年二月
    第四章 寺田屋事件と下関海戦 慶応二年(一八六六)二月~同年十二月
    第五章 土佐海援隊隊長・才谷梅太郎へ 慶応二年(一八六六)十二月~慶応三年四月
    第六章 いろは丸事件 慶応三年(一八六七)四月~同年七月
    第七章 大政奉還へ 慶応三年(一八六七)八月~同年十月
    第八章 新時代へ向かって 慶応三年(一八六七)十月~同年十一月
    あとがき
    人名索引項目
  • 電子版は本文中の写真の一部をカラー写真に差し替えて掲載。
    小田原城を本拠に雄飛した戦国大名北条氏。今川・武田・上杉ら有力大名とは、激しい攻防を繰り広げる一方、婚姻や養子縁組で同盟関係を結んだ。
    一族の結束を誇り、民政重視の巧みな領国統治で名高い。伊豆・相模・武蔵・下総を版図に収め、北関東の一部をも勢力圏とする。
    だが、豊臣政権と鋭く対立、小田原合戦で敗れてあえなく滅亡した。
    初代宗瑞(早雲)から氏綱・氏康・氏政・氏直まで、宗家五代一〇〇年の歩みをたどる。

    ■目次

    はじめに

    序 章 歴代の身辺・履歴

    第一章 将軍近臣からの転身
         ――初代当主・宗瑞とその時代

    1 京都から駿河へ
    2 伊豆・相模の平定
    3 「武にして禅にゆく人」

    第二章 「相州太守」から関東管領へ
         ――二代当主・氏綱とその時代

    1 武蔵の併合
    2 伝統的権威への対応
    3 領域支配制度の整備

    第三章 最盛期の現出
         ――三代当主・氏康とその時代

    1 関東管領職をめぐる戦い
    2 公方-管領体制の再編
    3 民政の推進
    4 「小田原衆所領役帳」の作成

    第四章 当主と隠居の二頭制
         ――四代当主・氏政とその時代(一)

    1 新たな強敵への対応
    2 当主としての自立
    3 越相同盟

    第五章 「関東八州」の領国化
         ――四代当主・氏政とその時代(二)

    1 甲相同盟下の戦局
    2 織田政権への編入
    3 新たな公権化への道

    第六章 中央政権との交渉
         ――五代当主・氏直とその時代(一)

    1 織田政権下での動き
    2 北条・徳川同盟の成立
    3 豊臣政権への対応

    第七章 小田原合戦
         ――五代当主・氏直とその時代(二)

    1 戦闘準備
    2 小田原開城
    3 豊臣家臣としての再生

    終 章 「典型的」と評された戦国大名の実像

    あとがき
    主要参考文献
  • 1,078(税込)
    著:
    岩井 圭也
    レーベル: 中公文庫

    北の鉱山を舞台に、圧倒的筆致で綴られた哀切な昭和ロマン

    昭和13年、北海道東部――鉱山技師の那須野寿一は、巨大な水銀鉱床と地図にない村を発見する。〈フレシラ〉という名のその集落には、謎めいた一族が暮らしていた。
    鉱夫となったフレシラの若者アシヤ。寿一の息子で、水銀に魅せられた源一。太平洋戦争、朝鮮戦争特需、水俣病の公害問題……昭和の動乱に翻弄された二人の青年と数奇な一族の波瀾万丈を描く、壮大かつ幻想的な大河ミステリー。『竜血の山』改題。

    【目 次】
    第一章 赤い岩 ―昭和13年
    第二章 水飲みたち ―昭和17年
    第三章 不死身の鉱夫 ―昭和18年
    第四章 冷たい山 ―昭和24年
    第五章 ある母子 ―昭和26年
    第六章 人間の血 ―昭和34年
    第七章 湖底 ―昭和38年
    第八章 飛ばない鳥 ―昭和39年
    第九章 きらめく水のほとり ―昭和43年

    〈巻末対談〉今村翔吾×岩井圭也
  • 『論語』の解釈は一通りではない。
    日本に伝わった貴重な写本を紹介しつつ、多様な読み方の楽しみを説き、あわせて孔子の生涯をたどってゆく。
    孔子とその弟子たちの言行録を味読するための画期的な入門書。
  • 1,034(税込)
    著:
    門井慶喜
    レーベル: 中公文庫

    首都焼失――その時、幕閣のトップは何をしたか?

    明暦3年(1657)1月、江戸が燃え尽きた――。「明暦の大火」である。
    日本史上最大、世界史的に見ても有数の焼失面積と死者数を出したこの大惨事からの復興に立ち上がった男がいた。代官の息子に生まれながら、先代将軍・家光の小姓から立身出世を遂げた老中・松平伊豆守信綱。その切れ者ぶりから〝知恵伊豆〟と呼ばれた信綱は、町奴の長兵衛に現地調査を命じながら、「江戸一新」に乗り出した。
    叩き上げの天才政治家が老中会議で熱く議論し即決、遅滞なく推し進めたのは、現代の東京に繋がる「大江戸」への建て替えだった。


    目 次
    第一章 大火発生
    第二章 復興開始
    第三章 米の値段
    第四章 復興景気
    第五章 抗 争
    第六章 大移動
    第七章 討ち入り
    第八章 遷 都

    〈解説〉内田剛
  • シリーズ5冊
    836924(税込)

    〝猪母真羅〟持ちで美丈夫の麗門愛之助。女が群がるこの男、実は放念無慚流の達人にして、大身旗本の次男坊という恵まれた境遇。しかし宮仕えを嫌い、気ままな用心棒暮らしを送っていた。ところが、江戸中を恐怖に陥れていた残虐な盗賊団〝煬帝〟を、「ある事情」から斬ることになった愛之助だが――!? 時代小説界のネオ・ヒーロー、ここに誕生!

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