『歴史、一般財団法人東京大学出版会、半年以内(実用)』の電子書籍一覧
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\読めば納得の新時代テキスト/
「この本で勉強したかった」――知識を問いにつなげ、複雑な社会を生き抜く思考力を養う
現代社会の基礎となった近現代を、政治・経済・文化・ジェンダーの視点で俯瞰し、高校教科書から一歩踏み込んだ「問い」に誘うことで、歴史の見方を変えていく。高校生、大学生、社会人まで、歴史を学ぶすべての人のためのテキスト。幕末維新から冷戦後までを2冊に凝縮。
●なぜ日本は満州事変後に国際連盟を脱退した?
●戦争が長く続いたことで日本の社会はどう変わった?
●敗戦後の日本はどのように国際社会に復帰した?
【東京大学出版会創立75周年記念出版】
【主要目次】
目次
まえがき
凡例
第1講 満洲事変から日中全面戦争に至る道のり――日本はなぜ国際社会から孤立したのか?(樋口真魚)
1 第一次世界大戦後の国際秩序
ワシントン体制とヴェルサイユ体制/戦争違法化の進展/日中関係
2 満洲事変と国際連盟脱退
国際連盟とアメリカ/リットン報告書と国際連盟脱退
3 日中戦争と国際環境の変容
日中戦争への道/日中全面戦争勃発とアメリカ/泥沼化する日中戦争/第二次世界大戦の勃発
第2講 軍部の台頭――「顔」なき戦争指導の起源(大窪有太)
1 政治化の条件
軍と状況/軍と制度
2 政党内閣から満洲事変へ
宇垣一成のリーダーシップとその限界/満洲事変の衝撃/皇道派の登場
3 下剋上の完成
陸軍派閥対立と海軍艦隊派の権勢/天皇機関説事件と華北分離工作/2・26事件と「粛軍」
第3講 満洲事変から太平洋戦争期の国内政治――戦争の時代の政党政治(高島笙)
1 政党政治の終焉と挙国一致
第二次若槻内閣と満洲事変の勃発/政民連携構想とその破綻/犬養毅内閣/挙国一致内閣の成立/天皇機関説事件と2・26事件
2 迷走の日本政治と日中戦争
粛軍内閣と議会政治/宇垣一成への大命降下と軍部大臣現役武官制/林銑十郎内閣/政友会の内紛/無産政党と既成政党/近衛文麿の登場/第一次近衛内閣と日中戦争/国家総動員法と政友会/平沼・阿部・米内
3 アジア・太平洋戦争と日本政治の「新体制」
反軍演説と新体制運動/新体制運動と翼賛会「幕府」論/自由主義派の登場と翼賛会憲法違反論争/東条英機内閣と政党政治/翼賛選挙と選挙干渉/東条の権力掌握と政治力/戦局の悪化と政務官制度の復活/近衛上奏文から「聖断」へ
第4講 日米戦争――「無責任の体系」の縮図(飯島直樹)
1 昭和戦時期の政策決定システム
明治憲法体制の欠陥/陸海軍のセクショナリズム/「両論併記」と「避(非)決定」
2 日米開戦への道のり
陸軍の最重要課題/「南進」製作の実行/日独伊三国同盟締結と松岡外交の真意/独ソ開戦と第二次近衛内閣総辞職/北進論と南進論の激突/南部仏印進駐/参謀本部の早期開戦論と軍令部の「ジリ貧」論/日米巨頭会談構想/帝国国策遂行要領の決定/陸海軍「責任回避」の縮図
3 開戦と終戦
東条内閣は実は「戦争回避内閣」だった?/国策再検討/海軍の開戦決意と対英米戦略/日米交渉決裂・開戦/陸海軍の戦略対立と陸海軍統合構想/一撃和平論とソ連和平仲介構想/ポツダム宣言受諾/日米開戦を招いた「合理性の罠」
第5講 総力戦下の社会変容――統制強化と平準化(若月剛史)
1 戦争勃発の影響と統制の強化
賃金の上昇と消費の拡大/統制の強化/強まる同調圧力/
2 福祉政策の進展と平準化
福祉政策の進展/農村の変容/女性の社会的地位の変化/労働のあり方の変化
3 「科学」の浸透
「科学」と「技術」・「生活」
第6講 昭和の文化史――お母さんたちの検閲100年(金子龍司)
1 1920年代の画期性
大衆の時代/新中間層・核家族・専業主婦/大衆娯楽の形成と活字メディア/大衆娯楽批判の形成/検閲と検閲批判の展開
2 戦時期の「民意」による検閲
戦時期の娯楽の隆盛/お母さんの街頭進出/太平洋戦争期の密告社会/超非常時の娯楽礼賛
3 敗戦後の「民意」による自主規制
敗戦、占領と娯楽/お母さんたちの実力行使/それでも怒り続けるお母さん
第7講 占領期――戦後日本の政治外交路線はいかに設定されたのか(藤田吾郎)
1 占領改革
初期占領改革の実施/日本国憲法の成立
2 占領政策の転換
1947年における講和・安全保障問題/米国政府における占領政策の転換/講和機運の高まり/吉田茂と講和問題
3 講和・安保条約の締結と占領の終結
吉田茂と再軍備問題/吉田=ダレス会談/サンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約の成立/講和後の国内政治/自由民主党の結党
第8講 55年体制下の国内政治――自民党政権はなぜ長期化したのか(草薙志帆)
1 55年体制の成立と高度経済成長
55年体制の始動と二大政党制の蹉跌/派閥連合政党としての自民党/高度経済成長と自民党の包括政党化/党近代化と派閥抗争
2 開発政治の揺らぎと保革伯仲
佐藤長期政権と多党化時代/革新自治体の叢生/「決断と実行」から「独断と暴走」へ/自民党改革の一応の完成?
3 「保守復調」とは何だったか
初の総裁予備選と「田中支配」/「戦後政治の総決算」が意味したもの/「保守復調」の内実
第9講 戦後処理外交の展開――サンフランシスコ体制の功罪(濵砂孝弘)
1 手探りの独立外交
落日の吉田政権/自主外交の衝動/岸政権のアジア外交と賠償交渉
2 経済成長と戦後処理外交
安保改定/高度経済成長と対欧州外交/日中関係の好転と日韓基本条約
3 国際秩序の変動と戦後処理外交
経済大国の責任分担/沖縄返還交渉と対中外交/日中国交正常化の実現
第10講 冷戦終結前後の日本――政治とメディアの共鳴する時代へ(塚原浩太郎)
1 冷戦終結とその残滓(1988-95)
政治報道をめぐる状況/冷戦後の国際社会/冷戦後の日本
2 メディアのなかの対立劇(1996-2012)
世論と社会状況/トップダウンの試行錯誤/転換点としての金融危機
3 現在への展望(2012-18)
中国の台頭とアメリカ/「一強」時代の政治運営/次なるメディアの時代へ
第11講 LGBTQ史を紐解く――戦後日本社会を再解釈する(酒井晃)
1 市民として生きる
軍隊経験と男娼/「健全」な性道徳と「不健全」なLGBTQ/市民社会との折り合い
2 アイデンティティを見つめる
社会との隔絶と「趣味」の世界/「性転換」ブームと「ブルーボーイ事件」/新宿二丁目のゲイタウン化
3 欲望を叶える/声を上げる
「性解放」をめぐる状況とゲイ雑誌の創刊/「若草の会」からレズビアン・フェミニズムへの展開/出来事を再解釈する歴史へ
第12講 第一次世界大戦期以降の経済史――財閥から企業集団へ(出口雄大)
1 第一次世界大戦期~第二次世界大戦期の日本経済と財閥
大戦景気・1920年恐慌/関東大震災・金融恐慌/昭和恐慌/アジア・太平洋戦争
2 財閥解体
財閥の解体過程/過度経済力集中排除法・独占禁止法
3 第二次世界大戦後の日本経済と企業集団
6大企業集団の成立/1965年不況/資本自由化/6大企業集団の「解体」 -
近代中国の国語の原型を形づくった、清末から民国初期までの言語改革運動である「切音字運動」に着目し、その歴史的役割と意義を明らかにする。民衆啓蒙運動から立憲運動として公民の養成を指向する運動となり、近代的教育体制へとつながっていく過程を実証的に描く。
【主要目次】
序 章 切音字運動と近代中国の国語形成
第一章 切音字運動の始まり――盧戇章を中心に
第一節 盧戇章の経歴――「条約港」知識人として
第二節 盧戇章の構想
第三節 盧戇章から梁啓超へ
第四節 本章のまとめ
第二章 北方における切音字運動と立憲運動――王照を中心に
第一節 王照の経歴――国語統一派として
第二節 言語統一と官話字母
第三節 学制改革と官話字母
第四節 直隷モデルと官話字母
第五節 王照の実践――官話字母の普及
第三章 南方における切音字運動と立憲運動――労乃宣を中心に
第一節 労乃宣の経歴――方言重視派として
第二節 南方における簡字の普及
第三節 簡字と公民権
第四節 簡字の挫折――簡易識字学塾をめぐって
第五節 複数の国語構想
第四章 清末の切音字運動から民初の国語運動へ――呉稚暉を中心に
第一節 呉稚暉の経歴――国音統一派として
第二節 読音統一会における論争
第三節 二つの国語観
終 章 近代中国の国語形成史の再構築 -
維新変革の前後で、宣長学そして篤胤学の思想的特質が果たした役割を国学者たちの状況に即して明らかにする。日本古代を理想世界としながらも、歌文研究、霊魂論をそれぞれに重視する二つの国学の流れのなかで実現した王政復古は、彼らの理想に合致するものだったのか。秩序と変革をめぐる革命の精神史。
【主要目次】
序章
第一部 身分制社会における国学
第一章 学者と講釈師のあいだ――平田篤胤『霊能真柱』における安心論の射程
第二章 「御民」宣長――林崎文庫碑文一件再考――
第三章 「諏訪」という思想――平田門人松沢義章の世界
第四章 参沢明とは誰か
第五章 本居内遠の文事
補論 「古学本教大意」の再検討
第二部 幕末国学の転回
第六章 予言の大軍――嘉永期の気吹舎
第七章 「幽界物語」の波紋
第八章 若き三輪田元綱
補論 その後の元綱――文久の上京まで
第九章 「みよさし」論の再検討
第三部 王政復古と国学者
第一〇章 新政府と復古神道
第一一章 神々は沈黙せず――平田派神霊事件考
第一二章 諸家執奏廃止と神祇官――三輪田元綱の立場から
第一三章 「国典」「国教」「国体」――祭・政・教をめぐる飯田年平の思想
終章 -
南米に渡った、日系移民の人々は、どのように生きてきたのか、そして、日系移民が日本と南米をどのように結びつけたのか。ブラジル、ペルー、パラグアイ、アルゼンチンに渡った移民たちの足跡をたどり、豊富な資料から気鋭の移民の研究者が多角的な視点から分析する移民研究の最前線。
【主要目次】
序章 南米日系移民の歴史を振り返る意義(ファクンド・ガラシーノ、高木佳奈)
Ⅰ移民の送出と教育
第1章 日本の南米移民事業における「官民」協力(根川幸男:国際日本文化研究センター・特定研究員)
第2章 海外植民学校の教育内容と戦前期パラグアイへの入植(名村優子:早稲田大学日本語教育研究センター非常勤インスタラクター)
第3章 救済としての渡航(フェリッペ・モッタ:京都外国語大学外国語学部専任講師)
Ⅱ移民とともに移動するモノ
第4章 交易仲介人としての日本人移民(竹中歩:一橋大学教授)
コラム 1940年、初めて日本を見る(フェリッペ・モッタ)
第5章 日系移民とともに移動した「日本文化」(高木佳奈)
コラム 日系移民とアルゼンチンの東洋美術コレクション(高木佳奈)
Ⅲ移民と開発
第6章 日系移民とブラジル開発(ガラシーノ)
コラム アマゾン河流域への日本人入植と記憶地図の試み(根川幸男)
第7章 『北海道協会報』からみた在ブラジル北海道協会の活動(番匠健一:社会理論・動態研究所研究室)
終章 日系移民がむすんだ日本と南米(ガラシーノ・ファクンド、高木佳奈)
補遺 「文化事業移民」舟木章・茂子夫妻の軌跡(高木)
あとがき(ガラシーノ・高木) -
廃帝アブデュルアズィズは自死か他殺か、本書はオスマン近代史において最も不可解な事件をめぐって、ミドハト・パシャが嫌疑をかけられた裁判について過酷な流刑生活で綴った弁明の書の翻訳である。訳者解題ではその後の研究史をふまえて、この第一級の原典資料の全貌が位置づけられている。
【主要目次】
本書の主要登場人物
オスマン朝略系図
ミドハト・パシャによる序文
第1章 アブデュルアズィズ帝とその時代
第2章 ユルドゥズ裁判
第3章 ターイフでの流刑生活
編者アリ・ハイダルによる補遺
付 録――起訴審査委員会が作成した捜査報告書
訳者解題(佐々木紳) -
●『ユダヤ人の歴史』『シオニズム』の著者デビュー作、待望の増補版!●
パレスチナに行かなかった「シオニスト」たち
忘れられたユダヤ思想の文脈に光をあてる
シオニズム運動の枢要を担ってきたロシア帝国出身のユダヤ人たち。しかし彼らのなかには、シオニストでありながらあえてロシアにとどまる「ロシア・シオニズム」思想の系譜が存在した。歴史的な文脈を丁寧にたどりながら、シオニズムの新たな側面に光をあてる。新たに補論を加えた待望の増補版。
【主要目次】
序 章 パレスチナに行かなかったシオニスト
第1章 ロシア帝国におけるシオニズムの生成:一九世紀終わりのロシア・ユダヤ人と初期のシオニズム
第2章 「ネーション」概念にはいかなる利点があったのか:集団内アイデンティティと集団間アイデンティティ
第3章 本質規定を忌避するナショナリズム:純粋な社会性の追求
第4章 シオニズムの「想像の文脈」:ロシア・シオニズムは何を持ってパレスチナに入ったのか
終 章 一九一七年:消えた帝国、散っていった夢
補 論 イスラエルの特殊性の普遍的起源 -
パレスチナ/イスラエル地域の大きなうねりのなか
人びとの抵抗や逡巡、展望をとらえる
地域に理不尽な体制を押しつけてきた「帝国」と、それに抵抗する人びとが志向する「民族」のはざまで、さまざまな選択や闘いを繰り広げる人びと。現在もなお悲劇が続くパレスチナ/イスラエルの歩みを振り返り、そこに浮かび上がるダイナミズムを描き出す。
【主要目次】
序 章 パレスチナ/イスラエルの変わらない構造:「n地域論」のその後(鶴見太郎・今野泰三)
概 説 パレスチナ/イスラエルの歴史と現在(今野泰三・鶴見太郎)
I 埋もれた層を掘り起こす
第1章 ベドウィンが生きた帝国と植民地主義:パレスチナ北部のバイサーン地方を中心に(今野泰三)
第2章 委任統治期パレスチナにおける「独立」のビジョンの隘路:アクラム・ズアイテルの回想録を読む(田浪亜央江)
第3章 集合的記憶の入植:ロシア東欧におけるポグロムとパレスチナにおける暴動/反乱(鶴見太郎)
第4章 帰還の権利を実践する:パレスチナ難民のミクロな経験から(金城美幸)
第5章 「無名」パレスチナ人と離散の記憶:難民化とアイデンティティの葛藤(鈴木啓之)
コラム1 植民地支配やアパルトヘイトに対する抵抗(髙橋宗瑠)
II 重層性の現在形
第6章 国際法と国内法の狭間で:四八年パレスチナ人の言語の権利(髙橋宗瑠)
第7章 ハマースにみる内政と外交の連動:その指導者間関係を中心に(江﨑智絵)
第8章 エルサレムの聖地管理権をめぐる軋轢:第一次トランプ政権の中東和平政策とヨルダンの苦悩(山本健介)
第9章 中東和平の頓挫とイスラエル政治による既成事実化:イスラエル・パレスチナ紛争の交渉なき終着の可能性(錦田愛子)
コラム2 パレスチナ問題と聖書考古学(役重善洋)
むすび 普遍性から成り立つ特殊性(鶴見太郎・今野泰三)
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