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『歴史、亜紀書房、1001円~(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~23件目/全23件

  • ◉「悪法も法なり!」「強い者が正義!」にどう抗えばいいのか?
    ◉古代ローマから、中世封建社会、絶対王政、そして近代国民国家から現代の管理社会まで。世界の法制史をハイスピードで駆け抜け、法と「正しさ」の機能的本質を明らかにする、タイパ抜群の法学講義!

    **********

    法ってそもそも、何なのだろうか
    ・私たちが従わざるを得ないもの?
    ・誰かが勝手に決めた決まり?
    ・社会のルール?
    ・紙に書かれた決まり?
    ・紛争解決の手段?
    ・説得の手段?

    ──素朴な疑問の答えを求めて、法制史3000年の物語を俯瞰する!

    **********

    〈「法」とは何かを私たちは知っているでしょうか。たとえば、法に善・悪はあるのでしょうか。あるいは、誤っていても不正でも法なのでしょうか。こうしたことを問いかけますと、たいていの人は答えられないと思います。というのは、「法や法律に従うべし」という規範を、私たちは強く刷り込まれているのに、肝心の法や法律(の成り立ち)については、(…)ほとんど学ぶことがないからです〉(本書より)

    **********

    【目次】
    第1章 法とは何だろう:法の機能的分類
     1 はじめに
     2 私たちはなぜ法に従うのか
     3 「法とは何だろう」のまとめ

    第2章 伝統と共同体:書かれ得ぬ法の時代
     1 なぜ法の歴史を学ぶのか?
     2 「法律」より前にも法はあったのか
     3 古代ローマの伝統的な法
     4 ゲルマンの共同体と法
     5 「伝統と共同体」のまとめ

    第3章 伝統から法典へ:法の合理化はどのように生じるのか
     1 書かれたものとしての法の機能
     2 商業による法の一般化・合理化
     3 中世社会と衰退する法学
     4 理性のゆりかごとしてのカトリック教会
     5 拡大する都市の自由民
     6 「伝統から法典へ」のまとめ

    第4章 競争から独占へ:絶対王政の成立
     1 集中的な権力はいかにして生じたのか
     2 帝政ローマ期の権力
     3 教皇 VS. 皇帝の競合
     4 中世封建制から絶対王政へ
     5 「競合から独占へ」のまとめ

    第5章 理性と論理による統治:近代国民国家の誕生
     1 自然法論の逆襲 
     2 革命と法典:理性による統治から「啓蒙主義の帝国」へ
     3 歴史法学と近代国民国家
     4 「理性と論理による統治」のまとめ

    終章 法のこれから:基本権の居場所
     1 日本への移植
     2 法のこれから

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  • ◤推薦◢
    《歴史》になったナガサキを《記憶》に引き戻すこと。
    それは《新しい戦前》の時代に求められる倫理だ。
    ──白井聡(政治学者)

    **********

    1945年8月9日、6日の広島に続き長崎に原子爆弾が投下された。
    その影響は計り知れなく、80年経った今もなお苦しむ人たちがいる。

    長崎出身の被爆二世である著者は、1000人以上の被爆者の声を記録したジャーナリスト伊藤明彦の仕事に導かれながら、自らも原爆の取材に邁進してきた。

    ──なぜ、神の聖地「ナガサキ」に原爆は落とされたのか?
    被爆者や関係者への取材、日米の膨大な資料をとおして〝人類史上最大の悲劇〟の核心に迫っていく。

    **********

      なぜ、投下目標地が小倉から長崎に変更されたのか?
      なぜ、短期間に2発もの原爆が投下されたのか?
      米国はどのような計画で原爆を落としたのか?

    ◤原爆投下のプロセスの解明に挑む本格ノンフィクション◢

    **********

    【目次】
    第1章 原爆の記録に人生を賭ける
    第2章 「長崎小空襲」の謎
    第3章 「小倉原爆」
    第4章 小倉上空の謎
    第5章 長崎上空の謎
    第6章 「被爆太郎」の造形とこれから
    第7章 原爆正当化論と次の「核使用」
    終章  あとがきにかえて

    **********
  • ChatGPT, DeepL, Grammarly, Copilot, DALL-E2, Midjourney…
     ──生成AIがもたらすのは、書くことの終焉か、新たな始まりか。

    古代ギリシアのアルファベットの誕生から、現在のAI技術の最先端まで。
    言語学のエキスパートが、文字と人類をめぐる壮大な歴史を俯瞰しながら、「書くこと」の現在、そして未来を明らかにする!

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    〈文字を書くことで、人間は自分が本当は何を考えているのかを知ることができていたのだとしたら?〉

    【Contents】
     ◇チンパンジーの手話は「言語」なのか
     ◆ギリシアの哲学は表音文字から生まれた
     ◇AIが作ったアートや小説の「著作者」は誰なのか
     ◆AIはどうやって「嘘をつく」のか
     ◇AI文章生成は、書くことを仕事とする人々の職を奪うのか
     ◆AIは人間の役割を「置き換える」のか、「拡張する」のか and more…

    **********

    【目次】
     序章 人間の書き手、AI言語ソーセージ製造機と出会う

    第Ⅰ部 書く練習
     第1章 読み書きの力を求めて
     第2章 人間が書く、そして書き直す理由
     第3章 英作文とその余波

    第Ⅱ部 もし機械に書くことができるならば
     第4章 言語マシンの夢
     第5章 自然言語処理というソーセージ製造機
     第6章 機械翻訳、再び浮上

    第Ⅲ部 コンピューターが書く時代
     第7章 機械が著者になる
     第8章 AI、書く仕事に乗り出す
     第9章 AIの創造性

    第Ⅳ部 コンピューターと連携する時代
     第10章 ジーヴズとしてのAI
     第11章 人間とAIの共生
     第12章 私たちは常にAIを歓迎するか

     終章 人間が著者であることが重要な理由

     謝辞
     訳者あとがき
     原注
     参考文献
     主要キーワード
     図版出典

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  • ◉30万部突破『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者・三宅香帆さん最新刊!
    ◉最古のJ-POP「万葉集」をひもとき、ライトな文体を駆使してアップテンポで繰り広げる、ポップでディープな「言葉の教室」、開講!
    【解説 宮田愛萌さん(作家・タレント)】【イラスト・マンガ 相澤いくえさん】

    1300年前、奈良時代の人々は、誰かに伝えたい想いを、自由な発想とひらめきを詰め込んで歌にした。そこには、現代を生きる私たちと変わらない「悩み」や「喜び」があった——京都大学の博士課程で万葉集を研究していた人気作家が、和歌に詰まった言葉の技術を縦横無尽に解き明かす。古典が苦手な人も一気読み! スリリングな読書体験を届ける「新しい古典のバイブル」。

    ◉装丁家・原条令子さんによるレインボー箔押しの豪華特装版!
    (商品の見え方は、見本画像と実物で異なる場合がございます。)
    (本書は『妄想とツッコミでよむ万葉集』[だいわ文庫、2019年]に書き下ろしを加え、加筆修正・再編集を行い、単行本化したものです。)

    **********

    【目次】
    はじめに
    序章
    ♦︎いまなぜ千三百年前の歌を学ぶのか
    ♢万葉集には人生が詰まっている

    第一章 日常の歌
    ♦︎ふらふらする娘を心配する母の歌
    ♢キラキラネームの起源は万葉集にある?
    ♦︎天皇のナンパと女性の作法
    ♢ざぶとん一枚あげたいだじゃれ歌
    ♦︎暴言もユーモラスにひと工夫
    ♢脇毛と鼻で笑いあう
    ♦︎賢者たちのとにかくお酒LOVEな歌
    ♢蟹のふりして詠んだ歌

    第二章 たのしい恋の歌
    ♦︎万葉集の恋歌が輝いているワケ
    ♢プロポーズを引き出した巧みな歌
    ♦︎許されぬ恋の歌という美しき誤解
    ♢リズムもノリノリなラテン系のろけ歌
    ♦︎白髪とユーモア——中年の恋愛歌
    ♢中国の古典を詰め込んだ美少女の歌

    第三章 「大人」の歌
    ♦︎神女伝説から生まれた男子の妄想?
    ♢下着のひもがほどけたら……
    ♦︎浮気男に対する恨みつらみの送り方
    ♢年下男子をひっかけるお姉さんの歌

    第四章 映える歌
    ♦︎メタファーで作る感情のタイムカプセル
    ♢酔いも眠気も覚める怖い歌
    ♦︎四季を「作った」歌
    ♢露を真珠にインスタ的な歌
    ♦︎星の林に月の船を浮かべて
    ♢雪のように舞う梅の花びら

    第五章 心の歌
    ♦︎滅びゆくものは歌になる
    ♢悲しみが生まれるとき
    ♦︎妻を亡くしたつらさを詠んだ芸術の輝き
    ♢梅を見るたび涙する
    ♦︎春の光のなかの悲しみ

    押さえておきたい歌人たち
    ① 深みのある歌を詠む泥酔系教養人 大伴旅人
    ② 乙女な心を持つ万葉集最大の歌  大伴家持
    ③ 少女漫画的な和歌を詠むヒロイン 額田王
    ④ 謎に満ちた歌の神 柿本人麻呂

    Column
    1 万葉集は一つではない?
    2 改元の の謎が が解けました
    3 カテゴリ分けされるようなされないような
    4 巻ごとにテーマを総ざらい

    あとがき
    寄稿 相澤いくえ「星をみている」
    解説 宮田愛萌

    ブックリスト

    **********
  • 「ジャンルの垣根を超えた傑作。
    ページをめくる手が止まらない」
    スティーヴン・キング 絶賛!

    ニューヨーク・タイムズ
    ベストセラー 1位

    1970 -80年代に米国・カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強姦事件。30年以上も未解決だった一連の事件の犯人「黄金州の殺人鬼」(ゴールデン・ステート・キラー)を追い、独自に調査を行った女性作家による渾身の捜査録。

    アメリカでベストセラーとなり、現在HBOがTVドキュメンタリー・シリーズを製作中の話題作。強盗、強姦、殺人を十年以上にわたって繰り返し、DNA鑑定の網をくぐって闇に消えていた犯人を、作家である著者が独自の捜査で追いつめていく手に汗握るノンフィクション。

    序文寄稿:ギリアン・フリン(『ゴーン・ガール』著者)

    ワシントンポスト、「エスクァイア」誌、Amazon.com、ニューヨーク公立図書館、 シカゴ公立図書館他で “2018年 ベストブック・オブ・ザ・イヤー”受賞!!

    本当に手に汗握る作品だ――「ピープル」誌
    息を呑む野心的で見事な筆致――「ニューヨークマガジン」誌

    読者が知るべきは、なぜこの本が特別なのかという理由だ。それは、この本が向き合っている二種類の強迫観念である。一つは光に溢れ、もう一つは闇の中にある。
    「黄金州の殺人鬼」は闇であり、ミシェル・マクナマラは光だ。
    気が滅入るほど邪悪。聡明かつ、断固とした決意。本書はこの二つの心理への旅路である。
    私は本書を愛してやまない。 ――スティーヴン・キング
  • 【推薦】武田砂鉄さん(ライター)
     歴史は常に今を問いかけてくる。
     聞かれるのを待っている声は、
     誰のもとにも在るのかもしれない。

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    戦地から届いた当時の手紙は、想像もつかなかった戦時中の暮らしを生き生きといまに甦らせた。
    家業を「不急不要」とされ、祖父は軍事研究の道へ。
    大叔父は若き陸軍将校としてアジア各地を転戦し、沖縄へ──。
    人類学者が、自身の家族史をひもときながら、その足跡を訪ねて紡ぐ、等身大の〈昭和と戦争〉。

    **********

    【目次】
    01 裏山のほとりで
    02 蔵の中
    03 科学と動員
    04 水底の魚
    05 縁側の椿
    06 絹糸のひかり
    07 オルガンの歌
    08 埠頭にて
    09 遠い島影
    10 月と海鳴り
    11 物語の外で Ⅰ
    12 物語の外で Ⅱ
    13 竹林と夕星
    14 雲の行方
    あとがき

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  • 1,870(税込)
    著:
    三宅香帆
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    ◤ 1日10分から始める『源氏物語』入門の決定版!◢

    『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題の人気作家にして文学オタクの著者が、最古の傑作長編を読むコツをお教えします。
    大河ドラマに、源氏物語に、平安時代に興味を持ったら、まずはこの1冊! ディープな平安世界をキャッチーにひもとく、誰でもすらすら、ポップで楽しい新感覚・古典案内。

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    《紫式部がしかけた、千年の謎を解け!》

     ★紫式部はなぜ源氏物語を書いたのか。
     ★考察につぐ考察……千年続く難問を解くカギとは?
     ★巧みな伏線はどうすれば読み解ける?
     ★今と違いすぎる平安時代の人々の頭の中!
     ★物語に盛り込まれた実際あったゴシップネタ。

    あらすじはもちろん、物語を深く味わうコツ、政治・社会背景から、秘められた意味までを1冊に!

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     ◉ 六条御息所の生霊な日々
     ◉ 明石入道の欲望道
     ◉ 若い子に煙たがられる源氏おじ…

     ◉好きな人の代わりに飼い猫を
     ◉仏道を求めた末に、恋
     ◉誠実だから添い寝だけ
     ◉出家で、デトックス
     ◉雅な貴族のマッチングアプリ
     ◉物の怪と悪口になると筆が乗る
     ◉想いが高まり過ぎて和歌

    読みどころがわかれば、古典はこんなに面白い! 本当にはじめての源氏物語。

    **********
    【目次】
    ★はじめに
    [1日目]人物がわかれば物語がわかる
    [2日目]恋愛は三角関係でよむ
    [3日目]人は身分が9割?
    [4日目]平安の恋は恋にあらず
    [5日目]実際あったゴシップネタも物語に
    [6日目]平安時代と令和の恋愛はちょっと似ている
    [7日目]和歌を見ればキャラがわかる
    [8日目]紫式部の筆力が冴える描写
    [9日目]貴族社会のうわさ拡大速度はSNS並み
    [10日目]怨霊は男の罪悪感
    [11日目]「結婚=幸せ」幻想をほどく
    [12日目]人物のキャラはぶれない
    [13日目]一途な人は幸せに
    [14日目]自己肯定感も関係性のカギ
    [15日目]女性の運命に容赦なし……
    [16日目]人物の呼び方から、千年前の読者が見える
    [17日目]デリカシーの感覚はだいたい今と同じ
    [18日目]イケメンがモテないとき
    [19日目]光源氏は爺さん/婆さんキラー
    [20日目]文化系男子と運動部男子の勝敗
    [21日目]源氏の親切に下心
    [22日目]物語の急展開に要注意!
    [23日目]インスタ映えする、恋の始まり
    [24日目]手に入らない理想のエンドレス・ループ
    [25日目]恋愛は何のためにあったのか
    [26日目]女性は悪い男が好きなのか問題
    [27日目]友達でいたい女子と恋人になりたい男子問題
    [28日目]みんな大好き! ふつうの女の子ハーレム
    [29日目]愛の陰にコンプレックスあり
    [30日目]正しさから離れて読む
    ★おわりに

    **********
  • 〈紫式部は色に何を託したのだろう?〉

     ◉最愛の女、紫の上は赤紫と紅。
     ◉ひと夏の恋の相手、夕顔はラベンダー色。
     ◉よき相談相手、花散里は露草の青。
     ◉出家をした藤壺、空蟬は墨のようなグレーの鈍色(にびいろ)。

    稀代の色彩コンダクター・紫式部が『源氏物語』に織り込んだ「色の謎」を読み解く!

    **********

    〈「紫のゆかりの物語」は色の玉手箱〉

    萌黄色(もえぎいろ)、桜色、茜色(あかねいろ)、菫色(すみれいろ)、桔梗色(ききょういろ)……。
    平安時代、貴族たちは衣装を自生の植物で染め上げ、それらをいくえにも重ねて身に纏っていた。

    その色のコーディネートは「重ね色目」と呼ばれ、桜重ね、紅梅重ね、柳重ね、蟬の羽重ね、紅葉重ね、雪の下重ね……四季折々の美しさに富んだ名を持つ。
    それらを今に伝えるのが「源氏物語」だ。

    **********

    〈『源氏物語』はビジュアル小説〉

    物語は、登場人物たちのきらびやかな衣装、交わされる文、華やかな年中行事など、色彩に溢れている。
    女房として宮廷に仕えた紫式部は、確かな観察眼と天才的な色彩感覚で、それらの色に女性たちの喜びや悲しみ、嫉妬、生きづらさを託している。

    本書は、紫式部が物語に織り込んだ色を、色彩学や心理学の観点から読み解き、1000年前の女性たちの実像に迫る。

    **********

    【目次】
    一.『源氏物語』は色彩溢れるビジュアル小説
     ●紫式部は女君たちの衣装の色を意図的に描き分けている
     ●日本の伝統色の約七割は平安時代に作られた
     ●美しすぎる、光源氏の「桜重ね」
     ●チャームポイントは、襟元や袖口から覗く配色
     ●貴族社会における「禁色」というタブー
     ●鮮やか、艶やか! 驚きの『源氏物語』の色
     ●季節の移ろいに心を重ねた王朝人の美意識

    二.衣装の色が物語る、女君たちの愛と人生
     ●「紫のゆかりの物語」のはじまり
     ●光君に残された空蟬の薄衣はなに色だったか?
     ●夕顔の花から始まった、ひと夏のはかない恋
     ●『源氏物語』の時代、男たちはどんな色を着ていたのか?
     ●年齢とともに変化する紫の上のシンボルカラー
     ●色のない女性たち、葵の上と六条御息所
     ●おかしくて、やがて哀しい、末摘花の赤
     ●緑が象徴する明石の上のセルフコントロール力
     ●花散里が染める露草の青
     ●源氏をふった玉鬘の山吹重ね
     ●可憐なピンクをまとう女三宮の秘密
     ●天才的な色彩演出家、紫式部

    三.王朝文化を生んだ貴族たちの恋愛事情
     ●平安時代は、本当に一夫多妻制だった?
     ●待つ女・愛人たちの焦燥と嫉妬
     ●色彩が重要な役割を果たしたファーストコンタクト
     ●女房たちの心をわしづかみにしたラブレターの色は?
     ●色、香り、歌……王朝人が好む“ほのかな美”
     ●宮廷を彩るマスコット、女童たちの装い
     ●平安貴族はどのように喜怒哀楽を表現していたか
     ●心の深層へとつながる絵、音楽、夢

    四.色で辿る登場人物たちのその後
     ●女君たちのシンボルカラーが勢ぞろいした六条院のイベント
     ●源氏をめぐる女性たち、それぞれの後半生──明石の上、末摘花、玉鬘……
     ●成長しない姫君の変貌──女三宮
     ●源氏にもっとも愛された女性の幸と不幸──紫の上
     ●鈍色に見る、「出家」という解放
     ●光源氏、最後の一年
     ●色彩から見えた、紫式部の密かな企み

    五 紫式部からの問いかけは、千年の時を超え
     ●紫式部はなぜ色彩美あふれる物語を書けたのか
     ●紫式部の前半生──孤独な少女からシングルマザー、作家へ
     ●紫式部の後半生──道長とのウィンウィンな関係
     ●清少納言『枕草子』は輝いていた後宮へのオマージュ
     ●日向よりも陰に目がいく『紫式部日記』の憂鬱
     ●「宇治十帖」で示された女性たちの新たな選択
     ●色彩に託された紫式部のメッセージ

    あとがき
    参考文献

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  • 《 NHK BSスペシャル「FIND MY LIFE ──戦後78年目のGIベビーたち──」出演 》

    「一人ぼっちで生きてきた。」──私を産み、そして捨てたお母さんに一目会いたい。
    〈 歴史に翻弄された女性のルーツと家族をさぐる渾身のノンフィクション 〉

    ---------

    新宿三丁目の小さな飲み屋。
    一目で白人とのハーフであることがわかる女性「ベルさん」が、身の上話をする。

    ベルさんは戦後間もなく生まれ孤児院で育ち、ストリッパーとして全国を回り、その後はホテルの清掃員など様々な仕事についた。
    いま、「迎えに来る」と言ったのに現れなかった母に、会いたい思いが募る──。

     * * *

    作家・岡部えつは「ベルさん」の生きてきた足跡をたどり、消えた母親の調査に乗り出す。
    その旅は意外な展開を見せ、横浜、北海道、そしてアメリカへとつながり……。

    ---------

    【目次】
    第一章……記憶
    第二章……調査・二〇二二年
    第三章……母
    第四章……猜疑心
    第五章……家族
    あとがき
  • 4,950(税込)
    著:
    田中聡
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    本電子書籍は『身の維新』に補論を加えた電子書籍オリジナル『身の維新 完全版』となります。

    《 内田樹さん(思想家・武道家)推薦!》
    幕末から明治にかけての医学と政治のかかわりを医師たちの肖像を通じて鳥瞰した力作。
    フーコーの『狂気の歴史』の方法が日本にも定着したことを実感させる。

     * * *

    〈 幕末の動乱のなか、医師たちはその時々の情勢、自らの信じるもののために闘った 〉

    [幕府側=漢方][新政府=西洋医学]──そのような単純な対立では語れない。
    幕末の和方医、漢方医、蘭方医の群像を描く骨太の歴史ノンフィクション。

    ---------

    日本医学史の書を見ると、江戸時代後期の蘭方医学の歩みに重きを置いて、西洋医学化を「医学の曙」として描いているものが多い。
    医学の西洋化をゴールとして、それまでの医学が価値づけられがちだった。
    そのような現代人の価値観を前提にして書かれた歴史は、当時の人々が生きていた歴史からはずいぶん遠いものだろう。

     * * *

     ■「古医道」を確立した権田直助は、倒幕の志士となり、岩倉具視のスパイとなった。
     ■浅田宗伯はのちの大正天皇を救ったカリスマ漢方医。明治期も町の人々を無料で治療し続けた。
     ■幕臣・蘭学医・松本良順は、戊辰戦争で負傷者を治療。軍医という概念をはじめて持った人。
     ■西洋医・相良知安は、新政府でドイツ医学を採用させた立役者。最後は易者として貧民街に生きた。

     * * *

    人の身体について自由に語ることができた時代。
    和方医、漢方医、蘭方医らの身体観・医療観を賭けた闘いは、もう一つの維新史。

    ---------

    【目次】
    序──医師たちの幕末維新

    第一章・国を治す戦へ
     一.古の医道を求めて
     二.すべての医薬は皇国から
     三.活きている身の理

    第二章・病める国の医師の憂国
     一.医師が国を治すということ
     二.治療としての倒幕
     三.幕府医官の漢蘭対決
     四.薩邸浪士隊、西へ
     五.戦のなかの医師たち

    第三章 維新後の医師の闘い
     一.追われゆく医師たち
     二.古医道から国語学へ
     三.漢方医の生存闘争

    あとがき
    参考文献

    補論 生と理の相克――「身の追求史」

    補論 序

    補論 第一章 理のない医学と古――吉益東洞の万病一毒説
     一.死生は知らず
     二.天下の医を医す志
     三.到来する物――荻生徂徠の古文辞学
     四.腹中の一毒に発す
     五.疾医の技芸
     六.人事と造化を混ずるなかれ

    補論 第二章 失われた医理を求めて
     一.医理の空白に――杉田玄白の解剖学
     二.一毒の行方――吉益南涯の気血水論
     三.古方としての麻酔手術――華岡青洲の内外合一
     四.脳と霊液――杉田玄白の神経論

    補論 第三章 和歌と医学――本居宣長の身の神学
     一.宣長の医論
     二.歌論と医理の照応
     三.悪は善のはじまり

    補論 第四章 最新医療と神仙の方術――平田篤胤の神医道

    補論 第五章 古の身の覚え――権田直助の古医道

    補論 参考文献
  • 〈 ビル・ゲイツ絶賛の歴史プロジェクトから生まれた、あなたと宇宙を結ぶ壮大な「新・世界史」講座 〉

    ◉変動の時代を生きるための地図となる、自然科学×人文科学=新・世界史[ビッグヒストリー]が登場!
    ◉ビッグヒストリーとは、宇宙の誕生から現在、そして未来を一つの歴史として捉え、世界的に注目を浴びている。
    ◉宇宙的視野で物事を見る新しい歴史の教科書を、今あなたに贈る。

    ---------

    138億年前の宇宙でつくられた原子や、巨大な惑星の爆発で銀河にばらまかれた原子たち。
    そうして、宇宙を漂う水素ガスは、やがて人間に姿を変えた。
    ——私たちの体は、はるかな星々を旅してきたもので出来ている。

    偶然が生んだ奇跡のような「地球と人類」の起源をこれまでで最もわかりやすくスリリングに描く!

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    【目次】
    第1章………私たちは宇宙をどのくらい知っているか
    第2章………ビッグバン
    第3章………銀河と恒星
    第4章………複雑な原子──恒星がどのように元素を作るのか
    第5章………太陽と地球
    第6章………生命の進化(a)──細菌とウイルス
    第7章………生命の進化(b)──多細胞生物
    第8章………人間の出現
    第9章………農業から帝国へ
    第10章……グローバリゼーション
    第11章……未来
    第12章……ビッグヒストリーの意味
  • 詩人、騎士、政治家、外交使節、流浪の食客……。
    ──ダンテとは、いったい何者だったのか?

    イタリアを代表する歴史家が、中世という激動の時代を生きたダンテの人生を徹底的に分析した一級評伝。

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    イタリア最大の詩人ダンテ。
    地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部構成から成る叙事詩『神曲』は世界の文学史に燦然と輝く不滅の傑作だ。

    本書はイタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。

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    ──もし、あの日の朝、ダンテが騎士として出兵していたなら、彼の運命は変わっていただろうし、私たちもおそらく『神曲』という作品を持つことはなかっただろう。

     * * *

    中世という激動の時代の社会や文化を背景に、権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、〈人間・ダンテ〉を浮かび上がらせた本格評伝。

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    【目次】
    1……聖バルナバの日
    2……ダンテと高貴さ
    3……カッチャグイーダとその他の人々
    4……ダンテ一族
    5……子供時代と隣人たち
    6……愛と友人
    7……教育
    8……結婚をめぐる謎
    9……ダンテと事業
    10……政治──豪族と平民
    11……政治──白派と黒派
    12……追放
    13……亡命者の家族
    14……資産の行方
    15……悪い仲間
    16……ヴェローナの謎
    17……改悛
    18……「他人の家の階段」
    19……ハインリッヒ七世
    20……他人のパン
    21……ラヴェンナ

    訳者あとがき
    索引
  • 〈 彼女たちは壁を破り、世界を動かした 〉

    19世紀にドイツのユダヤ人ゲットーから身を立て、世界有数の金融帝国を築き上げた名門一族。
    その栄光の裏には、女性たちの活躍があった。

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    株取引の天才、イギリス政治の影のフィクサー、ジャズのパトロン、 テレビでも活躍した在野の昆虫学者……。
    政治、経済、文化にわたる活躍を見せた才女たちは、一方では家の掟や政略結婚、ユダヤ社会の慣習に悩み、叶わぬ恋や自らの生き方、夫との仲を思って煩悶する。

    歴史の流れの中でひたむきに歩んだ生身の人間が息づく、これまでになかった人物絵巻。

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    19世紀から両大戦を経て現代に至る激動の欧米史を縦軸に、 男性中心に語られてきた一族の歴史を、女性の側から描き出す。

    [解説]佐藤亜紀氏 (作家)

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    【目次】
    ■まえがき

    〈 第一部・グトレ、ハナ、ヘンリエッタ 〉
     第1章……勃興の母
     第2章……ただの機械
     第3章……家庭を築く
     第4章……婿探し
     第5章……マダム・モンテフィオーリ
     第6章……より健康的な気候
     第7章……調和、誠実、勤勉
     第8章……裏切り
     第9章……ロスチャイルド夫人の並外れた財政手腕
     第10章……婚礼と葬式

    〈 第二部・シャーロット、ハナ・マイヤー、ルイーザ 〉
     第11章……「濃霧に満ちた憂鬱なこの世界」
     第12章……キリスト教徒と結婚して一族を離れる
     第13章……ユダヤ教徒として結婚し、ロスチャイルド家に入る
     第14章……幼児の養育
     第15章……芸術の女神
     第16章……「もちろん、われわれは嫌悪しすぎることをよしとはしません」
     第17章……底知れぬ深淵
     第18章……逃げ道と遺産
     第19章……ホテルでの暮らし
     第20章……母親の教育

    〈 第三部・コンスタンス、エマ、ハナ、ブランチ 〉
     第21章……恋のたわむれ
     第22章……跡継ぎとたしなみ
     第23章……薔薇と獅子
     第24章……初めての演説
     第25章……ボヘミアのブランチ
     第26章……王室の印章
     第27章……救出と防止
     第28章……登用
     第29章 ……「大砲が夜のうちに届き」

    〈 第四部・ロジカ、ドリー、ミリアム、ニカ、ロージー 〉
     第30章……国境を越えて
     第31章……入隊
     第32章……復興
     第33章……休暇
     第34章……戦火を前に
     第35章……姉妹の戦い
     第36章……残響
     第37章……男爵夫人、バードとモンク
     第38章……ノミの女王
     第39章……スペア・リブと刺繍の叛乱
     第40章……すばらしい小春日和
     第41章……母と娘

    ■謝辞
    ■原註
    ■[日本語版解説]佐藤亜紀
    ■家系図
  • 〈 100年前の9月1日、町は大きく揺れた 〉
    そこに暮らす人びとは、どのように生き延び、記憶したのか。
    人びとの声と文学者などの日記から振り返る関東大震災。

    ---------

    〈 1923年に起きた関東大震災から100年 〉
    著者が地域雑誌『谷根千』を始めたころ、町にはまだ震災を体験した人びとが多く残っていた。
    それらの声とその界隈に住んでいた寺田寅彦、野上弥生子、宮本百合子、芥川龍之介、宇野浩二、宮武外骨らの日記など、膨大な資料を紐解き、関東大震災を振り返る。

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    「災害は忘れた頃にやってくる」── 寺田寅彦

    「東京の火災いよいよ猛に、一望大いなる熔鉱炉を見るが如し。田端、日暮里、渡辺町等の人人、路上に椅子を据え畳を敷き、屋外に眠らんとするもの少からず」── 芥川龍之介

     * * *

    地震の当日、人々はどのように行動したのか、その後、記憶はどのように受け継がれているのか。
    小さな声の集積は、大きな歴史では記述されない、もう一つの歴史でもある。
    そこから何を学ぶことができるのだろうか。

    《東京大学名誉教授、元東大地震研究所長の平田直氏のロングインタビュー掲載》

    ---------

    【目次】
    ■序言………災害は忘れた頃にやってくる──寺田寅彦
    ■第1章……一九二三年九月一日
    ■第2章……一夜が明けて、九月二日
    ■第3章……本所から神田、浅草など
    ■第4章……震災に乗じて殺された人びと
    ■第5章……救援──被災者のために
    ■第6章……震災で変わった運命
    ■第7章……帝都復興計画
    ■第8章……今までの災害に学ぶこと

    ■正しく怖がり適切に備えるために──東京大学平田直名誉教授に聞く

    〈コラム〉
    ■林芙美子──根津神社の野宿
    ■藤沢清造──小説家のルポルタージュ
    ■宮武外骨──『震災画報』でいち早く知らせる
    ■宮本百合子が二〇代の作家がつづった関東大震災
    ■永井荷風──江戸と明治の終わり

    ■あとがき
  • 〈マジョリティの〝恐怖〟が〝危険なマイノリティ〟の幻影を生む〉

    「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」……。
    ──なぜ、根拠のない風説が伝染し、現実の虐殺を生んでしまったのか?

    豊富な資料により、日本近現代史の闇に潜む差別と排除のメカニズムを暴き出す、迫真の評論集!

    ---------

    〈不逞鮮人〉=テロリスト像はいつ、いかにして作られたのか?

    当時の新聞報道や行政文章、市民の証言から文学者・文化人の日記まで……。
    丹念なテクスト読解によって日本近現代史の歩みを辿り、「関東大震災 朝鮮人虐殺」発生の深層に迫る。

    《日韓同時刊行》

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    【目次】
    ■第1部……〈不逞鮮人〉とは誰か──関東大震災 朝鮮人虐殺を読む
    ■第2部……朴裕宏 ある朝鮮人留学生の死
    ■第3部……ハルビン駅で会いましょう──安重根と伊藤博文の十字路
    ■あとがき
    ■主要参考文献
  • 私擬憲法には、幕末維新を越えてきた民衆の「こころ」と「からだ」に裏打ちされた夢や希望が映し出されている。(中略)
    明治の憲法草案を、貴重な民俗文化と捉えて、その意味を考えていきたい。
    ――本文より


    明治22年に「大日本帝国憲法」が発布されるまで、日本には国会もなく、憲法もなかった。そして、多くの日本人が自ら憲法を構想した。

    戊辰戦争に敗れた米沢藩士、西南戦争に駆り出された者たち、自由民権運動の担い手たち、地方の豪農、商人……彼らは集まり、書を読み、議論し、政府に建白書(嘆願書)として憲法草案を提出している。

    それら「私擬憲法」は、死刑廃止、男女ともの参政権、天皇リコール論、著名な「五日市憲法」や、明治天皇のブレーン元田永孚のものまで多種多様だ。


    《自分たちらしい国づくりを目指して――。》
    現実は変わらないものではなく、自ら作り上げるもの。
    明治人たちの夢を追う、歴史ノンフィクション。
  • 1,870(税込)
    著:
    安田浩一
    著:
    金井真紀
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    タイ、沖縄、韓国、寒川(神奈川)、大久野島(広島)――
    あの戦争で「加害」と「被害」の交差点となった温泉や銭湯を各地に訪ねた二人旅。


    ジャングルのせせらぎ露天風呂にお寺の寸胴風呂、沖縄最後の銭湯にチムジルバンや無人島の大浴場……。
    至福の時間が流れる癒しのむこう側には、しかし、かつて日本が遺した戦争の爪痕と多くの人が苦しんだ過酷な歴史が横たわっていた。

    ■タイ…………ジャングル風呂と旧泰緬鉄道
    ■沖縄…………日本最南端の「ユーフルヤ―」
    ■韓国…………沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人
    ■寒川…………引揚者たちの銭湯と秘密の工場
    ■大久野島……「うさぎの島」の毒ガス兵器


    嗚呼、風呂をたずねて四千里――風呂から覗いた近現代史

    【もくじ】
    ■はじめに
    第1章 ジャングル風呂と旧泰緬鉄道…………タイ
    第2章 日本最南端の「ユーフルヤー」…………沖縄
    第3章 沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人…………韓国
    第4章 引揚者たちの銭湯と秘密の工場…………寒川
    第5章 「うさぎの島」の毒ガス兵器…………大久野島
    ■特別対談・旅の途中で
    ■おわりに
  • 北京でも上海でもない、中国の奥深さを行く。

    国を挙げて大開発が進む中国。地方都市には高層ビルが建ち並び、人々の生活は豊かになっている。しかし同時に数百年単位で続いてきた「暮らし」が一瞬で消えていく。
    天空に浮かぶ村「窯洞」、昔日の繁栄を今に残す城壁の街、伝統劇や伝統武術を継承する人たち、変わりゆく水郷、その地方ならではの味……。
    独特な文化が残る町や村の変わりゆく姿を丹念に描いた味わい深い紀行エッセイ。

    【目次】
    はじめに
    1章 キャラバンの通った道
    2章 埠頭でつながる港町
    3章 脈々と続く伝統文化
    4章 商人たちの汗と涙
    5章 開発と保護の狭間
    6章 今と昔の交差点
    7章 信仰が支えた町
    8章 消えがたい戦の記憶
    あとがき
  • 想像を絶する悲惨な体験を記憶し続けるために——

    18世紀末、新天地を求めロシアに渡り農業で繁栄したドイツ人移民たちはその後、ロシアの体制変化の中で権利を剥奪されていく。
    飢饉と疫病、強制移動、強制労働など、相次ぐ悲惨な出来事を生き抜き、やがて世界各国へ再移住していった人々の姿を、近代ロシア民衆史研究に身を捧げてきた歴史家が鮮やかに描き出す。

    権力に翻弄されながら悲劇を生き抜いていった不屈の民の息遣いが、当時の文献や新聞記事、手紙、世界各国に散った子孫たちの証言によって浮かび上がる、歴史研究の精華。

    他民族の社会への移住と受容・同化、戦争における民族問題、難民・飢餓にたいする国家の対策と国際支援、強制移住と強制労働、再移住先を探す国際的交渉、苦境からの脱出といった問題を潜り抜けてきた彼らの経験から、我々は現代への歴史的メッセージをどれだけ引用し得るのか、自らの知恵が厳しく試されている。——本文より



    【目次】
    総説 「移動を強いられた民」ロシアドイツ人
    序説 ドイツからロシアへの移住(ヴォルガ地方、南ロシア)——一八世紀末—一九世紀初頭

    第Ⅰ部 ロシアの歴史のなかに生きる——帝政・世界大戦・革命・飢饉・圧政

    第二章 帝政期ヴォルガ下流域におけるドイツ人入植地の社会経済生活
    第三章 第一次世界大戦とロシアドイツ人——忠誠・従軍・捕虜・土地収用・強制移住
    第四章 ロシア革命・内戦とロシアドイツ人——マフノ軍・赤軍と戦う
    第五章 ヴォルガに鳴り響く弔鐘——一九二一—二二年飢饉とドイツ人移民
    第六章 アンナ・ヤウクの生の軌跡——戦争・革命・飢餓・ドイツ移住
    第七章 強制移住(一九四一年)と強制労働(労働軍)——体験者の証言

    第Ⅱ部 苦境からの脱出——国外移住

    第八章 北アメリカへの移住——合衆国北西部の甜菜栽培
    第九章 南アメリカへの移住——アルゼンチン移住当初のロシア的共同体秩序
    第十章 スターリン体制を逃れて中国ハルビン、そして南北アメリカへ——アムール川、ウスリー川を越えて
    [補説] 満洲の異文化社会に生きたリップハルト家一族
    第十一章 祖国ドイツへの移住——帝政期、ソ連およびソ連邦崩壊以後

    ■ おわりに
    ■ あとがき
    ■ 初出一覧
    ■ 史料・参考文献
    ■ Danksagung
    ■ Inhaltsverzeichnis
  • 3,080(税込)
    著:
    阿古真理
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    食欲と人物ドラマが織りなす、おいしい歴史。

    江戸の昔から、日本人の胃袋と心を満たし、人と人のつながりを生み出してきた外食。
    高級フレンチから寿司、天ぷらからファミレス、カレー、中華、ラーメン、B級グルメにアジア飯……。

    高級から庶民派まで、より良いものを提供しようと切磋琢磨した料理人たちのドラマがあった。
    温かさと幸福を求めて美味しいものに並ぶ人も、何があっても絶えたことはなかった。

    個々のジャンル史をつぶさに見ていくと、一つの大きな共通する流れが見えてくる。
    コロナ禍によって変容を強いられる外食産業の希望のありかを、歴史にさぐる。

    読めばお腹が空いてくる!壮大な絵巻物。



    【目次】
    ■ はじめに

    プロローグ 「食は関西にあり」。大阪・神戸うまいもの旅。


    第一部 日本の外食文化はどう変わったか

    第一章 ドラマに情報誌、メディアの力
    ■ 一 『包丁人味平』から『グランメゾン東京』まで。食を描く物語
    ■ 二 グルメ化に貢献したメディア

    第二章 外食五〇年
    ■ 一 大阪万博とチェーン店
    ■ 二 バブル経済とイタ飯ブーム
    ■ 三 一億総グルメ時代

    第三章 ローカルグルメのお楽しみ
    ■ 一 フードツーリズムの時代
    ■ 二 食の都、山形
    ■ 三 伊勢神宮のおひざ元で


    第二部 外食はいつから始まり、どこへ向かうのか

    第一章 和食と日本料理
    ■ 一 料亭文化の発展
    ■ 二 居酒屋の日本史
    ■ 三 食事処の発展
    ■ 四 江戸のファストフード

    第二章 和食になった肉料理
    ■ 一 牛肉を受け入れるまで
    ■ 二 とんかつ誕生
    ■ 三 庶民の味になった鶏肉
    ■ 四 肉食のニッポン

    第三章 私たちの洋食文化
    ■ 一 定番洋食の始まり
    ■ 二 ファミリーのレストラン
    ■ 三 西洋料理から洋食へ

    第四章 シェフたちの西洋料理
    ■ 一 辻静雄という巨人
    ■ 二 グルメの要、フランス料理の世界
    ■ 三 浸透するイタリア料理

    第五章 中国料理とアジア飯
    ■ 一 谷崎潤一郎の中国料理
    ■ 二 東京・中国料理物語
    ■ 三 ソウルフードになったラーメン
    ■ 四 ギョウザの秘密
    ■ 五 カレーとアジア飯


    エピローグ コロナ時代の後に

    ■ あとがき
  • 1,980(税込)
    著:
    小倉美惠子
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    神秘と技術と才能が生まれる場所、諏訪。
    ——多くの仕事や人が、どうしてこの地から生まれたのか?

     
    長野県の諏訪は、諏訪湖を中心に八ヶ岳や霧ヶ峰も含む広大な地域。
    諏訪湖は中央構造線とフォッサマグナが交わるところ。

    まわりには縄文の時代から人が暮らし、諏訪信仰がいまも息づく。
    江戸時代の繰越汐による新田開発、近代に入ると片倉製糸が栄華を極め、その後、東洋のスイスと言われるほど、精密機械の会社が数多く興った。

    セイコーエプソン、ハリウッド化粧品、ヨドバシカメラ、すかいらーく、ポテトチップスの湖池屋、岩波茂雄、島木赤彦、新田次郎、武井武雄、伊東豊雄…… 。
    多くの仕事や人は、どのように生まれたのだろうか。


    ただならぬ場所、諏訪の地力を、丹念な取材で掘り起こす歴史ノンフィクション。


    【目次】
    第一章 シルクエンペラーと東洋のスイス——近代ものづくり編
    第二章 ゴタたちが編んだ出版ネットワーク——近代人づくり編
    第三章 〝空〟なる諏訪湖の求心力——土地となりわい編
    第四章 人と風土が織りなす地平——科学と風土編
  • 本書の鏡に映っているのは、過去に膨大な書物のなかに見ていたアメリカであり、そのアメリカを通してみる日本の姿だ。

    岩倉使節団の一員・久米邦武『米欧回覧実記』や、江藤淳『アメリカと私』を頼りに、サンフランシスコを歩き、アーリントン墓地を訪ね、大陸横断鉄道に乗る。
    否応なく関係を迫られる大国アメリカ。
    過去の日本人がどうアメリカを見、刺激を受け、自己規定をしていったのか。
    過去と現在を行ったり来たりしながら、アメリカを通して日本のこれからを考える歴史エッセイ。

    ——僕らは一五〇年以上、翻弄されつづけている。

    【目次】
    Tokyo,Haneda,August 19,2019
    旧グランドホテル前にて
    開国とはなにか
    即ち日本士人の脳は白紙の如し
    一七年ぶりの再会
    分断社会
    ジョージタウン大学での講義
    講演会の日
    Pearl Harbor,December 7,1941
    私の保守主義観
    カリフォルニア・ゼファー
    最後のサンフランシスコ
    あとがき
  • 1,430(税込)
    著:
    森まゆみ
    レーベル: ――
    出版社: 亜紀書房

    初めてなのに なんだか懐かしい東京。

    猫を追いかけて古い路地を進んでいけば、小さな商店街にたどり着く。
    そこは、鴎外や漱石も暮らし、今や外国からの観光客にも人気が高い東京の町〈谷中・根津・千駄木〉。

    弥生式土器が発掘された弥生町、江戸将軍家の菩提寺・寛永寺と上野、鷗外や漱石が暮らした千駄木、遊郭があった根津と権現様……。
    幸田露伴、岡倉天心、高村光太郎、三遊亭圓朝……。

    なつかしい街並みが残る谷根千を歩き、ゆかりある人々も取り上げながら、
    古代から現代まで通して語る、小さな町の愉快な歴史読本。

    【もくじ】
    序文 次の世代に伝える
    1 古代から江戸時代までの谷根千
    2 明治時代の谷根千
    3 大正時代の谷根千
    4 昭和の谷根千
    あとがきにかえて

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