『漫画ゴラク、倉科遼(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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【期間限定 無料お試し版】誰もが認める美しき容貌、巧みな話術、絶倫の性技で、女たちを魅了する氷室聖人(ひむろ・まさと)。その美貌に加え悪魔的頭脳をも備える彼は、すべてを利用して悪の頂点へと登りつめていく――! 空港で知り合った神竜組組長の娘・神林理沙を籠絡した氷室だが、理沙から金を巻き上げて神竜組を敵に回す。そして、エステ会社社長の三崎淳子に近づき寵愛を得た氷室は、淳子の娘・麗奈にも接近。麗奈の恋人として淳子の前に現れた氷室は、淳子に娘と別れる手切れ金として1億円を要求し…!?
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【期間限定 無料お試し版】理沙の気持ちを利用して神竜組に入り込んだ氷室は、神竜組の内紛に乗じて北脇をそそのかし組長と若頭を殺害させ、実質的に神竜組を手中におさめる。一方、三崎淳子の命令により、氷室聖人のことを調べる悪徳刑事・田代は、10年前の事件を手がかりにして沖縄へ行き、「金城正人」という存在にたどりつく。しかし、「氷室聖人」という人物も実在し、田代は今の「氷室聖人」は整形した「金城正人」が入れ替わったものだと考えるのだが…!?
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【期間限定 無料お試し版】神竜組を手に入れた氷室は、対立する辰未組をつぶすべく組長・辰未の情婦・水野真樹と手を組む。そして窮地に陥った辰未を殺害し、辰未組を飯島組に移行して神竜組の傘下に。一方、氷室に恨みを持つ理沙は、三大組織のひとつである徳田組の三代目・ジュンに取り入って復讐を計画し、飯島組へプレッシャーをかけさせる。辰未組の件におけるキーマンは氷室聖人だと考えた警視庁組織暴力対策本部長・甘粕は、田代を締め上げて神竜組潰滅を企むが…!?
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征四郎にきっぱりと別れを告げる雪乃。明日香とはなお親しくなった。京大に通うために、京都に引っ越してくる謙司。早速美佳がやってきて、身体を交えた。悩む謙司だが、欲望に勝てない。都をどりの日、明日香の晴れ姿を彩香も見に来た。彩香にあった代志乃は、明日香を必ず祇園の女帝にすると断言。明日香を託すに値する人だと、彩香も胸を撫で下ろすのだった。左近は明日香に、歌舞伎の世界でトップを目指す。成功したら君を口説くと宣言する。杉野謙一も祇園へ。明日香の舞を楽しみながら、謙司と結ばせたいものだと考えていた。しかし総裁選を前に、謙一のスキャンダルをねつ造しようとする、亀田派の陰謀が…。
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尾上元総理の死は、アメリカの陰謀だったと教える謙一。脱アメリカを志したため、消されたのだと…。とうとう総理大臣になった杉野謙一は、亀田に約束通り陰謀を録音したレコーダーを渡した。所信表明演説で尾上と同じ脱アメリカ、アジア共同体構想をブチ挙げる。予想通りアメリカの反感を買ったが、杉野総理に賛同する若手議員達が、集まり始めた。一方、明日香とともに女帝を目指している豆千代は、祇園に来た亀田と鈴木の座敷に呼ばれていた。豆千代を、好色な目で見る亀田。
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祇園の女帝になるという明日香に、伊達は保証人になることを承知する。伊達の元に泊まった明日香は、そこで修行している本城組組長の息子・武士に出逢い、好意を持った。『よし野』で芸妓修行に入った明日香は、かつての名妓・代志乃をおかあさん(女将)として、”仕込みさん”となる。屋形同士もライバルという同期の美佳に、明日香は必死について行った。そこへ、高校の時のBFだった康平が、明日香を追って京都にやってくる。会っていたことを叱られた明日香は、自分はまだ処女であることと、舞妓の間はそれを守り通すことを宣言した。手本や相談相手にしてもらおうと、代志乃は明日香を、売れっ子芸妓・雪乃の付け人にする。
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身を挺して刺客を止める明日香。明日香を撃とうとした刺客を、武士が射殺して刑務所へ。五条烏丸会の内紛は集結した。仕込み修行を終えた明日香と美佳は、舞妓になる。謙司の母・梨奈が、謙司の部屋で明日香の写真を見つけ、京大へ行くのは明日香に誘惑されたからだと思い込んだ。明日香・彩香への恨みが、再燃する。一方康平も割烹の『うえ松』に入り、板前を目指し始めた。『よし野』に乗り込んできた梨奈が、謙司と手を切れと金を出すが、明日香は投げ返す。TVの取材が入るが、女帝の娘と世間に知れるのを避けたい明日香は、美佳に譲った。”お店だし”も、母娘の縁を切った彩香には知らせない…。
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祇園の節分行事”お化け”の日に、征四郎が若手歌舞伎俳優・高山左近たちを連れてきて、雪乃と明日香に紹介した。『よし野』にやってきて、明日香と会う謙司。自分たちの親の因縁を知り、明日香と結ばれるのが宿命だと思い込んでしまう。明日香に目をつけて、左近が座敷に呼び始めた。雪乃が抱かれた後、忘れていった携帯を使って、ホテルへ明日香を呼び出す征四郎。犯されかけるが、明日香は辛うじて逃げた。ところがそれを写真に撮られ、雪乃と明日香の征四郎を巡っての三角関係として週刊誌で話題になってしまう。しかし代志乃は明日香を守り、祇園の客達も却って明日香を慰めるのだった。
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松村をつける明日香。梨奈をつける伊達と彩香。ホテルのロビーで松村と会う梨奈。テープと金の受け渡しの場へ、伊達が介入した。松村を部屋に引き入れ、二度と梨奈と明日香に近づかないよう、引導を渡す。ほうほうの体で逃げる松村。明日香も部屋に入ってきて、謙司とのことは思い違いだったと判り、梨奈は打ちのめされた。立ち直って修行を続ける明日香は、三千歳とともに京都を代表する芸妓へと育つ。美佳と謙司は結婚へ。再び動き出した蟷螂会は、狙いを武士の実家・本城会に向けた。板東は三千歳を自分の女にしている。本城組の賭場が次々摘発され、組長が倒れた。波乱の中、武士の出所の日が…。
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好意を持った左近と、再び『ご飯たべ』の約束をする明日香。康平は、とうとう豆千代を抱いた。左近とドライブに出た明日香は、雨に降られて飛び込んだ旅館で強引に犯されてしまう。後日、三千歳を座敷に呼んだ征四郎と左近は、明日香にプライドを傷つけられた腹いせに仕組んだことだと話した。左近が明日香をモノにして、振ってやろうという企みである。そこで三千歳は明日香と武士の関係も聞き、そのことを板東に教えてしまう。一方、明日香は久しぶりに武士に逢い、激しく愛し合った。本城組の組長は死に、武士が本城組二代目を襲名した。再び明日香を座敷に呼んだ左近が明日香に迫るが、厳しく拒否する明日香。
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松村のセックスに籠絡されてしまう明日香。だが梨奈のほうも、金を渡すときにまた抱かれてしまった。明日香は座敷を休んで、松村と逢う。充分に明日香が虜になったことを確信した松村は、しばらく離れて飢餓期間を設けることにした。その間に代議士夫人だと判った梨奈を恐喝。梨奈とのセックスを、ビデオに撮ってあったのだ。房子は佐伯に連絡が取れないことを怪しみ、松村とのことを伊達に相談した。松村の素性を調査した伊達は、彩香にも連絡する。同時に梨奈が画策したことも判った。その梨奈は、松村を殺す決心をする。明日香を守るために、銀座の女帝・彩香が立つ! そして明日香は、名刺の住所に行き、松村の正体を知った。
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ニチブン編集長の北沢が、豆千代が陰謀を知らせたことを、亀田に連絡する。豆千代の命が危ない! 彩香が杉野にアメリカの策略を報せ、菱和会に豆千代の保護を頼んだ。鈴木が豆千代を座敷に呼び、帰りに拉致させる。それを追った明日香と康平が、駆けつけた菱和と烏丸とともに救出した。亀田、マッケンジー等と対決し、杉野の邪魔をしないことを約束させる。ニールに別れを告げる明日香。康平と結婚し、芸妓を辞めて小さな料理屋を営むことにする。母・彩香も、ともに暮らすために呼んだ。彩香と明日香、二人の女帝が人生の最後に辿り着いた場所は、家族という名の幸せ…。『女帝』母娘二代の物語、ここに堂々の完結!!
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亀田が豆千代を呼んだことを、屋形『千代田』で聞き出す明日香。杉野の抹殺を命じられているニールは、明日香の素性を知った。情報を得るため、亀田の通う『すず屋』の”おかあさん”に、踊りを習い始める明日香。ニールはスキャンダルの火元として、杉野の妻・梨奈に狙いを定めた。杉野は訪中し、親アジア外交をスタートさせる。征四郎は癌に罹ったことで、これまでの自分の所行を反省し、明日香に頭を下げて詫びた。杉野総理の政治資金を管理している梨奈は、U・C・Fファンドマネージャーの高柳を紹介される。
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戦争を止めたのは、明日香! 京都ではまた明日香の評判があがった。猪郷の価値を認識した明日香は、自分の処女を買って貰う相手『水揚げ』を猪郷に頼む決心をする。彩香にも会い、異存のないことを聞いた猪郷は、明日香の『衿かえ』支度一式を揃えてやった。覚悟を決めて、猪郷の座敷に入る明日香。しかし猪郷は明日香を抱かず、水揚げをしたことにして後見人にはなってやるが、処女は好きな男にあげなさいと諭す。猪郷の優しさに感動し、その膝にすがって泣く明日香。明日かは晴れて『衿かえ』し、舞妓を卒業して芸妓になった。
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萩美(美佳)は明日香のライバルを降り、謙司と結婚する決心をする。武士の出所を待てない明日香は、康平に処女を捧げた。客の西島が明日香に、先斗町一番の芸妓・三千歳を紹介する。明日香と同い年で、女帝を目指している強力なライバルだった。代志乃が倒れ、雪乃と明日香が自分の晩年の傑作だと言い残して死ぬ。代志乃の葬式を終えて、明日香は房子に、独立し自前となる決心を話した。ところがそこで、葬式帰りの猪郷が、名神高速道路上で大型トレーラーにぶつけられたニュースが入る。猪郷死す! 代志乃と猪郷の、二人の庇護者を失ってしまった明日香の運命は!?
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でっち上げられた杉野謙一と彩香のスキャンダル。俄然総裁選で不利になる謙一。梨奈は謙一と彩香がまだ繋がっていたことに怒り狂った。何とか二人を汚名から救おうとする明日香は、民力党亀田派の久保を誘惑し、貞操の危機に見舞われながら陰謀の証言を録音する。謙一はそれを使って、亀田総理と取引に出た。次の総理は鶴岡に譲るが、一期で辞めてその後に自分を就けること。条件を呑む亀田。しかしそのために、民力党京都府連の怒りを買った明日香は、悪い噂を流され、バッタリ座敷が掛からなくなってしまった。ひたすら堪えて、本を読み、知識を蓄えていく明日香。
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祇園祭・山鉾巡行の日に、大翔組と菱和会が間に入って石田組と師岡組の話し合いが行われることになった。雪乃が石田に身をまかせて石田の野心を聞き出し、それを明日香が伊達たちに連絡する。石田は場を利用して、師岡共々伊達と大翔の命も奪うつもりでいたのだ。一方美佳は、処女を装って謙司に抱かれることに成功。名門の息子を手に入れたとほくそ笑む。当日、刺客を発見した明日香は、まだ明日香への恋慕を棄てられない謙司の呼びかけを制した。謙司を置いて刺客を追い、伊達たちを撃とうとする瞬間に突進して、その腕にしがみついた!
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銀座の女帝・彩香の娘として育った明日香。名門の娘が多い私立校で水商売の娘と蔑まれ、鬱積した不満を抱えていた。女帝の母にも反抗。憧れは祇園の舞妓に…。そんな時、育ててくれた安西のお婆ちゃんが死に、明日香の心に穴が空いてしまう。相談した菱和会会長の伊達に「ママに反抗するなら、ママの手から離れてお前の力で生きろ」と言われて決心、十七歳で家出して京都へ出た。祇園甲部にある屋形を兼ねた茶屋の『よし野』に入ろうとするが、身元のしっかりした者でないと駄目だと断られ、母を頼れない明日香は、伊達のもとに…。名作『女帝』の、続編がリリース! 彩香の娘・明日香の新たな女帝伝説が始まる!!
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武士が到着する寸前、監視の三千歳を倒して脱出する明日香。明日香が逃げたことを知った、板東達と武士は銃撃戦に突入した。遠巻きに様子を窺っていた伊達達と烏丸会も、ゴルフ場に突入。一同の目前で板東と一騎打ちになった武士は、遂に板東を殺った。ところがその後に、三千歳が放った銃弾を受けて死んでしまう。ショックで自殺しかけた明日香だが、彩香の母としての励ましに立ち直った。豆千代は康平に別れを告げ、芸妓として生きる決心をする。雪乃にも、新しい恋人が…。また杉野一家が明日香を訪れ、梨奈が深く頭を下げた。総裁選を戦う謙一と、その横には政治家になると決めた謙司と、その嫁になった美佳が…。
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板東のバックに民力党の亀田がいることを知る、烏丸会会長の岡部。菱和や大翔の手を借りずに、単独で蟷螂会と戦う決心をした。舞妓から芸妓になる『衿かえ』が迫る明日香。遊びに来た猪郷に事件を話し、抗争が始まって京の街に血が流れるのを防いでくれと頼む。明日香の大局に立った頼みに、猪郷は感動した。蟷螂会の覚醒剤仕分け場を襲い、事務所にも銃弾を撃ち込む烏丸会。宣戦布告へ! 亀田が京都府警を動かして、覚醒剤容疑で烏丸会を一斉捜査させた。岡部を逮捕し、留置場に居る間に総攻撃を行って、京都を陥とす予定である。しかしそこでフィクサー・猪郷が動き、亀田を一喝。板東の企みは全て中止となった。
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二台のトラックに分譲して金沢に向かう、蟷螂会の特攻隊。しかし岐阜に潜入させていたスパイ部隊から報告を受けた武士は、彼等の動向を県警本部に通報して、全員逮捕させてしまった。蟷螂会に捜査が入り、若頭が出頭。板東は姿をくらませた。そして明日香を呼び出すように、三千歳に命じる。相談があると三千歳に呼び出された明日香は、板東の手中に…。明日香を人質に取られ、独りで来いと言われた武士は、単身岐阜に向かう。連絡を受けた伊達は、密かに烏丸会に応援を頼み、部下を引き連れて明日香救出に出発した。康平も、烏丸会と行動をともにする。対決の場は、板東の持つゴルフ場!
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京大受験で京都に来ていた、杉野謙司と出会う明日香。翌日京都案内をするが、悩んでいるらしい雪乃を見かけた明日香は謙司を美佳にまかせて、後を追った。雪乃の相手は、大御所歌舞伎俳優の吾妻征四郎。惚れた雪乃が自殺未遂まで引き起こした相手だと判る。美佳は謙司が外務大臣・杉野謙一の息子だと知った。電車でヤクザに絡まれた明日香は、武士に救われる。五条烏丸会系の石田組に不穏な動きが…。師岡組の者を撃って逃げた石田組の男と鉢合わせした明日香は、危うく撃たれかかった。祇園祭が終わったら、抗争に?相談に行った明日香は、抱こうとする武士を拒んだ。処女の舞妓は、高く売れる。私は極道の情婦にはならないと…。
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プロの『壊し屋』を雇う梨奈。明日香を強姦して、顔を潰せと命じた。康平が明日香の”店だし”のプレゼントに簪をくれる。見習い座敷の帰りに襲われた明日香は、その簪で反撃。声を聞きつけた伊達が駆けつけて、事なきを得た。伊達たちは烏丸会の新会長・岡部等とともに、雪乃や明日香に礼を言うために『よし野』に来ていたのだ。『壊し屋』は、明日香の背後に菱和会がいることを知って、手を引いた。そして”店だし”当日。明日香の姿をTVで観て、涙を流す彩香。美佳は萩美に改名。単独でお座敷をこなせることになった明日香は、征四郎の座敷に呼ばれたとき、彼の女癖の悪さを思い知らされた。
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謙一が謙司を連れて座敷に。明日香に礼を言って、謙司をこれから通わせると約束した。それを知って、怒る萩美。康平は明日香の売春疑惑を一笑に付して、明日香を励ました。級友を連れて祇園にやって来て、明日香を座敷に呼ぶ謙司。しかしその上の部屋で、亀田派の府連・鈴木が、萩美に明日香を祇園から追い出す謀議を持ちかけていた…。そんな折、日本の影のドン・猪郷精之介が祇園を訪れ、明日香を座敷に呼ぶ。代志乃の古いなじみでもあり、明日香に興味を抱いてやって来たのだ。猪郷は明日香を気に入り、これから通うことにする。一方萩美は鈴木から、謙司を祇園に通わせ、いつ来るかを連絡してくれと頼まれていた。
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組員の携帯記録を全て調査して、内通者が久保田だったことを突き止める武士。金沢港の倉庫街で久保田と対決し、撃たれてしまった。武士は携帯で明日香に連絡し、助けを求める。伊達に救出を頼んだ明日香だが、居ても立ってもいられずに左近の座敷をキャンセルして金沢に向かった。瀕死の武士に寄り添い、回復を祈る。逃げた久保田は、蟷螂会の手で始末された。武士が助かり、戻ってきた明日香は、三日間の謹慎処分を受ける。謹慎を終えて後、迷惑を掛けた左近と『ご飯たべ』に出た。だがドライブ帰りに強引にキスされて、それを写真に撮られてしまう。またスキャンダルに見舞われる明日香。しかし、祇園の客に影響はなかった。
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また一芸妓に戻り、頑張る明日香。梨奈が謙司と芸妓が付き合っていることを聞き、明日香だと思い込んで怒りを顕わにする。暇になった明日香を、西島と三千歳が座敷に呼び、励ますのだった。左近もやってきて明日香を応援したいと言い、征四郎が三千歳目当てに先斗町に通っていることを教える。仲良くなる明日香と三千歳。謙司との仲を引き裂こうと画策する梨奈は、天才スケコマ師・松村を雇った。その技巧を自分の身体で体験し、これなら明日香を骨抜きにできるとほくそ笑む。客の佐伯に紹介されて、松村に好意を抱く明日香。『ご飯たべ』を承知して、まんまと抱かれてしまった。
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明日香と初めて愛し合った後、武士は金沢へ行った。先斗町で、亀田、鈴木、板東が顔を合わせて、提携の密談をする。座敷には三千歳がいた。ちょうど三千歳を訪ねてきていた明日香が、それを目撃する。しかし明日香に尋ねられた三千歳は、上手くはぐらかした。もう覚醒剤まで打たれて、板東の意のままになっているのだ。組に戻った武士は、賭場の摘発は情報を流しているスパイが居るためだと目星をつけた。誰が組を裏切っているのか? 一方康平には、舞妓の豆千代が惚れていた。裏切り者は、若い頃から武士の面倒を見てきた、若頭の久保田だった。武士を殺せと、久保田をけしかける板東。
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ヤクザ世界では、岐阜の蟷螂会が覚醒剤で京都を浸食し始めていた。会長の板東は、鈴木とも繋がっている。そんな中、鈴木の指示を受けた萩美が、謙司に明日香を同伴出勤に当たる『ごはん食べ』に誘うよう仕向ける。鈴木は明日香と謙司を、覚醒剤常用者として摘発させるつもりなのだ。罠に落ちた謙司と明日香だが、嫉妬した康平が二人の後をつけていた。攫われた二人を必死で追う康平。途中烏丸会の者に遭遇し、明日香を助けてくれと懇願する。連絡を受けた烏丸会は、総出で明日香の捜索を開始した。そして謙司のマンションに連れ込まれていることを突き止め、明日香が犯される寸前に救出する!
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杉野総理と若手議員の最初の会合は、『彩香』で行われた。そこで亀田派にいる増沢が亀田が杉野を潰すために、アメリカ大使と祇園で会うという情報をもたらす。彩香は明日香に電話して協力を仰いだ。二人の女帝が、手を携えて戦うときが来たのだ! 明日香はニール・マッケンジーと知り合い、好意を抱いて『よし野』の座敷に彼を招く。アメリカ大使・ガードナーと亀田の密会は、上七軒の茶屋で行われた。そこへ現れるニール。彼こそ杉野への刺客にして、米国務次官補だったのだ。座敷には、豆千代が呼ばれる。敵とは知らずに明日香を好きになったニールは、再会しキスを…。そして豆千代は、亀田に身をまかせた。
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明日香に拒否され、三千歳を座敷で口説く左近。三千歳が板東の女だと聞かされ、明日香潰しに手を組もうと持ちかけた。蟷螂会に攻勢をかける本城組。カジノやピンサロを壊し、覚醒剤の密輸ルートを知る男も襲われた。康平と付き合い始める豆千代。それを祝福する明日香。蟷螂会の覚醒剤密輸現場を襲い、ルートを潰す本城組。板東は反撃のために、暴走族時代の仲間がやっている組を焚きつけて、全国に抗争の火種を播いた。三千歳に信用されなかった左近は、明日香に三千歳と板東の関係を話す。全国に抗争が勃発し本城組は本家・菱和会の手を借りずに、自分の力だけで蟷螂会を潰す決意を固めた。
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山田泰造(やまだ・たいぞう)との間に娘・幸子(さちこ)を授かって、穏やかな日々を過ごす松本雅代(まつもと・まさよ)。一方、泰造は総理大臣を目指して、政界での地位を順調に築いていく。しかし、杉村貴子(すぎむら・たかこ)の謀略によって、泰造と雅代の関係に亀裂が入り……!?時代、政治、そして男女の深い愛を描いた大河ロマン、ついに完結!!太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――
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赤字路線である寺泊鉄道の社長に就任した山田泰造(やまだ・たいぞう)は、その再建を目指して奔走する。一方、松本雅代(まつもと・まさよ)を敵視する杉村貴子(すぎむら・たかこ)は、泰造の政敵である代議士・渡一郎(わたり・いちろう)と共闘して、泰造と雅代を叩き潰そうとしていた。そして雅代は、泰造と親交が深い新聞記者・板倉(いたくら)から愛の告白をされて……!?太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――
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山田泰造(やまだ・たいぞう)が懸命に進めてきた、寺泊鉄道の電化工事がいよいよ完成しようとしていた。そんな時、松本雅代(まつもと・まさよ)を慕う仲居・千代(ちよ)から、泰造の政敵である代議士・渡一郎(わたり・いちろう)と杉村貴子(すぎむら・たかこ)の陰謀を知らされた泰造は……!?そして、雅代に最大の悲劇が起こり……!?太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――
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虐待と屈辱の少年時代を送った「金城正人」は、呪われた人生をやり直そうと渡米。しかし、アメリカでの氷室聖人との出会いが新たなる絶望の始まりだった。氷室の狡猾な罠によってどん底を味わった正人は、氷室を殺し、自らが「氷室聖人」として悪の華を咲かせることを決意する。悪の道を極める「氷室聖人」の原点がここに――! 氷室の次なるターゲットは「アベコー」と呼ばれる代議士・阿部幸蔵。真樹を使って、アベコーをラスベガス賭博ツアーに連れ出した氷室が仕掛ける「美悪の罠」とは…!?
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誰もが認める美しき容貌、巧みな話術、絶倫の性技で、女たちを魅了する氷室聖人(ひむろ・まさと)。その美貌に加え悪魔的頭脳をも備える彼は、すべてを利用して悪の頂点へと登りつめていく――! 空港で知り合った神竜組組長の娘・神林理沙を籠絡した氷室だが、理沙から金を巻き上げて神竜組を敵に回す。そして、エステ会社社長の三崎淳子に近づき寵愛を得た氷室は、淳子の娘・麗奈にも接近。麗奈の恋人として淳子の前に現れた氷室は、淳子に娘と別れる手切れ金として1億円を要求し…!?
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照喜名神父が、中学時代の正人を虐待し恋人を自殺に追いやったこと、そして信徒のために殺人をしたであろうことを里美に告げた氷室。しかし、照喜名を慕う里見は苦悩の末に氷室の前から姿を消してしまう。一方、氷室が金城正人だと考えた照喜名は、氷室を狙う謎の男を呼び出し「氷室聖人は恐らく金城正人である」という情報を男に伝えていた。それを受けて氷室の過去を暴くべく沖縄へと飛ぶ謎の男…。氷室、照喜名、謎の男…過去を巡る因縁が行き着く先は――!?
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麗奈が甘粕と繋がっていたと知った氷室は、麗奈をB・D・Sの倉庫へと連れて行き、全てを吐かせようと尋問、自らの全てを暴露することで揺さぶりをかける。精神的に追い詰められた麗奈は、共に捕らえられていた甘粕の部下・藤沢を氷室に命じられるまま撃ち殺してしまい、そのショックから心のない人形状態になってしまう。呆然自失状態のまま結婚式を行う麗奈。氷室は日本からやって来た梓とともに、ある「目的」のため麗奈をグランドキャニオンへと連れて行くのだが・・・。
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九鬼一族から追放された九鬼義和を、自殺を装って殺した氷室。次の標的は一族の次男・義信。氷室はまず義信を悦楽の館へ誘い、移籍問題で干されているアイドル・斉木ゆみを愛人にしたいという義信の願望を叶えることに。斉木ゆみのマネージャー・遠山にはゆみのカムバックを餌に信用させ、芸能界のドン・高須龍興には新レーベル設立の話をして手を組む約束をする。芸能界という舞台で暗躍する氷室は、その天才的頭脳で九鬼義信を葬るべく、さまざまな工作を仕掛けていくのだった。
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梓と婚約し山崎財閥の一員となった氷室は、カジノを合法化、さらには沖縄にラスベガスのような都市を造り、大人も子供も楽しめるリゾート・アイランドを造成することを計画。それらが実現すれば亜細亜グループは存亡の危機に陥る事になる。「なぜ氷室は九鬼グループを狙うのか?」その問いに答えるため九鬼一族のもとにやってきた甘粕は、氷室が「金城正人」であり、すべては九鬼一族への復讐なのだということを教示する…。氷室、九鬼一族、そして甘粕の戦いは壮絶なクライマックスを迎える!!
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再び麗奈と付き合いだした聖人の目的は、麗奈が通う名門お嬢様大学にいる良家の子女たちと近づくことだった。そして、聖人は麗奈との交際を知り激高した三崎淳子を徳田組に始末させ、ミサキ・ビューティセンターを乗っ取る。しかし、甘粕は強引なやり方で、聖人を三崎淳子殺しの殺人教唆容疑で連行。この状況で聖人に大きな貸しを作ろうと考えた徳田組四代目・金子は、二代目に罪を被らせて自殺を偽装。無事容疑が晴れた聖人だったが、麗奈が疑惑を感じ始め…!?
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芸能界のドン・高須の悪事が収められた「闇のファイル」を手にした氷室は、神竜会を使って用済みとなった遠山を虐殺。遠山の死をニュースで知った斉木ゆみは錯乱し、その姿に動揺した九鬼義信は氷室に助けを求める。しかし、駆け付けた氷室がゆみに語ったのは、「義信はゆみを喰い物にしようとしていただけだ」という義信に対する裏切りの言葉だった。罠にはめられたと察した義信は氷室に襲いかかるが、騙されていたことに憤るゆみによって刺殺されてしまう。義信を殺し復讐を遂げた氷室は、売れない女優・山本厚子を斉木ゆみに成り代わらせ、本物の斉木ゆみをも闇に葬ってしまう。
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日本から徳田組の金子を呼び寄せた氷室は、金子のツテで香港黒社会組織「13K」の人間と会うことに。しかし、金子は何者かに惨殺され、現場には「次は貴様の番だ」というメッセージが残されていた。金子を殺した人物を特定できず焦る氷室だったが、「13K」の胡承恩と会い、香港黒社会のすべてを13Kに渡すことを、そしてそのために三海幇のボス・銭を殺すことを約束する。銭のいる夜総会に乗り込んだ氷室だが、目の前で敵対組織である紅龍幇の襲撃が始まり、三海幇が雇った日本人の殺し屋が甘粕政臣であったことを知る――! 甘粕に銃口を向けられ絶体絶命の氷室は…!?
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オメガランドの香港進出を断念させるため、黒社会を抗争状態にして治安を悪化させたい氷室は、三海幇のボス・銭と紅龍幇のボス・楊を殺害を計画。そこへ、宿敵・甘粕から「銭は黄金海岸の別荘にいる、殺すなら明日の8時がチャンスだ」という情報がもたらされる。甘粕の罠かもしれないと訝りながらも別荘へと乗り込んだ氷室と楊の前には、すでに殺された銭の姿が! 驚く二人の前に現れた甘粕は銃を乱射し、楊をも殺害。間一髪逃げたものの、2階から飛び降りて足を痛めてしまった氷室の目の前には、殺意に満ちた甘粕が…!?
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神竜組を手に入れた氷室は、対立する辰未組をつぶすべく組長・辰未の情婦・水野真樹と手を組む。そして窮地に陥った辰未を殺害し、辰未組を飯島組に移行して神竜組の傘下に。一方、氷室に恨みを持つ理沙は、三大組織のひとつである徳田組の三代目・ジュンに取り入って復讐を計画し、飯島組へプレッシャーをかけさせる。辰未組の件におけるキーマンは氷室聖人だと考えた警視庁組織暴力対策本部長・甘粕は、田代を締め上げて神竜組潰滅を企むが…!?
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麗奈を手に入れたことで日本の支配階級への、そして復讐の最終目的である亜細亜グループへの接近を果たした氷室。しかし氷室への疑念が晴れない麗奈は、甘粕のもとを訪れ、全てを明らかにするため協力することを誓う。着々と氷室を追い詰めようとする甘粕だったが、氷室は甘粕の弱点である妻・美智子を籠絡し、コカイン漬けにすることで甘粕の先手を打っていたのだった。互いの様々な思惑が交差する中、氷室と麗奈は結婚式のためアメリカへと旅立つ。甘粕からスパイとしての仕事を頼まれていた麗奈は、マフィアとの関係、コカイン、悦楽の館での出来事等々今まで知らなかった氷室の恐ろしい正体を知り…!?
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麗奈の手紙からコカインがJ・D・Sの倉庫にあると踏んだ甘粕。ガサ入れを行うもコカインは見つからず、さらには駆け付けた氷室によって妻・美智子についての挑発を受けるハメになってしまう。危機を回避した氷室はコカインの供給ルートをミサキ・スパ・リゾートに移し、日本でも「悦楽の館」を実現しようとしていた。美智子がそこでコカイン漬けにされ、娼婦として働かされていると聞いた甘粕は、氷室の存在をよく思わないミサキの社員・柴田とともにミサキ・スパ・リゾートに潜入を試みる。
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理沙の気持ちを利用して神竜組に入り込んだ氷室は、神竜組の内紛に乗じて北脇をそそのかし組長と若頭を殺害させ、実質的に神竜組を手中におさめる。一方、三崎淳子の命令により、氷室聖人のことを調べる悪徳刑事・田代は、10年前の事件を手がかりにして沖縄へ行き、「金城正人」という存在にたどりつく。しかし、「氷室聖人」という人物も実在し、田代は今の「氷室聖人」は整形した「金城正人」が入れ替わったものだと考えるのだが…!?
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アベコー代議士をロスにある悦楽の館に招いた氷室。女に溺れ、コカイン漬けになったアベコーは、カジノで五億円もの借金を作ってしまう。その肩代わりを申し出た氷室が出した条件は、徳田組を抑えることとコカインの政界流通ルートの確立だった。それにより徳田組三代目・ジュンは、組を背負っている限り氷室に手を出せなくなってしまう。怒りに燃えるジュンは三代目を降り、組とは関係の無い一個人として氷室を拉致。ふたりは素手でのタイマンを始めるのだが…!?
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妻・美智子を救うためミサキ・スパ・リゾートに潜入してきた甘粕を捕らえた氷室は、二人を無理心中に偽装して殺そうと企む。しかしその実行寸前、昏睡状態から覚めた甘粕の反撃に遭い瀕死状態に陥ってしまうことに。危機を脱した甘粕は追ってきた氷室の部下たちに追いつめられ、断崖から海に飛び込むが、その生死は判然としなかった。一方、コスモ・スタジオ・ジャパンとの正式契約を結ぼうとしていた九鬼義和は、自らの失態により契約を白紙にされ、九鬼一族から追放されてしまい…!?
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かつて氷室がまだ「金城正人」だった頃に唯一心を許していた良美。氷室はその良美に瓜二つの女性を街で見かけ、彼女が働くスナックに通うようになっていた。里見という名のその女性は、敬虔なクリスチャンだった。ある日、彼女に連れられて教会を訪れた氷室。そこで出会った照喜名(てるきな)神父は、中学時代の正人を暴力で脅し、金を巻き上げ、恋人の早智江をレイプして自殺に追い込んだ照喜名洋広だった。氷室は里美と信徒達の前で照喜名の化けの皮を剥がすことを決意する。
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信濃川と阿賀野川の二大河川の間に開けた新潟県新潟市はかつて、市内にいくつもの堀が張り巡らされた水の都だった。堀に沿って植えられた幾千本もの柳の木が作り出す景観の美しさから、“柳都”と呼ばれたこの街最大の繁華街“古町”(ふるまち)は、京都の祇園、東京の新橋と並び称された花柳の街であった――
太平洋戦争開戦の年、新潟の魚卸業を営む松本家に嫁いだ佐藤雅代は、陸軍の憲兵として中国に赴任した夫・周作の帰還を待ちわびるが、終戦後、帰国した周作は、戦争の悲惨な体験から精神を病み、酒に溺れた果てに夭逝。家族を養うため、古町の老舗料亭“柳亭”で働き始めた雅代は、仲居の天分を発揮、柳亭の顔として評判を呼ぶのだった。そんな中、若手政治家の山田泰造との出会いが、彼女の運命を大きく変えてゆく――
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