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『日本の歴史って面白い!文芸書&学術書フェア(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全150件

  • 352(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    田中優子
    出版社: KADOKAWA

    政治家も、文豪も、みんな芸者に支えられて大物になった!

    江戸の志士や明治の文豪たちを魅了した芸者。そもそも彼女たちは何者なのか。いつどのように誕生し、日本文化にどんな影響を与えてきたのか。芸と色といなせな会話。男と女の「粋」と「意気」――そこには、日本固有のサロン文化と、今や失われつつある日本の美の本質があった。花柳界の栄枯盛衰、名妓や遊び等の具体的なエピソードを辿りつつ、芸者の文化と歴史から、日本独特の「人間関係の洗練」を浮き彫りにする傑作。

    はしがき 「芸者の時代」
    序 芸者とはそもそも何者か
    第一部 江戸の芸者とその歴史
    踊り子から芸者へ
    深川芸者の発生と実像
    色を売ること売らないこと
    幕末の芸者たち
    第二部 明治の芸者 その栄華と終焉
    祗園と柳橋
    雑魚寝のこと
    名妓たち
    水揚げのこと
    芸者遊びとは何か
    日本的サロン文化
    エピローグ「のんびり」の世界
    あとがきに代えて 芸者のかたち
    文庫版あとがき
  • 748(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    黒田基樹
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    真田信之の知られざる生涯をダイナミックに描く、歴史評伝の決定版

    真田信繁の兄。老いてもなお「信濃の獅子」といわれ、当時としては異例の93歳という長命。戦国時代を生で知る人物として幕府内でも一目置かれた真田信之の知られざる生涯をダイナミックに描く、歴史評伝の決定版。
  • 天下を目指した黒田父子の調略と戦術を全解明!

    関ヶ原合戦。武将たちは、戦いの直前までどの軍に与するのかに苦悩していた。軍師伝説を検証することで明らかになってきた黒田官兵衛・長政の暗躍の事実。関ヶ原合戦に賭けたふたりの知られざる野望に迫る。
    ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 織田信長と波瀾の時代を駆け抜けた男たちの実像に迫る!

    「本能寺の変」で得をした前田利家、徹底して秀吉に逆らい「悪人」となった佐々成政、信長を残忍な男に変えた浅井長政――。波瀾に満ちた男たちのドラマに迫り、勝者が敗者を書き記す歴史の虚実を読む!
  • 968(税込)
    著者:
    呉座勇一
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    俗説、一蹴! 『応仁の乱』の著者が史上有名な陰謀を分析、陰謀論を論破!

    ベストセラー『応仁の乱』の著者、構想三年の書き下ろし!

    本能寺の変に黒幕あり? 
    関ヶ原は家康の陰謀?
    義経は陰謀の犠牲者?
    俗説、一蹴!
    『応仁の乱』の著者が史上有名な“陰謀”をたどりつつ、
    “陰謀論”を徹底論破する。

    史実とフィクションは明瞭に違う!
    ◆本能寺の変に黒幕あり?→いない。光秀をバカにしすぎ
    ◆関ヶ原は家康の陰謀? →違う。家康も追い詰められていた
    ◆義経は陰謀の犠牲者? →誤り。義経の権力は砂上の楼閣だった

    他、
    ■足利尊氏=陰謀家説は疑わしい
    ■後醍醐天皇は黒幕ではなく被害者だった!?
    ■富子はスケープゴートにされた
    ■騙されやすかった信長
    ■「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説
    ■「小山評定」は架空の会議

    「事実」はドラマや小説より面白い。
    陰謀論の誤りを最新学説で徹底論破!!
    トンデモ説やフェイクニュースが溢れる世の中で騙されないために。
    陰謀論の法則まで明らかにする、必読の歴史入門書!
  • 935(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    菊地浩之
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    信長は、いかにして有力部将を統率したのか? 豊富な史料を使って検証!

    信長の「能力主義」はどこからきたのか? それは、父・信秀から引き継いだ体制に理由があった。有力部将の多くは従属的ではなく、代々仕える譜代家臣が少なかった。そのため、重臣には戦闘動員力を持つ国人領主をあてざるをえなかった。能力や資質よりも門閥主義を選択したが、徐々に小身の側近たちを抜擢していった。信長が、自らの家臣団をどのようにして最強の軍団へと成長させていったのか、豊富な史料を使って検証する。

    【目次】

    第1章 前史としての父・信秀
    1 信秀の擡頭
    2 那古野城攻略
    3 三河攻略
    4 美濃出兵

    第2章 信長の尾張統一
     1 信秀の死
     2 清須織田家との対立
     3 筆頭家老・林佐渡守との対立
     4 尾張の統一

    第3章 桶狭間の合戦と美濃・近江侵攻
     1 桶狭間の合戦(永禄三年五月)
     2 美濃侵攻
     3 足利義昭を奉じて上洛

    第4章 織田家臣団の形成
     1 信秀家臣団はあったのか
     2 青年期・信長の部将は家柄で選ばれた
     3 カネで買った旗本を育てる
     4 旗本から部将への昇格

    第5章 方面軍ができるまで
     1 近江 有力部将による分封支配
    2 近畿 旧勢力の温存
     3 越前 方面軍司令官の誕生
     4 近江の直轄化と家督譲渡

    第6章 方面軍司令官の時代
    1 方面軍司令官とは
    2 柴田勝家(天正三年九月)
    3 佐久間信盛(天正四年五月)
    4 羽柴秀吉(天正五年一〇月)
    5 瀧川一益(天正一〇年四月)
    6 神戸信孝(天正一〇年六月)
    7 織田家臣団としての明智家臣団
  • 日本と世界の近現代史を、小学生から面白く読める学習まんが、登場!

    歴史学習の現場で年々重要度を増している近現代史に焦点を当て、第一次世界大戦から現代までを、全3巻でじっくりしっかり描く『日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史』、第1巻「大正から激動の昭和へ」。

    1914年に始まった第一次世界大戦は、大きな被害を出しながら4年余り続き、社会のあり方を変えました。この戦争の間に、ロシアでは社会主義革命が起き、ソビエト社会主義共和国連邦が成立します。
    世界の変化を受け、日本でも自由や権利の拡大を求める社会運動が広がります。しかし、あいつぐ恐慌で経済が苦しくなるにつれ軍部の力が増し、日本はドイツやイタリアなどファシズム諸国に近づいていきます。

    日本史と世界史がひとつの流れでスラスラ読める! 新学習指導要領(2020年度導入開始)の、高校必修科目「歴史総合」の先取りにも最適です!
  • 日本と世界の近現代史を、小学生から面白く読める学習まんが、登場!

    歴史学習の現場で年々重要度を増している近現代史に焦点を当て、第一次世界大戦から現代までを、全3巻でじっくりしっかり描く『日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史』、第3巻「現代日本と世界」。

    第二次世界大戦後、アメリカを中心とする資本主義陣営と、ソ連を中心とする社会主義陣営に分かれて対立する“冷戦”により、世界の緊張は高まりました。
    戦後の日本は、高度経済成長を経て経済大国となりましたが、1980年代に土地や株が異常な高値になるバブル景気が発生、その崩壊後は長い不況に苦しみます。
    さらに世界のグローバル化が加速する中、地球温暖化や少子高齢化などの諸問題に日本は直面しています。

    日本史と世界史がひとつの流れでスラスラ読める! 新学習指導要領(2020年度導入開始)の、高校必修科目「歴史総合」の先取りにも最適です!
  • 日本と世界の近現代史を、小学生から面白く読める学習まんが、登場!

    歴史学習の現場で年々重要度を増している近現代史に焦点を当て、第一次世界大戦から現代までを、全3巻でじっくりしっかり描く『日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史』、第2巻「戦中・戦後の日本」。

    盧溝橋事件により始まった日中戦争は長引き、戦争優先の国家体制で、国民生活は圧迫されていきます。
    さらに1939年、ヨーロッパではナチス・ドイツの台頭により第二次世界大戦が、1941年には日米間で太平洋戦争が始まります。日本は、空襲や沖縄戦、原爆投下を経て、1945年に無条件降伏しました。
    連合国に占領された日本はGHQにより民主化され、やがて1951年講和によって独立を回復するのです。

    日本史と世界史がひとつの流れでスラスラ読める! 新学習指導要領(2020年度導入開始)の、高校必修科目「歴史総合」の先取りにも最適です!
  • 836(税込)
    著者:
    安部龍太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    なぜ日本は軍国主義に傾倒していったのか? 直木賞作家が維新の闇に迫る!

    明治維新そのものが持つ思想と制度の欠陥に根本原因があるのではないか――1932年、イェール大学で歴史学を研究する朝河貫一は、日露戦争後から軍国主義に傾倒していく日本を憂えていた。そのとき、亡父から託された柳行李を思い出す。中に入っていたのは、二本松藩士として戊辰戦争を戦った父が残した手記だった。貫一はそれをもとに、破滅への道を転げ落ちていく日本の病根を見出そうとする。明治維新の闇に迫った歴史小説。
  • 748(税込)
    著者:
    葉室麟
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    父の無念を晴らせるか。日本史上最後の仇討ちを描いた歴史長篇。

    時代が変われば、生き方も変わるのだろうか――。
    武士の世が終わりを告げたとき、“最後の武士”が下した決断とは。

    一生を、命を、そして武士の矜持を懸けて挑んだ、日本史上最後の仇討ち!

    日本中が開国と攘夷に揺れる時世。
    西洋式兵術の導入を進めていた秋月藩執政・臼井亘理は、ある夜、尊攘派により妻もろとも斬殺された。
    だが藩の裁きは臼井家に対し徹底して冷酷なものだった。
    息子の六郎は復讐を固く誓うが、明治に入り発布された<仇討禁止令>により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。
    生き方に迷い上京した六郎は、剣客・山岡鉄舟に弟子入りするが――。
    時代にあらがい、信念を貫いた“最後の武士”の生き様が胸に迫る歴史長篇。

    「青空を見よ。いかなる苦難があろうとも、いずれ、頭上には蒼天が広がる。そのことを忘れるな――」
  • 660(税込)
    著者:
    岡本さとる
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    純粋で切実に愛しあう、若き二人の逃避行。新しい人情時代活劇、開幕!

    お前のためなら、誰だって殺すぜ――。
    切実に愛し合う男女の逃避行が、嵐を巻き起こす。
    著者がどうしても書きたかった人情時代活劇、開幕!

    不幸な生い立ちから悪事に手を染めるも、親切な絵草紙屋の主人に拾われ店番として更生した千七。
    物語を楽しむささやかな生活を送っていたある時、茶立女のおゆきと出会い、運命的な恋に落ちた!
    だが直後、おゆきに懸想する御家人崩れの久蔵が、ある裏仕事で入った大金で彼女を落籍してしまった。
    救出に向かった千七は、諍いの末に久蔵を殺してしまう……。
    追われる身となった二人の逃避行の行方は?
    著者新境地の時代恋物語、開幕!
  • 968(税込)
    著者:
    森茂暁
    出版社: KADOKAWA

    義教謀殺! 守護大名の台頭を招いた歴史の転換点。

    3代将軍足利義満の時代に全盛期を迎えた室町幕府。その50年ほどのち、重臣による将軍謀殺という前代未聞の事件が起きる―。この前期の室町幕府、4代義持、6代義教の時代に焦点を当て、室町殿と有力守護層たちとの複雑で重層的な関係から室町時代の政治史を読み直し、幕府崩壊の一大転換点となった義教謀殺=嘉吉の乱に至る道筋を実証的に跡付ける。


    序 章 翳りのはじまり

    第一章 足利義持の時代
     一 義満後の政治環境
     二 足利義持政権の特質
     三 在地勢力の動向

    第二章 足利義教の嗣立
     一 足利義教の登場
     二 嗣立期の足利義教とその周辺
     三 正長改元の経緯と歴史的意義
     四 後花園天皇の擁立と後南朝の動向

    第三章 足利義教の時代
     一 足利義教政権の特質
     二 足利義教の文芸
     三 有力守護家の分断政策
     四 「恐怖の世」
     五 対外交易と国際的環境

    第四章 嘉吉の乱への道
     一 永享の乱
     二 嘉吉の乱はなぜ起こったか

    終 章 嘉吉の乱──その後
  • 660(税込)
    著者:
    藤井邦夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    昼は婿殿、夜は凄腕隠密。待望の新シリーズ、開幕!

    【待望の新シリーズ、堂々開幕!】

    昼は婿殿、夜は凄腕隠密。

    「秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」の著者入魂、これぞ忍者時代活劇!


    江戸の隠密仕事専任の御庭番・倉沢家に婿入りした喬四郎。
    着任早々、八代将軍徳川吉宗から、神田に現れた盗賊・牛頭馬頭の始末を命じられる。
    嫁の佐奈と仮祝言を上げたのも束の間、喬四郎は探索に乗り出した。

    盗賊の隠れ家はなんと武家屋敷。
    背後に潜む者を感じた喬四郎は、次の押し込み先で盗賊頭の義十をわざと逃がし、真相を曝くために後を追うが、
    義十は謎の武士に斬られてしまう――。

    息を呑む展開とアクション。
    時代劇の醍醐味が詰まった新シリーズ、堂々開幕!
  • 徳川家に伝わるエピソードを織り交ぜつつ「西郷隆盛の実像」に迫る。

    なぜ、上野公園に西郷隆盛の銅像を建てたのか? なぜ、靖國神社に祀られなかったのか? 維新の立役者・西郷隆盛とはどんな人物だったのか? 徳川家に伝わるエピソードを織り交ぜながら、その実像に迫る。
  • 時代劇はウソだらけ! 脚色された時代劇に埋もれた討ち入りの真相に迫る!

     「大石は遊廓を総揚げしていない」「討ち入りのとき、赤穂浪士たちは太鼓を持っていなかった」「吉良は浅野の美しい奥方に横恋慕してはいなかった」――。
     時代劇や小説に埋もれた真実を、テレビでおなじみの山本先生が、根拠となる史料を丁寧に引きながら、ライブ講義形式で解説。事件の発端から切腹までの流れを、その背景や当時の常識、史料に残された証言、浪士たちが遺した手紙、間取り図や地図なども多数紹介しながらひもといていく。史料によって伝えることが大きく違う赤穂事件。その最も真実に近い姿を浮き彫りにする待望の一冊。 あなたの「忠臣蔵」観が大きく変わる決定版! 索引付き。

    [紹介している図版例]
    ・江戸城、「松之大廊下」あたりの間取り図
    ・浅野内匠頭が切腹した田村邸間取り図
    ・大石内蔵助が渡した割符金
    ・赤穂浪士の江戸潜伏先一覧
    ・吉良邸と美作屋善兵衛の店があったところの当時と現在の地図
    ・箱根から日本橋石町までのルート
    ・討ち入り時の吉良邸屋敷図
    ・討ち入り時の赤穂浪士の配置と武器一覧
    ・細川邸での切腹絵図を再現
    ・当時と現在の地図多数紹介
      …ほか多数。

    [もくじ]

    第1章 刃傷松の廊下 ~ドラマはここからはじまった
    第2章 赤穂城開城 ~揺れる赤穂藩
    第3章 江戸急進派と大石内蔵助 ~討ち入りか、浅野家再興か
    第4章 御家再興運動の挫折 ~脱盟していく同志たち
    第5章 討ち入り前夜 ~時は至れり
    第6章 吉良邸討ち入り ~決戦の時
    第7章 赤穂四十六士の切腹 ~その後の赤穂浪士たち

    終 章 泉岳寺墓所にて
  • 世代を超え、「西郷的なもの」が歴史を動かしてきたことを明らかにする。

    「西郷家の人びと」を丁寧に追うことで、西郷隆盛一人ではなく、世代を超えて群生する西郷家の人材・人的資源の「西郷的なもの」が歴史を動かしてきたことが見て取れる――。


    1 西郷隆盛と西郷家の人びとに流れる血
           ――祖先、曾祖父母、祖父母、父母、おじおば

    2 隆盛といっしょに育った兄弟たち
           ――西郷吉兵衛の子、四男三女

    3 西郷隆盛の三人の妻と兄弟の妻たち
           ――隆盛兄弟を支え、子を育てた女たち

    4 西郷家の人びとが遺した子どもたち
           ――西郷隆盛の子どもらと甥・姪たち

    5 孫たちにも有為な人物が
           ――教育者から実業家まで多彩な西郷家の血  

    6 曾孫・玄孫にも脈々と流れる西郷家の血
           ――世代を超えて伝わる西郷家の人びと

    7 華麗なる親族・縁者たち
           ――幕末から明治を彩る重要人物が目白押し  

    8 終章
           ――果報者と呼びたい西郷(せご)どん
  • 飢餓と戦争の時代――。民衆を守るために大名がとった秘策とは?

    飢餓と戦争の時代――。民衆を守るために大名がとった秘策とは? 民衆の視点から戦国大名の領国支配の実情に迫り、これまでにない「新しい戦国大名像」を描き出す。

    戦国屈指の名君と呼ばれた北条三代・氏康。彼が領民を守るために行った秘策とは? 武田信玄や上杉謙信の小田原進攻、慢性化する飢餓……。郷村を維持するための対策として、検地を行い領国把握に努め、さまざまに重なる税と夫役の負担を整理。飢饉のときには、領民の生活に寄り添って目配りをすることで未曾有の危機を乗り越えたのである。はじめて民政を行い、領国経営を成し遂げた戦国大名の真像に、民衆の視点から迫る。
  • 米商人の機転と武士の強さで人を助く、人気シリーズ!

    家族の絆は正義に通ず――。
    角次郎と息子・善太郎が政商の脅威に立ち向かう、人気シリーズ!

    武蔵岡部藩御用達の米問屋和泉屋の主と、勘当されたその息子の刺殺死体が発見された。
    状況から、互いに刺し合ったということで幕引きとなったが、米問屋大黒屋の主・角次郎は、大目付・中川より事件の吟味を命じられる。
    裏には、岡部藩の年貢を狙う政商・千種屋の目論見があるらしい。
    その後も続く和泉屋の“不幸”を、力を合わせて撥ねのけようとする角次郎と息子の武士・善太郎。
    だが、刺客は大黒屋にも迫っていた――。
  • 946(税込)
    著者:
    伊東潤
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    「藩」という組織の観点から、幕末と明治維新を紐解く!

    「藩」という組織が明暗を分けた要因とは?
    十四の雄藩が直面した「岐路」と「決断」を考察し、「藩」という枠組みから捉え直す、新たな幕末・明治維新像!

    薩摩藩 ――維新回天の偉業を成し遂げた二才(にせ)たち
    彦根藩 ――先祖の名誉を踏みにじった幕末最大の裏切り者
    仙台藩 ――東北を戦渦に巻き込んでしまった「眠れる獅子」
    加賀藩 ――一方の道を閉ざしてしまったことで、墓穴を掘った大藩
    佐賀藩 ――近代国家の礎を築いた「蘭癖(らんぺき)大名」
    庄内藩 ――全勝のまま終戦という奇跡を成し遂げた天才児
    請西藩 ――「一寸の虫にも五分の魂」を実践した脱藩大名
    土佐藩 ――無血革命を実現しようとした「鯨海酔侯」
    長岡藩 ――薩長の新政府に意地を貫いた「腰抜け武士」
    水戸藩 ――明治維新の礎となった勤王の家譜
    二本松藩 ――義に殉じて徹底抗戦を貫いた東北の誇り
    長州藩 ――新時代の扉を開いたリアリストたち
    松前藩 ――幕末の動乱に巻き込まれた「無高大名」
    会津藩 ――幕末最大の悲劇を招いてしまった白皙の貴公子

    <本書「はじめに」より引用>
    藩という組織の観点から幕末と明治維新を紐解こうというのが、本書のテーマである。
     もちろん歴史を動かすのは人であり、幕末から維新にかけて、英雄豪傑から凡才や奸物まで、多彩な人物が登場しては消えていった。
     多くの本は、そうした人物に焦点を絞って書かれている。だが本を正せば、彼らの大半がいずこかの藩に所属しており、藩は、その人物の人となりを形成していった母体だった。
     しかも時として、人物と藩の意思は相反すこともあり、英雄ばかりを追っていくことで、幕末維新の動きが分かりにくくなることもある。
     そうしたことから本書では、幕末期から明治維新期にかけて藩の実権を握った人々を中心に描くことで、この時代の大きな流れを捉えようと思っている。
     (中略)
     かくして藩という不思議な集団は消えていくことになるが、その残した足跡は実に興味深い。幕末から維新にかけての変革期に、藩という組織がいかなる決断を下していったかを、読者の皆様のビジネスや人生の参考にしていただければ、作者としてこの上ない喜びである。
  • 1,870(税込)
    著者:
    西股総生
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    なぜ、この城は、ここに存在するのか? なぜ、縄張りがここまで緻密なのか? 縄張り研究の立場からその「謎」に迫る。「杉山城問題」の論点を徹底検証!

    城好きなら一度は訪れてみたいと憧れる杉山城。文献には登場しないものの精密機械のような縄張りを持つこの城を、城郭研究者たちは北条氏の築城と考えてきた。だが、今世紀に入って行われた発掘調査の結果は、山内上杉氏の築城である可能性を示していた――。発掘調査によって判明した事実は何だったのか。北条氏築城説は成立しないのか。「杉山城問題」の論点を徹底検証し、縄張り研究の立場から杉山城の「謎」に挑む。
  • 792(税込)
    著者:
    佐高信
    出版社: KADOKAWA

    荘内藩との深い関係から真実に迫った話題作!

    今も西郷の傍らで静かに眠る二人の年若い旧荘内藩士。
    西南戦争で殉じた二人の墓の前で、同郷の著者は衝撃を受ける。仇敵さえも魅了する西郷とは、一体どんな人物だったのか。
    多くの史実にあたり、その真の姿を、荘内藩との深い関係の中から浮かび上がらせる。
    その人生と人となりを描くことで、同時に、勝者の歴史には現れない埋もれた真実をも照らし出す。
    現代に残る維新が顕れる、略年譜を付した新版。解説・佐藤洋二郎

    【もくじ】
    序 章  南洲墓地に眠る荘内の少年藩士
    第一章 四つの南洲神社、秘史
    第二章 西郷隆盛、二つの系譜 -安岡正篤と四元義隆
    第三章 西郷を憎む会津、西郷を愛する会津
    第四章 薩長閥政府に挑む「北方政権」の夢
    第五章 荘内藩と大西郷の攻防
    第六章 荘内藩転封騒動
    第七章 西郷と菅と本間郡兵衛
    第八章 明治六年の政変
    第九章 西南戦争前夜
    第十章 西南戦争と荘内
    第十一章 「列外の人」、相楽総三と西郷
    終 章 さまざまな西郷観
  • 徳川将軍や諸大名、幕臣や藩士、志士や新撰組隊士など主要69人の活躍から、幕末史をイッキ読み!!

    黒船来航、安政の大獄、長州征伐、戊辰戦争――攘夷か開国か、佐幕か倒幕かをめぐる大変革期、数々の困難を前に、歴史に名を刻んだ人物たちはどんな決断を下していったのか。今なお「問題の先送り」を繰り返す島国日本にあって、私たちが学ぶべき教訓はどこにあるのか。徳川将軍や諸大名、幕臣や藩士、志士や新撰組隊士など、主要69人を一挙掲載。独自の史観を元に、英傑たちの生涯とその活躍から幕末史を通覧する増補決定版。(本書は、『英傑の日本史 新撰組・幕末編』を大幅に再構成し、書き下ろし3編と『英傑の日本史 敗者たちの幕末維新編』より7編を収録した増補決定版です)

    【本書に登場する英傑たち】
    西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀、島津斉彬、島津久光、篤姫、吉田松陰、高杉晋作、桂小五郎、大村益次郎、山内容堂、吉田東洋、武市半平太、後藤象二郎、坂本龍馬、中岡慎太郎、ジョン万次郎、近藤勇、土方歳三、沖田総司、永倉新八、斎藤一、原田左之助、井上源三郎、山南敬助、伊東甲子太郎、藤堂平助、島田魁、武田観柳斎、山崎烝、芹沢鴨、松平容保、徳川慶喜、井伊直弼、水戸烈公、藤田東湖、徳川家茂、孝明天皇、横井小楠、松平春嶽、由利公正、橋本左内、岩倉具視、玉松操、林子平、佐久間象山、勝海舟、小栗上野介、山岡鉄舟、大鳥圭介、榎本武揚、清河八郎、佐々木只三郎、中島三郎助、益満休之助、相楽総三、伊達宗城、鍋島閑叟、大隈重信、福沢諭吉、緒方洪庵、川路聖謨、西郷頼母、佐川官兵衛、山川浩、神保修理、広沢安任、河井継之助、山本覚馬
  • 不平等条約の改正を目指し、欧米列強と並ぶ法治国家となるまでの相克史。

    明治政府の掲げた国家目標とは何であったのか。それは、欧米諸国と向かい合い並び立つ、「万国対峙」が可能な近代国家となることであった。内実整備の実現に邁進した廃藩置県(1871年)から明治十四年の政変(81年)までの10年間は、万国対峙を目指してさまざまな道が模索された。西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通の万国対峙策を検証しつつ、明治日本における国家構想の試行錯誤の道程を、相克の政治史として描き出す。

    プロローグ 国家目標としての万国対峙

    1 明治維新政府と万国対峙
       万国対峙の表明
       万国対峙策の提起

    2 留守政府と万国対峙
       岩倉使節団の派遣
       近代化への急発進
       改革の反動
       国権拡張政策

    3 万国対峙をめぐる政変
       岩倉使節団の欧米体験
       外征策の高揚
       西郷隆盛と万国対峙
       西郷隆盛の辞職
      
    4 大久保政権の成立と内務省
       内務省の創設
       大久保政権への反発
       台湾出兵
       木戸孝允と万国対峙
     
    5 大久保政権と万国対峙
       立憲政体に向けて   
       内務省事業の本格化
       朝鮮との国交樹立
       反大久保政権運動
     
    6 立憲制国家と万国対峙
       大久保路線の修正
       自由民権運動の高揚
       明治一四年の政変

    エピローグ その後の万国対峙
  • 父は商人、息子は武士。家族で力を合わせ、閉ざされた知行地の闇をあばく! 人気シリーズ新章突入!

    父は商人、息子は武士。
    家族が力を合わせて闇を暴く、人気シリーズ新章突入!

    武士として兄の仇討ちを果たし、婿入り先の米屋・大黒屋に戻った角次郎に、大目付の中川から呼び出しがあった。
    曰く、古河藩重臣の知行地で、重税に抗議した村名主が不審死。
    その息子が、事件の吟味に対する不満を直訴してきたため、商人として事を荒立てず訴えの真偽を探ってほしい、と言う。
    旗本・五月女家の主となった息子の善太郎を連れ、件の知行地へ向かった角次郎。
    待ち受けていたのは、腕利きの刺客と、思わぬ陰謀だった――!
  • 幕末維新当時、なぜ薩摩藩や西郷たちが討幕の主人公となり得たのか――薩摩(島津)のルーツや徳川との関係にまで遡りながら、意外なる歴史の因果を解き明かすシリーズ!

    下級藩士の家に生まれ、何度も島流しという不遇に遭いながら、なぜ西郷は藩内で重用され続け、維新のリーダーとなり得たのか。
    その要因を薩摩国のユニークな風土、鎌倉以来の「名門中の名門」島津家の家風と歴史にまで遡りつつ解明。さらに日本の歴史教育が見落としている「朱子学中毒」という視点から、改革と弾圧とが繰り返された背景と西郷たちの苦闘の真相に迫る。
    混沌とした歴史の点が線につながる、新たなる幕末維新史。

    第一章 薩摩隼人のルーツ
    第二章 名門・島津家の誕生
    第三章 戦国大名・島津の台頭
    第四章 家康が恐れた東アジア最強軍
    第五章 琉球王国征服計画
    第六章 亡国の朱子学
    第七章「近思録崩れ」と「お由羅騒動」
    第八章 島津斉彬と西郷隆盛の日本改革
    第九章 奄美流罪と西郷待望論
    第十章 大西郷の敬天愛人
    第十一章 倒幕と最期の奉公
    関連年表
  • 新選組副長、土方歳三の人生を詳細にたどり、その実像を浮かび上がらせる。

    武蔵国多摩郡に生を受け、新選組副長として京都で勇名を轟かした土方歳三。鳥羽伏見の敗北後、不屈のリーダー・近藤勇が捕縛斬首され、天才剣士・沖田総司が肺結核で世を去っても、土方は新政府軍と戦い続ける。戊辰戦争を最後まで戦い抜き、函館で銃弾に斃れるまでの35年の生きざまを佐幕視点で見つめ直す。薩長の新政府=正義、という図式が取り払われると、時代遅れの殺人集団として論じられている新選組とそれを率いた土方の実像が浮かび上がる。
  • 1,408(税込)
    著者:
    黒田基樹
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    「井伊谷徳政」を読み解き、井伊直虎の実像と生涯に迫る、歴史評伝。

    井伊直虎は、戦国時代に遠江国井伊谷領を領国とした国衆・井伊家最後の当主だが、実像は殆ど知られていない。通説では井伊直盛の娘・次郎法師とされてきた。直虎の文字を記す史料はわずか8点。そのうち6点は井伊谷領で実施した「井伊谷徳政」と呼ばれる徳政に関するものである。解読が難しい「井伊谷徳政」の実態を明らかにし、戦国時代の徳政とはいかなるものであったのか、直虎とはどのような存在であったのかに迫る。
  • 1,496(税込)
    著者:
    森茂暁
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    これが尊氏研究の最前線!発給文書1500点から見えてくる新しい尊氏像。

    足利尊氏は、室町幕府政治体制の基礎を固め、武家政治の隆盛へと道筋をつけた人物である。その評価はこれまで時代の影響を色濃く受けて定まらず、「英雄」と「逆賊」のあいだを揺れ動いた。近年、南北朝時代を再評価するムーブメントのなかで、足利尊氏への関心は飛躍的に高まった。新出史料を含めた発給文書1500点を徹底解析しながら、これまでになく新しいトータルな尊氏像を描き出す。


    【目 次】

    序 章 新しい足利尊氏理解のために  

    第一章 鎌倉期の足利尊氏 

    第二章 足利尊氏と後醍醐天皇

    第三章 室町幕府体制の成立

    第四章 尊氏と直義――二頭政治と観応の擾乱

    第五章 足利義詮への継承――室町幕府体制の展開

    終 章 果たして尊氏は「逆賊」か
  • 戦国武将を最新医学から診断! 盛りだくさんのエピソードで迫る。

    織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……。戦国武将の病歴、死因、養生法、そして死生観とは? 戦国武将を最新医学で診断。盛りだくさんのエピソードを交えてつづる、戦国武将の診断書。

    【目 次】
    第1章 三英傑 信長・秀吉・家康の死にざまと死生観
    第2章 病苦にあえいだ英雄たち
    第3章 この世に未練を残した武将たち
    第4章 下克上の梟雄たち
    第5章 切腹して果てた武将たちの執念
    第6章 老衰死した武将たちの高齢期
    第7章 夫におとらず厳しい道、戦国女性の覚悟
    第8章 戦国武将と女性たちのカルテ

    ※本書は『戦国武将の死生観』(新潮社、二〇〇八年)を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 2,464(税込)
    著者:
    平山優
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    戦国史研究の未踏峰を拓く大著!

    武田信玄の後継者である勝頼は、天正十年(1582)三月十一日、織田信長・徳川家康・北条氏政の侵攻を受けて滅亡した。戦国の雄・武田氏はなぜ、亡国へと追い込まれていったのか。勝頼個人の「暗愚」な資質に原因を求める見方は、はたして正しいのか――。武田・北条・上杉による甲相越三国和睦構想、上杉謙信没後の後継者をめぐる御館の乱、徳川家康との高天神城攻防戦という長篠敗戦後の転換点を主軸に、史料博捜と最新研究から、詳述されてこなかった勝頼の成果と蹉跌を徹底検証。戦国史研究に新たなる足跡を刻む決定版!

    序 章 諏訪勝頼から武田勝頼へ
    第一章 長篠合戦への道
    第二章 織田・徳川の攻勢と武田勝頼
    第三章 甲相越三国和睦構想と甲相同盟
    第四章 御館の乱と武田勝頼
    第五章 甲相同盟の決裂と武田勝頼
    第六章 苦悩する武田勝頼
    第七章 武田勝頼と北条氏政の死闘
    第八章 斜 陽
    第九章 武田氏滅亡
    第十章 勝者のふるまい
    終 章 残 響
  • 学び直しの秘訣は「比較」だ! 歴史が立体的に見える、新しい日本史講義。

    歴史の本当の面白さと日本史理解の秘訣は、時代を超えて繋がる人物たちの意外な接点にあった! 後醍醐天皇×織田信長、空海×津田梅子、太田道灌×真田幸村――誰もが知る有名人から、ナンバー2や裏方を担った人物まで、様々な事績やエピソードとともに、現代社会にも通じる思想や教訓を紹介。学び直しにも最適! 2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」時代考証者による、新しい日本史講義。

    第 1 章 新時代の幕を開けた人物から学ぶ
    1  国盗りの極意は『孫子』にあり 【北条早雲・斎藤道三】
    2  革命児の発想が歴史をくつがえす【後醍醐天皇・織田信長】
    3  古代 2 つのクーデターの謎 【継体天皇・天智天皇】
    4  2 人の明暗を分けたものは何か 【西郷隆盛・大久保利通】

    第 2 章 たった 1 人で時代を変えた人物から学ぶ
    1  語り継がれる英雄伝説の虚と実 【坂上田村麻呂・源義経】
    2  外圧を防いだ小国日本のプライド 【聖徳太子・北条時宗】
    3  経済力を握った者が勝つ 【藤原秀衡・平清盛】
    4  カリスマ性と人心掌握による統治 【武田信玄・上杉謙信】

    第 3 章 組織力で時代を変えた人物から学ぶ
    1  民衆のエネルギーを軍制に取り込む 【楠木正成・高杉晋作】
    2  新時代のシステムづくり 【足利尊氏・豊臣秀吉】
    3  議会制民主主義への胎動 【板垣退助・尾崎行雄】
    4  教団の団結力の強さ 【ザビエル・本願寺顕如】

    ほか、全12章96人
  • 天下泰平の時代。忍者の末裔は、江戸城大奥で出納係になっていた!?

    天下泰平の時代。忍者の末裔は、江戸城大奥で出納係になっていた!?

    新発見資料「松下家文書」には、江戸城大奥に勤める伊賀者の日常が細かに記されていた! 忍者の一家の末裔は、天下泰平の時代をどう生きたのか。江戸の下級武士の生活を細やかに記す、一級資料をとくと見よ!

    【目次】
    はじめに
    松下家系図

    第一章 伊賀者とは何か
    (一)幕臣としての伊賀者
    (二)武士の禄制度──足高上昇を目指した松下家──
    (三)伊賀者の由緒
    (四)松下家文書とは
    (五)松下家の歴代

    第二章 松下家、草創の時代
    (一)家康に仕えた初代松下孫右衛門
    (二)大奥御広敷番、二代目松下金左衛門
    (三)別家を興した三代目松下十郎右衛門

    第三章 谷の中の伊賀者たち
    (一)伊賀者の禄と生活
    (二)鮫河橋谷町伊賀者屋敷の景観
    (三)伊賀者拝領屋敷に住む町人たち
    (四)拝借金とその返済

    第四章 最初の養子、松下伊太夫
    (一)松下伊太夫、養子に入る
    (二)松下伊太夫の伊賀者勤務
    (三)四代目松下伊太夫の子

    第五章 伊賀者から大奥の事務官へ
    (一)五代目松下菊蔵、家督相続
    (二)若年当主、菊蔵の日々
    (三)西之丸山里番
    (四)西之丸大奥の事務官―西之丸大奥御広敷御用部屋書役―
    (五)異動と昇進――本丸大奥御広敷御用部屋書役以降――
    (六)五代目松下菊蔵の子――十次郎の生と死――

    第六章 伊賀者からの離脱
    (一)松下家の家格上昇
    (二)九代目金五郎と東禅寺事件
    (三)明治時代の松下家

    おわりに
    参考文献
  • 関東の覇権抗争が中世史の常識を覆す!

    信長の出現、秀吉の天下統一で、戦国は終焉を迎えた。天下取りの舞台は西日本にあったといわれてきたが、戦乱の始まりも終わりも、実は関東の動向が基準になっていた! 関東の動きをなぞるように、畿内では室町幕府の秩序を脅かす下剋上が頻発した。関東の覇権戦争の中心にいたのが西から来た新勢力の北条氏、旧来の関東秩序勢力である山内上杉氏・扇谷上杉氏である。両氏の関東支配権を賭けた争いから中世史の真相に迫る。

    プロローグ 「日本の副将軍」対「関東の副将軍」―北条氏への改称と関東管領家の誇り
    第一章 北条氏綱と両上杉氏の抗争
    第二章 北条氏康と両上杉氏の滅亡・没落
    第三章 上杉謙信はなぜ関東に襲来したのか?
    第四章 「国衆」が左右する関東戦国史
    第五章 国衆を困惑させた「越相同盟」
    第六章 信玄の猛攻と北条氏の危機
    第七章 北関東の攻防戦と謙信の死
    エピローグ 消滅した「関東の副将軍」―新たな抗争の枠組みへ

    ※本書は、『戦国関東の覇権戦争盻眇北条氏VS関東管領・上杉氏55年の戦い』(洋泉社、二〇一一年)を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 信長、幸村、直虎…戦国時代を生きた人々のドラマから歴史が見えてくる!

    授業で習ったけど忘れてしまったあの武将、大河ドラマで気になるあのお姫様…そんな歴史上の人物について、この一冊で学び直してみませんか? NHK-Eテレ『知恵泉』などで日本史博士として人気の東京大学山本博文教授が、信長・秀吉・家康や、淀殿や黒田官兵衛など、近年の大河ドラマに登場している戦国時代の人物について、当時の文書をひもときながら、最新の学説も織り交ぜて、詳しくかつ解りやすく語ります。信長が長篠の戦いを制した真の理由とは!? 関ヶ原前夜の知られざる情報戦とは!? 戦国という激動の時代を生き抜いた人々の生き様、武将たちの関係性のドラマに触れるうちに、過去が身近なものになっていく…。日本史を学び直したいのにキッカケをつかめない、そんな人にピッタリの一冊です!

    ※本書は雑誌『BAN』(教育システム社)での連載「江戸の組織人」より抜粋し、さらに加筆改稿のうえ再構成して、文庫化したものが底本です。
  • 990(税込)
    著者:
    川上 仁一
    レーベル: 角川新書
    出版社: KADOKAWA

    一子相伝の史料を本邦初公開!

    一子相伝の史料を本邦初公開!

    忍者とは、いかなる人びとだったのか? 何を生業とし、どのような術を使い、いかに生きたのか。甲賀忍之伝を継承する甲賀伴党21代宗師家の川上仁一が、秘密のベールに隠されてきた実像を明かす。

    【目次】
    序 章 現代に生きる「最後の忍者」
    第一章 忍びのこころ―忍者と忍術の神髄
    第二章 実践・忍びの術技
    第三章 忍者・忍術の形成史
    第四章 忍術の活用
    終 章 忍者文化の将来展望
  • 家康が、豊臣家を滅ぼしたのはなぜか? その答えは浪人たちにあった!

    家康謀略史観に疑問を持つ事で見えてきた、浪人やキリシタン、商人の存在。武将の活躍の陰で、彼らもまた生き残りを賭け参戦した。軍功書、首取状などの豊富な史料を提示しつつ、大坂の陣を鮮明に描写する。

    〈目次〉
    はじめに
    第一章 関ヶ原合戦と江戸幕府の成立──徳川公儀の確立
    1 関ヶ原合戦後の戦後処理と諸勢力の動向
    2 江戸幕府の成立と徳川権力の進展
    第二章 大坂冬の陣勃発──仕組まれた戦い
    1 方広寺鐘銘事件起こる
    2 大坂冬の陣前夜
    3 大坂冬の陣開戦する
    第三章 和平交渉から大坂夏の陣へ──豊臣家の滅亡
    1 和睦交渉の経過
    2 大坂夏の陣への道
    3 大坂夏の陣と豊臣氏の滅亡
    第四章 大坂の陣のその後──戦国終焉の舞台
    1 徳川方と豊臣方の扱い
    2 落人・浪人たちのその後
    3 キリシタンたちのその後
    4 戦国の終焉
    主要参考文献
    おわりに
  • 1,496(税込)
    著者:
    黒田基樹
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    秀吉が大名に授けた「羽柴」名字。そこから政治の秩序を読み解く

    秀吉は、旧織田家臣や旧戦国大名に羽柴名字を与えることで「御一家」と位置づけた。羽柴家の論理による秩序化である。全く新しい武家の政治序列の方法を創り出した、秀吉の野望と類い希な政治手腕を描き出す。


    ◆第一章 羽柴名字と公家成大名

    ◆第二章 秀吉の一門大名
    羽柴秀長・秀保/羽柴秀次/羽柴(小吉)秀勝/羽柴秀俊(小早川秀秋)

    ◆第三章 秀吉の親類大名
    宇喜多秀家/結城秀康/前田利家・利長(利勝)利政/徳川家康・秀忠/京極高次/京極高知(生双)/木下勝俊/某 秀弘/青木重吉/福島正則・正長・忠清(忠勝)

    ◆第四章 織田家の人々
    織田秀信/織田秀雄/織田信兼/織田長益・頼長/織田信秀/織田信高/織田信吉

    ◆第五章 旧織田家臣の人々
    堀秀政・秀治・秀隆(忠俊)/堀秀家(秀成・親良)/滝川雄利・正利/丹羽長重/長岡(細川)忠興・忠隆/蒲生氏郷・秀隆(秀行)/蜂屋頼隆/毛利秀頼/稲葉貞通・典通/津川(斯波)義康/長谷川秀一・秀康/前田秀以・茂勝/佐々成政/筒井定次/池田照政(輝政)・照直(利隆)/森忠政

    ◆第六章 旧戦国大名の人々
    上杉景勝/大友吉統(義統)/長宗我部元親・盛親/島津義弘・忠恒(家久)/立花統虎(親成・宗茂)/龍造寺政家/毛利輝元・秀元/小早川隆景・秀包(秀直)/吉川広家/宗吉智(義智)・義成/佐竹義宣/最上義光・義康/伊達政宗/里見義康/宇都宮国綱

    ◆第七章 羽柴名字の消滅
  • 歴史学の第一人者の解説と写真で、東京がもっとおもしろくなる!

    国会議事堂は、もと誰の家? --井伊直弼の上屋敷の一部だった。本書は、東京に残る江戸の面影を、切絵図と切絵図に重ねた現代地図、アクセス情報、豊富な写真とともに詳しく紹介。
    江戸城本丸(皇居東御苑)、鬼平が設立した人足寄場(石川島公園・高級マンション)、徳川将軍家の庭(浜離宮恩賜庭園)、南町奉行所(有楽町駅前広場)、江戸の観光地(愛宕神社)、江戸幕府の最高学府・昌平坂学問所(湯島聖堂)、江戸のアウトレット(日本橋富沢町)など、著者自身が実際に歩き、江戸の息吹が感じられるおすすめの個所を厳選。
    ベストセラー『東京今昔江戸散歩』(中経の文庫)に、新たに小石川谷中本郷絵図、麹町永田町外桜田絵図の2つの切絵図と、根津神社などの4項目を加え、単行本サイズに大きく見やすくなった待望の増補版! オールカラー!

    ※本書は2011年12月に中経出版から刊行された『東京今昔江戸散歩』(中経の文庫)を基にし、新たに「麹町永田町 外桜田絵図」「小石川谷中 本郷絵図」の切絵図と「桜田門外の変の舞台~桜田門」「加賀藩上屋敷の赤門~東京大学赤門」「江戸幕府の最高学府~湯島聖堂」「甲府宰相綱豊の屋敷~根津神社本殿」の四項目を加え、大幅に加筆・修正のうえ、改題して単行本化したものが底本です。
  • 1,408(税込)
    著者:
    菊地浩之
    レーベル: 角川選書
    出版社: KADOKAWA

    創られた名門家系と忠節軍団の神話を徹底解剖!

    忠節の鑑とされてきた徳川家臣団。しかし、家康以前の徳川(松平)家は激しい派閥争いが存在していた。徳川(松平)家の系譜を辿り、家康が率いた家臣団がどのように変貌したのか豊富な史料を用いつつ検証。
  • NHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」主人公・井伊直虎ほか、女たちの実像に歴史小説家が迫る!

    生涯を男として生き、養子直政を徳川四天王の一人へ育て上げた女城主「井伊直虎」、直江兼続が唯一愛し、主君から女執政として遇された越後美人「お船の方」、恋に生き恋に死んだ瀬戸内のジャンヌ・ダルク「鶴姫」――大河ドラマ原作『天地人』をはじめ、義を貫き大きな敵に敢然と立ち向かった武将たちを描き続けた歴史小説家が、運命に翻弄されながらも、乱世を力強く生きた25人に迫る。単行本未収録の傑作評伝、初の書籍化!

    一、女城主たちの戦い
    井伊直虎  井伊直政の養母
    妙林尼  吉岡鎮興の妻
    おつやの方  織田信長の叔母
    大乗院  二階堂盛義の継室
    立花ぎん千代  立花宗茂の正室

    二、危機を救う妻たち
    お船の方  直江兼続の正室
    小松姫  真田信之の正室
    千 代  山内一豊の正室
    ま つ  前田利家の正室
    ね ね  豊臣秀吉の正室

    三、愛と謎と美貌
    小少将  長宗我部元親の側室
    義 姫  伊達政宗の生母
    諏訪御料人  武田信玄の側室
    松 姫  武田信玄の六女
    濃 姫  織田信長の正室

    四、才女と呼ばれた女たち
    お初 常高院  浅井三姉妹の次女
    阿茶局  徳川家康の側室
    喜 多  伊達政宗の教育係
    小野お通  真田家ゆかりの才女
    寿桂尼  今川義元の生母

    五、想いと誇りに殉じる
    鶴 姫  瀬戸内のジャンヌ・ダルク
    淀 殿  豊臣秀吉の側室
    細川ガラシャ  細川忠興の正室
    お市の方  織田信長の妹
    大福御前  北条氏邦の正室

    関連年表
  • 「弱小」だからこそ生き残れた!天災・飢饉、幕末動乱を乗り越えた150年

    城もなく武士はわずか数十人。人口一万人余りの伊予小松藩には、江戸時代で唯一、150年以上も書き継がれた日記がある。互いに顔の見える小藩だからこそ、代々の幹部たちは私利を計らず誠実に藩政に取り組んできた。不作の兆しを把握し、大飢饉には一人の餓死者も出さなかった。領民の命を守ることが優先された、類をみない善政が日記から読み取れる。天災、幕府の圧政を乗り越えたもう一つの江戸時代がわかる貴重な記録。
    ※本書は二〇〇一年七月、集英社から刊行された『伊予小松藩会所日記』を改題し、加筆・修正して文庫化したものが底本です。

    【目次】
    第一部 武士の暮らし 

     小松藩のなりたち 
     小松藩の概略 
     会所日記 
     小松藩の財政状況 
     古証文 
     座頭への対応(一) 
     座頭への対応(二) 
     武士の減俸 
     藩士の食卓 
     藩札の発行 
     殿様在国 
     公儀測量役人 
     参勤交代 

    第二部 領民の暮らし 

     駆け落ち 
     不倫と情死 
     不思議の記述 
     女性と子供 
     領 民 
     娯 楽 
     目明し 
     盗品と暮らし 
     他領との交渉 
     善 政 
     泥 酔 
     海 防 
     越後従軍
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第9巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第9巻は「江戸時代前期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第3巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第3巻は「平安時代前期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第8巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第8巻は「安土桃山時代」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第6巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第6巻は「南北朝~室町時代前期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第13巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第13巻は「明治時代後期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第11巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第11巻は「江戸時代後期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第14巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第14巻は「大正~昭和時代初期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第2巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第2巻は「飛鳥~奈良時代」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第10巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第10巻は「江戸時代中期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第4巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第4巻は「平安時代後期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第5巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第5巻は「鎌倉時代」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第7巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第7巻は「室町時代中期~戦国時代」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第12巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第12巻は「明治時代前期」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第1巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第1巻は「旧石器~縄文・弥生~古墳時代」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 歴史学習の最先端は「東大流」!まったく新しい学習まんがの進化形、第15巻。まんがのみを収録した【電子特別版】

    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第15巻は「昭和時代~平成」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 刀だけでは、勝ち抜けない。和歌と権力の関係を説き、「武士像」を覆す!

    戦乱の中世、武士は熱心に和歌を詠み続けた。武家政権の発祥地・関東を中心に、鎌倉将軍宗尊親王、室町将軍足利尊氏、江戸城を築いた太田道潅、今川・武田・北条の戦国大名三強を取り上げ、文学伝統の足跡をたどる。

    【目次】
    序章   源氏将軍と和歌
    第一章 歌人将軍の統治の夢―宗尊親王と鎌倉歌壇
    第二章 乱世の和歌と信仰―足利尊氏と南北朝動乱
    第三章 武蔵野の城館と歌人―太田道灌と国人領主
    第四章 流浪の歌道師範―冷泉為和の見た戦国大名
    終章
  • 日本を滅亡の危機に追い込むものとは。歴史の因果を読みとくシリーズ第2弾!

    ペリー来航から明治維新を経て進んでいく幕末の動乱には、現代にも通底する特異な思想と、日本を繰り返し滅亡の危機に追い込んできた要因が凝縮されている。なぜ「ペリーは突然やってきた」が歴史常識になったのか? なぜ攘夷派は目の前の現実を無視し続けたのか? なぜ明治革命でなく明治維新なのか? 正論を封殺する言霊信仰や平和念仏主義、朱子学の猛烈な副作用――。そして幕府の危機管理システムはなぜ崩壊したのか?  歴史を戦乱で読み直す、待望のシリーズ第2弾!
  • 米屋の入り婿角次郎、江戸の大火に立ち向かう!

    家禄三百五十石の旗本家の次男だった角次郎は、米屋の大黒屋に婿入りした。関宿藩の御用達となり、新米番船で2番に入った大黒屋の商いは順調にみえた。ところが店舗拡大を考え始めた矢先、本所深川一帯で大火事が起こり、大黒屋の店舗も焼失してしまう。散りぢりになった家族や従業員は無事だった倉庫に再集結するが、義母・おトクは帰ってこない。取り乱す義父・善兵衛を気遣いつつ、角次郎は商い再開に向けて動き出すが……。

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