『社会、河出書房新社、0~10冊(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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『サピエンス全史』を超える衝撃――
知の巨人、6年ぶりの書き下ろし超大作
「ネクサス」(NEXUS)とは?
――「つながり」「結びつき」「絆」「中心」「中枢」などの意
石器時代からシリコン時代まで、
「組織」(ネットワーク)が力をもたらす
私たち「賢いヒト」(ホモ・サピエンス)は、10万年に及ぶ発明や発見や偉業を経て、途方もない力を身につけた。
それにもかかわらず、生態系の崩壊や世界戦争など、存亡にかかわる数々の危機に直面している。
*
サピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的なことをするのか?
その答えは、制御しきれないほどの力を生み出す、大規模な協力のネットワーク――「情報ネットワーク」――の歴史にある。
*
印刷術やマスメディアは文明に何をもたらしたのか?
そして、まったく新しい情報テクノロジーであるAIは、何を変えるのか?――
石器時代からシリコン時代まで、『サピエンス全史』の著者が、人類の歴史をいま再び新たに語りなおす!
情報により発展を遂げた人類は、情報により没落する宿命なのか。本書のAI論は、混迷する世界で民主主義を守るための羅針盤になるだろう。
――斎藤幸平氏(経済思想家・『人新世の「資本論」』著者)
その深い洞察は、私たちが著書『PLURALITY』で提唱する多元的な共創の原理とも響き合い、進化するデジタル時代で人々を導く羅針盤となる。
――オードリー・タン氏(台湾・初代デジタル発展相) -
現代の「推し」の原点は「19世紀」にあった!? ピアニストがスターになるまでと、そのファンの形成の成り立ちを追い、「神ファンサ」の原点に迫る。
「ファンサ」の原点は「19世紀」にあった!?
1842年、ベルリン。とあるピアニストのリサイタルの様子を描いた1枚の風刺画がある。彼の名はフランツ・リスト。彼は類稀なる自己プロデュース力と「ファンサ(ファンサービス)」により人びとを熱狂させ、一世を風靡した。過熱するファンの求愛にスターはどう応えたか。ファンとは一体何者か。19世紀のクラシック音楽界を中心に、スポーツ、文芸、バレエなどからファン⽂化をめぐる諸相を読み解く。『ベートーヴェン捏造』の著者による、異⾊のファン歴史⽂化論。
【目次より】
Ⅰスターとファンと公衆──彼らはいつ現れたのか
Ⅱなぜピアニストはスターになりえたか
Ⅲリスト・ファンとは誰だったのか
Ⅳファンたちの功罪
Ⅴ聴衆とファンの正しさをめぐって -
私たちはいかにしてヒトになったか? 「ダンバー数」で世界的に有名な進化心理学者ロビン・ダンバーの代表作、待望の文庫化。生物学、神経科学、遺伝学…多彩な視点から人類進化の謎に迫る。
サルはいかにしてヒトになったか?
私たちはなぜ木から降りることを決断したのか?
狩猟採集をしながら世界中を旅してきた私たちは、なぜ歩みを止めて定住し、農耕を始めたのか?
ほかの人類種が絶滅してゆく中、なぜ私たちホモ・サピエンスだけが生き残ったのか?
「ダンバー数」で世界的に知られ、
人類学のノーベル賞「トマス・ハクスリー記念賞」を受賞した進化心理学者ダンバーが、
生物学、神経科学、遺伝学など多彩な視点から
人類進化の謎を解き明かした不朽の名著、待望の文庫化。
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人類進化の本筋にせまる著作だ。
私たちヒトという生物がどこから来て、どんな生き物なのかを知りたい人々には、是非お勧めしたい。
――長谷川眞理子(進化生物学者、総合研究大学院大学名誉教授/「解説」より)
圧倒的な面白さ。
――瀬名秀明(作家、「週刊ダイヤモンド」書評より)
運命を分けた集団形成の差。
――柄谷行人(哲学者、「朝日新聞」書評より)
何よりも時間のやりくりに着目した視点自体が面白い。
――森山和道(サイエンスライター「日経サイエンス」書評より) -
生きている限り一生付き合うことになるごみの話。ごみ清掃員という仕事を通して、生活と社会と人を見つめてきた著者による特別授業。ごみは嘘をつきません。さて、君のごみはどんなごみ?!
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逃亡奴隷ジェイムズの過酷な旅路の果てに待つものとは──。「ハックルベリー・フィン」を過激な笑いと皮肉でくつがえした、前代未聞の衝撃作。全米図書賞&ピュリツァー賞受賞。
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全米図書賞&ピュリツァー賞、驚異のW受賞!
ブリティッシュ・ブック・アワード、カーネギー賞、カーカス賞受賞!
ニューヨーク・タイムス・ベストセラー1位、2024年ベストブック最多選出。
各賞を総なめにした、2024年アメリカ文学最大の話題作。
我が身を売られる運命を知り、生き延びるために逃げ出した黒人奴隷ジェイムズ。
しかし少年ハックをともないミシシッピ川をくだる彼を待ち受けるのは、あまりに過酷な旅路だった。
奴隷主たちを出し抜き、ペテン師を騙し返し、どこまでも逃げていくジェイムズの逃避行の果てに待つものとは──。
黒人奴隷ジムの目から「ハックルベリー・フィン」を語り、痛烈な笑いと皮肉で全世界に衝撃を与えた怪物的話題作。
物語は往々にして誰かの人生を破壊し、利用する。
だが、鮮やかなやり方で新たな命を与えることも出来る。この小説のように。
───西加奈子
読み始めたが最後、『ハックルベリーの冒険』を愛する私がいかに「白人」であったか、 自分を笑い飛ばして痛快になる。
───星野智幸
地獄の故郷を抜け出して、いっしょに生きよう。
この小説にそう誘われた気がした。
───三宅香帆
米文学界の巨人、エヴェレット。
容赦なくも慈悲深く、美しくも残酷で、悲劇であり茶番劇でもあるこの見事な小説は、
文学史を書き換え、長らく抑圧されてきた声を私たちに聞かせてくれる。
───エルナン・ディアズ
恐ろしくも抱腹絶倒、そして深く胸を打つ。
──アン・パチェット
この小説は読者の心をまっすぐに撃ち抜く。
──ニューヨーク・タイムズ
恐ろしく、胸をえぐり、そして笑わせる小説。
──ガーディアン
衝撃的でありながら爽快な結末。
──ワシントン・ポスト -
「難波橋筋に難波橋はない?」「道頓堀のゴールインマークは何代目?」大阪という街を知りつくした著者が、謎に満ちたその歴史、デザイン、建築……を縦横無尽に解説。貴重な図版も多数。
大阪という街はこういうふうにできている!
これが大阪イズム!
「難波橋筋に難波橋はない?」
「道頓堀のゴールインマークは何代目?」
「食品サンプルは大阪発祥か?」
「誰が大阪城復興天守閣を発案したのか?」
「大阪に世界一のプールがあった?」
関西の都市政策や都市文化を研究し、大阪府と大阪市の特別顧問も務める、まさに大阪という街を知りつくした著書が、謎に満ちたその歴史、デザイン、建築……を縦横無尽に解説する。貴重な図版も多数掲載。 -
犯罪抑止対策室の遠野麻衣子に、交渉人研修への参加命令が下される。次々と候補者が脱落する中、特殊詐欺の摘発に参加することになり――。交渉人誕生を描く大人気シリーズのエピソード0が初文庫化!
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戦争や経済格差など、現代社会の様々な難題に直面する今こそ、哲学である。表面的な思考ではなく、問題を根っこから引き抜き解決する哲学の思考法を、師弟による初の対談を通して伝授する。
人気哲学者2人による初の師弟対談!
いま、私たちは、かつて経験したことのない問題に直面している。
一見、こたえの見えない問いに対して、
「誰が考えてもそう考えるしかない」こたえを探しだす思考が、「哲学」である。
現代を代表する哲学者の師弟である竹田青嗣と苫野一徳が、
紀元前6世紀のタレスに始まり、現在にいたるまでリレーされてきた、哲学の歴史を振り返りながら、その極意と学び方を伝授する。
哲学は、徹底的に問題を突きつめて考えるための
最強のアート(技術)である。 -
ビル・ゲイツ絶賛! 気候変動と温暖化の「危機」は回避できる。気候資本主義という最も現実的な解決法によって、私たちは繁栄を続けていける。クリーンエネルギーの急速な発展を全報告。
世界を壊すよりも救う方が安くあがる!
ビル・ゲイツ絶賛!
非凡な才能とアイデア、新テクノロジーによる競争の時代が始まった。
5000兆円規模のクリーンエネルギー産業の最前線。
このまま二酸化炭素を排出し続ける経済成長を目指すよりも、資本主義のなかで、新しいテクノロジーで新しい市場を作る方がはるかに合理的だ。
「楽観主義が必要な人にとって重要な一冊!」ビル・ゲイツ
「目もくらむような意義深い報告」デイヴィッド・ウォレス・ウェルズ(『地球に住めなくなる日』著者)
「彼は、力強く希望に満ちたメッセージを中身のあるスタイルで伝え、経済を再構築するうえで、優れたストーリーテリングが果たす役割が非常に重要であることを思い出させてくれる」ポール・ポールマン(『ネットポジティブ』共著者/ユニリーバ元CEO)
「排出量削減の努力は、現在広く認識されているよりもはるかに大きく成功していると気づかせてくれる、読み応えのある一冊だ」ピリタ・クラーク(「FT」紙ビジネス/コラムニスト)
「大胆な新刊だ。気候変動は喫緊の行動を必要とする危機だが、著者は資本主義を活用してそれに取り組む方法を示している。あなたの人生の破滅論者に贈ろう」ジョン・シュワルツ(UTオースティン校教授/NYT記者)
「著者ほど、気候変動に対処するための我々の現在の取り組みを説明し、評価するのに適した人物はほとんどいない。そして私たちがうまくいくかもしれないという希望を与えてくれる。感動的な本だ」キム・スタンリー・ロビンスン(『レッド・マーズ』著者)
世界の平均気温が産業革命前と比べて1.5℃ではなく2℃上昇すると、世界規模で100兆ドルの経済損失が生じる。2050年に二酸化炭素排出量ゼロどころか、さらに意欲的な目標の達成が求められる。
現代文明を支えるエネルギーシステムを再構築し、地球上の80億人を養う農業システムを再考し、人類とこの惑星の関係を作り変えるのに、残された時間は30年足らずだ。
大気中に過剰な温室効果ガスが放出される一因は野放しの資本主義なので、同じ轍を踏むわけにはいかない。だが、そのうえでゼロ・エミッション〔環境汚染物質の排出をゼロに近づけること〕を短期間に実現するには、資本主義の刷新が唯一の現実的な方法かもしれない。
本書では、資本主義の力を利用して気候問題に取り組むことが、なぜ可能なのかを明らかにする。そして、すでにその動きがどのように始まっているかも明らかにする。
本書では、世界で優勢にある経済システムの下で、進歩の流れを止めたり、間違っても逆行したりせずに、いかに気候変動に取り組むかを述べる。……なぜこのような事態に陥ったのか、将来の世代が必ずよりよい生活を送るにはどのような手段があり、私たちはすでにその手段の一部をどう講じているのかを理解するために、枠組みを提供するのが本書の目的だ。この枠組みは、テクノロジー、政策、人という3つの大きな要素から成る。
気候目標を達成しようとする努力によって、私たちの文明は再建されていく。本書で取り上げるのは、後世に、ゼロ・エミッションを目指す競争の時代、と定義される時代だ。世界の経済システムの手直しには、あらゆるものの根本的な変化が必然的にともなう。どう暮らすか、どう移動するか、何を食べ、何を着るか、といったことが、すべて変化する。つまり、私たちのあり方が変わるのだ。
―――――本書「第1章」より -
『サピエンス全史』を超える衝撃――
知の巨人、6年ぶりの書き下ろし超大作
「ネクサス」(NEXUS)とは?
――「つながり」「結びつき」「絆」「中心」「中枢」などの意
石器時代からシリコン時代まで、
「組織」(ネットワーク)が力をもたらす
私たち「賢いヒト」(ホモ・サピエンス)は、10万年に及ぶ発明や発見や偉業を経て、途方もない力を身につけた。
それにもかかわらず、生態系の崩壊や世界戦争など、存亡にかかわる数々の危機に直面している。
*
サピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的なことをするのか?
その答えは、制御しきれないほどの力を生み出す、大規模な協力のネットワーク――「情報ネットワーク」――の歴史にある。
*
印刷術やマスメディアは文明に何をもたらしたのか?
そして、まったく新しい情報テクノロジーであるAIは、何を変えるのか?――
石器時代からシリコン時代まで、『サピエンス全史』の著者が、人類の歴史をいま再び新たに語りなおす!
人間ならざる知能を前に
人間の「絆」(ネットワーク)を守れるか?
AIの真の新しさとは何か?
それは、自ら決定を下したり、新しい考えを生み出したりすることができるようになった史上初のテクノロジーだという点にある。
私たちは、ついに「人間のものとは異質の知能」(エイリアン・インテリジェンス)と対峙することになったのだ。
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憎悪の拡散、常時オンの監視、ブラックボックスの中で下される決定……。
AIが社会の分断を加速させ、ついには全人類から力を奪い、人間と人間以外という究極の分断を生み出すのを防ぐことはできるのか?
*
今こそ、過去の歴史に学ぶときだ――
古代ローマの政争や、近世の魔女狩り、ナポレオンの生涯などから得られる教訓を通じて、知の巨人が「AI革命」の射程を明らかにする。
情報により発展を遂げた人類は、情報により没落する宿命なのか。本書のAI論は、混迷する世界で民主主義を守るための羅針盤になるだろう。
——斎藤幸平氏(経済思想家・『人新世の「資本論」』著者)
その深い洞察は、私たちが著書『PLURALITY』で提唱する多元的な共創の原理とも響き合い、進化するデジタル時代で人々を導く羅針盤となる。
——オードリー・タン氏(台湾・初代デジタル発展相)
※本電子書籍は、「NEXUS 情報の人類史 上・下」の合本版です。 -
近年ますます強まる習近平政権による民主主義の抑圧と監視が、国家安定の目論見の中でいかに行われてきたかを、緻密な取材と秘密文書などの徹底した分析で解き明かす貴重なレポート。
経済失速、頻発する無差別殺人、香港民主派弾圧……
中国で今、何が起こっているのか? その背景にあるもの。 -
切断したはずなのに、足のあった場所が痛む…。
世にも奇妙な現象〈幻肢痛〉とつきあいながら、視界の外に広がる世界を思索する4年間の記録。
■白石正明さん(「ケアをひらく」編集者)推薦■
「ない」と「ある」の間には、いまだ名付けられぬ荒野が広がっている。
“幻”と“現”が交錯するそんな幽冥の地を、彼は嬉々として探検する。
その足跡を辿っていくと、私たちもすでに「ない」と「ある」のグラデーションの上にいることに気づいてしまう。
それは端的に気持ちいい。
【内容紹介】
12歳から骨肉腫により人工関節だった著者の青木さんは30歳の時、感染症の罹患を機に太腿から下を切断することを決めます。人工関節ゆえに曲がらない脚、感染症のリスクから切断には前向きでしたが、噂に聞いていた〈幻肢痛〉を身をもって体験することになります。
切断した後の足を火葬して骨壷に入れてもらい、骨壷を眺めながら考えます。
「無いものの存在」に耳を傾けること。
それは例えば、社会の中で抑圧されるマイノリティや、不安に苛まれる人の声と重なるのではないか…。闘病記や当事者研究の書を超えて、自身の痛みに向き合いながら世界を思索する一冊です。 -
戦後日本人の心をとらえ続けてきた1964年の東京五輪。この国民的「お祭り」は、いかにその舞台が整えられ、演出され、現在に至るまで再演されてきたのか。東京五輪2020を超え、根底から問い直す。
1964年の成功神話はどこへ行くのか――?
この国にとって五輪とはいったい何なのか――?
戦後日本の呪縛を解く、オリンピック論の決定版!
2021年東京五輪を経て……「文庫版まえがき」を追加
【目次】
文庫版へのまえがき
序 章 東京五輪という呪縛――シナリオが綻びるとき
第I章 ポスト戦争としてのオリンピック――舞台
1 軍都からオリンピックシティへ
2 五輪開催と軍用地返還――もう一つの日米交渉
3 東京復興としての万博・オリンピック
第II章 聖火リレーと祭典の舞台――演出
1 聖火、沖縄を走る――「祖国復帰」への象徴演技
2 神宮外苑にいたる道程――聖火リレーというもう一つの巡幸
3 三つの舞台――神宮外苑・代々木・駒沢
第III章 メダリストたちの日本近代――演技
1 マラソンランナーの悲劇――兵士から国民的英雄へ
2 「東洋の魔女」の伝説――殖産興業の末裔たち
3 もう一つの感動――映画のなかの東京オリンピック
第IV章 増殖する東京モデル――再演
1 ソウル1988――成長するアジアのドラマ
2 北京2008――繰り返される成長のドラマ
3 ドラマにおける反復と転換――札幌と長野
終 章 ドラマトゥルギーの転位――「速く、高く、強く」からの脱却を -
1949年8月、ナクバ(大災厄)渦中のパレスチナ/イスラエルで起きたレイプ殺人と、現代でその痕跡を辿るパレスチナ人女性。二つの時代における極限状況下の〈日常〉を抉る傑作中篇。
この作品の「細部」に宿っているものは、私の精神世界を激しく揺さぶり、皮膚の内側を震えさせる。この本の中の言葉の粒子に引き摺り込まれ、永遠に忘れられない体験になり今も私を切り刻んでいる。
——村田沙耶香氏(作家)
かき消された声、かき消された瞬間と共にあるために、この小説は血を流している。
——西加奈子氏(作家)
*2023年、本作はドイツの文学賞であるリベラトゥール賞を受賞。しかし同年10月、イスラエルによるガザへの攻撃が激化するなか、フランクフルト・ブックフェアで開催予定だった授賞式は同賞の主催団体リトプロムによって中止され、ブックフェアは「イスラエル側に完全に連帯する」との声明を出した。この決定に対しては、作家や出版関係者を中心に、世界中から抗議の声が上がっている。 -
人が生きていく上で、法はどのような働きをするか。先人の思想の系譜を読み解き、法と共により善く生きる道を問う、法思想史入門書。ロングセラーの新版。
現代の日本の法律家の大部分はーーおそらく世界の法律家の大部分もーーカントやヘーゲルなど読んだこともないし、そんなことを意識したこともないのではないでしょうか。それでも、過去の思想は意識されることもなく、現に生きている人々の思考を捉え、束縛しているものです。カントやヘーゲルに捉えられているのはましな方で、訳の分からない三流思想家に操られていることも少なくありません。それと意識することもなく過去の思想に操られるよりは、自分がどのような立場を取っているか、それを明確に意識した上で、とるべき行動を判断する方が望ましいはずです。(「あとがき」より)
【目次】
はしがき
序章 法はあなたにとってどういう存在か
Ⅰ 「飼い馴らす」ことで得られるかけがえのなさ
Ⅱ 価値があるものは限られる
Ⅲ あなたにとっての国の価値
Ⅳ 本書の課題
文献解題
第1部 国家はどのように考えられてきたか
第1章 何のための国家か
Ⅰ 権威に従う理由
Ⅱ 国家が権威を持つとき
Ⅲ 国家の権威の限界と個人の選択の範囲
Ⅳ 小結
文献解題
第2章 平和と自己防衛を目指す国家──トマス・ホッブズ
Ⅰ 生の意味──モンテーニュからグロチウスへ
Ⅱ 判断基準となる国家の設立
Ⅲ ホッブズと宗教
文献解題
第3章 個人の権利を保障する国家──ジョン・ロック
Ⅰ 自然状態における個人の自由
Ⅱ 政治権力はいかにして樹立され、解消されるか
Ⅲ 最終判断は神による裁き──抵抗権論
Ⅳ ロック政治思想の限界と可能性
文献解題
第4章 自由を保全する国家──ジャン・ジャック・ルソー
Ⅰ ルソーの問い
Ⅱ 一般意思とは
Ⅲ 大衆を導く世にも稀な「立法者」
Ⅳ ホッブズを読むルソー
文献解題
第5章 永遠に完成しない国家──イマヌエル・カント
Ⅰ 他者の敵対心からの保障
Ⅱ 定言命法と道徳格率の多様さ
Ⅲ お世辞は反道徳的か
Ⅳ 「私の」社会の法秩序
Ⅴ 人間性というねじ曲がった素材
文献解題
第6章 人々がともに生きるための立憲主義
Ⅰ 公と私の区分の必要性
Ⅱ 基本的人権の保障と政教分離
Ⅲ 正義の状況
文献解題
第2部 国家と法の結びつきは人々の判断にどう影響するか
第7章 法の規範性と強制力──ケルゼンとハート
Ⅰ ザインとゾルレン
Ⅱ 法予言説の問題点
Ⅲ ケルゼンの「根本規範」
Ⅳ ハートの「認定のルール」
Ⅴ 法による強制をどう見るか
文献解題
第8章 法と道徳の関係──ハートとドゥオーキン
Ⅰ 道徳をどうとらえるか
Ⅱ 裁判官の良心
Ⅲ 「正解」を求めて
Ⅳ すべては解釈なのか
文献解題
第9章 法が法として機能する条件
Ⅰ 「法の支配」
Ⅱ 法と道徳の必然的関係?
Ⅲ 「法の支配」の限界
Ⅳ プラトンとアリストテレスの考えた法の限界
文献解題
第10章 法と国家──どちらが先か
Ⅰ 憲法がないと国家もない
Ⅱ 法人としての国家
Ⅲ 憲法制定権力の存否
Ⅳ 国民の代表とは
Ⅴ 宮沢俊義の「国民代表の概念」
Ⅵ ケルゼンの民主政観
文献解題
第3部 民主的に立法することがなぜよいのか
第11章 なぜ多数決か
Ⅰ 人民による人民の支配
Ⅱ 一人一人の意見の尊重
Ⅲ 議会の選挙と人民投票
Ⅳ 正解を求める手段としての多数決
Ⅴ 多数決の過ちをどう防ぐか
文献解題
第12章 民主政の過去から学ぶ
Ⅰ 多数の判断はより善い判断である──アリストテレス
Ⅱ 大衆に判断はできない──プラトン
文献解題
終章 法に従う義務はあるか
Ⅰ ソクラテスはなぜ死刑判決を受け入れたのか
Ⅱ 「人は殺すな」はどのような法か
Ⅲ 国家の能力を見極める
Ⅳ 正しい政府を支えるための遵法
文献解題
補論 道徳がすべてなのか
Ⅰ 道徳の普遍性
Ⅱ 定言命法の空虚さ
Ⅲ 盗賊の人格と道徳の衝突
Ⅳ 妻を救うべきか
文献解題
あとがき
事項索引
人名索引 -
「古典となる運命にある一冊」パトリシア・コーンウェル(『検屍官』シリーズ)激賞!
2023年Amazonベストブック選出!
Netflix「殺人事件ファイルニューヨーク」原案!
バーバラ・ブッチャー――職業・死体調査官。
ニューヨーク市検死局に勤務した23年間、
5,000を超える死体を担当してきた。
シリアルキラー、孤独死、自殺、そして9・11――
10代の頃から苦しんだアルコール依存症を乗り越えた彼女は、
死体の中に、その人の生の痕跡を読みとり、
自分自身の苦悩を重ね合わせ、死体と向かい合い続けた。
各紙誌絶賛、衝撃のノンフィクション!
ニューヨークの死体通りを知り尽くした者だけが書ける一冊。バーバラは生と死を直視し、視線をそらさない。――パトリシア・コーンウェル
ブッチャーは、死体に対するのと同じ鋭敏さと好奇心をもって、自分自身の弱さとも闘った。胸を打つほど美しい回顧録だ。――カーカス・レビュー
ダークなユーモアと個人的な苦悩を巧みに統合し、医療調査官という仕事の内側を描き出している。――パブリッシャーズ・ウィークリー -
日航123便墜落事件から39年、フライトレコーダーの情報開示裁判が高裁へ、そして最高裁へと展開していく最中、ある「事実」が明らかになる……。
森永卓郎氏(『書いてはいけない』/経済アナリスト)が大絶賛!!
「書いてはいけないことを
ここまで書いたのか!
新事実に驚愕した」
日航123便墜落事件から39年、ボイスレコーダーの情報開示裁判が高裁へ、そして最高裁へと展開していく最中、墜落当日の現場を知るある人物から、前代未聞の証言が……。日本航空、行政、メディアの思惑が絡み合う先に「新たな事実」が浮かび上がる。真実に肉薄した衝撃のノンフィクション! -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
我が子が発達障害と診断されたときに知っておきたい、公的支援のすべてがわかる。幼児期・学童期・思春期・進学・就労、それぞれの時期に頼れる支援を具体的にわかりやすく解説します。 -
全国で問題となっている「PFAS」。飲料水を始め、防水加工品や化粧品などにも含まれ、蓄積による健康被害が大きく懸念されている。その正体から、いかに身を守るかまでをまとめた1冊。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
親の認知症による資産凍結…高齢化社会において他人事ではありません。介護のつまづきも「争続」の種にもなってしまいます。この一冊で大丈夫、認知症・介護とセットで考える相続前対策。 -
「哀しいな」「え? 私、幸せですよ?」「知ってるよ。俺は、それが哀しいんだ」――人の心を蝕むのは、悪意か、愛か。渋谷爆弾テロ事件から3年。世界は、ついに、変わる……。最新作!
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トマ・ピケティ絶賛! ユートピアは夢物語ではない。プラトンから現代まで、多様な共同体の豊富な実例を参照しながらより幸福な暮らしのあり方を考える、閉塞感に満ちた時代の希望の一冊。
ユートピア・イズ・バック!
歴史は夢みる人によって作られてきた。必読
トマ・ピケティ(『21世紀の資本』)絶賛
ユートピア=夢物語ではない
私的生活から社会を変える
古代ギリシャのピタゴラスから
現代コロンビアの「家母長制」エコビレッジまで
様々な思想やコミュニティの実践を参照しながら
戦闘的オプティミズムで
資本主義リアリズムと冷笑に挑む -
人気俳優、心中か?――衝撃的なニュースが世間を駆け抜けた。白熱するマスコミのスクープ合戦、SNSに溢れる噂話(ルーマーズ)……無法地帯のメディアを舞台に贈る堂場瞬一、最新長編!
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【ハーバード×Google式、マチアプ時代の恋愛戦略!】
心理学と行動科学の知見から導き出した、出会い→恋愛→結婚→継続の全技術。
どんな相手と、どうやって出会うべきか?/デートの極意/マッチングアプリ活用法/アプリ以外での出会い方/関係の節目を迎える方法etc.
ハーバード大学とGoogleで行動科学を研究し、恋愛コーチ兼マッチングアプリ研究ディレクターとして活躍する著者が、「理想のパートナーと出会い、長期的に良好な関係を築く方法」を解説する。 -
誰もが持つ「意図しない偏見や差別=無意識のバイアス」。最新の科学的研究と具体例を用い、克服のための、そして「形成させない」ための実践的アプローチを探る革新的一冊。
無意識のバイアスを克服する 個人・組織・社会を変えるアプローチ
誰もが大切にされる社会をつくるために——
意図的でない偏見や差別を根絶することは、
現代における大いなるチャレンジなのだ
王立協会科学図書賞ほか数々の賞にノミネート
世界経済フォーラム年間ベストブック
『THINK AGAIN』のアダム・グラント、激賞
私たちが意識的に持つ信念と衝突する、意図的でない偏見に満ちた行動。
職場や医療現場、教育の場、警察など、私たちは、それが存在し、その場を腐敗させ、時には致命的な影響さえ与えることを知っている。
しかし、そうした偏見を払拭するには、多大な努力が必要だ。
10年にわたってこの問題に取り組んできた著者は、
科学的研究と多くのインタビューとを織り交ぜながら、
我々の心と行動がどのように変化していくのかを明らかにする。
ジョンズ・ホプキンス病院の医師が使用した診断チェックリストが医療における男女の差別的扱いをなくしたこと、スウェーデンの幼稚園で教師がジェンダー・ステレオタイプを根絶するためにした工夫、オレゴン州の警察でマインドフルネスの実践と専門トレーニングにより武力行使が驚くほど減少したこと—
著者は何が有効で、それはなぜなのかを探っていく。
偏見に満ちた行動は変えられる。本書に概説されているアプローチは、
私たち自身と、私たちの世界を作り直す方法を示している。
たとえ悪意がなくても、公平に接しているつもりでも、人を差別してしまうことはある。
公正でありたいという気持ちと、現に起こっている差別との落差を
言い表すために生まれたのが、「無意識のバイアス」という言葉だ。
本書の目的は、そんな無意識のバイアスに終止符を打つことだ。(「はじめに」より)
【各紙誌コメント】
最先端の科学で、偏見の予防と治療に突破口を開く一冊。講じるべき具体的な手段が明快に書かれている。
―― アダム・グラント(心理学者。『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』著者)
誰も偏見から自由ではない。内面化された偏見を克服するのは、自身の思考を問い直す、生涯続くプロセスである。
―― ガーディアン紙
認知科学や社会心理学の知見を引きつつ、内省、共感、そして何よりもシステムの変革を通じて、人の心に潜むバイアスを減らすための説得力ある方法を多数紹介する。
―― ニューヨーカー紙
医師のジェンダーバイアスを減らすチェックリストから警察の暴力を減らすためのマインドフルネスの導入まで、実に広範な手法を論じている。
―― ネイチャー誌 -
ビル・ゲイツ絶賛の世界的権威が語る、テクノロジーの歴史と未来。報道や広告ではわからない事実(ファクト)を明らかに。過去の「イノベーションの失敗」から教訓を得る、世界水準の教養!
世界的権威が語る
テクノロジーの歴史と未来
過去の「失敗」から得られる教訓とは?
いま、本当に必要なビジョンとは?――
AI バイオ 超高速輸送 クリーンエネルギー etc.
報道や宣伝ではわからない事実(ファクト)を明らかに!
・「発明(インベンション)」イコール「イノベーション」ではない
・イーロン・マスクの不都合な真実
・原子力は「成功した失敗」だった
・脱炭素化を急いではいけない
・「指数関数的成長」は誤解されている
・現代文明をつくった空前絶後の10年間 ……
●ビル・ゲイツ大絶賛!「2023年冬・おすすめの3冊」に選出
「私がもっているシュミルの本はみんな、読んでいるあいだに書きとめたメモでいっぱいだ。『Invention and Innovation』も例外ではない」(Gates Notes)
●原題
Invention and Innovation: A Brief History of Hype and Failure(2023年刊) -
難民、パンデミック、気候変動……すべては国境問題につながる。人類にとって「国境」とは何か。古代の戦跡から、パレスチナ、トランプの壁、解ける氷河まで、歴史的転換点の現場で考える。
侵攻、移民、
パンデミック、気候変動……
すべてはここにつながる
「境界線」は
いかに世界を
動かしてきたのか――
歴史的瞬間の現場を
めぐるドキュメント。
[メディア絶賛!]
「歴史、旅行記、ルポルタージュを駆使した野心的な探究」
――米ニューヨーク・タイムズ紙
「過去・現在の国境での抒情的な旅」
――米ワシントン・ポスト紙
「豊穣なエッセイで綴られた旅行記」
――英ガーディアン紙
●本文より
「本書を執筆する過程で、私は昔からある国境も新しい境界線も探して旅をした。(中略)私の目論見は、これら現代の旅だけでなく、過去の旅や、そこでの会話や、物語を使って、国境とは何かを理解しようと試みることだ。境界がいかにつくられ、つねに動き、どう曲げられ、断ち切られる一方となっているかを」
●原題
THE EDGE OF THE PLAIN: How Borders Make and Break Our World(2022年刊) -
「テキトー」「手抜き」でちょうどいい!労働の義務や人間関係のしばりから解放され、60歳以降、第二の人生を思いきり楽しみ、元気に豊かに最高の老後を送るための、心と身体の生活習慣。
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世界経済は矛盾に満ちている。カネとモノ、エネルギーの寡占化が止まらない。やがて、資本主義は終わりを迎えていく。変容する帝国主義の形を西洋史の観点から解いた、水野和夫の講義録を文庫化。
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今流行するボードゲームこそが、属性や能力主義による社会の分断を乗り越える「共存の哲学」である? 気鋭の評論家が各分野の専門家を招き対戦しつつ、普及活動のパイオニアと共に考える。
三宅香帆、辻田真佐憲、安田洋祐、小川さやか、安田峰俊、三牧聖子、
豪華6名の各分野の第一人者による、ボードゲーム体験記も収録!
「そういえば、小さい頃『人生ゲーム』をやったっけ」
「最近、妙に色々なところで見かけるけれど、流行っているの?」で終わっては、もったいない!
プレイする束の間、「個人の属性」も「能力の違い」もリセットする、
遊戯(ゆげ)の力が、
必ずこれから、誰もが一緒に〈楽しめる〉社会をつくっていく。
ブームの深層を読み解くーー
「ボードゲーム哲学」、ここに誕生! -
白い髪に白い肌。弱視で紫外線に弱い「アルビノ」。彼らの多くは学校や地域社会、そして親族からも除け者にされてきた。「見た目」から来る差別に晒され続けた人々の葛藤に寄り添ったルポ。
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【2025年3月5日発売、ユヴァル・ノア・ハラリ、6年ぶりの書き下ろし超大作『NEXUS 情報の人類史 上:人間のネットワーク』の試し読み(プロローグ)を収録!!】
ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。帝国・科学・資本を中心に未来への幻想が生まれる歴史を解く。文明は人類を幸福にしたのか? 世界的ベストセラーついに文庫化!
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