『社会、中央公論新社、その他(レーベルなし)、分冊版を除く(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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民社党や同盟の系譜はいかに形成され、それは今どのようなものになっているのか。
民主社会主義を標榜した彼らの理念の行方をたどる。
多くの政治運動や保守・右派勢力に関与する現状から見えてくるものは――。 -
The Unveiling of a Prime Minister’s Little-Known “Solitude,” “Decisions,” and “Secret Struggles”
On July 8, 2022, former Japan Prime Minister Shinzo Abe—who met a tragic end after falling victim to an assassin’s bullet during a campaign speech—speaks in his own voice. How was it that the longest-serving administration in Japan’s constitutional history came to be realized?
Here, he reflects on the convictions he forged following the abrupt collapse of his first administration; his diplomatic maneuvering with the United States, China, and Russia; and his secret battles against the bureaucrats of Kasumigaseki seeking to topple his government, as well as opposition forces both within and outside his own party. Confronting wildly fluctuating approval ratings and waging a solitary battle, he defied headwinds to dissolve the Diet and stake everything on an election. This historic document serves as his own comprehensive retrospective on the entire behind-the-scenes saga—the repeated cycle of strategic gambles that allowed him to turn the tide and keep the wheels of government turning. Also included are fascinating anecdotes and private conversations with world leaders such as Obama, Trump, Putin, Xi Jinping, and Merkel.
Presented here in their entirety are the complete transcripts of 36 hours of previously unreleased interviews—conducted over a total of 18 sessions—which Abe had once decided to withhold from publication due to their highly sensitive nature. Now, the little-known “solitude,” “decisions,” and “secret struggles” of this Prime Minister are finally revealed -
民主主義の機能不全がささやかれる今、私たちはいかに自由を失うことなく他者と社会を築けるのか。民主主義論の第一人者である著者が、ルソーの名著から熱きメッセージを読み込む。
「入門書の入門」とも言うべきわかりやすさで、『社会契約論』のキモが100ページのボリュームでわかる!
【目次】
はじめに いまの政治に疑問を感じる人へ
第1章 ルソーはどんな人だったの?
第2章 自由でありつつ人と仲良くするってどういうこと?
第3章 一般意志って結局何なの?
第4章 ルールを作る人と実行する人は別?
終 章 いま『社会契約論』を読む意義って?
『社会契約論』の翻訳について/次に読みたい本
ルソー略年譜
『社会契約論』の翻訳について
次に読みたい本 -
立党から70年を迎えた自由民主党。
自民党の「戦後保守」とは何か、自民党はいかに誕生したのか。
安全保障政策や党綱領、党則に精通する著者が、吉田茂、鳩山一郎、岸信介、三木武吉、石橋湛山、大野伴睦らの足跡を追い、「保守合同」に邁進した政治家たちの夢や挫折、眠れない日々を乗り越え、自民党誕生を実現した壮大なドラマ・物語を描く。
警察予備隊から自衛隊への歴史的経緯、綱領や党則、保守主義の政治哲学の成立過程を資料・史実をもとに平易に解説する。自民党誕生の政局・政策・党運営の変遷を辿り、政党政治を考えるヒントを示す。
〈目次〉
序 自由民主党本部事務総長 元宿仁
はじめに
第一章 日本自由党の誕生
第二章 鳩山追放と第一次吉田内閣
第三章 吉田、再軍備は「go very slowly」
第四章 日本独立と再軍備への道
第五章 吉田ドクトリンの定着と反発
第六章 緒方竹虎の「爛頭の急務声明」
第七章 三木武吉の「保守結集の車中談」
第八章 自由民主党誕生
終章 三木武吉と立党十年
あとがき 麗澤大学特任教授 江崎道朗 -
米中の板挟み、中露の協調圧力。従属か、自立か──強大国の狭間で、したたかに「生存」を選び取る小国群。ウクライナ、グローバルサウス、太平洋島嶼地域、南コーカサスなどの戦略に学び、日本外交の新たな地政学的航路を描く。
巻頭対談 「狭間国家」をめぐって 林芳正×廣瀬陽子
第1章 狭間の政治学――ウクライナに見る光と影 廣瀬陽子
第2章 米中競争時代の中国外交におけるロシアとグローバルサウス 三船恵美
第3章 太平洋島嶼地域における米中対立――島嶼国中立アプローチの現状 畝川憲之
第4章 狭間にあるアフリカ諸国家の生存戦略 遠藤貢
第5章 南コーカサスの地政学――変動する大国間の勢力均衡 ダヴィド・ゴギナシュヴィリ
第6章 拡がれ、日本外交の輪――制約を強みに変える「接続外交」の力 高畑洋平 -
◆労働省vs法務省の権限闘争と、
特殊な日本型雇用システムにあった!
労働政策研究の第一人者が解き明かす、驚きの真実
「開国論」vs「鎖国論」という知識人たちの浅薄な議論の陰で
起きていたこととは……
◎内容紹介
日本は外国人労働者に極めて差別的、技能実習制度は「現代版奴隷制度」など、国内外から批判されてきた日本の外国人労働政策。
80年代には、「開国論」対「鎖国論」が論壇を賑わせたが、日本の制度が歪んだのは、排外主義的な政治家や狭量な国民のせいとは言い難い。
本当の原因は、霞が関の権限争いと、日本型雇用慣行の特殊性にあった。
労働政策研究の第一人者で、元労働省職員でもあった濱口桂一郎が、驚きの史実を解き明かす。 -
とび‐あがり【飛上り】①飛びあがること。②突飛な言動をすること。また、その人。むこうみず。③一足飛びに出世すること。成上り。(『広辞苑』より)
コメが足りない!
紀伊国の豪農・井澤弥惣兵衛は、大切な人を洪水で失った無念を晴らすため「紀州流」を確立。「米将軍」とも呼ばれる8代将軍・徳川吉宗に江戸へ呼び寄せられ、60歳を過ぎて旗本に取り立てられる。吉宗の下でコメ増産に成功した弥惣兵衛は、勘定吟味役格へと異例の大出世を遂げた。
家康の江戸建都を支えた「伊奈流」と新技術「紀州流」の違いとは?
変わり者の天才を支えた家族や弟子たちとのエピソードを交えて綴る、壮大な人間ドラマ。
【目次】
第一章 紀州の天狗と友との誓い
第二章 師とともに描く川の未来図
第三章 米将軍吉宗が与えし使命
第四章 豊穣への祈り
第五章 家康が頼りし伊奈流の先へ -
差別も貧困も、なくならないのか?
今なお続く「在留外国人問題」に切り込む、慟哭必至の社会派巨編
在日朝鮮人帰還事業――
1959年に始まったそれは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。
二人の若者がそれぞれ経験した「地獄」を描き、現代に通ずる差別の源流と、政治家・マスコミらが犯した大罪に迫る。
なんやおまえ、チョーセンやないけ――。
1959年大阪。在日朝鮮人への差別がはびこる街で、復興を遂げ平等を実現し「地上の楽園」と称される北朝鮮への「帰国運動」が過熱していた。
学問の道を志す高校生の孔仁学は、ヤクザの抗争に巻きこまれ窮地に立つ親友・玄勇太に「帰国」を勧める。
家族とともに北朝鮮へ行くことを決めた勇太だったが、帰国船内の食事の貧弱さや寝床の汚さに、「楽園」への違和感を覚え始め……。 -
事件の舞台裏で検事は何と格闘していたか。
東京地検特捜部長、最高検次長検事などを歴任した検察官による回想。
日本で初めて死刑囚の再審無罪判決が下された免田事件をはじめ、
厚生事務次官による特別養護老人ホーム汚職事件、
オレンジ共済事件、石橋産業事件、東電OL事件、鈴木宗男事件、
ライブドア事件、村上ファンド事件、陸山会事件などに関わった
著者が36年に及んだ検察官人生を振り返り、
その重職の心得を説く。
〈目次〉
プロローグ
第一章 検察とは
第二章 人を裁く畏れ──免田事件の教訓
第三章 特捜検事落第?
第四章 殺人専門検事 第五章 決裁官として──東京地検副部長時代
第六章 驚きの特捜部長─東京地検部長時代
第七章 わが重職心得箇条
第八章 激動―─次長検事
第九章 退官後のこと
第十章 袴田事件再審無罪判決の誤り -
目が見えない妻・高田千明と耳が聴こえない夫・高田裕士。
ともにプロの陸上選手の夫婦は、息子に金メダルを掛けるため、パラリンピック、デフリンピックで闘い続ける。
感動のノンフィクション。
高田千明(たかだ・ちあき)
1984年生まれ、東京都大田区出身。先天性の黄斑部変性症により、20歳を前に全盲になる。パラ陸上競技選手(T11クラス)。走り幅跳びの日本記録を持つ。リオ2016パラリンピック、東京2020パラリンピックに出場。アジアパラ競技大会や世界パラ陸上競技選手権大会等の国際大会で、銀メダル4個、銅メダル1個を獲得。ほけんの窓口グループ株式会社所属。聖徳大学客員教授を務める。港区観光大使。
高田裕士(たかだ・ゆうじ)
1984年生まれ、東京都荒川区出身。先天性の最重度感音性難聴で、ろう者として生まれる。デフ陸上競技選手。400メートルハードルの日本記録を持つ。デフリンピック4大会連続出場。2025年11月に開催される東京デフリンピックは、110メートルハードルでの出場が決まっている。アジア太平洋デフ陸上競技選手権大会や世界デフ陸上競技選手権大会等の国際大会で、金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得。トレンドマイクロ株式会社所属。明晴学園陸上部コーチ、都立中央ろう学校と都立葛飾ろう学校で都立学校部活動指導員を務める。港区観光大使。荒川区スポーツ推進会議委員。 -
三大国の思惑が入り乱れるヤルタ会談を舞台に、尊大・放縦な「父」を支え、機転と才覚により協定を成立へと導いた英首相チャーチル次女・セアラ、米大統領ローズヴェルト長女・アナ、米駐ソ大使ハリマン次女・キャスリーン(キャシー)の活躍と波瀾の生涯を描く
主要登場人物
英首相チャーチル次女・セアラ 1914-1982 (カバー写真左)
首相副官・女優・空軍婦人補助部隊士官 3度の結婚。 頭脳明晰にして情熱的。当時、初婚が破綻する中、息子がナチスの捕虜となった傷心中の米駐英大使ワイナント(戦後ピストル自殺)と不倫関係に。戦後は映画・舞台女優として活躍
米大統領ローズヴェルト長女・アナ 1906-1975 (カバー写真中央)
大統領副官 2度の結婚。 当時、2度めの婚姻中。会期中、瀕死の父(2ヵ月後に死去)を献身的に介助。母エリノアと距離を置き、父の愛人秘書ルーシーを敬愛。戦後は新聞経営に失敗、その後、社会奉仕活動に専念。
米駐ソ大使ハリマン次女・キャスリーン(キャシー)1917-2011(カバー写真右)ジャーナリスト ロシア語を習得し、対ソ首脳との融和に貢献。ソ連軍によるカティンの森虐殺事件をナチスの犯行と誤認。父から、父の愛人パメラとの離反工作を依頼されるもパメラと友情を温める。
チャーチル長男妻・セアラの兄嫁・パメラ・チャーチル 1920-1997
キャシーの父ハリマンとロンドン空襲下で不倫関係に。多くの男性と情事を重ね、71年にハリマンと3度めの結婚。民主党の主要な資金調達者となり、クリントン政権下で米駐仏大使。 -
いまだに旧帝国海軍の旧弊を引きずり、現実離れした島嶼防衛に力を入れる海上自衛隊隊。
いびつな人事を温存する陸上自衛隊。
スクランブル偏重の航空自衛隊……。
命令一下で動くよう訓練された戦闘組織であるがゆえに、自己批判の力が弱く、陸海空相互に評価することも差し控える自衛官。
戦後80年間の平和に浴し、自衛隊は有事に闘えない組織になってはいないか。
「これは、誰かが言わなければならないことだ」。
元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)が危機感と使命感で立ち上がった。
自浄作用なき古巣(自衛隊)の劣化を指弾する前代未聞の警告の書。 -
憲政史上、最も長く続いた安倍内閣とは何であったのか……。
安倍内閣の政局運営をはじめ、経済や外交・安全保障政策、国会対策、皇室問題などへの対応から醜聞の実態まで、政権内部で何が起きていたのか、その軌跡を丹念に追った一冊。
本書は、安倍元首相の死去後に刊行され、社会現象になった『安倍晋三回顧録』と対になる史録編である。
『安倍晋三回顧録』とともに常に手元に置きたい完全保存版として刊行する。 -
日に日に高度化する生成AIが作り出す情報に、あなたの心がハッキングされる! 大災害や選挙の偽動画、組織的に展開されるスパモフラージュ、架空の口コミ――ネット空間に溢れるディープフェイクに騙されるな! 『読売新聞』の大型連載「情報偏食 ゆがむ認知」に大幅加筆の上、書籍化。
【目次より】
●第1章身近に潜むリスク
ダイエット、整形、ゲーム依存、オーバードーズ
SNSに翻弄される人々
●第2章揺れる教育現場
ネットの情報を信じ、宿題をAIに丸投げ
子どもたちの今
●第3章混沌もたらす者たち
炎上系、迷惑系、誹謗中傷
過激化するユーチューバーに迫る
●第4章操られる民意
ネット上に溢れる偽動画
不安や怒りで分断を煽る「物語」
●第5章求められる規範
多様性が失われつつあるデジタル空間
必要なものは何か? -
「『白人』の音楽が大好き」「『男流』文学がいいよね」
とは誰も言わないけれど、
「黒人文化は素晴らしい!黒人音楽が好き!」と人は言う。
いったい「黒人」とは、何を指すのか?
「黒人」「白人」はたまた「アジア人」「ユダヤ人」と分離して人数を数え、
極右からリベラルまでが陥るアイデンティティ至上主義の問題点を、
公民権運動の歴史から消された黒人少女の伝記、
そして現代黒人女性のリアルな日常から浮かび上がらせる。
シモーヌ・ヴェイユ文学賞受賞のユニークな反レイシズム・エッセイ集!
最近のこと、「まあ、あなたは運がいいですね」と、
白い肌の若い女性がため息をつきながらわたしに言った。
「少なくとも、あなたには『出自(オリジン)』があるじゃないですか!」
なぜあなたは自分にそれがないと思っているのですかと尋ねると、
彼女はこう答えた。
「え! だって、わたしは白人ですから」
(本文より) -
電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載
何がわれわれを煽情するのか?
北海道から沖縄までの日本各地、さらにアメリカ、インド、ドイツ、フィリピンなど各国に足を運び、徹底取材。
歴史や文化が武器となり、記念碑や博物館が戦場となる――
SNS時代の「新しい愛国」の正体に気鋭が迫る!
目次より
【第一部】個人崇拝の最前線
第一章 トランプの本拠地に潜入する 米国/トランプタワー
第二章 親日台湾の新たな「聖地」 台湾/紅毛港保安堂
第三章 安倍晋三は神となった 長野県/安倍神像神社
第四章 世界一の巨像を求めて インド/統一の像
第五章 忘れられた連合艦隊司令長官 佐賀県/陶山神社
第六章 「大逆」の汚名は消えない 山口県/向山文庫
【第二部】「われわれ」の系譜学
第七章 わが故郷の靖国神社 大阪府/伴林氏神社
第八章 消費される軍神たち 大分県/広瀬神社
第九章 自衛隊資料館の苦悩 福岡県/久留米駐屯地広報資料館
第一〇章 「日の丸校長」の神武天皇像 高知県/旧繁藤小学校
第一一章 旧皇居に泊まりに行く 奈良県/HOTEL賀名生旧皇居
第一二章 「ナチス聖杯城」の真実 ドイツ/ヴェーヴェルスブルク城
第一三章 感動を呼び起こす星条旗 米国/マクヘンリー砦
【第三部】燃え上がる国境地帯
第一四章 祖国は敵を求めた ドイツ/ニーダーヴァルト記念碑
第一五章 「保守の島」の運転手たち 沖縄県/尖閣神社
第一六章 観光資源としての北方領土 北海道/根室市役所
第一七章 「歴史戦」の最前線へ 東京都/産業遺産情報センター、長崎県/軍艦島
第一八章 差別的煽情の果てに 京都府/靖国寺
第一九章 竹島より熱心な「島内紛争」 島根県/隠岐諸島
第二〇章 エンタメ化する国境 インド/ワガ国境、中国/丹東
【第四部】記念碑という戦場
第二一章 もうひとつの「八紘一宇の塔」 兵庫県/緑の塔
第二二章 東の靖国、西の護国塔 静岡県/可睡齋
第二三章 よみがえった「一億の号泣」碑 岩手県/鳥谷崎神社、福島県/高村智恵子記念館
第二四章 隠された郷土の偉人たち 秋田県/秋田県民歌碑
第二五章 コンクリートの軍人群像 愛知県/中之院
第二六章 ムッソリーニの生家を訪ねて イタリア/プレダッピオ
第二七章 記念碑は呼吸している ベトナム/マケイン撃墜記念碑
第二八章 けっして忘れたわけではない フィリピン/メモラーレ・マニラ1945
【第五部】熱狂と利害の狭間
第二九章 戦時下の温泉報国をたどる 和歌山県/湯の峰温泉、奈良県/湯泉地温泉
第三〇章 発泡スチロール製の神武天皇像 岡山県/高島行宮遺阯碑
第三一章 軍隊を求める地方の声 新潟県/白壁兵舎記念館
第三二章 コスプレ乃木大将の軍事博物館 栃木県/戦争博物館
第三三章 「救国おかきや」の本物志向 兵庫県/皇三重塔
第三四章 右翼民族派を駆り立てる歌 岐阜県/青年日本の歌史料館
第三五章 郷土史家と「萌えミリ」の威力 熊本県/高木惣吉記念館 -
ヒット作『妻の終活』の著者が贈る最新の人情ドラマは「親の終活」
父が脳出血で倒れた。
折り合いの悪い父・時次郎と、この10年連絡すら取り合っていなかった42歳の篠崎明日美。実家からは勘当されとっくの昔に母に逃げられている時次郎にとって、一人娘である明日美は唯一の身内である。変わり者の父は16年前から「まねき猫」という立ち飲み屋を営んでいるが、医師には「回復後も麻痺が残る」と言われ、店に立ち続けるのは難しそうだ。「まねき猫」を閉めるしかないと考えていた明日美だったが、時次郎の友人で店の回転資金として300万円貸しているという「宮さん」によると、返済に関しては「『まねき猫』が続くかぎり無期限」ということらしく、簡単に閉店するわけにはいかず……。
果たして、明日美の選択は――。
※「せんべろ」とは:1000円でべろべろに酔える酒場などの俗称。 -
「裏の本音で着地点を見る」政治の安定とは。
「かたちだけの強行採決」に見る国会運営の真髄とは。
田中角栄の面接を受け、医師から国会議員へ。中曽根康弘の指導を受け、のちYKK(山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎)を支えた男が見た橋本行革、加藤の乱、小泉政権、そして2度の政権交代。それは自民党的保守政治の終焉だった。
(編集協力 中澤雄大) -
『中央公論』『中央公論 歴史と人物』に掲載された全論考、中公叢書の序跋文を発表年代順に集成。解説=中本義彦
【収録論文】 *=単行本初収録
米国の戦争観と毛沢東の挑戦
日本外交における拘束と選択
国家目標としての安全と独立
『平和の代償』参考文献/あとがき
ジョンソン外交と“情報”の壁
核時代における国家と革命 *
柔構造社会における学生の反逆
ゲバルトの論理
解体するアメリカ
『柔構造社会と暴力』あとがき
同盟外交の陥穽
キッシンジャー外交の構造
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政治的人間 -
『中央公論』『歴史と人物』に掲載された全論考、中公叢書の序跋文を発表年代順に集成。全2巻合本。
【収録論文】 *=単行本初収録
米国の戦争観と毛沢東の挑戦
日本外交における拘束と選択
国家目標としての安全と独立
『平和の代償』参考文献/あとがき
ジョンソン外交と“情報”の壁
核時代における国家と革命 *
柔構造社会における学生の反逆
ゲバルトの論理
解体するアメリカ
『柔構造社会と暴力』あとがき
同盟外交の陥穽
キッシンジャー外交の構造
政治的人間
多極外交における政治と経済
『多極世界の構造』序にかえて/あとがき
現代史の神話
原爆投下の決定
経済秩序における成熟時間
政治的資源としての時間
“鯨”の象徴学
日中"片面”条約の帰結
“世界秩序”の時間的構造
『時間の政治学』あとがき
モラトリアム国家の防衛論 *
ソ連脅威論のルーツ *
日本外交における“自然”と“作為”*
平和の生態系を求めて *
日本にこだわらない日本論を *
平和の公共哲学を求めて *
二十世紀と共に生きて〔最終講義〕
年譜・著作目録 -
日本列島周辺に音もなく忍び寄る危局。東アジアの深層で生起する異変をいち早く察知するべく動く情報機関、これが公安調査庁だ。中露朝が核戦力を背景に日本を窺う実態を、現職のインテリジェンス・オフィサーが初めて実名で明らかにする。ウクライナとパレスチナ、二つの戦争に超大国アメリカが足を絡めとられる間隙を衝き、中露朝は攻勢に転じた! 日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す現状に警鐘を鳴らす。【解説・佐藤優】
■中露朝が接する危険な「三角地帯」の現在
■ロシアに渡った北朝鮮のミサイル
■北朝鮮とイスラエルとの極秘交渉
■核・ミサイルの資金源を追え!
■カジノを使った資金洗浄の手口
■標的は暗号資産 -
「尖閣有事」は必ずやって来る──。2023年3月、異例の3期目に突入し、強国・強軍的な「戦狼外交」を推し進める習近平政権。30年以上にわたって中国をウォッチしてきた著者は、遠くない時期に尖閣をめぐって有事が起きると予測する。日本を米国に従属する一部とみなし、「上から目線」の対日外交を進める中で、米中新冷戦の新局面という文脈からも、中国を脅威とするNATOに対する文脈からも、また東アジアの地政学の面からも、尖閣有事が差し迫った危機であることを論じると同時に、中国外交の今後を展望する。
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指揮官は何を考え、いかに決断したのか? 20世紀で最も偉大なイギリスの軍事史家が、第一次史料をもとに生涯をかけて、さまざまな局面を詳細に分析した不朽の名著。戦況図付
まえがき キャスリーン・リデルハート
第一部 プレリュード
第一章 戦争を早めたもの
第二章 開戦時における両陣営戦力
第二部 開 戦―一九三九年~四〇年
第三章 ポーランド侵略
第四章 『奇妙な戦争(ファニー・ウォー)』
第五章 フィンランド侵略
第三部 激 浪―一九四〇年
第六章 ノルウェー侵入
第七章 西部の蹂躙
第八章 英本土防衛戦(バトル・オブ・ブリテン)
第九章 エジプトからの反撃
第十章 イタリア領東アフリカの制圧
第四部 戦火拡大―一九四一年
第十一章 バルカン諸国とクレタ島の攻略
第十二章 ヒトラーのソ連志向
第十三章 ソ連侵攻
第十四章 ロンメルのアフリカ進撃
第十五章 《十字軍(クルセイダー)作戦》
第十六章 極東の戦雲
第十七章 日本軍の圧倒的勝利
第五部 転換期―一九四二年
第十八章 独ソ戦局の転換
第十九章 ロンメルの絶頂期
第二十章 アフリカ戦局の転換
第二十一章 《たいまつ(ト ーチ)作戦》―大西洋からの新援軍
第二十二章 チュニスへの競走
第二十三章 太平洋戦争の転機
第二十四章 大西洋の戦い -
(上巻 1939-42)指揮官は何を考え、いかに決断したのか? 20世紀で最も偉大なイギリスの軍事史家が、第一次史料をもとに生涯をかけて、さまざまな局面を詳細に分析した不朽の名著。戦況図付
まえがき キャスリーン・リデルハート
第一部 プレリュード
第一章 戦争を早めたもの
第二章 開戦時における両陣営戦力
第二部 開 戦―一九三九年~四〇年
第三章 ポーランド侵略
第四章 『奇妙な戦争(ファニー・ウォー)』
第五章 フィンランド侵略
第三部 激 浪―一九四〇年
第六章 ノルウェー侵入
第七章 西部の蹂躙
第八章 英本土防衛戦(バトル・オブ・ブリテン)
第九章 エジプトからの反撃
第一〇章 イタリア領東アフリカの制圧
第四部 戦火拡大―一九四一年
第一一章 バルカン諸国とクレタ島の攻略
第一二章 ヒトラーのソ連志向
第一三章 ソ連侵攻
第一四章 ロンメルのアフリカ進撃
第一五章 《十字軍(クルセイダー)作戦》
第一六章 極東の戦雲
第一七章 日本軍の圧倒的勝利
第五部 転換期―一九四二年
第一八章 独ソ戦局の転換
第一九章 ロンメルの絶頂期
第二〇章 アフリカ戦局の転換
第二一章 《たいまつ(ト ーチ)作戦》―大西洋からの新援軍
第二二章 チュニスへの競走
第二三章 太平洋戦争の転機
第二四章 大西洋の戦い
(下巻 1943-45)戦争の経過を詳細に描き、勝敗を決定した指揮官たちの軍事的判断に対し評価を下す。大戦後半期、すでに戦後の世界を想定していた連合国の指導者たちの駆け引きを活写する。戦況図付
第六部 衰退期 一九四三年
第二五章 アフリカ掃討
第二六章 ヨーロッパ再上陸―シチリア経由
第二七章 イタリア侵攻―降伏と阻止
第二八章 ドイツ軍のロシア戦線敗退
第二九章 太平洋における日本軍の退潮
第七部 全面的退潮 一九四四年
第三〇章 ローマ占領とイタリア戦線第二の停滞
第三一章 フランス解放
第三二章 ソヴィエト・ロシアの解放
第三三章 爆撃強化―対ドイツ戦略空軍攻勢
第三四章 南西太平洋およびビルマの解放
第三五章 ヒトラーのアルデンヌ大反攻
第八部 終章 一九四五年
第三六章 ヴィスワ川からオーデル川へ
第三七章 イタリアにおけるヒトラーの覇権の崩壊
第三八章 ドイツの崩壊
第三九章 日本の崩壊
第九部 エピローグ
第四〇章 むすび
引用文献一覧
リデルハート著作一覧
訳者あとがき
解説 石津朋之
原注
年表
事項一覧 -
◎もくじ
1 大量収容の弊害
2 なぜ無実の人々が罪を認めるのか
3 なぜ目撃者の証言はしばしば間違っているのか
4 死刑制度はなくなるのか?
5 科学捜査の誤りと未来
6 脳科学と法律―相容れない仲間たち
7 高い地位にある重役が訴追を免れる理由
8 司法の延期は正義の否定
9 法的監視の縮小
10 「テロとの戦い、の法との戦い
11 行政府に対する最高裁判所の不当な服従
12 裁判所をあてにしてはならない
13 法廷に立つ日は来ない
コーダ
謝辞
訳者解説
索引 -
重要業務を担う“謎”の部隊は何をしているのか? 著者はキャリア官僚からビッグテックへの転職を先駆けたアマゾンの最古参ロビイスト。15年間の活動で痛感させられた政財官の「弱点」とは? 外資にあって国内企業に決定的に欠落する、岩盤規制を打ち砕くための戦術と哲学とは? 「反・巨大IT」の逆風や規制強化にどう対処してきたのか? GAFAMが生まれない日本のボトルネックがここにある。
はじめに――霞が関を経てアマゾンで学んだこと
第1章 テックラッシュに向き合う
第2章 知られざるロビイングという重要機能
第3章 アマゾンのロビイング 5つの思考法
第4章 岩盤を打ち砕く戦術と哲学
第5章 ロビイストから見た日本の弱点
第6章 ポスト・テックラッシュ時代の日本
おわりに――人工知能技術によって公共政策業務をスマートにできるか -
吉田茂、鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人。戦後のある一時期、首相たちは敗戦の影が色濃く残る東京を避け、熱海、伊豆、箱根の温泉地で政治を行っていた! サンフランシスコ講和会議や抜き打ち解散など、大勝負を控えた吉田は決まって箱根に籠った。吉田の影響か、鳩山、石橋、大野伴睦、河野一郎ら反吉田勢力も伊豆や箱根に滞在するようになり、重要な決定を下していた。敗戦直後の1940年代後半から1960年代前半にかけて、東海道筋に点在する温泉地に、濃密な政治空間が出現していたという知られざる史実を解き明かす。
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ヒグチさん(91歳)が愉快な日常を実況中継!
ふわっところんで顔面5色事件、まさかのがん治療、役立つ食卓メモ術、お転婆少女時代の思い出……。ヨタヘロ期をご機嫌に生きるヒントがつまった痛快エッセイ。≪黒井千次氏との同級生対談収録≫
==ベストセラー『老いの福袋』の著者、待望の最新作== -
目 次
序文――編者による解説
歴史と方法
第1章 フランス社会学
第2章 マリノフスキ追悼
第3章 エドワード・ウェスターマークの業績
第4章 ナンビクワラの名称について
個人と社会
第5章 五つの書評
第6章 幸せのテクニック
互酬性とヒエラルキー
第7章 南米インディオにおける戦争と交易
第8章 未開部族における首長権力の社会的および心理学的側面――マト・グロッソ州北西部のナンビクワラ
第9章 互酬性とヒエラルキー
第10章 未開社会の外交政策
芸 術
第11章 インディオの化粧
第12章 アメリカ自然史博物館の北西沿岸部の芸術
南米の民族誌
第13章 ブラジル・インディオ諸部族における親族語彙の社会的用法
第14章 南アメリカにおける双分組織について
第15章 トゥピ・カワイブ族
第16章 ナンビクワラ族
第17章 グアポレ川右岸のインディオ諸部族
地図
注 -
2001年の池田小事件をきっかけに、05年に施行された「医療観察法」。この法律では、殺人、傷害、放火、強盗、強制性交、強制わいせつを行い、刑法第三九条の規定によって、心神喪失者または心神耗弱者とされ、無罪、あるいは執行猶予、不起訴、起訴猶予になった人を、「加害者」という代わりに「対象者」とする。対象者は精神科病院での鑑定入院を経て、地方裁判所で医療観察法の処遇を受けるかどうかの審判を受ける。医療観察法が適用されるとなった場合、医療観察法病棟のような指定入院医療機関への入院か、指定通院医療機関への通院が決定する。
全国に35施設ある医療観察法病棟では、どのような治療が行われているのか? 対象者はどのような過程を経て、社会に復帰するのか? 病棟内を取材し、現場で働く医療者、退院者、被害者遺族、法律に反対する人など、さまざまな立場の人を訪ね、制度のあるべき姿を考えるルポルタージュ。
【目次より】
第一章 「対象者」
第二章 医療観察法病棟
第三章 医療観察法の誕生
第四章 医療観察法病棟の内側から
第五章 医療観察法病棟立ち上げのエキスパート
第六章 医療観察法に異を唱える人たち
第七章 元対象者が感じる負の刻印
第八章 医療観察法反対運動の源流としての社会運動
第九章 被害者の悲痛な思い
第十章 医療観察法と社会復帰 -
聖ヨハネ騎士団(通称・マルタ騎士団)は、創設から約千年を経た今なお国際社会から独立国としてパスポートの発行を許され、1万人を超える騎士を擁する現存世界最古の騎士団である。テンプル騎士団、ドイツ騎士団と並ぶ中世ヨーロッパの三大騎士修道会の一つが、なぜ21世紀の現代まで存続し、国連に席を与えられ、100カ国以上と国交を結んでいるのだろうか? 謎に包まれた知られざる騎士の国、その栄光と流転の歴史を、日本国籍として約1世紀ぶりに騎士に叙任された筆者が紐解く。
緒言 救貧と信仰の守護者
歴史序章 十字軍(ヨーロッパ、1095-1099)
叙説Ⅰ 騎士と騎士道、そして騎士団
歴史第一章 誕生(聖都エルサレム、1099-1149)
歴史第二章 防衛(シリア・パレスチナ地方、1150-1291)
歴史第三章 海へ(キプロス島、1291-1307)
歴史第四章 覇者(ロードス島、1307-1452)
歴史第五章 勝利(ロードス島、1453-1520)
叙説Ⅱ マルタ騎士の戒律、そして一生
歴史第六章 死闘(ロードス島、1520-1522)
歴史第七章 家(マルタ島、1523-1564)
歴史第八章 大包囲(マルタ島、1564-1565)
歴史第九章 守護者(マルタ島、1565-1675)
叙説Ⅲ マルタ騎士団総長列伝
歴史第十章 衰退(マルタ島 1675-1798)
歴史第十一章 漂流(ヨーロッパ、1798-1834)
歴史第十二章 再起(ローマ、1834-2012)
歴史終章 現代(全世界、2013-)
叙説Ⅳ 「領土なき国家」としてのマルタ騎士団
後記 騎士から見たマルタ騎士団 -
日本列島に暮らす私たちは、巨大地震が長期的周期で発生するという宿命から、免れることはできない。関東大震災から100年。いつの日か必ず襲ってくる最大級の地震に備え、いま何をなすべきか。
2011年の東日本大震災発生時、著者は内閣府(防災担当)の総括参事官として、緊急災害対策本部の最前線で対応に当たった。その経験と教訓を踏まえ、巨大災害対策の設計思想、憲法の災害緊急事態条項、日本の防災行政体制、災害に強い東京のまちづくり――などについて大胆に提言する。 -
多くの人は、オークションに出品された有名な絵画の落札額に驚愕したり、困惑したりしたことが少なからずあるはずだ。なぜ人びとは困惑するのか? その根源には、値段が付けられる「プロセス」の不透明さがある。
本書では、アート市場という特殊な交換の場におけるゲームのルール、「意味の交換システム」の存在を明らかにする。そして、経済学的理論モデル、インタビュー、データ分析、さらに参与観察などの社会学的方法を用いて、その特徴を分析していく。
経済学では、商品の値段は単なる値だが、それは芸術家とその作品に「象徴的意味(信頼・名声など)」をもたらすだけでなく、アート市場の根幹をなすものでもあるのだ。
◆目次
まえがき
序章 イントロダクション――アートの価格は単なる数字ではない――
1章 アート市場の構造――芸術はいかに商品化されるのか――
2章 意味の交換――支援と感謝の気持ちを交換する――
3章 後援者VS便乗者――ギャラリーとオークションはなぜ相容れないのか――
4章 価格の決定要因――統計分析からみるアートの諸要素と価格の関係性――
5章 値付けの技術――ディーラーは実際にどのように価格をつけるのか――
6章 価格の物語――価格はどのように正当化されるのか――
7章 価格の象徴的意味――価格に込められた意味を読み解く――
8章 結 論――価格が私たちに語りかけること――
付録A/インタビュー質問票 付録B/インタビューサンプルの解説
付録C/美術品価格の記録 付録D/美術品価格のマルチレベル分析
参考文献 索引 -
リピーター妊婦が訪れる、理想の病院……!
創立110年の伝統ある病院の挑戦を通して、少子化・DV問題など日本社会の抱える「今」も垣間見える。なぜその改革が必要だったのか、そしてなぜそれらは成功したのか。気鋭の"わさもん”・三代目理事長が語る「幸福な出産のための仁術」とは。
熊本市中心部にある福田病院では、年間6000人もの子どもが産まれる。初代の福田令寿氏は、明治期にイギリスに留学し、その医療技術とホスピタリティの高さに感銘を受け、帰国後の明治40年に病院を設立。「産婦人科」を通して、女性の幸せを考えるというコンセプトのもと、夜は無料で貧しい女性たちを診療。その病院の現・理事長にして熊本県医師会会長である福田稠氏は、3代目院長。ただひたすら「患者さんのために」と改革を続けてきた。
ここで産まれ、自分の出産もここでするという女性が多数。親子3世代で世話になる家族も。「里帰り出産、予約不要」「手ぶら出産可能」という体制は画期的。また、お産にはお金がかかるという常識を覆し、「出産一時期でまかなえる」という金銭面での手厚さも人気という。分娩部屋・食事・プールなどの工夫、農業体験など革新的な運営で、全国の病院からの視察も多い。
母親や500名近い職員にいのちの哲学がある。産婦人科は、人間の誕生から光と影を扱う仕事。また女性の一生にかかわる医療。福田病院では、新生児・小児医療のみならず、特別養子縁組と特定妊婦(虐待が予測される妊婦)の問題にも取り組んでいる。現場を理事長とともに改革してきた、スタッフたちのインタビュー充実。
三代目理事長(熊本県医師会会長)が、少子化問題、高齢出産、地方と東京の差、虐待、いのちの大切さを語る。 -
戦争の過酷さは“戦後”も続いていた。1945年3月、日本軍が仏領インドシナ北部の町で300人を超える捕虜を殺害したランソン事件。その6年後、戦犯裁判を経て、捕虜殺害という上層部の命令に従わざるを得なかった4人の将校が銃殺刑に処された。その一方、捕虜殺害の命令者が罪に問われることはなかった。命令を拒むという選択肢があり得ない日本軍にあって、罪を負うべきはいったい誰だったのか。無謀な作戦、敵味方を問わない人命の軽視、曖昧な責任の所在、個人と組織の間に生じる相克……。知られざる事件の顛末と、裁きを受けた将校たちの思索を手掛かりに日本人が避けられない問題に向き合う歴史ノンフィクション。梯久美子氏、推薦。
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本書には士官や下士官兵が体験した「武蔵」の艦内生活や苛烈だった戦闘の実相が余すところなく描かれている。
投稿者は「正」が八十九名、「続」が百二十六名の合計二百十五名で、中には母親や妻子、兄弟たち三十二名による追悼文も含まれている。一隻の軍艦に関してこれほど多くの人たちの原稿が編まれた手記集は、海外は知らず日本には存在しないだろう。
話題は昭和十九年十月二十四日に生起した対空戦闘、その後のフィリピン方面の陸上戦、輸送船「さんとす丸」の遭難のほかにも、「武蔵」の各分隊と戦闘配置、親と子や兄弟のこと、海軍入隊前の思い出や戦後の生活、「武蔵会」設立の事情などが語られている。中でも特筆すべきは、「武蔵」の沈没地点であるフィリピン・シブヤン海への慰霊の旅を回想した文章である。そこには夫や親を喪った遺族の想いが切々と綴られ、読む人の胸に切々と迫るものがある。
二百十五名が想いの丈を籠めて綴った正続二巻の復刻版『嗚呼 戦艦武蔵』と『続!! 嗚呼 戦艦武蔵』が、「武蔵」戦没者の魂を慰めるとともに、未来永劫に日本人の精神を伝え続けてくれることを願ってやまない。
――軍艦武蔵会顧問 手塚正己(編纂者) -
日本の子供が感じている幸福度が、先進国38カ国のうち37位。子供のうち7人に1人が貧困、15人に1人がヤングケアラー、児童虐待の相談件数は年間20万件、小中学生の不登校は24万人以上、ネット依存の子供が100万人を突破……。
子供たちを覆う息苦しさの正体とはいったい何なのか。
貧困と格差をどう乗り越えるか、虐待する親からどうやって逃げるか、いじめはなぜなくならないか、マイノリティーといかに向き合うか……。子供が直面している困難の正体を見極めたうえで、マイナスをプラスに変える処方箋を提案する。 -
日本の抱える問題と処方箋は、すでに出尽くしている。最大の問題は、現前に横たわる個々の課題をクリアした先にあるもの、すなわち日本が自らの強みを活かしてどのような経済社会を目指すのか、というビジョンが明確に示されていないことである。
例えば、政府の成長戦略には、「AI」「量子」といった先端テクノロジーの活用や、「スタートアップ振興」などのメニューが、ふんだんに盛り込まれている。しかし、それらはあくまで成長の手段であり、「部品」に過ぎない。それらをどう活かし、成長を成し遂げ、どのような社会を作り出すのか、という完成予想図こそが求められているのではないだろうか。(序章より)
【目次より】
●第一章 課題解決を先送りし続けてきた「課題先進国」
●第二章 日本の強みとは何か
●第三章 幸福と成長を達成する「生活者共創社会」
●第四章 生活者共創社会をいかに実現させるか
1)日本らしいイノベーションが推進する「成長」
個を尊重し将来を生き抜く力を育てる教育/人材とデジタルへの長期的投資で価値創造基盤を構築・強化/利他の精神・パーパスに基づく付加価値の創造/「挑戦の総量」がカギ/社会実装のエコシステム構築による付加価値の創造
2)ダイナミック・インクルーシブ・サステナブルな「分配」を実現
より質の高い経済成長を実現する「ダイナミックな分配」/社会的公平性・公正性を担保する「インクルーシブな分配」/地球環境・財政の持続可能性を向上させる「サステナブルな分配」
3)顧客と市場を創造して「企業価値」を高める
経営者に課せられた「顧客と市場の創造」の使命/挑戦を応援し、失敗を許容し、成功を讃え、真のリーダーを育てる経営/短期と長期の企業価値を語る「両利きの経営」/経済同友会は、「企業価値」探求の努力を続ける -
2022年7月8日、選挙演説中に凶弾に撃たれ、非業の死を遂げた安倍晋三元首相の肉声。なぜ、憲政史上最長の政権は実現したのか。一次政権のあっけない崩壊の後に確信したこと、米中露との駆け引き、政権を倒しに来る霞が関、党内外の反対勢力との暗闘……。乱高下する支持率と対峙し、孤独な戦いの中で、逆風を恐れず、解散して勝負に出る。この繰り返しで形勢を逆転し、回し続けた舞台裏のすべてを自ら総括した歴史的資料。
オバマ、トランプ、プーチン、習近平、メルケルら各国要人との秘話も載録。
あまりに機微に触れる――として一度は安倍元首相が刊行を見送った36時間にわたる未公開インタビューの全記録。 -
野党第一党である立憲民主党副代表だった著者が、2021年の衆院選で維新の会と激しく競り合いまさかの落選。失意のどん底で気づいたのは、いつの間にか永田町の手垢がついてしまい、「政治サイボーグ」になっていた自分……。その後の「お遍路」とも言える全国行脚を通じて、ボトムアップによる「共感と参画の政治」や新しい社会活動が各地で芽生えていることを実感。NPO時代の初心を取り戻し、22年の参院選では全国3位の得票数で見事に当選を果たす。
他方、社会には闇――マッチョ型の政治、ヘイト、誹謗中傷、そして宿敵だった安倍元総理の死傷事件など――が広がっている。
本書は、「政治家・辻元清美」の鎧を著者が脱ぎ捨て、自らを再生する物語であり、これからのリベラルのため、女性やおひとりさまのため、闇から希望の光を見出す物語である。
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