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『哲学、創文社オンデマンド叢書、半年以内、分冊版を除く(実用)』の電子書籍一覧

1 ~12件目/全12件

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    不自由な身体と盲目の修道女が、口述筆記で遺した神秘体験の記録。神との合一を女性神秘家の豊かな感受性が内的メッセージとして伝える。
    【目次】
    凡例   

    第一巻
    一 愛とお妃との会話 
    二 三つのペルソナと三つの賜物について
    三 魂の乙女たちと愛の仕打ちについて
    四 魂は参殿し、神が姿を現すこと
    五 地獄の苦しみと恵みについて
    〔略〕
    第二巻
    一 愛は魂に高みを造り、それはわがままを押し通して超人的な努力をしても及ばないこと
    二 愛の中で見た人を歌う愛の二つの歌
    三 神の舌。真理の光。九つの隊を射抜く神の四本の矢。三位一体。聖母マリアについて
    四 哀れな賤女について。洗礼者ヨハネのミサについて。ホスチアの小羊への変容について。天使の美しさについて。四人の聖人について。金貨について
    五 魂の神への五つの歌。神が魂の晴れ着であり、魂が神の晴れ着であること
    〔略〕
    第三巻
    一 天の国について。天使の九つの隊について。空白を満たす者。使徒たちと聖母マリアとキリストの座る玉座について。ドミニコ会修道士と殉教者と乙女たちへの褒美について。未洗礼の子供たちについて
    二 魂が神に捧げる七つの賛歌。膏薬。躊躇
    三 魂が小間使いであるという嘆き。神の愛について
    〔略〕
    第四巻
    一 五つのものを純粋な乙女はもつべきである
    二 本書は神から下された。魂は多くのことで讃えられること。魂には二人の天使と二人の悪魔が与えられること。彼女と一二の徳が肉と戦うこと
    三 罪ある者たちは神から抜け落ちる。知恵の三つの贈り物について。岩について。乙女たち、つまりキリスト教への賛美について
    〔略〕
    第五巻
    一 三つの悔い改めについて。一〇の効用について。天使の道と悪魔の道について
    二 二つの苦悩について。四つの効用について。罪の大集団について
    三 神は罪なく得たすべての苦しみと三人の血を秤にかける
    〔略〕
    第六巻
    一 修道院長や女子修道院長、またはそれ以外の長は弟子たちにどのように接するべきか
    二 ある司教座教会参事会員への規則について。彼がどのように行動すべきか。これは神が定められたことである
    三 神は権威を授ける。ヤギが羊に変容すること
    〔略〕
    第七巻
    一 主イエス・キリストが最後の審判の後に受ける王冠と王位について
    二 万霊節にすべての魂のために祈ること
    三 謙虚な畏れで絶えず心を見つめることの効用について
    〔略〕
    訳註 解説 あとがき 文献目録 索引(人名/用語)
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    中世哲学研究のみならず現代哲学や古代哲学研究にとっても第一級の原典を、正確な訳文にくわえ古代哲学とスコラ哲学、同時代の影響関係などを踏まえた詳細な註を付して、世界でも初めての完全な現代語訳として提供する。中世哲学の場から古代へ更には現代へと新たな光を放つ画期的訳業の冒頭を飾る本巻は、具象語と抽象語、概念、類と種、実体と質量など言葉・普遍・範疇について論じる第1部43章までを収める。

    【目次】
    語の区分(語の定義とその区分(総論)
    語の区分。「語」という名前は、様々な仕方で解されうる(各論) ほか)
    普遍は心の外のものではない―スコトゥスに対する反駁(互いに対立する、「普遍」と「個」という普通名辞について;普遍は心の外のものではない ほか)
    五つの普遍―ポルピュリオス『イサゴゲー』の註解(五つの普遍。それらで充分であることについて;普遍のもとに含まれる個について ほか)
    論理学者の用いる語(定義について。定義は、幾通りの仕方で言われるのか;「記述句」という名前について ほか)
    範疇―アリストテレス『範疇論』の註解(「範疇」という語について;範疇の数 ほか)
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    皇帝の側近にまで上り詰めたプルデンティウスは、晩年厳格な禁欲生活を入り、宗教詩、教訓詩、論争詩、賛美歌集、抒情詩を多く遺した。
    初期キリスト教最大のラテン詩人プルデンティウスは、聖アウグスティヌスのように青年時代を放縦な生活を過ごしたが、50代になって神の御前に無益だった生活を後悔し、それによって、異教と戦い、信仰・道徳を擁護し、昼夜神を賛美し、偶像の祭壇を粉砕し、殉教者・使徒を讃えた。この詩作品を粗末な土器にたとえ、このような土器でも神の家の片隅に置いてくださるようにといってささげた。
    (古代・中世教父の伝記・書館を集めた「ミーニュ教父全集」より編集した。)
    【目次】
    カテメリノン「日々の賛歌」
    序論
    内容
    意義
    本文
    序(プルデンティウスの詩全体の)
    第一歌 鶏鳴時の賛歌
    第二歌 早朝の賛歌
    第三歌 食前の賛歌
    第四歌 食後の賛歌
    第五歌 点燈の賛歌
    第六歌 就寝前の賛歌
    第七歌 断食の賛歌
    第八歌 断食後の賛歌
    第九歌 毎時の賛歌
    第十歌 死者埋葬の賛歌
    第十一歌 ご降誕の賛歌
    第十二歌 ご公現の賛歌

    プシコマキア「霊魂をめぐる戦い」
    序論
    内容

    本文梗概
    本文

    一 信仰と偶像崇拝の戦い
    二 純潔と情欲の戦い
    三 忍耐と憤怒の戦い
    四 謙遜と傲慢の戦い
    五 節制と快楽の戦い
    六 慈善と貧欲の戦い
    七 和合と不和との戦い
    注(本文中*印を附したものに行数を示して注をつけてある)
    解説
    プルデンティウスの生涯
    プルデンティウスの著作
    プルデンティウスの著作年代
    プルデンティウスのテキスト
    むすび
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    「トマスの『スンマ(神学大全)』を読み進んでゆくうちに、私は、いわゆる「がある存在」といわれる「存在」(エクシステンチア)は、トマスが神の本質と同じであるという「存在」(エッセ)とは、別のものではないだろうかという疑問をいだくようになってきた。そのような疑問が心に浮かんだのは、『スンマ』の神の存在論証の箇所を読んだときである。そこでトマスは、神の存在、すなわち「神がある」ということは理性によって証明できるとはっきりいっている。他面トマスは、神において存在と本質は同一であるといっている。それゆえもしこの存在が、「神がある」と言われる場合の存在と同じものであるとしたならば、当然、存在と同意なる神の本質も理性によって認識される筈である。しかるにトマスは別の箇所においては、神の本質は絶対に認識できないといっているのである。これはあきらかな矛盾ではなかろうか。この矛盾を解決しようと思うのならば、神においてその本質と同一視される存在(エッセ)は、いわゆる「がある存在」としての存在(エクイスシテンチア)とは別のものであるとしなければならない。トマス自身、神の存在が理性によって証明されるか否かを論じた箇所において、神の存在(エッセ)が不可知であることを根拠として「神がある」ことを論証できないと主張する説を、一つの異論として提示している。それに対するトマスの解答をみると、たしかに「存在の現実態」としての神の存在は人間の理性認識を超越するが、「神がある」という命題が真であることは、結果の存在から原因の存在を推定するア・ポステオリな論証によって証明できるのであるという。・・・
    しかしながら私はついに、この問題について単に「疑問をいだく」にとどまらず、断定を下さざるをえないところまで到達した。」
    【目次】
    まえがき
    一 エッセの探究
    二 存在とエッセ
    三 神の存在とエッセ
    四 神の内在と超越
    五 存在と本質
    あとがき
    人名索引
    文献表

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    京都学派四天王の一人の著作集。ハイデガーに師事し、ドイツ哲学を学び、のちに禅に立脚した独自の宗教哲学を展開した著者の著作集。
    【目次】
    第一部 宗教と文化
    ニイチェのツァラツストラとマイスター・エックハルト
    一 ニイチェに於ける生の根源性
    二 エックハルトに於ける生の根源性
    三 宗教的生と實證的精神
    宗教・歴史・文化
    一 宗教と歴史と文化との聯關
    二 宗教に於ける三つの立場
    三 宗教的生の構造
    四 近世に於ける人間自主性の立場
    五 信仰主義の立場。理性と信仰の對立
    六 絶對無の立場。理性と信仰の統一
    七 宗教に於ける自然性。辯證法の辯證法。純一の行
    八 辯證法に於ける生と論理。文化と宗教
    近代意識と宗教
    一 文化人と宗教
    二 宗教と原自然性
    三 近代の人間中心主義
    四 宗教的人格性
    五 絶對的否定即肯定の働き
    近世歐羅巴文明と日本
    一 現代歐羅巴のエトス的雰圍氣
    二 近世初期の精神
    三 近世中期の精神
    四 近代精神
    五 ヒットラー運動の精神
    六 日本の精神
    第二部 歴史と自然
    道徳に於ける時代性と恆常性
    一 道徳に於ける困難
    二 行爲の質料性(技術的行爲)
    三 カントに於ける「人間性」の理念
    四 行爲に於ける質料と理念
    五 理念の歴史的事實性。道徳と宗教
    六 道徳に於ける時代性と恆常性
    歴史的なるものと先天的なるもの
    一 アプリオリに關する種々の立場
    二 歴史主義。相存と現存
    三 歴史的現實在の根源としての人間存在
    四 根源の要求
    五 原動性即形式としてのアプリオリ
    六 實踐辯證法的「中」としての根源の要求
    人間解釋の類型性とその意義 歴史認識論の一つの試み
    一 人間解釋の類型性
    二 類型的解釋の特質
    三 解釋の立場の限界
    四 實踐的認識。解釋的操作の意義
    生に於ける個別と一般
    一 生きものと生命
    二 個別者そのものとしての一般
    三 種としての一般
    四 個別性と一般性の生命的不二とロゴス的不一
    五 類的生命と有自體
    六 無の隱蔽的現前としての自我性と意識界
    七 概念、判斷、推論、知的直觀。「もの」即無
    八 精神的生に於ける個別と一般(道徳、藝術、宗教)
    後記
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    宗教の「本質と根拠」を課題として一貫して研究した。実証的研究と哲学的研究の総合に取り組んだ宗教哲学者の著作集。また、著者は東北地方のオシラさま、巫女、行者の研究にも取り組み、機能人類学の知見も研究に取り入れた。
    【目次】
    編集によせて
    目次

    第一章 問題の所在と取扱い方
    一 実相論所顕の端的
    二 研究上の態度及び用意
    第二章 諸法実相の所在と在りよう
    一 主体化の究極 在るものの在りのままなる極処
    二 心の問題 三法無差に就いて
    三 実相の所在と妙
    第三章 教法及び教相の問題
    一 具成せられたる実相の境地とその説示とのひらき
    二 方便の問題
    三 教相論
    第四章 諸法実相の開顕
    一 実相と三諦
    二 一即一切の極相 三千の法相
    三 とくに十界互具に就いて
    四 三世間論
    第五章 諸法実相の唯心論的解釈とその吟味
    一 宋朝天台における観境に関する論争とその吟味 とくに源清、宗■(日に立)、慶昭の所論を中心として
    二 智円、仁岳の観境論
    三 知礼の発揮
    第六章 天台止観の特質
    一 天台止観の種類と意義及び結構
    二 止観の行儀
    三 謂わゆる「頓々止観」の主張とその吟味
    第七章 観法に関する論争の吟味
    一 三種観法に就いて
    二 事理二観の観法に就いて
    第八章 不思議境観
    一 約行正観の終始 とくに修観における二境及び境観の関係
    二 不思議境観
    横川法語 目次
    はしがき
    恵心僧都
    本文
    宗教的人間
    人間に生れたるよろこび
    本願にあう
    現実の肯定
    解説 (山折哲雄)

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    関西学院理事長、箕面自由学園園長を歴任した教育学の理論家であり実践家である著者が、子どもと親にむけて、幸福とはなにか、よい教育とはなにかを説いた著作。時代を超えて読み継がれるべき書である。
    【目次】
    校長通信 父母へ
    箕面自由学園校長となって
    体力気力の養成
    現代教育の問題点
    古武弥四郎先生に学ぶ
    一歩一歩と積み上げる
    学園と共に生きる
    人から認められて伸びる
    美しい礼儀を育てたい
    悪の芽は初期につみたい
    謙虚に学び、真理に服する
    古木家に学ぶこと
    寄宿舎完成にあたって
    寄宿舎の運営
    日本人の社会道徳
    幼少時のしつけを考える
    自分の歴史をつくる
    一人ひとりの中によきものを見出す
    独立人を育てたい
    被害者にも加害者にもならないように
    家庭教師の是非
    あたたかな心をもった生徒たち
    ある小学生の夏休み
    民主主義とヒューマニズムの教育
    『自由と規律』に学ぶ
    学園を「心のふるさと」として
    卒業生河盛成夫さんのこと
    過保護の問題
    深くこの人生を愛すること
    家庭の教育と父親の役割
    テレビ・勉強・あそび
    道徳的背骨のある家庭
    ある交通遺児の作文を読む
    新年の賀状から
    校長通信 生徒へ
    この夏をどう送るか
    二人の投手から学ぶ
    長い目で人間を見る
    私も弱い人間
    一日一日のたたかい
    四年間の高校生活
    やめないでがんばる
    悲劇を重ねないように
    自由について
    思うようにならない人生
    日記を書くこと
    いま自分を鍛えてほしい
    性の問題
    先生の目を見つめる
    父の労苦にこたえうるか
    人間の幸福と人間の教育
    中学時代・高校時代をどう送るか、どう送らせるか
    悔いなき青春、悔いなき人生
    教育について思うこと
    一隅の教育者の自叙伝

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    古代のキリスト教が神学として体系化して行く過程を、 ギリシア哲学を摂取し、再解釈して行く過程としてとらえた書である。
    本書は、 9つの章と1つの補論で構成されており、論文集で以下の内容を収録している。
    1. フィロンの歴史的背景
    2. ギリシア哲学へブル起源説
    3. 創造と数
    4. テロスと神
    5. 創造と悪
    6. 創造と必然性
    7. 自愛と他愛
    8. 初期クリスト教とギリシア哲学
    9. 「輪廻転生」と「復活」
    補論『テイマイオス (28B 7 ) 解釈史ノート。
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    第一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作! 太平洋戦争下、ニューギニア戦線の死闘のなかに探り取られた「人間」とは?
    【目次】
    第一部 序幕
    1 座礁
    2 遺書
    3 原始林にて―ウエワク―
    4 桃源境
    5 危機のかげに
    6 ゴム林にて―マダン―
    7 出撃
    8 光と闇
    9 狂乱
    10 会戦―フィンシハーフェン―
    第二部 転進
    1 ガリの転進―第一次山越え―
    2 続転進―第二次山越え―
    3 原隊復帰
    4 彷徨
    第三部 人と人
    1 戦場の倫理
    2 自然児とともに
    3 人を愛するということ
    4 暗い山小屋
    5 ある兵の死
    6 ピァビエの韜晦
    7 Y軍医という人
    8 M伍長の死
    9 わが墓穴
    10 アユスの周辺
    11 T曹長の死―土民の反撃―
    12 生死の岐路
    13 極限におけるエゴ
    14 裸の「人間」
    第四部 戦野
    1 幾山河
    2 孤愁
    3 爆撃
    4 時空の間際
    5 死の影
    6 飢餓
    7 奈落
    8 逃亡
    9 危し「人間」
    10 指揮官
    第五部 自然と人間
    1 雨
    2 蚊と蟻と
    3 極楽鳥
    4 舞踏
    5 安息のなかに
    6 信仰
    7 「タロ」とサクサクと
    8 大酋長
    9 土俗寸描
    10 ことば・言霊
    11 たばこ・ウィスキー
    12 いのちと豚と
    13 子どもの世界・女の一生
    14 信号
    15 倫理
    16 流れる雲と
    第六部 終戦
    1 玉砕宣言
    2 流言
    3 戦争と人間
    4 処刑
    5 髑髏隊
    6 武装解除
    7 配流―ムッシュ島―
    8 奴隷
    9 人間模様
    10 自由
    11 帰鳥
    12 権威と秩序
    13 二人の老人―浦賀港―
    14 浦賀検疫所
    15 召集解除
    16 廃墟―広島―
    あとがき
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    高度成長期を迎える時期に、日本と欧米の教育の違いを検証し、あるべき日本の教育を考える。戦後日本の教育史の貴重な資料でもある。
    【目次】
    はしがき
    一 歐米の教育と日本の教育
    二 資本主義と社會主義
    三 空の旅
    四 日本と西洋
    五 バンコックより歸りて
    六 日教組は革命團體なのか
    七 ポール・ブールジェの思想と文學
    八 テオドール・リップス著「倫理學の根本問題」
    九 チャールス・エイ・ビーァド著「ルーズベルト大統領と一九四一年の開戰」
    十 日本の青年と教師に寄せる
    十一 アメリカのある少年キャンプ
    十二 教會と食堂
    あとがき

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    美とはなにか? 芸術とは何か? 哲学的・美学的な視点から、「美」を捉え直す力作。
    【目次】
    序論 美の構造的特質の解明
    美学への警戒 美学以前 美の探求と問い【略】
    第一篇 美の探求における意識の問題
    第一章 美的判断と意識の問題
    カント哲学における第三批判の位置 美の探求における美的判断の性格【略】
    第二章 美的意識と意識の問題
    カントにおける美的判断と美的芸術との関係への省察 コーエンのカント美学の基礎づけの問題点【略】
    第三章 美的事象の根拠としての意識領域
    美的事象の根拠づけの要求 主客連関の事態より意識領域へ 意識領域における生起 美的事象への意識領域の機能【後略】
    第四章 美的観照と意識の問題
    第一節 美的観照における作用と態度
    観照的態度 自然観照の記録 美的観照の心理としての感情移入説 リップスの説の特性【略】
    第二節 美的観照の成立根拠
    自然観照と芸術観照 美的観照の心理的事項 美的観照の成立についての問い フォルケルトの美的意識の説明【略】
    第二篇 美の探求における現象の問題
    第一章 美の生起と現象
    第一節 美の生起とその条件
    美は既成のものであるか 通俗の見解及び在来の美学への反【略】
    第二節 美的事象の現象関係
    美の生起と美の所与方式 デューイにおける美及び芸術と現実との関係 美的事態より美の生起への局面の展開 ヘーゲルにおける人間存在の現実の処理【略】
    第二章 美的現象の設定
    第一節 現象・存在・意識
    生起の局面における存在賦与 シェリングにおける差別的現実への無差別の展相の作用 無差別化による美的現象の出現 ベッカーの関心の切断と喚起の同時性【略】
    第二節 現象様態と現象構造
    美的現象の時間性 ベッカーの芸術的企投の達成としての永遠の今 現象性の形成におけるクツニツキーのホリツォント 存在の反映と美的世界としての現象【略】
    第三篇 美の探求における意味の問題
    第一章 美的価値体験の反省
    オーデブレヒトの意識領域における美的体験の成立の説 対象体験としての美的体験 領域的意識のノエマ的客体の形成 美的価値の非享受性と領域的土台づけ 美的領域についてのカント及びコーエンの見解【略】
    第二章 意識の問題と現象の問題
    美の探求における二つの根源的な問い 意識の問題と人間存在との関係【略】
    第三章 意味の問題の特性
    人間存在への意味の問い ハイデッガーの現存在の存在論的考察【略】
    第四章 美的事象の意味構造
    人間存在の心情性としての不安 それよりの脱出 サルトルの人間存在に基づく意識の説【略】
    あとがき
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    K・フィードラーや、A・リーグル、D・フライなどのウィーン学派の美術史家の芸術思想などをベースに、近代芸術学および現代におけるその意義を探究した美学の泰斗による著作。
    「近代芸術学は人間とは何であるかという問に芸術の研究を通じて迫って行こうとする形で成立し、且つかかる問に答えることをその課題としている」というのが、著者の出発点である。
    具体的な絵画や芸術、そして芸術が人間に呼び起こす感興に則って芸術に本質に迫ろうとした。その学問を通して、人間性の本質を探究した。
    京都大学の美学の根底に流れる著者の研究の仕方の原点となる重要な著作が本書である。
    【目次】
    序論 芸術の学の問題
    第一章 近代芸術学の成立
    第二章 芸術と言語
    第三章 現代芸術学の一傾向
    第四章 芸術の意味
    第五章 芸術と技術
    第六章 美と芸術
    第七章 芸術の現実
    第八章 芸術の機能
    第九章 芸術的表現と普遍性
    第十章 比較芸術学

    あとがき
    人名索引

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