『哲学、創文社オンデマンド叢書(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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不自由な身体と盲目の修道女が、口述筆記で遺した神秘体験の記録。神との合一を女性神秘家の豊かな感受性が内的メッセージとして伝える。
【目次】
凡例
序
第一巻
一 愛とお妃との会話
二 三つのペルソナと三つの賜物について
三 魂の乙女たちと愛の仕打ちについて
四 魂は参殿し、神が姿を現すこと
五 地獄の苦しみと恵みについて
〔略〕
第二巻
一 愛は魂に高みを造り、それはわがままを押し通して超人的な努力をしても及ばないこと
二 愛の中で見た人を歌う愛の二つの歌
三 神の舌。真理の光。九つの隊を射抜く神の四本の矢。三位一体。聖母マリアについて
四 哀れな賤女について。洗礼者ヨハネのミサについて。ホスチアの小羊への変容について。天使の美しさについて。四人の聖人について。金貨について
五 魂の神への五つの歌。神が魂の晴れ着であり、魂が神の晴れ着であること
〔略〕
第三巻
一 天の国について。天使の九つの隊について。空白を満たす者。使徒たちと聖母マリアとキリストの座る玉座について。ドミニコ会修道士と殉教者と乙女たちへの褒美について。未洗礼の子供たちについて
二 魂が神に捧げる七つの賛歌。膏薬。躊躇
三 魂が小間使いであるという嘆き。神の愛について
〔略〕
第四巻
一 五つのものを純粋な乙女はもつべきである
二 本書は神から下された。魂は多くのことで讃えられること。魂には二人の天使と二人の悪魔が与えられること。彼女と一二の徳が肉と戦うこと
三 罪ある者たちは神から抜け落ちる。知恵の三つの贈り物について。岩について。乙女たち、つまりキリスト教への賛美について
〔略〕
第五巻
一 三つの悔い改めについて。一〇の効用について。天使の道と悪魔の道について
二 二つの苦悩について。四つの効用について。罪の大集団について
三 神は罪なく得たすべての苦しみと三人の血を秤にかける
〔略〕
第六巻
一 修道院長や女子修道院長、またはそれ以外の長は弟子たちにどのように接するべきか
二 ある司教座教会参事会員への規則について。彼がどのように行動すべきか。これは神が定められたことである
三 神は権威を授ける。ヤギが羊に変容すること
〔略〕
第七巻
一 主イエス・キリストが最後の審判の後に受ける王冠と王位について
二 万霊節にすべての魂のために祈ること
三 謙虚な畏れで絶えず心を見つめることの効用について
〔略〕
訳註 解説 あとがき 文献目録 索引(人名/用語)
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中世哲学研究のみならず現代哲学や古代哲学研究にとっても第一級の原典を、正確な訳文にくわえ古代哲学とスコラ哲学、同時代の影響関係などを踏まえた詳細な註を付して、世界でも初めての完全な現代語訳として提供する。中世哲学の場から古代へ更には現代へと新たな光を放つ画期的訳業の冒頭を飾る本巻は、具象語と抽象語、概念、類と種、実体と質量など言葉・普遍・範疇について論じる第1部43章までを収める。
【目次】
語の区分(語の定義とその区分(総論)
語の区分。「語」という名前は、様々な仕方で解されうる(各論) ほか)
普遍は心の外のものではない―スコトゥスに対する反駁(互いに対立する、「普遍」と「個」という普通名辞について;普遍は心の外のものではない ほか)
五つの普遍―ポルピュリオス『イサゴゲー』の註解(五つの普遍。それらで充分であることについて;普遍のもとに含まれる個について ほか)
論理学者の用いる語(定義について。定義は、幾通りの仕方で言われるのか;「記述句」という名前について ほか)
範疇―アリストテレス『範疇論』の註解(「範疇」という語について;範疇の数 ほか)
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皇帝の側近にまで上り詰めたプルデンティウスは、晩年厳格な禁欲生活を入り、宗教詩、教訓詩、論争詩、賛美歌集、抒情詩を多く遺した。
初期キリスト教最大のラテン詩人プルデンティウスは、聖アウグスティヌスのように青年時代を放縦な生活を過ごしたが、50代になって神の御前に無益だった生活を後悔し、それによって、異教と戦い、信仰・道徳を擁護し、昼夜神を賛美し、偶像の祭壇を粉砕し、殉教者・使徒を讃えた。この詩作品を粗末な土器にたとえ、このような土器でも神の家の片隅に置いてくださるようにといってささげた。
(古代・中世教父の伝記・書館を集めた「ミーニュ教父全集」より編集した。)
【目次】
カテメリノン「日々の賛歌」
序論
内容
意義
本文
序(プルデンティウスの詩全体の)
第一歌 鶏鳴時の賛歌
第二歌 早朝の賛歌
第三歌 食前の賛歌
第四歌 食後の賛歌
第五歌 点燈の賛歌
第六歌 就寝前の賛歌
第七歌 断食の賛歌
第八歌 断食後の賛歌
第九歌 毎時の賛歌
第十歌 死者埋葬の賛歌
第十一歌 ご降誕の賛歌
第十二歌 ご公現の賛歌
注
プシコマキア「霊魂をめぐる戦い」
序論
内容
序
本文梗概
本文
序
一 信仰と偶像崇拝の戦い
二 純潔と情欲の戦い
三 忍耐と憤怒の戦い
四 謙遜と傲慢の戦い
五 節制と快楽の戦い
六 慈善と貧欲の戦い
七 和合と不和との戦い
注(本文中*印を附したものに行数を示して注をつけてある)
解説
プルデンティウスの生涯
プルデンティウスの著作
プルデンティウスの著作年代
プルデンティウスのテキスト
むすび
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「トマスの『スンマ(神学大全)』を読み進んでゆくうちに、私は、いわゆる「がある存在」といわれる「存在」(エクシステンチア)は、トマスが神の本質と同じであるという「存在」(エッセ)とは、別のものではないだろうかという疑問をいだくようになってきた。そのような疑問が心に浮かんだのは、『スンマ』の神の存在論証の箇所を読んだときである。そこでトマスは、神の存在、すなわち「神がある」ということは理性によって証明できるとはっきりいっている。他面トマスは、神において存在と本質は同一であるといっている。それゆえもしこの存在が、「神がある」と言われる場合の存在と同じものであるとしたならば、当然、存在と同意なる神の本質も理性によって認識される筈である。しかるにトマスは別の箇所においては、神の本質は絶対に認識できないといっているのである。これはあきらかな矛盾ではなかろうか。この矛盾を解決しようと思うのならば、神においてその本質と同一視される存在(エッセ)は、いわゆる「がある存在」としての存在(エクイスシテンチア)とは別のものであるとしなければならない。トマス自身、神の存在が理性によって証明されるか否かを論じた箇所において、神の存在(エッセ)が不可知であることを根拠として「神がある」ことを論証できないと主張する説を、一つの異論として提示している。それに対するトマスの解答をみると、たしかに「存在の現実態」としての神の存在は人間の理性認識を超越するが、「神がある」という命題が真であることは、結果の存在から原因の存在を推定するア・ポステオリな論証によって証明できるのであるという。・・・
しかしながら私はついに、この問題について単に「疑問をいだく」にとどまらず、断定を下さざるをえないところまで到達した。」
【目次】
まえがき
一 エッセの探究
二 存在とエッセ
三 神の存在とエッセ
四 神の内在と超越
五 存在と本質
あとがき
人名索引
文献表
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京都学派四天王の一人の著作集。ハイデガーに師事し、ドイツ哲学を学び、のちに禅に立脚した独自の宗教哲学を展開した著者の著作集。
【目次】
第一部 宗教と文化
ニイチェのツァラツストラとマイスター・エックハルト
一 ニイチェに於ける生の根源性
二 エックハルトに於ける生の根源性
三 宗教的生と實證的精神
宗教・歴史・文化
一 宗教と歴史と文化との聯關
二 宗教に於ける三つの立場
三 宗教的生の構造
四 近世に於ける人間自主性の立場
五 信仰主義の立場。理性と信仰の對立
六 絶對無の立場。理性と信仰の統一
七 宗教に於ける自然性。辯證法の辯證法。純一の行
八 辯證法に於ける生と論理。文化と宗教
近代意識と宗教
一 文化人と宗教
二 宗教と原自然性
三 近代の人間中心主義
四 宗教的人格性
五 絶對的否定即肯定の働き
近世歐羅巴文明と日本
一 現代歐羅巴のエトス的雰圍氣
二 近世初期の精神
三 近世中期の精神
四 近代精神
五 ヒットラー運動の精神
六 日本の精神
第二部 歴史と自然
道徳に於ける時代性と恆常性
一 道徳に於ける困難
二 行爲の質料性(技術的行爲)
三 カントに於ける「人間性」の理念
四 行爲に於ける質料と理念
五 理念の歴史的事實性。道徳と宗教
六 道徳に於ける時代性と恆常性
歴史的なるものと先天的なるもの
一 アプリオリに關する種々の立場
二 歴史主義。相存と現存
三 歴史的現實在の根源としての人間存在
四 根源の要求
五 原動性即形式としてのアプリオリ
六 實踐辯證法的「中」としての根源の要求
人間解釋の類型性とその意義 歴史認識論の一つの試み
一 人間解釋の類型性
二 類型的解釋の特質
三 解釋の立場の限界
四 實踐的認識。解釋的操作の意義
生に於ける個別と一般
一 生きものと生命
二 個別者そのものとしての一般
三 種としての一般
四 個別性と一般性の生命的不二とロゴス的不一
五 類的生命と有自體
六 無の隱蔽的現前としての自我性と意識界
七 概念、判斷、推論、知的直觀。「もの」即無
八 精神的生に於ける個別と一般(道徳、藝術、宗教)
後記
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宗教の「本質と根拠」を課題として一貫して研究した。実証的研究と哲学的研究の総合に取り組んだ宗教哲学者の著作集。また、著者は東北地方のオシラさま、巫女、行者の研究にも取り組み、機能人類学の知見も研究に取り入れた。
【目次】
編集によせて
目次
序
第一章 問題の所在と取扱い方
一 実相論所顕の端的
二 研究上の態度及び用意
第二章 諸法実相の所在と在りよう
一 主体化の究極 在るものの在りのままなる極処
二 心の問題 三法無差に就いて
三 実相の所在と妙
第三章 教法及び教相の問題
一 具成せられたる実相の境地とその説示とのひらき
二 方便の問題
三 教相論
第四章 諸法実相の開顕
一 実相と三諦
二 一即一切の極相 三千の法相
三 とくに十界互具に就いて
四 三世間論
第五章 諸法実相の唯心論的解釈とその吟味
一 宋朝天台における観境に関する論争とその吟味 とくに源清、宗■(日に立)、慶昭の所論を中心として
二 智円、仁岳の観境論
三 知礼の発揮
第六章 天台止観の特質
一 天台止観の種類と意義及び結構
二 止観の行儀
三 謂わゆる「頓々止観」の主張とその吟味
第七章 観法に関する論争の吟味
一 三種観法に就いて
二 事理二観の観法に就いて
第八章 不思議境観
一 約行正観の終始 とくに修観における二境及び境観の関係
二 不思議境観
横川法語 目次
はしがき
恵心僧都
本文
宗教的人間
人間に生れたるよろこび
本願にあう
現実の肯定
解説 (山折哲雄)
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関西学院理事長、箕面自由学園園長を歴任した教育学の理論家であり実践家である著者が、子どもと親にむけて、幸福とはなにか、よい教育とはなにかを説いた著作。時代を超えて読み継がれるべき書である。
【目次】
校長通信 父母へ
箕面自由学園校長となって
体力気力の養成
現代教育の問題点
古武弥四郎先生に学ぶ
一歩一歩と積み上げる
学園と共に生きる
人から認められて伸びる
美しい礼儀を育てたい
悪の芽は初期につみたい
謙虚に学び、真理に服する
古木家に学ぶこと
寄宿舎完成にあたって
寄宿舎の運営
日本人の社会道徳
幼少時のしつけを考える
自分の歴史をつくる
一人ひとりの中によきものを見出す
独立人を育てたい
被害者にも加害者にもならないように
家庭教師の是非
あたたかな心をもった生徒たち
ある小学生の夏休み
民主主義とヒューマニズムの教育
『自由と規律』に学ぶ
学園を「心のふるさと」として
卒業生河盛成夫さんのこと
過保護の問題
深くこの人生を愛すること
家庭の教育と父親の役割
テレビ・勉強・あそび
道徳的背骨のある家庭
ある交通遺児の作文を読む
新年の賀状から
校長通信 生徒へ
この夏をどう送るか
二人の投手から学ぶ
長い目で人間を見る
私も弱い人間
一日一日のたたかい
四年間の高校生活
やめないでがんばる
悲劇を重ねないように
自由について
思うようにならない人生
日記を書くこと
いま自分を鍛えてほしい
性の問題
先生の目を見つめる
父の労苦にこたえうるか
人間の幸福と人間の教育
中学時代・高校時代をどう送るか、どう送らせるか
悔いなき青春、悔いなき人生
教育について思うこと
一隅の教育者の自叙伝
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古代のキリスト教が神学として体系化して行く過程を、 ギリシア哲学を摂取し、再解釈して行く過程としてとらえた書である。
本書は、 9つの章と1つの補論で構成されており、論文集で以下の内容を収録している。
1. フィロンの歴史的背景
2. ギリシア哲学へブル起源説
3. 創造と数
4. テロスと神
5. 創造と悪
6. 創造と必然性
7. 自愛と他愛
8. 初期クリスト教とギリシア哲学
9. 「輪廻転生」と「復活」
補論『テイマイオス (28B 7 ) 解釈史ノート。
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第一回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作! 太平洋戦争下、ニューギニア戦線の死闘のなかに探り取られた「人間」とは?
【目次】
第一部 序幕
1 座礁
2 遺書
3 原始林にて―ウエワク―
4 桃源境
5 危機のかげに
6 ゴム林にて―マダン―
7 出撃
8 光と闇
9 狂乱
10 会戦―フィンシハーフェン―
第二部 転進
1 ガリの転進―第一次山越え―
2 続転進―第二次山越え―
3 原隊復帰
4 彷徨
第三部 人と人
1 戦場の倫理
2 自然児とともに
3 人を愛するということ
4 暗い山小屋
5 ある兵の死
6 ピァビエの韜晦
7 Y軍医という人
8 M伍長の死
9 わが墓穴
10 アユスの周辺
11 T曹長の死―土民の反撃―
12 生死の岐路
13 極限におけるエゴ
14 裸の「人間」
第四部 戦野
1 幾山河
2 孤愁
3 爆撃
4 時空の間際
5 死の影
6 飢餓
7 奈落
8 逃亡
9 危し「人間」
10 指揮官
第五部 自然と人間
1 雨
2 蚊と蟻と
3 極楽鳥
4 舞踏
5 安息のなかに
6 信仰
7 「タロ」とサクサクと
8 大酋長
9 土俗寸描
10 ことば・言霊
11 たばこ・ウィスキー
12 いのちと豚と
13 子どもの世界・女の一生
14 信号
15 倫理
16 流れる雲と
第六部 終戦
1 玉砕宣言
2 流言
3 戦争と人間
4 処刑
5 髑髏隊
6 武装解除
7 配流―ムッシュ島―
8 奴隷
9 人間模様
10 自由
11 帰鳥
12 権威と秩序
13 二人の老人―浦賀港―
14 浦賀検疫所
15 召集解除
16 廃墟―広島―
あとがき
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高度成長期を迎える時期に、日本と欧米の教育の違いを検証し、あるべき日本の教育を考える。戦後日本の教育史の貴重な資料でもある。
【目次】
はしがき
一 歐米の教育と日本の教育
二 資本主義と社會主義
三 空の旅
四 日本と西洋
五 バンコックより歸りて
六 日教組は革命團體なのか
七 ポール・ブールジェの思想と文學
八 テオドール・リップス著「倫理學の根本問題」
九 チャールス・エイ・ビーァド著「ルーズベルト大統領と一九四一年の開戰」
十 日本の青年と教師に寄せる
十一 アメリカのある少年キャンプ
十二 教會と食堂
あとがき
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美とはなにか? 芸術とは何か? 哲学的・美学的な視点から、「美」を捉え直す力作。
【目次】
序論 美の構造的特質の解明
美学への警戒 美学以前 美の探求と問い【略】
第一篇 美の探求における意識の問題
第一章 美的判断と意識の問題
カント哲学における第三批判の位置 美の探求における美的判断の性格【略】
第二章 美的意識と意識の問題
カントにおける美的判断と美的芸術との関係への省察 コーエンのカント美学の基礎づけの問題点【略】
第三章 美的事象の根拠としての意識領域
美的事象の根拠づけの要求 主客連関の事態より意識領域へ 意識領域における生起 美的事象への意識領域の機能【後略】
第四章 美的観照と意識の問題
第一節 美的観照における作用と態度
観照的態度 自然観照の記録 美的観照の心理としての感情移入説 リップスの説の特性【略】
第二節 美的観照の成立根拠
自然観照と芸術観照 美的観照の心理的事項 美的観照の成立についての問い フォルケルトの美的意識の説明【略】
第二篇 美の探求における現象の問題
第一章 美の生起と現象
第一節 美の生起とその条件
美は既成のものであるか 通俗の見解及び在来の美学への反【略】
第二節 美的事象の現象関係
美の生起と美の所与方式 デューイにおける美及び芸術と現実との関係 美的事態より美の生起への局面の展開 ヘーゲルにおける人間存在の現実の処理【略】
第二章 美的現象の設定
第一節 現象・存在・意識
生起の局面における存在賦与 シェリングにおける差別的現実への無差別の展相の作用 無差別化による美的現象の出現 ベッカーの関心の切断と喚起の同時性【略】
第二節 現象様態と現象構造
美的現象の時間性 ベッカーの芸術的企投の達成としての永遠の今 現象性の形成におけるクツニツキーのホリツォント 存在の反映と美的世界としての現象【略】
第三篇 美の探求における意味の問題
第一章 美的価値体験の反省
オーデブレヒトの意識領域における美的体験の成立の説 対象体験としての美的体験 領域的意識のノエマ的客体の形成 美的価値の非享受性と領域的土台づけ 美的領域についてのカント及びコーエンの見解【略】
第二章 意識の問題と現象の問題
美の探求における二つの根源的な問い 意識の問題と人間存在との関係【略】
第三章 意味の問題の特性
人間存在への意味の問い ハイデッガーの現存在の存在論的考察【略】
第四章 美的事象の意味構造
人間存在の心情性としての不安 それよりの脱出 サルトルの人間存在に基づく意識の説【略】
あとがき
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K・フィードラーや、A・リーグル、D・フライなどのウィーン学派の美術史家の芸術思想などをベースに、近代芸術学および現代におけるその意義を探究した美学の泰斗による著作。
「近代芸術学は人間とは何であるかという問に芸術の研究を通じて迫って行こうとする形で成立し、且つかかる問に答えることをその課題としている」というのが、著者の出発点である。
具体的な絵画や芸術、そして芸術が人間に呼び起こす感興に則って芸術に本質に迫ろうとした。その学問を通して、人間性の本質を探究した。
京都大学の美学の根底に流れる著者の研究の仕方の原点となる重要な著作が本書である。
【目次】
序論 芸術の学の問題
第一章 近代芸術学の成立
第二章 芸術と言語
第三章 現代芸術学の一傾向
第四章 芸術の意味
第五章 芸術と技術
第六章 美と芸術
第七章 芸術の現実
第八章 芸術の機能
第九章 芸術的表現と普遍性
第十章 比較芸術学
結
あとがき
人名索引
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キルケゴール、ニーチェ、ハイデガー、ヤスパース、サルトル・・・。京都学派の大哲学者が、20世紀の代表的な実存主義哲学の系譜を、哲学者ごとに辿り、丁寧な解説を加える。実存主義哲学への格好の手引き書。
【目次】
序文
緒言
第一章 不安と罪 キェルケゴオル
第二章 魂の反復 キェルケゴオル
第三章 超獣から超人へ ニーチェ
第四章 ニヒリストの日記 ニーチェ
第五章 生ける精神と自由の深淵 ハイデッガー
第六章 ヤスペルスの包括者 ヤスペルス
第七章 サルトルの実存主義 サルトル
結語
《目次》
序文
緒言
第一章 不安と罪 キェルケゴオル
第二章 魂の反復 キェルケゴオル
第三章 超獣から超人へ ニーチェ
第四章 ニヒリストの日記 ニーチェ
第五章 生ける精神と自由の深淵 ハイデッガー
第六章 ヤスペルスの包括者 ヤスペルス
第七章 サルトルの実存主義 サルトル
結語
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【博士論文要旨より】
本論文は、近代のプロテスタント神学における 「歴史」の自覚過程を追跡し、プロテスタンティズムの神学的思惟の近代性およびそれの性格と意味と限界とを明らかにしようとした大著であって、それによって、いわゆる自由主義神学と弁証法神学に対する適正な評価を行なおうとするとともに、現代神学の諸問題に対するみずか らの位置と態度とをたしかな らしめようとするものである。
本論文は、10章か ら成る。
第1章 「キリスト教の本質への問い」は、近代人における歴史意識の深化と 「本質」追求との葛藤と絡まり合いに因由する近代のキリスト教神学史の展開を省察しつつ、本論文全体にかかわる問題提起を行なっている。 その際、以下の章に述べ られる近代のキ リスト教神学における歴史性の 自覚の深まりを分析検討することが、キリスト教の本質の弁証を目ざすものであることが記 されている。
第2章から第5章にいたる諸論考は、シュライエルマッハー、F.C.バ ウル、 A.リッチュル、トレルチ等のいわゆる近代の自由主義神学について、特にそれらの人々の歴史観についての叙述であるが、単にそれぞれの学者たちの個別的な見解を詳述するというだけではなく、それらの相連関するところと相違する点とを明らかにし、さらに到る処で、著者自身の批評的見解をも併せ述べている。
第6章から第9章にいたる諸論考は、K.バルト『ローマ書』 (DerRomerbrief、1919) に出発するいわゆる弁証法神学とその特質、展開、分裂等について述べ られ、特にバルト及びブルトマンについて著者の詳密な研究 と批判的見解や疑問点が記されている。例えば、バルト的な救済史の神学は、神学者の閉ざされた自己内循環に陥 っているのではないかとか、ブルトマンの実存論的解釈学は、現代社会の人間問題に対して、具体的にどのように答えるのであろうか、等の疑問が提示 されている。 また、これらの章において、きわめて広範多岐にわたる現代神学の代表的思想家、例えば、ゴーガルテン、 E.ブルンナー、チィリッヒ、モルトマン、パ ンネンベルク等について、すぐれた解説が行なわれている点も注 目される。
結語をなす第10章は、著者の近代神学史におけるもろもろの歴史観についての総括的批判 と今後あるべき 「歴史」の神学について著者の若干の志向と展望とを述べている。そこで、著者は、19世紀神学 と弁証法神学との関係を単に非連続的とみなす見解をしりぞけ、究極的には、両者の相互的な否定的媒介が要求されると考えている。 そういった点を踏まえて、キリスト教の 近代的歴史性に関する諸問題は、 新たな「歴史」神学 として展開さるべきであり、そのために、本論文は、著者にとって、不可欠の準備作業をなすものであるとされる。
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20世紀の最重要経済学者の1人であるシュンペーター(1883~1950)は、起業家精神によるイノヴェーションを、経済発展の原動力と見なした。これがシュンペーター経済学の中心にある。
イノヴェーションは、新しい財貨、新しい生産方法、新しい販売先、原料あるいは半製品の新しい供給源、新しい組織などによって引き起こされる。そしてインヴェーションが、景気循環を生むと主張した。
イノヴェーション理論以外にも、一般均衡理論、資本主義・社会主義、信用創造などの分野についても、研究をした。
シュンペーターの経済学を総合的に知るための必読書です。
【目次】
まえがき
序章 シュンペーター二元論の特有性について シュンペーターのcircular flowとフリッシュ=サミュエルソン流のstationary state
第I部 基礎工事としての経済循環の理論
第1章 シュンペーター利子論への若干の反省 ロビンズ,サミュエルソン,ハーバラー等の諸見解の吟味を通じて
第2章 シュンペーターの均衡の近傍の概念について
第II部 経済発展の理論の本質
第1章 シュンペーター経済発展理論の特徴
第2章 ポースト・ケインジアンの循環的成長理論 ハロッド,ヒックスの循環的成長論を中心に
第3章 シュンペーターの循環理論とヒックス型循環理論(I) 両理論の比較検討
第4章 シュンペーターの循環理論とヒックス型循環理論(II) 両理論の統合への試み
第III部 資本主義の長期的動向観
第1章 リカードの分配理論と資本主義動向観
第2章 マルクスの資本主義の長期的動向観
第3章 ケインズおよびケインジアンの資本主義の長期的動向観
第4章 シュンペーターの資本主義の長期的動向観
終章 シュンペーターの経済学と現代
索引
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イタリア文学史上最大の詩人ダンテ(1265ー1321)は、ラテン文学、哲学、法律学、修辞学、倫理学、天文学を学ぶ万能人でもあった。
【目次】
まえがき
第1章 知的形成とその背景
I ダンテ時代のフィレンツェの教育
II 当時の教材
III フィレンツェにおける高等教育
IV ダンテとその教師たち
V ダンテの読書範囲
第2章 「詩論」としての『新生』考 二十五章の解釈をめぐって
第3章 ダンテとグィットーネ
第4章 『新生』の散文について
第5章 『饗宴』と『俗語詩論』
I 『饗宴』と『俗語詩論』成立の経緯
II 『俗語詩論』と『饗宴』の意図
III 『俗語詩論』と『饗宴』における情動的表現
第6章 “De vulgari eloquentia”の一考察 「自己注解」としての解釈の試み
I 言語の変化
II 「地方性」の超克
III シチリアおよびアプーリアの詩人たち
IV トスカーナの詩人たち
V 「方言学」の実体
第7章 「表現美」の理論と応用
A 「表現美」とその理論
I 『俗語詩論』にみられる「表現」の理論
II 「表現」の背景にあるダンテの言語観
III 「ことば」の宣揚
IV 俗語の擁護
B 「表現美」の理論の応用
I ことばの限界
II 「題材」と「形式」の適合
III 祈願の様式
IV 「喜劇」の文体
第8章 リアリズムの手法
I フォレーゼとの「口論詩」について
II 「石の詩」(rime petrose)について
第9章 『神曲』における「シチリア派」
I 「シチリア派」の歴史的背景
II ダンテと「シチリア派」
III 『神曲』と「シチリア派」
第10章 カングランデへの書簡
I ダンテの『書簡』について
II 『カングランデへの書簡』
付 カングランデ・スカーラへの書簡(邦訳)
第11章 ダンテ評価の歴史 ボッカッチョの場合
付論1 『俗語詩論』の原典について
付論2 ダンテと思弁文法学 典拠の問題の一例
あとがき
文献目録
年譜
家系図
フィレンツェ城壁再現図
ダンテ時代の方言図
ダンテ著作索引
人名・著作索引
イタリア語目次
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圓増治之「ニーチェ 解放されたプロメテウス ―ニーチェ哲学に於ける 解放力としての『音楽』」より
――思い起せば、ニーチェはその処女作 『悲劇の誕生』ですでに、後のニーチェ自身の言うとろによれば「差し当っては学者の頭巾で身を隠し、ドイツ人の重苦しさと弁証法的無味乾燥 さで身を隠し、 ワーグナー主義者のまずい流儀でもってまでも身を隠して」ではあるが、暗々裡に生そのものの心臓の通暁者として、 「力への意志」の通暁者として、語っているのであった。
すなわち、 『悲劇の誕生』第 1版刊行から16年後の第3版で新たに付加された序文 『自己批判の試み』の第4節の冒頭でこう言っている。すなわち、 「そうだ、ではディオニュソス的とは何であるか?-この本のなかにその答えが記されている-ここで語っているのは一人の『通暁者』である、すなわち、その神の秘密祭祀参入者にして使徒である」 と。
「それほど独自な見解と冒険に対してやはり独自な言葉で語ることをすべての点で 自分に許すだけの勇気」を当時ニーチェは未だ持っていなかったとはいえ、それ故末だ暖味にであるとはいえ、『悲劇の誕生』は秘かにすでに生の最も内奥の心臓から、すなわち 「力の意志」の次元から、我々に語りかけているのであった――。
【目次】
まえがき
第一部 ニーチェの立場へ
第一章 「真理への意志」 近世哲学に於けるその内的変動
第二章 ニーチェ・コントゥラ・パスカル
第一節 パスカルの「理性の論理」と「心情の論理」
第二節 パスカルの「心情」とニーチェの「心胸」
第三節 パスカルからニーチェに至る哲学に於ける「畏敬の心胸」
第四節 ニーチェに於ける「畏敬の心胸」の破棄
第五節 「心胸のメタモルフォロギー」への序論
第二部 ニーチェの場合
第一章 ニーチェに於ける「イロニー」
第二章 ニーチェに於ける「勇気」
第一節 「永劫回帰」の思想と「勇気」
第二節 ニーチェ・コントゥラ・ヘーゲル
第三章 ニーチェに於ける「メランコリー」
第四章 ニーチェに於ける「最後の神」 ニーチェ・コントゥラ・ハイデッガー
第五章 ニーチェ哲学に於ける解放力としての「音楽」
第三部 ニーチェの立場から
第一章 生の「メタモルフォロギー」的形式としての遠近法 テクノロジーの時代の超克のために
第二章 「力への意志」の一形態としてのテクノロジー
第一節 「テクノロジカルな自然支配」と「テクノロジーの自然本性」
第二節 「自然の人間化」と「人間の自然化」
注
後記
索引(人名著作名・事項)
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フィロン(前20頃ー後40頃)は、ユダヤ人哲学者で、ギリシア哲学と旧約聖書の解釈を融合し、キリスト教思想の源流を作った。そのフィロンの哲学を読み解く本書は、テクストそのものに基礎をおく根本的研究である。
フィロンの二重ロゴス論についても、独自の成果を上げている。
「『人間のロゴス』の二重性が「ロゴス・ エンディアテトス(理性)」と『ロゴス・ プロフォリコス(言葉)』の象徴的相関関係を意味したように、『宇宙のロゴス』の二重性は神の世界創造の範型としての『神のロゴス(英知的世界)』とその模写として表出された『感覚的世界』の象徴的相関関係として成立するのである」そして「象徴的相関性 』こそれはむしろ『 宇宙のロゴス』に本性的に内属する根本原理である」。
いまなお、フィロン研究の重要著作である。
【目次】
第一部 フィロンのロゴス論
序論 課題と方法 付 資料について
第一章 フィロン哲学の中心問題としてのロゴス論
第二章 フィロンにおける「ロゴス」の用語法
第三章 フィロンにおける「ロゴス」の意義 「ロゴスの二重性(象徴的相関性)」
第四章 神と「ロゴス」 「範型」としての「神のロゴス」
第五章 世界と「ロゴス」 「世界法則」としての「神のロゴス」
第六章 人間と「ロゴス」 「人倫の原理」としての「神のロゴス」
省略記号 I 原典、II 参考文献
第二部 フィロンと初期キリスト教思想
I フィロンとキリスト教 とくにパウロとの対比を中心として
II 宗教と文化に関する一考察 アレクサンドリアのクレメンスの神観を中心として
III アレクサンドリアのクレメンスの倫理思想 とくに「覚知者」(完全なキリスト者)の理想像について
IV トマス・アクィナスの「Synteresis」論
付 「エウダイモニア」 アリストテレス倫理学の性格
あとがき
索引
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唯一なる神ヤハウェの民となる意味と精神、申命記の思想的枠組から発したヘブライズムの法思想を読み解くための基本図書。
モーセ的伝統から古代イスラエル社会における法と宗教の関係を読み解き、その後の展開を跡づける。
【目次】
〔正篇〕 序説
第一部 法源としての旧約聖書をめぐって
第一章 聖書理解の二面性
第一節 聖書の批判的理解
第二節 聖書の信仰的理解
第三節 二つの理解の相関性をめぐって
第二章 ユダヤ教の律法正典観
第一節 ユダヤ教の基本教理
第二節 ユダヤ教に於ける律法観
第三節 ユダヤ教に於ける「律法」の内容
第三章 モーセ五書の批判的理解
第一節 モーセ五書に対する批判研究史の概観
第二節 近東的世界観に基づくモーセ五書理解
第三節 モーセ五書を構成する主たる史料の概要
むすび
第二部 ヘブライ法に於ける法神授の思想をめぐって
序論
第一章 トーラーの語義をめぐって
第一節 旧約に於けるトーラーの意義
第二節 ユダヤ教に於けるトーラーの理解
第三節 類似術語をめぐって
第四節 トーラーの性格
むすび
第二章 立法者モーセと出エジプトとをめぐって
序説
第一節 出エジプトをめぐって
第二節 「出エジプト」に見るモーセ像
第三節 時間の観念をめぐって
第四節 補説 トーラーとホフマーとの関連をめぐって
むすび
第三章 契約の観念をめぐって
序説
第一節 用語をめぐって
第二節 対人間の契約をめぐって
第三節 神と人との間の契約
第四節 契約の本質をめぐって
おわりに
〔附篇〕 法思想史学とは何か 松尾助教授の見解に寄せて
著者略歴
著者主要論著
著者遺影(巻頭)
あとがき
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「ペトラルカと云えば人は直ちにヒューマニストでありルネサンス人であるとする。しかし、ブルクハルト以後十九世紀後半より二十世紀三十年代前半までかけて展開されたルネサンス概念論争によってルネサンス概念は非常に深められた。したがってペトラルカ研究にもかかる論争の結果が影響をもたずにはおかなかった。何となればペトラルカに関する歴史的研究の中心問題は彼に於いて如何にルネサンスの本質が現れているかという点にあるとすれば、かかる概念論争の問題は又ペトラルカ研究の問題でもあるわけである。しかるに一九三〇年代まで諸雑誌を賑わしていた概念論争もその後つまり新たな展開を示していないのでわれわれは一応この論争の結果を整理して今後のルネサンス研究への立場を定める時期に到達したのではないかという感を抱かせる。小論の目的はかかる論争の結果を考慮しつつペトラルカとルネサンスとの関係についての二三の問題について考究し、ペトラルカ研究への緒をあたえんとする点にある」(「序」より)
【目次】
論説
ペトラルカとルネサンスの問題
一 序
二 ペトラルカとルネサンス・ロマン主義
三 ルネサンスの概念 特にその二重性
四 ペトラルカに於ける再生(Rennovatio)の理念
中世イタリア・コムーネ研究の動向 オットカール及びプレスナーの所説について
一 序言
二 オットカールの所説
三 プレスナーの所説 Castello の性質
四 プレスナーの所説 十三世紀に於ける地方住民の都市移住の性質
五 結言
ブルクハルトの世界観
一 序言
二 浪漫的ドイツ的生
三 イタリアの発見 悲観主義の問題
四 倫理的生 理想と現実の分裂
五 異教的生 神の問題
六 ブルクハルト
ブルクハルトに於けるルネサンス概念
一 序
二 ブルクハルトに至るルネサンス概念 フランス的文化概念とドイツ的様式概念
三 ブルクハルトのルネサンス概念
一 その二重性
二 スタンダールとの関係
三 ミシュレとの関係
四 様式概念と文化概念の関係
四 結論
イタリア文化理解のために
人文主義
雑纂
シチリアについての感想
戦後のルネサンス研究 ファーガソンの著書を中心にして
あとがき 井上智勇
編輯後記 会田雄次 衣笠茂
塩見高年氏略歴・主要業績表
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「仏教思想を単に過去に過ぎ去った昔の思想として対象的にとらえ、その文献的な考証とか歴史的な変遷とかを研究するものではなく、そのような客観的資料基盤を踏まえつつ、仏教思想の中から現在の我々自身の究極の拠り所(道)ともなり得る活きた宗教的真実を見出そうとするものである。およそ宗教とか道徳とか或いは哲学とかいうような、人間存在の根本にかかわる問題に関しては、その純客観的学術的な研究が今後ますます発達することはもちろん結構なことだが、しかし同時に主体的求道的な研究も学問として公然と本格的に推進されることが、今日のような思想的混迷の時代においては是非必要であると思う。・・・
そして仏教思想の求道的研究を通して、この「求道学」という立場を打ち出すことが本書発刊の素志のひとつでもある。・・・
著者が、はなはだ荒削りながら、ともかくも仏教思想の中から見出した最も根本的な宗教的真実は、般若の開顕ないし善の見性における実践的契機としての「透脱」の原理にほかならぬ。」
(「序」より)
【目次】
序
凡例
緒論 現代における宗教
一 宗教の領域
二 現代における人間の主体性喪失と宗教
第一部 般若空観の展開
三 仏教における「空」思想の検討(般若経・竜樹を中心として)
四 無我と主体性
五 中論における一疑問
六 般若経における否定辞の二様の意味
七 般若経における「如幻」の意味について
八 般若経における「方便」の意味について
九 空観と大悲
十 仏教を虚無思想とする批判の一考察(とくに儒教からの批判を中心として)
第二部 禅の実践と華厳の世界観
十一 在家仏教論(現代における大悲の実践)
十二 禅体験の一考察
十三 身体論と坐禅
十四 現代世界と仏教(華厳を中心として)
結語 求道学の理念
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プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。
第一巻は、2~3世紀の最大のキリスト教学者オリゲネスとギリシア教父、アレクサンドリア学派についての研究を収録する。オリゲネスはキリスト教の教義学を確立し、西欧思想史の源流の一つとなっている。
【目次】
はしがき
序論
一 課題と方法
二 オリゲネス略伝
第一章 祈祷の問題
第二章 殉教者の道
第三章 文化の問題
一 学問の理念と方法
二 福音と哲学
第四章 神と摂理
一 神論
二 人間論
第五章 完全への進程
一 単信者と完全者
二 二つの福音
三 覚智の意義
結論 キリスト者としてのオリゲネス
補論 アレクサンドリア追放の事由について
一 オリゲネスとデメトリオスとの関係についての一考察
二 閹人の受按資格について
三 異端の問題
四 結論
資料
一 民数紀略第二七講(梗概)イスラエルの子等の宿営について
二 グレゴリオス・サウマツルゴスの謝辞
附録
一 年表
二 著書
三 オリゲネスの年代について
四 文献
五 略語解
解題 水垣渉
索引
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哲学者にしてヨーガの実践者でもあった著者が、インド古代思想の流れをわかりやすく説く。ヴェーダ思想、ブルシャ思想、ウパニシャッド思想、中期ウパニシャッド思想、ヨーガ思想、一神教的信仰と思想の流れを追跡し、解説する。
宗教的な思想と哲学的思考が融合したインドの古代にあって、その正統的なながれを一冊で紹介する入門書でもある。
【目次】
第一章 ヴェーダ思想展開の図式
第二章 ヴェーダに於ける密儀思想
第一節 ヴェーダ思想展開の内面過程
第二節 リグ・ヴェーダに於ける密儀的宗教思想
第三節 アタハルヴァ・ヴェーダに於ける咒法密儀的精神
第三章 プルシャ思想の展開
第一節 プルシャの語義について
第二節 リグ・ヴェーダに現われたプルシャ思想
第三節 後期ヴェーダ本集及び梵書に現われたプルシャ思想
第四節 ウパニシャッドに於けるプルシャ思想の諸相
(一) クシャトリヤのプルシャ思想
(二) プルシャと他の諸原理との関係
第四章 ウパニシャッド哲学の根本構造
第一節 ウパニシャッド哲学思想の起原
第二節 ウパニシャッド哲学と王族階級
第三節 ウダーラカの実在論哲学
第四節 ヤージナヴァルキアの観念論哲学
第五章 中期ウパニシャッドとバハガヴァッド・ギーターに於けるヨーガ思想
第一節 カタハ・ウパニシャッドに於けるヨーガ思想
第二節 カタハ以後の中期ウパニシャッドとギーターとに於けるヨーガ思想
第六章 古代インドの一神教的信仰
索引
英文概説
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エドガア・アラン・ポー(1809ー1849)は、アメリカの詩人・小説家で、文筆活動で生計を立てた初期の著名な人物のひとりでもあります。
ゴシック風の恐怖小説「アッシャー家の崩壊」「黒猫」やはよく知られています。また、詩では「大鴉」がよく知られ、アメリカよりもむしろヨーロッパでの評判が高く、ボードレールの翻訳によって、紹介されました。後の象徴派に大きな影響を与えました。「モルグ街の殺人」は世界初の推理小説と目され、登場人物のオーギュスト・デュパンはその後の探偵の原型となりました。また、暗号小説の草分け「黄金虫」などの短編作品を多く発表しました。また、出版社を渡り歩き、編集者としても活動をした異才でした。しかし、人間関係でトラブルを引き起こすことが多かったとされています。
芥川竜之介(1892ー1927)とこの作家を比較することで、文学とはなにか? 日米の相違点、時代背景による文学のあり方などを読み解いていきます。
【目次】
序説
一 近代文学の創始者としてのポオ
二 アメリカ文学の疎外者としてのポオ観
三 ポオ観修正のこころみとその着眼点
四 世界の文学のなかに生きるポオ
第一部 二十世紀から見たエドガア・ポオの意義
第一章 ポオ評価の変遷
一 アメリカにおけるポオ評価の概観
二 ポオと同時代の人々の評価
三 十九世紀後半から二十世紀にかけてのポオの評価
第二章 ポオとその社会的環境
一 ポオの南部人気質について
二 社会批評家としてのポオ
三 文芸批評家としてのポオ
第三章 ポオとその文学的環境
一 ポオと「南方文学通信」
二 十九世紀前半の南部の文学趣味
三 南部におけるローマン作家の流行とポオ
四 当時の雑誌文芸とポオとの関係
第二部 芥川龍之介とエドガア・ポオ
第一章 芸術観と意識的制作
一 芸術家の肖像
二 芥川におよぼしたポオの影響
三 作家の資質 理知と情熱
四 芸術観 美の創造
五 意識的制作
六 芥川の回心
第二章 短篇小説の技法
一 短篇小説家としてのポオと芥川
二 虚構の文学 芸術と生活
三 制作の手法
1 芸術的効果
2 背景
3 事件又は題材
4 迫真性 リアリズムの手法
第三章 鬼趣と鬼気について
一 〈鬼趣〉と〈鬼気〉
二 神秘と怪異への関心
三 芥川の作品における怪異性
四 ポオの作品における〈魂の怪異〉
五 晩年の芥川の鬼気
結語 ふたたびポオについて
エドガア・ポオ年譜
註
あとがき
文献書目
索引
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ドストエフスキーはかつて、自分は現代の産物であり、したがって無信仰と懐疑の子だ、しかしそれゆえにまた信仰への渇望に苦しめられると告白した。
この書は転換期の激浪のなかで、この世的なるものに寄る辺を失いつつある魂に対しての最後の希望となる信仰を考えるために書かれた。
哲学者、神学者、文芸評論家が、「信仰」と「魂」について、さまざまな光をあてる。
【目次】
第一部 信仰への道
明治時代における信仰への遍歴
明治の青春としてのキリスト教
西洋文化の代表としてのキリスト教の受容
私の學生時代 齋藤勇氏
高山樗牛・徳富蘆花・綱島梁川
スピノザ「エテイカ」、トルストイ「懺悔」
植村正久
島崎藤村と有島武郎
日本文學とキリスト教
明治の文學者のキリスト教離脱への反省
芥川龍之介及び太宰治とキリスト教
椎名麟三の受洗
【略】
キリスト教的世界よりギリシャ的世界へ
聖書の世界への還帰
晩年の内村鑑三
信仰への巡禮 佐古純一郎氏
死の不安
「歎異抄」
一燈園
太宰治への傾倒
田邊元「歴史的現実」と応召
新約聖書
椎名麟三とドストイエフスキイの影響
小林秀雄のドストイエフスキイ研究
椎名麟三とキリスト教
第二部 信仰書の勧め
高倉徳太郎の著作
パスカルに関する書物
【略】
アンセルムスとエックハルト
ドストイエフスキイとキェルケゴール
バルト、カルヴィン、ルター、フォーアサイス
内村鑑三
【略】
説教集と辭典
戰後の諸作
イエス伝
イエス伝の歴史的変遷
第三部 聖書の読み方
聖書の読み方
一般的な読書と異る聖書の読み方/聖書を読むときの態度/青年のもつ宗教性/聖書による人生觀の変化/ヒューマニズムの高揚と破壊/聖書の読み方の常道/青年の読み方と老人の読み方【略】
興味を覚えた聖書の箇所 齋藤氏
聖書の飜訳について
私の聖書への接し方 佐古氏、小塩氏
詩人と教授/キェルケゴールの父の聖書の教え方
私の聖書への接し方 関根氏
どこから聖書を読むべきか/ルカ伝とロマ書/福音書の特色/使徒行伝の意義/使徒の書翰の意義/ペテロ書翰とパウロ書翰/默示録【略】
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「本書は『哲学とは何か』という柔らかい書名になっているが、必ずしもやさしい入門の書というわけではない。本書は前篇と後篇の二部からできている。前篇の方は著者の考える哲学を概説したもので、入門書の意味をもつものであるが、後篇は専門学究の徒を念頭において書いたもので、西洋哲学史と仏教史の相当の知識を前提に執筆されている。・・・
著者は自分の哲学の概念を正統のものと確信しているのであるが、哲学を科学と同次元のものとする傾向の強い一部の考え方からは、直ちに理解されないだろう。プラトン哲学、カント哲学という風に、哲学に固有名詞が付せられるには必然的な意味があり、哲学の真理の複数多元性は哲学という学問に固有のものであると考える。この哲学的真理の多元性という事態を如何に処理すべきかは、著者が哲学に参入して以来の課題となり、この課題はいつも念頭より去ることがなかった。」(「序」より)
【目次】
前篇 哲学概説
第一章 哲学とは何か
第二章 哲学的精神
第三章 哲学の存在理由
第四章 世界観と哲学
第五章 実在と認識
第六章 科学と哲学 その一 自然科学の問題
第七章 科学と哲学 その二 社会科学の問題
第八章 技術哲学
第九章 文化哲学
第十章 社会哲学
第十一章 政治哲学
第十二章 歴史哲学
第十三章 哲学と道徳
第十四章 哲学と宗教
第十五章 論理学の課題 その一 科学的論理と形而上学的論理
第十六章 論理学の課題 その二 弁証法的論理と場所的論理
第十七章 理想主義の哲学
第十八章 汎神論の哲学
第十九章 実存主義の哲学
後篇 理性・精神・実存 理想主義・汎神論・実存主義の内面的聯関
第一章 理性・精神・実存の概念と問題の提示
第二章 ドイツ唯心論とその崩壊後に於ける問題の展開
第三章 問題の顕示 理性より精神へ、精神より実存へ
第四章 ギリシア哲学と、その没落期に於ける問題の展開
第五章 印度・中国・日本の仏教に於ける問題の展開
第六章 問題の第一次的整理
第七章 新しき問題の提出と展開
第八章 問題の究極的整理
第九章 哲学的論理の問題
人名索引
事項索引
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「最大多数の最大幸福」の実現を是と考える功利主義によれば、人権の不可侵性は認められない。つまり、多数の幸福のために、少数の人間が犠牲になることを容認する。ロールズの「正義論」は、功利主義批判の書としてもある。
さて、著者が依拠するのは、「トミスム」である。トミスムとは、中世の大神学者トマス・アクィナスに立ち戻り、カトリック哲学による新しい価値観の立て直しをする考え方である。トミスム法哲学を継承しつつ、「組織された社会の規範」を法の根源とした。
法を制定・執行する国家とは、どのような存在であるのかを、法哲学的に解き明かした重要著作である。
【目次】
はしがき
序論
第一章 国家の予備的な諸要素
第一節 人口を構成するもろもろの人間
A 民族性
B 階級国家
第二節 領土
第二章 国家の構成的な諸要素
予備的考察
第一項 国家の目的=世俗的公共善
第一節 用語および方法の問題
第二節 公共善の主体=公衆
第三節 公共善の形式的対象=公衆がその善益として求めるもの
第四節 公共善の質料的対象あるいは素材
国家と経済
国家と人格の諸価値
もっぱら政治的な諸価値
第五節 世俗的なものと宗教的なもの
第二項 権威あるいは政治的権力
第一節 国家における権威の必要
第二節 政治的「権力」の活動対象
A 固有の意味でいう統治
B 行政
第三節 統治者の諸権利および諸特権の職分的性格
第三項 国家観念についての若干の学説の吟味
第四項 国家の起源の哲学的問題
第一節 国家=自然的社会
第二節 国家の法律的根拠についての論争
第三章 国家の諸性格
第一項 法人としての国家
第二項 主権的社会としての国家
第三項 法に服するものとしての国家
訳者あとがき
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「私の「型」と社会との関わりについての作業仮説(本書第一章参照)を実証する例がいままさしくここ〔猿之助の名優は「後世に残る作品をつくった人です」という発言〕にあるという実感を強くもったことをありありと思い出す。猿之助がもし自演を実現しようと思うならば、彼は世阿弥のようにみずから脚本を書き、みずから演出し、そしてみずから演技をしなければならないのではないかと思いながら、彼は自分の歴史的位置を、「型」を破る人でありつつ、同時に「型」を創造すべき人、として見据えている、立派なものだ、と思った。・・・後世に残る作品は今までの歌舞伎の型とはある程度異なるであろうが、歌舞伎である以上、それはやはり「型」の芸能であろう。だとすれば、その型はいったいどういう型なのだろうか、という疑問と好奇心が起こってきたことも事実である・・・
(玉三郎は)歌舞伎の国際的な存在意義について「気候風土、生活様式の違いからうまれた表現をまず珍しがり、面白がる。それは差の認識であり、その次に地球人としての共通の芸術的な精神をどう感じ取ってもらうのかが問題になる。そこを追究したい」と語っている。その独自性・固有性を明らかにすること、それをするとともに、その独自の形の中に潜んでいる普遍性、人類としての共通性を明らかにすること、それを玉三郎は違った仕方で表現しているのだ。彼は「伝統とその現代化」という問題に真正面からとりくんでいる芸術家であり、歌舞伎の俳優としてその伝統の具体的内容を「型」という点に求めているのだ。・・・
ところでここで私が二人の個性的な発言を引用したのは、人間にとって「型」という問題のもつ二重性を、二人の発言は期せずして示しているからだ。この二重性をどう考えるか、これは簡単に結論の出る問題ではないが、このことを念頭に置きながら、本書では「型」の問題を論じてゆきたいと思う」(「はじめに」より)
【目次】
まえがき
第一章 「型」とは何か
第二章 「型」の前史 古代・中世における「身」と「こころ」と「わざ」の思想
第三章 世阿弥の能楽理論における「型」の問題
(附論) 「序・破・急」の問題
第四章 剣法論に見られる「型」
第五章 「型」と稽古 「型」と日本人との交わりの「型」
結び 「型」における心
注
あとがき
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現代ほど対話が必要なときはない。しかし今日ほどこの言葉が弄ばれているときもない。真の対話への道をはっきりと示したのが本書である。ブーバーの死の直前に訳者と交わした世界平和についての書簡を含む。
「本書は、人間精神の歴史において、宗教と哲学とがどのような関係にあったかを調べ、あわせて近代哲学が神のような絶対者を非現実化してしまう上にどれほど大きな力となったかを、あきらかにしようとするものである」(「序説」より)
【目次】
序説 現代における対話の欠如について 神の蝕
第一章 対話の倫理 宗教と倫理の関係
第二章 思索と対話 宗教と哲学の関係
第三章 現代における神の沈黙 実存主義と深層心理学について サルトル、ハイデッガー、ユングを批判する
第四章 C・G・ユングとの対話
ブーバーの批判に答える ユング
ふたたびユングに与たう ブーバー
付録I キリスト教とユダヤ教の対話 マルティン・ブーバーについて パウル・ティリッヒ
II ユングの深層心理学における特殊用語解説
あとがき
索引
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法哲学者による「権利本質論」の重要著作を読む。人権、倫理において、人間存在に不可侵の権利があるということを法学的に問い直す著作。
「最大多数の最大幸福」の実現を是と考える功利主義によれば、人権の不可侵性は認められない。つまり、多数の幸福のために、少数の人間が犠牲になることを容認する。ロールズの「正義論」は、功利主義批判の書としてもある。
さて、著者が依拠するのは、「トミスム」である。トミスムとは、中世の大神学者トマス・アクィナスに立ち戻り、カトリック哲学による新しい価値観の立て直しをする考え方である。
本書で言うところの法は、哲学者やモラリストの「法」ではなく、法律家のいうところの法である。つまり、「実定法」である。
現代においては、「動物の権利」が、取り沙汰されることが増えてきた。
不可侵の権利とはなにか? 不可侵の権利と法の関係とは? 不可侵の権利の根源にはなにがあるのか?
あらためて、法の根源に迫る法哲学の高著である。
【目次】
序論
問題の位置
用語論=客観法と主観法
本書のプラン
第一章 権利の存在の問題
第一 否認論の叙述
第二 否認論への批判と権利の弁護
第二章 権利の定義
第一 通説的定義の叙述と批判
第二 新しい定義の提示、権利=依属-支配
第三章 権利の主体と「法人的人格性」
問題の位置
第一 自然人
第二 「法人的人格性」
第一節 社団(広義)の場合
第四章 権利の分類
分類の方法
第一 客体による分類
第二 個人間の権利と団体的権利
第三 自己中心的目的の権利と職分権
第五章 権利の利用
問題の位置
第一 職分権のコントロール
第二 自己中心的権利のコントロール(権利濫用論)
訳者あとがき
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哲学の1ジャンルでもある比較芸術学の古典。芸術作品は「”人間性”という絶対的な価値尺度に従ってはかられるとき、その絶対的な価値を獲得」し、”限界状況”の体験と関係するとする。芸術の究極は、「歴史的創造行為をあるいは絶対的な中心に関係づけんと試みることなどによって、あるいは形而上学的な性格を持つに至る」ということになる。
身体表現/空間表現、身体感情/空間感情、直立モチーフ/運動モチーフ、目標モチーフ/進路モチーフ、静止/運動などの範疇に分けけて、考察する。
「芸術とは何か」を考えるための必読書でもある。
【目次】
一 問題設定
比較芸術学の課題/空間及び時間の諸範疇/人体表現の根本モチーフ・直立モチーフと運動モチーフ/構築的形成の根本モチーフ・目標モチーフと進路モチーフほか
二 直立モチーフ
エジプト
西アジア
ギリシア
西欧
東欧
印度
東亜
三 運動モチーフ
エジプト
西アジア
ギリシア
西欧
東欧
印度
東亜
四 目標モチーフ
エジプト
西アジア
ギリシア
西欧
東欧
印度
東亜
五 進路モチーフ
エジプト
西アジア
ギリシア
西欧
東欧
印度
東亜
六 結び
空間及び時間の観念は意志的態度に基づく/世界肯定と世界逃避の両極性/より包括的なる文化諸連関/超地域的超民族的超時代的な根本形式/根源象徴/C・ハソルド及びF・S・C・ノースロップへの態度
補遺 時間(E・パノフスキー、図像の研究) 時間の比喩的表現
訳註・主要著作目録
訳者あとがき
索引
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ベルギーの法学者である著者は、自然法論者であった。「組織された社会の規範」を法概念の根底に据え、法律的自然法の存在を否定したが、倫理的自然法の存在は肯定した。
第二次大戦後に「自然法論」の再生に尽力した著者は、法の根源を問い、法はどうあるべきかの法哲学を展開した。
自然法をめぐる考えを知るための必読書。
【目次】
はしがき
序論
第一部 法規範の形式的定義
序説
第一章 法規範を他から分かつ諸特徴
第一節 法=政治的社会の規範
第二節 政治権力=法規範の至高の淵源
第三節 法と公的強制
第四節 この定義への異論
第二章 法規範の性格
第一節 法=定言的掟を課す規範
第二節 法=一般的規範
第三節 体系的規範としての法=法律制度
第三章 法により規律される素材
第一節 内心の活動の除外 対神的義務および対自己的義務
第二節 社会的諸関係と法関係観念
第三節 社会的諸関係の種々の種類に応ずる法の諸部門
第四節 素材の本性に応じた法規範支配の度合
第二部 法の方法
第一章 法は「所与」か「所造」か、「学」の対象か「技術」の対象か?
第一節 問題のありかと今日の所説
第二節 「所与」説(デュギー、ジェニーなど)の吟味
第三節 法は「思慮」であり、したがって「所造」である
第二章 法形成の諸指導原理
序論
第一 法的規定の目的=世俗的公共善
第一節 世俗的公共善の観念と性格
第二節 世俗的公共善=法の積極的内容の規矩
第三節 世俗的公共善=法の消極的内容の規矩
第二 諸手段=法の技術的道具だて
序説
第一節 定義あるいは法概念論
第二節 規範に服する諸事実の立証適合性
第三節 法素材の集中
結論 法の方法についての結論およびその系論
第一節 法における技術の対象の二重性
第二節 法の相対的確実性と可変性
第三部 自然法、正義および法規範
序論
第一章 自然法の観念
第一節 伝統的概念
第二節 法律的自然法ありや?
第二章 正義の観念
第一節 現時の概念規定、ことにアリストテレスおよび聖トマスの概念規定
第二節 正義の種類
第三節 自然的正義と実定的正義
第三章 法形成における自然法および正義の「所与」
第一節 道徳と世俗的公共善
第二節 正義=法規範の通常の素材
第三節 法規範と自然法および正義の「所与」とのあいだに矛盾がある場合
訳者あとがき
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本書は、秦と漢の思想を論じる。取り扱う期間は、武帝から王葬が台頭するまでの、前漢中末期であり、その時代の政治的・社会的思想の変遷を詳細に論じる。
春秋時代の秩序が崩壊し、乱世へと突入した戦国期にあって、諸子百家はみな、新たな国家秩序を模索する。戦国の中から秦が、その後の中国の国家体制の礎となる、「皇帝による支配」「中央主権的官僚制」「郡県制」などを始めた。始皇帝の大きな功績を元に、国家運営がなされた。
その後、昭帝の時代には、桓寛『塩鉄論』が世に出た。買い占めと投機による経済の混乱を統計的な実学として、収拾をはかろうとするものであった。
宣帝の時代には、苛烈な役人による支配と「天」や「瑞祥」による神秘主義的な支配をした。
その後「新儒教」の模索が進行すると、老荘思想が衰弱していくことになる。
古代中国の思想展開を知るための格好の書です。
【目次】
序 秦漢思想史への視覚
第一章 統一への序章
1 戦国末の思想界について(1) 『荀子』と『韓非子』
2 戦国末の思想界について(2) 『管子』と『呂氏春秋』
第二章 統一の思想
1 雲夢秦簡ノート(1)
2 雲夢秦簡ノート(2)
3 秦の始皇帝について
4 李斯について
5 漢初の思想界について
6 儒教国教化について
第三章 『塩鉄論』の世界
1 散不足篇について
2 散不足篇の「中者」について
第四章 前漢中期末期の思想
1 宣帝期の儒教
2 楊〓死
3 哀帝期のこと
4 劉向論
5 揚雄について(1)
6 揚雄について(2)
第五章 道家の思想
1 管子四篇について
2 道家思想について
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「トマス主義の憲法学」「トマス主義の法哲学」の先行著書での諸テーマを改めて吟味し直し、存在論的基礎の現代的有効性を検証すると共に、中南米世界の憲法学や国法学の周到な検討・評価を展開した水波朗の遺稿集。
法哲学研究における「自然法」「国家」「倫理」「実定法」を実例とその根源を解明する。
【目次】
第一篇 法哲学・社会倫理学
第一章 マリタンの文化哲学
第二章 オントロギーとメスナー倫理学
第三章 自然法における存在と当為 ヨハネス・メスナーの倫理学体系に即して
第四章 現代社会とキリスト教社会論 ヨハネス・メスナー理解のために
第五章 共同善の存在論的基礎づけ ヨハネス・メスナーによる
第六章 ペレルマンの哲学 新しい自然法論?
第七章 H・L・A・ハートと自然法
第二篇 憲法学・国法学
第八章 宗教的自然法・教会・国家
第九章 人間の尊厳と基本的人権
第十章 日本国憲法解釈論と二十世紀の哲学 新カント派観念論の奇異な残存
第三節 日本国憲法解釈論
第十一章 イグナシオ・ブルゴアの憲法理論
第十二章 所有権の存在論とエヒード制度 メキシコ合衆国憲法第二十七条をめぐって
水波朗 略歴と業績目録
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江戸期の「実学」を徹底的に読み解いていく。実学は、単に観念的な学問ではなく、経験に裏打ちされ、社会に貢献するものである。
【目次】
序論
(附)近世日本における宗教と経済倫理 マックス・ウェーバーと日本
第一章 実学概念の検討
一 実学とは何か
二 中国・朝鮮・日本の実学の概略的対照
(1) 中国の実学の特色
(2) 朝鮮の実学
(3) 日本における実学思想の展開とその特色
三 実学と理の問題 「形而上的・道徳的」(先験的)理と「経験的」理
四 虚と実との関係
第二章 藤原惺窩と林羅山
一 近世儒学成立以前の儒教と仏教との関係
二 藤原惺窩の思想
三 惺窩と羅山の交渉
四 林羅山の思想
五 結び
第三章 沢庵とその思想 実学的思惟と仏教・儒教の交渉の問題をめぐって
一 はじめに
二 沢庵の生涯
三 沢庵における仏教と儒教との交渉
(1) 「泉南寓居記」における儒教と仏教
(2) 「理気差別論」
(3) その他の作品に示された儒教と仏教との交渉
四 沢庵の仏教思想 『安心法門』を中心として
五 沢庵の思想の現実的問題における展開
第四章 中江藤樹の実学観とその心学 中期、とくに後期を中心として
一 藤樹の実学観と初期藤樹の基本志向
二 『翁問答』における「正真のがくもん」と「にせの学問」
三 藤樹の晩年における儒・仏・道の関係とその心学
四 藤樹晩年の儒教思想
五 結び
第五章 熊沢蕃山の実学観と経世済民の思想
一 蕃山にどうアプローチするか
二 蕃山における実学概念
三 蕃山の「心法」
(1) 蕃山における心法と太虚
(2) 蕃山における天と人
(3) 蕃山の「心法」とその経世論との関係
四 心法と経世論との架橋
(1) 大道における心法と政治との統合
(2) 政治についての基本的考え方
(3) 「時・処・位」論、「人情・事(時)変」論、「本才」論
(4) 蕃山と徂徠
五 経世論の具体的検討
六 結び
終章 「心学」的実学
附論 日本における実学研究の現状
一 戦前の実学研究
二 丸山真男氏の「福沢諭吉に於ける『実学』の転回」
三 和辻哲郎氏の「現代日本と町人根性」
四 戦後の実学研究と将来の課題
あとがき
索引
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ドイツ哲学とくに実存哲学者であった著者が、日々の出来事について、さまざまに思い巡らせた随想をまとめたものである。
【目次】
あたりまえのこと
忘れる
自由について
批評について
ソクラテスの反語
永遠の女性
実存と死
言葉の魔力
神の不在
西洋的ものの考え方
あたりまえのことは忘れられる
現代への一提言
私の歩んだ道
坂のある町
三途の川
教育のむずかしさ
お粗末な「美談」
郷里のこと
麦笛
郷愁食
郷里の正月
友あり遠方より……
教師
私の仕事部屋
いつもおそすぎる人生
新しい旅をもとめて
出会い
野球談義
早稲田祭によせて
考えない人達
就職ブームの明暗
人間の限界
汚れた人生
方丈記
拈華微笑
自然を守れ
仕方がない
貝になりたい
仏教と庶民の間
出会い
見るということ
見るということ
「ひとり」と「ひと」
自殺について
逸民
神話は生きている
健忘症
せっかちな文明
哲学は主張する
もて扱いかねる「自由」
告発の相手
この孤独感
心なき人生
歴史の深さ
随想
良き人と良き社会
人づくり
学問知識の氾濫
自分の言葉
学問について
思いつくまま
あとがきにかえて(岡田幸一)
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カトリック教会の司教、神学者・哲学者アウグスティヌス(354-430年)の思想は、後のカンタベリー大司教アンセルムス(1033-1109年)にどのような影響を与えたのだろうか? アンセルムスはアウグスティヌスから何を継承し、自らの思想として発展させたのか。知識をもって悟る、「知解」をめぐる神学思想史。
【目次】
まえがき
一 知解を求める信仰 序説として
二 アウグスティヌスの創造思想 無からの創造と言葉による創造
三 アウグスティヌスの三位一体論 『三位一体論』五―七巻
四 解釈学的トポスとしての〈神の像〉 『三位一体論』八―一五巻
五 神の遍在と永遠について 『モノロギオン』二〇―二四章
六 アンセルムスの三位一体論 『モノロギオン』三八章以下
七 『プロスロギオン』における神存在の論証について アンセルムス・カント・バルト
八 神のほまれ 『クール・デウス・ホモ』における贖罪論の根拠と目標
九 アンセルムスにおける‘Entplatonisierung’について
十 神と哲学 哲学史における神の問題
十一 ヘブライ・ギリシア・キリスト教思想
索引・文献表
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4~5世紀の哲学者・神学者であり、ラテン教父の一人アウグスティヌスの『告白』と『独白』を主要な典拠として、アウグスティヌスの探求構造に関する新しい分析と解釈の可能性を示そうとするものである。
【目次】
まえがき
序章 人称存在論的な自己認識論・他者認識論の試み
第一章 『告白』冒頭の構造と「呼びかけ」
第二章 「私が言い表せるようにあわれみたまえ」Miserere ut loquar 『告白』冒頭の構造に照らして
第三章 アウグスティヌスにおける場所的表現の意味
第四章 泣くことはなぜ甘美であるのか
第五章 『告白』の記憶論における場所的空間的探求の意味
第六章 『告白』における時間論の構造
第七章 『独白』冒頭の構造と「呼びかけ」
第八章 『独白』における他者認識と自己認識と神の認識との相関性
第九章 私はあなたへと信じる 『ヨハネ福音書講解』二九・六における信論の展開
第一〇章 呼ぶ・呼びかける・呼び求める
第一一章 アウグスティヌスにおける叫びの構造
あとがき
索引
英文要旨
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中世最大のスコラ哲学者であり神学者であるオッカム(1285~1348)の代表的著作『大論理学』を詳細に検討し、その根源へと迫る。「ある事を説明するために、必要不可欠以上の仮定をするべきでない」とする指針は、「オッカムの剃刀」として知られている。
【目次】
第1章 オッカムの概念論 フィクトゥム説からインテレクチオ説への変換
序 オッカムの概念論の基本的なテーゼ
1 第一問題 後期のオッカムはフィクトゥムを全面的に否定したのか
2 第二問題 なぜオッカムはフィクトゥム説からインテレクチオ説へと考えを変換したのか
3 第三問題 インテレクチオ説は,何か哲学的に新しい視点を与えてくれるのか
4 第四問題 インテレクチオ理論のみで,我々の認識全体を充分に説明できるか
5 第五問題 インテレクチオ説を反駁する有力な議論に対する私の反論
第2章 スコトゥスの個体化の理論に対するオッカムの批判
序 スコトゥスの個体化の理論
1 オッカムの批判(I)形相的区別に対するオッカムの批判
2 オッカムの批判(II)スコトゥスの個体化の理論の内部の矛盾
3 オッカムの批判(III)スコトゥスの理論は哲学の基本的ルールに反する
4 「スコトゥスの存在論」対「オッカムの存在論」
5 コペルニクス的転回 多くの個物に内在する共通本性の否定
第3章 代示の理論の歴史的発展過程におけるオッカムの位置
1 はじめに
2 オッカム以前の代示の理論
3 オッカムの改革
4 オッカムの改革の理由
補遺 倉持氏の質問に答えて
第4章 オッカムの個体代示についての解釈
序 オッカムの個体代示の理論に対する相反する解釈
1 プリーストとリード達の解釈と,コルコランとスウィニアルスキー達の解釈のどちらが適切であるか
2 プリーストとリードの自己弁護は正当であるか(I)
3 プリーストとリードの自己弁護は正当であるか(II)
補遺 特称否定命題の述語が,周延的不特定代示を持つことに伴う難点の解決に関する清水氏の提案
関連テキスト:翻訳と註解
第1章
第11章
第12章
第16章
第17章
第63章
第64章
第66章
第70章
第71章
第73章
第74章
訳者註解
あとがき
参考文献
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実存主義哲学者キェルケゴールの思想にとって、キリスト教信仰はいかなる意味を持っていたのかを宗教哲学者でキェルケゴールを専門とする著者が、解き明かす。
【目次】
第一部
I キェルケゴール小論
II キェルケゴールにおける実存と現実
III キェルケゴールにおける「同時性」の問題
IV 神と実存 コウルリッジとキェルケゴールのことなど
V キェルケゴールに関するノート
1 「選択」について
2 「教会観」について
3 「苦難の神秘主義」について
4 「ニヒリズム」について
5 信仰と実践
6 キェルケゴールとブルトマン
第二部
I いわゆる「史的イエス」の問題とキェルケゴール
II 宗教と道徳の間
III 孤独と信仰
IV ニヒリズムとその克服
V 随想ノート
1 キリストにある生活
2 病気と信仰
3 ブルトマンの「創造神の信仰」に関連して
4 「ふさわしく」の倫理
5 キリスト教的内面性について
6 自覚の自己超越性
7 驚きと信仰
8 西田・田辺哲学とキリスト教
9 「非神話化」の問題に因んで
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バブーフ(1760~1797)は、フランスの革命家・思想家である。彼は、私有財産制廃止を主張し、共産主義的独裁政権の樹立を目ざしてクーデタを企てるが、逮捕・処刑された。後のマルクス、ブランキらはバブーフの影響下にある。バブーフが登場した時代背景と彼の思想とフラン史革命の関係を詳細に探究する。
【目次】
目次
序論 バブーフ研究の意義と方法
一 フランス革命と陰謀
1 テーヌの革命観
2 オーラールの革命史 環境説の誕生
3 陰謀説か環境説か
二 フランス革命と社会主義
1 フランス社会主義の二つの流れ
2 フランス革命と社会主義
第一篇 バブーフの人間形成とフランス革命
一 バブーフの出自と初期の思想
1 家系・職業・環境
2 バブーフの初期の思想
二 初期の革命行動(一七八八―一七九四)
1 革命の勃発とバブーフ(一七八八・七―八九・一〇)
2 ピカルディにおける革命行動(八九・一〇―九二・八・一〇)
3 パリでの試煉(九二・八・一〇―九四・九)
三 テルミドール国民公会下におけるバブーフ
1 バブーフとテルミドール九日
2 バブーフとテルミドール反動
3 アラスの牢獄
第二篇 総裁政府時代の社会 バブーフの陰謀の前提
一 総裁政府時代の権力構造
1 憲法の制定とその基本的性格
2 中央における権力構造 立法・行政・司法各部の性格
3 地方における権力構造
二 総裁政府時代の国家財政
1 インフレーション下の社会の諸相
2 総裁政府の財政政策とアシニアの死滅
3 土地手形と国有財産の掠奪
第三篇 バブーフの陰謀事件
一 陰謀の発酵
1 総裁政府の政策と共和主義者の動向
2 バブーフの思想と左派共和主義者の団結
二 陰謀の組織と目的
1 陰謀の中核と細胞組織
2 革命のプロパガンダ 宣伝方法と組織
3 人民軍の創設
4 陰謀の目的と蜂起への歩み
三 陰謀の挫折とその反省
1 陰謀の挫折
2 革命裁判
3 挫折に対する反省
第四篇 バブーフの思想
一 バブーフの共産主義
1 歴史家達(マティエ、ルフェーブル、ゲラン)の見解
2 バブーフとロベスピエール
3 バブーフと共産主義について
二 バブーフと階級闘争
1 バブーフの階級国家観
2 バブーフの歴史的階級闘争観とその限界
結語
あとがき
参考文献
索引
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「人間はかんがえる葦である」で知られる17世紀の哲学者・数学者・論理学者など万能の天才はジャンセニストでもあった。偉大なる哲学者のキリスト教的意識の実態を探究する。
【目次】
著者のまえがき
第一章 メモリアル パスカルの生涯における宗教的危機
第二章 人間とその現実界における位置
第三章 自然と人工
第四章 かくれた神と心情
第五章 賭けの論証 一つの歴史的関連
第六章 パスカルの論争
訳者のあとがき
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知識の根本原理を解明しようとする形而上学である「知識学」を提唱したフィヒテの思想の全貌を詳細に解明しようとするものである。
【目次】
序章
第一章 フィヒテの言語哲学
第二章 根源的実在性と知
第三章 現象としての主体性とその射程
第四章 フィヒテの神と闇
附論 自己存在の探究と知の地平
第一節 己事究明としての「知識学」
第二節 キリスト教と仏教とにおける自己の根底
第三節 超越者と解釈
註
あとがき
引用および参考文献
索引(人名・事項)
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詩人リルケがその美しい風光を愛し、幾多の名作を産んだスイスの高原地帯・ヴァレーを、詩人の墓地、詩人が晩年をおくったミュゾットの館、そしてアルプスの主峰モン・ブランへと辿った旅の記録。
「しかし今、夏の午後の明るい光の中で、私の眼はこの岩山に荒寥としたスペインの風景とは全く違ったもの、人間を拒むというよりはむしろ人間を包むような、人間を遙かに高く超えてはいるが深く人間的であるような、いわば精神の秩序に精妙に調和する天界の風景を観照する。この明るさ、優しさ、親しみ深さ。」(「ミュゾットの館」の章より)
【目次】
ブリッグにて
リルケの墓
ミュゾットの館
モン・ブラン
あとがき
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「主体性」の確立を、主として宗教(キリスト教)的見地から詳細に究明する。宗教改革以後のキリスト教史・キリスト教思想史の展開を詳細に検討し、多くの神学者・哲学者の思想を批判的に検証する。特に、力を傾注したのが、キルケゴールとカール・バルトの思想である。彼ら二人思想の展開の必然性を明らかにする。
【目次】
序章 主題について
一 主体と主体性 二 キルケゴールからバルトへ 副題について 三 超越の事実性
第一部 問題状況
第一章 主観主義と客観主義
一 原理としてのincarnatio 二 ex opere operantisとex opere operato など
第二章 近代主観主義の問題
一 近代主観主義の展開 二 理想主義における主観主義原理の形成 三 自由主義神学における二焦点楕円の図式 四 「新しい思考」の待望
第二部 主体と主体性 S・キルケゴールについて
第一章 キルケゴール解釈の問題
一 問題の所在 二 H・ディームの問題提起 三 歴史的研究の限界 四 実存弁証法的解釈の方法 五 主体的解釈の立場
第二章 実存の三段階の構造
一 実存的人間学の視点 二 段階構造の二重性 三 段階の相互関係 四 実存弁証法的構造
第三章 主体性における内在と超越 『哲学的断片へのあとがき』の構成と主題について
一 『あとがき』の問題 二 『あとがき』の構成 三 『あとがき』の成立過程 など
第四章 神の前における主体
一 関係としての自己 二 キリスト像の問題 三 実存弁証法の問題性
第三部 超越の事実性 K・バルトについて
第一章 バルト解釈の問題
一 問題の所在 二 転向論と発展論 三 抽象性と具体性
第二章 神の言と実存
一 課題 二 神学におけるキルケゴール・ルネッサンス 三 バルトとキルケゴールの出会い など
第三章 神学における近代主義の克服
一 若きバルトと社会主義 二 ニヒリズムとの出会い 三 提起された課題
第四章 神学方法論の確立 アンセルムスの神の存在の証明をめぐって
一 新しい神概念の形成二 神の存在の証明 三 信仰と知解の弁証法 など
第五章 聖書解釈の方法 R・ブルトマンの問題
一 ケーリュグマ理解の問題 二 実存論的解釈の問題性 三 ブルトマンの神学史的位置づけ 四 聖書理解の姿勢について
第四部 展望 結論にかえて
一 実存の主体性から啓示の事実性へ 二 今日の神学的状況 三 与えられた課題
参考文献
あとがき
索引
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アメリカの自由主義神学者ニーバー(1892~1971)は、「正義を取り扱うことのできる人間の能力が民主主義を可能にする。しかし、不正義に陥りがちな人間の傾向が民主主義を必要とする」と主張した。ユートピア主義を批判し、リアリズムに基づき政治や社会問題にも積極的に発言を繰り返した。その影響力は大きく、キング牧師や歴代の大統領も重要性を認めている。
ニーバーの生涯と思想を紹介する格好の入門書。
【目次】
一 ニーバーの人と思想
道徳的人間と不道徳的社会 問題の提起
右への革命と左への革命 ニーバーという人
二 近代人間観の課題
二つの人間観の相克 ルネサンスとリフォメーション
二つの世界とキリスト教 デモクラシーとマルキシズムの人間観
三 近代歴史観の問題
革命に対する「イエス」と「ノー」
時の徴の見分け
四 キリスト教と今日の世界
光の子と闇の子
絶対平和主義と現実主義
アメリカ史のアイロニー
五 ニーバーに影響を与えた人々
ニーバー夫人
パウル・ティリッヒの歴史観
著作文献
あとがき
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戦後日本にアメリカのプラグマティズムを紹介した哲学者・評論家による、「哲学」概論。
【目次】
目次
第一部 哲學の中で
哲學の反省
哲學批評について
哲學の言語
第二部 哲學の外に
日常の論理
日本思想の特色と天皇制
佐々木邦の小説にあらわれた哲學思想
あとがき
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京都学派の哲学者高山岩男が、自身の哲学の二つの根本原理とした場所的論理と呼応の原理についてものした画期的な著作である。1976年創文社により刊行された本書は、1951年に刊行された弘文堂版を改訂したものになる。 師の田邊元は、本書を一部認め、一部不十分と批評した。
構成
【目次】
前篇 場所的論理と呼応の原理
第一章 序説 種々の論理(一―二)
第二章 論理の根本原理(三―七)
第三章 呼応の原理と場所的論理(八―一〇)
第四章 呼応的論理の段階(一一―一六)
第一節 技術と科学(一一―一二)
第二節 社会と歴史(一三―一六)
第五章 宗教と呼応的論理(一七―二〇)
後篇 所の倫理
第一章 所の倫理の概念について
第二章 所の倫理と秩序の理念
第三章 欲望と自然的均衡秩序
第四章 理性的人格と法的秩序
第五章 場と所と個と
第六章 文化の所と創造性
第七章 無我の道義性と創造的世界観
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四つの論文から構成される。
本書の第一章「実存論的神学の展開方向」ではキリスト論を中心に論じる。第二章「神の死と実存論的神学」は、聖霊論を媒介にして神観を記述することで、著者の立場が明らかにされる。
第三章「神学と倫理」は実存論的神学を基礎する宿命倫理の構築を試みる。その際、援用されるのが、アメリカの自由主義神学者ニーバー(1892~1971)の思想である。第四章「ラインホルド・ニーバーの政治思想」では、ニーバーの思想を肯定的に叙述する。
キリスト教的な新しい倫理を模索する著作である。
【目次】
第一章 実存論的神学の展開方向
一 実存論的神学と弁証法的神学
二 実存と体験
実存論的神学と存在論、及びエーベリングの言葉の出来事 啓示と実存 実存論的神学と実存主義 その両者の話合いの可能性
三 史的イエスと信仰のキリストの問題についてのバルトの理解
四 マイケルソンの歴史としての神学
五 実存論的神学と神秘
イエスの服従 愛
第二章 神の死と実存論的神学
一 ニーチェ
二 ヴァン・ビューレン
ウィトゲンシュタインの言語ゲーム
三 ヴァン・ビューレン批判
四 ティーリケのニヒリズム批判
信仰とニヒリズム 不条理 コックスの非聖の都会の容姿と次元的思考 西谷啓治 ヴァハニアン 倫理についての二つの推論
五 聖霊論
第三章 神学と倫理
一 ブルトマンの新約の倫理
二 シュヴァイツァーの生への畏敬と倫理
三 バルトの倫理
四 ポール・レーマンの倫理
レーマンとジョン・ベネット 良心 ジョセフ・フレッチャーの倫理 フレッチャーのR・ニーバー批判
五 歴史と自然
第四章 ラインホルド・ニーバーの政治思想
一 ニーバーの政治思想について
二 ニーバーのエーリッヒ・フロム批判
三 ニーバーの共産主義批判
四 ニーバーの社会集団論
五 アジア・アフリカ諸国とデモクラシー
ハミルトンのニーバー批判
六 宗教的社会主義の問題
七 平和主義の問題
あとがき
事項・人名索引
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長年にわたる著者の救済史研究をまとめたもの。牧師としての神学的実存をかけた、誤りに満ちた日本の神学への挑戦の書である。実存と歴史、実存と社会、主観と客観、科学と実践のギャップを超える「救済史の神学」を探究する。
【目次】
序
序論
第一部 主題と方法
第一章 神学的思惟の基礎概念
一 神学的思惟の問題点 二 その対象の秩序 三 釈義的思惟 四 批判的思惟 五 実践的思惟
第二章 救済史 その解釈と論争
一 神学における歴史の問題 二 神話と歴史 三 救済史 教会史と世界史 四 救済史をめぐる論争
第三章 救済史と世界史
一 両歴史の関連 二 救済史の現代史的地平 三 救済史のキリスト論的構造 四 救済史の例証
第二部 過程と展望
第四章 恩寵の選びと救済史
一 日本神学の未済の課題 二 救済史の始源 イエス・キリストの選び 三 教団の選びと異邦人問題
第五章 救済史の展望
一 現代神学における歴史と救済史 二 教義学の主題 救済史の線と方向 三 救済史の展望
第六章 摂理と歴史
一 歴史の意味 二 《歴史の目的》の登場 三 キリスト教歴史観の構造(1) 四 キリスト教歴史観の構造(2) 五 摂理信仰と世界観 六 摂理論と歴史観
第七章 イスラエルの民と諸民族
一 契約の民と自然の民 二 現代神学における民族論論争 三 救済史と民族史 四 聖書における民と諸民族
第八章 救済史の時
一 解釈学的方法論 二 時間論のアポリア 三 時間論の構造 四 救いの時
第九章 キリストとアダム 神学的人間学
一 神学における人間観の問題 二 キリストとアダム 三 救済史と人類史 四 人間構造論
第十章 救済史の成就
一 時の充満 二 イエスの実存と歴史 三 十字架の下に立つ人間 四 復活節の時と歴史
第十一章 救済史の認識
一 歴史と神学 現代神学の一争点 二 歴史認識の基本形式 三 パウロの回心
第十二章 未来学としての終末論
一 世界の未来 世俗的および聖書的終末論 二 世界の未来の天的背景(黙示録四章) 三 世界の未来の秘密を解く鍵
第三部 応用と展開
第十三章 現代における教会と世界
一 現代世界とキリスト教会 二 世界のなかの教会 三 救済史と’世界図式’ 四 世界のための教会
第十四章 世界宣教論
一 世界宣教の歴史的前提 二 世界宣教の神学的前提 三 世界宣教神学の提唱 四 《世界宣教神学》の諸課題
第十五章 人間形成論
一 人間形成の課題 二 福音と人間形成
第十六章 カルヴィン神学の現代的意義
索引
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京都学派の哲学者による、教育における「倫理」のあり方をめぐる考察。戦前と戦後の教育をめぐる変化への興味深い解析がある。また、軍隊の考え方、道徳教育、保守と革新の違いなどを徹底的に論ずる。
【目次】
序
教育の前提となる人間観
教育勅語と教育基本法
道徳教育の本質とその前提
社会科と社会科的思考法
現代の政治・社会に関する思想 社会科的思考法育成のため
緒言
第一章 民主主義とその問題点
第二章 自由主義とその問題点
第三章 社会主義・共産主義とその問題点
第四章 中立主義とその問題点
民主政治と立憲的独裁
保守と革新 保守主義の哲学
歴史教育について
社会科教科書雑感
協同社会の理念
教育の政治的中立性
日教組の「教師の倫理綱領」批判
教師の新倫理綱領を提唱する
旧日本軍隊の軍人精神と精神教育
序論 軍人精神の固有性と歴史性
第一章 精神教育の方針
第二章 将校の精神教育の問題
第三章 軍事と政治 軍人精神の破綻
軍人倫理
序説
第一章 職業倫理
第二章 国民倫理
第三章 軍人倫理
附録
一 教育に関する勅語 二 教育基本法 三 教師の倫理綱領
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「第二芸術論」で知られる思想家は、戦後の京都学派の中心人物として、さまざまな文化活動に関係した。また、フランス文学・フランス文化への造詣が深く、独自の思想でも知られる。その著者が、文化をどう捉えていたのかを示す好著である。
【目次】
ナショナリズムと文化
今日における歌舞伎
文化遺産のうけつぎ
伝承問答
伝統と民族性
地方文化私見
日本インテリの弱さ
素朴ヒューマニズム
西洋文学研究者の自戒的反省
人間性の試金石
文学者と酒
日本映画の成長
漢文必修などと
みんなの日本語
子の名づけの問題
南方熊楠の学問
桑原隲蔵小伝
あとがき
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現代思想の出発点となる哲学・思想が登場したのが、19世紀後半である。新カント派、ドイツ観念論、マルクス主義、科学的唯物論、実存主義、プラグマティズム、功利主義、精神分析など、現代につながる哲学的な流れを解説する。
【目次】
序
第一章 現代哲学の源流としての十九世紀後半の哲学
第二章 近世精神史の動向と十九世紀前半の哲学
第三章 十九世紀後半の哲学の出発点としてのヘーゲル批判
シェリングのヘーゲル批判
トレンデレンブルクのヘーゲル批判
キェルケゴールのヘーゲル批判
ショペンハウァのヘーゲル批判
ブルクハルトのヘーゲル批判
ニィチェのヘーゲル批判
フォイエルバハのヘーゲル批判
マルクス・エンゲルスのヘーゲル批判
第四章 ヘーゲル批判を基盤として展開される新しい哲学思想
シェリングの積極哲学
キェルケゴールの実存哲学
ショペンハウァの意志哲学
ブルクハルトの歴史哲学
ニィチェの生の哲学
フォイエルバハの人間学
マルクス・エンゲルスの社会哲学
シュティルナァの自我哲学
ハルトマンの無意識の哲学
ワークナァの楽劇の哲学
マインレンダァの死の哲学
第五章 十九世紀後半の哲学の批判とその二十世紀の哲学との関係
十九世紀・二十世紀哲学思想史年譜表
註
人名索引
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ウェーバーの「価値自由」ほど議論が繰り返され、誤解されてきた概念は少ない。本書はこの概念をめぐる古典的な論文の邦訳であり、この概念をめぐる初期論文の邦訳である。社会科学と個人の価値判断の間に横たわるたえざる緊張を鋭く分析し、社会科学を学ぶ者の基本的な態度について限りない示唆を与えてくれる。
【目次】
社会学および経済学の「価値自由」の意味
一 大学の教壇における価値判断
二 科学の価値判断からの「自由」の問題
訳者あとがき
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美学者、美術史家の著者による、「芸術」の本質をめぐる論考。芸術を成り立たせている論理は何かを大胆に剔出する。
【目次】
第一章 序説―視覚における三角形
第二章 美術家、美術作品の成立
第三章 美術における自然の位置
第四章 文芸の超実践性
一 文芸の思想
二 文芸の超実践性
第五章 宗教美術
一 宗教美術
二 園城寺、黄不動尊の美における位置
三 宗教美術の歴史的研究
第六章 藝術の高さ、大きさ、深さ
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ラブレー研究で知られるフランス文学研究者・評論家であった著者による、随想集である。
【目次】
本郷三丁目
若い地質學者の變身
春日抄
「さぼてん」と僕
昔噺
羊の寓話
『櫻の園』を觀て
僕の芝居見物
『天井棧敷の人々』を觀て
『處女オリヴィヤ』を觀て
貝殻追放について
宿命とは因果律だといふことなど
「たまらん」こと
恐怖のドン底から
もつと先にしてほしいこと
感想一つ二つ
文化會長になつた僕
『インテリは生きてゐられない』を讀んで
所見
フランス人の言語教育
放言二つ三つ
フランス文學の流行は不十分である
アンドレ・ジードの死
感想的解説(『風俗小説論』を讀んで)
感想的解説(『晩歌』を讀んで)
フランス・ルネサンス文學について
後記
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京都学派四天王の一人である著者が、京都学派の創始者である西田幾多郎の生涯とその思想を、謦咳に触れた経験をもとに論じきったもの。
【目次】
序
序章 『善の研究』の生まれるまで
第一節 先生の回顧
第二節 先生の日記
第一章 純粋経験の立場
第一節 若き日の体験
第二節 善の研究
I 純粋経験の性格
II 実在の真景
III 純粋経験と善
第二章 自覚の立場
第一節 純粋経験から自覚へ
I 学の哲学と生の哲学
II 純粋経験の二義性
III 『思索と体験』
第二節 自覚の体系
I 自覚の構造
II 純粋思惟の体系から経験体系へ
III 物質・生命・精神
第三章 場所の立場
第一節 自覚から場所へ
I 先生の講義
II 直観主義と論理主義の結合
第二節 三つの場所
I 場所の論理
II 三つの場所
III 叡智的世界
第四章 弁証法的世界の立場
第一節 その頃の先生
第二節 『無の自覚的限定』の有つ二つの意味
I 場所から世界への過渡的意味
II 我と汝
第三節 哲学体系の試み
I 弁証法的世界の図式
II 一即多、多即一
III 外即内、内即外
第五章 矛盾的自己同一の立場
第一節 晩年の先生
第二節 行為的直観の構造
I 身体・道具・言語
II 種の問題
第三節 大患・表現的体系の深化
第四節 絶対矛盾的自己同一の体系
I 物質的世界
II 生命的世界
III 歴史的世界
第五節 先生と宗教
I 先生の宗教観
II 先生の死
再刊にあたって(久山康)
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古来より、詩と哲学の関連については、多くの議論がなされてきた。この議論は、つきつめれば「芸術」と「真理」との関係に通じるのである。京都学派四天王の一人である著者による、詩と哲学の関係を探究したもの。
【目次】
ハイデッガーとヘルダーリン
ドストエーフスキイの「大審問官」と現代
ゲーテとカント
デカルトと実存
実存主義の真理性とその限界
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第6回長崎純心レクチャーズとして2002年に行った3日間の講演を再現。イエズス会神父であり卓越した哲学者であるリーゼンフーバー教授が、神学者、神秘思想家らとの対話を通じて導かれた「超越に貫かれた人間」の真実を語る。
人間は不可避的に問う存在である。自分自身の存在、根拠、意義を問うとともに世界の真理、意義、幸福をも探究する。人間の問いそのもののうちには、無制約的なもの、すなわち超越への開きが含まれているのである。知ることはなぜ可能か。人間はいったい何を経験するのか。この追究をとおして宗教性が人間の本質に深く根づいていることを確認し、人間と超越との関係を、超越に関わられ貫かれる人間という受動的観点から解明、さらに宗教的行為の基本構造へと考察を進め人間の存在と使命を浮き彫りにする。西洋中世哲学研究者として知られる著者が、長年の研究と思索の間に親しんだ哲学者、神学者、神秘思想家との対話にもとづき、磨かれた言語で宗教哲学の根本的考え方を明解にとく講演。
【目次】
「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子
序言 稲垣良典
第一日 人間存在に見られる無制約性 未規定性と尊厳の間に
一 全体の問題提起
1 問題としての超越理解 2 人間からの出発
二 人間の予備概念
1 欠如性・未規定性と理性 2 個人の尊厳における無制約的なもの
三 超越への問いの精神論的可能根拠
1 自己意識と存在認識 2 像としての人間
四 精神における超越への本質的な関わり
1 問い 2 知識の要としての真理
第二日 超越経験の根本理解と諸形態 日常を意義づける無制約的なもの
一 精神的経験
1 経験の哲学的概念 2 感覚的経験と精神の経験 3 説明と理解 4 純粋な完全性の経験
二 聖書的信仰の地平のなかに見られる超越経験
1 神経験と神認識 2 感覚と存在把握 3 感覚を通して描かれる神経験 4 超越との関わりを示すいくつかのトポス
三 日常における潜在的超越経験
1 意義の発見 2 現実の承認 3 芸術的創造性における賛美 4 導きに対する信頼 5 責任における対面 6 当為の定言制 7 時間の贈り物と可能性における呼びかけ
四 意義の経験と神との出会い
第三日 宗教的行為の成立 自己実現としての脱自
一 宗教的行為の構造
1 人格的行為 2 無力と、超越による根拠づけ 3 受容と自発性 4 離脱と脱自 5 無制限の肯定と自己譲渡 6 合一と対話性 7 日常性と究極性 8 個人性と共同性
二 根本的宗教的行為の諸形態
1 言葉としての現実と神現としての根源語 2 超越への傾聴 3 黙想 4 祈り 5 信仰
あとがき
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江戸時代を代表する儒学者・藤原惺窩(1561~1619)と朱子学者・林羅山(1583-1657)における、政治的思想を検討し、江戸期における政治思想の成立の実態を解き明かす。
【目次】
序章 中国及びわが国儒学の概略
第一章 惺窩の学風と学統
第一節 藤原惺窩の経歴
第二節 惺窩の『四書五経倭訓』と姜〓
(一)『四書五経倭訓』
(二)姜〓との関係
第三節 惺窩学の成立
第二章 惺窩の職能
第一節 惺窩の「友社」とその生活
第二節 御伽衆藤原惺窩
(一)御伽衆
(二)近世的職能
第三節 排仏帰儒
第四節 惺窩学の歴史的評価
第三章 羅山学の成立
第一節 林羅山の経歴と建仁寺の学問
第二節 『心学五倫書』をめぐる近世思想史上の諸問題
(一)『心学五倫書』の著作者問題
(二)羅山との関係
第三節 「心学」的思想形態の伝統
(一)『心学五倫書』の歴史的背景
(二)羅山と心学
第四節 羅山の理当心地神道
(一)清原宣賢の『日本紀神代抄』
(二)羅山の理当心地神道
第四章 羅山学とその学統
第一節 羅山の教訓仮名抄
(一)江戸時代初頭の教訓仮名抄
(二)羅山抄
第二節 四書仮名抄と羅山学
(一)清原宣賢の『孟子抄』
(二)羅山抄の思想
第三節 羅山の政治思想
第四節 羅山学の学統と清家学の伝統
索引
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