『時代小説、KADOKAWA 文芸 春のベストフェア(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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「風の市兵衛」の著者入魂! 異形の<傾き者>と刀鍛冶・国包が対峙する!
ドラマ化で話題沸騰「風の市兵衛」の辻堂魁、新境地!
続々重版の「刃鉄の人」シリーズ。
書評家 菊池仁氏、絶賛!
「息を呑む面白さだ。非凡な才能が、本作で大輪の花を咲かせた」
時は元禄――
初代・市川団十郎が舞台上で刺殺されたその数日後。
刀鍛冶・一戸前国包(いっこまえくにかね)の仕事場に、傾き者のごとき、異形の男が現れた。
天を衝くほどの体躯の異相異風。だが目鼻だちは美しく整っていた。
全身の風貌は異様な妖しさを漂わせながら、むしろ、神々しささえ感じさせるほどだった。
団十郎に強い憧れを持つその男は、世間では”かげま団十郎”と陰で呼ばれる、旅一座の座長・熊太夫だった。
熊太夫の依頼はふたつ。
自身が持つ朱鞘の小さ刀と同じこしらえの大刀を打ってほしいということ、そしてその小さ刀が誰のものだったかを調べてほしい、とのこと。
その小さ刀にはなんと、「武蔵国包」と銘が打たれていたのだ。
だがその依頼は、哀しみに満ちた熊太夫の過去、さらに若き日の国包に繋がっていた。
息もつかせぬ展開、胸に迫る結末。
神陰流の達人・国包の剛剣唸る、「刃鉄の人」シリーズ! -
江戸にばらまかれた謎の読売と卑劣な罠……大黒屋を打壊しの危機が襲う!
見えぬ敵、卑劣な罠!
角次郎が家族一丸となり迎え撃つ。
姦計により奪われそうになった米の仕入れ先を、留め置くことに成功した角次郎。
安堵した矢先、凶作で上がり続ける米の値に、ついに近くの米問屋・湯浅屋で打壊し未遂と付け火騒動が起こった!
角次郎は行きがかり上、湯浅屋の米四百俵を預かることになる。
しかし時を同じくして、何者かが江戸の各所で大黒屋を“売り惜しみをする悪徳米問屋”と評する読売をばらまき始めた……。
見えざる敵に、角次郎は家族と共に立ち向かう!
人気シリーズ二ヶ月連続刊行、第二弾! -
長い物に、巻かれるな―― 巨悪に挑み続ける男の孤闘が、熱い!新章第二弾
遠州十万石の大名望月伊勢守が、隣接する旗本松尾主水の知行所との境界争いで評定所に裁定を求めた。とある誓文で松尾主水の背景に本柳越後守の存在を確信した市松はこの紛争の裏に重大な秘密が隠されていると睨み、秋葉大権現参りにかこつけ望月家の領内に忍び入る。騒動の元凶を探るうち、私利私欲にまみれた権力者の都合で徒に始末されていく者達の無念が次々と明らかになり……。巨悪に立ち向かう男の熱き孤闘を活写する! 続々重版の著者代表シリーズ最新刊!! -
『蜩ノ記』『川あかり』の葉室麟が描ききった、感涙必至の「忠臣蔵」!
諦めず、迷わず、信じた道を一筋に――
謎の刃傷事件を起こした浅野内匠頭。
彼が密かに残した”最期の言葉”とは。
言葉を聞いた勘解由の、秘めたる想いの行方は。
直木賞作家が描く、かつてない「忠臣蔵」!
元禄十四年(1701)十一月。
若くして扇野藩の馬廻り役・中川三郎兵衛の後家となった紗英【さえ】は、江戸からやってくる永井勘解由【ながいかげゆ】という人物の接待役兼監視役を命じられた。
勘解由は旗本であり、幕府の目付役だったが、将軍・徳川綱吉の怒りにふれて扇野藩にお預けの身になったという。
この年、江戸城内で、播州赤穂の大名・浅野内匠頭が、高家筆頭、吉良上野介を斬りつける刃傷事件が起きていた。浅野内匠頭は理由を問われぬまま即日切腹。だが勘解由は、老中に切腹の見合わせを進言し、また切腹の直前、襖越しにひそかに浅野内匠頭の""最後の言葉""を聞いたという。この行いが将軍、徳川綱吉の知るところとなり、機嫌を損じたのだった。
雪が舞い散る中、屋敷に到着した勘解由を迎え入れた紗英は、役目を全うしようとするが――。
身分を隠し、勘解由の元を訪れる赤穂浪士。
勘解由のやさしさに惹かれてゆく紗英。
扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。
これまでにない視点から「忠臣蔵」の世界を描き、新たな感動を呼び起こす歴史時代長編!
≪熱き信念が胸を打つ、扇野藩シリーズ≫
※本書は、2015年12月に小社より刊行された単行本を上下に分冊の上、文庫化したものです。 -
敵地の真ん中に、城を築け!
出世のために、信長の無理難題を乗り越えろ!
今川義元率いる軍勢が、三河から尾張へと侵攻せんとする頃。小者頭の藤吉郎は、清洲城で見かけた美しい娘に、身分も顧みず求婚していた。
浅野又右衛門の養女・於禰に、「儂は天下人になる男じゃ!」と吠えてみたものの、にべもなく振られる始末。
今川との戦いに際し、織田信長に同道するが、出世はなかなか見込めない。
だが、西美濃侵攻に際し、信長から木曽川の川筋衆の主・蜂須賀小六の調略を命じられる。
川筋衆を味方につければ、犬山城攻略は圧倒的有利に運ぶ。
千載一遇の機会を得た藤吉郎は、小六の許へ乗り込むが、信長を嫌う小六は一筋縄ではいかなかった──。 -
公儀にばれたら御家断絶! 待望の新シリーズ!
海賊剣術の遣い手が、旗本の病弱若殿の身代わりに!?
広島藩の村上家(村上海賊の末裔)でたくましく育てられた村上虎丸は、
江戸に牡蠣を献上に行った折、旗本・葉月家の用人、坂田五郎兵衛に目をつけられる。
なぜなら、葉月家の若殿・ 葉月定光と虎丸は、瓜二つだったのだ!
ある日、病弱だった葉月家の若殿が急逝してしまう。
跡継ぎもおらず、このままだと御家取り潰しの危険もある。
用人・坂田五郎兵衛は、以前見た若殿と瓜二つの若者を探し出しに、代わりに当主になってもらおうと広島藩主へ頼み込むのだった。
若殿の代わりに、葉月定光として生きることを引き受けた虎丸。
だが、色白で病弱だった若殿に似せるため、日焼けが取れて痩せるまでは外出禁止。
江戸の葉月家の屋敷の一室から出られない。
動きたくて仕方がない虎丸は、屋敷を抜け出し、身分を隠して市井の事件を得意の剣術を駆使して解決するようになり――。 -
進化した土器、奇抜な土偶。縄文の国宝6点を含むカラー図版100点掲載。
縄文人はどんな人たちだったのか? その謎を解く鍵は、彼らが使った道具にあった! 日本各地でつくられた土器・土偶。その造形は摩訶不思議で奇天烈だが、意表を突く原始的な力強さを持つ。火焔土器、ミミズクやハート形の土偶などから、自然と共存した生活や交流・精神世界までもが見えてくる。縄文の主要な作品をカラー写真と最新の科学的知見を盛り込んだ解説で紹介。縄文時代の国宝全6点を含む図版 100 点超えの入門書の決定版。 -
現代人と縄文人、意外と似ている? 「回帰と再生」の思想をよむ墓の考古学
土器に納められた生後間もない赤ちゃんの遺体。妊娠線が刻まれた臨月の女性土偶。抱きあって合葬された親子の墓。顔にイヌを乗せて埋葬された女性――。縄文の墓や遺物は、精一杯の生を送り、ときに病魔や死の恐怖と闘った何千年も昔の人びとの姿を雄弁に物語る。そしてその背後に広がる、自然や母胎への回帰、再生をめぐる死生観とは? スピリチュアルブームや散骨葬など、現代日本人の死のあり方をも照らし返す、墓の考古学。
*『生と死の考古学 縄文時代の死生観』を改題し文庫化したものです。
【目次】
まえがき──墓を研究するということ
プロローグ──発掘調査の現場から
第一章 縄文時代の墓とその分析
第二章 土中から現れた人生──ある女性の一生
第三章 病魔との戦い──縄文時代の医療
第四章 縄文時代の子供たち──死から生を考える
第五章 縄文の思想──原始の死生観
エピローグ
文庫版あとがき -
六人の女から戯作者・恋川春町の不器用な生き様を描く、全身全霊の勝負作!
女に愛され、ふざけながら、幕府に挑んだ男。
武士ながら戯作者として人気を博した後、謎の死を遂げた恋川春町。
六人の女を通して描く、その情けなくも愛おしい、不器用な生き様が胸に迫る――。
「妻は、くノ一」著者、全力の自信作!
駿河小島藩の年寄本役・倉橋寿平のもう一つの顔は、江戸で人気の戯作者・恋川春町であった。
戯作者としての矜持は、黄表紙を通じお上を批判しながら、人々を楽しませること。そして探し求めるのは、共に世の中を遊べる“菩薩のような女”――。
しかし、定信による娯楽の規制は厳しさを増してゆく。
女たちと関わりながら、定信からの呼び出しを無視し続ける春町だが、盟友の朋誠堂喜三二は筆を折り、さらに江戸一の人気戯作者の座は若き山東京伝に奪われつつあった。
悩みぬいた春町が辿り着く先は?
笑えて泣ける戯作者魂と恋模様を、洒脱な筆致で描ききった勝負作。 -
今こそ、父を助くるとき。かつての強敵が江戸に戻り、大黒屋に最大の危機!? 「大目付御用」完結巻!
札差屋を手に入れ、ますます商いに精を出す角次郎と大黒屋一同に、かつての敵、佐柄木屋の次男が恩赦で江戸に戻ったという報せが入る。
同じ頃、大目付・中川より、政商千種屋の企みがちらつく事件の調査を命じられた角次郎。
武士で息子の善太郎と共に警戒を強める中、隙をつかれ舅の善兵衛が暴漢に襲われてしまう。
背後には四人の男の影。一家は団結して仇討ちを誓うが、次の刃は意外な者へと向けられた――!
「大目付御用」完結巻! -
昼は婿殿、夜は凄腕隠密。待望の新シリーズ、開幕!
【待望の新シリーズ、堂々開幕!】
昼は婿殿、夜は凄腕隠密。
「秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」の著者入魂、これぞ忍者時代活劇!
江戸の隠密仕事専任の御庭番・倉沢家に婿入りした喬四郎。
着任早々、八代将軍徳川吉宗から、神田に現れた盗賊・牛頭馬頭の始末を命じられる。
嫁の佐奈と仮祝言を上げたのも束の間、喬四郎は探索に乗り出した。
盗賊の隠れ家はなんと武家屋敷。
背後に潜む者を感じた喬四郎は、次の押し込み先で盗賊頭の義十をわざと逃がし、真相を曝くために後を追うが、
義十は謎の武士に斬られてしまう――。
息を呑む展開とアクション。
時代劇の醍醐味が詰まった新シリーズ、堂々開幕! -
米商人の機転と武士の強さで人を助く、人気シリーズ!
家族の絆は正義に通ず――。
角次郎と息子・善太郎が政商の脅威に立ち向かう、人気シリーズ!
武蔵岡部藩御用達の米問屋和泉屋の主と、勘当されたその息子の刺殺死体が発見された。
状況から、互いに刺し合ったということで幕引きとなったが、米問屋大黒屋の主・角次郎は、大目付・中川より事件の吟味を命じられる。
裏には、岡部藩の年貢を狙う政商・千種屋の目論見があるらしい。
その後も続く和泉屋の“不幸”を、力を合わせて撥ねのけようとする角次郎と息子の武士・善太郎。
だが、刺客は大黒屋にも迫っていた――。 -
謎解きのスリルと人情ものの感動を掛け合わせた、小杉健治の新たな代表作!
殺された公儀隠密が言い遺した「金山、武蔵」を手掛かりとして鉄砲洲稲荷の質屋『武蔵屋』に用心棒として潜り込んだ市松は、幕閣に贋金造りの首魁と通じている者がいると睨み、主人をつけ狙う不審な影と対峙する。敢えて敵の手下となり、自ら囮となって身内にまで刃を向けなければならない隠密捜査の苛酷な業。悪を裁くためには時に悪に染まり非情に徹しなければならない。苦しむ市松にシリーズ最大の試練が訪れて……。 -
父は商人、息子は武士。家族で力を合わせ、閉ざされた知行地の闇をあばく! 人気シリーズ新章突入!
父は商人、息子は武士。
家族が力を合わせて闇を暴く、人気シリーズ新章突入!
武士として兄の仇討ちを果たし、婿入り先の米屋・大黒屋に戻った角次郎に、大目付の中川から呼び出しがあった。
曰く、古河藩重臣の知行地で、重税に抗議した村名主が不審死。
その息子が、事件の吟味に対する不満を直訴してきたため、商人として事を荒立てず訴えの真偽を探ってほしい、と言う。
旗本・五月女家の主となった息子の善太郎を連れ、件の知行地へ向かった角次郎。
待ち受けていたのは、腕利きの刺客と、思わぬ陰謀だった――! -
謎解きのスリルと人情ものの感動を掛け合わせた、小杉健治の新たな代表作が、新章突入へ!
風神一族との対決にもひと段落ついた折も折、飾り職人の兄弟子の峰吉と茂助が殺された。同時期に仙台堀であがった死体にも袈裟懸けに同じ太刀筋の傷。彼は伊吹助次郎という御庭番で、昨年病死したはずだった。三人のつながりはどこにあるのか。新たな任務を帯びた佐原市松。探索のため、危険を承知で敵陣に潜り込んだ佐原市松は、隠密同心の役目に疑問を抱きながらも、命がけで極秘任務に励む。身許を偽っての潜入捜査は危険をともない、生命もおびやかされる。内通、密告、裏切り渦巻く隠密活動のなか、思いもかけない藩ぐるみの壮大な悪事が明らかになり……。緊迫した死闘が再び繰り広げられる大好評シリーズ、2ndステージへ!
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赤穂浪人の刀に秘された意外な真実とは。「刃鉄の人」シリーズ第2弾!
赤穂浪士が依頼した一振りの打刀。
だが四十七士の中に、依頼した男の名は無かった――。
国包が見た”武士の不義”の真実とは。
武士の身分を捨て、刀に向き合うことを選んだ孤高の刀鍛冶、一戸前国包(いっこまえくにかね)。
彼の鍛冶場に、若い女が訪ねてきた。女は、川井太助という男が国包に注文した打刀を、自ら届けたいのだという。
実は川井は、吉良邸討ち入り前日に失踪した赤穂浪士の一人であり、刀は討ち入り半月前に注文されたものだった。
国包は事情を察し川井の行方を探るが、一方で本家を通じ、ある武士を斬ってくれとの依頼が……。
武士の矜持を描く、大好評の時代小説シリーズ第2弾。 -
米屋の入り婿角次郎、武士となり、家族一丸となって兄の仇を討つ!
殺された兄に代わって実家を継ぎ、勘定奉行所勤めの武士となった角次郎。
兄の遺した証拠から真岡代官所にまつわる不正を暴き出した。
だが、探索の手が自分にまで伸びることを恐れた、上司で勘定奉行の大久保忠信の仕組んだ罠により、角次郎は蟄居を命じられてしまう。
さらに大久保の執拗な奸計は家族にまで及ぶ。
〈このままでは夫がお役御免となってしまう〉。
夫・角次郎の窮地を救うため妻のお万季は敵地――大久保の妻が主催する茶会――に乗り込むが……。 -
石高はわずか五千石だが、家格は十万石。日本一小さな大名家の大騒動!
天野一角に橋建造の無理難題。金も人も時間もない!
愚かな家老、許すまじ!
文芸評論家 末國善己氏、絶賛!
「知恵と誠実さで苦難を乗り越える展開が痛快で、勇気と希望がもらえる」
石高はわずか五千石だが家格は十万石。
清和源氏の流れを汲む名家で参勤交代も免除の特別扱いだが、所領は狭く財政は厳しい――。
そんな喜連川藩の中間管理職・天野一角は突然、一月で川普請と橋の建造をせよと命じられる。
藩主に指示された家老が、丸投げしたのだ。
金も人手も足りず奔走する一角。
だが領内に現れた賊の探索にも駆り出される。
果たして一角は次々に降りかかる難題を解決できるか?
大好評シリーズ第2弾! -
己の性根に従って生きる孤高の刀鍛冶、一戸前国包、見参!
『風の市兵衛』の著者入魂! 書き下ろし時代小説、新シリーズ開幕!
鍛え抜かれた刃鉄のように純粋で強靱な、孤高の刀鍛冶・一戸前国包、見参!
時は元禄。
一戸前国包は京橋南の弓町で刀鍛冶を営み評判を呼んでいた。
家宝の刀に魅せられて以来、武士の身分を捨て刀鍛冶に心血を注いできたが、ある時、本家を通じて老中格・柳沢吉保の配下から密命が下る。
武蔵川越領で村人を斬殺した旗本の子弟を斬ってほしい、と。
「天稟の素質」と言われた神陰流の達人である国包の下した決断は――。
孤高にして矜恃を失わぬ男の熱き生き様が胸を打つ、書き下ろし新シリーズ第一弾! 解説・北上次郎
「もしいま、書店でこの文庫本を手にとって迷っているなら、『ちょっと面白いよ』と、あなたの耳元で囁きたい。ただいま、そんな気分である。」(解説より)
――文芸評論家 北上次郎氏 -
濡れ衣で捕まった夫を救うため、新妻・お万季が取った行動は!?
旗本家次男の角次郎は縁あって米屋に入り婿した。米不作の中で仕入れを行うべく、水運盛んな関宿城下へ向かった角次郎だが、藩米横流しの濡れ衣で投獄されてしまう……。妻と心を通わせ、米屋を繁盛させる物語。 -
旗本次男角次郎、武士を捨て婿入りし、米屋若旦那として奮励す!
旗本家次男の角次郎は米屋の主人に見込まれて婿に入った。婿に入ると聞いていた話と大違い、店は借金だらけで妻は自分と口をきかない。角次郎は店を立て直すべく奮闘するが……。妻と心を通わせ商家を再興する物語。 -
一筋縄ではいかない人の世のもつれを、今宵も〈鼠〉が解く!
〈鼠〉こと次郎吉が酒を飲んでいた店に、抜身を手にした男が入ってきた。どうやら人を斬ってきたらしい。男は「しくじった……やり直しはできん。俺はもう終りだ。けりをつける」と言い残すと、刀で首を斬って自害した。一方、騒ぎに巻き込まれた店で働く娘おようは、自害した男が落としたあるものを懐に忍ばせ、家路を急いでいた――。盗賊・鼠小僧が悪をくじく痛快エンタテインメント時代小説。絶好調のシリーズ第4弾!
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。