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『エッセイ、中央公論新社(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全441件

  • 電子書籍版『鈴木理華画集』に特典として収録された「あとがき対談」の全文。『鈴木理華画集 α女王/β海賊/γ天使たち』(2012年12月28日刊行)所収。
  • 小説を書くときにもっとも大切なこととは?

    実践的なテーマを満載しながら、既成の創作教室では教えてくれない、新しい小説を書くために必要なことをていねいに追う。
    読めば書きたくなる、実作者が教える〈小説の書き方〉の本。
    著者の小説が生まれるまでを紹介する、貴重な「創作ノート」を付した決定版。
  • 大学にはほとんど出席せず、志望した新聞社は全滅。やむなく勤めた役所で毎日ぼんやり過ごして給料を得る。一日十二時間は眠りたい。できればずっと蒲団に居たい……。戦後派を代表する作家が、怠け者のまま如何に生きてきたかを綴った随筆と短篇小説を収録。真面目で変で面白い、ユーモア溢れる文庫オリジナル作品集。〈編・解説〉荻原魚雷
  • 【新創刊5号は緑風わたるラインナップ】

    〇読み切り短篇は山内マリコさんの「人形」、佐原ひかりさんの「異世界転生」。
    〇小川糸さん「メープルシロップ」は森へ誘う再生の物語。
    〇朝比奈秋さん「アンチエイジングクラブ東京」の若返り医療から目が離せない!
    ○新胡桃さん×日比野コレコさんの往復書簡「あのね実はね」。
    〇好評コラム「全国銘菓帖」の今回は新津きよみさん&くどうれいんさん。
    ○コジヤジコさんの回文、はらだ有彩さんのコミック、
    ひらいめぐみさんのエッセイ、最果タヒさんの詩、アート紹介まで。

    わずか80ページに、
    たくさんの「物語と出会うきっかけ」を詰め込みました。
    親しみやすく手に取りやすく、
    毎月、「豊かな1時間」をあなたと共に
    ――そんな小さな文芸誌です。

    【中央公論新社創業140周年記念】
    【期間限定復刊!】
  • 大杉栄と伊藤野枝が同棲し、谷崎は千代夫人から逃避。
    夢二が代表作「黒船屋」を描き上げ、宇野千代と尾崎士郎が出会った運命の舞台……。
    さらに、宇野浩二、広津和郎、坂口安吾など数多くの作家・芸術家が止宿し、そこから数々の名作を生み出した、文豪たちの巣「本郷菊富士ホテル」。
    綿密な取材で作家たちの交流と生活を鮮やかに描き出す大正文学側面史。

    〈解説〉小松伸六/〈新装版解説〉「丘の上のまぼろしの城」森まゆみ
  • 【萩原朔太郎生誕140年記念企画】文庫オリジナル作品集
    わがよき心の友等は、多く街頭の酒場にあつまる――。萩原朔太郎

    酒は人間と同じように、無邪気で天真爛漫である――。酒場と孤独を愛した詩人の酒をめぐる詩・短歌・アフォリズムを初集成。そのほか一九二〇年代の時代風俗を伝えるラジオ、映画、旅、東京等をテーマにした随筆二十篇、短篇小説「猫町」他一篇を収録する。
    〈巻末附録〉江戸川乱歩・伊藤信吉ほか

    【目次】
    Ⅰ 詩人と酒
    酒に就いて
    *詩6篇と短歌
    夜の酒場/酒場にあつまる/宿酔/乃木坂倶楽部/珈琲店 酔月/虚無の歌
    *アフォリズム
    Ⅱ 孤独者の独語(随筆20篇)
    *自身 
    孤独者の独語/永久の放蕩/ダンヂイズムについて
    *四季
    秋と漫歩/冬の情緒/春と抒情詩/夏の日記
    *旅
    石段上りの街/天城・下田/大島行
    *趣味と娯楽
    ラヂオ漫談/映画漫談/映画随想/ダンスの弁/弁明一件/僕の写真機
    *東京
    移住日記/浅草/悲しい新宿/動物園

    Ⅲ 猫(短篇小説2篇)
    ウォーソン夫人の黒猫/猫町

    巻末附録
    「猫町」(江戸川乱歩)ほか
  • 岡本真帆さんによる新作短歌、話題の連載からエッセイ、往復書簡、回文まで春爛漫号です!

    【新創刊4号は新しい季節を寿ぐラインナップ】
    〇小川糸さん「メープルシロップ」は森を舞台にした癒しと再生の物語。
    〇朝比奈秋さん「アンチエイジングクラブ東京」の若返り医療に反響続々。
    〇読み切り短篇は献鹿狸太朗さんの「もふもふ」、日比野コレコさんの「人形」。
    〇今号の「全国銘菓帖」は川瀬七緒さん&夏木志朋さん。
    ○なんと塩谷歩波さんの「銭湯図解」も!

    わずか80ページに、
    小説から詩歌、エッセイ、コミック、ギャラリーまで、
    たくさんの「物語と出会うきっかけ」を詰め込みました。
    親しみやすく手に取りやすく、
    毎月、「豊かな一時間」をあなたと共に
    ――そんな小さな文芸誌です。

    【中央公論新社創業140周年記念】
    【期間限定復刊!】
  • 「深いけど、軽い。
     高尚だけど、読みやすい。
     復刻なのに、新しい。
     やっぱり伊丹さんはカッコいいのです。」
        ――三谷幸喜さん大推薦!!

    〈空ハナゼ青イノ?〉〈ナゼオ月サマハ追ッカケテクルノ?〉〈赤チャンハドコカラクルノ?〉……素朴で根源的であるだけに難問であることが多いのが、子供の疑問。洒脱にして明快な答え方、教えます。30代で書かれた才能きらめく名エッセイが待望の復刊。著者自筆イラスト入り。

    【序文より】
     この本を私は、生まれつき非科学的な人、つまりあなたのために書いた。理数科にうとく、どちらかといえば文学的なあなたに、まるで講談のようにどんどん読めてしまって、そうして読み終わったあと、自分が地方の高校の物理の先生にでもなったような、そういう気分にさせるような本を私は贈りたいと思ったのであります。
     さよう、講談のように読めてしまう、そうして講談のようにわかりやすい、これが、この本を書くにあたっての私の眼目でありました。つまりおもしろくなくては困るのであります。

    【目次より】
    赤チャンハドコカラクルノ?/大人ハナゼオネショシナイノ?/宇宙線ッテナアニ?/オジイチャンノ頭ハドウシテ白イノ?/海ノ水ハナゼカライノ?/空ハナゼ青イノ?/夜ニナルトナゼ眠ラナクチャイケナイノ?/ウチワデアオグトドウシテ涼シイノ?/ナゼオ月サマハボクガ歩クト追ッカケテクルノ?/人工衛星ハドウシテ落チテコナイノ?/四次元ノ世界ッテナアニ?/ナメクジハドウシテ塩ヲカケルト溶ケチャウノ?/オ昼ナノニドウシテオ月サンガ出テイルノ?/山羊ハドウシテ紙ヲ食ベルノ?/冬ニナルトドウシテイキガ白クナルノ?/赤チャンハドウシテ出ベソナノ?/レモンヲ入レルトナゼ紅茶ノ色ガウスクナルノ?/ノリヲ火デアブルトドウシテ緑色ニナルノ?/日ナタト陰ト気温ガオナジデドウシテ日ナタガアタタカイノ?/オ菓子ヲ食ベスギルト虫歯ニナルッテホント?/ゴムマリハドウシテハズムノ?/テレビハドウシテウツルノ?/天使ハドウシテハダカナノ?/ノリハドウシテクッツクノ?/紙ヒコーキヲトバスノニドウシテオモリヲツケルノ?/ママハイツモオ化粧シテルノニドウシテ肌ガアレテルノ?/北極ヘイクト東西南北ハドウナルノ?/地球ハデコボコナノニドウシテマルイッテイウノ?/アヒルハナゼ水ノ中デモ濡レナイノ?/ガスノ火ハドウシテホースノ中マデハイッテイカナイノ?/棒ヲツヨク振ルトヒュット鳴ルノハナゼ?/ネコノ眼ハナゼ光ルノ?/夏ニナルトドウシテ暑イノ?/タバコノケムリハ青イノニパパノ口カラ出ルト白クナルノハナゼ? など
  • 『音を立ててゆで卵を割れなかった』の著者、待望の第二作!

    何もかも恐ろしかった幼少期、
    苦手なものが多すぎる思春期だった。
    30代の今、はじめてのことにも飛び込める、楽しめる。
    出会いに導かれ、新しい自分を見つけていく日々の記録。

    繊細さと大胆さが交錯する珠玉のエッセイ31篇。


    未来の自分のために文章を書きはじめた。
    どこにでも行けるという感覚がいつか自分から失われたとしても、
    なにかをはじめて感じたときの体が透けるような気持ちを
    私が思い出せるように。
    (「まえがき」より)


    目次
    今夜タンゴを聴きにいく  
    そこで光っているものは  
    机上の友だち  
    証人  
    わからないが、演説がうまいな  
    四つの目
    だれかがやってきて、窓をすこしだけ広くあける  
    (??)  
    春がくるね
    ずっと雰囲気で野球を見ていた  
    はじめてたこ焼きを食べた日のこと  
    挙手をしていた  
    紫陽花とエリンギ  
    うれしいことがあった日  
    ビブラートをやりなおす  
    キャラブレ
    直子ちゃんのピン  
    おはよう、三田だよ  
    となりの病人  
    良平  
    長い昼寝  
    ささやかな銅鑼  
    歩きながら化粧する 
    ありあわせの力で 
    記念碑を立てる 
    ラーメンの嘘、魔女の嘘 
    勘の悪い探偵  
    捨て鉢  
    カツサンドをめぐる考察  
    時差  
    窓口の小森さん
  • 児童詩「ひばりのす」で知られる、広島・福山で活躍した読売文学賞受賞の詩人・木下夕爾。再評価進む著者の、入手可能な随筆を初めて集成。

    《ひばりのす/みつけた/まだだれもしらない》という詩句に、抒情や感傷を超えた根源的なものを感じた。半世紀以上の時を経て、その詩人木下夕爾が、芥川の掌編、朔太郎の俳句、万太郎の添削などなど、人と表現について豊かに語る声を、今、差し向かいで聞けたようで、たまらなくうれしい。
    ――北村薫


    【目次】
    Ⅰ 随筆
    第一章 旅と日常
    第二章 詩歌考
    第三章 師と詩友 
    第四章 木靴と春雷ほか 

    Ⅱ 俳句と詩
    俳句十五選/詩十五選 

    木下夕爾を語る
    井伏鱒二/堀口大學/宮崎晶子/安住敦/永瀬清子

    解説 藤井基二
    初出一覧/年譜
  • 【新創刊3号目は春を感じるラインナップ』
    〇小川糸さんの最新作「メープルシロップ」は、
    森を舞台にした癒しと再生の物語。
    〇市川沙央さんが異世界転生ファンタジーに挑戦!?
    〇朝比奈秋さんの連載「アンチエイジングクラブ東京」の
    若返り医療から目が離せません。
    〇新胡桃さん×日比野コレコさんによる往復書簡も登場!
  • 今のうちに備えつつ、今を楽しむ!
    賢く、無理なく、持続可能な「おひとりシニア」生活を考える。
    日経新聞の人気エッセイ連載「人生後半、はじめまして」を収録。

    ◆目次(一部)

    視力がどんどん悪くなる
    たいへん! 髪の現実
    顔のリアルもすごかった
    基礎トレがだいじ
    動けるうちに
    「ここぞのとき」は今である
    非常用持ち出し袋
    電話はほぼ詐欺
    家事という労働
    趣味でも実は疲れている
    風邪を引いてわかったこと
    五年ぶりの加圧
    ゆらゆらスクワット
    小さな旅にときめいて
    恐る恐るeチケット
    ひとりごはんに向く店は
    重いけど防災ポーチ
    ワークライフバランスを考える
    A4トートにお別れ
    セミリタイアという始め方
    シニアでデビュー
    老後には早すぎる
    AIと私の明日
  • 猫好き女優ムロイと、ノラから迎えた猫6匹とのにぎやかな日々。

    溺愛するチビが発情、恋人役はまさかの……。
    歌好きの大食い猫ロング、糖尿病5年の記録。
    よだれ猫コロのシゲル愛。
    ひきこもりを克服してテーブルクイーンになったキン。
    姉妹猫シロとタマは、同居人オッチャンをすっかり虜にする美魔女――。

    そして気づいた。面倒を見てもらっているのは自分のほうだと。
    いずれも長寿の6匹を順に見送る頃には、猫というより肉親だった。相棒だった。

    老いつつある愛猫との時間はじつに豊かで、どこか笑えて心に沁みる。
    老いも別れも猫それぞれ。猫との抱腹絶倒エピソードとともに、猫の老いをいかに見届けるか、いくつものヒントに出合える書き下ろし猫エッセイ。
  • 1,870(税込)
    著:
    最果タヒ
    レーベル: ――

    随筆って、心が実在することを残す文学だと思うんです――。

    秋田魁新報「ハラカラ」連載企画が遂に単行本化!
    詩人・最果タヒが選り抜き訳し下ろした、あたらしい『枕草子』。
    矢野恵司氏のイラスト22点を掲載!

    -----------

     春はあけぼの。
     だんだん白くなっていく、空の山に触れているところが、すこし明るくなるころ、紫に染まった雲がほそく、左右に流れているから。

     夏は夜。
     月があれば当然だけれど、いない闇夜も蛍がたくさん飛んでいたり、たくさんでなくてもひとつ、ふたつ、って感じで、ほのかに光って飛んでいるから好き。
     雨とか降るのも、結構好きだよ。

     秋は夕暮れ。
     夕日がぐっと、山のぎりぎりのところまで来て、からすが寝床へと帰っていくところ。みっつよっつ、ふたつ、みっつ、みたいにして急いで飛んでいくのがいいなぁ。さらに言うと雁が列を作って飛んでいるのが小さく見えるのとか、すごく好き。
     日が完全に沈んで、そうして風の音がする、虫の声がする、もう、これはどうにも言葉にできないなぁ。

     冬は早朝。
     雪が積もっている日の朝は、もちろん、言わなくてもわかるよね、霜がとても白いのとかもいいね。でもそういうのがなくても、ものすごく寒い日に火を急いで起こして、炭火をあちこちに持って運ぶのもすごく冬の朝って感じする。ただ昼になって、ぬるくなってゆるんでいくと、火鉢の火も気づいたら白い灰まみれで、それはほんとやだな。

    (本文 一の段より)
  • 「禅の料理はいきていることが特徴だ。その時季に潤沢に出廻るものを料理することが肝要」
    「捨てるようなものでも必ずいかして使うのが鉄則」
    「型にとらわれてやるような料理は死んだ料理である」

    高名な僧侶であった著者は、「料理を上手にやる坊主は修行が留守になる」と雲水時代に戒められながらも、「いつの間にか」料理の名人になってしまったという。
    禅宗の僧堂に伝わる精進料理の貴重な記録として。
    菜食の知恵を伝える料理書として。
    逸話豊富な食のエッセイとして。
    読んで味わう〈禅の教え〉――初めての文庫化。
  • ガイドブックもスマホも不要。旅ゆくところ、うまいもの、楽しい人との出会いあり! 銭湯で、居酒屋で、マダガスカルで――絵筆を握り、飲み語る、さすらいの画伯の旅エッセイ。文庫化にあたり、書き下ろしエッセイを増補。著者自身による挿画多数収録。
    *本書で訪れた場所
    瀬戸内・牛窓/北海道・岩見沢/富山/伊東/小倉/山口の土井ヶ浜/マダガスカル/名古屋/銀座のバーと銭湯/大分・日田/島根・湯町窯/別府/甲府/スコットランド/松本/東京・名曲喫茶/長崎・野崎島/京都/瀬戸内航路/浅草/高尾山/壱岐/ペルー/飛騨高山……
  • わずか80ページと言うなかれ。
    今号も「物語と出会うきっかけ」が満載です。

    手に取りやすく、親しみやすく――
    そんな小さな文芸誌の2号目には、
    ロケットスタートを切った朝比奈秋さんの連載、
    川上未映子さんと穂村弘さんのトークイベント収録、
    森絵都さんや山崎ナオコーラさんの読み切り、
    永井玲衣さんのエッセイなどなど、
    豊かなひとときをお約束する読み物が揃っています。
  • 太宰治『お伽草子』に感動したという家元が「諸々の咄のあちこちに疑問を投じて、新たな解釈」を試みた。
    「粗忽長屋」「寿限無」「死神」「子ほめ」などの古典を分析しつつ、「落語はイリュージョン」論を見出してゆく。
    落語とは何かを全身全霊で考え続けた噺家とたどる、至福の45席。
    〈解説〉太田 光(爆笑問題)/吉川 潮/広瀬和生

     立川談志生誕90年

    【目次】

    新釈落語噺 その一

    前口上
    第一席 粗忽長屋
    第二席 欠伸指南
    第三席 片棒
    第四席 湯屋番
    第五席 疝気の蟲
    第六席 だくだく
    第七席 長屋花見
    第八席 胡椒悔やみ
    第九席 化け物使い
    第十席 寿限無
    第十一席 宿屋の仇討ち
    第十二席 鉄拐
    第十三席 桃太郎
    第十四席 寝床
    第十五席 死神
    第十六席 孝行糖
    第十七席 按摩の炬燵
    第十八席 文七元結
    第十九席 つるつる
    第二十席 妾馬
    後口上

    新釈落語噺 その二

    前口上
    第二十一席 あたま山
    第二十二席 小言幸兵衛
    第二十三席 饅頭怖い
    第二十四席 真田小僧
    第二十五席 西行
    第二十六席 不精床
    第二十七席 黄金餅
    第二十八席 かつぎ屋
    第二十九席 明烏
    第三十席  堀の内
    第三十一席 狸
    第三十二席 居残り佐平次
    第三十三席 品川心中
    第三十四席 千両みかん
    第三十五席 半分垢
    第三十六席 釜泥
    第三十七席 手紙無筆
    第三十八席 三方一両損
    第三十九席 代わり目
    第四十席  洒落小町
    後口上

    新釈落語噺 その三

    前口上
    第四十一席 のめる
    第四十二席 初音の鼓
    第四十三席 ずっこけ
    第四十四席 備前徳利
    第四十五席 子ほめ
    後口上


    解説
    太田光(爆笑問題)(『新釈落語咄』より再録)
    吉川潮(『新釈落語噺 その2』より再録)
    広瀬和生(書き下ろし)
  • 人間は謎の中に産み落とされ、やがて謎をほとんど解くことなく死んで行く――。
    その作品すべてにミステリ要素を組み込んだと言われる井上ひさし。なかでも、ミステリ色濃厚な隠れた名品を精選。
    浅草のストリップ劇場を舞台に、芸以外に芸人の大切なものを盗んで掟を破った男の末路を描く表題作。そして蔦重も登場、『戯作者銘々伝』中の傑作「唐来参和」ほか、暗号トリック、どんでん返し、時代物、実録物、詐欺師……。
    文庫未収録を含む短篇と関連エッセイで味わう、井上ミステリの見本市。
    文庫オリジナル。


    【目次より】
    *短篇
    「ドラ王女の失踪」
    「唐来参和」
    「自転車お玉」
    「盗む男」
    「捨て子」
    「あぶらかたぶら泪橋」
    「天狗の鼻」
    *関連エッセイ(ミステリ作家・作品論)
    「一人二役ということについて」
    「昭和のホームズ言行録」
    「清張文学 魅力のすべて」
  • わずか80ページに、
    小説から詩歌、エッセイ、コミック、ギャラリーまで、
    たくさんの「物語と出会うきっかけ」を詰め込みました。
    親しみやすく手に取りやすく、
    毎月、「豊かな一時間」をあなたと共に
    ――そんな小さな文芸誌です。

    創刊号は朝比奈秋さんの衝撃作が登場!
    石田夏穂さん、犬飼寅日子さん、古賀及子さんなど
    話題の著者の読み切りも揃っています。

    【中央公論新社創業140周年記念】
    【期間限定復刊!】
  • 種田山頭火、尾崎放哉、高橋鏡太郎、西東三鬼……
    破滅型、漂泊型など強烈な個性を持った十一名の俳人たち。
    人生と世間と格闘しつつ、俳句に賭けた彼らの壮絶な生きざまと文学世界を端正な筆致で彫琢する。
    読売文学賞受賞作。

    解説・高橋順子
  • 昭和はよい時代だったのか? 少女の視点から振り返る、昭和30、40年代の東京下町、庶民と家族の生活史。
    著者の森まゆみ氏は、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(通称「谷根千」)の編集人として、地域の生活・文化・歴史を掘り起こし、数多くの貴重な証言を記録してきた。
    本書では、自らが「語り部」となり、10代までの体験にもとづき、東京下町(主に、居住した文京区動坂下周辺)での生活を回想。
    それは、親子関係も含め、戦前から連続する庶民の暮らしの実相を伝える、少女の視点からとらえた記録となった。
    『昭和の親が教えてくれたこと』を全面加筆・改稿のうえ改題した。
  • 旅というものが、一体何であるか、私もよくわからない。たしかに、あちこち、よくうろついたような記憶はある。しかし、一体、何のために──。
    旅や酒を何よりも愛した「放浪の作家」によるユーモア・エッセイに、先達や仲間たちとの親交を描いた章を追加。太宰治、三島由紀夫、佐藤春夫の「檀一雄論」を付す。
    〈あとがき〉檀ふみ
  • 1,210(税込)
    著:
    立川談志
    レーベル: 中公文庫

    1965年、29歳の若手真打が著し、
    多くの後進に影響を与えた記念碑的作品を、
    刊行60年目にして初文庫化。
    《談志生誕90年記念企画》

    落語の豊かさ、敬愛する名人たちを熱く語る一方、
    「現代」に生きる噺家として抱える逡巡、
    古典芸能の未来を憂える焦躁も率直に書き尽くした。

    全集(2002年)刊行のため書き下ろされた「『現代落語論』、その後」、
    今回の文庫化に際し直弟子17人が綴ったエッセイを収録。


    目次

    その一 落語の豊かな世界
    その二 修業時代
    その三 噺家と寄席、今と昔
    その四 観客と芸人
    その五 わたしの落語論

    『現代落語論』、その後


    付録
    三一書房版に寄せられた五代目小さん師による推薦文
    三一書房版まえがき


    書き下ろしリレーエッセイ
    土橋亭里う馬/立川談四楼/立川龍志/立川談之助/
    立川志の輔/立川談春/立川志らく/立川生志/
    立川雲水/立川キウイ/立川志遊/立川談慶/
    立川談笑/立川談修/立川小談志/立川平林/立川談吉
  • ・直木賞作家が、自作にもとづいてやさしく解説する、実践的文章読本。
    ・著者は、講談社フェーマススクールズ文芸講座、読売文化センター小説講座の講師を20年にわたり務めてきた。
    ・小説講座をそのまま紙上再現する構成で、具体的かつ実践的内容。
    ・詩作から私小説、戦場小説、時代小説、また戦記文学と、著者の執筆経験にもとづいた、ジャンル別解説。
    ・例文はすべて、著者の実作品に拠っている。小説入門としてのみならず、著者の多彩な作風を一望できる「伊藤桂一読本」でもある。
    ・巻末には、池波正太郎との対談「捕物小説あれこれ」を増補、池波式小説作法との比較も面白い。
  • 飴細工師・俗曲師・銭湯絵師・幇間・見世物師・イタコ・蝋人形師・チンドン屋。
    時代の流れとともに「職業」も変遷と興亡を繰り返してきた。昭和から平成、そして令和へと移ろうなかで、今や風前の灯となった職業もある。そんな消えつつある職業とそれに従事する人々(職人たち)。今に至るまで生き延びてきた理由、それでも続ける意味はどこにあるのか。
    絶滅寸前の職業に携わる人に取材し、生きること、働くこと、職業観を問うルポルタージュ。昭和100年、戦後80年の機会に、あらためて、これらの職業(人)の記録をとどめておきたい。

    本書は、『職業外伝』(正続)から、8の職業(人)を選り抜き、後日談、追加取材を盛り込んで再編集したものです。
  • 「島耕作シリーズ」作者
    待望の人生エッセイ最新刊 

    人生後半、楽しみの詰まった時間をポジティブに味わい、
    幸せを感じるための実践的生き方のヒント。

    弘兼流・人生訓が満載

    ・「中高年は人と比べてはダメ」
    ・「諦めて次へ、が近道」
    ・「幸せは自分が決めていい」
    ・「大人の恋愛ルールとは」
    ・「新しきを温ねて故きを知る」
    ・「世界共通、一流の10カ条とは」……
  • 艦底はそのまま「時代の底辺」でもあった。
    「戦争」というものを下から、底から、覗いたのだ。

    『海軍めしたき物語』で描かれた海上勤務を経て、著者は命からがら帰国。
    次の赴任先は「神風特攻隊」で知られる串良航空隊だった。
    算盤片手の経理仕事に奔走する日々のなか、次第に戦況は悪化していき、串良にも敵機の影が――。

    非戦闘員の著者が見つめた、終戦と「その後」を描く、唯一無二のイラスト・エッセイ集。
  • 乱歩の心に映る執着と愛着、強迫的な思念、どこかへと惹かれてゆく心の有様……。
    江戸川乱歩没後60年。その作品から、詩人のように一瞬の輝きを掬い取った、名場面をピックアップ。
    「夢遊」「恐怖」「人形」「残虐」「身体」「錯視」「浅草」の七つの切り口で、作品を精選。乱歩の神髄・魅力を凝縮した一冊。

    *編者より――
    「心象」は宮沢賢治が『春と修羅』を「心象スケッチ」と呼んだその「心象」です。乱歩の心に映るもやもやした執着の数々が、ときに見事な短篇小説としてときに長篇小説の一場面としてあるいは随筆として具象化され語られたもの、という意味で考えました。
     それら自体は詩ではありませんが敢えて詩を読むように非物語的高潮に焦点をあててみるという意味でもあります。
  • 「探偵小説の正体」とは何か? 
    怪作『ドグラ・マグラ』等で知られる不世出の作家・夢野久作による随筆を精選、そのエッセンスを一冊に。
    〈解説〉新保博久
  • ○軍艦生活のリアルが蘇るイラスト多数収録。
    ○非戦闘員が見た太平洋戦争の最前線を綴るイラストエッセイ集、待望の復刊!

    昭和十六年、二十歳で徴兵された著者が配属されたのは、佐世保海兵団主計科。入団早々にエプロンを渡され、烹炊兵=台所で炊事を行う“めしたき兵”として、戦艦〈霧島〉に乗り、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦を経験することに。兵科の違いによる艦内の上下関係、旧兵たちの理不尽なシゴキ。真っ黒になるまで「めししゃもじ」で尻を叩かれながら、来る日も来る日も味噌汁をかき混ぜる日々……。
    光の当たることのなかった非戦闘員たちの日常を鮮やかに描き出す、唯一無二のイラスト・エッセイ集。

    【目 次】
    憧れの海軍主計兵
    戦艦〈霧島〉勤務
    烹炊作業
    めししゃもじのシゴキ
    ギンバイのこと
    風呂がこわい
    武士の恥
    帝国海軍の落伍者
    前掛け破損事件
    備品・一人、不明
    海軍のおしるこ
    命賭けの醤油出し作業
    真珠湾奇襲は昼めし前
    海軍経理学校受験
    開封された手紙
    戦闘用意配置につけ
    戦闘食は五目めし
    ミッドウェイ海戦の夜食
    戦艦〈大和〉に乗った
    再び佐世保海兵団へ
    潜水艦が沈没すると……
    花の隅田川・海軍経理学校
    内縁の妻
    鎌倉丸のにわか見張員
    砲艦武昌丸に乗り込む
    浮上潜水艦発見
    総員退艦・絶対絶命
    フカに咬まれる
    あとがき
    解 説(足立巻一)
    新版解説(戸髙一成)
  • 土俵人格論を展開した尾崎士郎の随筆集。筆者の厳しくも暖かい眼差しは、相撲の隅々に行き渡り、一人一人の力士を限りない愛情で活写する。行間から、拍子木の冴えた音、呼び出しの声、立ち合いの厳し気合いが滲み出る。〈解説〉山内昌之
    ・著者の尾崎士郎は、大正9年の栃木山・朝潮戦観戦を機に、無類の相撲愛好家となり、双葉山70連勝を阻んだ安藝ノ海戦も観戦している(本書にも当時の回想あり)。晩年は横綱審議委員にもなり、角界のご意見番的存在であった。
    ・著者のスタンスは、土俵に躍動する力士への思慕であり、力士個人とは一定の距離を保つ、その姿勢が文章に客観性と高潔さを生み、読者を自然と相撲の魅力に気づかせてくれる。
    ・当代「大の里」の四股名は、昭和初年の大関大の里に由来しているが、その「大の里」を忘れがたき力士として一章割いていることは特筆される。
    ・底本には、ベースボールマガジン社刊(1995年)では除かれていた3章分を含む東京創元社版(1957年)を使用する。
  • 小児科医としてかけがえのないいのちを見続けてきた体験から、本当に大切なもの、伝えていくべきものを語る。暮らしに希望をくれる珠玉のエッセイ。
  • 小児科医であり俳人でもある著者が、悲喜こもごもの体験から人間の強さや優しさについて語る。温かい眼差しで子どもたちを見守る感動のエッセイ集。
  • 社会主義国の古本屋では、良い本は店頭より奥にしまい込んである。店主と打ち解け、バックヤードに入れるかどうかで勝負が決まる――
    戦後第1回目の交換留学生としてプラハに降り立ったときから10年間、古書を探さない週はなかったという言語学者が、本と出逢う喜び、愛すべき店主たちとの交流をユーモラスに語るエッセイ。
    〈解説〉阿部賢一

      目 次

    Ⅰ 沈黙の通訳
    沈黙の通訳
    その一語



    スライムの終焉
    津波のロンド
    英語夜話
    チェルニー博士訪問記
    小さなバイリンガリストたち

    Ⅱ プラハの古本屋
    共産圏の古本屋・1
    共産圏の古本屋・2
    共産圏の古本屋・3
    プラハの古本屋
    続・プラハの古本屋
    ほろ苦い喜び
    ストラホフ図書館への招待
    辞書との縁
    チェコの匿名辞典
    チャペックのコロンボ風探偵小説
    もっと長い長いお医者さんの話
    古本のプラハ・'87
    三つのミニコレクション

    Ⅲ カルパチアの月
    アドリアの海から
    ワルシャワの秋
    沖縄の熱帯魚
    雨のプラハ
    ウィーンの四日間
    カルパチアの月

    初出一覧
    あとがき

    解説
    「古本」との新たな出逢い  阿部賢一
  • 世間に異議申し立てをし続けた日々をユーモラスに描き、
    家族のことや悪戯三昧の学生時代を回顧。

    伝説の反骨編集者の原点となるエッセイを初文庫化!
  • 682(税込)
    著:
    花森安治
    レーベル: 中公文庫

    風俗やファッションをテーマに、滑稽な人間模様を洒脱に語る。
    特権意識や見栄っ張りを嫌った花森イズムが、時空を超えて迫る!
  • 「音楽というものは、生活のなかにとり入れるものではなく、生活のなかからひきだすものです。」――やわらかい語り口による、クラシック音楽への誘い。

    ・芥川也寸志生誕100年記念企画。
    ・ロングセラー『音楽の基礎』と並ぶ、クラシック音楽入門書。
    ・本書は、楽譜をいっさい用いず、日本人とクラシック音楽の接し方を、平易かつユーモラスに解く。「談義」というに相応しい筆致。
    ・「リズム」「旋律」「ハーモニー」など、音楽入門としてのツボは押さえつつも、時折「脱線」する内容が、もうひとつの読みどころ。
    ・軽妙な文体とエピソード、喩えの面白さなど、現代音楽作曲家である著者の人柄が垣間見える。エッセイとしての妙味。
    〈解説〉片山杜秀
  • 柳原さん、開高さんらが描いたアンクルトリスに込められた「人間らしさ」こそが、どんな時代にあっても人間が忘れてはならない、欠かすことのできない本質である
    (サントリーHD会長 佐治信忠〈特別寄稿〉「人間らしくやりたいナ」より)
    アンクルトリスのモデルはいない、しかし、強いて探すとすれば、それは私自身のような気がする。私の思っていた事、私のするくせ、私の見たものがアンクルトリスのストーリーの中に、動きの中に、背景の中に出ていたかもしれない。きっとそのうちに私もアンクルトリスみたいにハゲ頭になるだろう、私のモデルはアンクルトリスなのです。
    (巻末エッセイ 柳原良平「私はアンクルトリス」より)

    「人間」らしくやりたいナ――昭和三三年、柳原良平、開高健、山口瞳、そして酒井睦雄が生み出したアンクルトリス。サントリーの前身・寿屋宣伝部で、数多くの伝説的広告を作り上げた熱く賑やかな日々を描く。多彩な人物のエピソードから広告論、イラストレーション論まで。イラスト37点収録。
    〈特別寄稿〉佐治信忠〈巻末エッセイ〉山口瞳
  • 【昭和・光と影】
    夥しい人命が失われ、数えることの出来ぬ富が空しくなり、名誉と独立とを奪われ、ただ世界に向って罪だけを負うことによって、今、戦争が終るのである――昭和十七年一月、ビルマ派遣軍司令部宣伝班として従軍。帰国後、読売新聞社論説委員として敗戦の日を迎える。戦後を代表する社会学者の回想録。
    〈解説〉粕谷一希

    (目次から)
     昭和十六年――昭和二十一年
      徴用と三木清
      ビルマの高見順
      ラングーンの日々
      日本への旅
      新聞社の内部で
      敗戦の日
      スターリンの夢
     明治四十年――昭和十六年
      微禄の涯
      偽善の勧め
      地震のあとさき
      社会学へ向って
      習作時代
      東大のうちそと
      悲しい処女作
    〈解説〉粕谷一希
  • 【昭和・光と影】
    夥しい人命が失われ、数えることの出来ぬ富が空しくなり、名誉と独立とを奪われ、ただ世界に向って罪だけを負うことによって、今、戦争が終るのである――卒論をもとに『思想』で論壇デビューを飾った戦前、昭和十七年一月、ビルマ派遣軍司令部宣伝班として従軍。帰国後、読売新聞社論説委員として敗戦の日を迎える。そして戦後の平和運動、安保闘争へ。政治の季節を描く自伝的昭和史。昭和を代表する社会学者による回想録。

    (目次より)
     昭和十六年――昭和二十一年
      徴用と三木清
      ビルマの高見順
      ラングーンの日々
      日本への旅
      新聞社の内部で
      敗戦の日
      スターリンの夢
     明治四十年――昭和十六年
      微禄の涯
      偽善の勧め
      地震のあとさき
      社会学へ向って
      習作時代
      東大のうちそと
      悲しい処女作
      唯物論研究会の人々
      ミクロの世界へ
     昭和二十一年――昭和三十五年
      二十世紀研究所
      平和問題談話会
      「小さな人気者」
      内灘へ
      さまざまな空港
      放心の日々
      安保前夜
      安保の日誌
      美しい季節
      あとがき
      解説 粕谷一希/品治佑吉

    ※中公文庫『わが人生の断片』上下巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。
  • 【昭和・光と影】
    歴史は、卑怯であったものも、卑怯でなかったものも、一緒に押し包んで、昭和十六年末の新しい戦争へ向って流れ落ちて行った――卒論をもとに『思想』で論壇デビューを飾った戦前から、戦後の平和運動、安保闘争へ。政治の季節を描く自伝的昭和史。
    〈解説〉品治佑吉
    (目次より)
     明治四十年――昭和十六年(承前)
      唯物論研究会の人々
      ミクロの世界へ
     昭和二十一年――昭和三十五年
      二十世紀研究所
      平和問題談話会
      「小さな人気者」
      内灘へ
      さまざまな空港
      放心の日々
      安保前夜
      安保の日誌
      美しい季節
      あとがき
       解説 品治佑吉
  • 雑草について調べる「雑草サークル」を立ち上げた学生たちと植物学者の大学教授によるエッセイ風ミステリー。
    本書で書かれている植物に関するデータは、実際の実験によるもの。研究などで解明されることのない“身近な疑問”について、学生たちが自ら試すことでたどり着いた「図鑑や論文では書かれることのない特性」を取り上げる。

    ------
    植物図鑑に書かれていることは、
    人間が限られた観察で書いているに過ぎない。
    言わば、一方的な決めつけに過ぎないかもしれない。
    図鑑に書かれた姿が、
    「こうあるべき」と人間の勝手に過ぎないとしたら、
    それに囚われることなく、自在に変化する雑草の、
    何と自由なことだろう。(本文より)
    ------

    『生き物の死にざま』『はずれ者が進化をつくる』など数々のベストセラーで知られる人気生物学者が描く「雑草サークルミステリー」の世界へようこそ。
  • 946(税込)
    著:
    吉村昭
    レーベル: 中公文庫

    戦前・戦中の東京下町を、昭和2年生まれの著者が体験を通して振り返る。
    綿密な考証と巧みな描写にもとづく歴史小説・ノンフィクションに定評のある著者による、昭和事物回顧。
    「歴史」「昭和史」という括りからは見落とされた、庶民の暮らし・風俗、東京下町の情景が、生き生きと甦る。
    単なるノスタルジーではない、冷静な視線で、自らの記憶を掘り起こす。

    「『古き良き』とは浅薄な過去を美化する言葉でしかない。決して『良き』ばかりとは言えず、簡単にそんなことを口にしてもらいたくはないのだ」(本文より)

    【本書に出てくる事物】
    物干台/毛糸/焼芋屋/羅宇屋/お化け煙突/自転車泥棒/電柱掘り/焼け金庫屋/ソフト帽/下駄・雪駄/銀流し/朴歯の高下駄/ハダシ足袋/ソロバン/エジソン・バンド/大学芋/電球/提灯/リヤカー/山手線/地下鉄/汽車/チッキ/花柳病/肺病/肝油/脚気/浣腸/ヒマシ油/蚊帳/火の見櫓/湯タンポ/長火鉢/焚火/映画館/ポスター貼り/ラジオ体操/仏法僧/ベルリン・オリンピック/二・二六事件/喫茶店/お定事件/浪曲・講談/徳川夢声/玉音放送/ラジオ/ツェッペリン号/説教強盗/下駄スケート/大八車/オート三輪/木炭自動車/輪タク/都電・市電/谷中墓地の桜/アメ横のサクラ/井の頭のひき蛙/食用蛙/夏服/カンカン帽/パナマ帽/アッパッパー/南京虫/蚤/虱/DDT/銭湯/行水/朝顔/石榴/金魚/山の湯宿/赤トンボ/柿木金助/B29/夜の闇/双葉山/男女ノ川/夜行列車/蒸気機関車/煤煙

    〈解説〉森まゆみ
  • 日本中のこどもたちを恐怖のどん底に陥れた天才マンガ家が語った
    、父と母、自然、文明、そしてマンガのこと――
    最初で最後の本格的自伝


    2023年に読売新聞で連載された「時代の証言者/楳図かずお 『怖い!』は生きる力」を再構成し、大幅加筆。
    伝説となったユニークなエピソード満載で、生前の著者が自ら語り、聞き手の記者が可能なかぎり裏付け調査をおこなった「最初で最後の決定版自伝」。
    美麗な絵柄とトラウマ必至のホラー描写。
    怖いだけでないすぐれた心理描写に、宇宙規模の圧倒的なストーリーテリング。
    多彩な「楳図ワールド」を縦横に語り、解説する。
    デビューする前の肉筆回覧誌「漫画展覧会」からの貴重な作品2点のカラー図版も収載。
  • 大好きだった児童文学やドーナツの思い出、“タメ口おじさん”や古くさいマニュアルへの違和感。私たちを勇気づけるエッセイ集。
  • 林檎は樹になったままがぶりとかぶりつき、苺は朝露に濡れたのをそのまま洗いもせず口へ入れる。鮭は漁れたてを素焼にして大根お
    しをそえて――。

    明治時代の札幌に生まれ、上京のち作家デビュー。戦後は参議院議員として激動の時代を駆け抜けた著者。当時の女性たちが憧れたその人生に舌鼓を打つ珠玉の食エッセイ集を増補復刊!

    【目次】
    お重詰
    しらうお
    さざえ
    さくら餅
    あくまき
    夏日新涼
    巴里の秋
    はつ雪の日
    七面鳥
    年始
    スメヨーボ
    雪山の味
    トレドのお菓子
    マシマロ
    口腹の慾
    身欠鰊のあめだき
    朝鮮あざみと菊芋と
    朝食譜
    日本のビフテキ
    精進料理
    田舎家
    タコ
    四季に添うて
    海鼠あり
    蓬草紙
    冬ごもり
    舞踏会の花
    サッテ
    秋の味覚
    春の献立
    くき
    美しきものは
    わが机
    故郷の味
    他人のほころび
    大阪土産
    きき酒
    がらがら煎餅
    七草艸子
    もみじ菜
    食味日記
    家庭料理
    五月の町
    故園の果実
    さとう
    素顔
    美味東西
    秋果と女
    伊勢の春
    木の芽
    よまき
    もろきゅう

    味噌の味
    つまみ喰い
    味じまん
    (全56編)
  • しつこく生きて101歳。
    90代後半から2024年までの『婦人公論』でのインタビューと、単行本未収録のエッセイを総ざらい! 
    さらに巻頭では、書斎と執筆風景を写真入りで紹介。

    スーパーでの買い物から、小室眞子さんの結婚、兄サトウハチローの思い出、そしてたびたびの断筆宣言を覆して書き続けた日々……。
    変わらない歯切れよさで、世相と日常を語り尽くす。
    愛子センセイの最新の肉声から伝わる、今の思いとは?

    「まったく何かというとああのこうのと、たいした意見でもないことをいい連ねる世の中になりましたねえ。何かしらイチャモンをつけるのが楽しくてたまらないみたいな。いちいちうるせえ、といいたくなる。いちいちうるさいのは佐藤愛子のはずだったのが、その佐藤が苦々しく思うのだから、私はもう引っ込まざるをえませんねえ」

    「今は何かというとお金の話が出てくるのね。損か得かのほうへアタマが行くらしいのね。『これだって我々の税金がモトだ!』ってすぐにいう。二言目には『我々の払った税金』が問題になる」

    「五十年前は古い日本人の精神性というものがまだいくらか残っていた。何が美徳か、美しい行いとは何かを子どもに教える大人がいました。でも今は美徳を教えないで、損得を教えるようになっていますね」

    「『結婚してお幸せに』なんてよくいうけれど、何が幸せかなんて、そんなことはわかりませんよ。大変なことにぶつかって乗り越えていく。マイナスを糧にできる人こそが本当に幸せな人だと私は思います」

    「ただ思いをめぐらせているだけで、答を求めているわけではない。すぐに忘れる。それからまた思う。……これはこれで悪くない」
  • 作家としての窮状さえも、フィッツジェラルドは
    見事に小説に結実させていった――

    華やかな喧噪の日々から一転、三十代にして迎えた不遇の時代にも、
    フィッツジェラルドは多彩なスタイルの短篇小説と、
    「壊れる」三部作ほか秀逸なエッセイを残した。

    人生の暮れ方に描かれた、美しくゆるぎない物語。
    早すぎる晩年となった一九三〇年代のベスト集。


    〈短篇小説〉
     異国の旅人
     ひとの犯す過ち
     クレイジー・サンデー
     風の中の家族
     ある作家の午後
     アルコールに溺れて
     フィネガンの借金
     失われた十年

    〈エッセイ〉
     私の失われた都市(『マイ・ロスト・シティー』改訳)
     壊れる
     貼り合わせる
     取り扱い注意
     若き日の成功
  • 鍋が重たい、本の字が読めない。
    少し前までできていたことができない
    。困りごともいろいろ起きる。振り込め詐欺、通信トラブル、そしてまさかの感染症。

    とまどう中で気づきます。
    昔と同じやり方が今の自分の最適解とは限らない。
    変えていいコトと変えたくないモノがつかめたら、よりよい60代を送れそう。

    単行本『ふつうでない時をふつうに生きる』を改題
  • 五十代は「大人の一年生」。
    働きかた、家族、生きがい、人間関係……
    いろいろと考えることはありますが、あきらめず、無理せず、機嫌よく過ごしたい。
    そんな毎日に役立つ、ささやかな知恵や気づきを拾い集めて、誰かに話しかけるように書きました。

    文庫化にあたり「毎日嬉しくよりも毎日楽しく」他を新収録。


    ■目次(一部)

    第1章 ご機嫌に生きるための習慣

    五十代からの「ご機嫌な習慣」
    シンプルという学び
    僕の基本
    ほか

    第2章 学校では教えてくれなかった大事なこと

    失敗について考える
    壊れたら 直せばいい
    友だちと呼べる本がある人生
    ほか

    第3章 自分の「舌」を信じる

    素朴な味 肥えた舌戻す
    好物ばかり おいしいお弁当
    母のミルクコーヒー
    ほか

    第4章 回想は妙薬

    親の年齢に目を向ける
    夕暮れをゆっくり歩く
    ほんとうに贈りたいもの
    ほか

    第5章 大好きなモノ語り

    自転車で広がった視野
    しあわせを切り取った時代
    乗用車はもうひとつの部屋
    ほか

    文庫版付録
  • 日本史上の「悪人」24人を取り上げた評伝の大著『悪人列伝』から、「大河ドラマ」でも異彩を放った7人を選ぶ。著者は、情緒を排し史実(多くの史資料)に立脚した史伝を確立した作家。その背景には司馬遷『史記』をはじめとする中国史書への深い造詣があった。自らも大河ドラマ2作の原作者(「天と地と」「風と雲と虹と」)であった著者の人間的な史眼により、「悪人」たちが生き生きと甦る。
    「本編の主人公兼家の生涯も、権力闘争以外には何も目ぼしいことはないのであるが、その手段が悪辣陰険をきわめているので、おもしろいのである」……藤原兼家
    「(田沼は)大悪人ではなかろうが、結果的には大悪人とひとしいことをしたといえるであろう。人それぞれの好悪があろうが、こんな不潔な人間は、ぼくはきらいだ」……田沼意次
    〈解説〉ペリー荻野

    目次 *( )は、登場する主な大河ドラマタイトル
    藤原兼家(「光る君へ」)
    北条政子(「草燃える」「平清盛」「鎌倉殿の13人」)
    北条高時(「太平記」)
    日野富子(「花の乱」)
    松永久秀(「麒麟がくる」)
    徳川綱吉(「八代将軍吉宗」「元禄繚乱」)
    田沼意次(「べらぼう」)
  • 「私に専門家になろうという野心があるとしたら、釣りの楽しみについての専門家になりたい」
    「自分の時間を獲物の状態に合わせる自由こそが喜び」(本文より)

    人生を、仕事・休養・リクリエイションから成ると捉え、
    何ものにも妨げられない時間の価値を著者は説く。

    釣ることの技術と共に、その喜びを読者と分かち合い。
    「良き余暇のありよう」を伝える味わい深い名随筆。
    新たに原書の挿絵を収録して復刊。
  • きのうまでの「普通」を急にアップデートするのは難しいし、
    ポンコツなわれわれはどうしたって失敗もする。
    変わらぬ偏見にゲンナリすることも、無力感にさいなまれる
    夜もあるけれど、「まあ、いいか」と思える強さも身についた。
    明日の私に勇気をくれる、ごほうびエッセイ。

    〈目次〉
    第1章 今日もなんとか生きていく
    第2章 ポンコツな我々と日々のタスクと
    第3章 大人の醍醐味・中年の特権
    第4章 それでも生活は続くのだから
  • ―― どんなことでも楽しむための工夫をしてみる
       工夫をするとコツが見つかる

    日々の生活、仕事、人間関係、食などについて、著者が見いだした「工夫・コツ」。

    ささやかなことだけれど、気づくと嬉しい。

    そんな、暮らしの「しあわせの種」113篇を一冊にまとめました。
    巻末に「一日を喜ぶ」を新たに収録。

    そのままの味を探す
    「お金は友だち」と思うこと
    ずる休みの効能
    「後味おいしい仕事」学びたい
    「ようこそようこそ」感謝の心
    傘の巻き方から学ぶ
    七十歳をしあわせのピークに
    土曜日は餃子の日
    (目次一部)
  • ※以下の作品は、『たまごだいすき』(電子版)には収録されておりません。
    『たまごだいすき』(中公文庫)にのみ収録されていますのでご了承ください。
     ・「フライパン問題と目玉焼き」江國香織
     ・「親子の味の親子丼」東海林さだお
     ・「卵焼きキムパプ」平松洋子

    生卵は、王様みたいだった――西加奈子

    ありふれているようで唯一無二の食材、たまご! 
    思い出の料理、忘れられない記憶、その姿が訴えかけてくる謎など、
    多種多様なエッセイを読めば、
    もっとたまごが好きになるはず。

    ■電子版収録作品
    「卵」辰巳芳子
    「玉子」高山なおみ
    「極道すきやき」宇野千代
    「プレーンオムレツ」阿川佐和子
    「おうい卵やあい」色川武大
    「ピータンのタン」新井一二三
    「未観光京都」「続・卵焼きサンド」「卵サンド、その後のその後」「たどり着いたほんものの味!」角田光代
    「幸福の月見うどん」稲田俊輔
    「卵料理さまざま」阿川弘之
    「鏡タマゴのクレープ」「神父さんのオムレツ」「タイの焼きタマゴ」玉村豊男
    「残り物の白身を使ってフリアンを」甘糟幸子
    「温泉玉子の冒険」嵐山光三郎
    「たまごを数式で表した偉人たち」小林真作
    「冷凍食品の話」西村淳
    「たまごシールとわたし」ひらいめぐみ
    「卵酒」小泉武夫
    「ゆで卵」鎌田實
    「ジャンクスイーツの旅」「迷路の卵」若菜晃子
    「塗り椀の卵 微妙に重い」片岡義男
    「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク―空想半熟卵―」森於菟
    「鶏卵」矢野誠一
    「ねェねェ私のこと好き?」佐野洋子
    「茹玉子」水野正夫
    「スポーツマンの猫」堀江敏幸
    「やんなった」千早茜
    「ゆでたまご」向田邦子
    「カイロの卵かけごはん」西加奈子
  • 私にとって能登は、やさしい土地だった――。二月の能登に降り立った作家が出逢ったのは、話したがりで優しい人々と、土地がもつ豊かな歴史。海女、漁師、賑わう朝市。不思議な伝承に彩られた集落の祭り。著者の旅路とともに能登半島に魅了される小さな旅行記。渡島半島から函館を巡る『津軽海峡を越えて』を併録。〈解説〉渡邊英理

    【目次】
    ○第一部 能登早春紀行
    ・第一章 雪雷 能登・志雄町
    ・第二章 潮しぶき 能登・羽咋市
    ・第三章 風待港 外浦・富来町福浦
    ・第四章 千浦の又次 外浦・富来町赤崎
    ・第五章 栗ひろい 外浦・富来町富来
    ・第六章 アワビ 奥能登・輪島市
    ・第七章 民話 奥能登・珠洲市高屋
    ・第八章 白い山 奥能登・珠洲市大谷
    ・第九章 お山祭り 内浦・能都町
    ・能登早春紀行 あとがき

    ○第二部 津軽海峡を越えて
    ・第一章 津軽海峡
    ・第二章 旅は道連れ
    ・第三章 少年と姥神
    ・第四章 函館旅情
    ・津軽海峡を越えて あとがき
     
    ○文庫解説
    旅する言葉、海と女の思想圏 渡邊英理
  • 1,430(税込)
    著:
    堀内誠一
    レーベル: 中公文庫

    \伝説的アートディレクターで絵本作家/
    堀内さんと世界をぐるり、美食・秘宝・島巡り!

    チュニジアの魚介スープ、台湾の屋台飯、ウクライナの肉団子をたいらげ、
    国宝の美術品から露店の玩具までこよなく愛した堀内さん。
    世界の美食・秘宝・島々をぐるりとび回る!

    「パンパンになったお腹をなでなで、食後酒のグラッパをやってると、
    いつしか自分がまるで常連客だったようにくつろいでいる。」

    カラーイラスト約200点と単行本未収録エッセイを満載に、初文庫化。


    アテネの町のあちこちでトウモロコシを焼いて売ってる。
    醤油があったら、と一瞬思ったが、
    それはアサハカな習慣なのがスグ分って
    〝こりゃウマいや!〟と叫んだ。
    オジサンのふってくれた塩だけ、というのがいいのだ。
    (本文より)
  • 初刊時、世が「平成」となって10年あまりが経ち、「昭和」はすでに懐かしむ対象となっていた。日本人のありようを見つめる著者が、自身の個人史的随想と昭和を生きた作家への思いを軸に、かつて確かに存在した清々しい日本の姿、静かなる停滞(=老い)へと向かう自身の内面を綴った「昭和」アンソロジー。穏やかだが切ない「関川文体」が気持ちにしみ通る一冊。巻末に書き下ろしエッセイを増補する。
  • ロシア人亡命作家を追いかけ
    クロアチア移民とおしゃべりし
    イディッシュ語教室で人気者に――

    一九八〇年代、ロシア文学専攻でありながら米国に学んだ著者。
    東欧系移民や亡命作家たちとの交流から得た豊かな体験談を起点に、
    亡命者・移民・多言語話者の文学や言葉を縦横に考察。

    ロシア・東欧文学から世界文学まで広く論じてきた著者の原点たるエッセイ。
    「ハーバード生活から、三つのエピソード」他を新収録。

    解説
    「いつも身軽に「大事そうなもの」を集めること」奈倉有里



    ニューヨークのこんな片隅のしがない食料品店の中でしぶとく生き続ける生粋のスラヴ語が聞けたという事実に嬉しくなったぼくは、つい好奇心にかられて、「いったい何語をしゃべっているんだい、スラヴ語みたいに聞こえるけど」と男の子のほうに脇から話しかけてしまった。
    (「ブライトン・ビーチのロシア語街」より抜粋)

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