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『エッセイ、角川ソフィア文庫、801円~1000円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~9件目/全9件

  • 八雲の手紙や講義録、再話文学からその人物像と心の軌跡に迫る入門書

    教師として日本各地を訪れた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、庶民生活の中にある「単純、善良、素朴さ」を愛す一方、西洋化を推し進める「新日本」に幻滅する。彼が見つめ、追い求めたものとは何か。横浜上陸から松江・熊本・神戸そして東京で亡くなるまで――八雲文学研究と邦訳の第一人者が、作品・書簡・講義録等から、十四年間の足跡と心の軌跡を辿る。いま、私たちが見直すべき日本文化を再発見するための八雲案内。

    はじめに――失われゆく日本の心を見つめて

    第一章 小泉八雲はなぜ日本にやって来たのか――漂泊・幽霊・ユートピア
    1 激情家・小泉八雲の生涯をたどる
    2 日本という永遠のヴィジョン
    3 八雲の松江 松江の八雲
    4 二つの日本ござ松江から熊本へ
    5 なぜ熊本を去ったのか

    第二章 教育者としての小泉八雲――想像力・共感・非個性
    1 教育への情熱
    2 教育における想像力とは何か
    3 語り部のかたりなす文学講義
    4 〈ゴーストリィー〉なものの響き合い――『怪談』と『講義録』の関連性

    第三章 小泉八雲が私たちに語りかけてくるもの――死者と生者の共同体
    1 原風景をたどるござ自伝的断篇が伝える霊的世界
    2 夢の小宇宙としての再話文学
    3 〈永遠に女性的なるもの〉をめぐって
    4 妖精たちの棲むところ

    小泉八雲略年譜
    参考文献(参照した八雲関係の著作)
    あとがき――真・善・美へと向かう歩み
  • 古の人々はいかに病と向き合ってきたか?

    万葉集から、方丈記、江戸の役者絵、正岡子規まで。古典籍をひもとけば、古の人々がどう病と向き合い、苦しい状況の中で希望を見出していったのかがわかる。歴史を学び、現代の糧とする文庫書き下ろし!
  • 「戦後思想の巨人」の主著 大きな文字の新装版!

    国家とは何か。そして国家と自分はどう関わっているのか。「国家は共同の幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である。もっと名づけようもない形で、習慣や民俗や、土俗的信仰がからんで長い年月につくりあげた精神の慣性も、共同の幻想である」。原始的あるいは未開的な幻想から〈国家〉の起源となった共同の幻想までを十一の幻想領域として追及。自己幻想・対幻想・共同幻想という三つの構造的な軸で解明し、まったく新たな論理的枠組みを提言する「戦後思想の巨人」の代表作。改題・川上春雄、解説・中上健次

     目次

    角川文庫版のための序
    全著作集のための序

    禁制論
    憑人論
    巫覡論
    巫女論
    他界論
    祭儀論
    母制論
    対幻想論
    罪責論
    規範論
    起源論

    後記
  • シリーズ2冊
    1,012(税込)
    編著:
    中村元
    出版社: KADOKAWA

    人間、我慢、馬鹿、出世、利益──。身近な言葉の意外な由来とは?

    上品・下品、卍字、供養、卒都婆、舎利、荼毘などの仏教語から、
    我慢、人間、馬鹿、利益、出世など、仏の教えと縁をもつ意外な日常語まで――。
    語源という視点からわたしたちの生活や思考、感情の深層に分け入るとき、
    日本文化を裏打ちする仏教的世界観が浮かび上がる。
    名著『佛教語大辞典』を編纂した第一線の仏教学者らが集い、
    インド・中国・日本の多様な仏典を参照しつつも「肩のこらぬよう」執筆された仏教への道案内。
  • 968(税込)
    著者:
    平田雅哉
    出版社: KADOKAWA

    数々の名建築を手がけ、映画化もされた伝説の棟梁の一代記、初の文庫化!

    「こういう生き方もあったという事を、老人はもう一度思出し、青年ははじめて知ってもらいたい」――福田恆存(本書「序」より)

    大阪に平田ありと言われた名工、平田雅哉。吉兆、つるや旅館、大観荘、朝香宮邸茶席など手がけた名建築は数知れず。「建築は風呂敷には包まれん。出来上がりが気に入らんからと言って、引っさげて持って帰るわけにはいかん」が口ぐせで、腕の良さもあくの強さも天下一品。己の経験と勘のみ信じる職人魂と波瀾の人生は、福田恆存や今東光らをも魅了した。
    森繁久弥主演で映画化された大棟梁の心得帖、初の文庫化!

    序文・福田恆存
    解説・塩野米松
  • 古代日本の伝承を管理し、語り継いだ者の謎を追う珠玉の論考。

    いかにして日本民族に、悲哀の文学とも称すべきものが発生したか、そしてその管理者は誰であったか、更になぜこの管理者が自分の味った悲劇として語らねばならなかったか――処女作「悲劇文学の発生」をはじめ、語りと伝承者、悲劇文学の流通を論じる四篇を収録。『古事記』のなかに頻出する豪族和邇氏の存在に着目し、その謎と伝承との関わりを解き明かす。国文学者・角川源義の原点をさぐる、珠玉の論考集。解説・三浦佑之

    「悲劇文学の発生」
    「和邇部の伝承」
    「まぼろしの豪族和邇氏」
    「日本海時代――海の古代史」
  • シリーズ6冊
    8101,091(税込)
    著者:
    折口信夫
    出版社: KADOKAWA

    生誕130年記念/折口信夫の代表作、全論文を収録する完全版、刊行開始!

    「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二)

    折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版!
    解説・池田弥三郎/安藤礼二
  • 命の大切さ、チャレンジ精神、品格や人への心遣い――人間として大切な基本の態度や考え方を諭し、少年少女たちの自立精神を育む名著を現代語訳。丁寧な解説とともに、人間教育の原点を照らす決定版。

    命の大切さ、チャレンジ精神、品格や人への心遣い等を、物語や童話を通して心に語りかけるように教える『童蒙をしへ草』。福澤自身が息子二人のために、家庭から学ぶべき約束事や常識を、毎日半紙一枚ずつ各々へ書き付けた「ひゞのをしへ」。人として大切な基本の態度や考え方を諭し、少年少女たちの自立精神を育む名著を、小学生から読めるよう現代語訳。丁寧な解説とともに、人間教育の原点を照らす決定版。

    ●童蒙おしえ草 巻の一
    第一章 生き物を大切に
    第二章 家族を大切に
    第三章 いろいろな人との交流
    第四章 働くこと
    第五章 自分のことは自分でする
    第六章 あわてないこと
    ●童蒙おしえ草 巻の二
    第七章 自分で考え自分で判断し実行すること
    第八章 威張ったり、うぬぼれたりしないこと
    第九章 礼儀のこと
    第十章 飲食のこと
    第十一章 健康なこと
    第十二章 自ら満足すること
    第十三章 お金を無駄に使わない
    ●童蒙おしえ草 巻の三
    第十四章 思いやりのある心
    第十五章 怒ったり、我慢したりすること
    第十六章 穏やかなこと
    第十七章 自分の物と他人の物
    第十八章 他人の名誉
       ほか全二十九章
    ●ひびのおしえ 一編
    おさだめ(七つの大切なこと)/本を読む/ひどいことをしない 他
    ●ひびのおしえ二編
    天道さまのおきて/学問をすべし/日本の時と西洋の時 他
  • 江戸庶民に絶大な人気、「エクソシスト・祐天上人」とは何者か?

    悪霊と対決して14歳の若妻の憑き物を落とし、市井の人々に絶大な人気を博した「江戸のエクソシスト(悪霊祓い師)」祐天上人とは何者か? 五代将軍・綱吉の時代、なぜ桂昌院を中心とする江戸城大奥の女性たちの積極的な帰依を受け、浄土宗教団のトップにまで登りつめられたのか。謎に包まれたその生涯と事蹟をめぐる伝承に迫り、祐天という稀代の人物像を通して、新興首都・江戸が抱え持つ闇の世界を明らかにする著者代表作。

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