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『ノンフィクション、朝日出版社、1円~(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~16件目/全16件

  • “みんな”でいたくない“みんな”のために

    「LGBT」に分類して整理したら、終わりじゃない。
    「わからない」と「わかる」、「マイノリティ」と「マジョリティ」を
    行き来しながら対話する、繊細で痛快なクィアの本。
    ときに反抗的で、しなやかな態度は明日への希望に――。

    性、恋愛、結婚、家族、子孫、幸福、身体、未来――
    バラバラのままつながった壮大な「その他」たちが、
    すべての「普通」と「規範」を問い直す。

    「『普通』や『みんな』という言葉に己を託したり託さなかったり、託せたり託せなかったりする読者のみなさんを、風通しのよい、というよりは強風吹きすさぶ場所へと連れて行ってしまおうというのが私たちの企みです。どうぞ、遠くまで吹き飛ばされてください」(森山至貴「はじめに」より)

    「ワクワクだけでも足りません。ヒヤヒヤするかもしれませんし、何か責められたような気分でイライラしたり、何様だコイツ、という思いでムカムカするかもしれません。逆に、全然言い足りてないぞ、と思うこともあるかもしれません。そのくらいのほうが普通じゃないかと思います。そのくらいでないと、私たちも語った甲斐がありません」(能町みね子「おわりに」より)
  • 1,650(税込)
    著:
    岡美穂
    レーベル: ――

    何のために看護師になるのか?
    本書はその道筋を照らす光となる!
    ――順天堂大学学長 新井 一

    どれだけ医療が進んでも、病になる怖れは誰にでもある。
    病になった人の治る力をできるだけ引き出し、病という難局を一つずつ解消していくのが医師であり、看護師である。
    看護師である著者が、患者に対して、最良の対応をしていく知恵をどのように獲得していったのか?
    著者自身の看護体験を基に、看護の心をわかりやすくひも解く。
    看護を目指す人だけでなく、看護の心を活かして生きたい人々への、ヒントとなる心のメッセージ。
  • 人はどうやって声を出しているの? 赤ちゃんはどうやって言葉を身につけるの?
    子どもの「言い間違い」はどうして起こる? ヒトの進化の過程において、言語はどのように生まれてきたの?
    言葉マニアであり、子育て真っ最中である音声学者が解き明かす、最も身近で不思議な音とことばの世界。
    かつて子どもだった人、子どもにかかわる人なら誰もが楽しめる、言語に関する素朴なナゾが解ける一冊。実際の「#我が子のかわいい言い間違い」の音声学的な分析も!


    ***
    この本は“ちべじょんばん"(むちゃオモローwな意)である! !
    てんてんがり(カンカン照りの)日に
    しゅわしゅわをぐぴっと飲み干し
    ひっくり返って読みゃハマっちゃうんだから、もう。
    ちゃんお薦め! げっちゅぷり。

    子育て本としてもウナズキポイント満載で非常に勉強になります。

    一青窈

    川原先生は、音声学・音韻論の両分野において、多くの論文を出版しつづけ、学界への影響力も大きい研究者である。
    この本では、そんな著者が、日本語の音の仕組みを解説しながら、読者を今までになかった楽しい知的な旅へと招待する。
    筆者の娘たちがどのように言語を修得していくかを切り口として、本書は学問的正確性を損ねることなく、読みものとしても本当に楽しいものに仕上がっている。
    音声学・音韻論の入門授業の教科書及び副読本などにも使えるであろう。

    伊藤順子(カリフォルニア大学サンタクルーズ校言語学科名誉教授)
    ***
  • シリーズ5冊
    876901(税込)
    著:
    山縣良和
    著:
    坂部三樹郎
    レーベル: ――

    ファッションの魔法を取り戻す。1秒でも着られれば服になり、最大瞬間風速で見る人を魅了し世界を動かす。物語を主人公に巨大な熊手のコスチュームで秘境の祭りを出現させる山縣。ファッションショーと音楽ライブを合体させ、アニメやアイドルを題材に日本の可能性を探る坂部。「絶命展」でファッションの生と死を展示して大反響を呼び、自らのやり方でクリエイションの常識を覆してきた2人の若き旗手が、未来の新しい人間像を提示する。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第9弾。

    目次
    第1章 ファッションは広い場所を求めている(ストリートに飛び出した生々しいファッション;カテゴライズできない人間を提示する;ファッションの「祭り」で物語を表現する ほか)
    第2章 ファッションの魔法を取り戻す(ヨーロッパで出会った新人たち;制服から漏れ出る個性に注目する;常識を取り外すために別空間を作る ほか)
    第3章 ファッションは生きている(人間という中心軸があるからリアルになる;環境は人間を通して服に織り込まれる;世界トップレベルのプレッシャー ほか)
  • 「アーティスト」が消失した次は、「個」が消える番だ。

    復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由――
    “ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、
    開かれた社会(パブリック)と「個」を探る画期的な公共/芸術論!
    津田大介、青木淳、福住廉の三氏も対話に参加。

    ウェブ版「美術手帖」での好評連載を全面改訂し、新たな論として更新。
    「あいちトリエンナーレ2019」の“公開”検閲・展示中止を受けた対談も急遽追加。

    大きなアートフェアや芸術祭に率先して「配置」されるアーティスト、
    民営化されて「マジョリティ」しか入れなくなった公園や広場、
    「滅私奉公」して作品を社会から閉ざしていく市民のタイムライン……
    「みんな」「一般」の名のもとに、トップダウン/ボトムアップ双方から
    個人が侵食されていくとき、新しい公共圏と自由をどうつくっていくか?
    「個と公」の問題を、アーティストとアートの存在意義をテコにして実践的に考える。


    <目次>
    はじめに 卯城竜太
    1. いまアーティスト論を語るということ
    2. 「マジョリティ」園の出現
    3. 「にんげんレストラン」は生きていた
    4. 公化する個、個化する公
    5. 日本現代アートの始祖・望月桂と黒耀会 +福住廉
    6. 横井弘三が夢見た理想郷の建設
    7. 大正の前衛が開いた個のポテンシャル
    8. 「表現の自由」が問われた芸術祭 +津田大介
    9. 新しい公共をつくる方法論とは +青木淳
    10. アーティストたちよ、表層を揺さぶれ
    おわりに 松田修
    卯城による「日本の前衛」DIY年表


    「近年、『個と公』のバランスが大きく変わるなかで、僕らには、アーティストというつくり手として、言いたいことがたくさんあった。対談内にウザいくらい出てくる『個』『アーティスト』『大正』といったいくつかのキーワードのうち、とくに『公』の使い方は、論として開始当時はガバガバだ。いまから見るとツッコミどころ満載だが、なぜ僕らがそれほどまでに幅広くいろんな集団や容れ物を『公』と呼びたかったのか。それがいったい何を示唆しているのか、だんだんとわかるようになってきたのは、僕らが自らを『私』ではなく、『個』として捉えることにこだわりを持っていると気づいてからだった」(卯城竜太「はじめに」より)
  • 「ここでしか書けない」
    言葉の在庫を放出した。

    言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、
    一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。
    それは、いわゆる「往復書簡」とはまったく異なる。
    馴れ合いや戦略や俯瞰から遠く離れて、
    記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。
    流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、
    思索が自由に泳いでいく。
    「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。
    まえがき(武田砂鉄)とあとがき(又吉直樹)は書き下ろし。


    「自分の名前で文章を書くということは、なにかを確定させるという意味において身体に文字を彫ることと似ている。
    取り返しのつかないことになりかねないし、覚悟が必要な行為でもある」
    ……又吉直樹(あとがき)

    「言葉を重ねていくと、意味が固まってくるものだけど、今回は、意味がただただ点在している感じが続き、生まれたり消えたりした。
    それはもしかしたら、とても貴重なことだったのでは、と思っているのです」
    ……武田砂鉄(まえがき)


    【本文より】

    武田 極端な話をすると、ジャムの瓶を開けてもらったことで生まれた恋もあれば、ノリの瓶が開かなかったことで離縁を決めた事例もあるかもしれません。

    又吉 たとえば、「流しそうめん」は考えようによってはわざわざいったん流すという無駄な行為でしかないのですが、でも楽しいんです。


    武田 しょっぱい生姜焼きを「でしょー」と言われながら食べる。文章にもこういうことがあってもいいと思います。

    又吉 僕自身、「世に迎合すると鈍る」などと思っていたのですが、「迎合」という認識が間違いで、起爆するための条件と捉えたらどうか?
  • 弱くていいのだ。ダメでいいのだ。ダメだから人に救われるし、救われたら人を救おうと思うのである。
    こうしてダメがダメを救っていく。世の中を回しているのはお金じゃなくて「ダメさ」「弱さ」であっていいんじゃないか。
    ……寄稿 稲垣えみ子

    「できない」ままで生きてもいい!
    自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。

    親の年金でキャバクラに通い、そのたび落ち込んで引きこもっていた増田さん。
    何をやっても自信が持てない、一応「健常」な施設スタッフ沼田君。
    毎夕、意味不明なワン切りを必ずしてくるひーちゃん。
    「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん……。

    障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。

    誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。
  • いまある問題を解決させ、沖縄の明るい未来を実現させる画期的なヴィジョンを示した新・沖縄独立宣言!

    もし自分が沖縄県知事だとしたら、紛糾している沖縄をどのように政治的に解決するか?
    本土の国会議員や日本政府とどう政治的にケンカをするか?
    という視点から、「政治」「選挙」「投票」という民主主義の力を使いさまざまな改革を行い、諸課題を解決しながら大阪を実際に動かしてきた著者だからこそ言える、「沖縄問題」を解決するための全ビジョンと政治的戦略・戦術、およびプロセスを明らかにする。

    「8年間の政治家時代において、国会議員や日本政府はもとより、あらゆる相手と政治的にケンカをしまくってきた僕の政治的ケンカのやり方がいっぱいつまった本です。
    沖縄問題を解決するため、沖縄は本土の国会議員や日本政府とどのように政治的にケンカをしていくべきか、日本のみなさんに向けてはもちろん、玉城デニー沖縄県知事率いる沖縄県庁、そして沖縄県議会への指南書として書いたつもりです。
    沖縄県は日本の中で最も可能性に富む地域だと僕は断言したい。
    玉城知事・沖縄県庁・沖縄県議会と国会議員・日本政府が一体となって、本書で示した具体的な政治的プロセスで、素晴らしい沖縄を作り上げてほしいです。」(本文より)
  • 【暴走老人・ぼうそうろうじん】
    店員や駅の係員に無理難題を言って困らせたり、並んでいる列に割り込んできたり、
    若い人を怒鳴りつけたりする高齢者のこと。

    “英国流”幸せに年をとる方法=楽しみながら、時にシビアに

    日本と欧州を行き来して暮らす著者は、ヨーロッパの国々には“暴走老人”がいないことに気づき、
    不思議に思います。
    日本は恵まれた国にもかかわらず、高齢者が暴走してしまうのはなぜなのか?
    本書では「暴走」する日本の超高齢化社会を通して、日欧の高齢者たちを取り巻く環境の違いや、
    その背景にあるものを探ります。
    さらに、欧米の高齢者たちの暮らしぶりから、幸せに年をとるための前向きで具体的な提案をします。

    =*=*=「おわりに」より=*=*=
    もし街なかで暴走する老人を見かけたら、何が彼にそうさせてしまっているのかということも考えていただきたい
    のです。 これは実は若い人にとっても大変重要なことです。なぜなら、やがて現在の若者たちも高齢になり、厳し
    い状況に置かれる可能性が高いからです。つまり、現在暴走している高齢者のことを考えることは自分たちのため
    でもあるのです。


    ◆第1章 なぜ日本の老人は暴走してしまうのか?
    ◆第2章 社会の狭間で苦悩する日本の老人
    ◆第3章 暴走老人のいないヨーロッパ
    ◆第4章 人生を楽しむ欧州の老人
    ◆第5章 欧州ではどのように老後資金を準備しているか
    ◆第6章 欧州の老人に学ぶ節約術
    ◆第7章 「暴走老人」にならないために
  • 1,408(税込)
    著:
    末井昭
    レーベル: ――

    第30回(2014年)講談社エッセイ賞受賞

    母親のダイナマイト心中から約60年――衝撃の半生と自殺者への想い、「悼む」ということ。伝説の編集者がひょうひょうと丸裸で綴る。笑って脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります。

    「キレイゴトじゃない言葉が足元から響いて、おなかを下から支えてくれる。また明日もうちょっと先まで読もうときっと思う」――いとうせいこうさん
    「優しい末井さんが優しく語る自殺の本」――西原理恵子さん
    大人気連載、ついに書籍化!

    世の中、自殺について醒めているような気がします。
    おおかたの人は自分とは関係ない話だと思ってるんでしょう。もしくは自殺の話題なんか、縁起悪いし、嫌だと目を背けてる。
    結局ね、自殺する人のこと、競争社会の「負け組」として片づけてるんですよ。
    死者を心から悼んで、見て見ぬふりをしないで欲しいと思います。
    どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです。(「まえがき」より)
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    変形菌(粘菌)と暮らす16歳の少年が、
    10年間で見たこと・ 体験したこと・知ったこと・考えたことを、
    のびのびした文体で綴った一冊。

    「キレイ」な子実体だけじゃない、「フシギ」な変形体の魅力が満載!

    内閣総理大臣賞ほか数々の栄冠に輝いた研究や、
    いま世界で話題の写真家 濱田英明さんの撮りおろし写真を多数掲載。

    自由研究の参考書にもおすすめ!

    (本文より抜粋)
    ●第3章
    どこにでもいます! ぼくは誰かに「変形菌ってどこにいるの?」と聞かれたら、いつもそう答えています。
    「どこにでも」と言っても、さすがに都会や家の中にはいないでしょ?と思うかもしれません。
    でも、変形菌は本当にどこにでもいるかもしれないのです。
    ●第5章
    ぼくは小学1年生から変形体の研究を続けています。変形体たちと暮らしていて生まれた「もしかして動きが違う?」という
    疑問をきっかけに実験を始め、疑問を解決しては、その先にある新しい謎を追いかけ、それを繰り返しているうちに
    気がついたら10年近くが過ぎていました。
  • ペルーのアマゾンに眠る、伝説の正体を追い求めて。

    「ペルーのジャングルの奥深くに、沸騰しながら流れる大きな川がある」。落ちれば命を落とすほどの熱湯。
    祖父から不思議な話を聞いた少年はその後、地質学者となって伝説の真偽を探求する旅に出る。
    黄金の都市「パイティティ」は実在するのか? シャーマンが守ってきた神聖なる土地にも、開発と伐採は忍び寄る。
    科学と神話が衝突し、融合する。すべてが「既知」になりつつある現代に「未知」への好奇心を呼び覚ましてくれる、
    スリリングな探検と発見の物語。

    「おそらく現代の繁栄は、未来の人類滅亡を早めることで成り立っている」
    ……服部文祥(解説冊子より)


    Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
    人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、第8弾。

    「あらゆるものが調査され、測量され、理解されているような現代において、この川は、私たちがすでに
    知っていると思っていることに疑問を投げかける。既知と未知、古代と現代、科学とスピリチュアルの境界線を、
    私は否応なしに疑うことになった。この川は、未発見の驚異がまだたくさんあることを教えてくれる。
    驚異は未知なる世界の漆黒の闇の中だけでなく、日常の『ホワイトノイズ』の中にもある――ほとんど気づかれないもの、
    忘れかけていたこと、ストーリーの枝葉にさえ、存在するのだ」(本書より)
  • ●受賞歴
    紀伊國屋じんぶん大賞2017受賞

    ●内容紹介
    かつて日本は、世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。
    より良き道を選べなかったのはなぜか。日本近現代史の最前線。

    この講義の目的は、みなさんの現在の日々の生活においても、将来的に大人になって社会人になった後においても、
    交渉事にぶちあたったとき、なにか、よりよき選択ができるように、相手方の主張、それに対する自らの主張を、
    掛け値なしにやりとりできるように、究極の問題例を挙げつつ、シミュレーションしようとしたことにあります。(「講義の終わり」により)

    *************

    読んでいて、一段階ずつがスリリングで、ダイナミックで、おもしろい。〔…〕
    この書評を書きながら反省したのだが、結論に走ってはいけない。自分の意見に合うところだけつまみ食いしてはいけない。
    史料を読んで、過程を辿って、その中から今後に役立つものを誠実に抽出する。これはそのよい練習になる本である。
    ――池澤夏樹さん(2016年9月4日掲載、毎日新聞書評)

    日本の未来を真剣に考えるすべての人にとっての必読書だ。
    ――佐藤優さん(2016年9月12日号「AERA」書評)

    著者の知識に接する中高生たちの問題意識の鋭さは頼もしい。
    「普遍的な理念の具体化」が欠けていた時代だったという結論を読者もまた共有する。
    ――保阪正康さん(2016年10月2日掲載、朝日新聞書評)

    ページを捲るたびに、自分の視野の狭さに気づき、自分ならどう判断していただろうかと考えさせられた。〔…〕
    単純化した物語に回収することはいくらでも可能であろうところを、事実にもとづいて、より豊かな物語として
    理解していくプロセスを楽しませてくれる。
    ――開沼博さん(2016年9月25日号「サンデー毎日」書評)

    当時は「これしかない」という空気が作られ、現在も「日本は戦争に追い込まれた」といういいかたがされる。
    しかし、加藤が中高生たちと史料を読んでいくと、別の様相が見えてくる。
    ――永江朗さん(2016年9月9日号「週刊朝日」書評)

    キーワードは「選択」で問題の「本質」が選択肢に反映されているか否かを、国外・国内の情況や対抗関係をみすえ解読する。〔…〕
    「戦争まで」の動きがたんねんにたどられ、中高生ならずとも、多くの知見を得る。
    ――成田龍一氏(2016年9月25日、日本経済新聞書評)

    著者の采配に従い史料を読む受講生の疑似体験的ワクワク感も感じ取れるが、その史料読解作法は
    頭の中に立体的に現実を再現するというもの。戦争にしろ同盟交渉にしろ、日本外交から「理念」という言葉が
    消えていることにも気付かされた。
    ――原田敬一氏(時事通信書評)
  • 憎しみの中に育っても、「選択」することはできる。ジハードを唱えるようになった父親が殺人を犯したとき、その息子はまだ7歳だった。1993年、投獄中の父はNY世界貿易センターの爆破に手を染める。家族を襲う、迫害と差別と分裂の危機。しかし、狂気と憎悪が連鎖するテロリズムの道を、彼は選ばなかった。共感と平和と非暴力の道を自ら選択した、テロリストの息子の実話。全米図書館協会アレックス賞受賞。
  • どこにも行かないことが、最高の冒険になる。リアルでもネットでも、いたずらに動き回っては気の散る現代社会。つながりの時代に必要なのは、立ち止まって、静かに佇むこと。内面を移動すること。世界を巡ってきた人気の紀行作家が、レナード・コーエン、マハトマ・ガンディー、エミリー・ディキンソン、パスカル、といった先人の言葉や瞑想・安息日といった実例を引きながら、「どこにも行かない」豊かな旅へ招待する。Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、創刊!!「メールの自動返信を設定し、ランニングマシーンに乗っているときにテレビを消し、多忙な一日の(あるいは街の)中で静かな場所を探す。こうした行為はすべてあっという間に思いがけないスペースを切り拓いてくれる。〔…〕スピード重視の時代において、ゆっくり進むことほど人を活気づけるものはない。わたしはそう思い始めていた。なにかと気が散りがちな時代において、物事に集中することほど贅沢に感じられるものはない。そして、絶え間ない移動の時代において、静かに佇むことほど大切なものはないのだ」(本書より)
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。1986年4月26日に起きた、チェルノブイリ原子力発電所の恐ろしい事故。このスペイン発のグラフィック・ノヴェル(漫画)は、住みなれた土地を突然に追われ、あるいは愛した土地に留まった〈家族3世代の物語〉を描いている。論争にもセンセーショナリズムにも陥ることなく、かの土地に生きた人々が「心」に抱いた情景が浮かび上がる。チェルノブイリは決して「遠く」の出来事ではない。漫画・物語が持つ力を通じて、本書はそのことを強く訴えかけている。原書はスペインで2011年4月に刊行され、El Mundoなど国内主要紙でも紹介。

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