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『ノンフィクション、文春文庫、0~10冊(実用、文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全302件

  • シリーズ3冊
    601723(税込)
    著:
    北尾トロ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    ワイドショーも小説もぶっ飛ぶほど、リアルで面白いのがナマの裁判だ。しかもタダで誰でも傍聴できる、殺人、DV、詐欺、強姦事件……。突っ込みどころ満載の被告の弁明や、なんとも噛み合わない被告と弁護士、傍聴席に鈴なりの女子高生にハッスルする裁判官、有名漫画家の男気ある証人ぶり、ヒトゴトじゃないと思う切実な事件。「こいつ、絶対やってるよ!」なんて心の中で叫びつつ、楽しく通った傑作裁判傍聴記。自筆のイラスト満載(法廷内は写真撮影不可のため)。
  • 爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書

    梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。

    〈最終的には次の簡単な問いを自問するといいだろう。その治療法には、信頼できるエビデンスがあると思うか? 副作用が出ても構わないか? それから忘れてはならない問いがもう一つ──治療費にいくらまで払えるか?
     実のところ、この本は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。言うまでもなく、「最悪の治療法」は今後も生み出されるだろう。〉(「はじめに」より)

    ※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • なぜ、この事件は強く否定され続けるのか?
    戦後七十周年に下された指令は七十七年前の「事件」取材?

    「知ろうとしないことは罪」と呟き、西へ東へ南京へ。
    いつしか「戦中の日本」と、言論の自由が揺らぐ「現在」がリンクし始める……。
    伝説の事件記者が挑む新境地。

    解説・池上彰
  • 1972年「赤旗」平壌特派員となった私は、大阪の定時制高校で席を並べた親友の尹元一(ユンウォニル)を訪ねた。友は「地上の楽園」で幸せに暮らしているはずだった──なぜ金日成は帰国運動を必要としたのか。書かれざる日本共産党と在日朝鮮人運動の関係とは。「突出する力作」(深田祐介氏)、「人を動かす力をそなえた作品」(立花隆氏)。明らかにされる重大事実とともに理想を信じて北へ帰った人々の悲劇を描き、満票で第30回大宅壮一ノンフィクション賞に輝いた記念碑的名作。
  • 1999年に始まった一個人のウェブサイト「2ちゃんねる」が、どうして、2001年には一日のアクセス800万件、ユーザー300万人という、世界最大のインターネット掲示板に急成長したのか。主催者「ひろゆき」への8万字ロング・インタビューを通じて、「2ちゃんねる」の歴史、現在の盛況、これからの展望までを徹底解剖する。田原総一朗、糸井重里、山形浩生、宮台真司とひろゆきの対談4本も収録。新たに第10章では、ビジネス化も始まった「2ちゃんねる」の動向を「ひろゆき」に問う。
  • 福島原発から胆沢ダムに至るまで、ダーティ・マネーの臭いがするところには「平成の政商」と呼ばれた水谷功の影がある。小沢一郎との関係、東電のトラブルの裏処理、裏金のつくり方、談合の実態、北朝鮮利権、有名演歌歌手を招いたディナーショー……。その卓越した取材力で日本のタブーに切り込んできた著者が「政官業」癒着の実態を暴いた傑作ノンフィクション。
  • “箱根”に魅せられたテレビマンたちが、前代未聞の生中継に挑む

    いまやお正月の風物詩となった、箱根駅伝。1987年、初めてテレビ中継に挑んだテレビマンたちの奮闘を描く傑作ノンフィクション。

    正月の風物詩として人気を誇るテレビ番組「箱根駅伝」。しかし、1987年の初回生中継は挑戦の連続だった。全長200km超え、800m以上の高低差のある過酷なコース。電波の届かない箱根の山々と、降りかかる無理難題にどう立ち向かったのか。今なお語り継がれる初回放送の舞台裏。テレビスタッフの物語をドラマチックに描く。

    単行本……『「箱根駅伝」不可能に挑んだ男たち』2007年12月ヴィレッジブックス刊
    文庫版……単行本を改題し、加筆・修正 2024年5月文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としておりますが、文庫版収載の写真4点は収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
  • 娘の命を救うために不可能に挑んだ家族の物語。2024年6月、映画公開!

    【娘の心臓に残された時間はたった10年――】

    生まれながらに、心臓に疾患をもっていた娘は医師から、余命10年を宣告される。
    娘の心臓に残された時間はたった10年。
    何もしなければ、死を待つだけの10年。
    これを運命だと諦めるか。抗うか。
     
    町工場を営む家族は、『「人工心臓」をつくり、娘の命を救うという不可能に挑む』ことを決意した。

    実話をもとにした感動のノンフィクション。
     
    2024年6月14日(金)、映画『ディア・ファミリー』として公開されます。
  • 不条理な暴力に私たちはどう抗えるのか――

    【第53回大宅賞受賞作】

    1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れて――50年前、「理不尽な暴力」に直面した著者が記した魂と悔恨のルポ。

    1972年、キャンパスでいったい何が?

    思想家・内田樹氏 推薦!
    「同時代を生きた人間として樋田さんがこの記録を残してくれたことに深く感謝したい。
    若い人に読んで欲しいと思う。
    人間がどれほど暴力的になれるのかは知っておいた方がいい」

    【本作原案映画、公開決定!】
    『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』
    (2024年5月25日よりユーロスペース他で公開)

    ※この電子書籍は2021年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,400(税込)
    著:
    真山仁
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「角栄は本当に有罪だったのか?」

    今日にいたるまでくすぶり続ける
    ロッキード事件の様々な疑問を解明すべく、
    著者は事件の全貌を洗い直す。
    辻褄の合わない検察側の主張、見過ごされた重大証言、
    そして、闇に葬られた〈児玉ルート〉の真相――。
    疑惑の背後に、戦後から現在まで続く日米関係の暗部が見えてくる!
    特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。

    解説=奥山俊宏

    ※この電子書籍は2021年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 誰にも知られたくなかった素顔

    キャスターから国会議員へ転身、大臣、さらには都知事へと、権力の階段を駆け上ってきた小池百合子。しかしその半生には、数多くの謎が存在する。「芦屋令嬢」時代、父親との複雑な関係、カイロ留学時代の重大疑惑――彼女は一体、何者なのか? 徹底した取材に基づき、権力とメディアの恐るべき共犯関係を暴いた、衝撃のノンフィクション!

    私は小池百合子という個人を恐ろしいとは思わない。だが、彼女に権力の階段を上らせた、日本社会の脆弱さを、陥穽を、心から恐ろしく思う。(「文庫版のためのあとがき」より)

    ※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 若き臨床心理学者の冒険譚にして青春物語

    われらがカウンセラー、東畑開人の一般書デビュー作、文春文庫版の電子書籍化。

    文庫版あとがき「8年後の答え合わせ、あるいは効果研究」を付した完全決定版です。

    人生に痛めつけられたからこそ、
    人を癒やす力を得た野生の医者たち。
    彼女・彼らと共に過ごした
    灼熱のフィールドワークの記録!

    気鋭の心理学者にしてカウンセラーは、精神科クリニックを辞め、学界を揺るがすこと必至のフィールドワークを開始。沖縄で人々の心を癒やし続ける謎のヒーラー達を取材しながら自ら治療を受け、臨床心理学を相対化しようと試みた。「野の精神医療」と学問の狭間で辿り着いた驚愕の発見とは? 涙と笑いの学術エンタテインメント。

    単行本:2015年8月 誠信書房刊
    文庫版:2023年9月 文春文庫刊
    この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 1,100(税込)
    著:
    柳澤健
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    レジェンド桜庭の全貌を描く決定版!
    「プロレスラーは本当は強いんです!」
    グレイシー伝説を打ち破った日本総合格闘技界のレジェンドが歩んだ道。

    タイガーマスクに憧れプロレスを志した少年・桜庭和志。アマレスを学び、プロレスラーになるとサブミッションレスリングに夢中になり、総合格闘技の世界へ。
    そしてPRIDEの主役となり、UFCのレジェンドであるホイス・グレイシーを107分の死闘の末に下し、伝説となった。桜庭が“リアルファイトのタイガーマスク”になったのである。
    2000年の桜庭の活躍を振り返りながら、グレイシー柔術とは何か、MMAとは何か、格闘技とは何か、UWFとは何か、プロレスとは何かに迫る。

    桜庭への幾度にも及ぶインタビューだけでなく、石井和義やホイラー・グレイシー、ホイス・グレイシーにも直撃取材。著者自ら柔術教室にも通い、そのなんたるかを学んだ。まさに体当たりのこの作品は、著者の真骨頂であり『1984年のUWF』の続編であり、『1976年のアントニオ猪木』の最終章でもある。

    ※この電子書籍は2020年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 五年ぶりに会った長男は「大丈夫だよ」と笑ってくれた。

    覚醒剤取締法違反による衝撃の逮捕。
    執行猶予満了を前に、清原は想像を絶する苦痛の中でもがき続けてきた。
    自殺願望、うつ病との戦い、信頼できる主治医との出会い、
    そして、家族との再会。

    真っ暗な闇の中でもがき続けるかつてのスターは、
    夏の甲子園に決勝戦を観戦に行きたいという願いを抱くが……。

    「10年も薬物をやめていた人が再犯で逮捕されたと聞くと怖くなる」
    「最後の1回だけ、と考えている自分がいる」
    「この4年間、マンションのバルコニーから下を見て、
    死にたいと思ったことは、一度や二度ではありません」
    「元妻の亜希は、息子たちにぼくの悪口を言わなかった」
    「負けたと認めること、怖いと認めること。
    それはぼくにとってすごく重要なことでした」

    大宅壮一ノンフィクション賞受賞『嫌われた監督』の鈴木忠平による渾身の取材。

    文庫化にあたり、解説に、清原氏の薬物依存症治療の主治医である
    松本俊彦医師による「人はなぜ薬物依存症になるのか?」を掲載。

    ※この電子書籍は2020年6月に文藝春秋より刊行された単行本『薬物依存症』を改題した文庫版を底本としています。
  • 791(税込)
    著:
    本郷和人
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    ヒーローか、それとも普通の大名か?

    なぜ信長の出現によって戦国時代が終わりを告げたのか?歴史上類を見ない比叡山での大虐殺は他の武将による侵略と何が異なったのか、「天下武布」の判子が秘めた武士たちへの絶大な力とは──
    織田信長の行動から「時代が求めたもの」が見えてくる。
    革命的ヒーローか、凡庸な大名か。人気武将がゆえに頻出する信長研究に対し、東大の人気歴史学者が本気で答えを出すエキサイティングな書。文庫あとがき付。

    ※この電子書籍は2019年にトランスビューより刊行された『信長「歴史的人間」とは何か』を改題し刊行した文春文庫を底本としています。
  • 二十世紀中欧の動乱と悲劇を描く一大叙事詩
    世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、帝国崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生。

    ◎祖母は人気ミュージカル「エリザベート」で有名なエリザベート皇后
    ◎父は男爵令嬢と謎の自殺を遂げたルドルフ皇太子
    ◎一目惚れのあげく、祖父・皇帝の力で得た初婚の不幸な結果
    ◎貴賤結婚を忌んだ宮廷儀礼の末に起きたサライェヴォの悲劇
    ◎オーストリア=ハンガリー帝国の崩壊に至った第一次世界大戦
    ◎一市民となった後の、社会民主主義運動家との出会い
    ◎「同じドイツ民族」を旗じるしにナチスの恫喝で進むオーストリア併合の一部始終

    ハプスブルグ家最後の皇女のたどった波乱万丈な八十年の人生を通して、激動のヨーロッパを読む。

    ※この電子書籍は、2003年6月に刊行された文春文庫版を底本にしています。
  • 1,200(税込)
    著:
    下山 進
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    読売、日経、ヤフー、波乱のメディア三国志!

    大幅加筆400字70枚でここに完結!

    インターネット上で巨大化しているプラットフォーマーたちに、今日の競争政策はうまく機能していないとして、独占禁止法の強化を主張する思潮が全世界を覆う。日本に独自に成立しているプラットフォーマー、ヤフーにも公正取引委員会のメスが入ることになる。だが果たして新聞の凋落はプラットフォーマーだけのせいなのか?
    著者は、日経、読売、ヤフーの三社のみならず、ニューヨーク・タイムズ、英エコノミスト誌から鳥取のローカルメディアにいたるまでを、丹念に調査し、「持続可能なメディアとは何か」を、30年にわたるメディアの興廃史の中から掘りさげていく。

    文庫書き下ろし新章 新聞VS・プラットフォーマー
    大きくなりすぎたヤフーに対して公正取引委員会のメスが入る。「国境なき記者団」にネットの言論空間正常化のためのシステムを依頼された村井純は、読売の山口寿一に会う。

    ※この電子書籍は2019年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 世界三大海軍の栄光から、その壊滅まで――

    1941年秋、世界三大海軍の一つとして、大日本帝国海軍は254隻、109万トンの大兵力を海上に浮かべていた。
    しかし戦うこと3年半、40万もの戦死者とともに、そのほとんどが海底に沈んだ。
    かつて「国防」の期待を一身に受けた大艦隊が消滅するに至るまでを、
    従軍記や日米海軍の提督伝など多角的に、豊富な写真とともに再現する。

    激戦の記録、希少な体験談。生残った将兵による「軍艦マイベスト5」。提督たちの列伝。
    一冊でたどる大日本帝国海軍の最期。

    ※この電子書籍は、1985年2月に刊行された文春文庫ビジュアル版『太平洋戦争 日本軍艦戦記』の版をもとにした文春文庫版を底本にしています。一部の画像に見づらい個所があります。また一部の記事は掲載されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
  • 牛、馬、猪、鹿、鴨、鳩、鯨、羊、すっぽん、内臓……
    「人はなぜ肉を食べるのか」
    問いを掲げた平松さんは、日本全国十か所をめぐり、
    十種の「肉」と人とのかかわりを徹底取材。
    ひとつの文化として肉をめぐる諸相をとらえ、
    動物とその肉について、見て、聞いて、食べて、
    深くその根源を考えた前代未聞のルポルタージュ。

     胸骨の端にそっと指を入れて横隔膜といっしょに引き上げると、
     紫色に光る かたまりがぽろんと現れた。 (中略)
     ぷりっぷりのレバーの一片をそっと口の なかに入れた。(本文「4章 鳩」より)

    「生きもの」が「食べもの」になるまでの間には実に様々な工夫や技術が介在し、
    「うまい肉はつくられる」ことがわかる。

    信念を貫き、魅力的な多くの日本人の「仕事」の
    歴史にも光を当てたエキサイティングな傑作ノンフィクション。

    解説=角幡唯介

    ※この電子書籍は2020年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • Netflixにてドキュメンタリー映像化決定。

    2000年に世間を震撼させた、ルーシー・ブラックマン殺害事件――。

    麻布署に届けられた家出人捜索願から事件の臭いを感じ取り、猟奇的犯人を追いつめる捜査一課の精鋭たち。その捜査の全貌を明かす真相ドキュメント。

    登場する捜査官は幹部にいたるまで全て実名。本物のド迫力で数多の警察小説を凌駕する。本当の捜査は、刑事たちの執念でここまでやるのだ。

    Netflixでの映像化が決定したことを受けて、著者は元捜査員たちに再取材と出演交渉を行った。事件から20年を経て、一課の元刑事たちを訪ね歩いたことで、捜査本部に後から投入された山代班の“潜行捜査”の実態が明らかになった。彼らの存在なくして、この事件が解明されることはなかった――。

    登場する捜査員たちは幹部に至るまですべて実名。ここまで詳細かつ正確に捜査の実態が描かれたノンフィクション作品は、かつてなかっただろう。

    ※この電子書籍は2013年7月の文春文庫を加筆修正したものです。
  • 太平洋戦争中は大本営作戦参謀、戦後は総合商社のビジネス参謀、中曾根行革では総理の政治参謀。激動の昭和時代を常に背後からリードしてきた実力者の60年の軌跡を検証する。

    陸大を優等な成績で卒業し、太平洋戦下の大本営作戦参謀を務め、戦後は高度経済成長期に商社の企業参謀、さらに中曽根行革で総理の政治参謀として活躍――激動の昭和を常に背後からリードしてきた瀬島龍三。彼の60年の軌跡を巡る数々の伝説を検証し、日本型エリートの功罪と歴史に対する指導者の責任を問うノンフィクション力作。
  • 各紙誌で絶賛! 村上作品の原風景がここにある
    村上春樹が自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。

    父の記憶、父の体験、そこから受け継いでいくもの。村上文学のルーツ。

    ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。

    寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。
    中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。
    子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。

    いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまった――。

    村上春樹が、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、
    自らのルーツを初めて綴った、話題の書。

    イラストレーションは、台湾出身で『緑の歌―収集群風―』が話題の高妍(ガオ イェン)氏。

    ※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 1,000(税込)
    著:
    角幡唯介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    天測を学び、犬を育て、海象に襲われた
    本屋大賞ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞をW受賞した超話題作『極夜行』。その「エピソード1」といえる350日のすべて。

    ノンフィクション界の話題をさらった『極夜行』。この旅を遂行するには3年の準備期間があった。何度も北極を訪れ、重ねた試行錯誤。これもまた命懸けの探検だった。この準備行がなければ極夜の探検は成功しなかったのかと思うと、起こった全ての試練が命を繋いだとも言える。『極夜行』と併せて読みたい。 特別寄稿・山口将大


    ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 大きな反響を呼んだ「戦争と女性」に迫るノンフィクション。

    シベリア抑留者の中に女性捕虜が存在したことは、長く歴史の影に埋もれてきた。戦後七十年以上沈黙してきた女性たちの貴重な証言集。

    終戦直後、満洲や樺太などにいた軍人や民間人など60万人近い日本人がソ連によって連行された「シベリア抑留」。その中に数百人から千人近い女性捕虜が存在したことは、長く歴史の影に埋もれていた。関東軍の陸軍病院で勤務していた従軍看護婦や軍属として働いていたタイピスト、電話交換手、開拓団の民間女性、そして受刑者たちが、極北の地シベリアに送られていたのである。その中には「女囚」として10年を超える抑留生活を送った女性や、日本に帰る場所もなく異国の地で人生を全うした者もいる。帰国を果たした女性たちにとっても、故国の人々のまなざしは決して温かいものではなかった。

    戦後70年以上、長く沈黙を守ってきた女性たちをインタビューすることに成功し、2014年にNHK・BS1スペシャルで放送されたドキュメンタリー「女たちのシベリア抑留」は、文化庁芸術祭賞優秀賞、放送文化基金賞奨励賞、ATP賞テレビグランプリ優秀賞、ギャラクシー賞奨励賞、NHK放送総局長特賞など、その年のドキュメンタリー部門の賞を総なめにした。その番組を担当した女性ディレクターが綴る本格ノンフィクション。ロシア側から初めて提出された女性抑留者の記録「登録簿」の内容も明らかになる。

    ※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 719(税込)
    原作:
    辺見じゅん
    映画脚本:
    林民夫
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年12月9日公開)、究極の愛を描く感動巨編映画、その見どころを余すところなく伝えるノベライズ版。

    原作は講談社ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん・著)。

    第二次世界大戦で劣悪な環境のシベリア強制収容所に、捕虜として抑留された山本幡男一等兵。
    妻やまだ幼い4人の子供とは離れ離れになったまま、消息もつかめない。
    栄養失調や過酷な労働作業で命を落とす者、自ら命を断つ者が出るなか、
    常に帰国する日を待ち、人間としての尊厳、生きる希望を持ち続けた山本。

    絶望の状況において、収容所のひとすじの希望の光でありつづけた山本幡男を二宮和也が、
    夫の帰国を心から信じ11年間待ちつづけた妻モジミを北川景子が演じる。
    メガホンをとるのは『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『64―ロクヨン― 前編/後編』の
    瀬々敬久監督、脚本は『永遠の0』『糸』の林民夫。

    涙なくしては読み進めることができない、驚きと感動で心が震わされる、究極の愛の実話。
  • 880(税込)
    著:
    伊藤詩織
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    社会を変え続けるジャーナリスト、渾身の手記
    「そうは言ってもあなたも悪かったんじゃないの?」社会システムの隅々まではびこる性暴力被害者への偏見。立ち上がり闘う魂の記録。

    ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ネットで知り合った男性との交際から8カ月。ありふれた別れ話から、恋人は突然ストーカーに豹変した――
    執拗なメール、ネットでの誹謗中傷……「週刊文春」連載時に大反響を呼んだ、戦慄のリアルドキュメント。誰にでも起こり得る、SNS時代特有のストーカー犯罪の実体験がここに。
    【ストーカー規制法が定める「つきまとい等」の行為】
    ・あなたを尾行し、つきまとう。
    ・あなたの行動先(通勤途中、外出先等)で待ち伏せする。
    ・面会や交際、復縁等義務のないことをあなたに求める。
    ・あなたが拒否しているにもかかわらず、携帯電話や会社、自宅に何度も電話をかけてくる…etc

    別れ話がこじれて元恋人が「ストーカー化」した分かれ道とは
    ストーカー被害にあったらまずどこに相談に行けばいいのか
    まだ傷害事件にはなっていない場合、警察はどこまで動いてくれるのか
    警察に被害届を出したらその後どういうプロセスを踏むのか
    示談交渉に持ち込まれたさいの様々な落とし穴
    ネットでの誹謗中傷の書き込みは消せるのか
    加害者の起訴・逮捕後に被害者がしなければならないこと
    ストーカー行為は医学的な治療でやめさせることができるのか?
    ストーカー対策の海外での先進的な実例

    知らないことだらけのストーカー被害の全容と問題の本質が理解できる、かつてない異色のノンフィクション。

    ※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • シリーズ4冊
    9681,300(税込)

    攻撃か、防御か。戦力か、情報力か

    米国の若き海軍史家が“日本が戦争に勝っていた百八十日間”を日米双方の視点から描く。米主要紙絶賛の、まったく新しい太平洋戦史。

    【目次】
    序章 海軍のバイブル
    第1章 真珠湾は燃えているか
    第2章 ドイツと日本の運命を決めた日
    第3章 非合理のなかの合理
    第4章 ニミッツ着任
    第5章 チャーチルは誘惑する
    第6章 不意を打たれるのはお前だ
  • シリーズ3冊
    693880(税込)
    著:
    水道橋博士
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    浅草キッド・水道橋博士が現実という「この世」から、芸能界という「あの世」に飛び込んで数十年。そこで目撃した数多の名人、怪人の濃厚すぎる生き様を、描ききったのが本書です。そのまんま東のロマンチシズム、失われた古舘伊知郎の話芸の凄み、北野武、松本人志、ポール牧、爆笑問題etc.「藝人」が「文藝」を超えた! とすら思わせる渾身の1冊です。
  • シリーズ2冊
    540691(税込)
    著:
    上野正彦
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    偽装殺人、他殺を装った自殺、猟奇的殺人と見誤る奇妙な死体……。どんなに誤魔化そうとしても、もの言わぬ死体は、背後に潜む人間の憎しみや苦悩を雄弁に語りだす。法医学は死体と語り合い、死をとおして人間の生き方を考える学問である。浅沼稲次郎刺殺事件、日航機羽田沖墜落事故、三河島駅列車事故等の現場に立会い、変死体を扱って三十余年の元監察医が綴る、ミステリアスな事件の数々とそれにまつわる人間ドラマ。映像化もされた法医学入門の大ベストセラー。
  • 第43回大宅壮一ノンフィクション賞(2012年)受賞作。

    ベストセラー『つなみ 被災地のこども80人の作文集』を企画取材したジャーナリストが描く、7つの家族の喪失と再生の物語。平成最大の災害を、子どもたちは「書くこと」でどう乗り越えたのか?「あれから八年間の日々に」を大幅増補。
    解説・細谷亮太

    「あの震災後、熊本地震や北海道胆振東部地震、北関東や西日本での豪雨災害など未曾有の災害が頻発し、日本中で自然災害で厳しい体験をする人が増えている。被害後をどのように生き、どのように克服していくかは、先人の声に耳を傾けるのがふさわしい。作文を書いてくれた子たちも、取材に応じてくれた家族たちも、おそらくは心のどこかでそんな思いをもっていたことだろうと思う」
    (「あとがき」より)。
  • 「スパイ天国・日本よ、目を覚ませ」──初代内閣安全保障室長をつとめ、「危機管理」という言葉を創った男が、最後の告発!

    少年時代にゾルゲ事件に関与。警察官僚として米国でスパイ研修を受け、007のように華麗にはいかないスパイ捜査や、ハニー・トラップの実態を学ぶ。国際インテリジェンス・オフィサーとして、戦中戦後の日本を見つめてきた著者の「インテリジェンスなき国家は亡びる」という遺言の書。
    解説・伊藤隆

    【本書で明かされた佐々淳行の“スパイ大作戦”】
    ・少年時代に見た、父佐々弘雄と「ゾルゲ事件」
    ・ワシントンで、CIA、FBIの秘密スパイ研修を受けた
    ・「ラストボロフ事件」で対ソ協力者に政界・財界の大物が
    ・外国人スパイを運用し、MI5に監視される
    ・我が友、MI6のフォーサイス
    ・各国諜報機関のハニー・トラップの実態
    ・大物スリーパーとして瀬島龍三をマークしたが──


    【本書は単行本『私を通りすぎたスパイたち』を文庫化にあたり改題したものです】
  • 誰もがスマホに追われている今だからこそ、「スロー」なジャーナリズムを! 慌ただしい日々のニュースの塵を払ってゆっくり解説しなければ、世界の変化の本質は見えません。トランプ登場、英EU離脱のきっかけは? 米朝首脳会談や北方領土問題など、どう状況が変わった? 数年間の情報をまとめて池上彰が解説します。半藤一利、エマニュエル・トッド、出口治明との対談も収録。

    【目次より】
    第1章 アメリカ激変──トランプイズムとは何か
    第2章 EU崩壊──自国ファーストと女帝メルケルの挫折
    第3章 ロシアの覇権──“皇帝”プーチンの新・帝国主義
    第4章 中東の火種──大国サウジvsイランの時代に
    第5章 中国の成長痛──習近平、“皇帝”への道
    第6章 韓国・北朝鮮の新展開──「シン・冷戦」の結末は
    第7章 沈む日本──安倍一強のひずみ
  • 日本人の祖先は、どのようにこの列島に渡ってきたのか。この課題に徹底的な科学調査によって迫り、アフリカから日本までの「グレートジャーニー」の道筋を浮かび上がらせる。
    従来の「人類の祖先は海岸沿いに移動した」という説によれば、日本人の祖先は太古、海面が低かった陸続きの時代に歩いて日本列島にやってきた、と考えられていた。この定説に疑問を抱いた、著者を中心とする「国立科学博物館人類史研究グループ」は、ユーラシア大陸全体より出土した遺跡のデータを集め、その年代と、そこより出土した人骨のDNAを、地図上に再現した。
    その重層的な調査の結果見えてきたのが、日本人の祖先はユーラシア大陸の北と南、さまざまなルートをたどって日本にやってきた、という事実。そして最終的に「対馬ルート」「沖縄ルート」「北海道ルート」の三つの入り口から日本列島に到達したことが明らかになる。そのとき、対馬はすでに海峡であり、沖縄は列島であった。すなわち、最初の日本人は、歩いてではなく「航海」によってこの日本列島にやってきたのだ。
    3万8000年前、われわれの祖先は、偶然の漂流によってではなく、強い意志を持った航海者として、日本列島に移住してきたのだ。
    単行本が発行されたのち、著者を中心とする研究グループによってクラウドファウンディングが立ち上げられた。当時の船を手作りし、黒潮に乗って沖縄の島から島へと航海する挑戦の様子は、NHKスペシャル「人類誕生」で取り上げられ大きな話題を呼んだ。2019年夏、いよいよ台湾から与那国島への、日本人誕生を再現する航海に挑む。
  • 897(税込)
    著:
    小野一光
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    小野さんは殺人犯を描き尽くすことで、我々の内なる「魔」の姿を、闇の中から掘り出してくれた――重松清氏、推薦! 
    人が人を殺す「その理由」を直接取材しつづけた、傑作ノンフィクション。

    21世紀の10大殺人の深い闇に、事件現場と拘置所の面会室で迫る!

    CASE 1 北村孝紘 【大牟田連続4人殺人事件】
    CASE 2 松永太 【北九州監禁連続殺人事件】
    CASE 3 畠山鈴香 【秋田児童連続殺人事件】
    CASE 4 鈴木泰徳 【福岡3女性連続強盗殺人事件】
    CASE 5 下村早苗 【大阪2児虐待死事件】
    CASE 6 山地悠紀夫【大阪姉妹殺人事件】
    CASE 7 魏巍 【福岡一家4人殺人事件】
    CASE 8 高橋裕子 【中州スナックママ連続保険金殺人事件】
    CASE 9 角田美代子【尼崎連続変死事件】
    CASE 10 筧千佐子【近畿連続青酸死事件】

    解説・重松清

    本書は単行本『殺人犯との対話』(2015年11月・文藝春秋刊)を改題、加筆修正のしたものです。
    *単行本に収録された〈宇野ひとみ【高槻養子縁組保険金殺人事件】〉は入っておりません。かわりに〈筧千佐子【近畿連続青酸死事件】〉を収録。
  • 昭和52年の発表以来、40年を経ていまだに多くの論者に引用、紹介される名著。
    日本人が物事を決めるとき、もっとも重要なのは「空気」である。

    2018年3月にも、NHK Eテレ「100分deメディア論」で、社会学者・大澤真幸氏が本書を紹介し、大きな反響があった。
    日本には、誰でもないのに誰よりも強い「空気」というものが存在し、人々も行動を規定している……。
    これは、昨今の政治スキャンダルのなかで流行語となった「忖度」そのものではないか!

    山本七平は本書で「『気』とはまことに大きな絶対権を持った妖怪である。一種の『超能力』かも知れない。」「この『空気』なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起るやら、皆目見当がつかないことになる。」と論じている。

    それから40年、著者の分析は古びるどころか、ますます現代社会の現実を鋭く言い当てている。
    「空気を読め」「アイツは空気が読めない」という言葉が当たり前に使われ、誰もが「空気」という権力を怖れて右往左往している。

    そんな今こそ、日本人の行動様式を鋭く抉った本書が必要とされている。
    『「水=通常性」の研究』『日本的根本主義(ファンダメンタル)について』を併録。
    日本人に独特の伝統的発想、心的秩序、体制を探った名著である。


    解説・日下公人
  • 「どの指摘にも、なるほど!」――ピエール瀧さん

    『美味しんぼ』は、結婚・出産奨励マンガだった? 「少年ジャンプ」の主人公は草食男子化してきている? 90 年代の女性コミックにおけるフローリングの丹念な表現の意味とは? 最強スーダラ・コラムニストの考察が冴えわたる。『ドラえもん』スネ夫の148 連発全自慢表と、電気グルーヴ・ピエール瀧さんとの対談も収録。
  • 480(税込)
    著:
    津本陽
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    剣豪小説の第一人者にして剣道・抜刀術の高段者である著者が、古武道の真髄に迫る!
    古来より伝わる六つの流派に取材した出色の対談集。

    徒らに勝敗にこだわる昨今の武道は技法に浮薄のそしりを免れないのではないか。
    剣道三段、抜刀術五段を誇る剣豪小説の雄が、現代に息づく古来の「武」の精神を辿る。

    柳生新陰流、香取神道流、馬庭念流、竹内流、柳生心眼流、諸賞流の六流派の訪問記と、二木謙一、秋山駿、安西水丸、勝新太郎との対談、薩南示現流や豊臣秀吉などについて書かれたエッセイを収録。

    豪華な随筆・対談集。
  • iPS細胞を超える夢の万能細胞として、華々しく発表されたSTAP細胞。そのニュースに日本中が熱狂したのも束の間、論文には次々と疑義が浮上する。一流科学者が揃いながら、なぜ捏造が起きたのか。そしてSTAP細胞の正体とは。独自取材を重ねた記者が掴んだ全貌。大宅賞受賞作に新章を追加した完全版。解説・緑慎也
  • 海を渡った宣教師と、命を賭した信徒たち。
    殉教をめぐり400年の時を駆ける旅へ!

    16世紀後半、織田信長の時代にローマに送られた天正遣欧使節の4人の少年たちは、帰国後、秀吉による伴天連追放令。キリシタンが迫害される世に何を思い、どう生きたのか。

    また、日本で布教に携わって殉教した外国人の神父たちは、どんな思いで最期を迎えたのか――。

    あらゆる資料・文献を丁寧に読み込み、自ら迫害にまつわる土地を旅して、当時のキリシタンの生き方に迫る。
    長崎、島原城、日野江城、原城跡、大村、鈴田牢……さらには、殉教した外国人神父たちの故郷であるスペインの小さな村の教会まで。

    果たして、日本人にとってキリシタンとは何だったのか――。

    著者は4人の少年たちが8年にわたる訪欧の旅から戻った直後に、秀吉の前で奏でたリュートに強く興味をひかれ、東(日本)と西(ヨーロッパ)の狭間で翻弄された少年たちの気持ちに近づくために、自らリュートを習得した。

    400年前、その時代を切実に生き抜いたキリシタンの息吹を新たな視点で現代に伝える野心作。

    解説・若松英輔

    「時空と距離を超えて、人々の心が結びつく瞬間が、著者の情熱によって到来する」(三浦しをん)
  • 2018年秋から2019年にかけて、日本史上最大規模のフェルメール展が東京と大阪で開催される。代表作「牛乳を注ぐ女」を筆頭に初来日の作品もあり、大きなフェルメール・ブームとなりそうだ。
    オランダのデルフトという小さな街に生まれ、当初はまったく注目されていなかった寡作な画家が、なぜこのように人気を集めるのか。その魅力はどこにあるのか。日本におけるフェルメール展の企画プロデューサーであり、ノンフィクション作家でもある著者が、その謎に迫る。
    本書では、フェルメールの評価の変遷を全作品の解説と共に紹介し、作品を動かす「フェルメール・マン」と呼ばれる15人の男たちのシンジケートの存在を初めて公開する。世界的に知られた美術館の花形学芸員たちが虚々実々の交渉を繰り広げ、ある条件が揃ったときにだけ、フェルメールは旅に出る……。読めば、展覧会を観る目が180度変わる画期的なドキュメント。全作品をカラー写真で掲載。全点踏破をめざす人に、保存版ルートガイド付き。
  • 「漣さんは〈役者〉として輝いたまま旅立った。俺がこうありたいと思う生き方がここにある」――ビートたけし

    若き日に全てをかけた劇団・転形劇場の解散から、ピンク映画で初めて知った映像の世界、北野武監督との出会い、名監督たちと独自の世界を作り上げていった過程まで――。24時間営業俳優が語る俳優観と撮影秘話は深い余韻を残す。
    大杉漣が残した未発表ノートをもとに、もう一つの顔を浮き彫りにする大杉弘美氏の特別寄稿付き。

    現場で生ききった唯一無二の俳優の軌跡がここに。
  • シリーズ4冊
    867897(税込)
    著:
    中野京子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「この絵のメインテーマは『電撃的一目惚れ』だ。びびび、ときた瞬間が描かれている」――歓喜と絶望、嫉妬に自己愛、同性愛! 人間臭く、凶暴なエネルギーが渦巻くギリシャ神話はまさに物語の宝庫。エロスに振り回される身勝手な神々の姿を描いた名画を、深い人間解釈と魅惑の文章で読み解いた極上のエッセイ! 人気の『名画の謎』シリーズ文庫化第一弾!
  • 二度と戻れないことを承知で、真珠湾の奥深く向った特殊潜航艇「甲標的」の搭乗員。敵潜水艦の危険を知りつつ、魔の海峡に突入した高雄型重巡戦隊。滅び去ることを目的に沖縄への特攻出撃を命じられた戦艦大和。幕末からわずか七十年足らずで世界三大海軍の一角を占めるようになりながら、3年8カ月の太平洋戦争によって消え去った日本の「いくさぶね」の姿が日米全調査で甦る。
  • これが世界基準の教養だ!
    偏差値トラウマを克服し、学べ! もっと学べ!

    「知の怪物」佐藤優氏が母校同志社神学部の学生だけに明かした最強の勉強法!
    神学を知ると現代が見える。文庫オリジナルでお届け。

    なぜ現代日本で得をしない、キリスト教神学を学ぶのか?
    世の中を複眼的に見る「思考力」の最強トレーニングになるからだ。
    国際情勢分析はもちろん、勉強法、恋愛、パワハラやストーカー問題まで、キリスト教二〇〇〇年の議論を生き方にどう応用するかを伝授する。
    学問は必ずあなたの役に立つのだ!

    第1講 神学とは何か――得をしない学問が強い
    第2講 聖書を持って社会へ――プロテスタンティズム
    第3講 不合理ゆえに我信ず――三位一体論
    第4講 絶対に解けないから挑む――キリスト論
    第5講 無駄死にしないために――終末論1
    第6講 過去を振り切って前を見る――終末論2
  • 広島平和記念公園の片隅に、土饅頭と呼ばれる原爆供養塔がある。かつて、いつも黒い服を着て清掃する「ヒロシマの大母さん」と呼ばれる佐伯敏子の姿があった。なぜ、佐伯は供養塔の守り人となったのか。また、供養塔にまつられている被爆者の遺骨は名前や住所が判明していながら、なぜ無縁仏なのか。「知ってしまった人間として、知らんふりはできんのよ」佐伯敏子の言葉を胸に取材を丹念に重ねるうちに、埋もれていた重大な新事実が判明していく──。引き取り手なき遺骨の謎を追う、もう一つのヒロシマの物語。

    第47回(2016年)大宅壮一ノンフィクション賞、第15回早稲田ジャーナリズム大賞受賞作がついに文庫化!

    解説・平松洋子
  • 652(税込)
    著:
    立花隆
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    自殺、安楽死、脳死、臨死体験。
    長きにわたり、人の死とは何かを思索し続けた<知の巨人>が、正面から生命の神秘に挑む。「死ぬというのは夢の世界に入っていくのに近い体験だから、いい夢を見ようという気持ちで自然に人間は死んでいくことができるんじゃないか」。
    がん、心臓手術を乗り越えた立花隆が、現在の境地を率直に語る。
  • かつて保守派の論客としてマスコミを賑わせた西部邁氏が、今年1月、78歳で自死した。
    その言論活動の原点は、日米安保条約に反対する武力闘争「六〇年安保」。
    本書は、1986(昭和61)年に著者がはじめて当時の闘争を振り返ったもので、共に戦った盟友たちの内面の葛藤にまで踏み込み、あの闘争とは何だったのかを問い直す。そこには崇高な思想よりも若者としての焦燥感、虚無感などが色濃く現れざるを得ない。「空虚な祭典」の中にいた「哀しき勇者たち」を、著者は時に愛をもって、時に突き放して語っていく。

    【目次】
    序章 空虚な祭典―-安保闘争 ブント 私
    第一章 哀しき勇者――唐牛健太郎
    第二章 優しい破壊者――篠田邦雄
    第三章 純な「裏切者」――東原吉伸
    第四章 苦悩せる理想家――島成郎
    第五章 善良なる策略家――森田実
    第六章 寡黙な煽動家――長崎浩
    終章 充実への幻想――思い出の人々
    あとがき

    解説 保阪正康
  • 「トンデモ大統領」トランプが出現し、周近平やプーチンと渡り合い、金正恩と丁々発止と口撃しあう。そんな「混迷の現代」を理解するには、彼らの国がどんな経緯で、どのような関係性で立ち上がってきたのかを知ることから始まる。
    季刊誌として毎回特集テーマを掲げ刊行してきた 「文藝春秋SPECIAL」のバックナンバーの、世界史を特集した号から、近現代史の分野でひとつの時代につき一本文章を厳選、時代順に掲載していく、文庫オリジナルならではの一冊。
    問題意識が現代社会の事象と通じる、という視点で、国の成り立ち、宗教の持つ意味、世界との関連性が分かるような選択、構成を目指した。
    ヨーロッパ、アメリカは勿論、ロシア、中国、アラブ、韓国、北朝鮮など、いま国際的に注目されるあの国(あの国家群)は、いかにして今に至ったか。本書を「一気読み」すれば、近現代の世界史の全体像が、深く多面的に理解できる構成になっている。世界史全体の中でこそ見えてくる「現代」がここにある。


    【目次】
    序章
    近現代史を動かした5つの戦争 橋爪大三郎

    第一章「宗教政治」から「国民国家」への脱皮
    ・ルターにも想定外だった宗教改革 澤井智朗
    ・ウェストファリア条約~「世の終わり」からの脱却法 佐藤健志
    ・フランス革命が明かす「暴力」と国家の真実 萱野稔彦
    ・フランス革命も「外圧」の産物だった 中野剛志
    ・ナポレオンが火をつけたロシアの魂 中村逸郎
    ・南北戦争は世界初の「総力戦」だった 阿川尚之

    第二章 「帝国主義」の勃興と終焉
    ・西欧近代史は音楽で学べ! 片山杜秀
    ・ロシア革命 100年後の教訓 池田喜郎
    ・大清帝国はなぜ滅んだか 杉山清彦
    ・「行政国家」がヒトラーを生んだ 大竹弘二
    ・文化大革命 毛沢東世界制覇の野望 楊海英

    第三章 アメリカ歴代大統領の業績を徹底分析
    ・全採点! アメリカ大統領の値打ち戦後編 福田和也

    第四章 岐路に立つ国家
    ・冷戦「冷たい戦争」か「長い平和」か 細谷雄一
    ・韓国大統領はなぜ悲惨な末路を迎えるのか 木村幹
    ・北朝鮮 粛清とミサイルの起源 鈴木昌之
    ・「イスラム国」指導者の歴史観 浅川芳裕

    第五章 トランプのアメリカを分析する
    ・「9.11」がアメリカを変えてしまった 宮家邦彦
    ・実は合理的!? ゲーム理論で読み解くトランプ戦略 吉野太喜
    ・シリコンバレーを支配するイデオロギーの正体 橘玲
  • シリーズ2冊
    693804(税込)
    著:
    立花隆
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    日本の政治の巨悪を断罪し糾弾しつづけた、立花隆・不屈の言論活動全記録!

    1976年の田中逮捕から93年の金丸逮捕、宮沢内閣不信任解散、自民党分裂まで、日本政治史上未曾有の混乱の時代に、立花隆が書き続けた1万枚以上の原稿の中からエッセンスを抽出。上巻では、田中のすさまじい権力闘争と、田中型の金権と力・数の政治がいかにして日本の政治を歪め、プロトタイプとなっていったかを検証する。
  • メジャーリーグでもレジェンドとなったイチロー。日本球界で成功をおさめ、メジャーへ旅立ち、シーズン262安打という大記録を成し遂げた頃、彼は、いったい何を考え、何と戦っていたのか。なぜ「天才」と呼ばれることを嫌っていたのか。著者の石田雄太氏は、イチローを徹底的に観察、分析したうえで、本人へ「インタビュー」という真剣勝負を挑んでいく。稀代のアスリート・イチローの真実の姿に迫る!
  • 2014年ソチ冬季五輪で、日本の男子フィギュア史上初の金メダルに輝いた羽生結弦。
    史上最年少の12歳で全日本ジュニアの表彰台に上がり、14歳で初出場した世界ジュニア選手権では、すでに「僕が日本で2人目の金メダリストになる」と宣言していた。
    15歳で世界ジュニア優勝、17歳で世界選手権銅メダル、19歳で五輪と世界選手権、GPファイナルの3冠達成。20歳で史上初の300点超えを果たした。

    「悔しすぎて、嬉しくなってきました」「僕はレジェンドになりたい。羽生結弦の名前を歴史に刻みたい」「これからは自分のなかで戦いを創り上げていかないといけない」「絶対王者になってやる」

    その柔和で端正な容姿からは想像できない強い意志を持った「羽生脳」と、そこから導き出される「絶対王者のメソッド」が浮かび上がる。

    本文カラー写真を再構成し、2016年以降、平昌五輪に向けて更なる進化を遂げていく過程を、「文庫版あとがき 王者のメソッド、最後は挑戦心に戻る」として追加した文庫版を電子化。
  • シリーズ2冊
    561592(税込)
    著:
    浅草キッド
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    この一冊を偉大なる梶原一騎に捧げる
    小川直也の暴走ぶりからガッツ石松の鉄拳まで。格闘技の裏の裏まで知っている人気お笑いコンビによる抱腹絶倒の“活字漫才”!

    【目次】
    序章 猪木イズム
    第1章 バッタ屋稼業
    第2章 芸能界最強決定戦 和田アキ子vs.YOSHIKI
    第3章 ラスト・マッチ 前田日明
    第4章 たけしと洋七
    第5章 ロールス・ロイス戦争
    第6章 爆笑問題問題
    第7章 知ってるつもり!? ジャイアント馬場
    第8章 さそり座の男
    第9章 岸部のアルバム
    第10章 泣いたターザン
    第11章 ホモじゃない! 水野晴郎
    第12章 幻の右 ガッツ石松
    第13章 四角いジャングル
    第14章 四百戦無敗の男
    第15章 たけしイズム
    解説 坪内祐三
  • これがプロフェッショナルの凄味!
    名監督との出会い、伝説の俳優との撮影秘話から現在の映画界や芸談、役者論まで!

    80歳を超えてなお活躍する役者 仲代達矢。映画史の生き証人ともいえる氏に、
    岡本喜八、黒澤明、成瀬巳喜男、小林正樹ら名監督との出会いから
    高峰秀子、原節子、夏目雅子、勝新太郎ら伝説の俳優との仕事、
    そして現在の映画界に至るまで、
    稀代の時代劇・映画史研究家 春日太一がインタビューし尽くした濃密な一冊!
    文庫化にあたり新章「仲代達矢の現在地」を追加し、大幅加筆。
    主演時代劇『果し合い』の現場ルポも収録。

    【目次】
    はじめに/文庫化にあたって
    序 役者・仲代達矢の誕生
    第一章俳優デビューと『人間の条件』
    第二章黒澤明との仕事――『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』
    第三章京都の撮影所と時代劇――『炎上』『鍵』『股旅 三人やくざ』『切腹』
    第四章仏の喜八――『大菩薩峠』『殺人狂時代』『激動の昭和史 沖縄決戦』
    第五章成瀬巳喜男と木下恵介と女優たち
    第六章海外進出、前衛、左翼、俳優座
    第七章五社英雄と名優たちの情念――『御用金』『人斬り』『闇の狩人』『鬼龍院花子の生涯』
    第八章黒澤明と勝新太郎――『影武者』『乱』
    第九章小林正樹と日本映画の落日――『上意討ち』『怪談』、幻の『敦煌』
    文庫版特典(1)仲代達矢の現在地 第一部 映画出演と舞台出演/第二部 役者論・芸談
    文庫版特典(2)現場ルポ 時代劇『果し合い』での激闘
    おわりに――仲代達矢(書き下ろし)
    仲代達矢出演映画一覧
  • 満州事変、血盟団事件、五・一五事件、二・二六事件……昭和初年から日本を震撼させ、結果として軍部の台頭と日米開戦を招いたテロや陰謀の当事者たちが文藝春秋に寄せた肉声を集成。彼らは何を目指し、どう行動したのか。現代に通じる教訓は何か。日本を取り巻く国際情勢が緊迫するいま、知っておくべき昭和史の真実を集めた一冊。
    (※本書は2015年4月に刊行された「文春ムック 太平洋戦争の肉声 第4巻 テロと陰謀の昭和史」を底本にし文庫化したものです)
  • 2018年のNHK大河ドラマ「せごどん」の主人公、日本でいちばん親しまれている偉人、と言っても過言ではない西郷隆盛。その大人物然とした我々の知る風貌は、しかし、実は死後にイタリア人画家キヨッソーネが、親族を参考に想像で描いた「肖像画」なのだ(本書カバービジュアル)。実は西郷隆盛には、この肖像画のイメージに似合わぬ、意外なほど激情家の一面を持ち、主君との衝突、心中未遂、過酷な島への流罪、抜擢と左遷の繰り返し、といった波乱万丈の前半生を送っている。
    そして、どう考えても時代に逆行した「西南戦争」の指揮者としての最期。彼は何故ここに至ったのか。それは果たして西郷の理想とした生き方だったのか。
    さらに、その軍神・西郷が何故「浴衣姿で犬を連れて」上野公園に復活するのか?
    我々歴史を愛する者は、その大づかみなイメージに満足せず、人目を引くトピックスだけに目を向けず、彼の生涯を詳細にたどることで、その魅力の「謎」の本質に迫りたいと考える。そこで西郷の生涯を「101の謎」に分け、それぞれ見開き2ページ~4ページでコンパクトに答える形式とした。
    西郷ならよく知っている、そんなに謎があるはずがない……、そう考える歴史好きこそ、本書を手に取ってほしい。よく知られたエピソードの中にも、詳細に見れば「何故、この人は、敢えてこの道を選ぶ?」という疑問が沸いてくる。
    文春文庫が世に問う以上「この一冊で西郷のすべてが分かる」ことをお約束する、しかし、結局「西郷とは何者か」という最大の謎は、各自がみずから解き明かしていただくしかない。この本は特定の「価値観」を前面に出すことはしないが、その材料を余すところなく提供している。西郷を考える前に、まずこの一冊を手に取ってほしい。
  • “二十一世紀最大の謎”を描ききった事件ルポの白眉!

    まさに未曾有の怪事件。発覚当時63歳の女を中心に、結婚や養子縁組によって複数の家庭に張り巡らされた、虐待し搾取する者とされる者が交錯する人間関係。その中で確認された死者11人。この複雑きわまる尼崎事件の全容を執念の取材で描いた、事件ノンフィクションの金字塔。文庫化にあたり70ページ大幅増補。
    解説・永瀬隼介
  • 「新春漫語」「綿菓子」「古本の街のいまむかし」「学生時代の私の読書」といった身辺雑記から「自作発見『竜馬がゆく』」「『翔ぶが如く』について」自作について、「文化と文明について」「日韓断想」「バスクへの尽きぬ回想」といった地域、歴史への想いなど、折りにふれて書かれた、厖大な量のエッセイから厳選した七十一編。森羅万象への深い知見、序文や跋文に光るユーモアとエスプリ、弔文に流れだす、人間存在へのあふれるような愛情と尊敬――。日本人の高潔さと美しさを見つめた視線の先には何があったのか。司馬遼太郎という作家の豊穣な世界に、あらためて酔う一冊。
  • 612(税込)
    著:
    司馬遼太郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    司馬遼太郎という作家の大いなる魅力のひとつに、その話術の妙がある。歴史に対する深い造詣から紡ぎ出される数々の興趣つきない逸話は人の心を捉えて離さない。全集第一期の月報のために語り下ろしたものと、「雑談・隣の土々」という表題の雑誌連載から三篇を収めた珠玉の談話集。
  • ビジネスマンから受験生まで! 昭和史研究の第一人者による唯一&最新の太平洋戦争全史。昭和16年12月8日の真珠湾攻撃から昭和20年8月15日の終戦まで、快哉と苦渋と辛苦の激闘の戦史を克明に描き出すシリーズ全4巻。第1巻は山本五十六連合艦隊司令長官の秘策が的中した緒戦から南方作戦での快進撃までを収録。巻末のみならず各章ごとに監修者・半藤一利氏の解説付き。総ルビ表記で、大人から子供まで楽しめます!

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