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『完結、大洋図書、401円~500円、読み放題 MAXコース(マンガ・雑誌)(マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

1 ~48件目/全48件

  • 2006年5月に「五百羅漢」のタイトルで発表されていた小山田いく短編集を今回は3冊に分けて配信。
    第2巻は短編5作品を収録しました。

    第1話「呪雨前線(じゅうぜんせん)」…山の中で「何者か」に追われる2人の少女、河原崎ユキ(かわらざき ゆき)と桑原乃里子(くわはら のりこ)。
    全ては2人が春休みのある日、小学校からの友人、小野塚星奈(おのずか せいな)と野田秀子(のだ ひでこ)の2人と共に星奈の家の別荘に遊びに来た時から始まった。
    その日、別荘に着いた皆の前で星奈は様子のおかしいそぶりをし、事件を装って皆をからかう。
    騙されて笑い出す乃里子たち3人だったが、その後、4人の周りに奇妙なことが起き始める。
    やがて、秀子が何者かに襲われ、星奈は姿を消した。
    ユキと乃里子は再び星奈の別荘に向かうが、その山中で「何者か」が2人を襲う。
    必死に逃げる2人を待ち受ける物は果たして…!
    第2話「さよなら香乃ちゃん」…萩村香乃(はぎむら かの)は優しいパパ、ママとの三人家族。
    隣にいる伊藤さんのご夫婦もちょくちょく遊んでくれる。伊藤さんご夫婦には汐音(しおね)という娘がいたが、10歳の時にひき逃げに遭いこの世を去っていた。
    ある日、香乃は友達の家に遊びに行く途中猫の尻尾を踏んだ拍子に電柱に頭をぶつけてしまう。
    その時、彼女の頭の中に不思議なイメージが浮かんだ。友達の家に着いてすぐ、香乃は友達の母親に当然のようにその家で飼っていた犬のことを聞くが、それは香乃が知るはずも無い昔の話だった…!
    第3話「ふるやのもり」…何かにつけて臆病で友達もいない、すみれ。
    ある日、すみれはおばあちゃんが病気と聞いて田舎に駆けつけるが、おばあちゃんはいたって元気だった。
    すみれはとりあえず、おばあちゃんの家に泊まることになるがその日に限って家には奇妙な訪問者たちが次々と訪れ…!
    第4話「待宵電車」…高校受験を控えながらも塾の合宿を欠席し、夏休みを田舎で過ごした、はつみ。
    新学期になり、焦りを感じたはつみは集中的に塾の補習を受けるようになる。
    そんなある日、はつみは帰り道の電車で同じ塾の大学受験講座に通う憧れの先輩、中條(なかじょう)に会った。
    偶然、憧れの人に会えて浮かれるはつみ。だが、彼女はやがてその電車が何かおかしい事に気付き…!
    第5話「手」…夫の隆広、連れ子の玲司と暮らす主婦、桂子。
    結婚して2年になる彼女はすでに夫と子供の態度に精神的な限界を迎えていた。
    彼女は現実から逃げるように以前から行っていたガーデニングにのめり込んで行くが、そんなある日、桂子は異様な物が地面から生えている事に気付く。
    それは、人間の「手」だった。
    動揺し、妄想にとらわれて行く桂子。そして桂子が追い込まれて行った時、この手をめぐり予期せぬ事実が明らかになって行く…!

    非公認団体「小山田いくプロジェクト」が2019年2月23日から期間限定で集めた小山田いくファンのコメント第二弾も掲載!
  • 2006年5月に「五百羅漢」のタイトルで発表されていた小山田いく短編集を今回は3冊に分けて配信。
    最終巻となる本作は短編5作品を収録しました。

    第1話 「滅びの日記」…近所に住む正太郎(しょうたろう)に誘われ大仁(だいに)、美可子(みかこ)と共に老人の殺人事件が起きた家に忍び込んだ小実乃(こみの)。彼女はそこで一冊の日記を見つけた。そこに書かれていたのは人の心が荒び人類の滅びに続いてゆく未来の出来事。小実乃たちはその内容におびえ、学校の授業にも身が入らない。正太郎はそんな小実乃たちをけしかけ、再びその家に忍び込むが、そこに現れたのは意外な人物だった…!
    第2話 「怨霊峠」…両親を事故で亡くし兄と暮らしてきた宮下梓(みやした あずさ)は兄、哲雄(てつお)に恋人ができたことを喜んでいた。だが、ある日恋人の小柴美絵(こしば みえ)とドライブに出た哲雄は事故で帰らぬ人となってしまう。恋人の美絵は重傷を負いながらも生き残ったが、梓は彼女の態度に違和感を感じた。そんな梓の前に矢車署の刑事、斗賀が現れ、やがて事件は誰もが想像もしない方向へ向かって行き…!
    第3話 「廃校の一夜」…気が付くと春宮文女(はるみやあやめ)はかつて彼女が通った小学校の分校の前に立っていた。何故そこにいるのか、事情がのみ込めない文女の前に同級生の加倉七弥(かくら ななや)が現れる。七弥は同じ学校に通う同級生の早希(さき)、美帆子(みほこ)に声をかけ、その廃校で闇鍋パーティーを始めるが、鍋をつつきながら思い出を語り合ううちに七弥たちの態度に異変が現れる…!
    第4話 「白い異界」…ある雪の日、自宅で一人留守番をしていた紀予(きよ)。雪が全ての音を消してしまったかのような不思議な静けさの中、いつの間にか眠りに落ちた彼女はそこで恐ろしい夢を見た。それは恐ろしい森の化物の夢。そしてやがて目を覚ました彼女の前におぞましい光景が広がり…!
    第5話 「えるふ」…人はその最期の時、その一生を走馬灯のように思い出すといわれるが、その時を迎えた村瀬貢生(むらせ つぐお)の脳裏に甦って来たのは1人の少女の思い出だった。幼い頃、両親と共に新居に引っ越した貢生の前に「えるふ」と名乗る不思議な少女が現れた。時を同じくして貢生たち一家はその家で起こる不可解な現象に巻き込まれて行く。問いかける貢生に何も答えない、えるふ。だが相次ぐ不可解な現象の末貢生が絶望の縁に追いやられた時、えるふは貢生にその真実を話し始めて…!

    巻末には小山田いくの代表作「すくらっぷ・ブック」の登場人物、小宮山雅一郎のモデルになった小宮山さんのインタビューの他、小山田いく作品に寄せるファンたちの熱いメッセージを掲載!
  • 2006年5月に「五百羅漢」のタイトルで発表されていた小山田いく短編集を今回は3冊に分けて配信。
    第1巻は表題作品「五百羅漢」の他短編4作品を収録しました。

    「五百羅漢」…雑誌「野仏」の専属ライターとして石仏を取材して歩く数巳(かずみ)と恋人の美津子(みつこ)は2人で美津子の実家を訪れる。
    それは村にある五百羅漢を訪れるためだったが、村ではこの場所は立ち入り禁止という暗黙の了解があった。
    五百羅漢を訪れてからいつもと違う暗い雰囲気を漂わす美津子と数巳を見て亡き従弟、純生(すみお)の名前を呼ぶ美津子の兄に違和感を覚える数巳。
    やがて数巳は美津子に隠された秘密を知る事となるが、その時彼を不可解な現象が襲う…。
    その他、訪れる人もいない山荘を守り続ける老人とそこを訪れた一人の女性。老人はやがて女性に山を愛し、山を描き続けた一人の男について語り始める…「山荘夜話」、薄幸の少女、災子は交通事故で命を落とすがひょんな事から妖怪「猫又」になり?!の「災子 猫又ね!」」、とある中学校の庭にある卒業記念の桜とそれを守り続ける教師、朝森(あさもり)。植物を愛する少女、春水(はるみ)は朝森との触れ合いを通してその桜に寄せた人々の想いを知る…「記念樹」、あとわずかで定年を迎える刑事、岩佐の元に配属されてきた新人刑事、栗林奈美。彼女は岩佐が心残りという事件を再捜査するよう、彼に力をかすが、その裏には彼女の隠された秘密があった…「風舞人」。

    今回の配信にあたり、特別に録り下ろした『すくらっぷ・ブック』の登場人物・桜井光代のモデル・光代さんのインタビューを掲載しています。
  • 「美」をめぐるあらゆるコンプレックスを解決してきた、吉祥寺美作子。名声高まり多忙を極めるなか、そんな彼女自身の美しさに陰りが…!?自分の幸せ作りにあてるため、時間節約の美人生産プロジェクトを発動させる美作子。ところが、依頼人の少女たちには不評…。どうしたらキレイになって、愛せる自分を、大好きな人とすごす輝く時間をつかめるのか。夢を叶える手段は人それぞれと気づいた美作子がもたらしたのは…!?「キレイになれない女の子は、この世にいないんだから――」ミラクル・エステティック・ラブコメディ、ここに完結…!!※本作は、以前に配信されていた『キレイになりたい!』を新規表紙イラストに差し替えたものです。漫画本編の内容に変更はありません。
  • ニキビを治して憧れの先輩に告白したい女子中学生。爆発的な天然パーマのせいで、オーディション全落選のモデル志望女子。彼氏と水着デートが決まったのに、お腹だけ中年太りに苦しむ女子大生。頭の先から爪先まで、「美」をめぐるどんな悩みでも、美容の天才・吉祥寺美作子が即解決!その一方、新登場のライバルによって、助手のさつきが大ピンチに…!?少女たちのビューティー・サバイバルは終わらない…!!※本作は、以前に配信されていた『キレイになりたい!』を新規表紙イラストに差し替えたものです。漫画本編の内容に変更はありません。
  • 176センチ92キロ、クラスで「巨大ブス」と呼ばれている女子中学生・由莉。もっと痩せててキレイだったら、いつもファッション誌に載ってる憧れのカワイイ服が着れるのに…。そんな彼女の前に、若き日(?)の吉祥寺美作子が登場!長身モデル体型の美少女にしてもらって渋谷に出かけたら、モデルプロダクションのイケメン・神埼純にスカウトされて…!?秘密を隠して続ける芸能活動。純への恋心が募る中、クラスメイトの人気モデル・レイコの邪魔が入って…!?ミラクル・エステティック・ラブコメディ、初めてのシリーズ連載を完全収録♪※本作は、以前に配信されていた『キレイになりたい!』を新規表紙イラストに差し替えたものです。漫画本編の内容に変更はありません。
  • 彼氏との初旅行=初エッチまで1ヶ月、絶対10キロやせたい女子高生。同じイケメンに片想い中、顔と身体のどっちでアピールか悩む2人のデブス。そんな少女たちを美しく変身させる吉祥寺美作子の前に、母親からミッションが!?絶世の美少女を醜くさせて欲しいという、いつもと間逆の依頼に苦戦する美作子。「美」をめぐる自らのポリシーに抗いながら、少女に授けた施術とアフターフォローは…!?笑って泣いてキレイになれる、ミラクル・エステティック・ラブコメディ♪※本作は、以前に配信されていた『キレイになりたい!』を新規表紙イラストに差し替えたものです。漫画本編の内容に変更はありません。
  • 彼氏のために立派な黒ギャルになりたいと願う女子高生。周りに整形がバレて、彼氏と破局しそうな女子大生。同じ血筋と思えない華やか美人の姉に、いつもモヤモヤの地味ブス妹。「美」をめぐるコンプレックスで大ピンチの彼女たちを吉祥寺美作子が華麗にサポート!慈愛に満ちた(?)アフターフォローで、ココロも身体も美しく…!?笑って泣いてキレイになれる、ミラクル・エステティック・ラブコメディ♪※本作は、以前に配信されていた『キレイになりたい!』を新規表紙イラストに差し替えたものです。漫画本編の内容に変更はありません。
  • 「あなたキレイになりたいと思ってるわね?ひと晩ですごい美人にしてあげる」ニキビそばかす、おデブに貧乳、天然パーマでもう絶望…。恋してるのにコンプレックスが気になって、一歩踏み出せない少女たち。そんな時は、現役女子高生にして美容の天才・吉祥寺美作子にお任せ!過激な施術と引き換えに、理想の貴女に大変身!!ちょっとスパルタなアフターフォローで、ココロの中まで美しく…!?笑って泣いてキレイになれる、ミラクル・エステティック・ラブコメディ♪※本作は、以前に配信されていた『キレイになりたい!』を新規表紙イラストに差し替えたものです。漫画本編の内容に変更はありません。
  • ここまで「小さなお茶会」にお付き合い頂き、ありがとうございました。
    前にも少し触れましたが、この作品が幕を閉じようとしていた時、社会はバブル経済に陥り、人々は大切なことを見失い、狂い始めました。
    欲望が際限なく増殖し、『小さなお茶会』が大切に綴ってきた世界の輝きは砕けていきました。
    この頃、人々の生活の安定と幸福を担保すると信じられてきた銀行のある頭取は、業務遂行のためには向こう傷を恐れるな、と檄を飛ばしています。
    収益が、法や倫理に優先され、倫理観は崩壊しました。
    この狂気の影は現代にも影を落としています。
    そして人々が絶望的な喪失感に捕らわれるとき、救いを求めて『小さなお茶会』が何度も呼び戻されてくるのかもしれません。
    『小さなお茶会』の終了後、猫十字社はメルヘンとギャグの形式にこだわることなく、さまざまなジャンルに挑戦していきました。
    『華本さんちのご兄弟』という切ないまでに清々しい青春ラブストーリー、夢というもう一つのリアルな現実を幻想的に綴った『夢売り』、一方、メルヘン世界もより洗練され、その代表作のいくつかは『泡と兎と首飾り』にまとめられています。
    そして、空前絶後の壮大なファンタジー作品『幻獣の国物語』が大ヒット作となりました。
    『小さなお茶会』が終わっても、猫十字社の多彩な世界は大きく広がっています。
    いずれも『クイーンズセレクションシリーズ』でお読みいただくことができます。
  • 「小さなお茶会」は10年近い長い期間にわたって連載されていましたので、その画風は前半と、後半とでは微妙に変化しています。
    植物たちの表現もだいぶ変わっています。
    初期の頃は、植物たちの生命力の噴出のままに、植物たちの旺盛な生命力に同化するかのように、あふれるように豊穣な絵柄で描かれていました。
    しかしやがて徐々に余剰な線がそぎ落とされていき、本質的な線描が美しいタッチで描かれるようになります。
    内容もまた、日常のふとした局面にきらりと光る光を切り取ったものから、時間とか、生とか死とか、より本質的な次元へと沈潜していきます。
    このような深化の中で作品は完成度を高め、比類ない表現に到達します。
    7巻に収めた『月の光のオルゴール』はそのような到達点の一つだと思います。
    それぞれの方が、思い思いに本編を楽しんでいただきたいと思いますが、猫十字社から伺った印象的なエピソードがあります。
    猫十字社氏の出身は長野県I市。
    数々の文化人を輩出したきわめて洗練された街です。
    この街の最先端の文化を生き抜いてこられた猫十字社の父上は、猫十字社の創作活動を一定の距離を置いて見守ってこられたのですが、本編を読まれ「お前もこういう作品を書くようになったのか」と喜ばれたそうです。
    『小さなお茶会』は漫画というジャンルを超えて、世代と時を超えて、「普遍」を獲得したのだ、と言えるのかもしれません。
  • 前巻から、巻末に比較的長いページ数のストーリー作品をつけています。
    これらの作品群は、主に「小さなお茶会」本編を『花とゆめ』本誌に連載する傍ら、不定期に発行されていた『花とゆめ』増刊号に掲載されたものになります。
    本編の『小さなお茶会』のページ数の短さは必然です。
    作者は、極度の緊張と集中力で、この短いページに豊かに世界を凝縮しています。
    ここで描かれるのは、人が生きることのいろいろな『局面』です。
    この『局面』はきらびやかな宝石のように輝いていますが、輝きだけでは描ききれないものがあります。
    掲載された『番外編』は、本編では描き切れなかった時間と、宇宙への広がりがや、心の機微や綾などがゆったりと描かれ、それぞれ心を打つ作品になっています。
    これ以上語ることは、読者の皆さん一人一人の世界に踏み込むことになるので差し控えたいと思いますが、形式のうえで着目したいのは、そのページ数です。
    通常、ストーリー漫画は16べージ、32ページ前後で構成されます。
    新人登用の漫画は、このページ数を前提に、イントロ、展開、クライマックスを割り振る、と指導されています。
    しかし、猫十字社はこの形式を軽やかに飛び越えて作品を仕立て上げます。
    猫十字社には教科書がありません。
    編集部が要請した任意のページ数の中で、創作意欲の赴くままに描き切り、独自の作品世界を構築しています。
    各巻巻末に載せた『小さなお茶会』の番外編にもご注目ください。
    短いページの本編では描き切れない、珠玉の『お話し』がゆったりと、楽しく綴られています。
  • 「小さなお茶会」が生まれた幸運は、猫十字社という一人の優れた才能が、1978年から1987年という時代に活動したという事実からも述べることができます。
    象徴的な出来事として、今では当たり前になっているコンビニの終夜営業を顧みます。
    セブンイレブンが第一号店を開店したのが1974年でした。
    そしてその後この店舗形態はあっという間に全国に広まり、1987年には、国内で3000店舗に到達しました。
    闇に閉ざされていた夜の街が、全国至る所で光にさらされ始めたのです。
    闇は光に侵食され、今までの価値観が大きく転換しました。
    様々な権威が崩れ、差別や闇の社会が明るみに出て糾弾され、女性の地位は向上し始めましたが、他方で家族という単位が崩壊をはじめ、様々な矛盾に直面するようになりました。
    非常に強力な破壊と創造の力がこの時代に噴出しました。
    そしてやがて、このエネルギーはバブル経済を招来し、狂気を生みます。
    『小さなお茶会』はこのようなエネルギーの磁場に誕生しました。
    この珠玉のメルヘンがたたえる豊かな世界は、このとめどもないエネルギーとは無関係ではありません。
    しかし、すべてが光にさらされる、という事態は、一人一人の人間を孤独に追い込むことをも意味します。
    この孤独は、現在に至るまで、より深く、より強く人々の心をとらえています。
    『小さなお茶会』はこの孤独な魂にかけがえのない癒しを提供し続けています。
  • 「小さなお茶会」は1978年から1987年の間に、『花とゆめ(白泉社)』で連載されました。
    猫十字社は同時に『Lala(白泉社)』でも『黒のモンモン組』という、こちらも時代を先取りしたギャグ作品を連載していました。
    『小さなお茶会』の作品世界は極めて精緻です。
    これをつくり上げるためには、当然、極度の集中力と、尋常でない閃きが前提となります。
    また、『黒のモンモン組』はとてもシュールなギャグ作品です。
    ギャグ作品は価値観の破壊という側面を持ち、こちらも執筆にはとてつもない破壊と創造のエネルギーを必要とします。
    『花とゆめ』は月2回刊、『Lala』は月刊でしたが、特に月の後半、20日売りの『花とゆめ』と24日の『Lala』の間には、わずか4日しかありません。
    このそれぞれに傑出した作品を『落とす(締め切りに間に合わない)』ことなく続けていけた、ということ、このことだけとってみても、『時が満ちて』エネルギーがあふれ出て、この両作品が祝福されていたことを示しています。
    今では考えられないような、締め切り時のエピソードがあります。
    全精力を使い果たした猫十字社氏は、当時住んでいたM市発の特急『あずさ号』の出発ホームに行き、原稿を人のよさそうなお客さんを物色して手渡します。
    一方、新宿駅では担当が猫十字社氏から連絡のあった人相風体のお客さんを見つけ出し、平身低頭して原稿を受領していました。
    これで、一回も事故がない、という時代でした。
    この時代がこの「小さなお茶会」という作品を生み出し、注がれたエネルギーは質、量ともに想像を絶しています。
    『時が満ちた』としか言いようがない奇跡的な爆発力が作品世界を豊かに彩ります。
  • 昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
    多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
    そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
    創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
    今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。

    毎年恒例の湯治に行くために上野から新幹線に乗ろうとしていた馬渕は、そこで一人の少女と出会う。
    一人で花巻へ父親に会いに行くという彼女を心配した馬渕は途中まで彼女に付き合おうとするが、少女は忽然と姿を消してしまったのであった。
    不思議に思いながら湯治場に着いた馬渕だったが、くつろぐ彼の前に再び少女の姿が。
    戸惑う彼はやがて自分の荷物の中に一つのこけしが入っていることに気づく。
    それは彼が以前この湯治場で買い、衆楽苑にお土産として置いてきたはずの物だった。
    導かれるように、こけしを買った店に向かった馬渕に、店主は驚きの事実を告げて…?!
    その他、幼少の頃から幼馴染みと一緒にカレー店を開く夢を追って来た男。一度は現実に負けた男だったが、衆楽苑のカレーに背中を押され、再び夢に向けて歩き出すことを決意する「もしも」、年老いた杜氏がかつて産み出した名酒とその腕をもう一度振るってもらいたいと説得する蔵元の男。男はやがて杜氏が自分の元に来ると確信するが、その矢先に思わぬ出来事が… 「雪見酒」、家庭の事情ではなればなれになる親子。二人は衆楽苑で一緒に食事を取った後、再びここで会えることを祈りながらそれぞれの道に旅立って行く…最終話「いつかまたあの店で」など。
    人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人々の人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!
    非公認団体「小山田いくプロジェクト」が2019年2月23日から期間限定で集めた小山田いくファンのコメントも併せて掲載!
  • 清芳学園野球部に入部した天才投手、山川一真(かずま)はライバル塚本勇二の死を乗り越え野球部の存続を賭けた名門東が丘工業との試合でマウンドに立つ。
    自分を再びマウンドへと導いてくれた友達、野球部員、美人巨乳監督、そして遥香の思いを乗せ一真は渾身の投球を続けていた。
    背中から感じる遥香の想いが風となって一真を後押しする。
    果たして野球部の辿る運命は!?
    新進気鋭作家・南山本春による週刊少年ジャンプで人気を博した青春ラブストーリー、遂に完結!
    珠玉の読み切り作品「パラドックスの涙」「咲いていた桜」も完全収録!
  • 生きづらくてしょうがないと思っている世界をなんとか飛び越えようとして、しかも生きるということを輝かしく肯定したいときには、フィクションという表現形式が有効になるのかもしれません。
    またさらに、このフィクションの中で、「愛」という一番大切な、しかし危うい営みを、優しく描き切るためにはファンタジーという形式がとてもよく似合うのでしょう。
    「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が紡ぎ出す世界は、ごく自然にファンタジーの形をとっています。
    しかしこれは当時の少女漫画界にとっては、あまり類例のない、先駆的な冒険でした。
    当時の雑誌に掲載されたショートストーリーは、どちらかというとストーリー漫画の間にはさまった、「箸休め」の要素が強かったように思われます。
    恋愛ストーリーなどの、深刻な、あるいは心を揺り動かす長編作品の間で、ひと時の癒しを提供する位置づけが多かったように思えます。
    しかし、猫十字社という天才は、このショートストーリーのジャンルに、確固とした作品世界を描き出しました。
    これは客観的にみると大変な冒険であり、挑戦ですが、彼女はこの冒険を危険とも思わず、ごく自然体で描き出していきました。
    「小さなお茶会」は、まさに時代を画し、時代を超える傑作ファンタジー作品として成立しています。
    そして、その作品世界は時を越えて、普遍的な輝きを放っています。
  • 昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
    多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
    そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
    創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
    今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。

    ある夏、立ち寄る人々に蛍を披露していた衆楽苑。
    蛍の穏やかな光に癒される人々の中でその蛍をじっと見つめる少女がいた。
    そしてその深夜、衆楽苑のスタッフの一人は闇の中、蛍の前に一人佇む少女を目撃し恐怖する。
    その少女の行動に隠された想いとは…!?
    その他、相席になった学生と風来坊の男。男の話の中に衆楽苑のスタッフが感じ取ったものは…「永い旅」、東京で暮らす男が家族と帰省した時に見た墨塗りの壁。男が子どもの頃から嫌っていたその壁は、実は日本が通って来た悲しい歴史の遺産だった…「墨塗りの壁」など。
    人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人々の人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『ラーメンを食べるたびに、昔、父がどんぶりを持って、家の前を通った屋台ののラーメンを買ってきて、食べさせてくれた時のことを思いだします。食べ物は、必ず何か思い出をまとっているようです。あなたは何を食べながら、何を思いだすでしょうか。』
  • 河童、猫又、人魚など、世の中には昔から正体のわからない生き物が語り継がれて来た。
    そしてそれらは今も存在する…。
    私立十種高校には部員がたった二人しかいない生物部があり、その部室の地下には数多くの正体不明の標本が安置されていた…。
    ある日、この生物部の二人、東森 覚(ひがしもり さとる)と専女 摩未 (とうめ まみ)のもとに2年生の白河啓子(しらかわ けいこ)が猫の死体を抱いて現れた。
    目の前で車に轢かれて死んだその猫をせめて綺麗な姿で葬りたい、という彼女の願いを受け遺体の修復を引き受けた東森は、その修復の際に地下にあった猫又の手と言われる標本を欠損部の修復に使用した。
    そして…翌日に彼女は姿を消し、彼女の周りの生徒が次々に事故に遭い始める。
    果たしてこれは猫又の呪いなのか?!
    その他、東森が部室に保管してある河童のミイラを返せと必死の形相で部室を訪れた女。その女と河童のミイラの意外な正体は…「河童の巻」、人の怨念が腫瘍になって現れると言われる人面疽。その標本が生物部室から盗まれた。その盗難直前に生物部室を訪れていた少女は夜道でその標本を顔に投げつけられ、やがて少女の顔には不気味な腫れ物が…「人面瘡の巻」、生物部室に置かれた哺乳類の内蔵の標本とその中から出てきた人の目玉。調査の先に見えてきたのは人と動物の絆の物語だった…「名のない内蔵の巻」など。
    古くから言い伝えられる正体不明の動物たち。それらの物語を通じて小山田いくが人の心の機微を描く、感動ホラーコミックの決定版!
  • 河童、猫又、人魚など、世の中には昔から正体のわからない生き物が語り継がれて来た。
    そしてそれらは今も存在する…
    私立十種高校には部員がたった二人しかいない生物部があり、その部室の地下には数多くの正体不明の標本が安置されていた…。
    生物部長、東森 覚(ひがしもり さとる)のもとに送られて来た一枚の絵。
    それは猟奇殺人を犯したとされる画家、三王寺連介が妻を描いたといわれる絵だった。
    美術部の奥原 紡(おくはら つむぎ)はこの絵に魅入られ、模写を始めるがやがて彼女と東森の周りに不可解な出来事が起こり始めた。
    やがて生物部の一年生、専女 摩未 (とうめ まみ)までもが不可解な行動をとり始めるが、その裏に隠れた事実とは…!?
    その他、東森と海に遊びに行って命を落とした親友。人魚に憧れていた彼がその死の際に手に持っていた人魚の鱗の様な物が実は…「人魚の巻」、東森の祖父が想いを寄せていた女性、その女性が死の際に残した植物の種子が時を経て全ての謎を解き明かしてゆく…「時の種子の巻」など。
    古くから言い伝えられる正体不明の動物たち。それらの物語を通じて小山田いくが人の心の機微を描く、感動ホラーコミックの決定版!
    エッセイ漫画『1968年の標本ビン・魑魅の素』も同録。
  • 「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が紡ぎ出す世界の扉を開けていただきありがとうございます。
    この世界は、暖かさとやさしさに満ちあふれています。
    さりげないいたわりと、不思議なものごとへの驚きと、ふとしてきらめく世界の輝かしさが広がっています。
    しかし、以上のように形容詞過多な不毛の文章でご紹介するよりも、この世界の案内人には、非常に素晴らしい先達がたくさんおられます。
    「小さなお茶会」は読者のそれぞれの人、それぞれの心に多彩な光をあてていて、いろいろな深度でいろいろな世界が照らし出します。
    どうかご自身の心の赴くまま、この世界でゆっくりとくつろいでください。
    そして時には素晴らしい案内人さんたちの意見を聞き、いろいろな見方を発見してください。
    「小さなお茶会」は多彩な見方を可能にする大きさ、豊かさを包み持っており、何が正解であり、何が間違っているなどということは全くありません。
    あえて言えば、「小さなお茶会」を心ゆくまで楽しんでいただくこと、それが唯一の正解です。
  • 昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
    多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
    そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
    創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
    今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。

    夢を追い、東京へ出て来た長田と鮎川。
    衆楽苑で食事をした二人は景気づけにとウェイトレスのおばさんから餃子をごちそうしてもらう。
    2人は3年後にここで再会する事を約束し、おばさんにそれを告げてそれぞれの道を歩き始めるが…。
    その他、家族を嫌悪し、東京に出て一人暮らしをしていた若者が体を病んではじめて気づく母親の愛情「赤い爪」、頻繁に店を訪れ昔話をする老人。だが、彼の本当の歴史とは…「歴史」、ある石屋がテレビで紹介された事で昔の仲間から連絡を受けるが、それは終戦直後の彼の許し難い経験を思い起こさせるものだった…「雑炊」など。
    人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!

    小山田いく先生の当時の単行本コメント
    『東北・上信越に住む人にとって、上野駅は特別な駅です。上野駅はそれ自体が、故郷と都会をつなぐ大きな待合室なのです。故郷から都会へ、都会から故郷へ、気持ちを切り替えるための、待合室なのです。そんな、様々な心の交錯する上野駅のような食堂を、描きたいと思っています。』
  • 人と心を通わせ、共に生きる動物をコンパニオンアニマルという。
    人と心を通わせる彼らにも魂はあり、そして魂の有るところには時として不思議な出来事が起きる…。
    染井由乃(そめいよしの)は黒崎動物病院に勤める新米獣医師。
    失敗をしながらも病院を訪れる動物たちに日々真剣に接している。
    ある日、白猫ルリを連れ動物病院に訪れた少年は、まるで少年の方が病気のようだった。
    そして…不思議な事に少年が体調を崩す前には必ずルリが体調を崩すという。
    そんなルリを少年は「運命を知らせる猫」と可愛がっていたが、実はルリは重篤な病気を患っていた。
    由乃の必死の治療に次第に回復の兆候を見せ、退院していったルリだったが、ある日突然ルリが失踪。
    ルリを探す由乃はやがて不思議な出来事に巻き込まれて行き…。
    その他、可愛がっていた子犬の突然の死をきっかけに街を徘徊する様になった老女。老女の娘は彼女に同じパビヨンの子犬を与えて落ち着かせようとするが、何故かやがて娘の方がその子犬に怯え出し・・・「ペットロス」、黒崎動物病院の建物では以前殺人事件が有ったという。そして、以前はこの家の令嬢に飼われていたというキバタンの「ヒメ」は、その事件にまつわる、ある夫婦の悲しい物語を全て見ていた…「語りつづけたヒメ」など。
    動物と人間の絆を若き獣医師の視点からオカルトタッチを交えて描く、小山田いくのハートウォーミングストーリー第1巻!
  • 人と心を通わせ、共に生きる動物をコンパニオンアニマルという。
    人と心を通わせる彼らにも魂はあり、そして魂の有るところには時として不思議な出来事が起きる…。
    染井由乃(そめいよしの)は黒崎動物病院に勤める新米獣医師。
    失敗をしながらも病院を訪れる動物たちに日々真剣に接している。
    夏の激務の中、失敗を繰り返して黒崎院長から休暇を言い渡された由乃は遊ぶアテもなくなり、帰省することにした。
    そんな折、黒崎医院にリスザルのウーピがやって来た。
    ウーピはストレスで毛が抜け、食事もままならない。
    そんなウーピに手を焼く院長だったが、ある夜中、楽しげなウーピの声に院長が眼を覚ますと…そこにはウーピと戯れる、実家にいるはずの由乃の姿が?!
    その他、飼っていたウサギが河原で何かに食われてしまったという少女、その少女の言動にキレてしまい、いつの間にかその河原に来ていた由乃。その由乃に水底から何者かが襲いかかる「水底の牙」、由乃の目の前で車に跳ねられた狸の親子。由乃は生き残った子を必死に手当てするが、その頃、事故現場では不可解な事故が続発する「狸たちの鎮魂曲」、由乃の元に傷付いた子猫を連れて来た、スケッチブックを持った少女。少女と心を通わせる由乃だったが実はその少女は…「猫の童話」、など。
    動物と人間の絆を若き獣医師の視点からオカルトタッチを交えて描く、小山田いくのハートウォーミングストーリー第2巻
  • 山川一真(かずま)は全国大会で優勝した青葉二中を唯一ノーヒットで抑えた記録を持つ投手だった。
    ライバルである青葉二中の天才投手、塚本勇二と甲子園で再戦の約束を果たすため清芳学園に入学した一真だったが…塚本が事故死したことを高校で運命的に出会った野球部マネージャー、南風遥香(みなみかぜ はるか)から知ることになる。
    野球を続ける意味を見失ってしまった一真はそれでも再びマウンドに立つことができるのか!?

    そんな時、清芳学園野球部はある事情で甲子園連覇を続ける名門東ヶ丘高校に次の試合で勝たなければ廃部が決まってしまうことになっていた!
    果たして一真が下した決断は…!?
    永遠のライバルの死により野球を諦めかけた一真に吹き抜けた優しい風、遥香との出会い。
    新進気鋭作家・南山本春による週刊少年ジャンプで人気を博した青春ラブストーリーが遂に開幕!
  • 「エッチのコト、ちゃんと知ってる?」女流漫画家かえ先生と博士が、避妊・性病・アソコの処理・気持ちいい体位などなど、みんなのお悩みにズバリお答えします!リアルな体験談がてんこ盛り!マジメにセックスを考えるハウツーコミックエッセイ!
  • 本書の中にも使われていますが、「時が満ちる」という言葉があります。
    「ぷりん」と「もっぷ」という猫の夫婦が紡ぎ出し、多くの人々の心を豊かに満たした不朽のメルヘン『小さなお茶会』は、いろいろな意味で「時が満ちる」ことで結晶した作品です。
    少女マンガが、少女をきらびやかに飾るための作品から、少女の、さらには人間の心の揺らぎに沿った作品へと深化していったとき、『小さなお茶会』は誕生しました。
    当時、『ぷりん』と「もっぷ」の夫婦が繰り広げる、繊細で、豊かで、優しく、温かく、そして不思議な世界に多くの人が魅了され、癒されました。
    また華麗に描きあげられた私たちの宇宙の不思議に慄かされ、驚かされました。
    この時、『小さなお茶会』は少女マンガの到達点という、「時を満たした」作品として誕生し、少女マンガの枠を軽やかに超える普遍的な感動を与えてくれました。
    そして今、再びこの作品の時が満ちてきました。
    私たちはとても生きにくい時代にいます。
    どこか窮屈で、孤独で、ともすれば自分自身の時を失いがちです。
    そんな索漠とした思いを抱くとき、再びこの作品の輝きが、私たちにおりてきて、豊かに私たちを照らしなおしてくれます。
    懐かしく、温かく、時にはぞっとするように……。
    初めての方も、再読の方も、「ぷりんともっぷ」の世界の扉を開けれてください。不朽のメルヘンだけが持つ至高の世界が待っています。
  • 「エッチのコト、ちゃんと知ってる?」女流漫画家かえ先生と博士が、避妊・性病・アソコの処理・気持ちいい体位などなど、みんなのお悩みにズバリお答えします!リアルな体験談がてんこ盛り!マジメにセックスを考えるハウツーコミックエッセイ!
  • 「その便器をおなめなさい」…掃除したトイレを指さして大姑の無情の命令が下される! 新婚&妊娠中の聖子を襲う姑の過激な要求。しかもこの家には姑(小婆)とその姑(大婆)の二人も『鬼』が! 家具は壊され、服は破かれ…日夜繰り広げられる三世代の『嫁姑戦争』。結婚するとき言ったのに、「同居は絶対しない」って言ったのに! こんなの結婚詐欺じゃん!!!! しかしこの家の不幸はそれだけではなかった…家が消失!? がんで余命宣告!? 聖子のお腹の中の命も…、そして愛する夫さえも…!? 目まぐるしい悲しみの連鎖を力強く乗り越えていく「嫁」の姿に涙があふれる傑作感動物語!
  • 「その便器をおなめなさい」…掃除したトイレを指さして大姑の無情の命令が下される! 新婚&妊娠中の聖子を襲う姑の過激な要求。しかもこの家には姑(小婆)とその姑(大婆)の二人も『鬼』が! 家具は壊され、服は破かれ…日夜繰り広げられる三世代の『嫁姑戦争』。結婚するとき言ったのに、「同居は絶対しない」って言ったのに! こんなの結婚詐欺じゃん!!!! しかしこの家の不幸はそれだけではなかった…家が消失!? がんで余命宣告!? 聖子のお腹の中の命も…、そして愛する夫さえも…!? 目まぐるしい悲しみの連鎖を力強く乗り越えていく「嫁」の姿に涙があふれる傑作感動物語!
  • 「その便器をおなめなさい」…掃除したトイレを指さして大姑の無情の命令が下される! 新婚&妊娠中の聖子を襲う姑の過激な要求。しかもこの家には姑(小婆)とその姑(大婆)の二人も『鬼』が! 家具は壊され、服は破かれ…日夜繰り広げられる三世代の『嫁姑戦争』。結婚するとき言ったのに、「同居は絶対しない」って言ったのに! こんなの結婚詐欺じゃん!!!! しかしこの家の不幸はそれだけではなかった…家が消失!? がんで余命宣告!? 聖子のお腹の中の命も…、そして愛する夫さえも…!? 目まぐるしい悲しみの連鎖を力強く乗り越えていく「嫁」の姿に涙があふれる傑作感動物語!
  • 幻獣が住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は、ボマレア王国を中心とした沿岸諸国連合と、統利帝の可陀との間に、世界戦争が始まろうとしていた。
    統利帝は秋津国のクーデター派と結託し、この国を手中に入れるとともに、王妃香耶と結婚する。
    香耶は強引な統利帝に反発していたものの、自分の無力を自覚し統理亭を受け入れていった。
    一方、ボマレア国に制圧されたラベンテュラの貴族たちは、アトレイデス国王の最愛の少女・ミーアを誘拐する。
    夏芽は沿岸のフィローン国の姫だが地球で生まれ育った。
    幻獣の國を訪れた際、戦争のため地球へ戻れなくなってしまう。
    可陀国の侵攻などの戦闘に巻き込まれた夏芽だが、「契約の猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザ、聖獣の子犬「高麗」、そして今や、クーデター派から付け狙われている秋津国の双子の皇子、斎槻、蘿と出会い、かけがえのない特別な絆を結ぶ。
    そして…蘿との間に愛がはぐくまれる。
    激しい戦闘の過程で、夏芽の中から伝説の武器「犬皇剣」が現れて暴走を始める。
    夏芽はこの剣を封印するが、彼女も死に瀕する。
    しかし蘿たちの献身的な看護などに支えられ蘇生する。
    そんな時、世界大戦が勃発した。
    緒戦の戦場となった雲母海峡は血みどろの修羅場と化した。
    そしてこの情報は夏芽たち、秘かに復活を果たしている秋津国第3の皇子の元にもたらされたのであった!
  • 幻獣たちが住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は、ボマレア王国、可陀、特別な霊力にあふれる秋津国などの王国で構成されている。
    しかしそんな各国の間に戦雲が急を告げていた。
    世界戦争を回避するため、各国の王族は秋津国首都・蒼天に集まるが、その時、クーデターが発生。
    これに乗じて統利帝が国を乗っ取り、秋津国の姫、香耶に結婚を迫る。
    可陀国の侵攻などの戦闘に巻き込まれたフィローン国の姫・夏芽は、「契約の猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザ、聖獣の子犬「高麗」、そして秋津国の双子の皇子、斎槻、蘿と出会い、かけがえのない特別な絆を結ぶ。
    激しい戦闘の過程で、夏芽の中から伝説の武器「犬皇剣」が現れ暴走を始めるが、夏芽はこの剣を瀕死になりながらも封印するであった。
    そんな最中、可陀、秋津クーデター派の連合軍に対して、ボマレアなどの沿岸諸国は連合を結成。
    世界大戦の危機が迫る中、沿岸諸国を代表するボマレアに制圧されたラベンチュラの貴族たちは、アトレイデス王の最愛の少女、ミーアをさらってしまう。
    秋津国では第3の皇子が秘かに復活をするが、その性格は忠臣、犬上筺にも理解できないもの変化していたのであった!
  • 幻獣が住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は世界大戦争に突入した。
    ボマレア王国が主力の沿岸諸国連合、他方は秋津国の香耶姫と結婚し、同国を支配下に置いた統利帝の可陀である。
    ボマレア国に制圧されたラベンテュラの貴族たちはアトレイデス国王の最愛の少女・ミーアを誘拐する。
    行方不明となったミーアへの思いに、国王は戦争指揮に集中できないのであった。
    夏芽は地球で生まれ育った沿岸のフィローン国の姫。12年に一度開く幻獣の國への扉をくぐり幻獣の國を訪れたが、戦争のため地球へ戻れなくなってしまう。
    夏芽は「契約の猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザ、聖獣の子犬「高麗」、そして今や、可陀勢力下の秋津国から付け狙われている秋津国の双子の皇子、斎槻、蘿と出会い、かけがえのない特別な絆を結ぶ。
    特に蘿との間には愛がはぐくまれる。
    激しい戦闘の過程で、夏芽の中から伝説の武器「犬皇剣」が現れて暴走を始める。
    夏芽はこの剣を封印するために死に瀕するが、蘿たちの献身的な看護などに支えられ蘇生するのであった。
    しかし…高麗の余命が半年であり、助けるためには秋津国の北方に住む秋津犬、藍銅か、さらに伝説の未踏の地にいる原種の力を頼る他はないと知る。
    高麗を救うため、夏芽たちは敵があふれ、危険に満ちた地上にのぼり、北へ向かって旅に出るのであった!
  • 幻獣たちが住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は、アトレイデス国王のボマレア王国、統利帝の可陀、女皇を戴く秋津国などの王国で構成されている。
    夏芽は沿岸のフィローン国の姫だが地球で生まれ育った。
    12年に一度開く扉を通り、幻獣の國を訪れた夏芽は、戦争のため地球へ戻れなくなってしまった。
    地球へ帰る方法を求め、ラーオ、竜騎士隊タイト、ネブローザと秋津国に着くが、双子の秋津国皇子の戦いに巻き込まれてしまう。
    激しい戦いの過程で、聖獣の子犬「高麗」と出会い、皇子たちとも特別な絆で結ばれるのであった。
    一方、世界戦争を回避するために各国の王族は秋津国首都・蒼天に集まるが、統利帝が糸を引くクーデターが起こり、双子の皇子、各国の王族たちは捕えられてしまう。
    夏芽たちは瀕死の双子の皇子を救い、自分では制御できない計り知れない力を使い、王族たちの脱出を助ける。
    瀕死の皇子たちを助けるために「整備水槽」を探す夏芽たちは、その場所を知る女皇を探し、歴代女皇の霊体が集まる大奥に向かうのであった。
    そこで歴代女皇の怒りに触れ、体を切り刻まれるが、異様な波動とともに伝説で伝わる「犬皇剣」が現れて強烈な力で生きているすべてのものを食らい始めたのであった。
    夏芽は、双子皇子の蘿の力を借りてこの剣を封印しようとしたが、その瞬間、秋津国の聖域双黎塔が大爆発を起こして崩壊。
    可陀、秋津クーデター派の連合軍に対して、ボマレアなどの国々は対抗して沿岸諸国連合を結成、両者の間の緊張は極度に高まる。
    幻獣界は歴史上最悪となる世界大戦の危機が最大限に高まってきたのであった。
  • 幻獣が住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」で紡がれた壮大な物語…それが「幻獣の國物語」である。
    …その物語の主人公、フィローン国姫・夏芽が絶対的な信頼をよせる、二人の戦士、タイト・アルバ、ストリクス・ネブローザはどのような人物だったのか!?
    強く、美しく、比類なく有能な二人をめぐるストーリーが今語られる―――。

    タイト、ネブローザの二人は海と山に囲まれたフィローン国の出身である。
    フィローン国は大国ではないが、夏芽の祖父・セグロ大公の、寛容で優れた政治により、人々は平和に暮らしていた。
    この国の平和を守る礎は、竜とともに戦う最精鋭部隊「竜騎士隊」によって築かれており、二人はこの部隊に所属している。
    この「竜騎士隊」はフィローン士官学校での厳しい鍛錬を経た上で、選抜されなければ入れないエリート集団である。
    そんな二人の性格は対照的であった。
    ストリクス・ネブローザは完璧な優等生。
    武術の腕は誰よりも優れ、成績優秀。素行、家柄、人柄、評判も申し分ない。
    他方、タイト・アルバは自由奔放。
    セグロ公が冗談半分に評するところによると「サンタンたる素行、アンタンたる実績」。
    だが窮地に陥った時のとっさの機転は天才的で誰もまねることができない。
    そんな対照的な二人の苦悩と喜びに満ちた、感動的なドラマが始まる!!
  • 幻獣たちが住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は、アトレイデス国王のボマレア王国、統利帝の可陀、女皇を戴く秋津国などの王国で構成されている。
    夏芽は沿岸のフィローン国の姫だが地球で生まれ育った。
    幻獣の國と地球との扉は12年に一度開く。
    夏芽は両親の故郷である幻獣の國を訪れたが、突如戦争がおこり、地球へ戻れなくなってしまった。
    秋津国の皇子の導きで、秋津国に着くが、双子の秋津国皇子と第3の皇子との戦いに巻き込まれ、激しい戦いの過程で聖獣の子犬「高麗」と出会い、皇子たちとも特別な絆で結ばれる。
    また夏芽は計り知れない力が自分にあることを自覚したのであった。
    そんな時、世界戦争を回避するために各国の王族は秋津国首都・蒼天に集まるが、統利帝が糸を引くクーデターにより、双子の皇子、王族たちは捕えられてしまう。
    夏芽たちは瀕死の双子の皇子を救出、さらに王族たちを救おうとするが、強力な水霊使い・籬との戦いで絶体絶命に!
    しかし突如夏芽は異様な姿に変身し、驚異的なパワーを炸裂させる。
    その隙にボマレア国が開発した飛行機で、王族たちは脱出するが夏芽は戦いの地に残ることを決意したのであった。
    瀕死の皇子を助けるためには「整備水槽」を見つけねばならない。
    夏芽たちはその場所を知るという女皇を探すうちに、統利帝に捕えられ、統利帝に仕えるという条件で、女皇の元に行くが、彼女もその場所がわからず歴代女皇の元に向かう。
    そこで、歴代女皇により女皇の過去の秘密、双子の皇子の出生の秘密が暴かれてしまうのであった。
  • 幻獣たちが住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は8つの王国からなる。
    有力なのはアトレイデス国王のボマレア連合王国、統利帝の可陀、女皇の秋津国である。
    夏芽は沿岸のフィローン国の姫だが、両親が地球に逃れたため、地球で生まれ、地球で育った。
    幻獣の國と地球との扉は12年に一度開く。
    夏芽は両親の故郷を憧れ、幻獣の國を訪れたが、突如起こった戦争に巻き込まれて地球へ戻れなくなった。
    秋津国の皇子の導きで猫のラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザと秋津国に着くが、双子の秋津国皇子は残虐な性格で、同国の第3の皇子を憎悪していた。
    夏芽は双子皇子たちに殺されそうになり聖域に逃げ込んだが、そこで聖獣の子犬「高麗」と契約を結び、自分が特別な力を持った宿命的な存在であることを知る。
    第3の皇子と彼を憎悪する双子皇子の間の激しい戦いに、双子皇子が勝利するが、その過程で皇子たちは憎しみの対象が消え、夏芽の「人を憎まぬ心」に共感し、特別な絆を結ぶ。
    皇子たちはフィーロンに帰ろうとする夏芽を助け、秋津国を脱出しようとするが、クーデターが発生し、皇子とともに襲われる。
    夏芽たちはこれを倒すが、信じる者のために戦わざるを得ないことを自覚する。
    皇子たちは秋津国の首都、蒼天へ戻るが…蒼天では8大王家の王族たちが集まり、世界戦争を回避するための「全世界会議」が開催されようとしていた。
  • 幻獣たちが住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は8つの王国で構成される。
    有力なのはアトレイデス国王のボマレア王国、統利帝の可陀、そして秋津国である。
    夏芽は沿岸のフィローン国の姫だが、両親が地球に逃れたため、地球で生まれ、地球で育った。
    幻獣の國と地球との扉は12年に一度開く。
    夏芽は両親の故郷を憧れ、幻獣の國を訪れたが、突如起きた戦争に巻き込まれ地球へ戻れなくなった。
    秋津国の皇子の導きで、猫のラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザと秋津国に着くが、双子の秋津国皇子と同国の第3の皇子との戦いに巻き込まれる。
    激しい戦いの過程で、特殊な能力を持った聖獣「高麗」と出会い契約を結ぶ。また皇子たちは夏芽の「人を憎まぬ心」に共感し、3人はかけがえのない特別な絆で結ばれる。
    秋津国首都・蒼天では、クーデターがおこり、双子の皇子は捕らえられ、激しい拷問にあう。
    しかし、処刑寸前に夏芽たちが救いだし、蒼天からの脱出を図る。
    一方秋津国の反乱軍と連合した可陀の統利帝は、全世界会議のために蒼天に集まっていた王族たちを人質に取ろうとする。
    王族たちは必死で戦うが、夏芽はこの戦いを感知し、その中に祖父フィローン大公の姿を見出す。
    さらにこの戦いに、統利帝は水の力を利用する、霊力の強い籬を繰り出すが……!?
    全編にわたり、カットバックの技法(複数の場面を交互に描く)を効果的に使いながら、息つく間もない激しく緊迫したシーンを、圧倒的な迫力で描ききった、迫真の傑作スペクタクルロマン!
  • 幻獣たちが住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は8つの王国で構成される。
    有力なのはアトレイデス国王のボマレア王国、統利帝の可陀、そして秋津国である。
    夏芽は沿岸のフィローン国の姫だが、両親が地球に逃れたため、地球で生まれ、地球で育った。
    幻獣の國と地球との扉は12年に一度開かれる。
    夏芽は両親の故郷を憧れ、幻獣の國を訪れたが、戦争に巻き込まれ地球へ戻れなくなってしまった。
    秋津国の皇子の導きで、特殊能力を持った「契約猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザと秋津国に着くが、双子の秋津国皇子と同国の第3の皇子との戦いに巻き込まれてしまう。
    激しい戦いの過程で、聖獣の子犬「高麗」と契約を結び、皇子たちとも信頼しあい、特別な絆で結ばれる。
    また夏芽は計り知れない力があることを自覚する。
    世界戦争を回避するために各国の王族は秋津国首都・蒼天に集まるが、クーデターが起こり、双子の皇子、王族たちは捕えられる。
    夏芽たちは瀕死の双子の皇子を救出、さらに王族たちを救おうとするが、背後で糸を引いていた可陀の統利帝が、強力な水霊使い・籬を繰り出し、夏芽は絶体絶命のピンチに!
    その時、夏芽は異様な姿に変身し、驚異的なパワーを炸裂させ、戦いは一時収まる。
    その隙にボマレア国が開発した飛行機で、王族たちは脱出しようとし、祖父のフィローン大公も夏芽に同乗するように促す。
    しかし、乗艦できるのは一人。
    夏芽は瀕死の皇子たちを置き去りにできず、愛し、信じる人々とともに戦いの地に残ることを決意する。
  • 「幻獣の國」のフィローン国姫の夏芽は地球で生まれ育ち、地球の高校に通う。
    憧れの地「幻獣の國」を訪れ、ラペンデュラ国の豊かな風物を楽しんでいた時に戦争に巻き込まれ、12年に一度しか開かない地球への扉が閉ざされてしまった。
    自力で地球へ帰ると決意した夏芽は、夢に現れた秋津国「第3の皇子」の導きに従い「契約猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊のタイトとネブローサと共に秋津国に到着した。
    双子の秋津国皇子には生きた肉体を持たない「第3の皇子」の霊体が宿っていた。
    母である秋津国の女皇は、国を動かすために「第3の皇子」の予言だけを頼りとし、双子皇子は「第3の皇子」のためだけに必要とされ、生かされていたにすぎなかった。
    双子皇子はこの事実に苦悩し、性格は残虐となり、「第3の皇子」を憎んでいた。
    夏芽は残虐な双子皇子たちに何度も殺されそうになるが、逃げ込んだ聖域で聖獣の子犬「高麗」を助ける。
    この出会いで彼女は特別な力を持った宿命的な存在であることを知らされるが、漠然とした不安が彼女の心をよぎる。
    夏芽を利用して秋津国の力を圧倒的なものにしようとする「第3の皇子」と、「第3の皇子」を憎悪する双子皇子との間は致命的なものとなり、激しい戦いが始まる。
    そしてついに双子皇子は「第3の皇子」の魂と力の住み家であるそれぞれの片目を抉り、「第3の皇子」を葬る。
    凄絶な戦いの末に双子皇子たちとも新たな絆を結び、故国フィーロンへ向かう夏芽たち…しかし今、幻獣の國ではかつてない戦いが起きようとしている!!
    悲しいまでに切ない、愛と憎しみの珠玉のドラマが、華麗な幻想世界で紡がれていく…圧倒的なスぺクタルSFファンタジー傑作第8巻!
  • 地球で生まれ育った「幻獣の國」のフィローン国の姫である夏芽は突如起こった戦争に巻き込まれて、地球へ帰る道を閉ざされてしまった。
    自力で地球へ帰ると決意した夏芽は、秋津国「第3の皇子」の導きに従い、フィローン国竜騎兵のタイトとストリクス、「契約猫」ラーオとともに秋津国に到着した。
    しかし双子の秋津国皇子は夏芽をさらい、犯し、殺そうとする。
    辛うじて地底へと消えていった夏芽は守護幻獣「燧石」に出合い、死に瀕した子「高麗」を救い「導き手」になる。
    夏芽を助けに駆け付けたタイトとストリクスは双子の皇子の罠にはまるが、そこにラーオが現れ、強力な霊力で2人を助け、さらに双子皇子をも倒すが、倒れた体の中空に「第3の皇子」が出現するのであった。
    第3の皇子は夏芽に優しく接するが、なぜか違和感が……また天領に地球への扉があると教えられ、地球への思いが募っていくのだった。
    悲しいまでに切ない、愛と憎しみの珠玉のドラマが、華麗な幻想世界で紡がれていく…圧倒的なスぺクタルSFファンタジー傑作第5巻!
  • 「幻獣の國」のフィローン国姫の夏芽は、地球で生まれ育ち、高校に通う。
    憧れの地「幻獣の國」を訪れ、旅を続けているときに突然戦争に巻き込まれ、12年に一度しか開かない地球への扉が閉ざされてしまった。
    自力で地球へ帰ると決意した夏芽は、夢に現れた「第3の皇子」の導きに従い、「契約猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊のタイトとネブローサとともに秋津国に到着した。
    双子の秋津国皇子は夏芽をさらい殺そうとするが、ラーオの霊力によって倒された。
    しかし、その倒れた体から霊体として存在し、双子皇子の肉体に宿っていた「第3の皇子」が出現する。
    秘密の抜け穴に逃げ込んだ夏芽は、そこで、聖獣の子を助け、「導き手」となる契約を結ぶ。
    この子は最後の守護聖獣「高麗」である。
    夏芽は高麗の母から、契約することができたのは、彼女が特別な能力を持ち、国王となることを宿命づけられた存在であることを教えられる。
    一方、忠実で誠実な武将、犬甘筐は双子皇子を死から救うため秘術を使う。
    この秘術は、双子皇子と筐が、今までの人生を再体験することが必要となる。
    この再体験で、双子皇子たちの悲しい過去が綴られる。
    幼少期の皇子たちの無邪気で明るい性格は、母の女皇と会うたびに暗く閉ざされていく。
    女皇が必要とするのは「第3の皇子」だけであり、双子皇子は、彼のために生かされているだけにすぎないのだ。
    高麗と交感して特別な能力を得た夏芽は、幼い頃の双子の霊に出会う。
    双子と楽しく遊んでいたが、「第3の皇子」の名前を口にした途端、王子たちは狂暴となり、夏芽に襲いかかってきたのだった!
    悲痛な過去の宿命がさらなる悲劇を呼び起こすのか!?
    悲しいまでに切ない、愛と憎しみの珠玉のドラマが、華麗な幻想世界で紡がれていく…圧倒的なスぺクタルSFファンタジー傑作第7巻!
  • 「幻獣の國」のフィローン国姫の地位にある夏芽は、地球で生まれ育ち、高校に通っていた。
    両親の故郷である憧れの地「幻獣の國」を訪れ、楽しく旅を続けているときに戦争に巻き込まれて、12年に一度しか開かない地球への扉が閉ざされてしまったのだった。
    自力で地球へ帰ると決意した夏芽は、秋津国「第3の皇子」の導きに従い、フィローン国竜騎兵のタイトとストリクス、「契約猫」ラーオとともに秋津国に到着した。
    しかし双子の秋津国皇子は夏芽をさらい、犯し、殺そうとする。
    辛うじて地底の抜け穴に逃げ込むが、そこで守護聖獣「燧石」に出合い、死に瀕した彼の子守護成獣「高麗」を助ける。
    夏芽はその「導き手」として、「戴印」を額に押され、秋津国の貴族だけの居館「葵の館」に導かれることになった。
    そこで夏芽は「葵の館」で夢に現れた「第3の皇子」と出会い、天領内に「地球への扉」があることを教えられ、地球への思いが激しく募り、心が震えたのだった。
    館に留まる夏芽は、ある夜の夢で、高麗の母,辰沙から、夏芽の隠れた才能、夏芽の宿命的な地位について教えられる。
    その避けがたい厳しい立場に悩む夏芽に、辰砂は思いがけぬ提案をするが……!?
    一方、忠臣筐は、双子皇子を死から救うため、自らの死をも覚悟の上、秘術を使い「冥」へ向かう。
    この秘術は双子皇子と筐が、今までの人生を再体験し、「共感」することで成功する。
    ここで双子皇子たちの悲痛な半生が語られる。
    彼らはなぜこれほどまでに残酷で、酷薄なのか…!?
    過去に何があったのか!?
    人々の重い過去と宿命が、悲しく、美しく心を揺さぶる…圧倒的なスぺクタルSFファンタジー傑作第6巻!
  • 「幻獣の國」から地球へ帰る道を自力で探そうと決意した夏芽は、夢に現れた秋津国「第3の皇子」の導きに従い、強い絆で結ばれたフィローン国竜騎兵のタイトとストリクス、「契約猫」ラーオと共に秋津国に到着した。
    しかし双子の秋津国皇子の手にかかり、ラーオは「水の檻」に閉じ込められ、夏芽は皇子たちから必死で逃げ回るうちに「聖墓所」入り込み消えてしまう。
    夏芽たちを救いに向かったタイトとストリクスは、「お館様の命」を伝えに来た秋津国皇室親衛隊を率いる犬甘筐に捕えられてしまう。
    「お館様の命」は、戦争の危機が迫っているため、双子皇子は「蒼天」へ上ってほしいとのこと。
    しかし皇子たちはこれを聞き入れず、秋津国騎士たちと戦わせてタイトとストリクトを「面白く」殺すゲームを始めたのであった。

    聖墓所から地の底に落ち絶望していた夏芽は、ラーオから「王族」であることの自覚を持てば救われると告げられる。
    地底から現れた巨大なコマ犬の幻獣、芙蓉城の守護者「燧石」に出合い、彼に導かれた夏芽は「命の珠」を託され、死に瀕した一族の最後の望みとして、自分の子犬にその珠を翳すように告げられる。
    一方、殺人ゲームを戦うタイトとストリクスは、次々に襲い掛かる秋津の戦士たちを退けるが、罠にはまり危地に陥る。
    その時、檻から抜け出た「契約猫」ラーオが出現、驚異的な霊力を発揮する。
    ラーオはさらに双子の皇子にも戦いを挑み、ついに2人を倒すが、倒れた皇子たちの体の上から「第3の皇子」が出現したのだった!

    美しいまでに恐ろしい幻獣たちの息をつかせぬ迫力の格闘シーン……圧倒的なスぺクタルSFファンタジー傑作第4巻!
  • 「幻獣の國」を訪れ、その豊かな世界を楽しんでいた夏芽は、突如来襲したボマレオ国の軍隊に追われるうちに、地球へ帰る扉が閉ざされてしまう。
    戦乱の地を脱出した夏芽は誰も傷つけることなく、自分の力で地球に帰ろうと決意し、幻視した秋津国「第3の皇子」の導きに従い、フィローンの竜騎士タイトとストリクス、「契約猫」のラーオと共に秋津国を目指していく。
    虫を呼び寄せる能力に目覚めた夏芽は徐々に力をつけていくが、ようやく到着した秋津国にてポアレア軍の刺客との戦いの際、ストリクスが毒に侵され倒れてしまう。
    ストリクスを助けるためには王族以外の立ち入りが厳しく禁じられている「天領」にある薬草が必要で…夏芽はタイトとラーオとともに、禁を犯し「天領」に赴く。
    薬草によりストリクスは回復するが、夏芽の前に天空から卯天が出現し、双子皇子の元に夏芽を連れ去ってしまった。
    怠惰に暮らす皇子たちは、夏芽を狩猟ゲームの獲物として追いつめ、犯し、殺そうと企てるが…「聖墓所」へと逃げ込んだ夏芽は突然消失してしまい…傑作SFファンタジー大作第3巻!
  • チャキチャキの女子高生、夏芽は地球生まれの地球育ち。
    両親の故郷である「幻獣の國」に憧れ、いつか訪ねていきたいと夢見ていた。
    「幻獣の國」には、美しく不思議な幻獣が住み、いろいろな国や様々な文化があるという。
    夏芽は期待に胸ふくらませ、12年に一度だけ開く「幻獣の國」への扉を越え旅立った。

    一方、「幻獣の國」では夏芽の旅路を心配し、行く手に危機を予感した祖父のセグロ大公が、フィローン国竜騎士隊のタイトとネブローサに、秘かに夏芽を見守るように命じていた。
    ところが夏芽が豊かな南の国ラベンデュラで観光を楽しみ、地球へ帰ろうとしていたその日、突如、アトレイデス王が率いるボマレオ国の軍隊が侵攻してきた。
    その日のうちに逃げ出さなければ、地球への扉が閉ざされてしまう…!

    奔放な想像力から紡ぎだされる不思議で美しい幻獣の世界…息をもつかせぬスリリングな展開……日本を代表する傑作SFファンタジー大作「幻獣の國物語」が電子化でよみがえる!
  • 夏芽は地球生まれ、地球育ち。
    両親の故郷である「幻獣の國」に憧れ、いつか訪ねていきたいと夢見ていた。
    案内役の、おしゃべりをする「契約の猫」ラーオと共に12年に一度だけ開く「幻獣の國」への扉を通り、旅立つが、突如、アトレイデス王が率いるボマレオ国の軍隊の侵攻により、12年に一度開く地球へ帰るための扉は閉じられてしまった!
    実は夏芽は「幻獣の國」にある、フィローン国の姫。
    旅路を心配し、行く手に危機を予感した祖父のセグロ大公は、フィローン国竜騎士隊のタイトとネブローサに、秘かに夏芽を守るように命じていた。
    護衛に付いた竜騎士のタイトとネブローサの機転で戦火から逃れることができた夏芽は「秋津国」の双子の皇子、斎槻(ゆつき)と蘿(ひかげ)に出会う。
    その夜、夏芽の夢に「第3の皇子」が現れ、「この戦いは大戦争になるが、それを救い、僕を救い、地球に帰るためには、夏芽が自分の能力に目覚める必要がある」と告げられてしまい…。

    奇々怪々な怪獣が出現する、ロールプレイングゲームの爆笑パロディ読み切り「ロールプレイング街道」も同時掲載した日本を代表する傑作SFファンタジー大作第2巻!

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