昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。
毎年恒例の湯治に行くために上野から新幹線に乗ろうとしていた馬渕は、そこで一人の少女と出会う。
一人で花巻へ父親に会いに行くという彼女を心配した馬渕は途中まで彼女に付き合おうとするが、少女は忽然と姿を消してしまったのであった。
不思議に思いながら湯治場に着いた馬渕だったが、くつろぐ彼の前に再び少女の姿が。
戸惑う彼はやがて自分の荷物の中に一つのこけしが入っていることに気づく。
それは彼が以前この湯治場で買い、衆楽苑にお土産として置いてきたはずの物だった。
導かれるように、こけしを買った店に向かった馬渕に、店主は驚きの事実を告げて…?!
その他、幼少の頃から幼馴染みと一緒にカレー店を開く夢を追って来た男。一度は現実に負けた男だったが、衆楽苑のカレーに背中を押され、再び夢に向けて歩き出すことを決意する「もしも」、年老いた杜氏がかつて産み出した名酒とその腕をもう一度振るってもらいたいと説得する蔵元の男。男はやがて杜氏が自分の元に来ると確信するが、その矢先に思わぬ出来事が… 「雪見酒」、家庭の事情ではなればなれになる親子。二人は衆楽苑で一緒に食事を取った後、再びここで会えることを祈りながらそれぞれの道に旅立って行く…最終話「いつかまたあの店で」など。
人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人々の人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!
非公認団体「小山田いくプロジェクト」が2019年2月23日から期間限定で集めた小山田いくファンのコメントも併せて掲載!
(C)小山田いく/大洋図書
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昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。
夢を追い、東京へ出て来た長田と鮎川。
衆楽苑で食事をした二人は景気づけにとウェイトレスのおばさんから餃子をごちそうしてもらう。
2人は3年後にここで再会する事を約束し、おばさんにそれを告げてそれぞれの道を歩き始めるが…。
その他、家族を嫌悪し、東京に出て一人暮らしをしていた若者が体を病んではじめて気づく母親の愛情「赤い爪」、頻繁に店を訪れ昔話をする老人。だが、彼の本当の歴史とは…「歴史」、ある石屋がテレビで紹介された事で昔の仲間から連絡を受けるが、それは終戦直後の彼の許し難い経験を思い起こさせるものだった…「雑炊」など。
人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『東北・上信越に住む人にとって、上野駅は特別な駅です。上野駅はそれ自体が、故郷と都会をつなぐ大きな待合室なのです。故郷から都会へ、都会から故郷へ、気持ちを切り替えるための、待合室なのです。そんな、様々な心の交錯する上野駅のような食堂を、描きたいと思っています。』
昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。
ある夏、立ち寄る人々に蛍を披露していた衆楽苑。
蛍の穏やかな光に癒される人々の中でその蛍をじっと見つめる少女がいた。
そしてその深夜、衆楽苑のスタッフの一人は闇の中、蛍の前に一人佇む少女を目撃し恐怖する。
その少女の行動に隠された想いとは…!?
その他、相席になった学生と風来坊の男。男の話の中に衆楽苑のスタッフが感じ取ったものは…「永い旅」、東京で暮らす男が家族と帰省した時に見た墨塗りの壁。男が子どもの頃から嫌っていたその壁は、実は日本が通って来た悲しい歴史の遺産だった…「墨塗りの壁」など。
人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人々の人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『ラーメンを食べるたびに、昔、父がどんぶりを持って、家の前を通った屋台ののラーメンを買ってきて、食べさせてくれた時のことを思いだします。食べ物は、必ず何か思い出をまとっているようです。あなたは何を食べながら、何を思いだすでしょうか。』
昭和の時代、上野駅は北の国から東京へ来る人々たちの玄関だった。
多くの人々が夢を追い、この駅へ降り立った。
そんな上野駅横で昭和3年に創業した大衆食堂「衆楽苑」。
創業以来、たくさんの人に愛され続けているのは、和・洋・中、なんでも美味しいメニューを揃えていることもさることながら、そこに働く人の温かさにもあるようだ。
今日も人々は様々な想いを胸に衆楽苑を訪れる…。
毎年恒例の湯治に行くために上野から新幹線に乗ろうとしていた馬渕は、そこで一人の少女と出会う。
一人で花巻へ父親に会いに行くという彼女を心配した馬渕は途中まで彼女に付き合おうとするが、少女は忽然と姿を消してしまったのであった。
不思議に思いながら湯治場に着いた馬渕だったが、くつろぐ彼の前に再び少女の姿が。
戸惑う彼はやがて自分の荷物の中に一つのこけしが入っていることに気づく。
それは彼が以前この湯治場で買い、衆楽苑にお土産として置いてきたはずの物だった。
導かれるように、こけしを買った店に向かった馬渕に、店主は驚きの事実を告げて…?!
その他、幼少の頃から幼馴染みと一緒にカレー店を開く夢を追って来た男。一度は現実に負けた男だったが、衆楽苑のカレーに背中を押され、再び夢に向けて歩き出すことを決意する「もしも」、年老いた杜氏がかつて産み出した名酒とその腕をもう一度振るってもらいたいと説得する蔵元の男。男はやがて杜氏が自分の元に来ると確信するが、その矢先に思わぬ出来事が… 「雪見酒」、家庭の事情ではなればなれになる親子。二人は衆楽苑で一緒に食事を取った後、再びここで会えることを祈りながらそれぞれの道に旅立って行く…最終話「いつかまたあの店で」など。
人々が様々な想いを胸に上野駅に降り立った昭和の時代、その上野駅横にある大衆食堂「衆楽苑」で交錯する人々の人間模様を、小山田いくが丁寧に綴るハートウォーミングヒューマンドラマの決定版!
非公認団体「小山田いくプロジェクト」が2019年2月23日から期間限定で集めた小山田いくファンのコメントも併せて掲載!
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