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『医学・薬学、文春新書、1円~、2017年9月27日以前(新書)』の電子書籍一覧

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  • 死ぬ自由があってもいいじゃないですか。
    脚本家の橋田壽賀子さんは、戦争中の体験から、死は自分にとって身近なもので、人生にある種の諦めを感じていたと言います。戦後、自由な時代になり、テレビの人気脚本家として忙しい日々を過ごしている間こそ、そういった考えは遠のいていたそうです。しかし、精一杯生きてきて、一息ついた頃、橋田さんは自らの往生について考えるようになりました。自分はどうやって、死にたいのかと考えた橋田さんの答えは「安楽死」も選択肢のひとつとしてもいいのではないか、というものでした。その考えを、月刊文藝春秋で記事にしたところ、世間から大きな反響がありました。そこで、橋田さんが人生と「安らかに楽に死ぬこと」についての考えをまとめたのがこの一冊です。「文藝春秋読者賞」受賞の問題作の書籍化!
  • 「動かない」という選択をした植物のしたたかな戦略が「薬」をもたらした!

    モルヒネやキニーネ、ヤナギの成分から作ったアスピリン、生薬を用いる漢方薬など、人間は古代から植物が作る化学成分を薬として使ってきました。また、ポリフェノール、カテキン、フラボノイドなど植物由来の成分が、いまや日常用語として使われています。

    しかし、つい最近まで、なぜ、どのように植物が薬を作るのかは解明されていませんでした。その根源的なメカニズムがわかってきたのは最近のことなのです。分子生物学やゲノム科学という先端的な科学の発展によって、植物の巧みな生存戦略に隠された、植物成分を作る意義と、その方法がわかってきました。

    土に根を生やして移動しない、という生き方を選択をした植物は、人間も含め、共存する生命との協力関係や敵対関係のある環境のなかで、生き抜いていかねばなりません。たとえば、動物などの捕食者から身を守るため、苦味や渋み、あるいは神経を麻痺させる有毒な化学成分を作るように進化しました。こうして作り出された化学成分が人間の健康に役立つことがあるのです。

    植物は、進化という厳粛な自然の審判に耐えながら、きわめて巧に設計され、洗練された方法で、多様な化学成分をつくるという機能を発達させてきました。私たち人間は、それを薬として少しだけお借りして使わせてもらっているにすぎません。

    この本は、もの言わぬ植物からの伝言メッセージです。
  • 健康診断はこんなに危険! 欧米に健診はない!

    日本人の多くは「健康」のため職場健診や人間ドックを受診していますが、欧米には存在しません。
    「より健康になる」とか「寿命をのばす」という効果を証明するデータがないからです。

    著者の近藤誠さん本人も、慶大病院で在職した40年間、執行部から強い圧力がありながらも、一度も受けませんでした。検診は有効というデータがないからです。
    にもかかわらず、日本では、医学的な根拠がないままに健診が義務化されています。

    健診は危険がいっぱいです。CTや胃エックス線撮影には放射性被ばくによる発がんリスク、子宮がん検診には流産や不妊症のリスクなどがあります。

    異常値が見つかった後に行なわれる肺や前立腺の「生検」も極めて危険です。手術後に「がんではなかった、おめでとう」と平然と述べる医者もいます。

    さらに危険なのは、「過剰な検診」が、過剰な薬の処方や手術など「過剰な治療」につながるからです。
    人間ドックには「早く見つけるほど、早く死にやすい」という逆説があります。
    実際、中村勘三郎さんや川島なお美さんは、人間ドックで「がんを早期発見され、早期に亡くなってしまった」のです。

    「検査値より自分のからだを信じる」こそ、健康の秘訣です。健康なときに健診など受けるものではありません。
    本書は、さまざまなデータや論文に基づき、「健康診断が有害無益である」ことを徹底的に明らかにします。
  • 健康長寿のカギは「食べる力」にあり!

    医療は日々進歩し、日本人の平均寿命はどんどん延びている。ところが医療の現場で犠牲になっているものがある。
    それは「食べること」だ。

    多くの専門医は自分の分野を優先するので、「食べること」は時として治療の邪魔になる。そのため専門分野の治療を優先する医師が、患者に「食べさせない」選択をしてしまうのだ。食べることが少しでも危険だと判断されると、食事はほとんどが流動食、点滴。ひどい場合は、経鼻経管栄養や胃ろうにされてしまう。なぜ、こんなことが起こるのだろうか?

    実はいまの医師は教育課程において「食べること」を勉強する機会がない。
    そもそも食支援に重要な役割を果たす「口腔機能」の専門家がいない。「口腔」とは口の中から喉までの器官。人間の体の中で、口と歯だけは医科でなく、歯科が担当する。口腔内のがんやできものは歯科の口腔外科が担う。ところが口腔の外科医はいても、機能の低下や障がいを治療・改善する内科の専門家が全くの不在なのだ。

    医療から見放されている「口腔機能」だが、人間が生活していく上で、このうえなく重要な器官なのだ。「食べる」「喋る」「笑う」という、人間の健康にとって最も重要な行為を支えているからである。

    本書では「食べる力」の重要性を、実例を交えて紹介するとともに、健康に老後を過ごすために必要な対処法や、自宅で簡単にできる「口の力」リハビリ法もイラスト入りで紹介します!
  • 日本のがん治療・研究の中核拠点とされる国立がん研究センター。巨額の赤字を抱え、患者からは「がん難民製造工場」とまで批判を浴びていた組織を変えようとした男がいた。しかし、めざましい成果を挙げていながらも、改革は途中で挫折してしまう。なぜか? その改革の目指す先が、一つの独立法人の立て直しにとどまらず、日本の医療を大きく揺さぶる可能性を秘めていたからだった。医師、官僚、政治家、製薬会社、そして患者のそれぞれの視点を織り交ぜながら、2010年から2年間にわたって行われた国立がん研究センターの改革の軌跡を描き出し、その先にある日本の医療政策の問題点を浮き彫りにする。日本の医療の司令塔は、いったい誰なのか・・・・・・。
  • 絶望の老人社会を告発する、硬骨の社会派ノンフィクション!近い将来3人に1人が高齢者となる日本では、老人をめぐる状況が凄まじい勢いで悪化している。それも貧困層ばかりか、中流層も「地獄」へ引き込まれようとしているのだ。たとえば……・全国各地に「無届け老人ホーム」が増加。古い空き家で、同じ部屋に男女を雑魚寝させる「お泊りデイ」施設も。排泄物の臭気が充満する不衛生な環境で、ノロウイルスが蔓延したり、転んでケガするケースが続出。それでも「安い料金」が魅力となり、入居させたい家族は後を絶たない。・北海道には「老人下宿」なるものが増えている。狭い部屋が与えられ食事が出るが、経営者が逃げてしまい、入居者が突然放り出される例も。・特別養護老人ホーム(特養)を経営する社会福祉法人のなかには、濡れ手で粟のボロ儲けをし、まさに「老人食い」で肥え太っているものもある。政治家の介在が見え隠れするケースも。・介護計画を立てるのはケアマネージャー(ケアマネ)。ところが、ケアマネが特定の施設にカネが落ちるよう誘導し、入居者が無意味に高い料金を払わされるケースも多発。・未婚率の上昇とシングルマザーの増加により、低所得の独居高齢者は激増。年金をきちんと払っていても、年金基金が破綻し、実質無収入となる老人も増えている。・国民健康保険が払えない低所得の老人たちから、無慈悲な「強制徴収」に踏み切っている自治体も団塊世代が後期高齢者入りする2025年以降は、もっと悲惨な現実が待ち受けている。はたしてわれわれは自分を守るためにどうすべきか? そのヒントが本書にある。
  • 日本のがん検診・治療は患者ではなく、医者のために行なわれている――。これが著者の最終結論。“最新療法”に騙されてはいけない。命と健康を守るには、断片的な情報にすがるより、がんの基本的なしくみを理解する方がはるかに大事だとわかりやすく説く1冊!
  • 血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)に一喜一憂することなかれ――。腎症、失明、壊疽の三大合併症は、薬や手術で治る時代になった。合併症をチェックし、糖尿病の人がなりやすい、がん、心筋梗塞、脳卒中などを早期発見・早期治療すれば、100歳まで生きられる! 目からウロコの最新医療を気鋭の専門医が紹介し「合併症が治る」というミラクルな話を分かりやすく解説した朗報の書。
  • どうすれば、わが子をゲーム、ネット中毒から救えるのか。ゲームやインターネットの中毒性を指摘した『脳内汚染』で一大センセーションを巻き起こした著者が、いじめやADHDとの関連性を示す研究成果を追加で盛り込み、問題の本質をより理解しやすく提示。また、依存を予防しながら、ゲームやネットなどの情報機器と上手に付き合う方法や、依存に陥った子どもの克服事例、家族がとるべき対処法など、実践的な対策法にも重きを置いている。情報化社会に生きる現代人の必読書。

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