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『カドカワ祭ゴールデン2021【第2弾】(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

61 ~120件目/全959件

  • 528(税込)
    著者:
    池波正太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    剣聖塚原卜伝の晩年を描く表題作をはじめ、傑作時代小説集

    諸国の剣客を相手に勝利をおさめた戦国時代の剣豪塚原卜伝は、一度も不覚をとることなく、敵を討ち取ること二百余人に及んだという――この卜伝が武田信玄の招きを受けて甲斐の国を訪れたのは、71歳の老境に達した春だった。ここで、六尺豊かな大男の薙刀使いの名人に最後の試合を申しこまれたが…。枯淡の境地に達した剣豪卜伝を描いた表題作ほか、南部藩で鬼目付と呼ばれた侍の人間的苦悩、明治維新の激動期に数奇な運命をたどる青年剣客等、多種多彩な人間と時代を取りあげた著者会心の歴史小説集。
  • 現代を代表する歌人岡井隆が、短歌の基礎をわかりやすく説く!

    短歌をつくるための題材や言葉の選び方、知っておくべき先達の名歌などをやさしく解説。「遊びとまじめ」「事柄でなく感情を」など、テーマを読み進めるごとに歌作りの本質がわかってくる。正統派短歌入門!
  • 日本で一番愛された文庫ミステリ。

    珍しい古書に関係する、特別な相談 ── 謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。 金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが ──。
  • 462(税込)
    尾崎豊
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    尾崎豊の、痛ましいまでの透明感の秘密がこの小説集にある――村上龍

    路上に身をひそめて立ちつくす者達。彼らの吐く息が、あらゆる嘘を撃つ。尾崎豊の、痛ましいまでの透明感の秘密がこの小説集にある――村上龍 真実を求めて苦闘する孤独な魂。生きることの悲しみ、怒りにもがく純粋な精神の軌跡を綴った、恐るべき処女小説集。
  • ミリオンセラー達成の大人気ビブリオミステリ!

    鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連となった賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。人々は懐かしい本に想いを込める。それらは思いもせぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読み取っていき ──。 彼女と無骨な青年店員が、妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは? 絆はとても近いところにもあるのかもしれない。あるいはこの二人にも。これは“古書と絆”の物語。
  • 「気をつけて。もう、始まってるかもしれない」

    奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。第二図書室の司書・千曳の協力を得つつ、〈現象〉の謎を探りはじめるが、核心に迫ることができないままに残酷な“死”の連鎖はつづく……。夏休みに入ったある日、発見される一本の古いカセットテープ。そこに記録されていた恐ろしき事実とは!? ──ゼロ年代の掉尾を飾った長編本格ホラー、驚愕と感動の完結巻!
  • 550(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    浅見光彦が初めて登場した記念すべき作品。“後鳥羽伝説”の地で浅見の妹を襲った悲劇が事件を招く

    一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。だが、その本を手にした彼女は、広島県の芸備線三次駅で絞殺死体となって発見された。しかも、被害者の所持品に本は含まれていなかった。捜査が進むにつれ、被害者は浅見光彦の妹・祐子と8年前にこの地方を旅していて土砂崩れに巻き込まれ、一人生き残っていたことが明らかになる。“後鳥羽伝説”の地を舞台に再び起きた悲劇の意味は……。名探偵浅見光彦が初めて登場した記念碑的作品。
  • “シャーロックが生んだ”女探偵コンビ!

    夜ごと病室で続く患者の不可解な死。
    ロンドンの街から突如、失踪した子供たちの秘密とは――

    コナン・ドイル財団公認の
    本格パスティーシュ作品、待望の第2弾!

    ミセス・ハドスンが入院した特別病棟の病室で、夜ごと不可解な患者の死が繰り返される。見舞いに訪れたワトスン医師の妻・メアリーからは、ロンドンの街で少年たちの失踪事件が続いていることを聞かされる。二つの事件はなぜ起きた? 2人はベイカー・ストリート・ボーイズの力を借り調査を進めるが、路地裏の屋敷に迷い込み…‥。シャーロックを支える人物たちが、その知恵と勇気を結集して大きな謎に立ち向かう。本格ミステリー譚第2弾! 

    解説・宇田川拓也(ときわ書房本店)
  • 願いはひとつ、添い遂げること、はなと良太の行く手を阻むものとは──。

    神田の一膳飯屋「喜楽屋」で働くはなのところに、ひとりの男が怒鳴り込んできた。男は、鎌倉の「縁切り寺」に逃げようとする女を追ってきたという。弥一郎の機転で難を逃れたが、次々と厄介事が舞い込む。
  • 「永遠の後輩」な私たち。愛と羞恥でバブル世代を斬る 新・世代論

    子どもに就活アドバイスができずに悩む「親バブル子ゆとり」、平野ノラの芸がイタくもあり嬉しくもある「ディスコの灯を守り続け」、とんねるずとフジテレビの運命に無常を見る「女子大生ととんねるず」、奥田民生に学べ!バブル崩壊後のナチュラルブーム――「ナチュラルの波を乗りこなせ」……など、全20章を収録。受験戦争はらくらく通過、就職活動は売り手市場。苦労知らずで、おめでたくて、50代になっても後輩気分……そんな駄目な世代を自認する酒井順子が見る、バブル世代の功罪とは。団塊・新人類世代と氷河期・ゆとり世代にはさまれたバブル世代。消費に積極的でコミュニケーション能力が高くて肉食、というイメージはどうしてできたのか。メディア、ファッション、名付け、IT、出世……あらゆるテーマでバブル世代を振り返る、バブル世代もそうでない世代も、おもわず頷く新しい愛ある世代論!
  • 341(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    佐々木匙
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    私、神様の花嫁として狙われています!? 異類求婚ラブファンタジー!

    普通の高校生・美月は、一学年上の幼馴染み・天也と同じ学校に通っている。ある日、美月の周りにだけ綺麗な石が降るという奇妙な現象が起き始める。天也は何やら知っているようで、美月を守ろうとするが!?
  • どんな困難にも立ち向かう信念の男。全ての働く人への応援歌!

    ITベンチャーにヘッドハントされた、凄腕の保険営業マン・北野。しかし、会社の実情は、入社前の話とはかけ離れていて......。次々と起きるトラブル。北野は経営を立て直すことができるのか?
  • 792(税込)
    著者:
    円堂 豆子
    カバーイラスト:
    苗村 さとみ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    土雲の一族が崇めていた神の正体は……? 古代日本ファンタジー第二弾!

    一族の秘具<雲神様の箱>と共に山をおりたセイレンは、湖国の若王・雄日子の守り人となり大王への反逆の旅路についた。しかし一族の神の怒りが、セイレンや周囲の者達へ容赦なく襲い掛かり……
  • 825(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    小林由香
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    一度過ちをおかした人間は、 人を好きになってはいけないのだろうか。

    【Innocence:[名]無罪、潔白】

    音海星吾は美術サークルに所属する大学生。中学生時代、不良に絡まれた星吾は、彼を助けようとして身代わりに刺された青年を見捨てて逃げてしまう。青年はその後死亡したため、星吾はネット社会を中心とした世間の誹謗中傷を浴び続ける。
    大学入学後も星吾は心を閉ざして生きていたが、ある日、ホームから飛び降りようとした中年男性に「そんなに死にたいなら、夜にやってよ。朝やられると迷惑なんだ」と心無い言葉をぶつけてしまう。現場を目撃していた同じ大学の学生・紗椰にその言葉を批判されるが、それがきっかけで星吾は彼女と交流を持つようになる。星吾は心惹かれるようになった紗椰に思いを告げようとするが、自らの過去の重みのため、踏み出すことができない。コンビニのバイト仲間の吉田光輝、美術サークルの顧問・宇佐美ら周囲の人間との交流を通して、徐々に人間らしい心を取り戻しかける星吾。
    そんななか、星吾を狙うように美術室の花瓶が投げ落とされ、さらに信号待ちの際、車道に突き飛ばされるという事件が起こる。星吾を襲う犯人の正体は? そして星吾の選択とは――。

    一度過ちをおかした人間は、
    人を好きになってはいけないのだろうか。
    魂を揺さぶるラストが待ち受ける、慟哭のサスペンス!
  • 令和政治の答えは、辺境にある!

    『無敗の男』で政治家と永田町を描き尽くしたライターが全国7町村の首長選の現場、土地の風土、そこに映る「にんげん」の本質までを描き出す――

    マグロと原発の町、「飛び地」の村、60年も無投票が続く島……
    “選挙を旅する”異色ノンフィクション。
    コンビニ店員、国際派テレビマン、サーファー漁師、発明家は、
    【再選率84.2%】の壁になぜ挑んだのか?

    「改革幻想に囚われ、国政政党の合従連衡に明け暮れた平成政治とは異なる令和の政治がこれから始まるとするならば、その主人公は地べたの暮らしに疎くなった永田町の住民ではなく、土の香りがする地方の首長の中から生まれるであろう」(「プロローグ」より)

    愛なき“勝ち組の政治”を打ち破るのは、田舎の荒野でもがく「変わり者」だ!

    【目次】*小見出しは一部
    プロローグ
    コロナ以後の「ニュースの主人公」
    2020年は地方政治再評価の出発点
    「安倍一強」が逆なでした地方のプライド

    第1章 えふりこぎ(青森県大間町長選)
    原発マネーが漁師町を変えた
    「選挙は親戚の数で決まる」

    第2章 コンビニ店員の逆襲(北海道中札内村長選)
    毎日の接客が選挙運動になった
    最後は鈴木宗男が持っていった

    第3章 風にとまどう神代の小島(大分県姫島村長選)
    竹下登が駆け寄ってくる
    61年ぶりの選挙は島を変えた

    第4章 ドンの5日間戦争(愛媛県松野町長選)
    「老人ホームに入れなくなるよ」

    第5章 国道ファースト主義(和歌山県北山村長選)
    村民の9割が二階俊博を支持

    第6章 仏頂面と波乗り男(北海道えりも町長選)
    「私が東京と話をつけようか」

    第7章 嘘つきと呼ばれて(佐賀県上峰町長選)
    「原口一博」という後ろ盾

    エピローグ
    英雄探しよりも「機能する変人」の発掘を
  • 814(税込)
    著者:
    垣根涼介
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    信長の渇望と、家臣たちの焦燥。信長の内面を抉る、革新的歴史小説!

    「垣根涼介の時代小説こそ
     真に『独創的』という言葉がふさわしい。」
    ――恩田陸氏

    何故おれは、裏切られ続けて死にゆくのか――。
    斯界の絶賛を受けた歴史長編、ついに文庫化!

    織田信長は、幼少時から孤独と、満たされぬ怒りを抱えていた。
    家督を継ぎ、戦に明け暮れていた信長はある日、奇妙な法則に気づく。
    どんなに鍛え上げた兵団でも、働きが鈍る者が必ず出る。その比率は、幼い頃に見た蟻と同じだ。人間も、蟻と同じなのか……と。
    信長は周囲の愚かさに苛立ちながらも、軍事・経済の両面で戦国の常識を次々と打破。怒濤の血戦を制してゆく。
    不変の“法則”と史実が融合した革新的エンタテインメント!
  • 814(税込)
    著者:
    垣根涼介
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    すべて敵だ。正義などない――。人間の根源に肉薄した、歴史小説の金字塔!

    「信長を主人公にした戦国小説は無数にあるが、その中でも特異な輝きを放つ作品だ。」
    ――細谷正充氏(文芸評論家)

    信長が天下統一へと邁進する中、織田家中では羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益ら師団長たちが苛烈な出世争いを続けていた。
    が、“この世を支配する原理”によれば、5人のうちの1人は必ず働きが鈍り、おれを裏切る。いったい誰が? 
    焼けつくような駆け引きは、やがて「本能寺の変」の真相へと集束する。
    理想を追い求めた異端児の苦闘と内面をまったく新しい視点から抉り出し、人間の根源に肉薄した歴史小説の金字塔!
  • あらぬ罪をかぶせられて、遠島になった角次郎! 善太郎は救えるのか!?

    冤罪で島流しになってしまった、大黒屋の主・角次郎。協力関係にある羽前屋の助けを借りつつ、罪をかぶせた犯人探しに奔走する善太郎。 善太郎の苦悩、そして成長に目が離せない新章第二弾!
  • 704(税込)
    著者:
    ほしおさなえ
    カバーイラスト:
    おかざきおか
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    紙だから、伝わる気持ちが強くなる。 紙小物がつなぐ絆の物語。

    名古屋の紙こもの市に出店した帰り、手伝いの百花と莉子は紙の勉強のため、仕事で美濃和紙の産地である美濃市に立ち寄る一成に付いていくことに。そこでは和紙の紙すきを体験したりかつての職人たちの歴史を学ぶ。旅行中の会話で、一成は忙しかった両親に代わり、祖母で前社長夫人の薫子に預けられ面倒を見てもらったことで、彼が紙に対して誰よりも詳しくなり愛情を抱くようになったかを知る。大手製紙企業の藤崎産業は同族会社で、先代の祖父から変わって一成の叔父が現社長になっていた。その息子で一成のいとこ浩介は昔から何かにつけ一成をライバル視して、会社では営業課長として記念館の不要論を唱えていた。「記念館がなくなることをあきらめていたけど、残さなくてはいけないと思うようになった」という一成の言葉を受け、百花も奮起し応援する気持ちになる。
  • 1,298(税込)
    著者:
    佐藤亜紀
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    『スウィングしなけりゃ意味がない』の著者が放つ歴史小説、合本版で登場!

    生まれながらに特殊な「感覚」を持ったジェルジュは、オーストリアの諜報活動を指揮する権力者の配下となる(「天使」)。特殊な「感覚」を持つ工作員たちの闘いと青春を描く、姉妹篇2冊をまとめた決定版。
  • 792(税込)
    著者:
    小杉健治
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    向島と花街を舞台に繰り広げられる、時代小説ミステリ。

    向島で箱屋をしている二十八歳の新吉は、役者のような色気がそこはかとなく漂っている、女たちの目を引く男だった。
    ある日、向島で「桜家」の主人・仙太郎の絞首体が見つかった。同心は自死と決めつけていたが、新吉は、死体の近くに手ぬぐいが落ちており、さらにその切れ端が死体の口にあったことから、殺されたとみて、犯人を追う。一方、南町定町廻りの同心・扇太郎が、花街で起きている連続殺人事件を捜査していると、次に起こると考えられるのは、向島ではないかと推測する。そこで、対岸まで噂が広がっている向島の芸者・お葉に事情を聴きに行くと、そこで新吉と出会うが……。事件に隠された、驚くべき真相とは!?
    花街と向島を舞台に、繰り広げられる、時代小説ミステリ。
  • 792(税込)
    著者:
    高殿円
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    江戸末期・明治大正・昭和、百二十年の間に女性の生き方はこう変わった!

    加賀藩主前田斉広の三女・勇は、加賀大聖寺藩主前田利之の次男・利極と結婚。新たな人間関係やしきたりに戸惑いながらも順応していく――。不思議な縁でつながる三人の女性を描いた壮大な大河ロマン!
  • 疲れた心と体を優しい料理で癒したい。大好評グルメ時代小説、待望の続編!

    「料理で人を救いたい」
    幼い頃に両親とはぐれ、吉原で育てられた佐保は、人に足りない栄養を見抜く才能を生かし医学館で勉学を続けていた。
    ある日、芝居に誘われた佐保はそこで幼馴染みの颯太を見かけた。
    颯太は芍薬の花のような美貌を持つ人気役者・夢之丞と昵懇の仲だが、その夢之丞が気鬱でふさいでいるという。
    佐保は夢之丞を料理で癒やす大役を任される。
    佐保が選んだ意外な食材とは?
    大好評グルメ時代小説第2弾!
  • 682(税込)
    著者:
    桜木紫乃
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    直木賞作家・桜木紫乃が創作の苦しみを克明に描く、新たな到達点!

    守るものなんて、初めからなかった――。人生のどん詰まりにぶちあたった女は、 すべてを捨てて書くことを選んだ。母が墓場へと持っていったあの秘密さえも――。直木賞作家の新たな到達点!
  • 935(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    藤野可織
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    途方もない悲しみと誇らしさ。そんなの、女の子なら誰だって経験してる。

    「あたしの前世は、はっきり言って最悪だった。あたしは、おっさんだった」地球爆発後の近未来。おっさんだったという記憶を持つ「あたし」の親友は、私が前世で殴り殺した妻だった。前世の記憶があるのは私だけ。自分の容姿も、自分が生きてきて得たものすべてが気に入らなかった私は、親友が前世の記憶を思い出すことを恐れている。(「前世の記憶」)「ああもうだめ」私は笑って首を振っている。「うそ、もっとがんばれるでしょ?」「だめ、限界、眠くて」寝ている間に終わった戦争。愛も命も希望も努力も、眠っている間に何もかもが終わっていた。(「眠りの館」)ほか、本書のための書き下ろしを加えた全20篇。その只事でない世界観、圧倒的な美しい文章と表現力により読者を異界へいざない、現実の恐怖へ突き落とす。これぞ世界文学レベルの日本文学。
  • 1,980(税込)
    著者:
    行成薫
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    狙うのは、脳天か、心臓。必ず、一発で仕留めろ。極限の「殺し屋」小説。

    殺し屋(エージェント)見習いとして生きることになった主人公。平凡な人生を送っていた彼は、自身の家族を皆殺しにした容疑を掛けられ、逃亡していたところを二人のエージェント「天使」と「悪魔」に拾われたのだ。何者かにはめられ、罪を背負わされた彼は、裏社会で生きていくためにある特殊技能を磨いていく。彼の祖父は名うてのマタギで、祖父に連れられてたびたび猟について行っていた彼は、ひそかに狩猟者としての技術を祖父から受け継いでいたのだ。「スナイパー」としてのエージェントの手伝いにようやく慣れてきたころ、主人公はある事実を知る。殺された彼の家族に残された、犯人の「刻印」。それは彼を拾ったエージェントの一人、「天使」がターゲットに遺すものと全く同じものだった――。
  • 京都×和菓子×タイムスリップ! 美味し懐かし青春物語!

    サラリーマンの櫻馬彰は、会社でのストレス発散のため、発作的に京都へ。そこで祖父が好きだった和菓子を買いに行く。けれどなんと精神だけタイムスリップし、祖父本人として昭和初期の京大生として暮らすことに…
  • 1,100(税込)
    著者:
    古野まほろ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    武器を捨てよ、楽器をとれ。“惑わしの島”を出るために。

    オーロラが教室を覆ったとき、女子高生たちの姿が忽然と消えた――。10年ごとに発生する神隠し。吉祥寺南高校・吹奏楽部24名は突如としてこの現象に巻き込まれ、謎の孤島に飛ばされた。忍びよる生きた影。螢のように輝く住人。常に変貌する自然や廃墟。襲撃による仲間の死。“存在”と“法則”に支配されたこの島で、彼女達は生き残れるのか!? 謎また謎、逆転に次ぐ逆転、そしてまさかの真実。衝撃の青春サバイバルミステリ!
  • これは“感染”する喪失の物語。伝奇ホラーの超傑作が、ここに開幕!

     神隠し——それは突如として人を消し去る恐るべき怪異。
     学園には関わった者を消し去る少女の噂が広がっていた。
     魔王陛下と呼ばれる高校生、空目恭一は自らこの少女に関わり、姿を消してしまう。
     空目に対して恋心、憧れ、殺意——様々な思いを抱えた者達が彼を取り戻すため動き出す。
     複雑に絡み合う彼らに待ち受けるおぞましき結末とは?
     そして、自ら神隠しに巻き込まれた空目の真の目的とは?
     鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作が装いを新たに登場。
  • 新章開幕! 羽前屋の婿となった善太郎に、新たな試練が!!

    羽前屋に旗本吉根家の用人から、米を仕入れてほしいと依頼があった。同じ頃、角次郎は藩米の仲介仲間の寄り合いで、仙波屋に声をかけられ、吉根家を紹介される。どうやら取引には裏がありそうで……。
  • ベイカー街221Bの家主・ハドスン夫人と、ワトスン博士の妻が探偵に?

    ロンドンの街で秘かに起きている、既婚の女性を狙った薄汚い恐喝事件。名探偵ホームズに依頼を断られ、意気消沈した女性を救うべく、ハドスン夫人とメアリーはホームズとワトスンに内緒で調査に乗り出す!
  • 352(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    梨沙
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    見目麗しい兄弟に愛され、本日も元気にやってます!

    高校1年生の結は、3人の兄たちに囲まれて楽しく暮らしていた。友人に誘われたお祭りで美少女と出会うが……。ちょっと不思議な山神家で過保護すぎる兄たちと送る、女子高生の忙しい日々とは!?
  • 昆虫や動物を愛する”生き物屋”が蒐集する、里山の奇妙な話、第2弾!

    山や里に現れるというわらい女の秘密、落ちている土塊を踏んではならない忌むべき理由、どこか歪んで見える羽化したてのヒグラシ……野山を歩きつくした生き物屋が遭遇する、奇妙でノスタルジックな物語。
  • 大ヒット「怖い絵」シリーズの著者による絵画で見る歴史の裏側!

    エリザベートの天敵、鬼姑ゾフィー皇太后には似つかわしくない初々しい過去とは? スペイン・ハプスブルク家滅亡の原因となった忌まわしい「血の呪い」とは? 世界史が断然面白くなる歴史的スター逸話集。
  • 748(税込)
    著者:
    高田在子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    はなの心を揺さぶる事態が──、それはいったい誰なのか。

    はなの働く神田の一膳飯屋「喜楽屋」に、人形師の達平たちがやってきた。出羽からきたという達平は仲間たちと仕事のやり方で揉めているようだった。じっと堪える達平は、故郷の料理を食べたいというが……。
  • いつか、ちゃんと愛を始めてみたかった

    眠る前の憂鬱に耐えられぬ夜がありますか? 女性というだけで性的に消費されて、やり場のない感情を抱くときがありますか。この本に一行でも通じ合える要素が含まれていればと願う。あなたと出会えますように。
  • 紙っていいなあ。持ってるだけで幸せになるね。

    編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。可愛くて優しい「紙雑貨」に、心もいやされる物語。
  • 748(税込)
    著者:
    似鳥鶏
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    彼女は、天才画家にして名探偵——。青春×アートミステリの決定版!

    画家を目指す僕こと緑川礼は謎めいた美少女・千坂桜に出会い、彼女の才能に圧倒される。僕は千坂と絵画をめぐる事件に巻き込まれ、その人生は変化していく——。才能をめぐるほろ苦く切ないアートミステリ!
  • 教え子たちは旅立ち、新たな春がやってくる。感動の完結!

    子供たちに読み書きを教える「薫風堂」の師匠・雁野直春は、新たな年を迎え、自らの境遇に決着をつけようとしていた。それは、三千八百石の旗本・春田家の養子入りを断ることだった。シリーズ、堂々の完結
  • 話し方も、仕草も、癖も、寂しさも、優しさも、君でなきゃダメなんだ。

    著者累計30万部突破。ツイッターで16万人が共感した(2020年1月現在)、
    出逢いやかけがえのない想いを大切にできるようになる、心のおまもり本です。
    あなたのこれまでに間違いなんてどこにもなかったと、すべてを優しく包み込んでくれます。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・

    人を好きになれば綺麗な感情だけじゃなく、時に苦しいほどの嫉妬をして相手を傷つけ、
    自己嫌悪をしてしまったり、叶わない想いや、行き場の無い、感情に思い悩んだりしてしまいます。
    こんな辛い思いをせずただ単純に、愛する人を愛することが出来たなら、どれだけいいだろう。
    思い悩むことなく、 ただ真っ直ぐに好きでいられたらどれだけいいだろう。

    けれど、人を好きになることは傷つく覚悟と共にあるのではないでしょうか。
    思い悩み、苦しいと感じても尚、その想いを持ち続け、たとえ報われなくても
    人を好きでいることは何よりも尊いと思います。

    恋愛に限らず、生きていくことはいくつもの壁を乗り越えていくものだと思います。
    その壁は小さなものもあれば、見上げるほど大きなものもあります。

    何度諦めようとしただろう。
    何度泣いて前が見えなくなっただろう。
    どれだけ遠回りしてしまっただろう。

    それでも何かを信じ、その壁一つ一つに立ち向かう姿、
    前に進もうとする姿こそが人の本当の美しさ、そして強さではないでしょうか。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・


    本書は恋愛だけではなく 『自分自身』そして『幸せ』について書かれています。
    思い悩む人の背中を押すヒントになれば嬉しいです。
    そしてこの本を読んだ人自身がその悩みの答えを見つけ、
    前を向き、凜として歩き出す力となりますように。
  • 748(税込)
    著者:
    鷹井伶
    編集協力:
    文芸工房シェルパ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    こんなグルメ時代小説を待っていた!

    幼き頃に江戸の大火で両親とはぐれ、吉原で育てられた佐保には特殊な力があった。体の不調を当て、症状に効く食材を見出すのだ。やがて佐保は病人を救う料理人を目指す。美味しくて体にいいグルメ時代小説!
  • 1,012(税込)
    著者:
    福田和代
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日本の最先端技術が軍事転用目的で盗まれた!? 自衛官が邦人保護に走る!

    航空自衛隊の安濃将文三等空佐は、同期の泊里三等空佐ともども内閣府の遺骨収容対策室に出向中。実際は、内閣府に設立された小規模な諜報部門に配属され、CIAから情報提供を受け、シンガポールへ潜入捜査に入っていた。ここシンガポールで、映像解析技術の専門家である田丸という男から、アジア某国の軍事関係者へ、軍事転用出来る技術が渡っていたのだ。田丸と接触を試みた二人の新米工作員は、田丸が部屋で撃たれたとの連絡を受ける。さらに、東京にいる内閣府大臣政務官の能任からの電話で、インドからシンガポールに入った日本人ビジネスマンの保護要請を受けるが、その際に泊里が撃たれてしまう。そこに外為法違反捜査に経産省安全保障貿易検査官の高木摩子、田丸の取引相手の程、警察庁の神崎が現れて−−。諜報員となった自衛官を主人公に、東アジアに繰り広げられる国際謀略を描く!
  • 748(税込)
    著者:
    円堂 豆子
    カバーイラスト:
    苗村 さとみ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    異能の少女と若き王の反逆の旅路――壮大な古代日本ファンタジー誕生!

    第4回カクヨムWeb小説コンテスト、キャラクター文芸部門特別賞受賞!
    古代日本の美しい風景、豪族たちの渦巻く野望、そして『土雲の一族』というファンタジー要素が融合し、胸躍る壮大な物語が誕生したーー!!

    ▼作品あらすじ
    薬毒に長け、どの地の支配も受けず霊山を移り住む古の民、土雲の一族。一族の少女・セイレンはある日、『山をおり、雄日子(おひこ)という若王の守り人となれ』と里を追い出される。双子の妹という出自ゆえ「災いの子」とされてきた彼女は、本来求められた姉媛(あねひめ)の身代わりにされたのだ。
    怒りと孤独を抱え里を飛び出したセイレン。しかし、類い稀な技を持つ彼女と、大王への叛逆を目論む雄日子の予期せぬ邂逅は、倭国の歴史を大きく変える運命の出会いとなるのだった……!
  • 704(税込)
    著者:
    朱野帰子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    『わたし、定時で帰ります。』著者のデビュー作である痛快エンタメ!

    無口で地味な派遣OL潔子は、困った同僚・神経質な上司・いじわるな友人たちに悩まされる日々。実は彼らには、謎の憑き物が…。潔子の怒りが爆発するとき、飼い猫=古来の憑き物・猫魂と合体して、黒ずくめの美女に変身する!第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞した痛快エンターテインメントにして、『わたし、定時で帰ります。』著者のデビュー作。
  • 史上初、本格ミステリ大賞2度受賞の偉才が紡ぐ衝撃の結末!

    夏休みのたびに私は母の実家がある田舎へ行った。新鮮な山海の料理に、いとこたちとの交流。楽しい夏の日々だ。あの部屋にさえ入らなければ…。(「死面」)理恵が合コンで出会い、付き合ったのは、容姿はよいがかなり内気な男。次第に薄気味悪い行動を取り始め、理恵は別れようとするのだが…(「殺人休暇」)。平凡な日常の向かう先が、“シアワセ”とは限らない。ミステリの偉才が紡ぎだす、小説的な企みに満ちた驚愕の結末。
  • 足利義昭と明智光秀、二人の出会いは、必然だったのか。書き下ろし歴史長編

    織田信長から助力を得て、上洛を果たした足利義昭は、兵力もない形ばかりの将軍となった。だが、才気溢れる明智光秀との出会いが、彼の心を大きく揺るがしていく──。新たな視点で描かれる本能寺の真実とは。
  • 308(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著者:
    石川智健
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人気作家書下ろし! 本を愛するすべての人に送りたい、ビブリオ・ミステリ

    十屋龍之介は、高校生ながら、古書を見極め販売する「セドリ」。ある日、たまたま見つけた古書店で、和洋折衷の服装をした謎めいた男、朝香裕也から、いきなり「お前が盗んだのか?」と問われ……?
  • 野山を渉猟する”生き物屋”が蒐集した、里山の妖しく不思議なお話。

    人の暮らす地と神の棲む山との境界にある里山。そこに息づく動植物の多様さ同様、ここにはさまざまな”奇しき話”が存在する。動物、植物、虫、土地にまつわる恐ろしくもなつかしい奇談集。『里山奇談』改題。
  • 高価な料理よりも、心を込めた愛情料理。感動のグルメ時代小説。

    はなの働く一膳飯屋「喜楽屋」に女将・おせいの恩人である根岸のご隠居が訪ねてきた。ご隠居は、友人の隠居宅を新築してくれた大工の丸仙を招待し、喜楽屋で労いたいというのだが……。感動を呼ぶ時代小説
  • 704(税込)
    著者:
    桂望実
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    『嫌な女』の著者によるお仕事エンタメ。傾いた中堅ホテルの再建の秘策とは

    ○著者の言葉「働く現場でしか学べないことがたくさんあると思っています。育った環境も、考え方も、年齢も違う職場の中で揉まれることが、人として成長させてくれると思っています。しんどいけれど喜びもある、それが職場。そこにある感動を小説にしたいと考えました。」桂望実
    ○単行本時帯推薦文より 「一丸となって」でも「勧善懲悪」でもない感動的な人間ドラマがここにはある。まさに極上のエンタテインメントだ。松田哲夫(編集者・書評家)

    ○内容紹介 ある中堅ホテルを立て直そうと、外からやってきた変わり者の社長が提案したことは「総選挙」! そう、ホテル内の従業員の配置を“選挙”で決めるという斬新な人材シャッフル案でした。しかもそれだけに終わらず、管理職の選挙まで! 果たして従業員の反応は? 今の日本の働く環境の閉塞感を打ち破るお仕事小説。さまざまな年代の男女が抱え働く悩みに答え、働くことの意味、働くことで成長できる喜びを読書で味わえる、お仕事エンタメ作品。
  • 1,056(税込)
    訳者:
    富士正晴
    著者:
    井原西鶴
    出版社: KADOKAWA

    日本近世文学の「異色」の最高傑作、初の文庫化。

    江戸時代、武家社会を中心に男どうしの恋は公然のふるまいとされていた。そのなかでも王道の組み合わせは、おじさんと美少年である。三角関係のもつれ、容色の衰えによる歌舞伎若衆の悲劇や役者の苦労話……男たちの恋物語を西鶴が浮世草子に活写。美貌を誇った少年たちの末路は、恋に殉じての切腹や、この世の無常をはかなんだ出家しかないのか。近世文学「異色」の最高傑作、初の文庫化。上方文化に精通した小説家の抄訳版。
  • これ一冊で「本能寺の変」が丸わかり。

    天正十年、破竹の勢いで天下統一に迫りつつあった織田信長は、志半ばで京都・本能寺の炎に消え去った。信長の忠臣であった明智光秀は、なぜ主君に牙を剥かなければならなかったのか。豊臣秀吉、徳川家康、朝廷……、光秀の背後に黒幕は存在したのか。『下天は夢か』で信長旋風を巻き起こした著者が、豊富な史料をもとに「本能寺の変」の謎に肉迫。日本史上最大の難事件が、ついに決着の時をむかえる!? 解説・安部龍太郎
  • 祐源が引き取った亮吉を巡る事件の裏には——

    訳あって祐源が引き取った亮吉だったが、父親の親友だという人が現れた。父親の面影をおって、忠孝園を出た亮吉だったが……。親と子供、家族の様々な形が描かれる、感動の時代小説。
  • 704(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    社会派ミステリーの金字塔。国民的人気シリーズ、待望の新装版!

    轢き逃げされた男から1億円を横取りした男女。二度と会わない約束で別れた一年後、幸せな結婚生活を送る女のもとに”呼び出し”の電話が。日常の断片に腐蝕した巨悪を抉る社会派推理の大作。
  • 748(税込)
    ノベライズ:
    豊田美加
    原案:
    西荻弓絵
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「ケイゾク」から続く「SPEC」サーガ、ついにクライマックスへ!

    日本政府、アジアの某超大国、宗教団体インナープラネッツの争いが激化する中、御厨たちの前に現れた「虜」の力を持つSPECホルダー・邑瀬帝法。トクムの2人は邑瀬の能力を攻略することができるのか!?
  • 好奇・礼賛・蔑視・敬愛。「東洋の神秘」は、異邦人にどう映ったのか。

    ケンぺル、イザベラ・バード、モース、シーボルトほか、幕末・明治期に訪日した欧米人たちは豊富な記録を遺している。「日本には音楽が無い」「男女混浴は破廉恥」「刺身はうまい」「日本の枕はまるで拷問」――。彼・彼女らが好奇・蔑視・賛美などの視点で綴った滞在記や研究誌を広く集め、庶民たちの当時の暮らしを活写。著名な日本滞在記の読みどころも一冊でつかめる、人類学の巨人が「異文化理解」の本質に迫った比較文明論。
  • 704(税込)
    著者:
    荒木源
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    残業はするな、納期は延ばすな――成瀬課長の明日はどっちだ!?

    成瀬和正、46歳。準大手ゼネコンの工事部担当課長。ホテル建設現場を取り仕切る成瀬の元に、残業時間上限規制の指示が舞い込む。綱渡りのスケジュール、急な仕様変更……残業せずに、ホテルは建つのか?
  • 芥川龍之介と同時代の大人気作家、泉鏡花はさらさら読めるとこんなに面白い

    人気アニメ『文豪ストレイドッグス』等にも登場し、知名度抜群の文豪「泉鏡花」だが、実際は、その文体の難しさから、多くの挫折者を生み出してきたのもまた事実。しかし、芥川龍之介らと同時代に大人気を博した、その文学の価値、怪異・幻想譚の魅力は、現代においても比類がないものがある。その泉鏡花作品が、本当に読みやすく、味わい深い、白水銀雪氏の現代語訳で、令和の現代に蘇りました! 訳文は、秋山稔(金沢学院大学学長・泉鏡花記念館館長)完全監修。面白くてたまらない、そして切ない、泉鏡花の怪異・幻想の世界を、ストレス0で、お楽しみください。収録作品:龍潭譚(りゅうたんたん)/高野聖(こうやひじり)/天守物語/眉(まゆ)かくしの霊(れい)/雛(ひな)がたり/絵本の春/妖僧記(ようそうき)/作品解説:秋山稔

    ●秋山 稔:金沢学院大学学長・泉鏡花記念館館長
    ●白水銀雪:慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学)。システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事。現在、蓼科にて山暮らし
  • 792(税込)
    著者:
    葉室麟
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    千利休と対照をなし、”天下泰平の茶”を目指した稀代の大茶人・小堀遠州!

    千利休、古田織部、徳川家康、伊達政宗——。当代一の傑物たちと渡り合い、天下泰平の茶を目指した茶人・小堀遠州の静かなる情熱、そして到達した""ひとの生きる道""とは。あたたかな感動を呼ぶ歴史小説!
  • 貴方の人生、ちょっと変えてみませんか?

     かつてブラック企業に勤めボロボロになったものの、謎の男ヤマモトと出会ったことで本来の自分を取り戻した青山。そして彼の前から姿を消してしまったヤマモト——。
     すべての働く人が共感して泣いた感動作『ちょっと今から仕事やめてくる』で語られなかった、珠玉の裏エピソードが、いま明かされる。
     青山とヤマモトの、そして彼らと出会った人たちの新しい物語が、また始まる。
     仕事に悩み、日々に迷う人たちに勇気を与える人生応援ストーリー!!

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