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『日本文学(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

10501 ~10560件目/全19473件

  • フリーター、自分探し、パラサイトシングル、「シスコン」――。「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」、あるいは絵本や教科書で出会った童話や詩を通じて、日本人にもっとも親しまれてきた作家の一人、宮沢賢治。その人生には、現代のこんなキーワードがあてはまる。この「愛すべきデクノボー」の謎多き人物像と作品世界を、若手女性研究者が、数々の意外なエピソードと特異な感覚のちからに注目しながら読み解いていく。
  • 一日で二万句を詠み、十年で三十の人気作を著した元禄の鬼才・井原西鶴。醒めた眼で金銭を語り、男と女の交情をあますところなく描く。芸能記者にして自らも芸人、そしてエンタメ作家として人気を博した。評伝的史料は極めて少なく、実在さえ疑われることもあるけれど、芥川や太宰をはじめ数多くの作家と読者を今も魅了しつづける。仕事と人生を「鬼のような心」で全うした謎多きマルチタレントの実像に迫る。
  • 文学に普遍的な基準はありません。面白いと思うかどうかは、読者の年齢や経験、趣味嗜好に左右されます。「もてない男」に恋愛小説が、そのケのない人に同性愛的文学がわからなくても、仕方のないこと。世評高い漱石の『こころ』やドストエフスキーは、本当に面白いのでしょうか? 読むべきは『源氏物語』か『金閣寺』か? 世界の古典を「大体読み終えた」著者が、ダメならダメと判定を下す、世界一正直な名作案内。
  • 1,496(税込)
    著:
    池内紀
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    浄土真宗のお経のリズムとメロディから宮沢賢治の独特な文体が生まれた。母親の乳首をねぶった想い出を生涯にわたって慕いつづけた谷崎潤一郎。少年期に体験した激しい飢えがいつまでも消えなかった開高健。ほかにも与謝野晶子、稲垣足穂、高村光太郎ら十二人の作家、詩人、歌人たちの原点(へその緒)を探る文学談義。
  • 敗戦から昭和三十年代にかけて、急速な経済成長の中で失われた様ざまな習慣、やさしく奥深い言葉の数々、変わりゆく家族のかたち、東京の町並……それらをいとおしみ、表現し、そして体現し続けた向田邦子。様変わりした現代において、今なお高い人気を誇る作品群をひもとき、早世の天才作家が大切に守り続けたものとは何かをつづる。
  • 「俳句不毛の時代」とされてきた江戸後期から幕末明治。だが意外にも「名句好句」の数々が! 松山藩家老奥平弾正、最後の幕臣中島三郎助、土方歳三、漂泊の俳人井上井月らの秀句。庶民が詠んだ暮らしの喜び。ミレーの絵画にも似た一瞬の情景……。近代俳句の改革とは何だったのか。子規の功罪を問い、俳句文芸の豊穣を再発見する。
  • 自らの描いた数学教師「坊っちゃん」より、はるかに数学が得意だった漱石。数学が苦手で、士官学校の受験に失敗した二葉亭四迷。父親や社会の偽善を憎むがゆえに数学に没頭した、少年時代のスタンダール。英国の科学・数学偏重の風潮を、ガリヴァーに托して皮肉ったスウィフト――。東西11人の作家と数学、作品と数学にまつわるエピソード集。文学的素養や発想法に着目した、古今の数学者たちについても触れる。
  • 満州を珍道中した漱石、女一人でシベリアを横断した林芙美子、憧れの都パリを目指した荷風、利一、開戦間際のアメリカ大陸を駆け抜けた野上弥生子……明治以来、海外旅行は日本人にとって憧れだった。特に世界各地で張り巡らされつつあった鉄道は人々の旅愁を誘ったのである。そこには今とは対照的にスローテンポな車窓風景があった――。紀行文をひもとき、もはや忘れてしまった贅沢な時間、近代旅行史を振り返る。
  • 文学作品は、時代から独立して存在しているわけではない。その作品が書かれ、受け入れられ、生き残ってきたことには理由がある。与謝野晶子、夏目漱石、森鴎外などの古典から、谷崎潤一郎、三島由紀夫などの昭和の文豪、現代の村上春樹、宮部みゆきまで、1年1冊、合計100冊の「20世紀の名著」を厳選。希代の本読み、関川夏央による最強のブックガイド。
  • 驚愕! 感嘆! 唖然! 恐るべし、明治大正の翻訳界。『小公子』『鉄仮面』『復活』『フランダースの犬』『人形の家』『美貌の友』『オペラの怪人』……いまも読み継がれる名作はいかにして日本語となったのか。森田思軒の苦心から黒岩涙香の荒業まで、内田魯庵の熱意から若松賤子の身体感覚まで、島村抱月の見識から佐々木邦のいたずらまで、現代の人気翻訳家が秘密のワンダーランドに特別ご招待。
  • 村上春樹が『空気さなぎ』を書いていたらベストセラーになったか? 青豆の妊娠の背後にある「結婚の四位一体性」とは? 『1Q84』と村上春樹の主要作品を渉猟し、物語の背後に息づく近代以前の超自然に包まれた神話的世界を探り、そしてポストモダンの時代に生きる我々の姿を描き出す、ユング研究の第一人者による待望の小説論。
  • 660(税込)
    著:
    重金敦之
    レーベル: 新潮新書
    出版社: 新潮社

    鬼平こと長谷川平蔵、老剣客・秋山小兵衛、そして仕掛人・藤枝梅安――。池波正太郎の作品が読者を惹きつけてやまないのは、登場人物のキャラクターとそれを描写する「ことば」に魅力があるからだろう。本書は、小説だけでなく、脚本やエッセイにも広がる多彩な「池波ワールド」を、作中の登場人物たちと、作家・池波を取り巻く実在の人々を手がかりに探索していく。「人間 池波正太郎」の生い立ちから、作品誕生の舞台裏まで描いた、池波正太郎読本の決定版。
  • いつ書き始められ、いつ書き終わったのかもわからない。作者の本名も生没年もわからない。それなのに、なぜ源氏物語は千年もの長きにわたって、読者を惹きつけてきたのか? 本文を確定した藤原定家、モデルを突き止めた四辻善成、戦乱の時代に平和を願った宗祇、大衆化に成功した北村季吟、「もののあはれ」を発見した本居宣長……。源氏物語に取り憑かれて、その謎解きに挑んだ九人の男たちの「ものがたり」。
  • シリーズ2冊
    1,232(税込)
    著:
    田辺聖子
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    女でも男と対等の生活をしたいという夢を描いた『とりかへばや物語』。女手だからこそ子を失った悲しみを綴ることのできた紀貫之。おませな少女の会話をリアルに描いた『浮世床』。『古事記』『万葉集』から『枕草子』『平家物語』『徒然草』、さらに江戸文学まで、古典をこよなく愛する田辺聖子が、その魅力を縦横無尽に語る。
  • 夏目漱石の指導を受け二十一歳でデビュー。生涯にわたり現役作家でありつづけ、九十九歳にしてなお傑作『森』をものした野上彌生子。中勘助への秘めた初恋の想い。野上豊一郎との勉強仲間のような夫婦生活。六十八歳になってから恋文を交わしあった田辺元。死の瞬間までアムビシアスでありたいと願った彌生子の本格的評伝。
  • 万葉集は誤って理解されてきた――。庶民の素朴な生活感情を素直に表現した国民歌集などではない。山上憶良は家族思いで大伴旅人は大酒飲みというイメージには問題がある。性の歌もある。都市生活が営まれ、郊外も誕生していた。平安文学とのあいだに断絶はない。……従来の万葉観を大胆にくつがえし、最古の古典に新たな輝きを与える。
  • 「女があり、男がある、かなしいもんだな」――ごく普通の人たちの生きる苦しみや哀しみや、ささやかだが深い喜びを描きだした山本周五郎の小説。その全作品のなかから、印象的な場面のフレーズと心にしみる名言を清原康正による選・解説で紹介する。単なる名文句集にとどまらず、山本周五郎文学案内の役割も兼ねた絶好の入門書。
  • 1,936(税込)
    著:
    菅野昭正
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    「憂き我をさびしがらせよ秋の寺」から320年、『三四郎』から100年、『田園の憂鬱』から90年、人間にまとわりつく憂鬱という感情を文学はどのように表現したのだろう。
  • 1,760(税込)
    著:
    佐々木敦
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    ジャン=リュック・ゴダール、チェルフィッチュ、アルヴァ・ノト、飴屋法水、ジョナス・メカス、吉増剛造、クリント・イーストウッド――。映画、演劇、音楽、写真など、さまざまな分野の作品が生まれる場所に立ち、震災後の著者の、そして私たちの心の動きに寄り添いながら、芸術表現のありようを凝視し思索する12の論考。
  • 2,992(税込)
    著:
    渡部直己
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    小説を、個人的な思い込みや既成の風評にしたがって読むのではなく、書かれた文章を徹底的に読み込んだ上で、作家の無意識の領域にまで想像力を馳せていく著者が、馬琴から逍遥、紅葉、二葉亭、鴎外、一葉、藤村、漱石、秋声、芥川、谷崎、横光、尾崎翠たちの代表作を、「技術」の視点から論じた、日本文芸評論の記念碑的大作。
  • 『瞼の母』『一本刀土俵入』『日本捕虜志』などで知られる明治生まれの大衆作家・長谷川伸。終生、アウトローや敗者の視線を持ち続け、日本人のこころの奥底に横たわる倫理観、道徳感覚に光を当てた。その作品を読み直し、現代の日本人に忘れ去られた「弱者へのヒューマニズム」「含羞を帯びた反権力」の生き様を考察。
  • 1,496(税込)
    著:
    亀山郁夫
    レーベル: 新潮選書
    出版社: 新潮社

    現代において「救い」はあり得るか? 究極の「悪」とは何か? そして、「神」の正体とは?……。「スタヴローギンの告白」3つの異稿を読み解くことで、これまで語られることのなかった、人間性の本質を問う試みが見えてくる。『罪と罰』『カラマーゾフ』『白痴』の「謎とき」シリーズから20年、亀山版「謎とき」の登場!
  • 西村京太郎作品の中でも、数少ない“青春推理小説”。男4人に、ヴォーカルの女の子1人を加えたグループサウンズ「ザ・ダックスフント」。彼らが作った自信作が、いつの間にか誰かに盗まれ、しかもその曲がヒットチャートを急上昇。犯人さがしに狂奔するうち、奇妙な連続殺人劇が。本格推理に青春が絡む傑作長編!
  • シリーズ2冊
    1,4301,595(税込)
    著者:
    中村真一郎
    レーベル: ちくま学芸文庫
    出版社: 筑摩書房

    不世出の文人の奔放なる生涯

    名は襄、字は子成、通称久太郎。安永9年、儒者頼春水の長子として大坂に生まれる。後に、天賦の詩才と史書の叙述で天下に令名を馳せる頼山陽(1780‐1832)である。その一代の文章は、幕末期に尊王攘夷運動の原動力ともなった。作家中村真一郎は、この人物の内面を丹念に掬い上げながら、生涯の全貌と時代の知的風景を余すところなく描き出す。発表後、山陽のみならず、江戸漢詩文の再評価をもたらした傑作評伝。上巻では、精神の異変と、脱藩事件や遊蕩によって始まる山陽の生涯、一族のあり様、西遊中の交際などを扱う。芸術選奨文部大臣賞受賞。
  • シリーズ2冊
    1,3201,430(税込)
    著:
    谷甲州
    レーベル: ハヤカワ文庫JA
    出版社: 早川書房

    21世紀末、地球からの独立を望む外惑星連合は、航空宇宙軍を仮想敵としてひそかに軍事同盟を結んでいた。主戦派の急先鋒カリストを舞台に、外惑星連合の熾烈な駆け引きは錯綜していく――緊迫の第1次外惑星動乱前夜を描く『カリスト―開戦前夜―』、カリスト防衛軍陸戦隊のダンテ隊長らによる月都市への潜入工作を描く『タナトス戦闘団』の2長篇を収録。大幅な加筆修正、新解説・新装幀で贈る《航空宇宙軍史・完全版》第1弾! 電子版にも挿絵、解説を完全収録してお届けします。
  • 孤独なつむぎにとって、同級生のハルキだけが心許せる存在だった。病を患い入院中の彼は、弱さを見せずいつも笑顔でつむぎの心を明るく照らした。しかし彼は突然、療養のためつむぎの前から姿を消してしまう。それ以来、毎月彼から手紙が届くようになり、その手紙だけが二人の心を繋いでいると、つむぎは信じていた。「一緒に生きる」と約束した彼の言葉を支えに、迎えた23歳の誕生日――彼から届いた最後の手紙には驚きの真実が綴られていた…。
  • 自分の気持ちを伝えるのが苦手な文香は嘘をついて本当の自分をごまかしてばかりいた。するとクラスメイトの拓海に「嘘ばっかりついて疲れない?」と、なぜか嘘を見破られてしまう。口数が少なく不思議な雰囲気を纏う拓海に文香はどこか見覚えがあった。彼と接するうち、自分が嘘をつく原因が過去のある記憶に関係していると知る。しかし、それを思い出すことは拓海との別れを意味していた…。ラスト、拓海が仕掛けた“優しい嘘”に涙が込み上げる―。
  • 高2の美術部員・理央は、絵画コンクールで賞を逃して以来、スランプに陥っていた。ある日、学年の人気者・颯の存在を知り、二人は絵を通して距離を縮める。颯がもうすぐ転校することを知った理央は、彼がここにいたことを残すため、彼のいる風景を描いていくが、一向に抜けないスランプと、颯といることで度々抱く違和感に悩む。そんな折、ふと、颯と数年前に会っていた記憶が甦って――。颯の本当の姿とは…。秘密が明らかになるラストは感涙必至!
  • 夜明けの街。高2の奈々はなぜか制服姿のまま、クラスメイト・幸野といた。そして奈々は幸野に告げる。これから思い出たちにさよならを告げる旅に付き合ってほしいと――。大切な幼馴染み・香乃との優しい日々の中、奈々は同じバスケ部の男子に恋をした。だが、皮肉なことに、彼は香乃と付き合うことに。奈々は恋と友情の狭間で葛藤し、ついに…。幸野との旅、それはひとつの恋の終焉でもあり、隠され続けた驚愕の真実が浮き彫りになる旅でもあった…。
  • 美大生の宇野正直は、大学の近くのコンビニでバイトをしている。そこには、毎日なぜか「ソース」だけを買っていく美人がいた。いつしか正直は彼女に恋心を抱き、密かに“ソースさん”と呼ぶようになる。あることがきっかけで、彼女と急接近し、自らの想いを告白した正直。彼女は想いを受け入れてくれたが、「ソース」を買っていた記憶はなかった。なぜ――。隠された真実が次第に暴かれていく中、本当の愛を求めてさまよう2つの心。その先にあるものは一体…!?
  • 君への想いを素直に伝えられたら、どんなに救われるだろう――。真面目でおとなしい果歩は、高2になると、無表情で掴みどころのない早瀬と図書委員になる。実はふたりは同じ中学で“付き合って”いた関係。しかし、それは噂だけで、本当は言葉すら交わしたことのない間柄だったが、果歩は密かに早瀬に想いを寄せていて…。ふたりきりの放課後の図書室、そこは静けさの中、切ない恋心が溢れだす場所。恋することの喜びと苦しさに、感涙必至の物語。
  • 感情表現が苦手な高2の理緒は、友達といてもどこか孤独を感じていた。唯一、インスタグラムが自分を表現できる居場所だった。ある日、屈託ない笑顔のクラスメイト・颯太に写真を見られ、なぜかそれ以来彼と急接近する。最初は素の自分を出せずにいた理緒だが、彼の飾らない性格に心を開き、自分の気持ちに素直になろうと思い始める。しかし颯太にはふたりの出会いにまつわるある秘密が隠されていた…。彼の想いが明かされたとき、心が愛で満たされる。
  • 夢もなく将来への希望もない高2の七槻千世。ある日の学校帰り、雨宿りに足を踏み入れた神社で、千世は人並外れた美しい男と出会う。彼の名は常葉。この神社の神様だという。無気力に毎日を生きる千世に、常葉は「夢が見つかるまで、この神社の仕事を手伝うこと」を命じる。その日を境に人々の喜びや悲しみに触れていく千世は、やがて人生で大切なものを手にするが、一方で常葉には思いもよらぬ未来が迫っていた――。
    沖田円が描く、最高に心温まる物語。
  • もしもあの日、好きと伝えていれば…。最愛の幼馴染・遥と死別した瑛太は、想いを伝えられなかった後悔を抱き、前へ進めずにいた。そこに現れた“天国の郵便屋”を名乗る少女・みやびは、瑛太に届くはずのない“遥からの手紙”を渡す。「もう自分のために生きて」―そこに綴られた遥の想いに泣き崩れる瑛太。ずっと伝えたかった“好き”という気持ちを会って伝えたいとみやびに頼むが、そのためには“ある大切なもの”を失わなければならなかった…。
  • (『唐人さんがやって来る』を改題)
    江戸期に十二回来日した朝鮮通信使の受け入れは、国を挙げての一大イベント。版元「荒唐堂」の三兄弟は、公認絵図の出版に向けて立ち上がるが、長男の意気込みをよそに、次男は仕事に追われ、三男は町をふらつくばかり。そして次々と難題が降りかかる! 抱腹必至の長篇時代小説。
  • 中学生の慎治は、いじめっ子に万引きを強要されて実行してしまう。一方、偶然その現場に出くわした担任の古池は、事情を聞いた後、居場所のない慎治を自室に招き、とある趣味の世界に誘う。古池との交流や新たな世界との出会いに、徐々に変わっていく慎治。だが、いじめはさらにエスカレート。万引きの後始末は思わぬ事態に発展して……。
  • 英国式ローストビーフとアジの干物の共通点は? 刺身もタコ酢もサラダである? アルジェリア式羊肉シチューからフランス料理を経て、豚肉のショウガ焼きに通ずる驚くべき調理法の秘密を解明する。火・水・空気・油の四要素から、全ての料理の基本を語り尽くした名著。
  • 時は幕末。天誅と称する血腥い殺人が公然と行われ、京の風雲はいよいよ急を告げていた。鴨川の三条河原で髪結床を構える三兄弟の眼前でも、勤王志士と新選組との死闘が繰り広げられる。そして彼らに関わる遊女や目明かしたちの命も、激動する時代に翻弄され……。
    「新選組三部作」の外伝ともいうべき、動乱の京の生と死を描く幕末絵巻。
  • シリーズ2冊
    650660(税込)
    著者:
    藤村与一郎
    レーベル: PHP文芸文庫
    出版社: PHP研究所

    江戸の大きな商取引の陰で活動する「帳合屋」の仕事は、つねに危険と背中合わせ。音次郎が勘働きと腕っ節で痛快に活躍する時代小説。

    大口の新規取引にわたりをつけ、斡旋料を受け取る帳合屋。現代でいうブローカーだが、ただの商いではすまされない危険とも背中合わせだ。元能役者で端整な容貌、剣の腕も立ち、目端の利く音次郎は、帳合屋きっての切れ者。相棒の笛彦兵衛、壷振りの小万姐さんらとともに、江戸の大口商いの裏で暗躍する音次郎らを描く連作時代小説である。大御所・徳川家斉が、「我が葬儀には、我が棺と寛永寺を桜草で染めよ」と遺言して逝った。この情報をつかんだ音次郎たちは、通常は売り物にするほど栽培されない桜草を大量入荷して、大儲けを目論む。そのためにはまず、寛永寺出入りの切り花屋の一角に食い込まなければならないが……(表題作「将軍の切り花」)。その他、「大直しの酒」「砂糖の色」の計3篇を収録。いずれも江戸後期の具体的な産物・物品の歴史的な取引状況を踏まえ、読み手を引き込む物語世界が展開する。気鋭の作家による意欲作。
  • シリーズ2冊
    630(税込)
    著:
    早見俊
    レーベル: PHP文芸文庫
    出版社: PHP研究所

    浅草界隈での辻斬りは、侍の仕業なのか!? 疑惑の名門旗本屋敷に、二本十手を携えて乗り込んだ美代次だったが……。人気シリーズ第二弾。

    二本十手が殺人剣に挑む! 浅草界隈で頻発する辻斬り。その犯行の形跡から、下手人像として浮かんできたのは侍なのだが、差配違いで町方は手を出すことができない。でも、新米の岡っ引である美代次の気持ちは収まらないのだった。「侍がどうしたってんだ」――美代次は独断で夜回りを始めるも、またしても犠牲者が……。やがて、下手人と疑わしい旗本を絞り込んだ美代次は、その屋敷に一人で乗り込んでいく。だが、辻斬りの裏には、思いがけない事情が隠されていた。「二本十手捕物控」シリーズ第二弾!
  • 孤島にそびえる閉鎖的孤児院「四水園」。猟奇×狂気の連続殺人と忌むべき謎を追え!  『不死症』著者による「症」シリーズ第二弾。絶海の孤島に建つ孤児院「四水園」で発生した、園生の不可解な転落死。他者の優れた部分が歪んで見える「幻視症」のユタカは、その事件をきっかけとして園内に伝わる「四忌」の噂を追い始めた。解けば願いが叶い、真実に辿り着けない者は死ぬという四つの謎…。相棒のミツルと共に解き明かすほどに、恐るべき悲劇が発生し!? この島を覆う闇の正体とは―?
  • シリーズ4冊
    565796(税込)
    著:
    西村京太郎
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    ポアロが死に、その追悼会が、明智小五郎が所有する孤島の別荘で開かれた。招かれたのはエラリー・クイーン、メグレ警部ら世界的名探偵たち。そこへポアロ二世と自称する若者が現れる。彼は本物の息子であることを証明すべく、孤島で発生した殺人事件の謎に挑むのだが。「名探偵」シリーズの掉尾を飾る傑作!
  • 読者諸君へ、12の挑戦状! めくるめく謎と恐怖とブラックユーモア……有栖川有栖がおくる、異色にして華麗なるミステリ短編集! 人気絶頂のロックシンガーの一曲に、女性の悲鳴が混じっているという不気味な噂が…・。その悲鳴には切ない恋の物語が隠されていた。表題作の他、日常の周辺に潜む暗闇、人間の危うさを描く名作を所収。新本格ミステリの旗手、有栖川有栖の短編、ショートショート12作品を集め、スタンダードなアリバイ・トリックからギャグ・ミステリまで、バラエティに富んだ短編とショートショート十二作品を収録し、有栖川有栖の魅力の全貌を伝える傑作ミステリ集。
  • 流されるようで流されない!? キミコ節冴える名エッセイ! 好きなものは、おビールとお相撲とウニ蟹など。平和と安定を好むキミコ氏が、まったく興味のない「流行」に挑んだ! 人気アプリに触発された感涙の人情話「縁側日記」、某流行ランキングに従い、北陸新幹線に乗って金沢を目指す旅行記「いい日カニたち」、かの名作に想を得た物語「走れハロウィン」、北海道の土産についての考察と試食レポ「道産子土産考」など。多彩な筆致を堪能できる傑作エッセイ集。文芸ウェブサイト「ジェイ・ノベル プラス」での人気連載に、「つづき」や「その後」を加筆し、「いきなり文庫」で登場!
  • 990(税込)
    作・絵:
    新井洋行
    レーベル: 角川書店単行本
    出版社: KADOKAWA

    遊びながら「ひだり・みぎ」が自然と身に付く、楽しいファーストブック!

    ひだりてと みぎてを ほんのうえに のせて、さあはじまるよ!
    ひだりてで いちごを つまんで ぱく ぱく ぱっくん
    みぎてで たいこを とん とこ どーん
    じょうずに できたら さいごには ママといっしょに……?

    「ひだり」「みぎ」が、まだよく分からなくてもだいじょうぶ!
    楽しく繰り返し遊ぶうちに、自然と身につく絵本です!

    <「ひだり」「みぎ」のおぼえかた>
    ひだりとみぎの覚え方の一つとして、
    タイトルのような図案でひらがなの「ひだり」「みぎ」の特徴で覚える方法もおすすめです。
    「ひだり」の「り」は最後が左側に向き、「みぎ」の「ぎ」は最後が右側を向いています。
    ひだり、みぎを思いだす時に、頭の中でひらがなを書いてみるとよいでしょう。
    本書は、遊びながら自然と楽しく「ひだり」「みぎ」が身につく絵本です。
  • ドイツで大人気 数を覚えられ、何度でも楽しめるさがしもの絵本

    主人公といっしょに探し物をするうちに、数を覚えられる、とくべつな絵本です。山の上、水の中、洞窟……いろいろな世界で、冒険が始まります。
  • シリーズ2冊
    572924(税込)
    井沢元彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    二人の皇子は、何故それほどまで憎み合わなければならなかったのか? 壬申の乱の真相に挑む新本格歴史小説!

    父を異にする二人の皇子、中大兄皇子と大海人皇子。両者の間の確執は、やがて、古代史上最大の争乱といわれる壬申の乱となって火を吹き上げた――。二人は何故そこまで憎み合わなければならなかったのか? 大海人皇子の妻・額田王はどうして中大兄皇子に娶られなければならなかったのか? 大海人皇子の実父はいったい何者であったのか? 数多くの謎を秘めた壬申の乱。その歴史の真相と、交錯する人間模様を、著者独自の視点から探り、リアルな筆致で描いた、新本格歴史小説!
  • わが家のペットは妖怪です――。やまびこ妖怪びこたんとその仲間たちが織りなすほのぼの生活を描いた""ゆるキャラ妖怪""マンガ「びこたん」がついに電子版で登場! 新作も多数収録!

    学校からの帰り道、箱に入れられた不思議な生きモノに一目惚れした私、東寿。
    飼い始めてみたら、このペット、言ったことをコピーしてリアルにしちゃう""やまびこ妖怪""だった!
    そこに河童の平吉やしょうけらのコスケなどゆるキャラ妖怪が集まってきて――。
    眺めるだけで癒される? ペット妖怪ここに集結!

    第一回「怪」大賞、京極夏彦賞受賞作が、多数の新作を収録し、電子特別版として登場!

    <単行本未収録の新作>
    「寿ちゃん救出大作戦!」「びこたん五コマ集」「びこたん拾遺」「今宵のお祭り」
  • それは本当に“事故”なのか!?なぜ写るはずのないものがそこにっ!!ホラー映画の撮影中に本当にあった怖い話!【写真&エピソード追加収録電子特別版】

    次々と起こる恐怖の事件。公開された作品の画面には映っていないが、これはホラー映画の撮影中に本当にあった出来事だ。ロケ現場や撮影中で、映画の撮影所で、ラジオの収録中に、あなたの背筋を凍らせる本当にあった出来事っ!!!【電子特別版には写真&『リング』シリーズなどのエピソードを追加収録!】

    <収録エピソード>
    ・『リング2』撮影中に起こった怪奇現象とは
    ・映画監督 鶴田法男×脚本家 高橋洋
    ・『死国』で起こった怖い話
    ・『学校の怪談』シリーズ起こった怖い話
    ・『学校の幽霊』シリーズで起こった怖い話
    ・『真霊ビデオ』シリーズで起こった怖い話
    ・『帝都物語』『孔雀王』の現場で起こった怖い話
    ・ある映画で起きた怖い話
    ・映画ロケ隊が遭遇した怖い話
    ・特別コラム─恐怖の映像と怪奇現象音

    <電子特別版 追加収録エピソード>
    ・『リング』恐怖の始まり─画面に写りこむ白い顔
    ・『リング2』洞窟、病院─スタッフに囁きかける謎の声
    ・『リング0~バースデイ~』現場の高揚感が霊を集める!?
  • それは本当に“事故”なのか!?なぜ写るはずのないものがそこにっ!!ホラー映画の撮影中に本当にあった怖い話!【電子特別版には写真&『リング』シリーズなどのエピソードを追加収録!】

    次々と起こる恐怖の事件。公開された作品の画面には映っていないが、これはホラー映画の撮影中に本当にあった出来事だ。富士の樹海で、映画の撮影所で、ラジオの収録中に、あなたの背筋を凍らせる本当にあった出来事っ!!!

    <収録エピソード>「映画であった本当に怖い話1」
    ・『リング2』撮影中に起こった怪奇現象とは・『学校の幽霊』シリーズで起こった怖い話・特別コラム─恐怖の映像と怪奇現象音 他
    <収録エピソード>「映画であった本当に怖い話2」
    ・富士樹海取材フィルムに写った怪異なもの・あるラジオ放送で起こった怖い話 他

    <電子特別版 追加収録エピソード>
    ・『リング』恐怖の始まり─画面に写りこむ白い顔・『リング2』洞窟、病院─スタッフに囁きかける謎の声・『リング0~バースデイ~』現場の高揚感が霊を集める!?・『呪怨』ハウス・スタジオにまつわる怪異譚・『ISOLA 多重人格少女』カメラを揺らすのは被災者の霊か!? 原因不明の死を遂げた2頭の犬、ブレるカメラ

    ※本電子書籍は「映画であった本当に怖い話1【追加写真収録電子特別版】」「映画であった本当に怖い話2【追加写真収録電子特別版】」の2冊を合わせた合本版です。
  • 貴宮家に伝わる『原・源氏物語』が日本国家を揺るがす!? 若き国文学者が謎に挑む長編歴史ミステリー

    国文学者・折口信夫のもとに、一通の手紙が届いた。差出人の貴宮多鶴子によると、貴宮家に代々伝わる『源氏物語』は、従来の五十四帖のものと異なり、十七帖しかないという。これは『源氏物語』の原型といわれる『原・源氏物語』なのか? 折口の指示により貴宮家に出向いた若き国文学徒・角川源義は、源氏千年の歴史に、日本国家を揺るがす驚愕の事実が隠されていることを知る! 『源氏物語』多作者説の裏付けとなる『原・源氏物語』の存在を巡り交錯する謎。長編歴史ミステリー。
  • 748(税込)
    著者:
    矢月秀作
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ここから、反撃だ! 「もぐら」シリーズの著者による、最高のハードアクション!

    西新宿のビル街から外れた一角の“烏の森”には、事情を抱えた者たちが身を寄せる下宿・「鳩屋敷」がある。その住民の椎堂圭佑は、全寮制高校でのイジメを苦にして脱寮した少年・三並良和の自殺を未然に防ぎ、鍛え上げて立ち直らせた。だが彼は、高校に戻ったその日、寮生たちに殺害されてしまう。連絡の取れなくなった三並の行方を追う椎堂は、高校側の隠蔽工作に、恐るべき陰謀の匂いを感じ取るが…。
  • 月夜の邂逅。青年は夜鷹の如く翔け登る――!

    「君の音楽、聴かせて貰ったよ」月夜煌めくとある日――、バンド活動に行き詰まりを感じていた音楽家、ノエルは運命の出会いを果たす。
    声をかけてきた男は黒の衣装を身に纏い、夜にも関わらずサングラスをかけた怪しい風体。
    「てめぇ…、何者だ!?」
    あからさまな嫌悪を示すノエルに、その男は不敵な笑みを浮かべて……!? 

    月夜の邂逅。青年は夜鷹の如く翔け登る――。
    パラレルワールドに存在する新生バンド""VANISHING STARLIGHT""の結成までを描いた激アツストーリーが堂々の開演!
    「生きてるなら燃えてやれッ!」
  • 待望の上・下巻合本版!!

    古都鎌倉に美しく燃え上がる宿命的な愛。

    夫は、なぜ失踪したのか? 理由なき別れに苦しみ、無為不安の日をおくる里子は、40代の会社社長で、骨董の目利きでもある男、坂西と出会う。妻子を捨てた夫と、年上の女との情事が日々うつろなものに変っていくのとは対照的に、二人の愛は古都鎌倉の四季の移ろいの中で、激しく美しく燃え上がった……。
    日経新聞に連載され話題を呼んだ長編小説。男女の宿命的な愛を鮮烈に映すとともに鎌倉や京都を舞台に、和服や自然を通して日本の四季が美しく描写されており、作品の魅力に彩りを添えている。
  • シリーズ15冊
    550922(税込)
    著:
    栗本薫
    レーベル: 講談社文庫
    出版社: 講談社

    深夜の六本木。同性を愛する男装の麗人・樹(いつき)の店に出入りできる男は、名探偵・伊集院大介だけだった。この店に美しい男・千秋が舞い込んでから猟奇事件が頻発する。樹と店で愛し合った雅子が翌朝惨殺死体で発見され、店内でも次の犠牲者が。千秋を疑いながらも強く惹かれていく樹に、友人として伊集院は!?(講談社文庫)
  • 甘いは正義っ!(この二人にとっては)“おかし”な刑事コンビがおくるスイーツミステリ!

    どうしてもスイーツから逃れられない刑事がいる。普段はスイーツを貪るだけのダメ人間だけど、糖分を摂れば難事件をも解決するスイーツ狂いのキャリア刑事・加東慶貴。もう一人は、学生時代に進路で悩み深夜のケーキ屋でドカ食いしていて補導され、慶貴に「警察官になりなさい」と諭されて本当に刑事になってしまった和菓子屋の娘・佐東杏子。そんな運命的な「あんこ」と「ケーキ」が再会したのは、ウェディングケーキの中にパティシエの死体が隠されていたスイーツフェスの事件で!?
  • 優しい声で彼女は言った。 「お願い…私をさがして……」と。

    離婚の危機を迎えていた菱見悠人は、気分を一新しようと一人旅を決意。中古車を購入して1週間の気ままな旅行に出かける。しかし、その車のナビには女性の幽霊が取り憑いていて――「私、殺されたの。犯人を一緒に捜してくれない」と懇願され……。ひょんなことから始まった、お人好しの青年と明るい幽霊との珍道中。はたしてその旅の結末は……。軽妙なタッチで描かれるライトミステリー、かと思いきや、感涙必至のヒューマンストーリー。
  • 安定した本業に、副業の作家で印税生活!? しんどくも楽しい夢の兼業作家生活が始まる!

    突然の婚約破棄に昇進取り消し。完璧な人生を送っていたはずの大手通信会社営業職、八乙女累は人生のどん底に沈んでいた。そんな彼女にまさかの小説新人賞受賞の吉報が! 夢の作家生活がスタート!? と思いきや、待ち受けていたのはイケメン鬼編集の手厳しいダメ出しに山積みの本業タスク、そして容赦なく迫り来る締切だった! 覆面ベストセラー作家、索太郎の助言ももらいながら、どうにかOLと作家業の両立を目指す累だったが!? 兼業作家の泣き笑いを描く業界お仕事小説!
  • 昔の自分に出会ったとき、将来の自分に出会ったとき あなたはどんなことを話したいですか?

    並木道の奥にある小さな広場では、未来や過去の自分に逢えるらしい――。その日、九歳の葉子の前に現れたのは、恋人と婚約したばかりだという将来の自分自身で……。母親との衝突、繰り返す転校、上手くいかない就活、そして不安が押し寄せる結婚。いつも悩んで涙をこぼしてばかり。だけど、そうしてめぐっていく時間の先に、「私」は幸せを手に入れたのだろうか? それぞれの時代、五月の憂鬱な一日。過去と未来が入り交じるこの特別な場所で、私はいつかの私と向かい合う。
  • 物静かな青年・透と美しき白猫アガサが謎も心もやさしく解きほぐす。

    美哉は恋人と別れ、仕事も失い、失意のどん底にいた。痛みを紛らそうと飲みに行き、酔った帰りに猫と青年をうっかり拾ってしまう。紆余曲折あって、謎めいた青年、透と賢い白猫アガサとの奇妙な同居生活が始まる。透とアガサは美哉の日々の悩みやトラブルをただ聞くだけで、まるで安楽椅子探偵のように解決していく。そして謎だけでなく、心も解きほぐしていく。次第に透たちとの関係が心地良くなる美哉だったが――心に染みる日常ミステリ。

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