『日本文学、河出書房新社、1円~(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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実力派作家の書き下ろしと「百合文芸小説コンテスト」発の新鋭が競演する、珠玉のアンソロジー。百合小説の〈今〉がここにある。
【著者略歴(五十音順)】
・アサウラ
1984年生まれ。TVアニメ『リコリス・リコイル』ストーリー原案など。
・小野繙(おの・ひもとく)
1996年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・河出書房新社賞受賞。
・櫛木理宇(くしき・りう)
1972年生まれ。『ホーンテッド・キャンパス』『死刑にいたる病』など。
・坂崎かおる(さかさき・かおる)
1984年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・大賞受賞。
・斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき)
1993年生まれ。『恋に至る病』『楽園とは探偵の不在なり』など。
・南木義隆(なんぼく・よしたか)
1991年生まれ。『蝶と帝国』「月と怪物」など。
・深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年生まれ。『ベルリンは晴れているか』『スタッフロール』など。
・宮木あや子(みやぎ・あやこ)
1976年生まれ。『雨の塔』『ヴィオレッタの尖骨』など。
◎カバー装画=めばち
◎カバーデザイン=名和田耕平デザイン事務所 -
方程式の末端に咲く花。宇宙の全思考を重ねる究極理論。孤独な父子とチェス。無名数学者の発見。未来を過去で迎え撃つ天文台。驚異的な着想とリリカルな叙情で綴られた、大注目の新鋭による初SF傑作集。
『その謎を解いてはいけない』『理系の読み方』で、ミステリ・SF・純文学の三界から注目を集める大新鋭による、待望の初SF作品集!
「はじめから わたしたちは みんなここにいる。」
空から降り注ぐ未来を撃ち落とす天文台から放たれた過去、
無名数学者が発表したカフカの『変身』をめぐる異常論文、
全宇宙の可能性を統合する究極理論と東京オリンピックテロ事件、
方程式の末端に咲く花を発見した博士とその家族の数奇な人生……
論理と切なさがまじわる、SFと文学のあいだをひらく9つの物語。
【池澤春菜さん・齋藤明里さん推薦!】
世界は、気づかれないまま何度も再計算されている
この物語もまた、そのひとつだ
――池澤春菜(作家・声優)
全ての物事は、どこかの時間で、
どこかの世界で、繫がっているのかもしれない
――齋藤明里(女優・読書系YouTube「ほんタメ」MC)
【全9編 内容紹介】
「未来までまだ遠い」
天文台から過去を打ち上げ未来を撃ち落とす世界の「未来」で生きる、ふたりのおさななじみの夢と希望を描いた物語。
「騎士たちの可能なすべての沈黙」
異貌の数学者の父とその子がチェスで不器用な対話を交わす、数学の中の孤独をめぐる物語。
「ソナタ・ルナティカOp.69」
退屈すぎるがゆえに「究極」となったソナタとその作者、音楽と不可能性をめぐる逸話。
「誘い笑い」
就活がうまく行かない大学生がある特異な芸風の夫婦漫才師にのめり込む、読点のないお笑い小説。
「ザムザの羽」
無名の数学者が発表したカフカ『変身』にまつわる「異常論文」風メタ数学/文学ミステリ小説。
「演算信仰」
2021年、究極の思考理論に目覚めた男が起こした東京オリンピック自爆テロ事件の顚末を暴く、思考実験SF。
「コロニアルタイム」
とおい未来に占領され、世界が不可知の塊となった時空間での多元性を叙情的に描く物語。
「白い壁、緑の扉」
H・G・ウェルズの同題の短編1本丸ごと作中に織り込み一人の男の哀切な人生を描き切った超絶技巧の怪作。
「花ざかりの方程式」
2次項の末端に花が咲く方程式を発見した数学者とその家族たちの、美しく切ないファミリーヒストリー。
〇イラスト:北村みなみ
〇デザイン:アルビレオ -
太陽に抗った聚落の子孫ヌフレツンは、運命に導かれてバイオンリの奏で手を目指す。迫る太陽消失。響け、祖先の遺した禁忌の音。日本SF大賞2度受賞の異形の天才がおくる書き下ろし長編。
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総合病院で立て籠もり事件が発生。人質は五十人。犯人との交渉のため呼び出されたのは、左遷された遠野麻衣子だった――。ベストセラーとなった傑作サスペンスが大幅改稿の上で、待望の復刊!
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独居老人のごみ屋敷でめぐりあう、5人の便利屋と3人の闇バイト。腐敗と悪臭に満ちたものたちの何を捨て、何を残すのか? 文藝賞作家による衝撃のハウスクリーニング小説。
「金も未来も、きっと見つかるにゃ。」独居老婆のゴミ屋敷で5人の便利屋が出会った「本物の世界」――熱量に満ちた言葉と圧巻の展開による、各誌絶賛の文藝賞受賞第一作。
衝撃のハウスクリーニング小説!
「あなたたちは世界のしくみを知らないの。本物の世界から捨てられた人がいることも」
独居老婆が暮らす一軒家のごみ清掃に訪れた、便利屋の社長・佐竹ほか4名。その前日、佐竹は皆の日当を含む百万円を入れた封筒を、悪臭に満ちた膨大なごみの中に落としていた。やがて老婆の過去が明らかになるにつれ、あらぬものが見つかると同時に闖入者が現れて……。
【各誌絶賛!】
惹きつけられずにはいられない――水上文
ダイレクトに五感を揺さぶる強烈作――菊間晴子 -
『赤毛のアン』『八人のいとこ』『リンバロストの乙女』『少女パレアナ』…氷室冴子が少女小説への愛を綴った名エッセイ、待望の復刊。
孤独で不器用なアンが祝福されてゆく物語『赤毛のアン』、森に生きるエルノラの日々や成長がゆたかに描かれる愛読書№1『リンバロストの乙女』、子どもたちの幸福な食事を共に楽しむ『秘密の花園』、そして時代の制約のなか、自分に忠実に執筆し続けた女性作家たち――。氷室冴子が〈腹心〉の友である少女小説への愛を綴った名エッセイ。
解説=斎藤美奈子 -
犯罪抑止対策室の遠野麻衣子に、交渉人研修への参加命令が下される。次々と候補者が脱落する中、特殊詐欺の摘発に参加することになり――。交渉人誕生を描く大人気シリーズのエピソード0が初文庫化!
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生涯や作品から、友人や門下、全国の記念館、初版本の装幀、オススメ文献まで。イラスト満載で漱石を楽しく知ることができる決定版ガイド。漱石の旅や文学碑、図録情報などを増補。
生涯や作品から、日常や旅の記録、友人や門下との関係、記念館やゆかりの地まで
漱石がちょっと気になる人も、漱石ファンも、必携!
イラストと写真満載の決定版ガイド! -
選考委員 柴崎友香・松田青子が、破格の才能に驚嘆!
【第60回文藝賞 短篇部門受賞作】
受賞作・・・西野冬器「子宮の夢」
女たちが「子宮投げ」に興じるまちで暮らす「私」と「時間」、そして私の母をとりまく幻想的な一夜。一行目から最終行まで、一文一文が破格の才能と表現に貫かれた圧巻の受賞作。
優秀作・・・才谷景「海を吸う」
体中に穴が開き、液体が溜まっていくひより。いっくんは「穴の底を貫く」よう言い、母は「筒になりなさい」と言う。独特の重さと湿り気に満ちた世界に読者を引きずり込む優秀作。
*本電子書籍は、雑誌『文藝』2023冬季号掲載の「第60回文藝賞〈短篇部門〉」受賞作1篇・優秀作1篇とそれぞれの「受賞の言葉」を収録し、電子書籍化したものです。
「第60回文藝賞〈短篇部門〉」は、雑誌『文藝』の創刊90周年を記念し、2023年限定で創設され、4,176作品の応募がありました。
「文藝賞」は文芸誌『文藝』を母体とし、1962年から始まった小説の新人賞です。これまで、第1回の高橋和巳をはじめ、田中康夫、山田詠美、長野まゆみ、綿矢りさ、羽田圭介、若竹千佐子、宇佐見りん、遠野遥など、文学シーンに常に新たな才能を送り込んできました。
2023年、約60年ぶりに〈短篇部門〉を復活し、募集をいたしました。独立した〈短篇部門〉の募集は、いわゆる五大文芸誌の中では現在唯一のものです。 -
絶望をドレスコードに生きる高3の静とナナは、「ことばぁ」という老婆の家に毎週通っていて――。たたみかけるパンチラインで語られる高校生たちのモノローグ。第59回文藝賞受賞作。
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小惑星探査機が採取してきたサンプルに含まれていた、人骨化石。その秘密の裏には、人類史上類を見ない、密室トリックがあった……! 巨匠・山田正紀がおくる長編SF。
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映画スター・北岡早馬と再婚し幸福の絶頂にいた伊都子だが、北岡家の面々は謎の死を遂げた先妻・貴緒のことが忘れられない。そんな中殺人が起こり、さらに新たな死体が……傑作ミステリ復刊。
解説=恩田陸 -
ヒットメーカーが切り拓く感動大作!列車事故で亡くなった妻が結婚指輪に託した想いとは?スピンオフ「その後の物語」を収録。誰もが涙した大ベストセラーの決定版。
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一九八五年、阪神タイガースは本当に優勝したのだろうか――イチローも松井もいなかったあの時代、言葉と意味の彼方に新しいリリシズムの世界を切りひらいた第一回三島由紀夫賞受賞作が新装版で今甦る。
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好評の久生十蘭短篇傑作選、今回の七冊目で完結。「風流旅情記」など傑作八篇。帯推薦文は、米澤穂信氏「透徹した知、乾いた浪漫、そして時には抑えきれぬ筆。十蘭が好きだ。」
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わが国の伝奇小説中の「白眉」と称される江戸読本の代表作を、やはり伝奇小説家として名高い白井喬二が最も読みやすい名訳で忠実に再現した名著。長大な原文でしか入手できない名作を読める、現代語訳上下巻の合本版。※本電子書籍は、「現代語訳 南総里見八犬伝 上・下」の合本版です。
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お前は、運命を信じるか?東京を仕事場にする天才スリ師。彼のターゲットはわかりやすい裕福者たち。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎―かつて一度だけ、仕事を共にしたことのある、闇社会に生きる男。木崎はある仕事を依頼してきた。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前を殺す。もし逃げれば…最近、お前が親しくしている子供を殺す」その瞬間、木崎は彼にとって、絶対的な運命の支配者となった。悪の快感に溺れた芥川賞作家が、圧倒的な緊迫感とディティールで描く、著者最高傑作にして驚愕の話題作。
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『ババヤガの夜』の王谷晶氏 推薦!
めちゃくちゃな世の中にボコボコにされている女たち、世界よりもっとはちゃめちゃになってやれ!!
今、元気のある人もない人も読んで笑って泣いてほしい。
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大御所作家からのセクハラで筆を折り、半引きこもり生活を送る漫画家・侑李。立派な家で何不自由なく暮らす隣人の専業主婦・花帆。
近所で連続通り魔事件が起こり、隣家には不穏な空気が……。花帆にはじつは秘密があったーー
交わるはずのなかった二人は「置き配」をきっかけに、「女である」だけで自分たちを削り取っていくものたちに、真っ向から挑むことに……。
バイオレンスと癒しの疾走するシスターフッドな復讐物語!
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人気音楽ユニットYOASOBIが楽曲化した「New me」の原作短編小説を書いた有手窓による、初めての長編小説。 -
触れられないから、愛おしい──? テーマパークのきつねのきぐるみ・「こんこん」を愛するまど。その愛は次第に「中の人」への執着へと変わってゆき……。気鋭詩人の言葉きらめく傑作小説
「きみを愛することが、きみのために少しもならないとしたら、私は私の愛情を抱えて、この愛情がどこまでも膨らんで、孤独も嫉妬も埋め尽くして、そうして愛にすがりつくことなどできないほどに、愛そのものになるまで、きみを愛し続けるだろう。この物語を読むと、そう思えた。」
──最果タヒ
〈いまのわたしをかたちづくっているのは、顔も、名前も知らないあなた。あなただけ──〉
テーマパークの“雪のようで、湧き水のようなきつね”の着ぐるみ「こんこん」を愛するまど。
その“中の人”を見つけ出そうと、「着ぐるみに入れる体格」という条件でマッチングアプリを始め、低身長コンプレックスの男性・ひらくと出会うけれど……。
これは恋? 推し? 信仰? 執着?
──大好きなあなたと、ただ繋がっていたいだけ。
触れられない「誰か」に焦がれたことのあるあなたへ捧げる、どうしようもなく屈折してどこまでも透き通った、かけがえのない愛の物語。
◆書き下ろしの掌編と詩編を収録!
文芸誌「文藝」掲載直後より各紙誌で高く評価され、SNS上には共感・感嘆の声があふれた表題作に加え、書き下ろしとして、お気に入りのシールをなくして会社を休んだ数日間を描く掌篇小説「水滴のシール」、詩篇「水色の家」を収録。
◆全国書店員から共感、感嘆の声
彼女の気持ちがわかりすぎて、苦しかった。
──山中真理(ジュンク堂書店 滋賀草津店)
推しへの想いを綴った言葉たちのあまりの透明度、その結晶の美しさに圧倒されました。
――藤田ほまれ(文教堂書店 中央林間店)
傷つきたくない、嫌われたくない、汚したくない、汚されたくない、無条件で愛されたいし、無限に愛したい。でも責任は取りたくない。
肉体的なものではない、もっと奥の愛の根源に触れたい。でも世間はそれを簡単には許してはくれない。
年齢を重ねれば重ねるほど、自分の好きなものを純粋に好きと言いにくくなる世の中はとても息苦しい。綺麗でかわいくて大好きなものに囲まれたまま年を取って、ゆっくり死んでいきたいなと思いました。
──海老原歩未(紀伊國屋書店 新宿本店)
「わたしは、かわらずのいしを撫で続けているトゲピーだから。」
すごく共感してしまう言葉でした。
なぜみんなは変わってしまうのだろうか。
まどと一緒に幸せになりたいとおもいました。
──山下真央(くまざわ書店 調布店)
キラキラはいつまでも永遠で、生身の人間との恋は生々しく残酷だ。
まどがいつまでも可愛いものが好きで、こんこんを見ていられますように。
――望月美保子(BOOKSえみたす アピタ富士吉原店)
かわいいってなんだろう。
幸せってなんだろう。
生きていくってどういうことなんだろう。
好きなものがあるのにどうして寂しいんだろう。
近くなればなるほどあやふやになってしまう愛の形とその距離。今を満たして、これからを約束してくれる存在を求める気持ちはきっと誰の心にもあるんだと思った。
──塩里依子(くまざわ書店 西新井店) -
心凍らせた少女かおりといじめを受けた少年ケン。体の中にかいじゅうを飼い、出口を探す二人にイヌガミさんと図書館の人々は――? 大好評シリーズ第3弾。世界は決してあなたを見捨てない。
『虹いろ図書館のへびおとこ』『虹いろ図書館のひなとゆん』に続く
大人気シリーズ第3弾!
柿ノ実町にある古い図書館。司書のイヌガミさんは今日も大忙し。
ある日図書館にやって来たのは、小学六年生のケンと、かおり。
図書館と学校の図書室が居場所のケンは、クラスのはせがわくんにいじめられていた。
お姫様の物語が大好きだったかおりは、ある出来事で心を凍らせている。
イヌガミさんとうつみさん、スタビンズくんたち図書館の人々と
本のあたたかさが、二人の心をじんわりと溶かしていく――
【目次】
I 図書館に来た少年
II 『蛙の王さま、または鉄のハインリヒ』
III 『白鳥』
IV 『おかえりなさいスポッティ』
V 『やっぱりおおかみ』
VI 『チョコレート戦争』
VII 『アナンシと五』
VIII 『かいじゅうたちのいるところ』
IX 『時計つくりのジョニー』
X 『チューリップの絵本』
XI 『スイミー』
XII 図書館のおにいさん -
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【創作】
児玉雨子「目立った傷や汚れなし」
フリマアプリせどりのサークルに加入した翠(すい)。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し―価値をめぐる快楽と葛藤がバキバキに交差する!
佐佐木陸「ごみのはての」
「この世界は、にせものなのよ」。ごみ屋敷でめぐりあう便利屋ども×老婆×闇バイトの男たち。噓と真実をめぐり、声なき者たちの叫びが炸裂する文藝賞受賞第一作!
小原晩「今日はユーカリ食べちゃったから眠くて眠くて」
百子(ももこ)は心ぼそくなると、同じマンションに住む山彦(やまびこ)さんに会いに行く。恋人である川太郎との生活や、過(よぎ)る母の記憶。そしてまた水曜日がやってくる。気鋭が紡ぐ再生の物語。
【新連載】
いとうせいこう「難民移民モノローグ」
日本に生きる難民移民、そして支援者。よるべない地で生きぬく人々の足跡がいま編みなおされる――文学とノンフィクションの臨界点。
岸政彦「犬は人生」犬は飛行機
ある日、家族になった元野犬の保護犬「ちくわ」。日々繰り返される愛おしい時間のなかに潜む、かつての喪失。見つめ直される「生」と新しい家族の形とは――
【特集 戦争、物語る傷跡】
◎鼎談
小林エリカ×永井玲衣×奈倉有里「語りたい、でも忘れたい」終わらない記憶と対話
◎創作
村田沙耶香「忘却」
言葉を失った「私」が従事するのは、自殺幇助のアルバイト。忘却することで生き延びる日常の果ては――
柴崎友香「おだやかな日常について」
ロサンゼルスの風景に潜む、歴史の沈黙と語られなかった言葉。日々の記憶が時空を超えて重なり合う。
町屋良平「少年AB」
立川、熱海そして京都。ある事件の記憶をかかえる朝見(あさみ)があの日「われわれ」に返したかった言葉とは――
芦沢央「ペグマン」
正しくありたい。しかし調べるほどわからなくなる――ガザに心を飛ばし苦悩する作家が逃げ込む先は?
高橋知由「咬傷」
術後の譫妄(せんもう)の中で聞いた戦争の報と首に残る「咬み跡」。現実か幻か、身体が記憶した傷が静かに疼く。
◎エッセイ
宮地尚子・清水加奈子「〈内海〉の声は聴こえるか」
五所純子「青っ恥」
大田ステファニー歓人「八十年ぶんのかさぶた」
マユンキキ「父の傷、私の傷」
大前粟生「戦争の身体」
◎読書ノート
齋藤美衣「傷跡をまなざすための読書」
◎論考
信田さよ子「被害と傷、そしてトラウマ」
【連載】
朝吹真理子「ゆめ」【最終回】
岸本佐知子「尻 on fire 日記」【第2回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第7回】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第8回】
町田康「ギケイキ」【第48回】
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2025年3月〜5月
【季評】
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 労働と文学」2025年3月〜2025年6月
第9回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」、募集開始
【書評】
吉本ばなな『ヨシモトオノ』【評】前川知大
向坂くじら『踊れ、愛より痛いほうへ』【評】伊藤亜和
パーシヴァル・エヴェレット 木原善彦訳『ジェイムズ』【評】中村隆之
綿矢りさ『激しく煌めく短い命』【評】坂崎かおる
町屋良平『生活』【評】井戸川射子
カミラ・グルドーヴァ 上田麻由子訳『人形のアルファベット』【評】小野絵里華
中原昌也『焼死体たちの革命の夜』【評】芦花公園
第63回文藝賞応募規定
次号予告・著者一覧 -
未発表原稿「新月」収録! 若き日より生と死を見据え、達観した筆致で人間の在り方を問い続けた作家・吉村昭。後の大作につながる初期の貴重な作品集、初の文庫化。真の生き方にせまる表題作他、全九篇。
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メキシコ行きの機内でハイジャックが発生。機体は北海道に緊急着陸する。400名を超える乗客、指示に従わない地元警察、ユーチューバーも群がる中、身代金受け渡しの時間が迫り……人気シリーズ最新作!
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新発見、未発表作品!出会いは偶然のようで必然。その一瞬が、人生を変えていく。運命を受け入れることで、人は強くなる──。著者が生涯をかけて追求した人間の真理、生命の言葉。感動の一周忌追悼企画。
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吹かれたいときに吹いてくれる風のないことには心おぼえがある。百子は黙って、窓を閉める。全4篇が描き出す、人生の物憂さと微光。『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』著者の初小説集。
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』で話題の著者、初の小説集!
ゆきはひとりになって働きはじめ、私は水浴びする男を見つめ、雨の夜に三人は出会い、百子は絶望を抱えたまま暮らしている。
全四編が映し出す、人生のもの憂さと微光。
装幀=岡本太玖斗
【収録作品】
●「けだるいわあ」
唐揚げ弁当ひとつくださいと口に出す。真っ赤なエプロンの女のひとは「はあい」と愛想なく、しかし不機嫌そうでもなく、どちらかというとぽかんとした感じで返事をした。
●「水浴び」
ルーフバルコニーではおじさんが水浴びをしていた。パンツ一丁の姿で、青いホースから水をどんどんあふれさせ、頭の上からきもちよさそうに水を浴びている。
●「カリフラワー」
あの夜は小雨で、傘をささなくてもよいほどの小雨で、というより雨は、わたしが家を出たときにはまだ雨は降っていなかった。気配はあったが、気にしなかった。
●「風を飼う方法」
吹かれたいときに吹いてくれる風のないことには心おぼえがある。百子は黙って、窓を閉める。 -
新発見、未発表作品! 人生に必要なのは、華やかな装いでも、飾り立てた言葉でもない。人は心の赴くまま、自由に生きていいのだ──。著者が生涯をかけて追求した人間の真実、魂の言葉。一周忌追悼企画。
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「五十代、私は突然、整理が好きになりうまくなった」。いらないものを捨て、空間を増やして身軽な暮らしを楽しむ。老いを充実させる身辺整理の極意。追悼・曾野綾子、名著新装版!
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生涯、魂の自由人であれ! 孤独の中にこそ人生の輝きがある。家族を看取り、老いを受けとめ、ひとり暮らしを愉しむ。世間にとらわれない新たな老後のあり方。追悼・曾野綾子、名著新装版!
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親友が妊娠した。私と同じ、子どものいない人生だったはずのあの子がーー。作家デビュー10周年記念、紗倉まなの新たなる代表作!
「ここに書かれているのは、狂気と正気の狭間ではなく、狂気と正気の甘やかなマリアージュだ。その破裂の先にある世界に、読者は目を見張るだろう。」
──金原ひとみ
〈「赤ちゃんできたんだよね」と言ったのは有里奈だった。別に衝撃は受けなかった。ただ、有里奈は随分と面倒くさい人生を選ぶんだなあと思っただけで。〉
ヘアメイクとして活躍する由良。かわりばえしない日々に倦怠を感じながらも、このまま仕事に邁進しつつ、夫と共に愛犬を育てる人生が続いていくと思っていた。
そんな中、独身の親友・有里奈から妊娠の知らせが飛び込んできて……。
■全国書店員から共感、驚嘆の声が続々!
「やられた。そうなんです。
誰もが陥るかもしれない苦しみ、向き合わざるを得ない女性としての人生が描かれていた。」
──山中真理(ジュンク堂書店 滋賀草津店)
「等身大の私たちの、等身大の心の動きを誠実にすくい上げた一冊。
性別を問わず、多くの人に読んでほしい作品です。」
──新井沙佑里(紀伊國屋書店 新宿本店)
「結婚する/しない、産む/産まない。この選択で一気に関係性が変化する。
このどうしようもない感覚を紗倉まなさんはこの作品で的確に言語化してくれた。
「そう。そうなんだよ。そうなんだよね」って何度も読みながら頷いてしまった。」
──後藤亜衣理(ブックファースト 梅田2階店)
「とても大事なことが書かれていると本能的に感じさせる力を持った小説。
男性は、絶対読んだ方がいいし、これを読んで何も感じない男性はやばいと思う。」
──江藤宏樹(広島 蔦屋書店 文学コンシェルジュ)
「ものすごく共感して身体中が痛かったです。
刺さる人にはしぬほど刺さる物語。」
──渡部知華(TSUTAYA サンリブ宗像店) -
衝撃の『あの夏が飽和する。』を超える青春サスペンス。春樹、穂花、雪の3人が、隠し、悩み、決断した先の驚愕と感動のラストとは? 特典として著者本人によるテーマ楽曲「爆弾」「偶像」新音源付き。
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安居酒屋で働く、190センチ超の大男・獅子男。人生を持て余した困窮高校生のうた子。松戸駅前で出会ったふたりの奇妙な連帯。生と暴力の火花が飛び散る、ヤンキー×哲学青春長編!
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「まだ0時前、夜は長い」ーーコネ入社の会社で広報の仕事をしながら、潔く自由な「生(性)」の日々を過ごしているOLカスミ。ある日、何か始まりそうな出会いが!? 著者初の長編小説!
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学生時代より執筆の「学習院文藝」掲載作品を柱とした、最初期の貴重な短篇を収録。全て単行本未収録作品。若き日より、冷徹な視点で人間を見据える高い文学性は瞠目に値する。発掘原稿「日曜日」も収録。
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移住者として暮らす富山で十数年ぶりに再会した花ちゃんとなごやん。飛騨でのキャンプ、身内の死、そして輪島への家族旅行……緊張感に満ちたコロナ禍の暮らしを富山の風景に乗せて描く、温かな傑作長編。
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友達がいない小学五年生のアマネは、ある日、人気者の陽ちゃんに「『女子みんなで』遊ぼう」と声をかけられて――やがて大人になったアマネが辿り着く「友情」とは。あたらしい友情小説。
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「平和」な日常を送る高校生の六花。でも、この家には掘り出してはいけない蔓がある――。傷ついた心をやさしく包みこむ、瑞々しい「冬」の青春小説! 氷室冴子青春文学賞第5回準大賞。
町田そのこさん激賞! 瑞々しい「冬」の青春小説
森川六花、17歳の高校2年生。ふざけがちな母、穏やかな父、「お姫様」のお姉ちゃん、朝でも夜でもいつでも来るやさしいケイティ。
片思いしている同級生・森沢とはバカ話でいつまででも話せて、なんだかいい感じ。平和な日常に見えるけど、この家には掘り出してはいけない蔓がある――。
ユーモアあふれる家族の生活に潜む暗い影に向き合おうともがく少女の姿を、現在と過去を交錯させながら真摯に描いた、高校生たちの瑞々しい青春も眩しい「冬」の青春小説。
氷室冴子青春文学賞第5回準大賞。
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「どうして彼らはユーモアを必死に纏おうとしているのか。ちらちらと影を感じさせながら不穏に進んでいく様子は、読み応えがあった。そんな中で主人公と森沢の微妙な距離感はキュンとした」--町田そのこさん(審査員講評より)
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宅配所に流れる箱を仕分ける安(あん)。ある箱の中身を見た瞬間から次々に箱が消えていって――顔なき作業員たちの倦怠と衝動を描くベルトコンベア・サスペンス。第62回文藝賞受賞。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。