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『海外文学、作者不詳、新着を除く(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~9件目/全9件

  • 990(税込)

    敗者や弱者に同情する感情を表わす「判官(ほうがん)びいき」という言葉がある。この義経についての評は、その大半が本書の原典に由来する。本書に描かれるのは平家追討に華々しい活躍を見せた武人としての義経ではなく、波瀾万丈で破天荒な、逃亡する英雄の姿だ。金売り吉次、牛若丸の伝説にはじまり、伊勢三郎、武蔵坊弁慶、佐藤忠信らの活躍、静の悲運と吉野山のくだり、山伏姿での奥州めざしての一行の逃避行など、数々の有名な場面が織りなす冒険物語。
  • 悲しみから立ち直ったユディシュティラは、弟たちと共に再び統合されたハスティナープラを統治する。百王子たちが全滅した後、五王子にかしずかれ静かに暮らしていたドリタラーシュトラとその妻ガンダーリーも、やがて生への倦怠をおぼえ、世を捨てて森へ行く。五王子の母クンティーも二人に従った。三人はしばらく修行の生活を送った後、山火事に巻き込まれこの世を去る。ユディシュティラの36年の統治が過ぎた頃、クリシュナの一族ヤーダヴァ族が同士討ちによって滅びたという知らせが五王子のもとに届く。クリシュナ自身、兄バララーマとともに世を去っていた。ユディシュティラは王国をアルジュナの孫パリクシットに譲り、弟たち、ドラウパディーと共にヒマラヤへ向かう。妻と弟たちは次々に倒れるが、ユディシュティラはただ一人生き残り、生きたまま天界に上る。そこで神々から課された最後の試練をもちこたえ、弟たち、ドラウパディー、カルナ、ビーシュマ、ドローナ、クリシュナなど懐かしい人々との再会をついに果たす。マハーバーラタ完結編。
  • ユディシュティラは、引き続き死の床にあるビーシュマに疑問をぶつける。「教訓の巻」としてまとめられたこの巻では、神話に緊密に結びつくカースト制が具体的に詳しく語られ、インド神話世界の、宇宙にまでひろがる森羅万象をつつみこむ全容が明らかになる。すべてを語りつくしたビーシュマは、「みな真実を把握することに努めよ。真実こそが最強の力なのだ。常に行いの正しいバラモンと共に生き、苦行に励み、残酷な行為を慎しみ、心を制御せよ」という言葉を残し、その根本気息は天界に昇っていった。
  • ユディシュティラは、深手を負いガンジス河の辺りで矢の床に臥すビーシュマに近づいた。ユディシュティラに請われ「今、過去、現在、未来のすべてが、手の中の果物のようにはっきり見ることができる。ヴェーダ、ヴェーダーンタに記された一切の義務、賢者たちが述べた義務が鮮やかに記憶の中に甦ってきた」と語ったビーシュマは数々の智恵を語りはじめる。本巻では「魂について」「死について」と続き…最後には「神について」語りつくす。
  • だが、戦いはまだ終わっていなかった。父親を奸計で殺され復讐に燃えるドローナの息子アシュヴァッターマンが、パーンダヴァ軍の陣営に夜襲をかけたのである。パーンダヴァ軍は、ほとんど全滅の憂き目にあう。ビーマはドラウパディーの請いに応えて、アシュヴァッターマンを追い、クリシュナもそれに加わった。追い詰めれたアシュヴァッターマンは王のしるしである頭上の宝石を放棄し、命からがら森の中へと逃れ去る。悲しみから立ち直ったユディシュティラは、再び統合されたハスティナープラを統治する。死の床にあったクル軍最大の英雄ビーシュマは、王としての義務などについて教訓を語り、死去する。
  • クル軍とパーンダヴァ軍との戦闘は続いた。ドゥルヨーダナから新たな軍司令官に任命されたカルナはシャリヤを自分の戦車の御者にして、アルジュナと雌雄を決することを誓う。アルジュナは敵軍の特攻隊の群を殺戮してから、カルナがパーンダヴァ軍を敗走させている戦場へと赴く。両雄の対決はアルジュナが勝利をおさめた。そして戦闘の18日目、クル軍最後の総司令官シャリヤがユディシュティラに倒され、ドゥルヨーダナもビーマとの戦いに倒れて、パーンダヴァ軍の最終的な勝利が確定した。
  • 追放の13年を乗り切ったパーンドゥ5人兄弟は早速ドゥルヨーダナに使者を送り、領土の返還を求めるが、拒絶された。こうなっては、解決の方法はクル軍との戦い以外に選択肢はない。両陣営は急いで周辺の国々に働きかけ、味方を増やそうとする。ヤーダヴァ族のクリシュナ自身はアルジュナの御者となり、クリシュナの軍勢はクル軍に味方することになった。両軍はクルクシェートラで対峙した。クル軍は11師団(約120万人)、パーンドゥ軍は7師団(約76万人)という大軍勢同士の戦いだった。クリシュナは戦意を失いつつあったアルジュナに「バガヴァッド・ギーター」を説き、戦う勇気を与えた。いよいよ大戦は始まり、死闘につぐ死闘が続く。
  • ドゥルヨーダナは、負傷したビーシュマに代わってドローナを軍司令官に任命した。ドローナは自軍の戦力を巧みに用いて、アルジュナを戦列から引き離した。アルジュナがいなくなったので、その息子のアビマニユは敵陣を破って勇敢に戦ったが、クル軍の勇士たちに取り囲まれて殺される。アルジュナは息子の復讐を誓い、敵陣深く攻め込み、ジャヤドラタの首をはねた。一方、クリシュナは、カルナがインドラから得た必殺の槍をアルジュナと戦う前に使わせてしまおうと企て、ガトーカチャに挑戦させる。ガトーカチャの死はパーンドゥ軍に大きな打撃を与え、ドローナは情け容赦ない攻撃を加えた。だが、ユディシュティラは奸計を用いて、ついにドリシュタデムナにドローナを殺させた。
  • 本書は16世紀半ばにスペインで書かれ、当時大人気を博すとともに、その後のピカレスク小説の模範とされた。貧しい主人公ラーサロ少年は7人の俗人・聖人につぎつぎに仕えるが、だれひとり偽善の仮面の下に疑わしい品性を隠していない者はなかった。ピカレスク小説の主人公は、社会の下層にうごめき、あちこちと放浪に近い暮らしを送りながら自らの知恵と才覚で(ときに大いに反社会的な手まで使って)生きのびようと努力する人物である。

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