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春のコイン還元祭

『海外文学、BCCKS、3か月以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~9件目/全9件

  • 江南の商家に生まれた、一人の美しい娘。
    その評判は都にまで届き、権貴たちはこぞって彼女を囲おうとした。

    一方、権勢を極める宰相は、清廉を誇り、
    長年女人を寄せつけぬ冷徹な男として知られていた。

    ――だが、たった一度の出会いがすべてを変える。

    彼は彼女を手に入れ、決して手放さなかった。

    やがて都に広まる噂。
    「宰相は商家の娘を娶り、掌中の宝のように寵している」と――

    これは、冷徹な男の執着と、
    一人の少女が天下一の寵を得ていく中華宮廷浪漫。
  • 五百両の銀子で、私はその男に買われた。

    当代随一の才子と謳われ、誰もが温潤な君子だと信じて疑わぬ男――
    だが私は知っている。
    その麗しい仮面の下に、実の父さえ手に掛けるほど冷酷な本性が潜んでいることを。

    没落し、行き場を失った私は彼のもとへ売られた。
    「いつか、あの手で私も殺されるのではないか……」
    怯えながら過ごす眠れぬ夜。

    しかし彼は、私の予想に反して血塗られた道を進み続ける。
    私の前に立ちはだかる者があれば、神を屠り、仏を殺してでも――
    その手を決して離さなかった。

    恐怖から始まった縁は、やがて私を最高位の座へ押し上げる。

    皇后へ。

    「泣くな。お前の足元に転がる死体は、すべて私が片付けてやろう」

    絶望の底で買われた少女と、冷徹な才子。
    血と執着が織りなす、中華宮廷ロマンス。
  •  本書は19世紀フランスの詩人シャルル・ボードレール(Charles Baudelaire, 1820 - 1867)の詩集です。彼の唯一の韻文詩集『悪の華』の第二版(1861年)からの抄訳に加え、『悪の華』初版(1857年)において、裁判所より削除を命じられたいわゆる「禁断詩篇」六篇、および死後出版の『悪の華』第三版(1868年)より一篇の詩を収めたものです。わかりやすい現代の日本語による訳詩とともに、理解を助ける画像を多く収録しており、ボードレール入門に最適な内容となっております。読者がボードレールに興味を持つきっかけとなれば幸いです。(訳者)
  •  ある聖金曜日、ブラジル南部の州都ポルト・アレグレのランドマークたる高層ビルの一三階から、一人の若い女性が投身自殺をした。現場に立ち会い、身投げを目撃した社会階級、職業、性別を別とする七人の面々。その悲劇的出来事が彼らの人生にいかなる影響を及ぼすのだろうか?
     
    「この世界に誰一人として不要な人間など存在しない」
     そうした作家の人間愛に満ち溢れる言葉の具現化たる本作品。七人の目撃者はもちろん、作中に登場する人物は全てが主人公である点も見逃せない。作品の舞台こそ、二〇世紀初頭のブラジルだが、一読すれば、時代、国籍、人種が異なろうとも、人間の持つ本質部分に何ら変わりがないことに気づかされるだろう。つまり読者一人一人もまた、本作品の登場人物且つ主人公なのだ。
  • 大理寺の官営食堂に、新人の厨娘がやってきた。

    まずいことで名高い食堂?
    行くわけがない。

    役人たちは鼻で笑った。
    「食堂?絶対ごめんだ」

    ——しかし、数日後。

    「今日のメニュー、竹の子と豚肉の煮込みらしいぞ」
    「……あの匂い、反則じゃないか?」

    昼前から漂う香りに、
    通りすがりの官吏が足を止め、
    隣の役所の連中まで、塀越しに恨めしそうな顔をする始末。

    かつて食堂を嗤っていた高官たちも、
    次第に沈黙し、
    やがて視線を逸らしながら、こう言い出す。

    「お、おい……」
    「……ついでに、俺の分も買ってきてくれ」

    まずい食堂は、こうして——
    長安一、逃げ場のない人気スポットになった。
  • 皇帝の最愛の弟として将来を嘱望された礼王は、二十歳の若さで急逝した。
    遺されたのは、若く、美しく、そしてあまりにも儚い王妃・雪慈。

    再嫁を許されぬ皇族の未亡人。
    それでも彼女の美貌は、後宮に静かな波紋を広げていく。

    愛子を失い病に伏した崔太妃の看病のため、雪慈は宮中へと召される。
    そこは、欲望と権力が渦巻く後宮――
    一歩踏み違えれば、名誉も命も失いかねない場所だった。

    清らかで慎み深い雪慈は、苛烈な姑の仕打ちにも耐え、誰からも疑われぬ存在として振る舞う。
    やがて宮中の者は皆、彼女を「無垢な未亡人」だと信じ切るようになる。

    だが――
    その裏で、天子はすでに彼女を見逃してはいなかった。

    密やかな夜、帝は囁く。
    「朕の皇子を、皇后として産むか。それとも、名もなきまま産むか」

    それは愛ではない。
    慈悲でもない。

    皇権という名の選択を突きつけられた時、
    彼女は“守られる女”であり続けられるのか。

    禁忌と権力が交錯する、
    中華宮廷ロマンス。
  • 彼女は、自分の命がそう長くは続かぬのではないかと、薄々感じていた。
    窓辺に置かれ、長年ともに過ごしてきた油灯さえ、近ごろは理由もなく消えることが多い。油を注ぎ足しても、炎は心細く揺れ、いつ途絶えてもおかしくない。

    そんな折、彼女は幾度も同じ夢を見る。
    紫藤の花が咲き満ちる藤棚の下。幼い自分が、短い脚をぶらぶらと揺らしながら座っている。
    白くふくよかで、饅頭のような乳母が、穏やかな声で食事を口に運んでくれる。

    ——もし、本当にあの頃へ戻ることができたなら。
    あの時見過ごしたもの、守れなかったもの。
    その人生は、果たしてどれほど違う道を辿ったのだろうか。
  • 父は朝廷を統べる宰相・尚書令。
    母は皇帝の姉にあたる長公主。
    一族の男たちは皆、江左随一の名門に生まれた才俊であり、気品と風流を身にまとっていた。

    ――士と庶の隔たりは、天が分かつほどに深い。

    だからこそ洛神には、どうしても理解できなかった。
    名すら聞いたことのない寒門出身の、江北の荒野で生きてきた一介の武将が、
    なぜ、自分の父に向かって、堂々と婚を求めることができたのかを。
  • 細雨にそよ風、青い幟が揺れる小さな店。
    異国の胡姬は花のように微笑み、
    新豊の美酒に、若い葵と筍、金齑玉鱠――
    香り立つ料理が、今日も長安の一角を満たしている。

    京兆少尹・林晏の視線は、
    その店の女主人――雪のように白い肌と杏の瞳をもつ彼女に向けられた。

    名門の令嬢が、今や当垆に立ち酒を売る身。
    なんと哀れで、なんと嘆かわしいことか……。

    ――しかし。

    沈韶光は今日もご機嫌だ。
    美酒と美食に囲まれ、
    通りを行き交う凛々しい若者たちを眺めながら、
    「こんなに楽しい暮らし、他にある?」と心の中で笑う。

    一方の林晏は眉ひとつ動かさず、冷ややかに思う。
    派手に着飾り、馬を駆り、
    闘鶏に興じる五陵の若造ども――
    ……そろそろ、きっちり取り締まるべきではないか。

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