『時代小説、鉄人社(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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終戦から9年半、日本はまだ暗いトンネルの中にいた
1945年(昭和20年)8月15日正午、日本国営放送のラジオから昭和天皇裕仁の声が聞こえてきた。
大半の国民は内容を理解できなかったが、連合国から示された日本の無条件降伏を求める
ポツダム宣言の受諾を決定する旨を伝えた終戦の宣言だった。
この日を境に日本は変わる。
焼け跡に人が溢れ、闇市が軒を並べ、並木路子の歌う「リンゴの唄」が街に流れた。
国家に滅私奉公する戦時下の重く暗い空気は消え去り、人は自由と活気を取り戻すはずだった。
しかし、玉音放送から15日後、米陸軍元帥のダグラス・マッカーサーが厚木飛行場に到着。
彼を頂点とするGHQ(連合国軍最高司令部)が設置され、日本はアメリカの占領下に置かれる。
本書は終戦から占領期、1952年4月28日発効のサンフランシスコ平和条約による国家独立を経て、
その後の高度経済成長の幕開けとなる神武景気が始まる1954年12月までの約9年半に起きた
30の怖い事件の詳細を記した1冊である。
日本がまた暗いトンネルの中にいたこの時代、
巷では現在の常識とはかけ離れた凶暴で陰惨な犯罪が繰り返されていた。
■目次
●第1章 一家皆殺し
●第2章 戦慄
●第3章 占領下の深き闇
●第4章 アプレゲールという名の破滅
●第5章 震撼
■著者 鉄人ノンフィクション編集部
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170年の時を超え、広重と同じ場所に立つ。
安政年間、歌川広重が描いた《名所江戸百景》119景。
その風景は、いまどうなっているのか。
浮世写真家・喜千也が、広重の視線を追い、
同じ場所・同じ角度から現代の東京を撮影。
浮世絵と写真を1対1で並べました。
ページを開くたび、
江戸と東京が見開きで重なり合う。
川は埋まり道は変わりビルが立ち並び、
それでも残る空のかたち。
256ページ・オールカラー。
写真集として眺めても、
浮世絵図録として読み込んでも、
実際に歩くための街歩きガイドとしても楽しめます。
あなたが毎日通るあの場所が、
かつての名所だったと気づく一冊。
広重の傑作を“答え合わせ”する、
新しい東京体験。
■目次
・日本橋雪晴 東京都中央区
・山下町日比谷外さくら田 東京都千代田区
・永代橋佃しま 東京都中央区
・上野清水堂不忍ノ池 東京都台東区
・下谷広小路 東京都台東区
・亀戸梅屋舗 東京都江東区
・隅田川水神の森真崎 東京都墨田区
・真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図 東京都荒川区
・日本橋江戸ばし 東京都中央区
・日本橋通一丁目略図 東京都中央区
ほか
■著者 浮世写真家 喜千也(フォトアーティスト)
1961年 誕生、東京出身
1985年 慶応義塾大学法学部卒 電気メーカーで広告業務の一環として写真を学ぶ
1997年 メーカー退職後、マーケティングコンサル業で独立。広告写真撮影業務開始
2013年 「名所江戸百景」を題材にした今昔比較写真の撮影開始
2017年 「浮世写真家 喜千也」を名乗り、初個展開催(フォトアーティストとしてデビュー)
2018年 ニッポンドットコムでの連載開始(~22年 全120回掲載)
2023年 京都芸術大学 通信教育課程より非常勤講師として委嘱される(26年現在継続中)
現在、新作に取り組みながら、和紙にプリントした作品を展示・販売する他、
講義、講演、街歩きガイド、各種媒体への出演・寄稿を行う -
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あなたが生まれるはるか昔に――
凶悪犯罪でふりかえる近代日本の裏面史
明治、大正、昭和期前半に国内を震撼させた大事件を写真と資料で完全再現
●「昔はよかった」と言える昔はなかった
今から80年以上前、日本は無謀な戦争に突入した。
欧米列強の支配からアジアの国を守り独立・繁栄を目指すという
「大東亜共栄圏」を大義名分に近隣諸国を侵略した。
その結果として、軍人に砲弾・病・飢餓が襲い、国中が空襲に遭い、
広島・長崎に原爆投下の惨劇をもたらした。
太平洋戦争の死者は軍人軍属、民間人を合わせて約310万人。
天皇陛下を神と奉り、悲劇への道を疾走した国の指導者の責任は極めて重い。
戦後、日本は民主国家に生まれ変わった。
勤勉な国民性は急速に経済を発展させ世界でも有数の先進国に上り詰めた、
右傾化が懸念される昨今でも、多くの人々は平和を享受し自由を謳歌している。
戦争は二度と起こしてはならない。あの時代に戻ることは決して許されない。
では、戦争前の日本はどんな社会だったのだろう。
果たして、人々の暮らしは幸福だったのか。
昔はよかった、と言える昔があったのだろうか。
答えはノー。
戦前の日本は極めて貧しく残酷だった。
人権意識は低く、農村は生活に窮し、女性を卑しめられ、忌まわしき風習に縛られ、
国家に逆らう主義主張を唱える者は弾圧され、要人テロが横行した。
明治から大正、太平洋戦争が始まる昭和前半までの73年間、
誤解を恐れずにいえば、日本は想像以上に野蛮で愚かな国だった。
本書はそんな時代に起きた、
戦慄・驚愕の35の事件を取り上げた1冊である。
閉鎖的な村社会で孤立し住民の殺戮を図った者、
惚れた芸妓の裏切りに狂気を爆発させた者、エリートによる金と女絡みの凶行、
拷問に近い取り調べで犯人に仕立て上げられた冤罪事件、身勝手な復讐劇。
それらは現代でも起きうる犯罪でも、
やはり根底には時代の空気が色濃く反映され今の世とはまた違う独特の狂い方が確実である。
記事本文には、現代では使わない差別用語や蔑称が頻繁する。残酷な記述もふんだんにある。
が、その言葉をもちいなければ、事件の本質、時代のニュアンスが伝わらないと判断し、
あえて当時の表現をそのまま使用している。あしからずご了承いただきたい。
また巻末には、取り上げた事件当時の社会情勢がわかるよう年表を付記した。
犯人、犯行の動機を知るうえでの参考にしてほしい。
鉄人ノンフィクション編集部
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