『時代小説、その他(レーベルなし)(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字未満(10分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
最近、物忘れがひどい。どんな物忘れがあるか並べてみると、枚挙にいとまがない。
(1) 俳優の名前を覚えたはずなのに思い出せない。
(2) 大好きな小湊鐡道の名前が思い出せない。
(3) 今年は令和何年なのか思い出せない。
(4) 今夜食べた夕ご飯が思い出せない。
(5) 今書いている著作の題名さえ怪しい。
このような物忘れは今に始まったことではない。しかし、時とともにその頻度が増し、深刻化している気がしてならない。
本書は、これらの「日常の困った」にいかに対応し、脳の活力を取り戻したかというわたし自身の切実な体験録である。
当初、わたしは「円周率を数万桁も覚えるような、特殊な能力を持つ人のための記憶術」を解説するつもりは毛頭なかった。
わたしが求めているのは、あくまで生活をスムーズにするための「実用的な記憶」だからだ。
しかし、記憶の仕組みを深く探求していくうちに、一つの真理に突き当たった。
日常の些細な物忘れを解決する鍵は、実は記憶の達人たちが駆使する「場所法」のような伝統的なテクニックの中にこそ隠されているように思うようなったのである。
そこで本書の締めくくりとして、わたしが実際に場所法や円周率の記憶術に接して、そこで感じたことを報告することにした。
ド忘れに悩んでいたわたしが、記憶術とメモ活用術によって、いかにして脳を活性化させたのか、そのプロセスを共に歩んでいただければ幸いである。
【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
千葉市在住。元商社勤務。海外駐在員歴2回。長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。
自身の50年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。ペンネームは英語教師だった祖父の名前。 -
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構想7年! かつてないスケールで描き下ろす古代ローマの英雄たち。マンガだからわかりやすい! 迫力満点! 面白い!!――天才軍人にして天才政治家ユリウス・カエサル。素朴な共和国家を世界帝国にジャンプアップさせた頭脳と行動!!
第1章 混迷のローマ
第2章 若き日のカエサル
第3章 カティリーナ事件
第4章 三頭政治とガリア戦争
第5章 ルビコン川を渡って――内乱の始まり
第6章 カエサルの凱旋式
第7章 運命の3月15日
4コマコラム ローマのあゆみ -
本屋大賞受賞作家が描く、戦国巨編!
「二〇一九年七月、取材を本格化。『村上海賊の娘』以降、遊んでいたわけではありません。この小説を書いていました。
この丹後一色氏最後の男の物語を。」 和田竜
「信長か。珍しゅうもない。ざらにいる男よ--。」
織田信長による天下布武の軍団が日本全土を侵略していくなか、その怪物は戦場にあらわれた。名を丹後の守護大名、一色義員(いっしき・よしかず)の嫡男・五郎(ごろう)と言った。
十七歳の青年は、父が倒された圧倒的不利な状況下で、凄惨な戦闘を繰り広げ、その場にいた全ての人間を恐怖に陥れる。 -
商店街の大通りをそれた脇道、その奥に一軒の駄菓子屋がありました。そこで売っている駄菓子は見たことがないものばかり。駄菓子を買った人たちにどんな運命が待っているのでしょう。全六話。
1 型抜き人魚グミ
2 猛獣ビスケット
3 ホーンテッドアイス
4 釣り鯛焼き
5 カリスマボンボン
6 クッキングツリー -
いま私たちに必要なのは、
“老孫”の思想だ!
片や「あるがまま」の姿勢を貫き、じっくりと時間をかけよと説く『老子』。片や「智略」を用いてスピード重視で臨めと説く『孫子』。対極とされがちな両書だが、理想の生き方はずばり「水」という点で一致する。この二つの思想を携えれば鬼に金棒。人生に迷いを抱く人に贈る、「心の処方箋」。
[目次]
はじめに──「老孫」思想への招待 湯浅邦弘
第1章 基本理念
第2章 生きるための哲学
第3章 人との関わり方
第4章 人生の歩き方
おわりに──不安な時代を生きる指針として 蜂屋邦夫 -
日本最初の“看護婦”さんたちの奮闘記。
日本が大きく変わった激動の明治時代。桜井看護学校(現・女子学院)でナイチンゲールの書を翻訳しながら正しい看護の知識を学び、第一医院(現・東京大学医学部附属病院)での実習で技術を身につけた、大関和(ちか)、鈴木雅、広瀬梅などの女性たち。当時は“看病婦”に対する偏見がありましたが、正しい知識と技術で弱っている人たちを救う“看護婦”は尊い仕事だと身をもって示し、日本に新しい看護の道を切りひらきました。
全国的に感染病の赤痢が蔓延した時には、大関和は集団感染が発生している村へ医師と共に出向きました。和は、それまでの間違った対処法をやめさせ、患者や家族の心によりそった対応と的確な防疫に取り組み、看護の力で死亡率を激減させます。確かな知識と経験にもとづいた献身的な看護によって大勢の患者の命が救われたことは「奇跡」とまで言われました。 -
手筋が見えまして
ございます――。
前田利家が秀吉に仕掛ける「謎かけ遊び」は
織田家の命運を賭けた戦だった!
『二月二十六日のサクリファイス』で中山義秀文学賞を受賞、
今最も目が離せない気鋭が放つ歴史×ミステリの快作!
前田利家×三法師こと織田信長の孫・織田秀信
北野大茶湯で――利家は秀吉秘蔵の茶器をいかにすり替えたのか?
賤ヶ岳の戦いで――利家はいつから秀吉に従ったのか?
聚楽第で――秀吉に矢を射かけたのは利家なのか?
慶長大地震で――利家はいかに明国の使者を地震から守ったのか?
答えられなければ、御家断絶!
目 次
序
一話 前田殿と北野大茶湯と
二話 前田殿と賤ヶ岳の戦いと
三話 前田殿と聚楽第と
四話 前田殿と慶長大地震と
五話 前田殿と天下と
終 -
炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。
「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
古内一絵さん大満足
1938年、五月の台湾。
作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。
現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。 -
下城の太鼓が鳴ると、いそいそと家路を急ぐ、人呼んで「たそがれ清兵衛」。領内を二分する抗争をよそに、病弱な妻とひっそり暮らしてはきたものの、お家の一大事とあっては、秘めた剣が黙っちゃいない。表題作のほか、「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」等、その風体性格ゆえに、ふだんは侮られがちな侍たちの意外な活躍を描く、痛快で情味あふれる異色連作全八編。
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時は戦国時代。乱国の甲斐を統一した辣腕の信虎は、その勢力を京へ向けて伸ばそうとしていた。しかし、そこには数々の障害があった。戦乱の世で誰もが京を目指す中、果たして武田一族は日本統一をすることができるのか。信虎、信玄、勝頼の三代から武田家の知られざる歴史を明かす、長編歴史小説。
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誰もが迎える「老い」の哀愁を描いた時代小説。
震える手は、老いのせいか、それとも血の昂りか──。隠居の身なれど、大切な者や守るべき民のため、再び剣を抜く。「若き日にはその剣の腕は北辰流の免許取り。最後の一瞬まで受けて立つ気概はあった。この場にあっても怯むところはなかった。当然、腰の一刀は三寸程鞘走っている」(本文より)。誰もが迎える「老い」の哀愁を描いた時代小説。 -
難が転じて福がくる?
常陸の名門に生まれた小田氏治は、若くして家督を継いだ。上杉氏や佐竹氏ら強豪に翻弄され、小田城を九度失うも都度奪還。気づけば泰平の世が……この男、最弱武将か、戦国一の策士か。
「死ぬために戦うのではない。生き延びるために戦うのじゃ。永遠に続くものなどはありはせぬ」ーー本文より
生き恥さらせど乱世を逃げ切れ。
敗者のヒーロー、戦国に現る! -
夫を喪くし、人生を終おうという歳。
妻でも母でも祖母でもなく、
老いた今こそ「自分」を咲かせる
高杉晋作と同じ目の高さでこの国の行く末を見つめた、たったひとりのおなご――
野村望東尼(ぼうとうに)を活写する傑作時代長編!
「わしら同志じゃけぇな。同志ん中でも、最上の同志じゃけぇ」
開国から維新へと向かう幕末の動乱機。
筑前福岡藩士の夫を見送ったモトは、出家し「望東尼」という名を授かる。
不甲斐ない息子を案じ、嫁にたしなめられつつも、夫の遺志を携え、大坂、京都に和歌の師を訪ねる旅に出たモト。
勤王の志士と語らい、内にある政(まつりごと)への熱を呼び覚まされたモトに、やがて運命を大きく変える
高杉晋作との出会いが訪れる。
きみがなき あとよりかれし秋草は 生きかへりきて 花さへぞさく -
【書籍説明】
14歳の誕生日にある儀式を迎えるベルセーヌ王国のリディア姫は、街中で青いターバンの若者と出会う。
その後、ある事件をきっかけに再会する二人。果たして彼は敵か味方か?それとも…。
また、リディアのおてんばぶりに翻弄される隊長や親友の砂蛇など、彼女を取り巻く登場人物にも注目。
そして、アル・テトラとは一体何なのか?彼女の冒険が始まろうとしている。
【著者紹介】
銀河忍(ギンガシノブ)
児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。
「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。 -
大江戸を舞台に御用聞きの平次とガラッ八が活躍する時代劇捕物推理。銭を投げて悪者を退治する爽快な捕物帖。第一巻は「金色の処女」「振袖源太」「大盗懺悔」「呪いの銀簪」「幽霊にされた女」の五話を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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直木賞作家・今村翔吾氏推薦!
「心が震える物語。霊峰、富士に挑む。世間の声、常識をくつがえす女性の姿に共感。」
『日本ドラフト文学賞』最多指名作品!
全ての女達の願いを抱いて、私は登る――
江戸時代、女人禁制の地として知られる富士山に初めて登頂した女性――高山辰。
大志を胸に頂を目指す彼女の挑戦は人々の心を動かし、先駆けとして道を切り拓く。
天保三年(1832年)。身の丈五尺七寸(約172センチ)という長身ゆえに行き遅れていた辰も、ようやく嫁ぎ先が決まった。
しかし辰には諦めきれない夢がある。それは、「富士の頂に立つ」こと。
当時の富士は、女が登れば災いを呼ぶとされる女人禁足の地。叶えようもない大望を抱く娘に呆れながらも、養父は、「挑戦の期限は一年」という条件で辰を送り出す。
許婚の万次郎に引き合わされた富士講の大先達・小谷三志に、想いの強さを買われた辰は、登拝団の一員となることに成功。農民たちの反対に晒されながらも、女たちの未来を拓く先駆けとして、逆風吹き荒ぶ霊山に辰は足を踏み入れる――。 -
俺は蝦夷へ行く。
飛騨にも負けん、この檜のような木が、
まさに山とある大陸じゃ――。
故郷の山を失った若き杣は、北の大地に光を見出す。
『まいまいつぶろ』の著者が清新な筆致で紡ぐ、
実在の材木商「飛騨屋」四代、百年の物語。
木を伐れば、同じだけ苗を植える。
杣の稼ぎはすべて、山からの授かりもの――。
武川久兵衛は、若くも腕利きの杣(木こり)。飛騨国下呂で豊かな木々に囲まれ生きていた。だが突如として、飛騨の山は幕府に召し上げられ、天領とされてしまう。自由に木を伐ることができなくなった久兵衛は江戸へ向かった。深川の材木商で働き才覚を認められると、蝦夷へ渡り「飛騨屋」を興す。故郷から仲間を呼び寄せ、厳しい自然に立ち向かう久兵衛。夷仁たちの信も得て、広大な森を伐り拓いていく――。
妻と支え合い、夢を追った「飛騨屋」の主たちの生涯を描く感動作! -
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170年の時を超え、広重と同じ場所に立つ。
安政年間、歌川広重が描いた《名所江戸百景》119景。
その風景は、いまどうなっているのか。
浮世写真家・喜千也が、広重の視線を追い、
同じ場所・同じ角度から現代の東京を撮影。
浮世絵と写真を1対1で並べました。
ページを開くたび、
江戸と東京が見開きで重なり合う。
川は埋まり道は変わりビルが立ち並び、
それでも残る空のかたち。
256ページ・オールカラー。
写真集として眺めても、
浮世絵図録として読み込んでも、
実際に歩くための街歩きガイドとしても楽しめます。
あなたが毎日通るあの場所が、
かつての名所だったと気づく一冊。
広重の傑作を“答え合わせ”する、
新しい東京体験。
■目次
・日本橋雪晴 東京都中央区
・山下町日比谷外さくら田 東京都千代田区
・永代橋佃しま 東京都中央区
・上野清水堂不忍ノ池 東京都台東区
・下谷広小路 東京都台東区
・亀戸梅屋舗 東京都江東区
・隅田川水神の森真崎 東京都墨田区
・真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図 東京都荒川区
・日本橋江戸ばし 東京都中央区
・日本橋通一丁目略図 東京都中央区
ほか
■著者 浮世写真家 喜千也(フォトアーティスト)
1961年 誕生、東京出身
1985年 慶応義塾大学法学部卒 電気メーカーで広告業務の一環として写真を学ぶ
1997年 メーカー退職後、マーケティングコンサル業で独立。広告写真撮影業務開始
2013年 「名所江戸百景」を題材にした今昔比較写真の撮影開始
2017年 「浮世写真家 喜千也」を名乗り、初個展開催(フォトアーティストとしてデビュー)
2018年 ニッポンドットコムでの連載開始(~22年 全120回掲載)
2023年 京都芸術大学 通信教育課程より非常勤講師として委嘱される(26年現在継続中)
現在、新作に取り組みながら、和紙にプリントした作品を展示・販売する他、
講義、講演、街歩きガイド、各種媒体への出演・寄稿を行う -
母が遺した小料理屋を継いだ千代乃は、果たして一人前の女将になれるのか。常連客、従業員たちと織り成す、心に沁みる連作短編集。
「露の宿り」――それは、“涙に濡れる場所” 小料理屋「露くら」の娘である千代乃は、母・富の反対を押し切って駆け落ちをしたが、男に捨てられ出戻ることに。富は、千代乃と庖丁人の六郎が所帯を持ち、店を継ぐことを望んでいた。そして思わぬことから、突然露くらを継ぐことになった千代乃は、従業員、常連客との関係に悩みつつ、一人前の女将となるべく奮闘していくのだが……。『貸本屋おせん』『梅の実るまで』で話題の著者が贈る、温かい人情と料理が心に沁みる連作短編集。 -
貧乏長屋の元同心が浮世の善悪、裁いて候!…中山進之介は同心職を甥に譲り、齢四十にして念願の若隠居生活に。だが、長屋の面倒事や元上司の頼み事はやがて玄妙な人間模様をあぶり出す――。惚れた腫れたも十人十色、お江戸の長屋は泣き笑い!
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フランス皇帝ナポレオン唯一の嫡子は、オーストリアの王子として生きた。
ナポレオンの栄光の絶頂期に生まれた息子フランツは、その凋落の後、母の実家ハプスブルグ家に引き取られる。
オーストリア王子として成長していくフランツ。
父親譲りの才能の片りんを見せ始めるも、「ナポレオンの息子」が政治的に利用されるのを恐れる周囲は、息子がオーストリアを出ることを許さない。
才能に恵まれながらも羽ばたくことが許されなかった王子の、21年の短い生涯を描く。
平和を乱した好戦的なナポレオンはもはやいない。
しかし彼の血をひく息子がいる。
しかも知性に富み、破格の努力家で軍人としても優秀で、多くの人が羨望を抱いている。
彼が成長した時に、第二のナポレオンになる可能性は大きい。(本文より) -
吉岡里帆 蓮佛美沙子 主演。能登演劇堂の震災後初の公演で約1万人を動員。
被災地・能登で生まれた伝説の舞台が待望の小説化。
前田利家の妻「まつ」と豊臣秀吉の妻「おね」が戦乱の世で築いた平和と友情の物語
「秀吉が亡くなったら、すぐにでも天下に号令をかけさせなさい。次の天下人は、前田利家だと」
――京の醍醐寺で、天下人・秀吉の死が近いことを悟ったおねは、こう告げた。乱世に生きる武将の妻として、次の花を咲かせるのはまつだと。おねの言葉を聞き、菩薩と言われながらも自らの心のうちに真っ赤な炎が燃えていることを知るまつが下した決断とは!? 能登演劇堂復興祈念公演で被災地を勇気づけた物語が、小説としてさらに感動的になり蘇る!! -
【書籍説明】
天下分け目の関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は、ついに天下人となった。征夷大将軍に就任し、江戸に幕府を開いた。家康はすぐに嫡男秀忠に将軍職を譲り、徳川政権が代々続くことを天下に示した。
家康は「大御所」として政治の実権を握り、全国諸侯の従属を確認すると、前政権者だった豊臣一族を滅亡させた。徳川政権の確立を見届けて、家康は七十五歳の生涯を閉じた。
名実ともに二代将軍となった徳川秀忠は天下平定の仕上げにかかる。しかし、秀忠は三代将軍を長男竹千代に継がせるか、次男国松に継がせるか、大いに悩み始めた。
秀忠の正妻(御台所)江は「次男国松を三代将軍にするべき」と主張し、長男竹千代を廃嫡しようとする。
竹千代には「重大な出生の秘密があり、将軍に相応しくない」と言う。江は秀忠に不満を持つ本多正純と手を組み、秀忠と竹千代の暗殺を企む。
竹千代は無事に三代将軍を継ぐことができるのか?竹千代の出生にまつわる秘密とは? -
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とぼしい資料の中で記載されていた実在の人名がまちまちで、どれが本当であるか分らなかった。けれども英語読みと、アラビア語読みの原語無知である私の感覚で何度か書き直し決めた。
正式名であろうムハンマド・イブン・アブドゥッラーフが砂漠の荒野で苦難の末に武力を持ってイスラーム教を創起し、布教を指し示す小説です。
アイーシャの失態やクライザー族のおびただしい血液を流す惨殺シーンは簡素に表現し、敵対する者への暗殺行動は割愛した。それらはあくまでも作者の創作過程での本能に基づくインスピレーションである。 -
極東に侵攻を開始した黒魔術結社のアジト〈邪龍殿〉を破壊せよ!
世界の破滅を目論む闇の魔術的テロリスト団W∵O∵R∵M∵に対抗するため、光の魔術結社S∴W∴O∴R∴D∴の特殊戦闘部員……〈魔術戦士〉が組織された。〈火〉の魔術戦士・志門聖司に、極東侵攻を開始した妖蛆の日本寺院建設阻止の任務が下る。日本の暗黒支配を企む黒魔術師と、志門の壮絶なる魔術的闘争(マジカル・コンバット)が今、始まる!
著者渾身の本格マジカル・アクションシリーズ「魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)」、第1弾。大陸ノベルス版、SQ文庫版、ハルキ文庫版の“あとがき”を併録。
●朝松健(あさまつ・けん)
1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。 -
一気読み必至! 江戸時代最大の裁判劇!!
その一行六人が神田橋本町の公事宿・秩父屋に着いたのは、雪まじりの北風が吹きすさぶ宝暦五年(1755)の真冬のことだった。数日降り続いた雪で道はぬかるみ、六人の草鞋も革足袋も泥にまみれていた。二日目の明け方に宿を出た六人は、闇が降りてようやく武家一人と足軽らに連れられ、宿に戻ってきた。武家は老中・酒井忠寄の家中を名乗り、六人が登城途中の老中の駕籠へ直訴に及んだことを告げた。
明朝、秩父屋の主人・半七は、武家の指示どおり訴願主二名をともない、神田橋門内の庄内藩酒井家へ向かった。美濃国郡上からやって来たという一行は、藩が出す通行手形も持たず、勝手に領外へ出てきていた。それだけでも罪となる。その上の越訴となれば、一行は酒井藩の調べの後、町奉行所へ身柄を引き渡され、そのまま牢屋に拘引されるものと思われた。だが、半七の案に相違して、酒井家は訴願主の二人を薄縁の敷かれた十二畳の間に、丁重に招き入れた。
いったい彼らは、何を訴えたのか?手に汗握る展開に、一気読み必至!
人の値打ちとは?生きる意味とは?その根源的な問いを投げかけながら、歴史小説の巨人が圧倒的な筆力で書き下ろした、江戸時代最大の裁判劇! -
〈北条サーガ〉に待望の新シリーズ
富樫倫太郎が、今度は北条家3代目の生涯を描き出す!
「北条早雲」と「軍配者」――
ふたつの人気シリーズを受け継ぐ壮大なストーリー「北条氏康」が幕を開ける
祖父・早雲に可愛がられた伊豆千代丸は、やがて3代目・氏康として立つ。
関東全土の支配を目指す氏康の生涯には、今川義元との対立、河越夜襲、そして武田信玄や上杉謙信との死闘……幾多の試練が待つことに。
新シリーズ第一弾は、早雲に可愛がられた伊豆千代丸時代から、軍配者・風摩小太郎との出会い、小沢原の初陣まで! -
大江戸を舞台に御用聞きの平次とガラッ八が活躍する時代劇捕物推理。銭を投げて悪者を退治する爽快な捕物帖。銭形平次捕物控一巻から十巻の五十話を収録。一気に読める合本版。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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法隆寺の夢殿で僧の遺体が発見。捜索は難航し、奈良奉行所は寺社の宝物を扱う神宝方同心・伴林図書を抜擢。図書は古筆見の娘・お加茂と共に、奈良の住職らがひた隠す予言書〈未来記〉探しの旅へ――。すべてが解き明かされる時、壮大な歴史の扉が開かれる!
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蛍の光に化身した五つの未練が、悲しみを美しく照らす。
丹波の行商人・吉佐が神崎川で出会ったのは、季節はずれの蛍の群れ。
そこから現れた五人の遊女たちが、それぞれの悲しき身の上を語り始める。
故郷を奪われ、身売りされ、男に騙された彼女たち。
法然上人のもとで成仏への道を得た彼女たちは、一夜だけこの世に舞い出で、旅人に恩返しをするという。
平安から室町へ向かう時代に、遊女たちが見つけた救いの光とは─
年に一度だけ、光と化して川辺に現れる遊女たち。
色鮮やかに輝く光に込められた、それぞれの想いとは。
時代の流れに翻弄されながらも、懸命に生きた彼女たちの物語 -
すべては「風聞」から始まった――江戸三大御家騒動の一つ、但馬国出石の仙石騒動を、幕政の権力闘争とからめ、新視点から描く長篇小説。
噂を流すものがいて、踏み台にする者がいる。そして、いつしか世間の事実となり、根も葉もない虚ろな世界に、人々は翻弄される……すべては世間の表層を漂うだけの、「風聞」から始まった不幸な出来事であった――江戸三大御家騒動の一つ、但馬国出石の仙石騒動を、幕政の権力闘争とからめ、新視点から描く長篇小説。 -
諸役免除が記された神君家康公の御朱印状をめぐり、公儀権力に立ち向かう八幡の人びと。彼らの誇りと気概あふれる闘いを描く力作長篇小説。
気骨ある商人魂! 「われらあってこそのお上ではないか!」――諸役免除が記された神君家康公の御朱印状をめぐり、公儀権力に立ち向かう八幡の人びと。彼らの誇りと気概あふれる闘いを描く力作長篇小説。 -
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
与儀 清安(ヨギ キヨヤス)
若い頃、文芸同人雑誌を点々とする。
地方紙「和歌山新報」に「松下幸之助の原点」を連載した。
電子小説「愛の重さ」(2013)
「和佐富士は見た―松下幸之助の伝説的原点」(2017)
「小説 ルカの介護日記」(2018)を上梓。
現在、リフォーム会社陶彩館勤務。 -
百日間の戦闘で千人の戦死者を出した戊辰戦争最大の戦い
新選組の「誠」、会津の「義」、そして、白河には「仁」の心があった。斎藤一隊長のもと、新選組も参戦した戊辰戦争最大の激戦・白河戦争で敗れ、奥羽越列藩同盟の敗戦が決定的となる。棚倉藩士(白河藩士)の子孫である著者が、戦いに翻弄されながら懸命に生きようとする武士と庶民の姿を描いた、歴史小説の力作。電子版あとがきを追加収録。
●白川悠紀(しらかわ・ゆうき)
1956年生まれ。早稲田大学文学部卒業。高等学校教諭を定年退職。平成19年に小説「浪人」で福島県文学賞受賞。中山義秀記念文学館館長。退職後は中山義秀顕彰会理事。福島県文学賞企画委員。白河市議会議員。 -
13代将軍・足利義輝の遺児とされる尾池義辰(おいけよしとき・足利道鑑)の数奇な人生と彼にかかわる周辺を精査することで、明智光秀謀反の真相と動機を解明します。謀反より55年後の寛永14年(1637)に起きた「島原の乱」の喧騒のさなか、義輝の遺児・義辰が織田信長の兜と槍をたずさえ表舞台に登場。この史実を基に、謎とされてきたいわゆる「本能寺の変」(明智光秀の乱)の背景にある複雑性を解消させ、天皇と関白が一体化した豊臣政府の成立過程にメスを入れます。前著『伊賀越え』(2024年刊)に続き、日本史の常識、フレームをも変えうるセンセーショナルな一冊です。
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【幻冬舎グループ主催『第4回新人賞』大賞受賞作品】
激動の時代を、ひたむきに、自分らしく生きる女性を描いた本格小説。
家族のために出稼ぎをしていた25歳の沙茅(さち)は、働いていた工場の落雷事故により傷を負い、仕事も住む場所も失ってしまう。ある日、工場の事故について週刊新聞の記事が出る。労働環境の劣悪さなど、実態と違う報道や、それを鵜呑みにする世間に違和感を覚えるが、その背後に陰謀があることを知る。沙茅は、新たに富裕層宅で住込みの仕事を始めるが、そこで表層的な貧富の差だけでなく、人々の内実も知ることになり、さまざまな意識や感情に直面する。
昭和初期を思わせる異世界を舞台に、戦争の影が差す中、差別や偏見に縛られず、個々が公正に評価される社会とは? 自分は望み通りの人生を生きているのか? 生きられるのか?
迷い、悩みながらも、現実と向き合い、自分の価値観と希望を見出し生きようとする姿が、さわやかな感動をくれる一冊。 -
織田家の長男に生まれたけど、信長じゃなかった! 謀反を考えず地道に生きる男の成長物語
ある日、前世の記憶を取り戻した少年は、自分が戦国時代にいることに気がつく。織田家という大名の家に生まれることができたが、彼は家督を継ぐ資格のない庶兄である織田信広なのだった……。記憶にある歴史知識を用い、家族を守るため、そして自分も生き残るため、信広の戦いが始まる――。よりによって残念な兄として有名な信長の兄であり側室の子である信広に転生してしまった主人公の成長物語。「第5回ネット小説大賞」受賞作です。 -
知られざる歴史の1ページを、黒白の駒が入り乱れる盤上に再現した快作――――貴志祐介
一手に託す、世界の分岐点。
大胆で変幻自在な語りが生み出す、唯一無二のチェス・エンタメ小説!
フランス、アメリカ、ソ連、イギリス、日本
各国の命運を分けた瞬間に、「秘密の対局」があったとしたら……
チェスが編み出す世界の「もしも」に、驚嘆すること間違いなし!
読み終えたとき、新たな歴史の証人となる。
~収録作紹介~
「ナポレオン・オープニング」
絶海の孤島に流されたナポレオンと、そこへ忍び込んだ青年〈ナイト〉。皇帝の運命を占う一局が始まる。
「フランクリン・ギャンビット」
各州ゆずらず、侃々諤々の合衆国憲法制定会議。それを収めるのは、長老〈ビショップ〉の威厳である。
「コミュニスツ・ディフェンス」
スターリンの右腕である老獪な副首相〈ルーク〉は、核兵器撤去に反対するキューバへ赴いた。
「ヴィクトリアン・メイト」
社会や制度を変えるには、女王〈クイーン〉の力は必要か? 荘厳な宮殿で繰り広げられる、女同士の熱き一局。
「ジャパン・ヴァリエーション」
終わりなき戦争の日々に突入する日本。チェスとともに数奇な運命を辿った名もなき少年〈ポーン〉の肖像を描きだす。 -
駆け、探し、挑む――時代を超えて生きた人々
幕末の飛脚、平安のエミシ、昭和のスパイ。三つの時代を舞台に、人の誠と愛を描いた傑作脚本集。
『走れ安兵衛』――幕末の江戸を駆け抜け、愛する者を救おうとした飛脚。
『貞観の黄金』――エミシの青年二人の恋と冒険。
『軍事探偵桜町爽次郎』――敗戦の影で密命を負ったスパイ。
それぞれの時代を背景に、人間の信念と選択を鮮烈に描き出す。 -
戦時下の若者たちが目の当たりにした奇跡。
山本一力氏・河﨑秋子氏推薦!
「彩り豊かな世にかぶさる戦争の黒い色。ひたむきに生きる人々の昭和時代小説だ」
――山本一力氏
「演劇を愛する彼らが戦争を経ても手放さなかった『希望』に心震える」
――河﨑秋子氏
関東大震災後の浅草。
太平洋戦争に向かいつつある世情。
それぞれ重い過去を背負って生きている冴子・ハジメ・卓三の三人は細々と演劇で口を糊している。
芸術芸能に対して、警察や軍部による検閲、大衆の冷たい視線がますます厳しくなる中、卓三が兵役に取られた上に、東京大空襲に巻き込まれるふたり。
戦後、奇跡的に生き残ったふたりは、卓三不在のまま、舞台の幕を上げられるのか?
そして、GHQの嫌がらせに、どう抗うのか?
感動の戦争小説。 -
とび‐あがり【飛上り】①飛びあがること。②突飛な言動をすること。また、その人。むこうみず。③一足飛びに出世すること。成上り。(『広辞苑』より)
コメが足りない!
紀伊国の豪農・井澤弥惣兵衛は、大切な人を洪水で失った無念を晴らすため「紀州流」を確立。「米将軍」とも呼ばれる8代将軍・徳川吉宗に江戸へ呼び寄せられ、60歳を過ぎて旗本に取り立てられる。吉宗の下でコメ増産に成功した弥惣兵衛は、勘定吟味役格へと異例の大出世を遂げた。
家康の江戸建都を支えた「伊奈流」と新技術「紀州流」の違いとは?
変わり者の天才を支えた家族や弟子たちとのエピソードを交えて綴る、壮大な人間ドラマ。
【目次】
第一章 紀州の天狗と友との誓い
第二章 師とともに描く川の未来図
第三章 米将軍吉宗が与えし使命
第四章 豊穣への祈り
第五章 家康が頼りし伊奈流の先へ -
時代小説の名手・山本一力が、
自身初となる中国の歴史を題材とした小説に挑み
話題となっている、月刊「潮」連載中の
小説『蒼天有眼──雲ぞ見ゆ』シリーズの単行本第二弾!
中国の歴史をモチーフとしたシリーズの今作は、
日本に饅頭(まんじゅう)を伝えた林浄因(りんじょういん)をめぐる物語──。
元代末期の至正五年(一三四五年)。
杭州・西湖に近い禅寺で寺男として働く林浄因は、
幼馴染の丹錘とともに日々を誠実に過ごしていた。
そんなある日、凍結した厳寒の西湖で修行のため
日本から渡来した禅師・龍山徳見と出会う。
氷の張った湖で転んだ幼い姉弟を救うその姿に
浄因は深く心を動かされる。
異国から来た僧との出会いは、
やがて林浄因の運命を大きく動かすことに。
浄因は禅師の故国帰国に従い、日本に渡ることを決意する。
元代の杭州・西湖湖畔から、室町時代・南北朝初期の奈良へ。
そこで林浄因を待っているものとは!?
海を越え、国境を越えて紡がれる、愛と哀しみの物語──。 -
H.G.ウェルズらと同時期に活躍したSF作家、ジョージ・グリフィス(1857-1906年)の代表作。1893年に出版された本作は、ジュール・ヴェルヌの『征服者ロビュール』などに触発され、未来の戦争を描いた侵略文学と科学ロマンスをミックスした内容でベストセラーとなった。日本では長らく知られていなかったが、この度、初邦訳&原書の挿絵付き&注釈付きで登場した。
英独同盟とフランス・スラブ連合による欧州大戦争が勃発――その最中、『革命の天使』ナターシャに導かれた若き革命家たちは、新たに発明した飛行船を駆り、恋と使命に命を燃やす。果たして、彼らは革命を成し遂げることはできるのか?
私訳古典シリーズ第十弾。上巻。 -
宿命の一太刀が今、振り下ろされる
敬愛していた叔父に父が殺された。そして母は叔父と共に失踪する。
10歳で突然両親を失った又兵衛は仇討ちを期して若者となり、叔父と対峙する日を迎える。
止まった時間は再び動き始めるのか――。
覚悟を抱いた男たちを描く珠玉の小説集。 -
中世ヨーロッパへいざなう、臨場感あふれる冒険譚
時は9世紀、一人の若者がバイキング船の漕ぎ手として未知の航海に出た。
目指すは遥かなるルーシーの中心都市、キーウ。
17歳の彼にとって、旅は楽しくも驚くべき体験の連続だった。
フランクとの緊迫の交渉、商品として売られる娘への淡い想い、サラセンの海賊との戦い、東ローマの傭兵としての戦闘……。
不安定なフランク、イベリア半島の繁栄、荒廃するイタリアと影を落とす古都ローマ、黄金に輝く壮麗なコンスタンチノープル……
帆は風をはらみ、北海から地中海、黒海へと進んでいく。
ある時は、初めて目にする異文化に心を奪われ。
異国の人々との交流を深め、共に命を懸けて戦い。
愛する人を守れない自分の無力さに涙する。
愛、勇気、憧れ、冒険航海の中で、若者はたくましく成長していく。
混沌とロマンに満ちた中世を生きる一人の若者の物語。 -
戦後80年の終わりを締めくくる1冊!
昭和天皇はどのようにして日本を救ったのか
本書は、「昭和天皇は立憲君主である」という大前提のもと、憲政史家・皇室史研究者・倉山満氏が全19巻・一万二千ページに及ぶ『昭和天皇実録』を読み解き、書き上げた一冊。
昭和天皇がどのように戦前・戦中を通して日本国のために熟慮し行動したかを、当時の政治家、軍人、官僚の人物像、思想、行動に加え、内閣や軍部の構造を、著者独自の視点と膨大な歴史史料の解析から時系列に沿って紐解いたものです。
昭和3年「張作霖爆殺事件」から昭和20年「大東亜戦争」終結、最後の御聖断まで、日本の動乱期における「昭和天皇」の偉業・功績そして苦悩を改めて明らかにしました。偏った認識の元に繰り広げられてきた東京裁判史観にトドメを刺す、いまこそ知ってほしい真の昭和天皇論です。戦後80年の最後を締めくくるにふさわしい必読の書です。 -
大正15年の年の瀬、12月25日の午前1時過ぎ、陸軍省軍務局の少佐・竹田耕三のもとに、待ちに待った男子が誕生した。志郎と名付けられた子供は、その後、親である耕三と共に満州事変の調査の密命のため、不穏な空気の立ち込める中国大陸へ渡る。
一方そのころ北陸・金沢では、侠客一家・矢野辰一が、敵対する一家に落とし前をつけるため、組長宅に乗り込んだ。帰宅した矢野が目にしたのは、預かっていた哀れな女工の出産と、母親の死だった。矢野は生まれてきた孤児を四郎と名付け、自分の手元で育てることにする。
ところ変わって、東京神保町の出版社で進歩的な雑誌「群青」の編集者として働く森村タキは、社会運動家の夫との間に女の子を出産。イプセンの「人形の家」の主人公にあやかり、ノラと名付けたその子を、身勝手な夫と別れたあとシングルマザーとして育てていくことを決意する。
さらに、中国は大連のジャズマン・五十嵐譲二は、ジャズ楽団の年越しパーティの最中に生まれた子供を満と名付け、満と共に、開戦後の中国大陸を転々としながら、なんとか興業を続けていく。
大正天皇が崩御し、昭和天皇が即位した激動の瞬間に生まれた子供たちは、時代やそれぞれの親の影響を受けながら、政治、裏社会、婦人活動、興業と全く異なる世界で成長をし、数奇な出会いと別れを繰り返すなどしながら、戦争の時代から終戦を経て、高度経済成長期の昭和日本を精いっぱい生きていく。
昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。
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