『時代小説、祥伝社文庫(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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人ってえのは、おもしろい。
その縁を取り持つ栄三自身が、何よりおもしろい!
幼子を慈しみ、心に想う女を守り抜く。
人情時代シリーズ、感涙の第17弾!
旗本永井勘解由の邸宅に、夜半、怪しげな投げ文があった。一読して栄三郎の目に、炯々たる怒りの炎が燃えあがる。それは永井家養嗣子の姉・萩江を中傷する文だった。
かつて栄三郎は苦界に堕ちた萩江を救い出すにあたって、萩江を食い物にせんとした不良浪人とその乾分を秘密裏に始末している。これはその報復なのか?
愛する女を守るべく、栄三郎は覚悟の一刀を揮う。 -
水では消えない火、噴き出す炎、自然発火……
悪夢、再び! 江戸の火消たちは団結し、すべてを奪う火龍に挑む!
天才花火師と謳われるも、愛娘を花火の事故で喪い、妻も世を儚み命を絶つ――。明和の大火の下手人秀助は、事故の原因たる怠惰な火消に復讐を誓い、江戸を焼いた。
新庄藩火消頭松永源吾と対決の末捕えられ、火刑となったはずだが、朱土竜、瓦斯と、秀助と思しき火付けが今再び起きる!
秀助は生きているのか? その狙いは? 江戸の火消が結集し、猛り狂う炎に挑む。
「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第七巻! -
日当わずか銀一匁。
農村から農村へ、
“八州廻り”の矜持を描いた、
抒情あふれる物語。
関東八州、一年でめぐる御用旅
「大人はみんな、嘘つきで意地悪だ」
幼い杉作の言葉に、竹本長吉はふと残してきた妻子を想った。上役の罪に連座し禄を失った長吉は、一年をかけて関東の農村を巡廻する関東取締出役の雇足軽の職を得て、無宿改めや博奕の取り締まりなど、治安を守る旅に出た。
めぐる土地で人々の心に触れ郷愁を募らせる長吉だったが、非道な押し込み強盗の捕縛を命じられ……。
「風の市兵衛」の著者による傑作長編!
【『雇足軽 八州御用』 改題作品】 -
しがらみこそが、人情!?
律儀で真面目な手代が惚れたのは、元罪人の女。
だが、恩ある主人の娘との縁談が持ち上がり――。
けらけら笑えて、涙ぽろぽろ。
人情時代小説第五弾!
羽織紐を扱う商家の手代・仁吉に、主人の娘との縁談が。孤児の自分を育ててくれた主人に大恩のある仁吉だが、心に決めたひとがいた。かつて美人局をするも改心し、今は仕出し屋で働くお知恵だ。
腕に罪人の入れ墨があるお知恵は、仁吉の将来を考え、身を引こうとする。
苦悩する二人を見て、おけら長屋の面々は一計を案じ……「しがらみ」。
温かな人情が沁みる四編収録。 -
“一字”の指南を願う者
“青い墨”を探し求める者
“弁才天”の遺言を託す者――
伝えたい言葉からたった一つ。
様々な「想い」を抱えた依頼人に、
心が視える筆耕師が救いの“言葉”をおくる。
感涙の人情時代シリーズ第三弾!
筆耕師数馬の書に惹かれ、古着屋の長男月彦が教えを乞いにきた。美しい字を書きたいという真っ直ぐな思いに応え、数馬は指南する。
筋はよいのに自らの手跡に納得できぬ月彦は、数馬の墨色に“違い”を見出す。墨を譲ってほしいと懇願する月彦。だが、その古墨は亡き兄の大事な形見だった。
物悲しい月彦の字に触れた数馬は、彼が色を判じられない事情に気づき……。 -
天才絵師の「痕跡」が江戸から消えた――
将軍家の【闇】、遂に断つ!
見えざる権力の兇刃に絶体絶命の宗次とアリシア。
和洋渾然の一太刀、炸裂なるか!?
剣戟文学の最高峰
門田泰明時代劇場
「驚天動地」の結末!
将軍崩御の報を受け、江戸へ戻った浮世絵師宗次。目黒の庵に現れたのは、白馬に跨ったアリシアだった。王女である彼女が“副将軍”を訪ねた理由とは。
宗次がお鷹狩の森に入るや、白覆面の男が立ち塞がる。直後、銃声が轟いた! 男の素顔を見たアリシアは嗚咽を漏らし……。さらに上様の命で謎の巨邸へ赴いた二人に、将軍家に寵愛された剣客が迫る!
運命に翻弄された「二人の運命」は? -
捕まるわけにはいかぬ――
一味の頭の執念の因とは?
偽の噂、嘘の手掛り、身代わりの盗賊まで仕立てる“天狗小僧”一味。
剣一郎の鋭利な読みと真摯な言葉が、賊の頭を追い詰める!
武士率いる押込み一味“天狗小僧”が箱根の関を越えた!
東海道を荒らす賊の報せを受けた風烈廻り与力青柳剣一郎だが、虚報を掴まされ、入念な仕込みで悪名高い一味の手玉に取られてしまう。
そんな折、剣一郎は浪人塩崎弥十郎と出会う。破落戸の足蹴を黙って受ける温順な男だった。塩崎の下宿する道具屋が相場の倍で買い取られていたと知り、剣一郎はある疑惑を抱く。 -
後添えを案じるご隠居
影の薄い落語家
姉の幸せを願う武士の男子
あのときの想い、憶えてますか?
文字に触れると心が視える筆耕師が、
依頼人の願いをやさしく紡ぐ。
“言葉”が人を救う感涙の人情シリーズ第二弾
「恋文を書いてほしいの」筆耕師数馬の前で、姪の春佳は友人の健吾とともに頭を下げた。健吾は、自分のために嫁入りを諦めた姉を案じ、許婚だった男からの恋文を願ったのだ。逡巡しつつも代書する数馬。だが、男には既に別の女との縁談があった。さらに“偽りの文”であることも知れ、姉弟仲は険悪に。心を痛めた数馬は、事を収めるべく再び筆を執るが……。 -
「だんまり堂」に依頼すれば、願いが叶う?
文や遺言書、迷子の掛札、料理帖。
字を書くことなら何でも承ります!
口の利けぬ筆耕師が、筆に祈りをのせて代書する――
「日本歴史時代作家協会賞」受賞作家による、人情時代シリーズ!
水沢数馬は深川の蜜柑長屋で、姪の春佳と筆耕屋を営んでいる。数馬は訳あって口が利けぬが、文字に触れると書き手の想いや過去が心に浮かぶ――そんな才を持つがゆえ、依頼人に寄り添った仕事をすると評判だ。
今日も“だんまり堂”には、迷子の娘を捜し続ける夫婦、冥土からの文を求める飛脚、大店の娘に料理帖を託したい女中が訪れ……。
温かな人情時代シリーズ開幕! -
――人は生きるのが仕事や。
ところがいつか死んでしまう。
夢を見たとて虚しいことや。
そやよってに楽しみを見つけるんや。
そしたら短い一生も捨てたもんやない。
やさしき男・栄三が、生誕の地・大坂へ――
人情時代小説第15弾!
冬晴れの東海道を、小粋な旅姿の“取次屋”秋月栄三郎が歩いていた。栄三郎が十一のころから通っていた剣術道場の師の具合がよくないとの文が江戸に届き、又平を伴って生まれ育った地・大坂へと向かうことにしたのだ。
掛川、熱田の宮、京・伏見……旅の途中で出会う人々の縁を取り次ぎながら、栄三郎は己の剣の原点を辿っていく。
大坂弁も心地よい、花の浪速の人情譚! -
ハラハラドキドキ、じんわり涙でスカッとする。
時代小説の醍醐味がここに!
悪い奴を許さないお芝居一座。
役者、髪結い、大道具、みんな“仕事人”だ!
大金をせしめた騙り浪人を追って、吉原に潜伏した南町奉行所の影同心が殺された。奉行の筒井政憲は、芝居小屋天保座こと「御裏番」に探索を指令。花形役者・瀬川雪之丞が影同心のいた妓楼に入り込む。
だが、吉原では小火騒ぎ、建物の崩壊、奉公人の失踪と事件が頻発し、遊廓は窮地に。
暗躍する者の正体をつかんだ雪之丞らは、黒幕ともども葬る、とてつもない作戦を考える。 -
「芝居はすべて活殺(めりはり)よ!どこで大げさに見せて、他を隠すか」
新築成った天保座は、悪党どもに一泡吹かせる絡繰り屋敷!?
大好評!お芝居一座が悪を断つ痛快時代活劇
先の吉原乗っ取り騒動を陰ながら助けたことから、控櫓への昇格を許された芝居一座・天保座は、浜町に巨大な芝居小屋を新築した。仕置き用のさまざまな裏仕掛けが施された絡繰り屋敷である。
そんな天保座に、将軍家斉から直々の命が下る。「川越の様子がおかしい。拝領金への催促がなくなった。探索してくれぬか」
川越藩を乗っ取らんとする勢力の、真の目的とは――!? -
一向にお咲を娶らぬ新兵衛。
その真意が栄三には痛いほどわかる――。
気心が合うも合わぬも数奇な縁。
剣に生きる親友の恋を取り次ぐ! 人情時代小説、第14弾
松田新兵衛を一途に慕う女剣士お咲に、縁談が持ち上がった。お咲の想いを知りつつも一向に娶ろうとしない新兵衛に業を煮やし、秋月栄三郎は酒席で長々と詰る。
そんな折、眉間に向こう傷のある異相の浪人が新兵衛を名指しでつけ狙い始める。「当分の間稽古には来ぬように」とお咲に厳命する新兵衛には、並々ならぬ覚悟があった――。
男女の真心が溢れる人情時代小説。 -
「どなた様も、うちにげそをつけた限りは親戚同様。ごゆるりお寛ぎくだせえまし」
旅籠『極楽楼』を取り仕切るのは、侠客一家!?
義理と人情に笑って泣ける!
戯作者の瀬川静馬は、叔父の辰蔵が開いた旅籠『極楽楼』に長逗留することに。そこは表向き、飯盛女も置かない真っ当な旅籠だが、取り仕切るのは侠客・雷辰一家だった!
失踪した兄を弔う娘、名料亭を追い出された板前、苛烈な虐めに遭いお城から逃げ出してきた大奥女中……
曰くつきの宿泊客を誰も彼も取り込んで、義と礼を重んじる一家が大騒動を繰り広げる! -
「箱根で初湯と洒落こみましょうや!」
死んだはずの座元の婚約者お蝶が生きていた!?
天保座一同、お蝶を捜して新春興行どさ回り!
痛快! お芝居一座が悪を討つ時代活劇
芝居小屋天保座の座元・東山和清のかつての婚約者お蝶が、箱根で目撃されたという。四年前、お蝶は船の炎上転覆で帰らぬ人となったはず……。
天保座一同は「行きましょうよ、箱根へ」と口を揃える。かくしてお蝶を捜しながらの新春旅興行が始まった。
ところが品川には先客が。ただの荒くれ浪人とは思えぬ殺気を向けられ、天保座は将軍直轄の御裏番として白刃を抜く! -
新星登場!
これぞ時代小説!
どんな役にも成りきって、とことん事件を暴き出す!
悪を許さぬお芝居一座の登場でぇ!
南町奉行所隠密廻り同心は芝居好きが高じて、芝居小屋の座頭・東山和清となった。
だがそれは表向き。実は大御所として睨みをきかす徳川家斉直轄の御裏番になって、悪逆非道な連中を闇に屠る密命を帯びていた。その和清率いる一座が、謎の寺の探索を命じられる。色欲坊主らが武家や商家の妻女を次々と誑かしているのだ。一座の花形雪之丞と寺に潜入すると……。
血沸き肉躍る痛快時代小説、開幕! -
罪を追う者、背負う者。
後ろ暗い過去を抱えて市井に隠れ住む人々と
使命に生きる岡っ引きの、
ほろ苦く温かい七つの物語。
七月二十六日の夜、岡っ引きの市兵衛は、人気のない神社で話し込む二人の男を見つめていた。鉋職人の勘助と紙屑買いの十蔵だ。
久方ぶりの再会を果たす二人だが、市兵衛には、その縁を断ち切らねばならない理由がある。十六年前、ある太物商で起きた火事に二人は関わっていた。
事件は、勘助が抱える亡き妻や一人娘に言えなかった秘密に繋がっており……。(「二十六夜待」)
じんわり沁みてほろっと泣ける人情捕物帳!
※本書は『二十六夜待』に著者が加筆・修正を施した「完本」です -
【文庫版特別書き下ろし「佐竹義重略伝」収録】
されど、佐竹は負けませぬ。
豊臣、石田、徳川――覇者と対峙し激動の戦国末期に
家を護り抜いた父子の意地。
かつて鬼と恐れられた荒武者、佐竹義重。子・義宣に家督を譲り隠居の身となった男に、天下統一を成した豊臣秀吉から常陸平定の命が下る。
佐竹家の悲願成就へ乗り出す義重だったが、義宣から届いたのは御家存続すら揺るがす報せだった。終わりゆく戦国の世で変化に戸惑う義重と、己のやり方で権力と渡りあう義宣。
名門佐竹家を護り抜いた父子の勇姿を描く歴史小説。 -
最愛の人を殺された。
男はその罪を被った。
大店を勘当されるも立ち直ったはずの罪人は、
剣一郎たちに強く優しい嘘をつく――。
深川万年橋の下で料理屋女中・お仲の亡骸が見つかった。喉を斬られた姿に、将来を誓い合った行商人の政次は慟哭。だが小間物商の仲間の死を知るや、政次はお仲殺しを自供する。
経緯に不審を覚えた青柳剣一郎が竹馬の友の吟味方与力・橋尾左門らと再探索を進めると、政次が大店の木綿問屋から勘当された過去や、美しい妹の存在が浮かぶ。与力たちの優しさが光る物語。 -
その慈愛に、少女は聖き母を見た。
恩ある呉服太物所の女将を助けてほしい――。
つきまとう陰陽師。
明かされる秘密。
十三歳の娘の依頼に、市兵衛の剣が舞う!
真心と感涙の傑作時代小説
江戸のかくれ切支丹をほのめかす手紙を残して、三田の陰陽師うしな秋蔵が殺された。
一方、近くの岡場所で下女奉公するみつぐは、道で折檻されていたのを、呉服太物所の女将・婉に救われる。偶然にも婉の秘密を知ってしまったみつぐは、唐木市兵衛を頼る。
異変を察した市兵衛が独自に探索を進めると、秋蔵殺しの復讐に燃える陰陽師一派もまた、周囲を嗅ぎ回り……。 -
いま読むべき歴史小説作家、規格外の面白さ!
天下一の奇策! 豊臣軍を、徳川軍を化かせ――
阿波の狸と称された蜂須賀家政が御家存続のため関ヶ原に挑む!
豊臣秀吉の親衛隊・黄母衣衆の蜂須賀家政は、齢二十八にして阿波国十七万五千石を任された。
なぜ父ではなく己に。父・小六は秀吉の腹心であり、木曾川の川並衆頭領でもある名将だった。武家にはない川並衆の自由な発想で国を育てる家政。ところが関ヶ原の合戦で御家存続の窮地に──
“阿波の狸”と称された若き大名が、東西両軍を化かす天下一の奇策を放つ痛快歴史小説!
【文庫判特別書下ろし「雀は百まで」収録】 -
十年ぶりに道で再会した幼なじみは、五人の子を持つ母に。
「この子たち、お願いできる?」
お昼のかきいれ時なのに、突然子どもを預けられてしまったおせいは……。
泣いて笑って、心がふっと軽くなる人情長屋物語
料理屋で働くおせいは、なぜか前職の元主人お染と同居する二十五歳。店の前で花に水をやっていると、十年ぶりに幼馴染のチカと再会する。突然、「この子たち、お願いできる?」と、チカは子ども二人をおせいに押しつけ駆けだした。
以来、五人の子を持つチカが出かける間、なんてん長屋の住人が子どもをみる羽目に。お節介なおかみさん衆も流石に文句を言いはじめ……。 -
馴染みの女将の“忘れられぬ男”
聞くのは野暮と聞かずにいた、お染の男の話。
男は昔、お染のために人を殺したという――。
大人の濃やかな機微を描く人情時代小説、第13弾!
行きつけの居酒屋の女将お染が怪しげな男と話しているのを、栄三郎は目撃した。お染は遠目にも動揺しており、かつて見せたことのない憂いと哀切すら漂わせていた。
心を乱された栄三郎は、漏れ聞こえた礼次という名を手掛かりに探りを入れる。お染はついに明かした。「礼次さんは、わっちのために人を殺したお人さ……」
やがてお染に迫る危機を知り、栄三はある決断を下す。 -
遂に判明した高位の素顔、西洋人医師アリシア
【副将軍】として命を賭し、貴女を護る――
飛燕の如く急襲する邪悪な刺客たち。
宗次、怒りの激烈剣一閃!
これぞ剣戟文学の極致、門田泰明時代劇場!
「疾風迅雷」の大展開!
西洋人女性医師アリシアが拉致された!
宗次は命の恩人を助けるため、駿馬雷と小田原城下へ。
ところが、漆黒の闇のなか巨漢の覆面侍が行く手を阻んだ。轟く雷鳴と豪力の刃、月明りに照らされた蜜柑色の髷。此奴が拉致と『井華塾』爆破の下手人なのか?
激烈剣で対峙する宗次、その先には高位の素顔を明かした“彼女”の姿が。
同じ頃、江戸で袈裟斬りによる同心惨殺が起こり……。 -
義賊に着せられた“殺し”の濡れ衣
とある娘の母親探しを機に江戸中を追われることとなった「白頭巾」隼新三郎。
張り巡らされた謀の行き着く先は――
そして、翁の能面を被った謎の刺客が立ちはだかる!
「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズの著者が放つ時代活劇
おっかさんに会いたい――義賊「白頭巾」の隼新三郎は、浜松から来た娘の母親探しを手伝っていた。そんな折、一人の町人が殺される。娘の母の馴染み客だ。
新三郎は、白頭巾を憎む同心により下手人に仕立てられてしまう。江戸中に敷かれた鼠一匹這い出せぬほどの包囲網。絶体絶命の新三郎の前に突如、並外れた剣技を持つ謎の刺客が現れる!
男の正体、そして目的は?
※本書は『翁面の刺客』に著者が加筆・修正を施した「完本」です -
一命たりとも奪わせない。
江戸に麻疹流行という災厄が――
はぐれ医師たちは不条理な世の中で「命定め」の疫病神に打ち克つことができるのか?
心を癒す医療時代小説、第7弾!
江戸に麻疹が襲い掛かった。蛇杖院近くの手習所には、赤い斑や高熱に苦しむ子供たちの姿が。
見習い医の長山瑞之助は、“穢れ”の見える拝み屋・桜丸の指揮の下、懸命に治療にあたる。
ところが桜丸が倒れ、長山家でも麻疹に罹る者が出た。家族と深い溝のある瑞之助だったが、これを機に母や兄と向き合うことに。
一方、麻疹流行で権威と金を振りかざす勢力が暗躍し……。 -
「殴られるより殴った方が辛いだろう」
手習い子が手習い子を殴った。
教え子の喧嘩を叱らぬ栄三郎の真意とは――。
縺れた心を解き、縁を結ぶ。人情時代小説、第12弾!
「先生は子供の喧嘩で済ませてしまうおつもりですか」
手習い子・巳之吉の父が、秋月栄三郎の道場に押しかけてきた。同塾の太吉に殴られた息子を思ってのことだ。
喧嘩両成敗――理由を語らぬ太吉と、太吉を非難する巳之吉を前に、栄三は双方が納得のいく落としどころを探っていた。
師が、親が、子供のためにできることとは。表の顔“手習い師匠”栄三が導く人の道。 -
剣術好きが高じて剣の道を志した野鍛冶の倅・秋月栄三郎は、権威と保身に振り回される武士の姿に辟易し、京橋の小さな道場で手習い師匠と素人相手の剣術指南の日々を送っていた。
やがて、武士と町人両者の事情に通じていることを活かし、あらゆるいざこざを知恵と腕で仲立ちする“取次屋”を始めることに。
飄々としながら人たらし。時に損得抜きで人々の世話に奔走するうち、栄三郎のまわりには上等の縁がつながっていく――。
痛快かつ、滋味溢れる傑作人情時代小説シリーズ、全20巻中1~10巻を収録した合冊版。
【収録作品】
取次屋栄三[1] <新装版>
がんこ煙管 取次屋栄三[2]<新装版>
若の恋 取次屋栄三[3]<新装版>
千の倉より 取次屋栄三[4] <新装版>
茶漬け一膳 取次屋栄三[5] <新装版>
妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版>
浮かぶ瀬 取次屋栄三[7] <新装版>
海より深し 取次屋栄三[8] <新装版>
大山まいり 取次屋栄三[9] <新装版>
一番手柄 取次屋栄三[10] <新装版> -
権力に阿る輩を許さない――白装束の剣士参上!
賄賂を狙う義賊 「白頭巾」。その正体は、浪人・隼新三郎。
すべては、亡き父の無念を晴らすため――
迫力満点の剣戟と江戸の人情を描く傑作時代小説
江戸の浪人・隼新三郎にはもう一つの顔がある。
大名の賄賂を狙う義賊「白頭巾」だ。栄達を望み民を蔑ろにする藩主に死をもって諫言した父の無念を晴らすためだった。
ある夜、新三郎は辻斬りの現場に遭遇する。逃げた下手人の手がかりを握るのは、同じく現場に居合わせた大名家家臣・磯村伝八郎。新三郎は、殺された番頭の息子に自分の姿を重ね真相を追うが……。
※本書は『白頭巾――月華の剣』に著者が加筆・修正を施した「完本」です -
軍神を討て!
関東の覇権争いに巻き込まれた騎西城。
難攻不落の城が落ちた時、城主の娘の運命は――。
謙信の蛮行に復讐を誓う姫の生涯を描いた、歴史エンターテインメント!
武州騎西城は四方を沼に囲まれた、難攻不落の城――。この地は関東における上杉・北条の勢力境界線だった。
永禄六年(一五六三)、城主の小田家国が北条方に与し、激怒した上杉輝虎(謙信)が大軍を差し向けてきた。
奇策で沼を突破した輝虎は、籠城する六百名を次々と斬り捨てる。城主の娘月乃は、燃え盛る城を背に槍の名手五郎太と落ち延びる。
やがて月乃に復讐心が芽生え……。 -
対応を誤ればお店お取り潰しに!?
江戸に起こった“薬害”の危機
薬種商の若き番頭・孝助が奔走する!
商いと人情の時代小説、待望の続編!
十八歳の若さで薬種商養生屋の番頭に出世した孝助は、主人の娘おみつとの婚約も調い、前途洋々、商いに励んでいた。
ところが、ある得意先が養生屋の薬を飲んで体調を崩し、服用をやめたら回復したと訴えてきた。それが真実なら、お店お取り潰しの沙汰が下りかねない。
孝助は危機管理を徹底しつつ、原因究明に挑むが……。
誠実な青年の仕事ぶりが感動を呼ぶ、人情時代小説。 -
悩める若き栄三の活躍。
〈取次屋 誕生秘話!〉
人の世話をすることでつながる、損得抜きの上等の縁
人情時代小説シリーズの前日譚 特別長編!
剣術好きが高じて剣客になった野鍛冶の倅・秋月栄三郎は、金と権威に転ぶ侍の世界に失望し、将来を見出せずにいた。
そこへ父の正兵衛が訪ねてきて「源蔵というおもろい男の世話を焼いてやってくれ」と言う。かつて火盗改の手先だった源蔵も、今や法螺吹きと称され失笑を買う隠居暮らし。どうやら源蔵は、ある盗人を追いかけているらしく……?
若き栄三、最初の“取次”! -
剣一郎、父子の業を断ち、縁をつなぐ!
その行脚僧は、満月の夜に起きる不審火を予言した。
五年余りも江戸をさまよう僧の真の狙いは――
「月に魂を奪われた者が凶事をなす」五年前、胡乱な行脚僧の言葉に、風烈廻り与力・青柳剣一郎は戦慄した。
直後、百数十町を焼く大火が起きたのだ。そして今また、満月の夜に不審な火事が!
火盗改の強引な探索が進む中、剣一郎は行脚僧を捜すことに。そんな折、深川で小間物を商う男が刺殺される。
定廻り同心・植村の探索は、やがて剣一郎が追う事件と重なり……。 -
火盗改の頭を、罠にはめる――
敵は、周到で冷酷無比の凶賊“黒地蔵”。
中山伊織の善なる心に付け込む、奸計とは!?
迫力の捕物帳第二弾!
中山伊織率いる火盗改の手先、権平が無残な死を遂げる! 密告者と示唆する殺され方だった。
権平は凶悪な押し込み強盗 〈黒地蔵〉の金兵衛の噂を知り、賭場を探っていた。伊織らは賭場を急襲するが、金兵衛の行方は杳として知れず。一方、金兵衛も伊織への復讐を企む。
金兵衛の弟二人は火盗改に捕らえられ、命を落としていたのだ。その魔手は伊織の過去へと伸びて……。
【『鬼が泣く』改題作品】 -
弱き者、配下を思う人情家。
着流し姿で街を歩きながら、悪の芽を摘み、
平穏な営みを守り育てる。
火盗改・中山伊織に追われる閻魔の藤兵衛は、小伝馬町の油問屋・近江屋を狙っていた。
だが、店に潜入し一味を引き込む役の手下が、刺青の傷が因で瀕死となる。さらに、盗んだ金でお園という女郎を身請けしたことも発覚。精緻な計画は綻びを見せはじめる。
破滅を予感しながら藤兵衛もまた、内腿に蜘蛛の刺青のあるお園に惹かれていき……。
迫力の筆致で描く傑作捕物帳。
【『女郎蜘蛛』改題作品】 -
いかさま蘭方医現る――
医術の何が本物で、何が偽物なのか?
苦しみに付けこむ奴らを許さない……若き医師たちは今日も患者に寄り添う。
心を癒す医療時代小説、第6弾!
商館医シーボルトの影響で蘭学熱が高まっている江戸。一方で蘭方医術を騙り、触れるだけで病を治すなどという、いかさま医も蔓延っていた。
見習い医の長山瑞之助は、深川に住む子どもの患者に手が伸びるのを恐れ、蛇杖院の面々と偽蘭医を探る。友となった高野長英の尽力により、偽蘭医の居所をつかんだ瑞之助たち。
だが潜入しようとした矢先、黒幕に先手を取られ……。 -
『信長の軍師』シリーズの著者が贈る江戸黎明期の驚愕捕物帳!
“七化け”の男の挑戦状。
勘兵衛は幕府の威信を懸けて対峙する。
戦慄の“鬼勘犯科帳”!
「奉行所に恨みを持つ悪党の仕業だ!」八丁堀で同心と与力の妻が殺される許し難い蛮行が起きた。
凶刃に激怒した北町奉行米津勘兵衛は、浅草の芝居一座を怪しいと睨み、監視網を張り巡らせる。だが一座は姿を晦ますための囮だった。
さらに首謀者として浮上したのは、かつて京で一網打尽にしたはずの小五郎一味の生き残り、変装の名人である“七化けの松之丞”で……。 -
泣いて笑ってふっと気持ちが軽くなる、人情長屋へようこそ
25歳、年増と呼ばれはじめた、おせい。
その部屋に突然転がりこんだのは、元の勤め先の女主人で…
25のおせいが暮らすのは、神田明神近くの『なんてん長屋』。由来は、難点のある住人ばかりなこと。
おせいは目と鼻の先の料理屋『とくとく亭』で働いている。だが思わぬ災難が。元の勤め先の女主人お染が、おせいの部屋に転がり込んできたのだ!
さらに、井戸浚いを手伝う幼な子に、心配な様子を見た長屋の女衆が、いらぬお節介を焼き始め……心温まる人情時代劇。 -
ままならぬ世で、
出会うは偶然、惚れるは必然――
目明かしの総元締が住まう船宿を舞台に贈る、読み始めたら止まらない本格時代小説!
元奥州白河藩士の倅・真木倩一郎は、朝顔を育てる優男の風貌とは裏腹に江戸随一の剣客。ある日幼馴染みの天野善次郎が新藩主・松平定信の命で来訪、倩一郎に前藩主のご落胤の噂があるという。
定信からは帰参を乞われる中船宿〈たき川〉の女将で、江戸の目明しの総元締・米造の娘、お葉を助けたことで運命が一変。
倩一郎は幕府も揺るがす暗闘に巻き込まれていく……。
【※本作は『船宿たき川捕物暦』(筑摩書房刊)を著者が改稿・改題したものです】 -
寄り添うとまどい×引き継いだ覚悟
目明しの総元締めの娘を娶った元侍が、とことん悪を追いつめる。
手に汗握る、情感豊かな本格時代小説!
奥州白河の武家の道を捨てて船宿<たき川>に婿入りし、二代目を襲名した米造の裏の顔は、江戸の目明かし三百の総元締。
法外な値をつけると噂の料理屋<八百善>の娘お美代の不審死について相談を受けた米造だったが、調べに差し向けた手下の清次が何者かに斬られてしまう。
折しも白河藩主松平定信が砒毒を盛られ……。
田沼との暗闘が激しさを増す、シリーズ第2弾。 -
一日だって、忘れたこたぁねぇ。
鳴神座にかけられた四半世紀前の「呪い」……。
若き役者と裏方たちは「因縁の芝居」を成功させるため、命を懸けて稽古する。
芝居への熱き想いが心を揺さぶる好評シリーズ第3弾!
鳴神座一同は、狂言作者松鶴の言に驚愕した。二十五年前、一座が大失敗した演目「雪中白狐華宴」をやると宣ったのだ。
父を殺された狐の兄弟が、雪原で仇討ちする話である。作者見習いで一座の力になりつつある狸八は、“雪衣”を務めることに。
だが、凝った衣裳と道具が要り、緻密な立ち回りを求められる難儀な芝居だった。そんな折、主役ふたりの確執が明らかとなり……。 -
禁じられた料理に秘密あり
立て籠もった男の女房はなぜ死んだのか――
江戸の禁忌、食にまつわる謎……
夫婦と料理の力で真相を暴く、絶品捕物帖シリーズ第二弾!
「女房を殺めた奴を捜せ」深川門前町の油屋に男が立て籠もり、凄まじい形相で叫んでいた。
やがて男は食べ物を要求、 飯屋〈川野〉の女将お純が届けることに。優しい料理で徐々に男と打ち解け、女房の骸の異変や過去に禁じられた食材について手懸りを得る。
だが、お純の夫で岡っ引きの弥助が探索を進めるや、禁忌の種を掴んで殺された瓦版屋の死と繋がり……。 -
「奴にはまだ見込みがあるぜ……」
二親からも世間からも捨てられ、皆に嫌われる乱暴者の捨吉。
彼を信じて目をかけた栄三郎は、意外な男との縁を取り次ぐ。
「仕立屋お竜」「居酒屋お夏」の著者が贈る、人情時代劇の名作
「手前を信じやがれ!」居酒屋“そめじ”で栄三郎が叱責した相手は、人呼んで“山犬の捨吉”。
金貸しの下で取立てをする乱暴者だ。誰にも好かれぬ男と栄三の意外な組み合わせに周囲の客たちは眉をひそめるが、栄三は捨吉の目に無垢な光が宿っているのを見逃さなかった。
二親に捨てられ世間から見放された若者に再起の機会を与えるべく、栄三は“ある男”と引き合わせる。 -
しぬまえにあいてえ
ろくでなしの父から一通の文が。
だが娘を嵌める罠だった――。
駆け出しの落語家はひたむきに修業し、“親”に向き合う。
第一回いきなり文庫!グランプリ
最優秀作品賞受賞の著者が描く、感動の落語時代小説。
前座の噺家小太郎は、仙遊亭さん馬師匠の屋敷で騒ぐ怪しい男を見かけた。紋次――幼馴染の代助とその妹お淳を捨てた父だった。子供が奉公に出たことが気に食わず、理不尽にも銭を貰おうとしたのだ。
さらに紋次は十手持ちが出張る程の乱闘騒ぎを起こし、お淳を女衒に売ったことが露見する。
小太郎は男の責任としてお淳を守ろうとするが……。落語時代小説第二弾!
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