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『時代小説、文春e-Books(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全69件

  • シリーズ3冊
    1,9012,600(税込)
    著:
    安部龍太郎
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    信長の命で前田利家・利長父子が能登入国!

    歴史時代小説の第一人者・安倍龍太郎の集大成!
    戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。

    織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌で〈上様の近習〉となった利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。

    本書の冒頭は、柴田勝家率いる織田勢と上杉勢が激しく争う「手取川の戦い」。そこで手痛い敗北を喫するも、謙信の急死で形勢を挽回した織田勢は加賀ばかりか能登、越中の大半を支配下に組み込んでゆく。信長の馬揃えのため上洛した利家にもたらされたのは、「能登一国を任せるゆえ励め」との言葉だった。さらに利長は信長の近習、さらに娘婿にまで取り立てられる。

    しかし、国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、まさかの本能寺における信長の訃報が届けられ……。
  • 「陰陽師で切支丹とは、二股が過ぎよう」

    夢枕獏さん推薦!
    〈陰陽師ものとしてのスタイルがすでに確立している。誰でもやれることではない〉

    あの日、本能寺の変から友を救おうとした男がいた――

    「王が弑される。謀反人は二人」

    世を統べるは人の王、織田信長。
    官人陰陽師として仕える賀茂在昌は星を読み、本能寺の変を予知する。
    謀反人として明智光秀とともに浮かび上がった名は、盟友・長岡藤孝(のちの細川幽斎)であった……。
    友の謀反の企てとその先に待つ未来を知ったとき、在昌が動き出す。

    大藪賞作家渾身の戦国ミステリ!

    ◯目次
    ・鯨観音
    ・御所女
    ・首二ツ
    ・糸揺
    ・虚ろの月
    ・追善歌
  • 2,001(税込)
    著:
    由原かのん
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    人形の声が聞こえる少女の不思議な成長譚

    江戸の人形町を舞台にした今作は、オール讀物新人賞受賞作家・由原かのんさんの3冊目の著作となります。

    魂が宿った人形たちの声が聞こえる不思議な力があるおりせ。人形師の父・貝助と弟・清太郎、継母のおすまと暮らしています。
    おりせは小さいころから人形の声を聞くことができましたが、周囲からは理解されず、時に孤独を感じることもありました。
    そんなおりせが気持ちを打ち明ける相手は、人形浄瑠璃の蝉丸を模した人形と、継母の亡き3歳の娘であるおちよの魂が宿った人形です。
    人形に宿る思いに寄り添いながら、恋や友情、家族の絆を深めていくおりせの姿が、繊細かつ生き生きと描かれています。
    そして年頃のおりせは、嫁ぐのか、婿を取るのか、あるいは人形を作る職人を目指すのか、決断を迫られます。恋愛は苦手と感じているおりせが選ぶ将来とは…。

    繊細な筆致で描かれる人間模様と、時代小説ならではの風情が楽しめる『おりせ人形帖』。時代小説ファンはもちろん、ファンタジーや成長譚がお好きな方にもお読みいただきたい一冊です。
  • 1,901(税込)
    著:
    朝井まかて
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    手を重ねて観える未来が心を癒す時代小説

    深川佐賀町の水茶屋「ささげや」の女将・お玉。彼女は、人の掌に触れると、その人の「人生の束の間が観える」という不思議な力を持っています。悩みを抱えた人々が「豆は煮えたか」という符牒を合図に彼女を訪れ、その不思議な力に導かれていきます。お玉自身も、悲しい事故で夫を失っています。お玉をはじめ、人知れず特別な力を持つ者たちが織りなす連作短編集です。

    ささげやの女将お玉は、名物の豆餅を売る水茶屋を営んでいます。しかし、彼女にはもう一つの顔がありました。訪れる客の掌に触れることで、その人の未来を垣間見る力。それは本人が望んだものではなく、彼女自身も「あまり気の進む生業ではない」と感じています。

    しかし、夫と営んでいたささげやの名物、豆餅をお玉はどうしても上手くつくることができません。女の腕で餅をついても目指すものはできず、小豆を煮ても火加減、塩加減、砂糖の加減までまるで見当違いで、恋しい味にならないのです。客の評判も下がるいっぽうで、どのみち来ない客を待つならと、気が進まないながらも求められると占いをしています。

    あるとき、親の決めた縁談と想い人との間で悩む娘、おこうが店を訪れます(「豆は煮えたか」)。お玉の力は、ただ未来を告げるだけでなく、相談者が自らの足で幸せな道を選ぶための、ささやかな道標となっていきます。

    本作の魅力は、お玉だけにとどまりません。物語が進むにつれて、それぞれ異なる不思議な力を持つ人物たちが登場し、彼らの運命が交錯していきます。不思議な力を通して描かれるのは、懸命に生きる人々の姿であり、彼らを支える温かな人の縁。登場人物たちが紡ぐ優しさに触れるたび、心がじんわりと温かくなる。読み終えた後、ささげやの豆餅が食べたくなるような、滋味深い一冊です。
  • “なんでも屋”の日々を綴る静謐な時代小説

    江戸時代の総務部総務課とも言える藩邸差配役・里村が、藩邸内の厄介事から政争に至るまで、あらゆる問題を見事に解決する『藩邸差配役日日控』シリーズ2作目です。

    里村五郎兵衛は神宮寺藩の江戸藩邸内の揉め事の差配役。“なんでも屋”と揶揄されるほど、揉め事や雑事が大小問わず持ち込まれますが、「誰もやらぬ…いや、できぬお役」を果たすために次女・澪の隠された出自や神宮寺藩の派閥争いを心にしまい、日々の務めに精を出します。

    『星月夜』でも、家老の無骨な懐刀と御用絵師の関わりや、澪が小太刀の稽古をつけている奥女中が抱える思いなど、悩みや騒動が巻き起こります。そして、家族が巻き込まれた収賄事件の真相が明らかに…。

    人が暮らす中で生まれる思いに誠実に向き合う、五郎兵衛の差配が垣間見える全6編の連作短編集です。
  • 江戸の最強バディ、ここに誕生!

    いつの時代も子どもから大人まで皆の心を掴んで離さない、あさのあつこの生み出す新捕物帳!

    ◆あらすじ◆
    「八州廻り」と呼ばれる関東取締出役の任に就く若人・一柳直四郎。最も若く新参者で、村役人にもてなしをねだる術にも、宿の値引き交渉にも通じていない。
    目元の下がった色白の童顔は争いごとを好まぬが、理にかなわないことはもっと好まない。好きなものは、少し塩気のある甘い饅頭とうまいお茶。

    「揉め事や争いごとは無いがいい。平穏が一番だ」と言いながら村をゆく直四郎のもとへ飛び込んできた一報、それは――「死人が出ました」。
    林の中の木にぶらさがっていた首吊り死体は、どうやら自死と言い切れないようで……?
    調べるうち、直四郎は巷でその名を轟かす「みみずくの銀蔵」の存在に行き当たった――。

    お人好しの若同心×腕利き家人の最強主従《バディ》に魅了されること、まちがいなし!
  • 2,001(税込)
    著:
    諸田玲子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    愛らしいおまあさんが江戸の難事件を解決!

    愛嬌のかたまりのような江戸のおばあちゃん“おまあ”が解くのは…殺人事件!?

    2026年はアガサ・クリスティ没後50年。クリスティが産んだイギリスの田舎町に暮らす老婦人探偵、ミス・マープルを、時代小説家の諸田玲子さんが江戸の浅草に生まれ変わらせました。

    丸顔で黒目がちな目、いつもニコニコしてするりと他人の心の奥に入り込むおまあさん。江戸は浅草、浅草寺の西方にある幸龍寺の一角の小家で、庭で野草を育てお茶を皆にふるまう気ままな隠居暮らしをしています。

    そんなおまあの家には女たちが集い、様々な悩みや事件が持ち込まれます。

    密通を告発する怪文書がそばに置かれた死体(「うごめく怪文」)、茶碗屋で亡くなった後妻の袂に入っていた米粒の理由(「袂に米粒を」)、大昔に当主と妻女が亡くなったという凶宅・榎屋敷の怪事件(「眠れる殺人鬼」)、南町奉行所の同心への殺人予告(「先触れ殺人」)、先代将軍の美貌のお中臈をめぐる謎(「銅鏡はくもって」)、鎌倉の材木商から破格の報酬で頼まれた大山詣りで明らかになった事実(「復讐の咲耶姫」)…と、それぞれの章のタイトルもミス・マープルシリーズからインスパイアされています。

    愛らしいおまあですが、実は手裏剣の名手。過去には命を受けて“ある仕事”に携わっていたり、南町奉行の根岸肥前守鎮衛と秘密の関係があるという知られざる一面がありました。
    〈鳥舞のおまあ〉と呼ばれていた当時の仲間である、〈夜駆のおりゅう〉〈怒髪の勝次〉たちと協力して謎を解く連携プレーや、合羽長屋の少年・乙吉との交流にも心温まるミステリです。
  • 2,200(税込)
    著:
    村木嵐
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    天才・大田南畝はなぜ筆を折ったのか?

    守るべきは、文化か、家族か。

    『まいまいつぶろ』『またうど』の著者がおくる、心震える江戸の家族小説!

    平賀源内から高い評価を受けたことを皮切りに、
    文人としての名声をほしいままにしていた大田南畝。
    蔦屋重三郎とも交流を重ね江戸の狂歌を牽引する存在になるが、
    田沼意次の失脚と松平定信の台頭により、出版界に粛清の嵐が吹き荒れる。
    一方、長男・定吉には、大田の家に時としてあらわれる「魔」の萌芽が見え――。

    狂歌への思いと家族愛。
    天才・大田南畝の知られざる葛藤を描き切る傑作長編!
  • 2,200(税込)
    著:
    木下昌輝
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    豊臣家の栄達の裏に、凄腕の料理人がいた!

    「おみゃあら、今から腹ごしらえだ。
    座って食えるのはこれが最後だと思え」

    豊臣家の天下統一の陰に、知られざる包丁人(料理人)の姿があった──。
    その男は京出身の大角与左衛門。味方の兵たちを食でまとめあげ、敵方の調略にも一役買っていたという。

    屑として捨てられていた雉の内臓を使った汁。
    決死の戦の前に、即席のかまどで焼いた下魚のかまぼこ。
    秀吉と秀長の故郷の味、ドジョウの味噌鍋……

    秀吉・秀長の豊臣兄弟に仕えた包丁人が作る、
    人と人との心をつなぐ料理とは?
    戦国時代の「食」に光を当てた、前代未聞の天下取り物語!
  • 1,701(税込)
    著:
    住田祐
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    第32回松本清張賞受賞作 異形の歴史小説

    玉照院の師弟は“やんごとなき秘密”を抱えていた――

    天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、失敗すれば死といわれる〈千日回峰行〉を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。
    歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく。
  • 江戸も令和も、国家の命運は米価で決す!

    世界初の先物取引所で繰り広げられる、享保の知られざる米騒動――大坂商人vs.将軍吉宗。究極の頭脳戦の行方はいかに!?

    時は江戸時代、天下の台所――大坂堂島には全国から米が集まり、日々、値が付けられ膨大な取引がされていた。特に盛んだったのが、先々の米価を扱う先物取引(デリバティブ)。商人たちは紙と筆と頭脳を用い、利鞘の多寡で泣いたり笑ったり。

    一方の江戸では、将軍吉宗はじめ、幕閣たちは忸怩たる思いを抱いていた。米価の変動はすなわち武士の年貢収入の変動であり、あろうことか、それらを商人たちが汗もかかず、意のままに決めている。そんな不実の商いは許すまじ、と堂島を支配すべく動き出すのだが……。

    市場の自治を守らんとする大坂商人たちと、武士の誇り(とお金)を懸けた江戸幕府との究極の頭脳戦!
  • 勝頼はなぜ圧倒的不利な戦いに挑んだのか? 果たして史上稀なる“愚将”だったのか?

    令和の新解釈で再現する長篠・設楽原の戦い。武田軍敗北の知られざる真実とは――。

    愚将・勝頼による旧式の騎馬戦術 対 天才・信長による新式の鉄砲戦術。

    戦国史上最も有名な合戦のひとつ“長篠・設楽原の戦い”から、伝説と虚飾を廃し、ドキュメンタリー・タッチで、この戦いを問い直す。
    合戦のリアルと、暗愚と嗤われた勝頼の真の素顔を描き出す渾身の歴史長篇。
  • 周瑜から陸抗まで、三国志の世界は奥深い!

    勇敢な父の孫堅と兄の孫策を継ぎ、長江流域に広大な王朝を築いた孫権。
    大国「魏」と対峙し、赤壁の戦いに勝利した。
    周瑜、魯粛、張昭をはじめ、この「呉」の国を支えた人物に、新しい光をあてる。

    1800年の時を越え、初めて見出された真実とは?
    著者の長年のライフワークともいえる「三国志名臣列伝」シリーズ、堂々の完結!

    目次
    周 瑜(しゅうゆ)
    魯 粛(ろしゅく)
    張 昭(ちょうしょう)
    甘 寧(かんねい)
    陸 遜(りくそん)
    朱 然(しゅぜん)
    陸 抗(りくこう)
    あとがき『三国志』支流の景色
  • 事件を呼ぶ本の虫・おせんが導く出版捕物帳

    デビュー作『貸本屋おせん』で歴史時代作家協会賞新人賞を受賞、
    業界最注目の著者による、看板シリーズ第2作!

    文化年間の江戸浅草。
    主人公は女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉。
    謎があるとつい首を突っ込んでしまう、事件を呼ぶ「本の虫」です。

    表題作「往来絵巻」は、神田明神祭りが舞台。
    宝くじが当たるより稀有でありがた~い、特別な「行列」を出すことになった与左衛門は、我らの偉業を絵として残そうと提案した。
    金に糸目を付けず、1年待ってようやく仕上がった祭礼絵巻がついに完成。
    しかし…… 絵には一人足りない人物が。消えた「あいつ」は何者だ?
    〈おせん〉の推理がさえわたります。

    蔦谷重三郎を巻き込んだ江戸出版界を揺るがす謎や、
    〈おせん〉の父の死の真相、本仲間で絵師の「燕ノ舎」の最期……。
    ちょっとビターで、心温まる、本好き必読の一冊です!

    時代を超えて本好きを魅了する出版文化の豊饒さをお楽しみください。
  • シリーズ32冊
    660691(税込)
    著:
    佐伯泰英
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    江戸鎌倉河岸にある酒問屋・豊島屋。看板娘しほの唯一の肉親である父が、橘の鉢をめぐって御家人と諍いをおこし、御家人に斬り殺される事件が起きる。その御家人は、狂乱高騰する橘景気を背景に新しい店を開くというが、呼び物のひとつが、しほの父の血を浴びた「血染めの橘」。父の死を商売のたねにして弄ぶ御家人は許せない――しほと、幼馴染である政次、亮吉、彦四郎の三人が立ち上がります。
    また、しほの両親をめぐって、あらたな事件が姿をあらわし……。

    江戸開闢以来の町・鎌倉河岸を舞台に、若者四人と、よき理解者である金座裏の御用聞き・宗五郎親分が難事件を解決する、“青春捕物グラフィティ”。
  • シリーズ4冊
    2,400(税込)
    著:
    宮本輝
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    宮本文学初の大河歴史小説、堂々の開幕篇!

    幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。
    人を導く、「大いなる力」とは何か?
    人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。
    幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。
    やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始める――
    黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。
    第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編!

    ※初回配本限定特典「讀む藥」は、電子書籍版には収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
  • 1,801(税込)
    著:
    畠中恵
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    大好評「まんまこと」シリーズ、ついに第10弾!

    子が生まれ、張り切る新米父の麻之助だが、相談事は待ってくれない。
    悪友に妻たちまで巻き込み、
    時に怠けながら、今日も果敢に揉め事を捌く!
    (※よく叱られます)

    * * *

    〈あらすじ〉
    「ふじのはな」
    高利貸しの婚礼話。めでたい席の前に各所が荒れ模様に――

    「おとうと」
    “町名主見習い”の義弟を手伝う麻之助は猫探しを相談されて

    「ああうれしい」
    “ああ嬉しい”と思わせて欲しい――って、それ町名主の仕事!?

    「縁談色々」
    縁談の相手探しを次々頼まれる麻之助。ふと見つけた妙案とは

    「むねのうち」
    与力の屋敷の台所で高価なかんざしが消えた。盗人はどこに?

    「だいじなこと」
    友人の家で病に倒れた麻之助は“何か”を忘れてしまった気が……
  • 断ち切れぬ相手への想い。繋がる縁もわかれ縁も――
    人情時代小説の名手が描く江戸の離婚模様

    〈離婚調停のスペシャリスト〉たちが営む公事宿、狸穴屋。
    自らも亭主に三下り半を突きつけた絵乃が立ち向かう次なる難題は――?

    ◎収録作品
    祭りぎらい…浅草三社祭りが離縁の種に!?
    三見の三義人…200年前、質に入れられたのは「海」だった
    身代わり…訴えられたのはなんと、評定所のお偉方
    夏椿…離縁を承知しない夫に嗅がせた妙薬とは?
    初瀬屋の客…公事師の娘の頼みは、「客の後をつける」こと
    証しの騙し絵…30年前に別れた夫が町へ戻ってきたらしい。狙いは?
  • 人生のせつなさ、ふしぎさ
    生きること、生かされること。そのせつなさ、不思議さが、よみがえる……。宮城谷昌光が傘寿を迎えて自ら選んだ中国歴史小説の珠玉。

    【収録作品】
    桃中図
    歳月

    布衣の人
    買われた宰相
    侠骨記
    宋門の雨(単行本・文庫未収録作品)
    花の歳月
  • シリーズ60冊
    200650(税込)
    編:
    文藝春秋
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    ◆新連載
    相場英雄
    はじまりのことば
    パソコンの前から離れて、一日一万歩のノルマを達成すべく街を歩く。ランチを食べに行ったお店で気になる話を耳にして……。物語はそういうところから生まれてくるのだ

    「浸潤」
    高田馬場で中国人経営者が殺された。通りを歩くのは留学生ばかり、テナントは“ガチ中華”で埋まっていく。この街の“見えない裏側”が事件の鍵を握る! 捜査一課・仲村は、やる気のない若手捜査員・井上と真実をつかめるのか

    ◆読みきり
    はやせやすひろ×クダマツヒロシ「黒い蔵」
    「声が聞こえる! 声が聞こえる!」―クラスメイトに誘われ、蔵を見に行った僕。そこで見た恐怖の光景とは

    ◆新登場!
    しんめいP「ところで、好きな本はなんですか?」

    ◆ロングエッセイ
    藤田真央「指先から旅をする」

    ◆エッセイ
    稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
    [第32回]からいもの思い出
    [第33回]小生、再び蕎麦を語る

    今井真実「ひとりでまんぷく」
    [第11回]北海道で酔いしれた、絶品お寿司
    [第12回]じっくり焼いて、ガブリ! 初夏に蘇る、鮎の記憶
    [第13回]灼熱の台湾でほおばる、肉汁たっぷり水煎包
    [第14回]食生活を整える。体重計の数字に驚いた日に作る、お味噌汁の素
    [第15回]日比谷でちょっと早めのお昼ご飯。お腹も心も満たされるお粥と焼売
    [第16回]蔵元たちの熱い思いが飛び交う「醤油の日の集い」

    ◆レビュー
    瀧井朝世「ニューカマーレビュー」
    三作で読者の信頼を勝ち取った新鋭と、漫画アシスタント兼漫画家のデビュー作! 読者の期待を裏切らない二作

    ◆book trek
    土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から』
    ラランド・ニシダ『ただ君に幸あらんことを』

    ◆連載小説
    鈴木忠平「ビハインド・ゲーム」
    羽山が改革を進めるも、チームは浮上のきっかけすらつかめず、監督とコーチ間の不協和音が大きくなり始めていた

    太田愛「ヨハネたちの冠」
    親友・沙由未の身に何が……。未成熟な日本の性教育が引き起こした悲しみに、少女たちは天を仰いだ

    門井慶喜「天下の値段 享保のデリバティブ」
    堂島に乗り込んできた江戸商人の前に立ちはだかる大坂勢。ついに始まった夏相場、決着はここで付ける!

    一穂ミチ「アフター・ユー」
    沙都子の衝撃の告白に、青吾は慄く。さらに夫・波留彦と関わりの深い歴史民俗資料館に向かうと彼女は言って

    夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
    ドルマがホームズたちに合流する前に渡された紙の束。それはドゥルナクパたちの“本気”が記された手紙らしいが

    【別冊文藝春秋電子版は、今号をもちまして、最終号となります。これまでのご愛読に改めて感謝を申し上げます。
    そして今後は、引き続きWEB別冊文藝春秋にて、小説、エッセイ、インタビューなどをお届けしてまいります。
    今後とも応援よろしくお願いいたします。】
  • 1,801(税込)
    著:
    米原信
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    オール讀物新人賞最年少受賞! 歌舞伎小説の新星現る

    ◆あらすじ
    時は文化文政。江戸の芝居は華盛り。
    今をときめく色男・菊五郎に芝居の現人神・團十郎が揃い咲けば、たちまちそこはこの世の極楽。
    天才狂言作者・鶴屋南北の筆は次々傑作を生みだすも、金が敵の世の中で、ケチな金主とあの手この手の化かし合い!
    すかっと笑える歌舞伎ものがたり、始まり、はじまり~。



    文政2(1819)年。江戸歌舞伎の二大スター三代目尾上菊五郎、七代目市川團十郎はそれぞれの芝居小屋で時期を同じくして「助六」を演じる。江戸芝居イチ「粋な男」という役どころの助六は、成田屋市川團十郎が代々演じてきた演目で、上演すれば必ず大入りになるお家芸。対して、”圧倒的劣勢”と見えた菊五郎の助六に人々はなぜか沸き立ち、團十郎の助六は途中で打ち止めになってしまう――(「牡丹菊喧嘩助六」)。

    文政3年。助六で喧嘩別れしたままの團菊。「菅原伝授手習鑑」寺子屋の段で難しい見せ場を持つ松王丸を演じることになった團十郎は、なんとか菊五郎の助六をしのぐ工夫(その役者ならではの演じ方)をしたいと悩む(「ためつすがめつ」)。

    文政6年。共演こそ再開したが、いまだわだかまりの残る團菊を仲直りさせようと奔走するは、立作者の鶴屋南北。「浮世柄比翼稲妻」で二人を配役するが、鞘当の場面に差し掛かると、二人はなんと舞台上で真剣を抜いてしまう(「伊達競坊主鞘當」)。――他3編

    幼い頃から歌舞伎や演劇に親しみ、どっぷり浸かってきた著者が全身全霊で書き上げたデビュー作にして会心の勝負作。
  • 1,701(税込)
    著:
    永井紗耶子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    直木賞作家が描く、明治開国の仏を巡る群像

    200年の間、固く閉ざされていた扉。
    それはフェノロサと岡倉天心の手によって開かれた――

    飛鳥時代に聖徳太子の姿を模して造られたと言われる、
    法隆寺夢殿・救世観音像。
    その厨子は鎌倉時代以降、固く閉ざされ、
    扉を開けば直ちに仏罰が下ると信じられていた。

    「金のために秘仏を見せるというのか」
    「支援がなければ、法隆寺はもう保てません」

    国内では廃仏毀釈の嵐が吹き荒れ、
    しかし、欧米では東洋美術が評価され始めている。
    近代化と伝統の狭間で揺れる明治時代に、
    秘仏開帳に関わったものたち、それぞれの思いとは。
    直木賞作家が描き出す歴史群像劇の傑作。
  • 1,901(税込)
    著:
    谷津矢車
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは?

    多くの傑作を残し、約10ヵ月で姿を消した「東洲斎写楽」。
    この謎多き絵師にふたたび筆をとらせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は、「写楽の正体」だと噂される猿楽師、斎藤十郎兵衛のもとを訪れる。
    だが、斎藤の口から語られたのは、「東洲斎写楽の名で出た絵のうち、幾枚かは某の絵ではない」「(自分は)本物の写楽には及ばない」という驚愕の事実。さらに斎藤が「描いていない」絵のなかには、写楽の代表作とされる「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も含まれていた。
    写楽はふたりいた――。そう知った喜右衛門は、喜多川歌麿とともにもう一人の写楽探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人である蔦屋重三郎が妨害しはじめ……。果たして、本物の写楽の正体とは。そして、蔦屋重三郎と写楽との関係とは。
    大田南畝、山東京伝、歌川豊国など、この時代の文化人たちも次々と登場! 蔦屋重三郎を主人公とする2025年大河ドラマ「べらぼう」と共通する世界で繰り広げられる時代ミステリです。
  • 文藝春秋でしか読めない最高の執筆陣による「坂の上の雲」特集の金字塔

    ※この電子版には、ムック版(紙版)に掲載されている「最新版『坂の上の雲』主要人物事典」は収録されていません。ご了承のほど、お願いいたします。

    ◎「坂の上の雲」名場面探訪
    旅順 六十四年ぶりに開放された要塞都市
    松山 子規、秋山兄弟、それぞれの青春
    根岸 本郷真砂町 田端 正岡子規が闊歩した東京
    横須賀 三笠の栄光とその後

    ◎司馬遼太郎 日露戦争の世界史的意義
    ◎磯田道史 私論 乃木希典
    ◎半藤一利 御製でたどる明治天皇の戦争

    ◎日露戦争「陸戦」ビジュアル年表
    ◎「軍神」広瀬武夫・死の真相 川村秀
    ◎「三笠艦橋の図」十三人の「昭和」 保阪正康

    ◎10人のリーダー「決断の極意」
    大山巌 素顔は理数系の実践家 堺屋太一
    高橋是清 危機のなかの「偉大な庭師」 竹中平蔵
    児玉源太郎 大胆な構想力に学ぶべき秋 石破茂
    東郷平八郎 己と向かい合う勁さ 櫻井よしこ
    明石元二郎 「大戦略」最強の担い手 中西輝政
    小村寿太郎 外交の戦線で先頭に立つ 岡本行夫
    山県有朋 穏健な帝国主義者 葛西敬之
    山本権兵衛 リストラの鬼「大海軍」の設計者 戸高一成
    陸奥宗光 孤高独歩・独立独往のひと 岡崎久彦
    伊藤博文 一番大きな仕事をした男 福田和也

    ◎【座談会】対ロシア情報戦略の虚々実々 藤原正彦 水木楊 佐藤優
    ◎秋山真之が語る「日本海海戦」 高橋洋一監修
    ◎二〇三高地攻め「乃木・児玉対決シーン」の検証 秦郁彦
    ◎主力艦徹底比較 連合艦隊vsバルチック艦隊 平間洋一

    ◎特別企画 司馬遼太郎『坂の上の雲』年表 東谷暁
  • 本格ミステリ×捕物帖! 大胆トリックの意欲作

    本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。
    「相生町の親分」と呼ばれた亡き父の人徳で、周囲の人々に顔を立ててもらってはいるが、いまだ自分の生業に自信が持てずにいる。
    ある朝、大川で若い女の死体があがった。裸に剥かれ、真新しいあざと傷だらけ。顔は腫れあがり髪まで剃られているという惨たらしい有様だった。
    佐吉はさっそく女の身元を調べ始めるが、いくら聞きまわっても杳として知れない。
    下手人は誰か。それ以前に、殺された女はいったい誰なのか?
    町医者の秋高とタッグを組み、突き止めた事件の真相とは――
    新婚早々に殺された妻と消えた夫。
    死体のそばに二十四文銭を残す辻斬り。
    寿命が尽きる寸前に殺された男……

    男たちの意地。女たちの覚悟。執念と因縁が渦を巻く。
    江戸を舞台に仕掛ける大胆不敵なトリック。
    著者渾身の時代物本格ミステリ連作集。
  • 『曾根崎心中』『国性爺合戦』など、
    数多の名作を生んだ日本史上最高のストーリーテラー・近松門左衛門。
    創作に生涯を賭した感動の物語。

    越前の武家に生まれた杉森信盛は浪人をして、京に上っていた。
    後の大劇作家は京の都で魅力的な役者や女たちと出会い、
    いつしか芸の道を歩み出すことに。
    竹本義太夫や坂田藤十郎との出会いのなかで
    浄瑠璃・歌舞伎に作品を提供するようになり大当たりを出すと、
    「近松門左衛門」の名が次第に轟きはじめる。
    その頃、大坂で世間を賑わせた心中事件が。事件に触発されて筆を走らせ、
    『曽根崎心中』という題で幕の開いた舞台は、異例の大入りを見せるのだが……。


    書くことの愉悦と苦悩、男女の業、家族の絆、芸能の栄枯盛衰と自らの老いと死――
    芸に生きる者たちの境地を克明に描き切った、近松小説の決定版。

    絶賛、続々!

    〈実〉を緻密に積み上げ、〈虚〉の世界から情を迸らせる。
    読みながら、何度もぞくりとした。
    本作は、虚実皮膜のギリギリを攻める近松の浄瑠璃と地続きにある。
    ――平松洋子

    生真面目で切なくて、色っぽい。虚と実の間に立ち昇る、
    近松の真実(リアル)。圧巻の芸道小説だ。
    ――朝井まかて
  • 2,400(税込)
    著:
    京極夏彦
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    人の心は分かりませんが、 それは虫ですね――。

    ときは江戸の中頃、薬種問屋の隠居の子として生まれた藤介は、父が建てた長屋を差配しながら茫洋と暮らしていた。八丁堀にほど近い長屋は治安も悪くなく、店子たちの身持ちも悪くない。ただ、店子の一人、久瀬棠庵は働くどころか家から出ない。年がら年中、夏でも冬でも、ずっと引き籠もっている。

    「居るかい」

    藤介がたびたび棠庵のもとを訪れるのは、生きてるかどうか確かめるため。そして、長屋のまわりで起こった奇怪な出来事について話すためだった。

    祖父の死骸のそばで「私が殺した」と繰り返す孫娘(「馬癇」)、急に妻に近づかなくなり、日に日に衰えていく左官職人(「気癪」)、高級料亭で酒宴を催したあと死んだ四人の男(「脾臓虫」)、子を産めなくなる鍼を打たねば死ぬと言われた武家の娘(「鬼胎」)……

    「虫のせいですね」
    棠庵の「診断」で事態は動き出す。

    「前巷説百物語」に登場する本草学者・久瀬棠庵の若き日を切り取る連作奇譚集。
  • 1,901(税込)
    著:
    志川節子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    謎と恋とアクションで綴る大江戸版「キャッツ・アイ」!

    船宿を営むは世を忍ぶ仮の姿、お路とお律姉妹の正体は盗人・緋薊。幼い頃に失明した妹お夕を守り、亡父の無念を晴らすべく奮闘する。
  • 1,901(税込)
    著:
    犬飼六岐
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    愛と裏切りと、衝撃の真実!

    ときは戦国。陰流の祖・愛洲久忠(移香斎)は、神々の国・出雲で「この世にないはず」の刀剣と出会います。
    「とうに滅びた備中青江鍛冶の新作に見えた……」
    この刀こそ、若き剣豪の理想を体現していました。

    久忠は又四郎という陽気な若侍と、山奥をさまよいます。ようやくたどり着いたのは、年寄から赤子まで、女だけで暮らしている隠れ里。そこで出会うのは、女たちの驚くべき風習、いのちを脅かすものたち、雪舟という奇妙な老人……。

    なんとしても生きのびようとする誇り高き女たちは、久忠の求める刀をつくることを条件に、「私たちを守ってほしい」と、次から次へと難題を持ち込みます。

    久忠たちの運命や、いかに?
  • 2,200(税込)
    著:
    千葉ともこ
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    期待の若手が描く圧巻、感動の中国歴史長編!

    玄宗皇帝が政治を疎かにし国が乱れていた唐の時代、民を救うため安禄山と史思明が挙兵し、安史の乱が勃発する。だが戦は泥沼化し、国は疲弊する。絶大な人気を誇った力者の娘・呉笑星、史家の長男・史朝義、安家の次男・安慶緒は、命を賭して戦を終わらせようと誓うが――。胸熱の歴史エンターテインメント。
  • 3,520(税込)
    著:
    佐伯泰英
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    涙あり、恋あり、活劇あり。佐伯泰英の時代小説シリーズ、全4巻合本版

    吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。
    柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。夢は父親のような船頭になること。
    そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。

    4カ月連続刊行で話題を呼んだ、壮大なスケールで描かれる全4巻!

    ※この電子書籍は、以下の作品をひとつのコンテンツにまとめた合本です。

    『猪牙の娘 柳橋の桜(一)』2023年6月配信
    『あだ討ち 柳橋の桜(二)』2023年7月配信
    『二枚の絵 柳橋の桜(三)』2023年8月配信
    『夢よ、夢 柳橋の桜(四)』2023年9月配信
  • 長編時代小説の金字塔「居眠り磐音」に続く、「空也十番勝負」シリーズ合本版

    「空也、旅立ちなされ」
    母おこんの言葉を胸に武者修行の旅に出た16歳の青年。
    彼こそは紀州姥捨の郷に生まれ、江戸に戻ってからは小梅村でひとり稽古に励んできた坂崎空也。坂崎磐音の嫡子である。
    偉大な剣術家・磐音のもとを離れ、ひとり立ちすべく出発した彼の前途に待ち受けるものは――。

    シリーズ累計350万部の大人気エンタメ時代小説「空也十番勝負」、そのすべてがこの一冊に!

    ※この電子書籍は、以下の作品をひとつのコンテンツにまとめた合本です。

    『声なき蝉 上・下 空也十番勝負(一)決定版』2021年8月配信
    『恨み残さじ 空也十番勝負(二)決定版』2021年9月配信
    『剣と十字架 空也十番勝負(三)決定版』2021年10月配信
    『異郷のぞみし 空也十番勝負(四)決定版』2021年11月配信
    『未だ行ならず 上・下 空也十番勝負(五)決定版』2021年12月配信
    『異変ありや 空也十番勝負(六)』2022年1月配信
    『風に訊け 空也十番勝負(七)』2022年5月配信
    『名乗らじ 空也十番勝負(八)』2022年9月配信
    『荒ぶるや 空也十番勝負(九)』2023年1月配信
    『奔れ、空也 空也十番勝負(十)』2023年5月配信
  • 1,901(税込)
    著:
    高橋克彦
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    安倍晴明をしのぐ陰陽師が登場!

    時は平安。都では、応天門の変で罪を被せられた伴大納言が鬼の姿で現れ、疫病の種を撒き散らすと予言していた。陰陽師の弓削是雄は大納言の鬼と相まみえるが、その背後にさらに強大で邪悪な鬼が存在することに気づく。朝廷で実権を握る藤原氏に恨みを抱くというその鬼の正体は、やんごとなき方なのか――。罪なき民を救い、命を賭して最凶の鬼を封じるため、是雄は仲間と共に蝦夷の地へと赴く。
    妖かしの世界を壮大に描く歴史長編!
  • 2,200(税込)
    著:
    澤田瞳子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    紫式部が生きた時代の豪華絢爛宮中絵巻

    日本初の女性による女性のための歴史物語『栄花物語』の作者である朝児(赤染衛門)からみた宮廷はどんな姿をしていたのか?

    宮中きっての和歌の名手と言われる朝児(あさこ)は夫を亡くしたばかり。五十も半ばを過ぎて夫の菩提を弔いながら余生を過ごそうとしていたが、ひょんなことから三条天皇の中宮妍子の女房として再び宮仕えをすることになる。

    宮中では政権を掌握した藤原道長と、あくまで親政を目指す三条天皇との間には緊張が入っていた。道長の娘の妍子が、将来天皇となるべき男児を出産することが、二人の関係に調和をもたらす道だった。しかし、女児が生まれたことで、道長は三条天皇の排除を推し進めていくことになる。

    朝児は、目の前で繰り広げられるきらびやかながらも残酷な政争に心を痛める。なぜ人は栄華を目指すのか。いま自身が目にしていることを歴史として書き記すことが自らの役目ではないのか。そこで描かれるのは歴史の勝者ばかりではない。悲しみと苦しみのなかで敗れ去った者の姿を描かねばならない。その思いの中で朝児は筆を取る。
  • 戦国どんでん返し七連発
    乱世は謎に満ちている。

    上杉謙信の脅威にさらされている越中神保家を助けると約束した武田信玄だったが、援軍は出さぬという。果たして援軍なしに上杉を退ける秘策とは? 腹の探り合いが手に汗握る「川中島を、もう一度」。

    下野国・宇都宮家に仕える若色弥九郎は、先代当主の未亡人・南呂院の警固番に抜擢される。門松奉行という閑職の父を持つ弥九郎にしてみれば、またとない機会。意気揚々とお役目に着く弥九郎だが、この抜擢の本当の目的は……うまい話の裏を描く「宇都宮の尼将軍」。

    長宗我部家は、大量の砂糖の献上を織田家に約束していた。外交僧として必死の思いで砂糖をかき集めた道標だったが、何者かに砂糖の献上の先を越されてしまう。横槍を入れてきたのはまさかの……すべてが戦略物資になる乱世の厳しさが身に染みる「戦国砂糖合戦」etc.

    気鋭の歴史小説家が放つ、戦国どんでん返し七連発。
  • 1,901(税込)
    著:
    三本雅彦
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    大型新人が放つ、幕末時代活劇

    〈運びの掟〉
    一つ、中身を見ぬこと。
    二つ、相手を探らぬこと。
    三つ、刻と所を違えぬこと。

    約束の物は何があっても届け切る。それが〈運び屋〉。
    母は病に倒れ、父も道場の経営に失敗して体を壊した。
    自力で稼がなくてはならなくなった円十郎は〈運び屋〉を営む〈あけぼの〉に雇われることになった。

    腕のいい〈運び屋〉として江戸の街を駆け回る円十郎だったが、
    荷を運んでいたある夜、攘夷の志を口にする武士と手練れの忍び(?)に立て続けに襲われる。
    一体何が起きているのか?
    円十郎は知らず知らずのうちに時代の大きな渦に巻き込まれていく……。
    オール讀物新人賞受賞の大型新人が放つ、幕末時代活劇。
  • 2,001(税込)
    著:
    川越宗一
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    孫文を支え続けた日本人実業家の、スケール感溢れる一代記

    映画事業で大成功をおさめ、その資金で革命家・孫文を支援し続けた梅屋庄吉。その情熱と葛藤、国境を越えた友情を直木賞作家が描く。

    長崎の貿易商・梅屋商店の跡継ぎとして育った庄吉は、香港で写真館を経営する。そこで出会ったのが、清朝を打倒し、西洋の武力支配からの自立を目指す若き孫文だった。西洋列強による東洋の侵略に理不尽を感じていた庄吉は、孫文の情熱を知り、革命を支援することを約束する。庄吉はやがて、日活の前身となるMパテー商会を創立。黎明期の映画事業は大成功を収め、その資金で革命を支援し続ける。

    実業家・梅屋庄吉の熱き生涯!
  • 第99回オール讀物新人賞受賞作!

    「全篇にわたって楽しい」有栖川有栖
    「無条件に楽しんで読むことが出来た。ああ、面白かった」乃南アサ

    ニヤリ、クスリ、ホロリ……
    選考委員も癒された、新・癒し系時代奇譚。

    叔父を訪ねて大坂へ向かった男の道ずれは、首だけのサムライだった!?(受賞作「首ざむらい」)
    とある若侍が死体で発見された。下手人は河童らしく……。(書下ろし「よもぎの心」)

    現代人の疲れた心と疲れた身体に、
    ただただ楽しく、チャーミング(&時々すっとぼけ)な時代小説をご用意しました!
  • 1,800(税込)
    著:
    奥山景布子
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    徳川慶勝、一橋茂栄、松平容保、松平定敬――
    徳川の傍流に生まれて幕末、維新の波に翻弄された
    悲運の高須松平家・四兄弟。
    彼らの近くにいて、激動の時代に
    「生きる選択」をした女性たちを描いた物語。

    新田次郎文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞をW受賞した『葵の残葉』に連なる作品です。
  • 平成でもっとも愛されたエンタメ時代小説で、テレビ、映画と映像化もされた人気作「居眠り磐音」全51巻がついに合本に!

    友を討ったことをきっかけに江戸で浪人暮らしの坂崎磐音。隠しきれない育ちのよさとお人好しな性格で下町に馴染む一方、“居眠り剣法”で次々と襲いかかる試練と敵に立ち向かう!

    ※この電子書籍は2021年4月に配信を開始した電子版「居眠り磐音 決定版」全51巻を合本にしたものです。
  • 全51巻で完結した平成最大の人気シリーズ「居眠り磐音」のスピンアウト5作品を合本化!

    「居眠り磐音」本編では描かれなかった物語の数々。ファン必読の合本です。

    ※この電子書籍は2021年4月に配信を開始した電子版『奈緒と磐音 居眠り磐音』『武士の賦 居眠り磐音』『初午祝言 新・居眠り磐音』『おこん春暦 新・居眠り磐音』『幼なじみ 新・居眠り磐音』を合本にしたものです。
  • 小柄な体、禿げ上がった額に団子鼻の老侍。一見冴えないこの男、実は来島水軍流の凄まじき遣い手――。

    「酔いどれ小籐次」の新シリーズは、積年の想い人おりょうと結ばれた小籐次が、かつて自分を狙った刺客の遺児、駿太郎を引き取り、育てることに。ついに小籐次にも平穏が……否。次々に巻き起こる事件が彼を休ませてはくれない。「新・酔いどれ小籐次」シリーズ1巻から、2022年8月に完結した25巻までを合本化。


    ※この電子書籍は2021年4月に配信を開始した電子版『神隠し 新・酔いどれ小籐次(一)』から『御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)』全25巻を合本にしたものです。
  • 江戸の大火と復興を通して描く、町人たちの勇気と奮闘のストーリー。

    日本橋近く、傘と下駄問屋が集まる照降町に、鼻緒屋の娘・佳乃が帰ってきた。浪人の周五郎と助け合いながら、職人として腕を磨、町人や花魁からの注文に励むが――。著者初の、女性職人が主人公の物語。

    ※この電子書籍は2021年4月に配信を開始した電子版『初詣で 照降町四季(一)』から『一夜の夢 照降町四季(四)』全4巻を合本にしたものです。
  • 小柄な体、禿げ上がった額に団子鼻の老侍。一見冴えないこの男、実は来島水軍流の凄まじき遣い手――。

    まったく新しい時代小説の主人公、赤目小籐次の痛快無比の活躍を描くシリーズ全19巻と、小籐次の若き日を描いた中編二作を収録の『小籐次青春抄』を合本化!

    ※この電子書籍は2021年4月に配信を開始した電子版『御鑓拝借 酔いどれ小籐次(一)決定版』から『状箱騒動 酔いどれ小籐次(十九)決定版』全19巻と、『小籐次青春抄 品川の騒ぎ・野鍛冶』を合本にしたものです。
  • 膨大な作品数がある佐伯泰英さん。「どのシリーズから読み始めようか」「次にはどの作品を読めばいいか」のお悩みにこたえます!!

    『「佐伯泰英山脈」フウフウ登頂記』に書き下ろし「延長戦」を加えた、ノンフィクション作家・北尾トロさんによる傑作ガイドとともに、電子書籍で読める人気5大シリーズの第1章をまるごと収録しました。

    【収録タイトル】
    流離 吉原裏同心(1)決定版
    八州狩り 夏目影二郎始末旅(一)決定版
    陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版
    御鑓拝借 酔いどれ小籐次(一)決定版
    完本 密命 巻之一 見参! 寒月霞斬り

    佐伯作品初心者にも、中級・上級者にも役立つこと間違いなしのガイドブックです!
  • 1,901(税込)
    著:
    村木嵐
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    東海道から身延山道に入った万沢宿にある旅籠・にべ屋。
    関ケ原の大戦から十五年、にべ屋のような小さな宿屋にも、御上の探索方が探りを入れに来たり、素性の知れないお侍が訪れたり。今日もにべ屋には厄介事が持ち込まれて……。
  • 2010年代の読むべき作品がわかる! 珠玉の時代小説リスト

    前年10月からその年9月までの1年間に刊行された時代小説の中から、
    ベテラン書店員がその年一番面白いと思った作品を選ぶ「本屋が選ぶ時代小説大賞」。
    毎年「オール讀物」12月号で発表される同賞は、2020年で10回目を迎えました。

    第1回から第10回までの大賞作は、平安から昭和まで、主人公も仏師や武将、女性歌人など時代小説の豊かさを表す傑作揃い。
    「オール讀物」に掲載の歴代受賞者インタビューをはじめ、各年の読むべき時代小説20〜30作品の紹介が一冊になりました。
    第10回(2020年)の選考会の様子、澤田瞳子・朝井まかてによる歴代受賞者対談も特別収録。
    2010年代の時代小説の魅力を網羅した完全保存版です。

    <歴代大賞作品>
    2011 第1回『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』伊東潤
    2012 第2回『満つる月の如し』澤田瞳子
    2013 第3回『一路』(上・下)浅田次郎
         『恋歌』朝井まかて
    2014 第4回『異国合戦 蒙古襲来異聞』岩井三四二
    2015 第5回『もののふ莫迦』中路啓太
    2016 第6回 『室町無頼』垣根涼介
    2017 第7回『会津執権の栄誉』佐藤巖太郎
    2018 第8回『葵の残葉』奥山景布子
    2019 第9回『熱源』川越宗一
    2020 第10回『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』永井紗耶子
  • 1,801(税込)
    著:
    谷津矢車
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    最近の学説では「浮世絵の祖」といわれ、また「奇想の絵師」のひとりとして江戸絵画で注目の絵師・岩佐又兵衛を正面から描く、力作長編。

    母のお葉とともに暮らす又兵衛は、寺の下働きをしていたが、生来、吃音が激しく、ままならぬ日常を送っていた。そんなある日、寺の襖絵を描きに来た絵師・土佐光信と出会い、絵を描く喜びを知る。
    その後、自分の出自を知らぬ又兵衛は何者かに追われ京に移るが、新たに狩野派で学ぶ機会を得て、兄弟子でもあり師ともいえる狩野内膳と出会い、更なる絵の研鑽を積む。しかしある日、何者かに母を殺される。

    その後もなんとか絵の道で生きていた又兵衛だったが、じつは自分の父は荒木村重であること、母だと思っていたお葉はもともと乳母で、しかも彼女を殺した首謀者が村重だったことを知る。

    母を想い、父を恨み、人と関わることも不得手な又兵衛にあるのは、絵だけだった――。
  • 「クソみたいなキューバを変えられるのは、カストロしかいなかった」
    アメリカ傀儡政権から祖国を取り戻した男の闘いを描く!

    若きJ・F・ケネディや、アレン・ダレスCIA長官が活躍する大国アメリカの影響を受けながら、米国の傀儡政権が支配するキューバで、革命への土台を作るために戦った若き日のフィデルを描く!

    祖国キューバのためを思い、立ち上がったフィデル・カストロは、時の権力者・バチスタ将軍に何度も敗れた。
    それでも、フィデルに私心はなく、国民のために戦っていたからこそ、多くの国民に支持をされた。
    キューバ革命への礎を築いたフィデル・カストロの壮絶な激闘譜。

    英雄チェ・ゲバラを描いた『ゲバラ覚醒』『ゲバラ漂流』、カリスマ指導者フィデル・カストロの幼少期から青年時代を綴った『フィデル誕生』に続く、ポーラースター・シリーズ最新刊。
    アメリカと対峙し続けた、キューバの歴史を読めば、世界の現代史が読み解ける。

    【電子特典】
    全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。

    電子版あとがき 『フィデル出陣 ポーラースター』
    【関連小文】1 「オバマ大統領、広島訪問」
    【関連小文】2 「ローマ教皇フランシスコ、広島・長崎訪問」
    【関連小文】3 「コロナ来襲」
    【関連小文】4 「紙は神様である」
  • 構想20年、同じ時代に行きあわせた証しとして書き上げた、吉田喜重監督(『エロス+虐殺』『鏡の女たち』)渾身の長編小説!

    ドイツの闇の歴史に切り込む――。
    ナチス副総統、ルドルフ・ヘス。「わたし」という主語がない奇妙な手記を通して、謎に満ちたヘスの生き様を掘り尽す。

    ナチス・ドイツによる絶滅戦争=ソ連侵攻を控えた1941年5月10日、ヒトラーの代理人といわれたヘスは
    単身メッサーシュミットを操り、スコットランドをめざしてミュンヘンを飛び立った。イギリスとの講和工作のために。
    しかし、それを知ったヒトラーは激怒し、チャーチルはとりあわなかった。世界は破滅へ向かって動きはじめる……。

    ヘスの罪と罰を辿る、大作歴史小説。
  • 1,400(税込)
    著:
    司馬遼太郎
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    司馬遼太郎による国民的ベストセラー、映像化に合わせて待望の新装版刊行。

    俺は今日から武士になる――。

    佐幕派と倒幕派が対立する幕末の激動期。
    武州多摩のバラガキだった土方歳三は、近藤勇、沖田総司らとともに、
    幕府徴募の浪士組にまじって、京へ向かう。
    京都守護職御預の名のもと、「新選組」を結成。
    副長・土方は厳しい局中法度を定め、類のない苛烈な軍事集団を創り上げ、
    池田屋事件などで、世にその名を轟かせていく――。
    しかし、薩長同盟成立で、時流は一気に倒幕へ。
    土方は最後まで激しく抵抗、夢と信念を貫き、江戸、会津、箱館へ向かう。

    稀代の男の生涯を巧みな物語展開で描いた、傑作長編。

    〈名著が一冊で読める、大変お得な決定版!〉

    司馬さんによる「あとがき」、原田眞人監督による特別寄稿「そびえ立つ歴史的遺産『燃えよ剣』を映画化して」を収録。

    ※本書は、一九九八年九月に刊行されたノベルス判の新装版です。
  • たとえこの腕失くすとも――
    あの梅原猛を驚嘆させた独特の画風。利き腕切断後も大作を描き続けた伝説の画家、三十五年の凄絶な生涯を描いた力作長編。
  • 文春文庫×エブリスタ
    第3回バディ小説大賞受賞作が電子書籍化!

    文春文庫が小説投稿サイト「エブリスタ」とコラボして開催した「バディ小説大賞」。
    「キーアイテム」がテーマの今回は、時代ファンタジー小説『-空- 戦国あやかし恋華』が大賞を受賞しました。

    【あらすじ】
    救世の旅をする僧侶・空穏(くおん)とお供の神獣・塩竈(しおがま)が湖で見つけたのは、巨大な白い繭。
    その中には、全身が生糸のように白い美少女が眠っていた――。
    少女は一体何者なのか? 村で流行する疫病の正体は?
    徐々に、人と妖の罪業が解き明かされる……。

    「文章力、構成力ともに抜きん出ており、非常に読み応えがあった」
    「すぐに惚れられてしまう僧侶の空穏や、バディとなる神獣の牛もチャーミング」
    選考委員も絶賛した、絢爛豪華な謎解き時代ファンタジー。
  • 1,528(税込)
    著:
    滝沢志郎
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    敏腕新聞記者と愛嬌たっぷりの“相棒”が、幕末から明治にまたがる謎を追う!
    『明治乙女物語』で松本清張賞を受賞した著者の受賞第一作

    明治維新前夜――。
    妻、幼子とともに馬車に乗っていた一人の英国商人が、横浜で三人の侍に斬殺される事件が起きた。
    三人は「攘夷なり!」と叫ぶや逃走し、その行方は杳として知れなかった。

    17年後、銀座で一人の馭者が、何者かに狙撃され死亡した。
    彼はこときれる前、「青い眼の幼子……」とのみ言葉を発したという。その意味するところは何か?

    開化日報記者の片桐は14歳の探訪員見習い“直太郎”とともに、幕末から明治にまたがる謎を追う。
    やがて明らかとなる驚くべき事実とは!?

    松本清張賞受賞第一作の本格歴史ミステリー
  • 没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができるシリーズ4冊を便利な合本で!

    生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。

    第1巻「一丁目一番地のひと」(周五郎作品に登場する女性像を分析する。)
    第2巻「彼らを輝かせるもの」(男女が貫く「意地」をキーワードに作品世界に迫る。)
    第3巻「寒橋のまぼろし」(「情」の万華鏡とも言うべき作品世界の魅力を解き明かす。)
    第4巻「悲と哀のあいだ」(微妙に意味合いの異なる「悲」と「哀」を、周五郎はいかに描いたか。)
  • 主人公の南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵は、心形刀流の遣い手。“剃刀久蔵”と称され、悪人たちに恐れられている。何者にも媚びへつらわず、自分のやり方で正義を貫く。
    「町奉行所の役人は、お奉行の為に働いているんじゃねえ、江戸八百八町で真面目に暮らしている庶民の為に働いているんだ。違うかい」。
    大人気の時代小説シリーズ「秋山久蔵御用控」全30巻を、合本としてまとめました。
  • デビュー作『会津執権の栄誉』が第157回直木賞候補に!
    ますます注目を集める新人作家・佐藤巖太郎の
    オール讀物新人賞受賞短篇が電子書籍オリジナルで登場


    山形藩二十万石の大名・保科正之から呼出しを受けた北町奉行・加賀爪忠澄。
    保科の頼みは、切支丹の疑いありと訴えられている牢人・梶原伝九郎について、
    拷問による自白ではなく、正しい裁きをしてほしいと願うものだった。

    梶原伝九郎を訴え出たのは、実の弟・八太夫である。三ヶ月前のことだった。
    同居する兄が十字架に向かい祈りを捧げている姿を目撃したという。
    しかし伝九郎は疑いを頑強に否認。でうすの御影が描かれた絵も躊躇なく踏み、
    仲違いしている弟による自分への誣告だと申し立てた。
    いったいどちらが嘘をついているのか――。

    そんな中、伝九郎の所持する『伊勢物語』の中に、耶蘇教を崇める呪文が発見され、
    事件は思わぬ展開を見せる――。
  • シリーズ38冊
    1027,944(税込)
    著:
    鳥集徹
    レーベル: 文春e-Books
    出版社: 文藝春秋

    文藝春秋の電子書籍オリジナルレーベル「文春e-Books」始動! ヒトが直立二足歩行を始めたときから悩まされてきた腰痛。最先端医療から民間療法まで、その“治療法”はまさに百花繚乱の様相を呈していますが、それゆえ肝心の「自分に適した腰痛治療は何か」「今、腰痛治療はどうなっているのか」ということが見えにくくなっています。本書は、その疑問に答えるべく、ジャーナリストの鳥集徹氏が『週刊文春』に執筆し、大反響を呼んだ連載をまとめたもの。「痛みは心から?」「トリガーポイント注射とは?」「代替医療の賢い使い方は?」「後悔しない手術の受け方とは?」等々、日々進化を遂げている腰痛治療法の取捨選択に悩むすべての人にとって、格好の羅針盤となる一冊です。電子書籍版特別付録として、専門家への聞き取り調査によって作成した「腰痛の実力医師リスト」を収録!
  • 2700万部の大ベストセラー時代小説から名言・金言を総ざらい!

    『鬼平犯科帳』とは、江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔である。
    火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、若いころ、「本所の銕(てつ)」と呼ばれた無頼の過去を持ち、その経験から、市井の事情にも通じ、人情の機微を知るようになった。

    その鬼平を中村吉右衛門が演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた『鬼平犯科帳』は、2017年にアニメ化され、大きな話題になった。

    著者、故池波正太郎は『鬼平犯科帳』のほかに、『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』という人気シリーズも書いた時代小説の第一人者。東京・浅草という下町生まれ。小学校を卒業してすぐに働き始め、劇作家として活躍しはじめてからも、しばらくは都職員として働いていたという経歴の持ち主。そうした経験を通じて磨かれた人間観が作品を深みのあるものにしている。

    「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」
    「何事も小から大へひろがる。小を見捨てて大がなろうか」
    「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ」

    文庫版『鬼平犯科帳』全24巻と番外編1巻より、しびれる名台詞、寸鉄人を刺す格言、心をうつ人生訓をピックアップ。
    著者自身の手になる挿画や、時代小説の挿画家としてしられる中一弥氏の作品も収録。
  • 2017年1月よりテレビ東京系や時代劇専門チャンネルで放送されるアニメ「鬼平」。
    その原作となった全12話を集めました。

    主人公・長谷川平蔵の奔放な青春時代や、妻・久栄の秘められた過去、
    同心・木村忠吾の意外な一面、おまさ、粂八といった密偵たちの来歴など、
    主要登場人物のキャラクターが分かる話を集めた鬼平入門に最適の一冊。


    【収録作品リスト】

    「血頭の丹兵衛」 『鬼平犯科帳(一)』収録
    「本所・桜屋敷」 『鬼平犯科帳(一)』収録
    「暗剣白梅香」 『鬼平犯科帳(一)』収録
    「血 闘」 『鬼平犯科帳(四)』収録
    「谷中・いろは茶屋」 『鬼平犯科帳(二)』収録
    「盗法秘伝」 『鬼平犯科帳(三)』収録
    「瓶割り小僧」 『鬼平犯科帳(二十一)』収録
    「大川の隠居」 『鬼平犯科帳(六)』収録
    「泥鰌の和助始末」 『鬼平犯科帳(七)』収録
    (アニメ第9話「わかれ道」は「泥鰌の和助始末」の前編)
    「むかしの男」 『鬼平犯科帳(三)』収録
    「あきれた奴」 『鬼平犯科帳(八)』収録
    「狐 火」 『鬼平犯科帳(六)』収録

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