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『横溝正史生誕120周年!探偵小説フェア、101円~400円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~42件目/全42件

  • 407(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    高級住宅街緑ヶ丘町一帯に、突然、悪意に満ちた奇怪な密告状が舞い込み始めた。差出人は黄金の矢と名乗る謎の人物。はじめは、たちの悪いイタズラと笑い過していた人々も、殺人事件が起こるにいたり、たちまち恐怖のどん底に叩き落された。被害者はアメリカ帰りの富裕な未亡人で、むき出しの背中に彫られたトランプ散らしの刺青のうちハートのクイーンの部分を、無気味なからす羽根の矢が深々と刺し貫いていた! 金田一耕助の名推理が冴える奇怪ミステリーの傑作、ほか一篇を収録。
  • 440(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    木箱のふたをこじあけた瞬間、思わず縫い子たちは後ずさりした。箱の中には、乳房をえぐりとられ、その血だまりに一匹の蛾を浮かべた若い女の死体が……。服飾界の女王として君臨する美人デザイナー浅茅文代。だが、突然アトリエに死体入りの木箱が送り込まれたのを手始めに、彼女の大事な専属モデルたちが次々と殺されていった。犯人の目的は何か? そして、灰色ずくめの服装で暗躍する無気味な狼男とは何者? 全編にあふれる怪奇とロマン、横溝正史の傑作長編推理!
  • 396(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    臨海荘の大ホールでは、大勢の男女が集うパーティが催されていた。
    一夜限りの相手を物色する享楽的な宴が終わろうとした矢先、ベッドルームで死体が発見! 
    被害者は美しい女主人で、左の乳房をえぐられていた。ボーイに変装し潜入していた金田一耕助は駆けつけた警官たちと取り調べを開始する。
    だが、事件の裏には大規模な麻薬密売が複雑にからんでいて……。
    表題作に「暗闇の中の猫」「睡れる花嫁」を加えた傑作本格推理。
  • 396(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    陶器収集で有名な画家が自宅のアトリエで何者かに殺害された。
    現場におもむいた金田一耕助は、聞き込みを続けるうちに数日前、テレビで見た“壺中美人”と称する曲芸を思い浮かべる。
    なんと発見者のたえは、血にまみれたパレットナイフを握りしめたまま、身体をねじまげ壺の中へ入っていく女の姿を見たというのだ! 
    表題作ほか奇妙な廃墟で起きた殺人事件を追う「廃園の鬼」を収めた、愛と裏切りを映し出す、横溝正史の傑作推理。
  • 396(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    弓の収集家として名高い考古学者の古館博士が、三人の若者を招き弓遊びに興じていた。見事的を射た者を、愛娘早苗の婿とするというのだ。
    だが、その直後、競技に参加した若者の死体が発見される。浴室の中でシャワーを浴び続ける男の胸部には、白塗りの矢が射ちこまれていた……。
    解決不能と思われた密室トリックを名探偵・金田一耕助が解き明かす。
    一風変わった隣人の嫌疑に挑む「蝙蝠と蛞蝓」を併録したファン必読の小説集。
  • 429(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    白昼の隅田川に漂う一艘の貸しボート。中を見た人々は一斉に悲鳴を上げた。そこには首を途中まで挽き切られ、血まみれになって横たわる、男女の惨死体があったのだ。
    名探偵・金田一耕助による聞き込みで、事件直前に、金ぶち眼鏡をかけ、鼻ひげを蓄えた中年紳士がボートを借りたことが判明。謎の人物を追って捜査が開始されたが、事件は意外な方向に……。
    表題作に「湖泥」「堕ちたる天女」を加えた、横溝正史の本格推理。
  • 396(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    二人の刺青がある女、殺されたのは何者か。金田一耕助シリーズ!

    片瀬の沖に浮かんでいた若い女の首なし変死体。内股にはスペードのクイーンをあしらった名人彫物師による刺青が! もう一人、同じ刺青をもつ女がいるようで……。複雑に絡み合う謎に金田一耕助が挑む
  • 396(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    河野裕
    イラスト:
    秀良子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    天才小説家と天才の原稿を追い求める編集者のミステリー、感動の完結!

    天才作家・雨坂続が再び眠りについて2年。佐々波は徒然珈琲を手放し、フリー編集者として活動していた。そんな中、雨坂の最高傑作『トロンプルイユの指先』の映画化の話が持ち上がるが……。
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    ほしおさなえ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    切ないラストに余韻が残る──『活版印刷三日月堂』の著者、新作!

    陽太郎の師、写真家の弘一には秘密の顔があった。それは銀塩写真探偵という驚くべきもの。ネガに写る世界に入り、過去を探れるというのだ。入れるのはたった一度。できるのは見ることだけ。それでも過去に囚われた人が救いを求めてやってくる。陽太郎も写真の中に足を踏み入れる。見たのは、輝きも悲しみも刻まれた永遠の一瞬で──。生きることとは、なにかを失っていくことなのかもしれない。哀切と優しさが心を震わす物語。
  • 330(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    河野裕
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幽霊の世界に取り込まれた少女を救え! 2人の探偵が最大の謎に挑む!!

    突然気を失った小暮井ユキがめを覚ますと、そこは“紫色の指先”と呼ばれる幽霊の世界だった。迷い込んでしまったユキは現実の世界に戻ることができるのか? シリーズ最大の謎解きが始まる!
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    河野裕
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    探偵コンビの過去が明らかに!? 人気シリーズ、新章スタート!

    佐々波と雨坂が、本当に「編集者」と「作家」だった、若き日の物語。ある一人の女性の存在が、すべての始まりだった……。本にまつわる謎が、眠れる天才を呼び覚ます。推理しない探偵コンビの語られなかった過去が明らかに!
  • 352(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    椙本孝思
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自称ロボット少女・果菜と高校生探偵・白鷹黒彦の事件簿、新たなる事件!

    奇妙な城がたたずむ離島に招かれた10人の男女。性別も年齢もばらばらだが、唯一共通しているのは「美術家の子どもたち」ということ。果たして見えない犯人による、新たな連続殺人の夜が始まる!? 果菜、黒彦の推理は!?
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    河野裕
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幽霊が描く物語の結末は--!? シリーズ第3弾登場!

    昔馴染みの女性に招かれ、佐々波はある洋館を訪れる。そこは幽霊の仕業と思われる不思議な現象に満ちていた。“編集者”と“ストリーテラー”二人の探偵は、館にまつわる物語を紡ぎ謎を解き明かすことができるのか?
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    河野裕
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    小説家&編集者コンビが解き明かす、幽霊と物語で彩られた極上ミステリ!

    大学生のユキが出会ったのは、演劇サークルに所属する大野さんと、シーンごとにバラバラとなった脚本に憑く幽霊の噂。「解決しちゃいませんか?」とユキは持ちか けるが、駆り出されるのはもちろんあの2人で……。
  • 297(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    河野裕
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    お前の推理は全ボツだ――サクラダリセットの河野裕、新シリーズ登場!

    異人館が立ち並ぶ神戸北野坂の小さなカフェ「徒然珈琲」にはいつも、背を向け合って座る二人の男がいる。一方は元編集者の探偵で、一方は小説家だ。物語を創るように議論して事件を推理するシリーズ第1弾!
  • 330(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    中秋の名月の夜、池のあたりで聞こえたうら若い女性の美しい唄声。ロマンチシズムの極地を描く異色作

    終戦によって、ようやく人間らしい感情を取り戻していた私は、何年かぶりで中秋名月を愛でる気になった。五分あまり歩いて大きな池のあたりにさしかかった時、突如として、うら若い女性の美しい唄声が聞こえてきた。声に誘われ竹藪の中へ歩を進めた私は、はたとその場に立ち止まった。行く手の小高い段の上に、月光で銀色に輝くワンピースに竹の葉影を斑々とさせて、神秘なまでに美しい女性が佇んでいた……。ロマンチシズムの極致。数奇な運命を辿り、今蘇った横溝文学異色の名作。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 白い芙蓉の花に包まれた洋館には鮮血をしたたらせた女の変死体が……。素人名探偵都築欣哉が犯人を暴く!

    夜目にも鮮やかに咲きほこる白い芙蓉の花に包まれた石畳を踏みしめながら、巡査は玄関へ入った。人の気配は感じられない。暗がりの中を探りつつ、彼は問題の部屋に辿り着いた。灯りのスイッチを押すと、バラ色の光が部屋に溢れる。だが次の瞬間、彼は殴られたような驚愕に打たれた。敷きつめられた派手な模様の絨毯の上に、胸から鮮血をしたたらせた女の変死体が……。それぞれに複雑な殺害動機を持つ7人の容疑者と、素人名探偵都築欣哉の対決を描く表題作ほか7編を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • バレンタインデーに金田一耕助を襲った毒入りチョコレート事件など、心境を吐露した好エッセイ集

    バレンタイン・デーに金田一耕助を襲った毒入りチョコレート事件! しかし金田一は無事、九死に一生を得たのである。真相はこうだ。ある編集者氏が「読者から金田一先生にバレンタインの贈り物です」と小包を届けてくれた。自称金田一の小生は遠慮なく戴く。だが中身のチョコレートを食べ終わって数日後、世間を震撼とさせた毒入りチョコレート事件が発生したのだ! 猛烈な横溝ブームの最中、その熱気にとまどいながらも淡々と日々を過ごす著者の心境を吐露した好エッセイ集。
  • 429(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    椙本孝思
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    “館ミステリ”への挑戦状! 迷える探偵黒彦デビュー戦。

    覚えのない女性からの電話により、「魔神館」と呼ばれる洋館の落成パーティに参加することになった高校生・白鷹黒彦。果たしてそこは、12星座に見立てた石像と、妙な配置の部屋がひしめく妖しげな洋館だった。そんな館での夜、不可解な殺人事件が発生。嵐で孤立する中、その後もありえない状況で次々と人が殺されていく……犯人は参加者か、それとも館に佇む魔神像の仕業か!? 黒彦と世界最高の知性・犬神清秀の推理が始まる!
  • 440(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    椙本孝思
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    “村ミステリ”への挑戦状! 迷探偵・白鷹黒彦の事件簿、第3弾!

    「この地で面白いものを発見した。黒彦君と一緒にすぐ来なさい」――犬神果菜のもとに、兄・清秀から謎の一文が添えられた年賀状が届いた。“高校生探偵”白鷹黒彦は、果菜を連れ、文面に書かれていた奇妙な名前の村に向かうことに。露壜村。現世から隔絶された山村で、ふたりが最初に目にしたのは、異常に長い不気味な葬列と、まとわりつくような老婆の視線。それは、怨念に満ちた惨劇の幕開けだった!? シリーズ最大の事件簿!
  • 407(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    椙本孝思
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    “学園ミステリ”への挑戦状! 迷探偵・黒彦&果菜シリーズ第2弾!!

    私立天空高校の校舎屋上から女生徒が飛び降り自殺をした。所持品は数千円と奇妙な鏡。騒然となる中、平凡な生徒・白鷹黒彦は、なぜか探偵部部長・夢野姫子に目を付けられ、事件を調査するはめに。風変わりな少女たちが集う探偵部、執拗に指導を繰り返す生徒会、裏サイトを管理する電子工作部……三つどもえの思惑が交錯する中、黒彦たちは恐ろしい殺人の連鎖にまきこまれてゆく――!? 黒彦と美少女・果菜の推理劇、再び。
  • 374(税込)
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    霧深いロンドンで秘密裡に進められた侯爵家御曹司のすり替え計画。畔沢大佐の陰謀が殺人を招く

    霧深いロンドンの街の片隅で秘密裡に進められたある計画。それは、莫大な資産家塙侯爵の息子で欧州留学中の安道を、思い通りに操れる偽者とすり替える畔沢大佐の陰謀だった。日本へ戻った偽安道は見事にその役柄をこなし、ライバルの晴道を押えて侯爵の信頼を勝ち取った。だが、その頃から偽安道に変化が生じた。大佐の命令に従わず、勝手な行動をとり始めたのだ。そして、あの忌まわしい老侯爵殺害事件が起きた……。横溝正史の異色長編ほか「孔雀夫人」を収録。
  • 330(税込)
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    坂の上に薔薇色の明かりを灯す瀟洒な屋敷、そこに住む美しい女主人の世にも恐ろしい物語

    「蛾が舞いこんできやがったぞ。誘蛾燈に誘われて」咽喉を鳴らすような声で男が呟いた。だが、男の見つめる先には誘蛾燈などない。青年は不思議に思って男に訊ねた。「向こうに見えるあの灯がそうだよ」男が顎をしゃくって見せた先の、道一つ隔てた坂上に、薔薇色の灯をともした瀟洒な建物が見える。「あの灯が薔薇色に輝く晩は気をつけなきゃいけねえ」それから男が青年に聞かせた話は、屋敷に住む美しい女主人の、世にも恐ろしい物語だった……。表題作ほか9篇を収めた傑作短編集!

    カバーイラスト/杉本一文
  • 330(税込)
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    神出鬼没の怪盗白蝋仮面と、新聞記者三津木俊助、探偵小僧御子柴少年が宝石王の屋敷で対決

    「わっ、あんな所から血が……」探偵小僧の御子柴進が悲鳴を上げた。懐中電灯の明かりに照らし出された廊下の隅には、赤黒い血が流れ出ている大きなセメント樽が! 宝石王の屋敷で起きた事件の捜査中、怪盗白蝋仮面の部下の大男をみかけた三津木俊助と御子柴少年は後を追った。だが、大男の姿はどこにも見えない。取り逃がしたと思った時、進が樽の異変に気づいた。そこにはナイフで刺された大男の死体が……。神出鬼没の怪盗白蝋仮面と、三津木俊助、御子柴少年との対決を描く傑作。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 330(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    造船成金が造らせた黄金の模型船、それを狙う怪盗と由利先生、等々力警部コンビの対決は

    日本一の造船成金といわれる大富豪雨宮万造が、喜寿の祝いに造らせた黄金の模型船。船首にはダイヤが燦然と輝やき、その豪華さには誰もが眼をうばわれた。ところが、謎の怪盗風流騎士がこの黄金船を狙っているという噂が流れ始めた。駆けつけた警察が邸の内外を監視し、黄金船のある大広間では万造の孫恭助がしっかりと見張っていた。だがその時、恐るべき怪盗はいつのまにか忍び込んでいたのである。由利先生と等々力警部の異色コンビが、狡猾な犯人と対決。表題長編ほか2篇収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 馬を空に浮かべる魔人と、少女をさらう全身黄金の魔人! 謎の二怪人が登場

    上野公園に集まった人々は空を見あげて驚いた。一頭の馬が空に舞いあがったのだ! 馬体には7つの風船がゆわえつけてある。それにしても馬一頭、空に舞いあがらせるとは何とすごい浮揚力だろう。風船にはどんなガスが詰められているのか? そしてそれを発明したのは何者なのか? やがて新聞紙上に次の実験を予告する広告が出た。“風船魔人”の次の実験とはいったい何なのか? ほかに、全身黄金の謎の怪人を追う御子柴進と三津木俊助の活躍を描く『黄金魔人』を収録。傑作中編集。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 墓地の片隅で泣く女。古ぼけた一冊の書物に秘められた謎とは? 横溝文学の原点をたどる初期傑作短篇集第2弾

    早春の肌寒い黄昏時、五井は墓地の隅で泣いている一人の美しい娘に気がついた。不審に思った彼がその娘に近づこうとした時、突然、低い、威嚇するような男の声が聞こえてきた。木の間がくれにみえるその男は、白い袷のうえに墨染の衣をまとい、片足が不自然にまがっていた……。古ぼけた一冊の書物が秘める事件の謎とは? 横溝文学の原点をたどる初期短編集第2弾! ペルシャ猫を抱く女/詰将棋/双生児は踊る/薔薇より薊へ/百面相芸人/泣虫小僧/建築家の死/を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 374(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「青い外套を着た女に会いたまえ」ポケットの中の奇妙な紙切れが、フランス帰りの画家をとんでもない事件に!

    フランスから帰朝した無名の画家は、ポケットに入っていた奇妙な紙切れに気がついた。そこには「日比谷公園の入口で青い外套を着た女に会いたまえ」と書いてある。彼は、面白半分に日比谷公園へ行った。入口近くに真青なレインコートを着た美しい女が立っている。彼は、女に話しかけた瞬間から、とんでもない事件に巻き込まれてしまった……。表題作のほか、白い恋人/クリスマスの酒場/木乃伊の花嫁/花嫁富籤/仮面舞踏会/佝僂の樹/飾窓の中の姫君/覗機械倫敦綺譚を収録

    カバーイラスト/杉本一文
  • 随筆原稿執筆中に殺害された高名な画家、新聞社の少年社員で探偵小僧・御子柴の大活躍は

    「先生、起きてください、先生!」進が声をかけたが、永利はデスクにうつぶせになったままだ。たまりかねた進は、永利の背後からのぞきこんだ。だが次の瞬間、進は背筋の凍る衝撃を覚えた。原稿は鮮血に染まり、デスクの上に血だまりができていたのだ……。新日報社の少年社員御子柴進は、有名な画家永利の所へ随筆原稿を受け取りに行き、恐ろしい事件に巻き込まれてしまった。事件の前後に出没する怪人X・Y・Zとは敵か? 味方か? 探偵小僧御子柴少年の大活躍を描く連作推理。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 374(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ガラスの柩に横たえられ瀬戸内海を小舟で漂う美少年。それが恐ろしい連続殺人の発端であった

    瀬戸内海のまっただなかに木の葉のように浮かぶ一艘の小舟。だが、その上にしつらえた大きなガラスの柩の中には、一人の美少年が身動きもせず横たわっていた! 助け出された少年が盲聾唖の三重苦とわかった時、ひどく同情した富裕な未亡人が彼を引きとった。しかし、それが恐ろしい連続殺人事件の発端になろうとは……。無気味な背景に潜む見事なトリック。横溝正史の傑作本格推理、他2編収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 330(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    全米を震撼させた殺人鬼「幻の女」が日本へ上陸? 由利先生と三津木俊助が凶悪な女殺人鬼と対決

    「人殺し!」叫び声を聞いた俊助は部屋に飛びこみ、浴室のカーテンをまくり上げた。瞬間、彼はその場に立ちすくんだ。浴槽には胸を抉られ、鮮血を滴らせる女が浮かんでいたのだ! 全米を震撼させた殺人鬼「幻の女」が日本へ上陸との知らせを受けた敏腕記者三津木俊助は、早速真相究明に乗り出した。だがその直後、彼女の仕業と思われる殺人事件に巻きこまれてしまった……。由利先生と三津木俊助の名コンビが凶悪な女殺人鬼と対決。探偵小説の醍醐味を満喫させる傑作、ほか二篇収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 妻殺しの容疑者にされた作家、自分のアリバイを証明してくれる謎の女を探し当てたが

    酔い痴れて夜の歓楽街をさまよい歩く啓介は、絶えず女の視線を感じていた。それも三人が入れ替わりながらあとを執拗につけてくる。朦朧とする頭の中で、彼はそのことだけをはっきりと意識していた。外出中に妻を殺害され、現場にいつも持ち歩いていたシガレット・ケースがあったために妻殺しの重要容疑者にされた作家の風間啓介。自分のアリバイを証明する謎の三人の女を必死に探索する。だが、その中の一人を見つけた時、彼女は……。横溝正史が描く本格ミステリーの最高傑作!

    カバーイラスト/杉本一文
  • 374(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    セメントで固められた大木の洞から長い黒髪が……。由利先生と三津木俊助が挑むおぞましい事件

    庭の隅に立つ大木に、セメントでギッチリ充填された洞がある。そこには一握りの長い髪が生え出し、冷たい秋風にバサリバサリと揺れていた。すぐに発掘が始まり、やがてそこから女の真っ白な脛が…。役者殺しを皮切りに、たて続けに殺人が起きた。事件解決に乗り出した由利先生と三津木俊助は、被害者が一様に或る大富豪の隠し子である事実をつきとめた。だがその時、最後の遺産相続人である盲目の娘に、犯人の魔の手が! サスペンス豊かに描く本格推理小説。表題作ほか2篇を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 374(税込)
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新聞に虚偽の死亡広告を掲載された5人の有名人、彼らには15年前の忌まわしい事件につながる秘密が

    大新聞に掲載された五人の人々の死亡広告。大実業家、宝石王、有名女優等、いずれも今を時めく知名人。悪戯にしては余りに無気味な広告に、全員が実業家の屋敷に集まった。実は彼らには重大な共通の秘密があった。それは莫大な利権を生む人造ダイヤの製法に関する機密で、15年前の忌まわしい事件に繋っていたのだ。そして今、部屋にある鏡にいつのまにか血のような真紅の紙が貼られ、そこには第一の殺人予告が! サスペンスに富む表題作をはじめ、傑作を網羅した珠玉の推理短編集。
  • 船員同士の傷害事件後に姿を消した男。彼の背中には絶対に他人には見せられない刺青があった――

    灼熱の外洋でも、絶対にシャツを脱がない大男の船乗りがいた。他人に見せられない刺青をしているという噂がある男だ。ある日、私が船医をしている船で、船員同士の傷害事件が起きた。被害者は日頃、仲間からゲジゲジのように嫌われている腕自慢の水夫である。片目をつぶされ、肋骨をヘシ折られた瀕死の状態で運ばれてきた。喧嘩の相手はなんと、あの謎の船乗りだった。彼はいつの間にかボートを盗み、船から姿を消していた。表題作ほか9篇を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 寄宿舎で起きた死体のない殺人事件、著者の処女作を含む貴重な初期短編傑作選

    四月一日の朝、M中学寄宿舎内で恐ろしい事件が起きた。学生の一人が自室で、何者かに殺されたらしいのだ。現場は惨澹たる有様で、机は覆り、インクが流れ、破壊された石膏細工の破片が部屋一面に飛び散っていた。そして夜具の白いシーツには、ベットリしみついた生生しい血潮が! しかし不思議なことに、肝心の死体が部屋のどこにもなく、また夜中に物音を聞いた学生は一人としていなかった……。処女作「恐ろしき四月馬鹿」を初めとした横溝正史初期短編傑作選(大正編)!

    カバーイラスト/杉本一文
  • 396(税込)
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    床に残るどす黒い血だまり。その横にナイフを突き刺した写真が一枚。御子柴進の推理は

    床に残るどす黒い血だまり。その横にナイフを突き刺した写真が一枚。写真の主は法医学者、板垣博士の旧友の娘、吾妻早苗だった。電話で早苗の悲鳴を聞き、駆けつける三津木俊介と。犯人は早苗との結婚を博士に反対された木塚陽介か?だが早苗から電話が掛かってきたとき、木塚は博士の部屋にいた……。「“姿なき怪人”となって、博士に復讐してやるのだ」と不敵な挑戦状を突きつけてきた犯人は。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 女にモテすぎるのが玉に瑕、美男目明かし人形佐七の手柄話を8編収録。横溝正史が自ら選んだ捕物傑作選

    「遊んでおいでなさいまし」小松屋の手代宗七は、突然誰かに呼びとめられた。春のうす闇に包まれた川面に浮かぶ苫舟に、若い女が立っている。客を舟に呼び、春をひさぐお千代舟である。宗七はひきずりこまれるように舟に乗ると、その女を抱いた。やがて宗七が舟を降り、ふり返った時、月の光が女の顔を浮かび上がらせた。瞬間、彼は「あっ!」と叫んだ。その女こそ、神隠しにあったと噂され、行方不明になっていた大店の娘お福だった……。人形佐七の十手が冴える傑作捕物帳第2集!

    カバーイラスト/杉本一文
  • 奇人山名耕作にまつわる奇妙な物語。著者の原点を探る初期短編傑作選〈昭和編〉

    家並みもまばらな田舎くさい町の片隅に、十度ばかり往来に傾いたみすぼらしい家がある。その家には、天井がわりに設えた奇妙な棚があった。これこそ、あの有名な奇人山名耕作の住まいである。洗いざらしの浴衣によれよれの帯を締めたその装いは、至極この部屋に調和する。だが、頭をきれいに刈り込み、顔もきれいにそり、爪にはマニキュアを施す凄じさ。その彼が恋愛をしているらしく、私は大変興味を持った……。横溝文学の原点を探る初期短編傑作選〈昭和編〉!
  • 女にモテすぎるのが玉に瑕、美男目明かし人形佐七の手柄話を8編収録。横溝正史が自ら選んだ捕物傑作選第3弾!

    江戸芸能界の大パトロン大枡屋嘉兵衛の寮で、盛大な月見の宴が開かれることになり、佐七と二人の子分も招待された。舟で繰り込むつもりの佐七は、柳橋の舟宿で戻り舟を待つが、なかなかこない。困っていると、花形役者中村富五郎の屋形船が通りかかったので、それに便乗した。だが、乗り込んだ直後、舟宿のおかみが凄まじい悲鳴をあげた。横溝正史自選捕物傑作選第3集! 舟幽霊/万引き娘/くらやみ婿/女難剣難/風流六歌仙/夜毎来る男/恋の通し矢/を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 江戸三小町と評判の三人娘を襲う血なまぐさい事件。美男目明かし人形佐七の初手柄話ほか

    正月気分さめやらぬ江戸の町に、血なまぐさい事件が勃発した。江戸三小町と呼ばれ、羽子板のモデルになった三人の評判娘のうち、深川小町のお蓮が水死体となって発見された。その後、押し絵の首を切り裂いたお蓮の羽子板が、彼女の実家に投げこまれる。だが事件は、これだけで終わらなかった。今度は音羽小町のお蝶が……。女にモテすぎるのが玉に瑕、美男目明かし人形佐七の初手柄話他7篇収録。「これだけは読んで欲しい」と横溝正史が自ら選んだ捕物傑作選第1集!

    カバーイラスト/杉本一文
  • 「本陣殺人事件」「八つ墓村」「獄門島」等、数々の名作が生まれた背景を横溝正史が自ら綴った、ファン必読の1冊

    昭和20年4月1日から始まった約3年半にわたる岡山での疎開生活。横溝正史は肥たごをかつぎ、畑を耕しながら、土地の人々との交流を深めた。彼は日本の敗戦を予測し、もし戦争協力を求められたら一家心中も辞さず、と常に青酸加里を携帯していた。玉音放送を聞いた時、彼は快哉を叫んだ。正史の猛烈な創作がこの時から始まる……。「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」「八つ墓村」「獄門島」等、数々の名作が生まれた背景を、横溝正史が自ら綴った想い出の記。横溝ファン必読の1冊!

    カバーイラスト/杉本一文

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