『ミステリー・推理・サスペンス、幻冬舎plus+(文芸・小説)』の電子書籍一覧
1 ~8件目/全8件
-
資格を剥奪され路頭に迷っていた元プロボクサーの最上は、ある企業に拾われる。そこは、警察には頼れない、訳ありの政治家、実業家などを顧客に抱えるVIP専門の警備会社だった。なぜ、彼らは命を狙われているのか、警察に打ち明けられない秘密とは何なのか。最上はひとり、警護対象の身辺を調べ始めるが……。爽快感溢れる長編ミステリー。
-
警視庁幹部職員であれば、誰もが晴れがましい気持ちで迎える退職記念式典。
だが長年、捜査1課で凶悪犯を追い続けた男――昨日まで警視庁本部捜査第1課のナンバー2だった星正一の胸は晴れなかった。
それは男の唯一の屈辱ともいえる未解決事件のせいだった。十五年前に起きたその事件では容疑者すら浮かばなかった。
完全犯罪など認めてこなかった最強の警視庁捜査1課――その信念さえ揺らぐ事件だった。
しかし、三週間前、事件解決につながるかも知れない端緒を掴んだ星は、迫り来る退職日を前に、激しい焦りを覚えていた。
犯人に迫れるか。だがその時間は余りに短く……。
圧倒的情報の量と質でエンターテインメントを描き続ける著者が初めて警視庁捜査1課をミステリーで描く、決定的警察小説! -
少しでも虫が好かない相手に、私は嫌がらせの言葉を記した『スミレ色の手紙』を送る。
深い恨みはあるわけではない。うるさい親戚。学生時代の同級生。勤めていた頃の同僚。嫌みな上司。
先日は態度が悪かったコンビニの店員への手紙を注意深く作っている。
この手紙が大きな災禍となったのは、私の手紙を契機に隣の部屋に住む女が自殺したことからだった。その死に私は責任がない。そう考えていた、あの女が登場するまでは……。 -
鹿野原市警察署刑事課強行犯捜査係に勤める僕は「刑事その五」と呼ばれている。
僕たちのボスが「刑事その一」と呼ばれているからで、他の意味はない。そんな僕の趣味は料理。
給料の大半は料理のために費やしているし、非番の時は、事件のことを忘れるためにも、一日中料理のことを考えている。
そんな今日の献立はギョウザ。ご飯は誰かと食べた方が美味しいから、友人で美人のノンコさんを誘った。そこへ先輩刑事の加藤さんも合流。
三人でギョウザを食べていると、ノンコさんが、彼女の友人が遭遇した笑い話として不思議な話を始めた。でもそれは僕たちが聞けば「立派な事件」だった……。 -
大手新聞社の写真部から結婚式を主に撮影するブライダル・フォトグラファーに転身して十五年。仕事はすっかり軌道に乗り、今では仕事のオファーが切れることがない。
ある日、ヴァイオリンの生演奏が評判の結婚式場をプローションするため、アイドル・桃瀬あかりをモデルに撮影した写真が大きな話題を呼んだ。だが皮肉なことにその評判とは、桃瀬あかりのものではなく、バックに写るヴァイオリン奏者・新倉小夜歌の完璧なまでの美を褒め称えたものだった。美しさで一般人に負けるアイドル――その写真は「公開処刑」とまで言われるほどネットを賑わした。その炎上っぷりも小気味良かったのだ。桃瀬あかりが自殺するまでは。
その自殺に不審を覚える私の前に現れた脅迫者。次々と起こる事件、そして死を運ぶと言われる小夜歌の存在。一体、何が起こっているのか……?
横溝正史賞受賞作家が新境地を切り拓いたサスペンス・ミステリの傑作、登場! -
東京多摩地区の山間の、とある集落に『GSオジカ』というバーがある。
ガソリンスタンドの跡地を、ほぼそのままの状態で使用している風変わりな店。店主は過疎化と高齢化が急速に進む集落で唯一の三十代であり、高齢者のために日々の買い出しを請け負っている。
バーの客は殆ど常連で、たいした売り上げにもならない。店主はいつもギリギリの生活だ。ただし、よほど居心地が良いのかバーには妙な客が吸い寄せられてくることもある。
ある日、バーを訪れたのは「生きている場所が違う」と思えるほど綺麗な娘。だがその彼女は過去最大級の「ワケあり」だった……。 -
一年前に起きた『星乃洋太郎殺害事件』で、逮捕された容疑者に無罪判決が下された。
時を同じくして、当事捜査に加わっていた大塚東警察署刑事課・大邊誠のもとに一人の男が現れる。男の名は、儀藤堅忍。
警視庁内にある謎の部署でひとり、無罪確定と同時に事件の再捜査を始める男だ。警察組織の傷を抉り出す再捜査に加え、その相棒に選ばれれば組織から疎まれ、出世の道も閉ざされることになる。その為付いた渾名は“死神”。
大邊は、儀藤の相棒に選ばれ、否応無しに再捜査に乗り出すことに――。「福家警部補」シリーズで話題の著者が放つ、新感覚警察小説。 -
俺は大手新聞社の地方支局に勤務する新聞記者。
そう言えば聞こえは良いが、最近ではうだつがあがらず、ライバルに出し抜かれて空回りばかり。そんな鬱屈した日々の中、俺はあの男と出会った。かつては大手新聞社のエースで、今はゴシップ記事で食いつなぐ男。負け犬。俺も最初はそうバカにしていた。
そいつのせいで俺は、記者生命すら危うくなるような事態に陥ってしまう。だがその事件の裏には想像すらできなかった悪意が眠っていた……。
横溝正史賞受賞作家が渾身の思いを込めて書き下ろす、ジャーナリズム・バディ小説!
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。