『ホラー、余美太伊堂文庫(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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本庄慧一郎 書き下ろし短編小説「蛇岩の霧が哭いた」
四人の男たちが江戸の豪商を襲って手にした黄金を、寒村の奥の丘に埋めた。
十年、素知らぬ顔で暮らした後に四人が集まって掘り出す――しかし、その日がきたが現れたのは、二人だった。
どういういきさつがあったのか、あとの二人は消されていたのだ。
繁次と金蔵は、黄金を埋めた甕のありかに胸おどらせて近づいていた。
その道すがら、このあたりに住むらしい若い娘に出会う。
金蔵は、いきなりその娘に襲いかかり欲望を遂げようとするが――。 -
「江戸の闇」は、ご存じのようにさまざまな凶悪な盗賊らを生んだ。
だが、財宝や資産のないつましく暮らす一般の庶民は、盗賊など恐れる必要はなかった。
しかし、彼らは常に闇にひそむ「目には見えない摩訶不思議な霊力」なるものを恐れ、時には身をすくめていたようだ。
そしてもし、万が一にもその「不思議と怪奇の穴」に引きずり込まれることがあっても、当人たちは決して口外しなかったようだ――。
さてこの「大江戸エロチックホラー」と題した四つの物語は「不思議や奇怪なんて関係ないぜ」とおっしゃるあなたの心に「惑いやゆらぎという妙味」をもたらすことでしょう。
「大江戸エロチックホラー」シリーズとして出版されている4タイトルを収録した短編集。
収録作品
蛇岩の霧が哭いた
穴ぐら
かんべんならねぇ
首くくり
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