『ホラー、同人誌・個人出版、半年以内(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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その少女は、死という終わりを欲していたはずだった
人間と妖怪が共に暮らす地――幻想郷。その非常識の存在として、不死身たる人間・藤原妹紅は終わることも終えることもできない永遠の生を過ごしていた。
その日は確かに具合が悪く、自慢の炎を生み出すことも出来なかった。だが寝れば治る、治らぬ道理はない……そんな不死身の希望的観測は、千余年の時を経て初めて打ち壊される。
私の体はどうなった?
もしかして私は死ぬのでは?
永い間忘れていた死への恐怖に為す術もなく翻弄される妹紅。その姿は幾多の妖を屠り、里の人間から頼られるようになったそれとは程遠かったーー。
少女たちが抱く『最も恐ろしいもの』をテーマにした、各巻完結型東方Project二次小説・幻想少女恐怖シリーズ第1弾。 -
神戸から四国へ。混沌とした異次元の悪夢が喜びの場所にかわるとき
中学にあがる前のケンジには悩みがある。
それは毎晩、嫌な夢をみることだった。
いままで見たこともない荒れ果てた海。
その夢に着くと、同じように空から声が響いてくる。
「ケンジ、ケンジ、おきろおきろ仕事だ仕事だ仕事だ」
夢のなかで海は荒れ、空は暗くいやな声が彼をののしる。
がまんできず、医者に通うが問題は未解決のままだった。
だが、ある日を機会にその悪夢はプツリと終わりを迎える。
だが、その後彼の妹・ユウが原因不明の体調不良となってしまった。
ケンとユウ、二人は夢からの解放はあるのだろうか。
答えは父と母が昔旅をした「四国」にあることを突き止めたケンジ。
そして不思議な導きにより、三人は、四国行きの旅をすることになる。
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「恋愛を目の前にして 堕地獄を語るのかしら」
19世紀フランスの抒情詩人、シャルル・ボードレール(Charles-Pierre Baudelaire, 1821 - 1867)が遺した唯一の韻文詩集『悪の華』の初版(1857年)のうち、特に「悪の華」と題された一章から数篇を選んで日本語に訳しました。読者諸氏がボードレールに興味を持つきっかけとなれば幸いです。
<目次>
「破壊」
「殉教の女」
「レスボス」
「地獄落ちを宣告された女たち」
「仲よし姉妹」
「血の噴水」
「ベアトリーチェ――永遠の女性」
「吸血鬼転身」
原題および画像のソース -
「真理は井戸の中にあるとは限らない」
「世界最初の探偵小説」と言われる短編です。名作を新訳でお楽しみください。 -
それはわが生涯の記録における戦慄の一ページであった。
この「ベレニス」というゴシック・ホラー小説は、1835年に初めて雑誌発表された際、読者から「内容が残酷すぎる」という苦情が多く寄せられた。出版社側からこの指摘を受けたポーは「多くの雑誌は同様の小説を載せて発行部数を伸ばしている」「私の目標は高評価を得ることだが、まず読まれなければ高評価も得られない」と反発したものの、10年後に他の雑誌に再発表した際にはこれに配慮する形で幾つかのパラグラフを削除しました。今回訳出したのはこの削除前の無修正ヴァージョンです。 -
それにしても我ながら用意周到な犯行だった。
19世紀のアメリカ文学者エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)のこの短編小説のタイトル ❛The Imp of the Perverse❜ は、従来は「天邪鬼」と訳されることの多かったものですが、日本古来の神または悪魔であるところの「天邪鬼」と、ポーがここで提唱している新しい概念とはまったく似て非なるものですので、今回は仮に「倒錯の悪魔」という訳語を当てて訳出してみました。名作を新訳でお楽しみください。 -
eureka0313詩集 (一天社文庫普及版)
この詩集は、今から10年以上前に、ブイツーソリューションさんから出版していただいたものを、新作を加え、編み直したものです。お楽しみいただければ幸いです。
<目次>
「みにくい花」
「これがうわさの吸血鬼」
「わたしを刺して」
「魔女裁判」
「魔女狩り」
「笑えるわ」
「魅せるお店の店先で」
「ダイヤモンドを抱いた夜」
「蛇の交尾」
「遊ぶ蛇」
「ヴァンパイア」
「理科の先生」
「わたしの彼は死刑囚」
表紙画像のソース -
カラス大量死の謎を探れ!拝み屋の孫×霊姦体質のバディが学園の怨霊に挑む
性的な意味で悪霊に付け狙われる霊姦体質の高校生・烏丸理一(からすま・りいち)。
彼が通う篠塚高校は別名鳥葬学園とも呼ばれ、鳥が窓ガラスに衝突する事故が絶えなかった。
夏休みを目前に控えたある日、理一は男子トイレの個室で学校一の変人・茶倉練(ちゃくら・れん)に遭遇。彼に貸してもらった数珠の力で悪霊の撃退に成功する。
ところが茶倉は拝み屋の孫で、カラスの死骸を集めているらしい。理一は数珠を返そうと茶倉をストーキングするうちに、鳥葬学園に纏わる陰惨な真実を知ることになり……。
拝み屋の孫な関西弁守銭奴×ヘタレ流され受け高校生の学園ホラーBL。
表紙:麩湯(@chestnut_sigure)様
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ファミリーレストランに籠城した行きずりの客たちの運命は?
駅前のファミレス『バンビーナ』に偶然居合わせた人々。
未知のウィルスが蔓延し人々がゾンビ化する世界で、店内に取り残されたバツイチ三十路の七瀬は予備校生の八尋と親しくなるが、パニックは次第に加速して……。
パンデミックホラーコメディー短編。
表紙:ダイ街(@glaa_da)
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うちに知らない人がいる。
優しい両親と暮らす中学生の女の子。
ある朝起きると玄関に見知らぬ靴がある。両親に聞いても心当たりはないらしい。
それから次々と起こる不審な出来事。
風呂場の磨りガラスに映る人影、深夜の廊下に感じる気配、ベッドの足元に佇む謎の老人……。
一体この家で何が起きているの?
表紙:zuma(@zuma58)様
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先輩後輩JKコンビが旧校舎に残された花子さんの足跡の謎に挑む!
女子高生の繭とサラは先輩後輩の間柄。今日も今日とて誰もこない校舎の屋上でのんべんだらりとだべっている。
ある時2年B組のパリピたちが旧校舎に肝試しに行った。彼等はそこで花子さんに出会ったらしい。
好奇心旺盛な繭はこの話に早速興味を示し、嫌がる後輩を巻き込んで突撃調査を開始。
サラも繭をほうっておけず同行する。
2年B組の面々は旧校舎で花子さんの足跡を見たそうだが、それは花子さんがでるとされる女子トイレ右から3番目ではなく2番目で途切れていらしい。
一体何故だろうと推理する繭とサラ。
やがて図書室で古いアルバムを発見した二人は、30年前に自殺したとされる少女の顔を確認。この子が花子さんではないかと疑惑を深める。
廊下から響く湿った足音に反応し、花子とおぼしき霊を追いかけたサラたちは、女子トイレ右から2番目の個室に導かれて衝撃の真実を知る。
表紙:ええっぱ (@eextupa0000)様
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ワンルームで幽霊と同居。
事故物件クリーナーの小林 至(こばやし・いたる)の仕事は、自殺・事件・事故など、変死があった部屋に入って履歴をクリーンにすることだ。
告知義務は次の入居者に限る。
二人目以降は発生しない。
そんな抜け道を逆手にとり203号室に転がり込んだ至は初日から超常現象に遭うのだが、盛り塩を代用した味の素で「よろしく」と書いたり、パンダの赤ちゃんのもふもふ日干し動画を見たがったりと、なんだかこの幽霊変わっていて……?
ヒューマンドラマ+コメディ。
表紙:横(@Bh1h1J )様
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踊れ踊れマンドラゴラの娘。
植物学者の父親と大きな屋敷に暮らす13歳の少女、ミラ。
学校へ行くのを禁じられ退屈していたミラは庭師見習いの少年・デュークと仲良くなるが、ある日突然彼が蒸発。
「裏庭の温室に行ってはいけないよ」
父の戒めに隠されたおぞましい秘密とは。
(ホラー/洋風)
表紙:宮菜(@miyanamiya38)様
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トウモロコシ畑でブギーマンが狙っている。
父が営むトウモロコシ畑を今日も今日とて駆け回るおてんばサム。
収穫期に訪れる出稼ぎ労働者たちとも仲良しだ。
ある日サムが案山子の根元に埋めた宝箱を掘り返していると、口がきけない大男が現れた。
過去の惨劇のショックで言葉を忘れた彼は、仲間内でサイレンス・ジョニー……だんまりジョニーと呼ばれている。
サムはジョニーと大親友になるのだが……。
(ホラー/ミステリー/短編)
イラスト:mink(@mink_171219)様
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他殺・自殺・その他。ご利用の際は該当事故物件のグレード表をご覧ください、報酬額は応相談。
巻波 南(まきなみ・みなみ)27歳、職業はフリーター兼事故物件クリーナー。
事故物件には二人目以降告知義務が発生しない。その盲点を突き、様々な事件や事故が起きて入居者が埋まらない部屋に引っ越しては履歴を浄めてきた彼女が、新しく足を踏み入れたのは女性の幽霊がでるアパート。
当初ベランダで事故死したと思われた前の住人の幽霊は、南の夢枕に立って「コロサレタ」と告げる。
犯人はアパートの中にいる―……?
南はバイト先のコンビニの常連である、男子高校生の黛 隼人(まゆずみ・はやと)と組み、前の住人・ヒカリの死の真相を調べ始めるのだが……恋愛/ТL/NL/年の差/高校生(17)×フリーター(27)
スラップスティックヒューマンコメディ、オカルト風味。
イラスト:がちゃ@お絵描き(@gcp358)様
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あぐりってだれなの、おばあちゃん
田舎に住む祖母に会いに来た小学生のあゆ。
久しぶりに会ういとこの圭と遊んで楽しい夏休みを過ごすものの、祖母の留守中立ち入りを禁じられた屋敷の北側を探検した際、恐ろしい秘密を知る。
箪笥の引き出しにしまわれた写真には見知らぬ少女が映り、「あぐり」の名が日記に記されていた……。
ホラー短編。
イラスト:キロジ(@Kiroji_0)
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転生したのは、まさかのホラーゲームの世界?しかも1970年代?
ただでさえ、都市伝説の象徴のような彼女から逃げないといけないのに。
期限まで条件を満たしてクリアしないと命のカウントダウンが・・・!
ホラーゲームに転生した男子高生のBL小説、長編。全年齢向け。
あまりBLっぽくなく、都市伝説がらみのホラーです。
七日ある制限期間のうち一日目、二日目を収録しています。舞台は夜の山、ゴーストタウン。
「プロローグ」「一日目の調査パート・探索パート」を試し読みできます。
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高校三年生の時突然姿を消した友人・和貴を、太一は八年間待ち続けていた。
ある日高校の同級生だった秦野省吾が、太一の家を訪れる。
「俺に手を貸してくれないか」という秦野の提案を受け入れ、太一は自らの持つちからを使うことになった。
『ちから』は死に瀕した人々の、命の最期の想いを再現するものだった。
―本文よりー
亡くなったひとたちの記憶を追体験するごとに、僕はある奇妙な欲望が自分のうちにあることに気づいた。
それは生きている自分をなげうって、死んだ彼らになり代わりたいという欲望だった。
死をもって完結するには、あまりにも短い人生だったと思われる、そんなひとたちになり代わりたいと願った。
それほどまでに彼らの生の瞬間は鮮やかで、僕を恍惚とさせる光彩を放っていた。
やがて止まっていた時計が動き出すように、太一の周囲に様々な出来事が起こり始める。
前作「十三夜」は、和貴と太一の出会いから別れまでを綴ったものでした。
「十六夜」はその後日譚となります。前作と併せて読んでいただけると嬉しいです。 -
呪われた灰色の城で、あなたは悲劇に誘う囁きを聞く
灰色城綺譚は、呪われた城館を舞台としたゴシックホラー&ファンタジーTRPGです。
誰からともなく「灰色城」と呼ばれるそれらの城や館は、それ自体が悪意を持ち、そこに集う人々に〈囁き〉を投げかけます。
〈囁き〉は隠された本心を暴き、あるいは思いもしなかったような情念や欲望を植え付け、悲劇と破滅の待つ方へと誘うでしょう。
登場人物達は、〈囁き〉を受け入れることも拒むこともできます。灰色城の物語はハッピーエンドに終わるとは限りません――むしろ、そうならないことのほうが多いでしょう。
怪奇と幻想、悲劇と破滅、死と再生。そんな陰鬱なゴシックの物語を楽しめます。
本書はTRPG『灰色城綺譚』のルールブックです。
〇収録内容
・ゲームルール
・世界設定
・リプレイ1本
・シナリオ4本
・コンポーネント類
※ゲームに必要なコンポーネント類はかりかりうめのホームページでも配布しております。
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怪談、意味がわかると怖い話、人怖、奇妙な話、不条理な話、せつない話……
100文字でつづる小さな100の物語 -
■収録作品私は負けたことがないウィズバイラス・インジュピター夢の中の少女ソシャゲ世界のやり直しだいたいゾンビのせい信じた手紙は花の香り素敵なお話いっぱい書いてね!〜小説家のあなたが“ファンな”あの子にご奉仕される〜カクヨム編【CV:五月あめ】
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引っ越し先は地元民から忌地と呼ばれる、以前からワケありの地?
父の念願、一戸建ての住宅が完成し、引っ越してきた片倉一家。その一人娘のクミコ(匠美子)は、その新居に不審な気配を感じた。高台の住宅地だが、周囲には片倉家のほかにほとんど家はなく、交通機関も日に何本もないバスくらい。父はこれから発展していくというが……。クミコは転校した学校でクラスの世話役でオカルト好きなお珠さんと郷土史に強い塩崎先生から、片倉家の土地はが周辺から忌地と呼ばれる不浄の地だと知らされる。そして、クミコは母の奇行に始まり、クミコの前には外国人兄妹の腐乱死体幽霊を目撃。情緒欠乏症を自認するクミコは平然を装うが、さらに翌日、帰宅したところを前日の兄妹の幽霊に家には入るなと警告される。幽霊の言葉を無視したクミコだったが、なにかに憑かれた母に襲われる。 -
女子高生のみつきは満員の通学電車で押し倒したホームレスに呪われた!? みつきの身体から臭気と垢と虫が這い出す!
高校生のみつきは電車通学で、その日は寝坊していつもよりもひどい混雑に巻き込まれた。だが、みつきが揉み合う人の中から押し出されたのは、車内にぽっかりと空いていた空間。その中心の席には強烈な異臭を放つホームレスが座っていた。押されてホームレスにどんどん接近させられていくみつき。次の駅に着いたとき、下車する人並みの混乱の中、みつきは通学カバンでホームレスを押し倒してしまった。そのまま動かなくなるホームレス。だが、みつきはその場を立ち去った。学校に着いたみつきだが、眼窩や口からゴキブリが這い出し、異臭がし始める。フケや垢が浮かび、体中が痒くてたまらなくなる。早退したみつきに托鉢僧が声をかけてきた。この慈現坊はみつきを救えるのか。 -
「先生。私を救って。もう一度。」
*あらすじ*養護教諭の須山美里は死んだはずの女生徒かのんと再会し助けを求められる。かのんは美里に学校に巣くう悪霊を退治して自分の魂を解放してほしいと依頼。美里は今度こそかのんを救うためと悪霊と戦う決意をする。 -
それは絶望よりも捨て鉢な何かだった。
この「群衆の人(The Man of the Crowd)」もまたエドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)が遺した名高い短編小説の一つですが、ここに描き出されたような「怪人」は、現代ではリアルのみならず、ヴァーチャル空間においても出没します。インターネットの掲示板、コメント欄、SNS等、不特定多数の人間が群がる匿名性の高い空間は、いずれも陰湿な犯罪の温床であり、「怪人」の絶好の住み家なのです。 -
この「アッシャー家の崩壊(The Fall of the House of Usher)」は、19世紀アメリカの文学者エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe, 1809 - 1849)の代表作の一つとされる短編ホラー小説です。名作を新訳でお楽しみください。テキストはグリスウォルド編『エドガー・アラン・ポー最新作品集』(1850年)に拠る。
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