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『歴史、角川文庫(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全115件

  • シリーズ13冊
    638748(税込)
    著者:
    上田秀人
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    書き下ろし時代小説新シリーズ、スタート!

    表御番医師として江戸城下で診療を務める矢切良衛。ある日、大老堀田筑前守正俊が若年寄に殺傷される事件が起こり、不審を抱いた良衛は、大目付の松平対馬守と共に解決に乗り出すが……。
  • シリーズ3冊
    638726(税込)
    著者:
    梯久美子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「戦争」という名の青春!

    俳人・金子兜太、考古学者・大塚初重、俳優・三國連太郎、漫画家・水木しげる、建築家・池田武邦。戦場で青春を送り、あの戦争を生き抜いてきた5人の著名人の苦悩と慟哭の記憶。巻末に児玉清氏との対談を収録。
  • シリーズ8冊
    616660(税込)
    著者:
    今井絵美子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    笑いあり、涙あり。江戸の長屋に息づく情を豊かにうたいあげる新シリーズ!

    日本橋北内神田の照降町の髪結床猫字屋。そこには仕舞た屋の住人や裏店に住む町人たちが日々集う。江戸の長屋に息づく情を、事件やサスペンスも交え情感豊かにうたいあげる書き下ろし時代文庫新シリーズ!
  • シリーズ9冊
    5061,012(税込)
    著者:
    井沢元彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    井沢元彦がダイナミックに歴史を解読!

    定説では見えない日本史がわかる大人気の歴史エッセイ! 日本史上有数の大変革期を戦った源氏と平氏。その主人公を一人ずつとりあげ、人物と歴史をダイナミックに読み解く。
  • シリーズ6冊
    550660(税込)
    著者:
    佐々木裕一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    妖怪仲間と怪事件の謎を追う! 妖怪痛快時代小説、シリーズ第1弾!

    江戸で相次ぐ怪事件。広島藩の京嵐寺平太郎は、幕府の命を受け解決に乗り出す羽目に。だが事件の裏には、幕府に怨念を抱く僧の影が……。三つ目入道ら仲間の妖怪と立ち向かう、妖怪痛快時代小説、第1弾!
  • シリーズ4冊
    660748(税込)
    著者:
    吉田雄亮
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    秘めたるは優しき庶民の心、そして無双の刃。

    武家に生まれながら、商家に養子に出された高田兵衛は、幸せな日々を送っていた。だが、兄が病死し、兵衛は高田家を継ぐことに。商人として育てられた留守居役が、優しき心と秘めた剣才で難事を解きほぐす。
  • シリーズ2冊
    616748(税込)
    著者:
    池上永一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    那覇の街。六粒の宝石。

    19世紀、琉球王朝末期の那覇の街。正義に燃える新米岡っ引きの武太は、つぎつぎと巻き起こる事件にまっすぐ向き合いながら、少しずつ大人への階段を上っていく――。琉球版・千夜一夜物語!
  • シリーズ5冊
    660704(税込)
    著者:
    小杉健治
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    女たらし同心×ワケあり浪人の凸凹コンビが贈る、痛快時代劇開幕!

    そば屋の2階で女を人質に立てこもる事件が起きた。同心・新之助が男の説得を試みるが、男は聞く耳を持たない。その時、近くを通りかかった浪人・源三郎を見付けた新之助は、彼に協力を仰ぐが……。
  • シリーズ7冊
    594660(税込)
    著者:
    稲葉稔
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    "この藩を滅ぼしてやる" 復讐を誓った侍の、数奇で痛快な生き様を描ききる! 著者渾身の書き下ろし時代小説!

    浅間山が大噴火した天明3年、ひとりの男児が生まれた。名は小早川彦蔵。幼いころ藩の謀略により両親を目前で殺されて以来、彦蔵は数奇な運命を辿ることとなる。藩への復讐を誓い、剣の腕を磨く彦蔵は、ある事件を契機に江戸へ赴くが、そこには数々の試練が待ち受けていた。宿命というべき自らの人生と真摯に向きあい苦しみ、だが懸命に生き抜く侍の姿を痛快に描く、著者新境地の書き下ろし時代小説、第1弾!
  • シリーズ7冊
    550594(税込)
    著者:
    風野真知雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    姫さまに、モテ年到来!? 「妻は、くノ一」の姉妹シリーズ、新始動!

    平戸藩の江戸屋敷に住む静湖姫は、微妙なお年頃のお姫さま。大晦日の夜、おかまの店で飲んだくれていると「来年はもの凄いモテ年になる」と占われる。年が明け、三十一歳になるのを機に習い始める三十一文字の和歌の会に参加すると、なんと屋根の上に死体が。謎を解こうと奮闘する姫の前に、素敵な男性が次々と現れて…。恋に事件に、花のお江戸を駆け巡る! 大人気著者が放つ「姫は、三十一」シリーズ第1弾。
  • シリーズ5冊
    550660(税込)
    南原幹雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    吉原で代金を取り立てる町内きっての器量よし、おえん。金と色が渦巻く吉原で型破りのヒロインが大活躍

    江戸で日に千両落ちるところといえば吉原。だが、快楽の夢に酔いしれたつけは、翌朝になれば待ったなしでまわってくる。懐中のものでまかなえぬ遊客には“付き馬”が遊女屋からついてゆくが、それでも無理な場合は、専門の取り立て屋の“馬屋”に依頼がゆく。その馬屋の跡目を町内きっての器量よし、おえんが継いだ。強談して埒があかないときには、一日も欠かさず付きまとい、目的のためにはどんな手段もいとわない。金と色が渦巻く吉原で型破りのヒロインが活躍する連作時代小説。
  • シリーズ3冊
    572660(税込)
    著者:
    早見俊
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    弱き者のために立ち上がる鉄火肌の男たちを描く書き下ろし時代新シリーズ!

    小伝馬町牢屋敷の同心、大賀弥四郎は、罪を憎んで人を憎まずをモットーとするお人好し。牢名主の長兵衛と共に事件の真実を突き止めていく――弱き者のために立ち上がる鉄火肌の男たちを描く新シリーズ!
  • シリーズ7冊
    550572(税込)
    鳥羽亮
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新シリーズ始動! 江戸の凶悪事件に火付盗賊改の与力が挑む!

    町奉行とは別に設置された「火付盗賊改」(通称・火盗改)は、強大な権限と苛酷な詮議で凶賊たちを震え上がらせた。火盗改・横田源太郎配下の与力・雲井竜之介は、一見優男だが剣の達人。柳橋の船宿・瀬川屋に入り浸りつつ、5人の密偵を事件探索に潜らせている。米問屋押し込みが発生し、凶悪な手口から十数年前に市中を荒らしまわった賊との関連が疑われたが、雲井の密偵の1人が死体で見つかり…。新シリーズ、第1弾!
  • シリーズ3冊
    616(税込)
    著者:
    倉阪鬼一郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    品川の情景と心に沁みる市井の人情。書き下ろし時代小説新シリーズ!

    元八丁堀同心の波之進は身内を悪人に殺され、稼業をやめて妹と品川で串焼きの見世を開いていた。ある日、波之進は海の救け組と身投げをした女を助ける。話を聞くとそれは波之進の敵が関係しているらしく……
  • 日本開国の真相とは!?世界史的な視点で幕末史を塗り替える長編歴史小説

    1852年、マシュー・カルブレイス・ペリーは日本開国の任務のため東インド艦隊司令官に就任した。日本へと遠征したペリーを待ち受けていたのは、開国を迫る世界各国と幕府高官たちだった……。
  • 550(税込)
    著者:
    杉山義法
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    敗残の幕臣たちが開陽丸に託した夢の行方を描く

    慶應3年3月半ば、三本マストの最新鋭蒸気軍艦が満帆に風をはらんで、富士を背に駿河湾を突っ走っていた。幕府がオランダに発注して建造した開陽丸を操っての15人の幕府留学生の帰国であった。特に榎本釜次郎にとって、開陽丸は設計から完成まで逐一立ち会って来た、オランダ留学4年間の夢の結晶であった。「開陽丸を擁する無敵海軍があれば、幕府は磐石です」と誇らしげな榎本を迎えた勝安房は眉間を曇らせて「お前さんの仕事は幕府の幕引きだ」と宣言した。5年足らずの間に事態は切迫していた。外国にあって、ひとたび祖国に目を転ずれば、危ういかな日本、迷える東洋の小羊の感を深くして帰国した留学生達はたちまち時代の流れに飲み込まれ、ついには蝦夷共和国建設へ、そのすべての夢をたくしたのであった。
  • 躍動する闊達な語り口で読む、幕末の風雲児の生涯

    動乱の幕末を奔馬のように一気に駆け去った風雲児・高杉晋作。長州萩の松門四天王のひとりに数えられる逸材、倒幕を直前にして27歳の生命を燃やし尽した、その奔放不羈の人間像を『真田風雲録』の劇作家が描く。酒あり女あり狂挙あり、草莽無頼の士を募り、「奇兵隊」を率いて機智従横の大活躍を示した、型破りの魅力にみちた生涯を、独特の軽快な語り口で活写する痛快きわまりない歴史講談。
  • シリーズ2冊
    506550(税込)
    著者:
    星亮一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    追い詰められて行く幕軍は〈榎本艦隊〉に希望を託す

    榎本艦隊来る――この知らせは、あっという間に奥州の隅々に広がった。兵士が各地から続々と集まってくる。奥羽越列藩同盟は崩壊し、鶴ヶ城で決死の戦いを続ける会津藩の抵抗も時間の問題だった。薩長を相手に苦しい戦いを続ける幕府軍の最後の砦が榎本艦隊だった。蝦夷地に独立国を――榎本武揚と彼の艦隊は北を目指し、箱館の五稜郭に拠って戦うが……維新戦争最後の戦いを描く。
  • シリーズ2冊
    726770(税込)
    著者:
    海音寺潮五郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    平将門と藤原純友の生涯を雄渾に描く傑作歴史小説

    身のたけ六尺二、三寸、諸仏守護の天界の神将を想わせる体躯に、やや憂鬱の色を湛えた、りりしい顔を持つ人物、名は、平将門。坂東下総の住人で、官位を求めて京に上り、公家の専横と、盗賊、夜盗跋こする都の退廃を目にしたが、その武勇と剛直な人柄に刮目した藤原純友は朝廷転覆の驚くべき野心を、彼にもらした。純友は、伊予大津の豪族。知略にたけて色を好むが、つとに官途への望みを断ち、力による天下改革を夢見ていた。伊予掾に任じられて都を去る純友、西海の海賊追捕の兵に加わって功名を求める将門。純友は、海賊の首領に通じて、ひそかに、将門の無事を画策した……。1976年、NHKテレビ・大河ドラマ「風と雲と虹と」原作。
  • 770(税込)
    著者:
    杉本苑子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「宝暦治水」事件の全貌を描く時代長編。直木賞受賞

    宝暦3年、屠蘇気分抜けやらぬ鹿児島城下に江戸藩邸より急飛脚が到着、濃尾川普請手伝いの幕命が下ったとの報がもたらされた。幕府と外様大名。征服者と被征服者との間にかわされる武器なき戦い――。幕命を拒否すれば天下を敵に回して戦わなければならない。涙を呑んで受諾し、総奉行・平田靱負以下数100人の薩摩藩士が濃尾の野に向かったが、そこに待っていたのは……。吉川英治門下の女流が「宝暦治水」をテーマに人間の極限を描いた本格的時代小説。第48回直木賞受賞作。
  • 462(税込)
    著者:
    杉本苑子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    初作品集にして骨格・筆致ともに鮮かな時代小説5篇

    乳母の娘・小兎君(ことぎ)と鞠投げ遊びに興じていた高岳(たかおか)親王は、父・安殿皇太子の私室の窓下に不審な男を見つけた。藤原薬子(くすこ)の夫・藤原縄主だった。娘・多岐が皇太子に輿入れするのについて来た薬子は、皇太子の寵を受け、そのまま宮中に留まっていた。多岐の入水、父・天皇の怒り――だが、やがて即位した平城天皇の傍らには、妖艶な薬子の姿があった。華やかな宮廷に展開する愛憎劇、政争を描く表題作ほか「みちのく戦記」「朝焼け」「罠」「船と将軍」を収録。
  • 528(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    埋もれた男たちの〈志〉に光を当てる6篇。傑作小説集

    明治5年初冬、浅草蔵前の裏長屋の一室に、男が居を定めた。箱館五陵郭で降伏し、新島に終身刑で送られていたものの、思わぬ赦免状で江戸に移った相馬主計(かずえ)。相馬は常陸笠間藩を脱藩して新選組隊士になり、鳥羽伏見戦争後、各地を転戦。土方歳三の戦死後は新選組隊長を名のっていた。先に逝った者たちを想いつつ日々を過ごそうとした主計には、数奇なめぐりあわせが待っていた――。第10回日本エンタテインメント小説大賞を受賞した表題作のほか「近江屋に来た男」「後鳥羽院の密使」「斬馬剣新六郎」「一つ岩柳陰の太刀」「尾張忍び駕籠」を収録。歴史の闇に埋もれた志ある男たちの姿を描き出す気鋭の傑作歴史小説集。
  • 770(税込)
    著者:
    子母沢寛
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    官軍に追われ函館に至る御家人たちの意気地の物語

    「あの錦布れ達の仕種を見ると、鉄ぁね、どうしても腹の虫を押えることができなくなったんですよ」上野彰義隊に加わった伴鉄太郎は、下山を勧める医師凌海に言って笑った。不思議な淋しさと喜びが、その頬に溢れていた…。戍辰の騒乱に上野、函館と転戦して江戸っ子の意気地を示す、御家人の姿を実祖父への追慕をこめて描く名作。
  • 594(税込)
    著者:
    星亮一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日本にも海軍を。多士済々の青春群像を描き出す

    幕末安政の頃、欧米列強の近代技術を背景にしたアジア植民地化の荒波は、ついに日本にも訪れた。250年余り続いた徳川幕府最大の危機を乗り切るため打ち出されたのが、幕府海軍を組織することであった。まず創設されたのが長崎海軍伝習所。伝習所ではオランダの力を頼みに航海術から数学、地理学に至るまで最先端の教育が行われ、多くのエリートが集まってきた。中には後に五稜郭にたてこもり、明治政府と対決する榎本武揚や勝海舟など見果てぬ夢を持った血気盛んな若者たちの姿があった。時代の急流にさらされながら、野心と知的好奇心を溢れさせる熱き青春群像を、多彩な長崎の風物を背景に刻んだ歴史長編。
  • 594(税込)
    著者:
    山田風太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    悪とは、正義とは何か? 世直しをめぐる若き忍者の闘い!

    天井から垂れ下がった糸をつたって、乳色の液体がしたたり落ち、眠っている美女の唇に吸い込まれていった。すると信じられないような現象が起きた。女の美しい顔が、みるみるうちに皺だらけの老婆の顔に変貌したのだ! 乱れ切った世の中を糺そうとする気鋭の江戸町奉行鳥居耀蔵のもとで、市中を取締まる若き伊賀忍者箒天四郎は、ブラックリストの人物を得意の忍法で容赦なく懲らしめていった。だが一方には、彼の仕事を邪魔するヒューマニストの忍者塵ノ辻空也の存在が……。世直しで対立する二人の若い忍者の闘いを描いた力作忍法帖。
  • シリーズ3冊
    616(税込)
    著者:
    神護かずみ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    異能の絵師が活躍する新たな妖怪時代活劇が誕生!

    江戸・日本橋で夜な夜な町の誰かが骨だけにされて見つかる。そんな奇怪な噂が立っていたある日、町絵師・鳥山石燕の元に塗楽という奇妙なご隠居がやってきた。事件を解決するため彼の力を借りたいというのだが、その正体は妖怪の棟梁で……。異能の青年絵師が妖怪たちと、江戸を騒がす怪異を断つ!新たな伝奇妖怪エンタテインメントのはじまり、はじまりぃ――。
  • シリーズ3冊
    528572(税込)
    著者:
    高山由紀子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    吉原で女たちのために代筆業を営む雪乃には、ある秘密が。新シリーズ始動!

    吉原で読み書きのできない遊女にかわって文を綴る代筆屋を営む雪乃。持ち込まれる文の因縁を図らずも解く内に雪乃の秘密も少しずつ明らかになっていく。人情、色恋、謎解き全てが詰まった傑作時代小説登場!
  • シリーズ2冊
    594(税込)
    著者:
    海音寺潮五郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    希代の謀将・幸村の青春時代に焦点をあてる歴史小説

    真田家は武田家の外様であるが、数ある武田家臣団の中でも屈指の大身であった。武田家は信玄の死後、急速に衰えを見せ、勝頼の代には織田信長、徳川家康、北条氏政の強大な敵に囲まれ、滅亡の危機に陥っていた。真田安房守昌幸はすでに武田家を見切っていた。武田が滅んでも真田は生き延びなければならない。情勢は見きわめ難く、昌幸、幸村父子の壮絶な生き残り作戦が始まった。このとき幸村16歳、青春の真っ只中にいた。
  • シリーズ2冊
    550594(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新選組が好きだ。その興亡の真実を通観する決定版

    動乱の世に生まれ落ち、激しいまでの光芒を放った幕末最強の剣客集団・新選組。しかし、その実像はこれまで、真実と俗説が交錯しつつ語られてきた。人斬りが飯よりも好きだった乱暴者というイメージで語られがちな近藤勇は、実は文武両道を心がけた武人であった。土方歳三は、人一倍負けん気が強く、薬売りからその身を起こした。薄幸の美青年と語られる沖田総司は実は気性の荒い無骨な男だった。膨大な史料から掘り起こされたさまざまなエピソードをもとに通説の可否を詳しく検討し、著者独自の推理を加えて綴った新選組興亡史の決定版!
  • シリーズ2冊
    506(税込)
    著者:
    羽山信樹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    英雄の孤独に斬新な視点から切り込んだ時代小説

    今川義元、総勢およそ4万。織田信長勢、4000。4万対4000。こうして桶狭間の戦いは始まった。当時、27歳の若者は恐怖を抱いた。が、生と死が表裏一体となったとき、信じられるものがひとつあった――。戦国の世で生を受けた“魂”は何を想い、求めたのか? 合戦を通じて真の信長像に挑む野心作!長編時代小説。
  • シリーズ2冊
    770(税込)
    著者:
    早乙女貢
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    北条早雲を助け共に天下を夢見た風魔一族の興亡

    北条に風魔あり、と四隣に恐れられてから、かなり久しい。風間の地に在った小太郎義包(よしかね)が、役(えん)の行者の流れを汲む、身心陶冶の鍛錬から跋渉術を会得し、不眠、変身、飛翔、隠形等々、超人的な技を習得したのを風魔忍法のはじめとした。戦国乱離の時代、一介の武辺者・伊勢新九郎が天下の北条早雲となるまでに風間小太郎義包はその秘術を駆使して扶(たす)けた。四代目・小太郎吉包が縦横の活躍で天下の耳目を奪ったのは天正9年秋、甲斐武田との一戦であった。この時小太郎14歳、200余名をひきつれ敵陣攪乱の采配をとった。「魔性にたぶらかされた」と喧伝され、風間が風魔の字をあてられるようになったのはこれからである。折から北条家は早雲以来五代にして、はじめて興亡を懸けた土壇場に立たされていた。
  • シリーズ4冊
    550(税込)
    著者:
    海音寺潮五郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    史上最大の国難「元寇」に日本はいかに応じたか

    鎌倉での領地争いに敗訴した天草の獅子島小一郎は、母とともに京都にたどりついた。この不案内の地で、京都を警護する篝屋武士の一団との争いをおこし、時代の渦のなかにまきこまれていく。蒙古使節の応対をめぐり、分裂する国論に若き執権・北条時宗は、非情の決断を迫られる。一方、皇位継承の争いから出世の道をとざされた公卿・西園寺実兼は、西国の貿易商人らと結び、蒙古に意を通じようとする。大国難を目前に幕府、朝廷の不安の動きを壮大な歴史のなかで描く圧巻の時代絵巻巨編。
  • シリーズ2冊
    550(税込)
    著者:
    藤森成吉
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自叙という手法を用い華山の真実に迫る、歴史小説

    江戸時代後期、三河国田原藩の藩士であり、画家としても著名な渡辺崋山。家老として藩政改革に尽力し、時の蘭学者たちのリーダー的存在でもあった。天保10年(1839年)5月、蛮社の獄に巻き込まれ、「不忠不孝渡辺登」の絶筆の書を遺して、切腹して果てた崋山の生涯を、崋山研究の第一人者が描く歴史小説。上巻では、家老になった崋山が職を辞するため藩主に宛てた上申書の形をとって幼少から家老になるまでを自叙伝的に描き、儒学と蘭学の対立を沿岸測量を元に描き出す。
  • 水軍の雄・九鬼嘉隆の生涯。海を愛した著者の代表作

    永禄8(1565)年7月、波切(なぎり)大王の海城を逐われた23歳の九鬼嘉隆は、まだ明けきらぬ伊勢海に血走った目をぎらつかせていた。敵対する千余の志摩地頭軍に砦を囲まれ、暗夜の海を逃げてきたのだ。だが、ただ逃げ出したのではない。嘉隆は、海をへだてた尾張国の当主、まだ見ぬ織田信長のもとに走り、世に出る機縁をつかもうとしていた。一介の志摩の海賊の身から日本水軍の大将にまで上り詰める九鬼嘉隆の凄絶な海の闘いを描く、海洋時代ロマン。
  • 594(税込)
    著者:
    山本周五郎
    イラスト:
    深津真也
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    全集未収録第1集。少年少女のための時代小説10篇

    江戸末期、戦地に赴く信之助を泣きそうな顔で見送る香苗。再会の願いも空しく時は過ぎ、尼僧になった香苗は救護院に流れ着いた老人の姿に息を呑む(「春いくたび」)。貧にして餓死するは武士の本懐なり。亡父の教え通り、最後の一夜を迎える兄妹。しかし、そこに突然激しい剣の音が(「武道宵節句」)。昭和の少年少女のために、山本周五郎が心とことばを尽くした短篇の中から時代小説10篇を収録。
  • 418(税込)
    著者:
    井上靖
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    井上文学の史観と詩論の淵源を鮮やかに表す5篇

    「戦国時代ほど人々の運命があらわに見える時代はない。月光に照らし出された一本の川筋のように」と著者はいう。この言葉は、著者のもつ史観と詩論、井上文学の全貌を簡潔に言い現わしている。真田家にまつわる人々のそれぞれをテーマに戦国時代の人々の生き方を描く連作である表題作のほか、「篝火」「高嶺の花」「犬坊狂乱」「森蘭丸」の4篇を収録。いずれも戦国時代に取材した秀作短編集。
  • 506(税込)
    著者:
    円地文子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    これほど官能に満ちた千姫の物語があっただろうか

    白鷺の翼を開いたように美しい姫路城の天守閣での30歳までの日日。忠刻の死後、天樹院と号して江戸竹橋に移り住んだ歳月…。二代将軍・秀忠の娘、幼くして内大臣・豊臣秀頼に嫁し、大坂城落城の翌年、本多忠刻と再婚した千姫の波乱の生涯を、女流の艶麗な筆が妖しい官能に彩りながら見事に描きだした異色の長篇。
  • 418(税込)
    著者:
    円地文子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    誇り高い一族の禁忌の連鎖を描き異彩を放つ伝奇

    九州に今も残る没落した旧家の秘密。それは江戸期、明から薩摩に亡命した豪商一族に継承されているという近親婚だった。近世史を研究するふたりの研究者がその事実を書き綴った秘録の争奪戦を展開。ふたりの争いにまき込まれる美人研究者と旧家の母と息子。離島に暮らす息子は神のお告げをきくようになり、3人の研究者は逆に母子に翻弄されていく。三角関係と近親相姦、そして霊的体験をつなぐ伝奇小説の傑作。
  • 770(税込)
    著者:
    子母沢寛
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幕末から明治へ、剣に生きた江戸っ子の敗残を描く

    桜井金之助は、本所割下水に住む御家人である。すりや芸者と顔馴染みの市井の徒ながら、剣は心形刀流の使い手。その技を認められ、将軍御前で槍の高橋伊勢守と五分に立合い、講武所教授方を命じられるが、時の流れは徳川家凋落の兆を急速に露わにして……。著者独壇場の幕末秘話。敗残の江戸ッ子、“本所もん”の真骨頂を描く。
  • 594(税込)
    著者:
    山本周五郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    全集未収録第2集。少年少女のための時代小説10篇

    飛騨と信濃の国境、摩耶谷の山中。お弓は、父親を殺した掟破りの敵陣に馬上に薙刀を執って斬り込んだ(「美少女一番乗り」)。主君の遺言書を命がけで守る中小姓・数馬。武家の家督を巡る兄妹の選択(「和蘭人形」)。上杉景勝一万石の重臣・左内は、大変な倹約家。切り詰めすぎる生活に陰口が飛ぶが、その真意が明かされる(「戦国会津唄」)。冒険、活劇、勇気、友情、ロマン、哀歓を人間の成長と共に描く名作短篇集、全10篇。
  • 770(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    戦国の名花・豪姫の数奇な生涯を描く、傑作歴史長編

    信長の天下統一目前の頃、前田利家の四女・豪姫は秀吉の養女となり、やがて宇喜多秀家に嫁いだ。秀吉の養子にして中納言、備前・美作の太守となった秀家の愛情に恵まれ、豪姫は、戦陣の夫を気づかいながらも満ち足りた日々を送っていた。しかし、秀吉亡きあと、徳川家康に対する石田三成をはじめとする秀吉側近との対立は激化、ついに関ヶ原の戦いの幕が開く。そして、西軍が敗れた時、豪姫の運命は一転する――。戦国という荒波に翻弄された数奇な生涯を活写する歴史長編。
  • 506(税込)
    著者:
    早乙女貢
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    乱世に夢を託した北条早雲の生涯を描く時代小説

    足利幕府の無能から天下麻の如く乱れた戦国時代の初め。兵火山野を焼き、熄むところを知らない乱世に夢を托したひとりの青年が、京の足利御所を辞し、一介の牢人者となって、東海地方にやって来た。目ざすは駿河の今川。足利将軍の一族として栄華を誇り、駿府は東の都として殷賑を極めている。青年は小堀備中守の曳馬(浜松)城を襲って、今川家から人質に来ていた寿々女姫を助けだし、これを手みやげに、大志を今川に懸けるつもりであった。いたいけな少女を抱き、東海道を馬を飛ばす青年の名は伊勢新九郎。信長、秀吉から家康の勢力が広がってゆく戦国末期に関東に覇を唱えた北条早雲の若き姿であった。
  • 418(税込)
    著者:
    子母沢寛
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    敗走する彰義隊に著者の祖父も…鎮魂の実録物語

    慶応4年5月16日は夜明けから土砂降りの雨となった。一発の砲声によって始まった雨中の戦いは官軍の勝利となり、千住、浅草へ通じる田の畔を、手負いの彰義隊士が敗走。著者の祖父、斎藤鉄太郎もまたその群れの中にいた。そしてその行手に待っていた荒涼たる蝦夷の地…。祖父とその朋友たちへの鎮魂をこめて綴る彰義隊実録物語。
  • 506(税込)
    著者:
    羽山信樹
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    時代が生んだ“人斬り”たちの鮮やかな光芒、10編

    刺客と呼ばれた10人の男たちは皆、声なく散っていった。闘うことだけを“生の証し”とし、対極にある“死”は安住の地に他ならなかった。近代国家への黎明期、“人斬り”という暗殺剣に生きた男たちの姿を鮮やかに甦らせた、衝撃の連作全10編。超時代小説『流され者』で鮮烈なデビューを遂げた、著者が放つ入魂の連作時代小説。
  • 506(税込)
    著者:
    南条範夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    伝説、怪異、心裡など超自然に材を採る異色短篇集

    洋の東西を問わず、世にいわれのある奇岩は多い。だが、美しく哀しい伝説に魅せられて現地を訪ねてみると、多くはただの岩塊である。ところが飛騨の山中奥深くにある「屈み岩」は違うというのだ。失恋の悲しみから石化した美女の形姿を、そのままにとどめているという。主人公は、早速飛騨へ出かけた……。美しい姉妹の姫が恋人をとり合った悲恋の伝説、だが、これには微妙に異なる四つの説がある。いったいどの説が本当なのか? 表題作ほか、異色短編「月は沈みぬ―戦国妖怪譚」「おらんだ鏡」「緑の谷の孫康」「義親見参」「蓬莱島」「森の茂みを抜けて」を収録。
  • 優れた着眼で著者の多才・多能を示す6編の傑作集

    「あたし、呉服屋さんが好き!」。運命の女と心に決めたお喜和のこの一言に、安次郎は自分の将来を賭けた。抜群の計算能力から“鬼算盤”の異名を持つ安次郎は、愛する女のため江戸でも有数の呉服商・越後屋に入店した。だが、そこで彼は、一芸に秀でただけでは決して出世できないことを身にしみて感じた。巧みな話術を身につける一方、贈り物の効果的な使い方なども覚えた。やがて、彼の実力を発揮する絶好の機会がやってきた。江戸の豪商組合に、幕府から膨大な御用金が命ぜられたのである……。表題作ほか、著者の代表的短編「乞食会社と泥棒会社」「閨房禁令」「戦国外方滅方党」「天保瘋癲族」を収録。
  • 561(税込)
    編者:
    火坂雅志
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    真田幸村の魅力が一冊でわかる、文庫オリジナルの決定版!

    大坂夏の陣で家康本陣を幾度も切り崩し、「日本一の兵(つわもの)」と称賛された真田幸村。史実やエピソードをめぐる評論や特別対談等を文庫オリジナルで編集。幾多の伝説に彩られた数奇な生涯と実像に迫る!
  • 咸臨丸水夫たちの数奇な運命に光を当てた歴史文学賞受賞作!

    安政7年、条約批准のため遣米使節団が江戸湾を出航した。勝海舟が艦長を務める「咸臨丸」には、瀬戸内の塩飽衆・吉松たち日本人水夫が乗り組むが、悪天候に悩まされ、病気も蔓延する。アメリカ人水夫との対立、士官・中浜万次郎への反発など不穏な空気の中、果敢に太平洋横断に挑んだ彼らを思わぬ運命が待ち受けていた。第27回歴史文学賞受賞作品を大幅改稿、書き下ろし後日譚「咸臨丸のかたりべ」を併載。
  • シリーズ2冊
    726814(税込)
    著者:
    火坂雅志
    イラスト:
    蓬田やすひろ
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    権謀術数なんてものじゃない、まさに大坂“闇”の陣

    孤高の伊賀忍者・霧隠才蔵。異例の長身にして、伊賀一の術者の才蔵は、徳川家の秘命を帯び、ある巻物の探索をおこなっていた。その「愛宕裏百韻」なる巻物には、徳川幕府の根底を覆す秘密が隠されているという……。だが、豊臣家再興を目論む真田幸村も、同じく甲賀忍者・猿飛佐助に巻物奪取を命じた。関ヶ原合戦後の天下争いの背後で、秘術を駆使した暗闘が開始された! 傑作時代小説!
  • シリーズ2冊
    638(税込)
    著者:
    南原幹雄
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    希代の軍師・山本勘助の心裡に肉薄する傑作時代小説

    過酷な修行の末に兵道、軍法を極めた容貌魁偉の男・山本勘助は、不遇をかこっていた今川家から、甲斐の若き武田信玄に迎えられた。信玄を天下争奪の雄に導くことこそ天命と信じる勘助は、群雄割拠する信州平定を進言し、軍略を発揮する。信州を逐われた諸将は越後へと逃れ、信越国境に迫る武田軍に、ついに越後の虎・上杉謙信が動く! 川中島にはためく風林火山、希代の軍師の狙いは? 時代小説エンターテインメントの最高峰。
  • シリーズ2冊
    594(税込)
    著者:
    村上元三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    度胸と愛嬌で愛されつづける清水の次郎長、大活躍

    東海道一の暴れん坊と称された若き日の次郎長。子分第1号の桶屋の鬼吉は尾張の出。ふたり目は関東の綱五郎。清水の大政、法印の大五郎、増川の仙右衛門、追分の三五郎、森の石松と次郎長の男っぷりに惚れて子分も増えた。そして次郎長親分は最愛のお蝶と祝言をあげてめでたく夫婦になったが……。「次郎長一家」の胸のすく活躍、著者会心、時代小説の名作登場!
  • 550(税込)
    著者:
    中村彰彦
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    名脇役たちの人物譚で触れる江戸。滋味溢れる作品集

    名将・加藤清正に始まる有力外様大名、肥後熊本54万石の加藤家は、清正の子・忠広の代に改易となった。名門の大藩を破滅に導いた三代目・光正の度し難い悪戯とは何だったのか?表題作のほか、関ケ原に敗れ、流罪となった宇喜多秀家を支えた人々を描く「母恋常珍坊」、赤穂浪士の討ち入りから70余年後、その思い出を語る尼僧の正体に迫る「堀部安兵衛の許婚」など、7篇を収録。ほかに「二度目の敵討」「おりん昭吉すかしの敵討」「おとよ善左衛門」「紺屋町の女房」。江戸初期から後期まで、江戸情緒を切り取った作品集。
  • 506(税込)
    著者:
    早乙女貢
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    夏の陣・豊臣家滅亡に至る経緯を辿る歴史小説

    東西手切れと決まり、八方へ使者が走った。福島正則、黒田長政、浅野長晟、加藤嘉明、伊達政宗、前田利常、島津家久。豊太閤の恩顧縁故の情を訴え御味方を呼びかける秀頼直筆のお墨つきが届けられた。しかし豊家はもはや天下人ではなく、70万石の一大名にすぎなかった。豊家のこととなると目の色が変わる恩顧の大名たちも多数の士卒とその家族を抱えている。一片の義理で負けるとわかった戦さに出ることができない。が、淀君の驕慢と秀頼の暗愚はそれがわからない。それでも長曾我部盛親、後藤又兵衛、毛利勝永、仙石宗也、明石守重、御宿政友、新宮行朝、塙団右衛門、真田幸村らが続々と大坂城へ入った。その数5万。しかし、まともな武士は7000騎に過ぎなかった。
  • 726(税込)
    著者:
    井上靖
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    剛腕と叙情、傑作戦国ロマンの看板にいつわりなし

    天正元年(1573年)、陥落目前の小谷城には、佐々疾風之介と立花十郎太、鏡弥平次がいた。疾風之介は自分を慕う女、加乃を十郎太に預け、2人を城外へ逃がす。残った疾風之介は織田勢に斬られ瀕死の傷を負うが、野武士の娘・おりょうに助けられ、生き延びた。弥平次も一命を取り留めたが、やがて海賊の長に。一方、十郎太は共に逃げるうちに加乃に惹かれていき……。無常な争乱の世を舞台に、男女の数奇な運命を描く戦国ロマン。
  • 726(税込)
    著者:
    井上靖
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    本作により淀君は新たな生命を得た。野間文芸賞受賞

    「茶々は眼をつぶった。父浅井長政が、母お市の方が、義父勝家が、伯父信長が、みんなそうしたように、彼女も亦白い刃先に眼を落としたまま、自分の前の短刀を執る時刻の来るのを待っていた。矢倉の窓からは、初夏の陽と青い空が見え、それ以外の何物も見えなかった。城を焼く余燼の煙が、時々、その青い空を水脈のように横に流れていた」――悲運の生涯を誇り高く生き抜いた秀吉の側室・淀どのを深く、詩情豊かに描いた傑作。
  • 594(税込)
    著者:
    山田正紀
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    堂々たる時代小説、成長物語、なによりも傑作です

    徳川家康の治世、八王子には千人同心と呼ばれる半士半農の郷士たちがいた。風一も、そんな家に生まれ畑仕事に精を出す17歳の少年だった。だが、大久保長安が没し、その資産に目をつけた幕府の策謀が、風一の前途に暗い影を落としてゆく。長安の直轄家臣団と千人同心が反目。そのあげく父が風一の幼なじみに惨殺されて…。友情と別離、そして悲運。苛烈な運命に翻弄されながら風一は成長してゆく。万感胸に迫る時代長編。
  • 682(税込)
    著者:
    南原幹雄
    イラスト:
    横山 明
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    主家再興に生涯を賭けた戦国武将の意地と誇り!

    山陽、山陰11カ国を支配した出雲の戦国大名・尼子氏は、台頭する毛利元就の圧迫を受け滅んだ。逃れた遺臣たちは、山中鹿之助を中心に主家再興を誓う。急成長する織田信長に接近した鹿之助は、羽柴秀吉の支援を取りつけることに成功するが…。それから160余年後の江戸中期、京都・大徳寺に人々が集い、鹿之助の末裔であることを公表した。その一族とは…? 戦国武将の意地と誇りはいかに引き継がれたか。傑作歴史長編。
  • 726(税込)
    著者:
    南原幹雄
    イラスト:
    横山 明
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「関ヶ原」の運命を握った男の生き残り戦略!

    北の伊達、南の北条とつばぜり合いを演じてきた弱小戦国大名・佐竹義宣は、豊臣秀吉の小田原攻めに馳せ参じ、将来を秀吉に賭けた。石田三成の支持を得て一躍常陸の大大名にのし上がった義宣に、隣国の徳川家康は挟撃を警戒、しきりに誼みを通じようと接近を図る。豊臣政権の存続こそが佐竹の安泰と見る義宣は、三成、上杉景勝の家老・直江兼続と盟約を結ぶが……。「関ヶ原」の運命を握った男が最後に選んだ生き残りの戦略!
  • 638(税込)
    著者:
    井上靖
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    題材はてっぱん、抜きん出た面白さをご堪能あれ

    群雄割拠した戦国の動乱の世も、やがて統一に向かおうとする時――長篠城をめぐる武田と徳川の激しい攻防の中、運命の不思議な糸によって、3人の若い武士と3人の若い女がめぐり合う。境遇も個性も信念も違う彼らが、それぞれの愛と願いをかけて戦い、自らの運命と格闘し、生きて散りゆくさま。そのなんと儚く、しかし胸に迫ることか――。無情な歴史と人間の姿を、詩情溢れる筆致で見事に浮き彫りにする、歴史人間ドラマの傑作。
  • シリーズ2冊
    550(税込)
    著者:
    津本陽
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    不敗の剣を極め北辰一刀流を開いた男の苦難の生涯

    陸前の生家で北辰夢想流を学んだ周作は、幼時より剣術の稀有な才能をみせていた。文化六(1809)年、周作は千葉家の期待を一身に集め、16歳で松戸宿にある一刀流浅利又七郎の道場に入門。天性の剣筋と不眠不休の荒稽古で頭角をあらわす周作に、師の姪の綾が秘かに想いを寄せる。ほどなく相思の間柄になるが、剣術の奥義をきわめるためには、諸国の道場を巡り、死に物狂いで他流試合の数をこなさなくてはならない。悲愴な想いで周作は、綾のいる江戸を後にするが…。津本剣豪小説の代表作。

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