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『新書、心理学、文春新書』の電子書籍一覧

1 ~13件目/全13件

  • 年間約三十万人いる予備軍
    (プロローグより)
    ペットを飼っている人で、いつか来る「その日」のことを考えない人はいないだろう。自分もそうだった。だが、いざ「その日」を迎えてみると、予想していたはずの衝撃に、ほとんど何の備えもできていなかったことを思い知らされた。
    ミントが亡くなって2日後のことだ。冷蔵庫を整理していた妻が「こんなの買ったっけ?」と手にした「カブ」を見て、反射的に涙が出た。それはあの日、スーパーで買ったカブだった。 (略)精肉売り場で「大好きな鶏ナンコツなら食べられるかな。それとも目先をかえてラム肉にするか」などと考えていたときに、ミントは旅立ったのだ。この10分のロスのせいで、最期の瞬間に立ち会えなかった──。
    カブを見て泣きながら、そんなことを一気に思い出した。思い出したから泣いたのではなく、身体が勝手に反応して涙が出た、という経験は初めてだった。(略)号泣する準備はできていなかったのだ。
    これが「ペットロス」というものなのだとすれば、事前に思い描いていたものとは全く違う。何となく日常生活でミントの不在を感じるたびに寂しくなるのだろうと想像していたが、実際に我が身に起きた心と身体の反応は、自分で制御することが不可能なほど激烈で、空恐ろしい気すらした。
    (略)
    「ペットロス」とはいったい何なのだろうか。その衝撃を和らげる方法はあるのだろうか。そもそも「ペットロス」を乗り越えることは可能なのだろうか。
    疑問は次々と湧いてくるが、インターネットで調べてみても、なかなか自分が必要としている情報には辿り着けなかった。この経験が本書の出発点である。
  • ハーバード大学医学部准教授による現代社会への処方箋
    炎上や論破ゲームに乗らず、分断と差別を乗り越えるためには。ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者でもある著者が、心と脳のメカニズムに立ち戻り、激動の時代のアメリカ社会の変化を捉え、三人の子供を育てる母親の立場から考える希望の書。

    プロローグ 妊婦のワクチン啓発で気づいたThemとUs
    第Ⅰ部  炎上はなぜ起きるのか
     第1章 脳科学で考える炎上のメカニズム 
     第2章 炎上への処方箋
    第Ⅱ部 差別と分断を乗り越えるために  
     第3章 子どもに学ぶ同意とアドボカシー 
     第4章 マイクロアグレッション ムズムズした気持ちに名前がつくことで
     第5章 アメリカ社会の差別から学ぶ アジア人男性とハリウッド
     第6章 ベトナム帰還兵との対話 ThemとUsは簡単には分けられない
     第7章 沈黙を破る 「沈黙は共犯」の後で 
    第Ⅲ部 女性小児精神科医が考えた日本社会への処方箋
     第8章 子どものメンタルヘルスに向けられる偏見に打ち勝つ脳科学 
     第9章 女性を苦しめる労働環境は男性をも苦しめる
     第10章 「母」への眼差し、女性の身体の自己決定権
    エピローグ ラジカル・アクセプタンス ソーシャルジャスティスを育てるために
  • 吉田松陰は国防のために、幕府を倒した? すべてをお金で説明する福沢諭吉が今も読まれる理由とは? 趙進化論者、北一輝は天皇のカリスマに賭けた? 小林秀雄はひとつのことしか言っていない? 日本が抱えた難問に答えを出した「考える日本人」。これだけ押さえれば近代日本がわかる。
  • 性差別のない21世紀を実現するために。
    フェミニズムを様々なトピックで学ぶ必携の一冊!
     
     * * *

    女性たちが日以上生活の中で、「あれ?」と疑問に思うこと、
    何気ない言葉や行為に抵抗を覚えること。
    それはフェミニズムのきっかけになります。
    「私が我慢すれば」と抑えこんでいた怒りや不満を、
    いつかどこかにぶつけたくなるかもしれません。
    でも、誰に、どうやってぶつけたらいいのか?
    それを考えるためのヒントをくれるのが、フェミニズムです。

    エッセンシャルワーカーとケア
    オリンピックとセクシズム
    インターセクショナリティ
    Black Lives Matter
    性と身体
    中絶と性暴力
    LGBTQ+
    #MeToo

    フェミニズムの視点を身に着ければ、世界の見え方が変わる!


    フェミニズムの歴史を読み解き、
    物事を一歩引いて眺める視点を与えてくれる一冊
    ――芥川賞作家・李琴峰推薦

     * * *
  • 東大女子は「未来の働き方」の開拓者だった
    東京大学に初めて女性が入学して75年。今なお女性比率は二割に満たない。「東大女子」を通して、日本社会の影と未来をあぶり出す。
  • 897(税込)
    著:
    岩波明
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    アインシュタイン、モーツァルト、ヴィトゲンシュタイン、南方熊楠、芥川龍之介……「異脳の人」を殺さないための処方箋を明かす!

    本書は、「創造」「才能」がいったいどのようにして生まれてくるのかを、誰もが知る天才たちを具体的に挙げながら、精神医学的見地から解き明かす作品である。

    歴史上の天才たちには、精神疾患の傾向がみられることが多い。これは数々の医学的データから明らかになっている。たとえば音楽の天才モーツァルトは、明らかに発達障害の特徴があった。落ち着きない動作、「空気」を読まない所作などで周囲から嫌がられた。一方、創作に入ると「過剰な集中力」を示し、素晴らしい作品を瞬く間に書き上げた。

    物理学の歴史を変えたアインシュタインは、ASD(自閉症スペクトラム)の症状を示していた。他者とのコミュニケーションに障害を抱え、言葉の発達も遅れていた。しかし、飛び抜けた数理的洞察力によって、古典的物理学の常識を覆す理論を打ち立てた。

    著者は、発達障害には「マインド・ワンダリング」(いわゆる「心ここにあらず」の状態)、そして「過剰な集中」という2つの特性があることを指摘。そして、相反するこの2つの特性が、天才の特異な能力と密接に結びついているという仮説を提示する。

    そして、「才能をもつ子供や若者をいかに殺さずに育てるか?」というテーマについて、日本社会が取り組むべき解決策を提案する。発達障害に悩む親や本人にとっても福音となる作品だ。
  • 897(税込)
    著:
    岩波明
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    なぜあの人は「空気が読めない」のか?

    近年、ドラマや小説の主人公に「発達障害」を思わせるキャラをよく見かける。
    アメリカの人気ドラマ『クリミナル・マインド』の主人公で、IQ187のFBのエリート捜査官リードは、他人の気持ちがわからないため周囲からは煙たがられている。
    2016年にヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)の主人公、津崎平匡は、対人関係が苦手で応答が画一的、些細なことへのこだわりが強い、という設定。
    映画『風立ちぬ』主人公のモデルとなった零戦の開発者、堀越二郎。は人間関係が苦手で細かいことにこだわりすぎ、しばしばトラブルを起こした。

    こうした発達障害の特性をもつキャラがポピュラーになった影響で、精神科の現場では「自分は発達障害かもしれない症候群」がみられる。
    「他人の気持ちがわからない人」「空気が読めない」ことを家族や同僚から指摘され、外来を受診する人が増えているという。

    その一方で、誤解も多い。長年連れ添った妻から「あなたは発達障害だ」と言われ、受診させられるケースも多い。動機や犯行手段が不可解な少年犯罪で、「アスペルガー症候群」との関連が不適切に取り沙汰されたこともある。

    本書は、日本初の「発達障害のためのデイケア」を運営する病院長が、
    ・発達障害とは何か?(正しい知識)
    ・彼らが抱えている問題は何か?(課題)
    ・どのように社会が受け入れていくべきか?(社会の対応)
      ……を、豊富な症例をもとに、初心者にもわかりやすく解説。

    事件の精神鑑定の裏側、天才のエピソード(驚異的な記憶力、共感覚など)など、興味深い症例も盛りだくさん。
  • 815(税込)
    著:
    中野信子
    レーベル: 文春新書
    出版社: 文藝春秋

    平気でウソをつき、罪悪感ゼロ……そんな「あの人」の脳には秘密があった!

    外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーションも抜群に面白い。
    しかし、じつはトンでもないウソつきである。不正や捏造が露見しても、
    まったく恥じることなく平然としている。
    ときには、あたかも自分が被害者であるかのようにふるまう。
    残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を冷静沈着に遂行する。
    他人を利用することに長け、人の痛みなどこれっぽっちも感じない。

    ――昨今、こうした人物が世間を騒がせています。しかも、この種の人々を
    擁護する人も少なくありません。そうした人物は高い確率で「サイコパス」なのです。


    もともと「サイコパス」とは連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために
    開発された診断上の概念です。しかし精神医学ではいまだ明確なカテゴリーに
    分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布していました。

    ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、サイコパスの正体が徐々に明らかになっています。
    脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、
    一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきたのです。

    しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないのです。
    大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人に
    サイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果もあります。

    最新脳科学が、私たちの脳に隠されたミステリーを解き明かします。
  • これまでのストレスマネジメントは、ストレスの海の泳ぎ方を
    教えるもので、それではいつか疲れて溺れてしまう。
    大切なのは、ストレスの海から、ご機嫌の陸地へとあがること!

    応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを
    最適化・最大化する心の状態「Flow」を生み出すための独自理論
    を提唱するスポーツドクターが、心のマネジメント術を教えます。

    【主な目次】
    ●第1章 ストレスについて知りましょう!●
    ストレッサーって何ですか?/ストレスで人はどうなるのですか?/ストレスを感じるのはどうして?

    ●第2章 ストレスで何が起こっているのでしょう?●
    病は気から/ストレスで心はどうなるのですか?

    ●第3章 ストレスから解放されるための知恵を学びましょう!●
    ポジティブ思考の限界に気づきましょう!/コーピングというストレス対策があります!/運動でもストレスが軽減できます!/瞑想・マインドフルネスの可能性を知りましょう!

    ●第4章 これからは自分でご機嫌を作る時代です!●
    自己ツールを磨けばご機嫌になれる!/思考にはご機嫌を作るパワーがある!/考え方のルーティンを築きましょう!

    ●第5章 充実した人生は自分次第で可能です!●
    クオリティー・オブ・ライフを高めましょう!/自分らしく生きることに目を向けましょう!/人間らしく生きることこそが基本です!
  • アベンジャー=復讐者。アベンジャーは、人生の最後にすべてを投げ出して、怒りをぶつけ、他人を破壊することで、自己の尊厳を回復しようとする。2008年6月に東京・秋葉原で発生した17人が殺傷された未曾有の惨劇は、「アベンジャー(復讐者)型犯罪」という従来の犯罪とは異なる特性を持つものであることを日本で初めて論じたのが本書である。精神科医であり、犯罪病理学の専門家でもある著者が、FBIアカデミーの報告書など多くの研究を踏まえて、発達心理学、サイバー心理学、経済学、社会学など多面的な観点から問題の本質に迫る。わが子がアベンジャーにならないためにはどうすればいいのか。そして崩壊に向かう日本社会を再生するために進むべき道とは。
  • 衝撃的な事実が明らかになった――最新の画像解析により、インターネット依存者の脳内で、覚醒剤など麻薬依存者と同様の神経ネットワークの乱れが見られたのだ。スマホの普及で、年齢制限無し、二十四時間営業のカジノ、ゲームセンター、ストリップ劇場さえ掌の上に出現する時代になった。デジタル・ヘロインがその本性を表すのは、学業や社会適応に躓いたときだ。足をすべらせたら最後、依存の泥沼にはまる。オンラインゲーム(ネトゲ)だけでなく、軽いスマホアプリでさえ、脳には十分な麻薬効果がある。国内推定患者五百万人の脳を蝕む「現代の阿片」。あなたとあなたの大切な存在を守るための、有効な対策と、チェックリスト付き。
  • なぜ、あなたは、だまされやすいのか?いまの時代、マインド・コントロールは、テロリストのような見るからに危険そうな集団の専売特許ではなく、親切な顔をして、いつのまにか懐に入り込んでくる。カルト集団やブラック企業のみならず、あらゆる組織が、この技術を援用している現代、氾濫する情報の海に呑みこまれないためにはどうすればいいのか。「本書は21世紀の必読書である。マインド・コントロールは、善用も悪用もできる。この現象の強さと弱さ、特に悪用された場合の危険について知ることが、21世紀を私たちが生き抜いていく上で不可欠だ」(佐藤優氏の推薦コメント)単行本の刊行から4年、最新の情報を盛り込むなど、大幅に加筆して中身を刷新。●目次第1章 なぜ彼らはテロリストになったのか第2章 マインド・コントロールは、なぜ可能なのか第3章 なぜ、あなたは騙されやすいのか第4章 無意識を操作する技術第5章 マインド・コントロールと行動心理学第6章 マインド・コントロールの原理と応用第7章 マインド・コントロールを解く技術
  • どうすれば、わが子をゲーム、ネット中毒から救えるのか。ゲームやインターネットの中毒性を指摘した『脳内汚染』で一大センセーションを巻き起こした著者が、いじめやADHDとの関連性を示す研究成果を追加で盛り込み、問題の本質をより理解しやすく提示。また、依存を予防しながら、ゲームやネットなどの情報機器と上手に付き合う方法や、依存に陥った子どもの克服事例、家族がとるべき対処法など、実践的な対策法にも重きを置いている。情報化社会に生きる現代人の必読書。

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