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『鈴木士郎、「日本の特別地域」シリーズ(日本の特別地域)(実用)』の電子書籍一覧

1 ~8件目/全8件

  • 過疎化の最先端秋田県
    カギはコンパクト化
    切り捨て御免で突き進め!

    昨今、「地方創生」という言葉が、盛んに聞かれるようになりました。
    これは、現在政権を握っている自由民主党が、伝統的に地方を重視する政党だという事情もありますが、それを差し引いても、そろそろ本格的に対策を講じないとヤバいという状況が生んでいる現象です。
    東北6県の中でも、秋田県は、人口減少・過疎化・高齢化・各エリア中心部のシャッター街化・観光産業の衰退などが激しく、同じく危機にあえぐ近隣県と比較しても、米価の低落で最大の武器「あきたこまち」が牽引力を失い、都市力では宮城に惨敗、リンゴの青森、サクランボの山形とは、特産品でも後塵を拝し、東北自動車道、東北新幹線というメインルートを持つ盛岡にも、総合力で敗北している感が強くあります。
    しかし、実際のところ相当追い込まれている秋田県ですが、本当にあとは「消滅」を待つばかりなのでしょうか? 実は今、秋田県は大逆転に向けたスタートを切った状態に見えます。もちろん、逆転勝利のためには、膨大な問題を解決し、目に見える成果のない努力を、長期間続けなければならないかもしれません。秋田県人の「気質」が、それを邪魔することだってあるでしょう。
    当編集部は、様々なデータを分析し、実際に秋田県内をくまなく歩き周り、色々な話を聞いてきました。本書は、秋田県の多くの問題点を指摘しつつ、今、秋田県がどういう状態で、どういうことが起こり、この先どんな未来が待っているのかを、ひとつひとつ解き明かしていきます。
  • どマイナー佐賀の売りはズバリ素朴な「田舎」
    地方創生で佐賀人はどう動く!?

    地域のイメージというものがある。どこどこは都会だとか、どこどこは歴史があるだとか、そういうものだ。佐賀県は、このイメージが著しく悪い。いや、「悪い」というよりも、「イメージすら希薄」な土地だ。九州の「首都」というべき福岡、維新の英雄を輩出した「隼人の国」鹿児島、出島とハイカラな長崎など、九州の各県はそれぞれが強烈なイメージを持っているのに対し、佐賀県はそうしたものがない、もしくは意識されていない。かなり好意的な表現を使っても「地味」なのである。
    かといって、佐賀県に売りがないわけではない。吉野ヶ里に代表されるように、古くから文明が栄え、明治維新に際しては、中心的な役割を果たした「薩長土肥」の一角だ。こうやってみると、「なんで佐賀はこんなに地味なのか意味がわからない」と思ってしまう。
    本書は、この謎を解き明かす一冊だ。佐賀県はどうして「地味な田舎」なのだろうか。なぜ福岡が九州随一の都市なのに、隣接する佐賀県はその恩恵を受けていないのか。我々は、様々な角度から佐賀県を分析し、佐賀県の「隠された実力」と「何が問題なのか」を探った。そして見えてきた、本当の佐賀県とはいかなるものだったのかを探求していく。
  • 海賊県えひめは四国の中では意外とほのぼの!?
    中予・東予・南予の深刻な格差事情

    愛媛県のイメージってなんだろう。ヨソの人にとってはミカンにポンジュース……以上だ。
    だが、愛媛県の実力はそんなものではない。そもそも、愛媛県、いや伊予国は
    「誇り高き海賊」の国。古くは平将門と並び称される英雄、藤原純友の本拠地であり、
    瀬戸内水軍の中でもっとも権威のあった河野水軍は愛媛の一族。
    いかなる支配にも屈せず海を駆けた自由の民の国なのだ。
    その海賊の子孫たちが住む愛媛は、大きく3つのエリアに分類される。
    しかし現在、各地はそれぞれ大きな問題を抱えている。
    東予の工業地帯は斜陽期を迎え、ミカンと海産の衰えた南予各都市は
    ことごとくシャッター街と化した。四国最大の都市である松山は今もその力を
    保っているように見えるが、その内実は郊外化の進行や再開発を巡る対立など
    懸念すべきことも多い。
    本書は、そんな愛媛を多角的に愛媛県を解き明かすことで、
    その「未来」を考えるための材料となることを目指した一冊である。
  • 津軽VS南部で青森県は真っ二つ!?
    下北はほぼ国有化で特殊
    生き残りを賭けた県民の非情な選択とは!?

    世界の最先進国日本も、そのほとんどはイナカである。
    そして、青森県はその中でも「最たるイナカ」というイメージを持たれている。
    やはりこれは『テレビも無ェ ラジオも無ェ』から始まる金木出身の大物歌手による大ヒット曲
    『俺ら東京さ行ぐだ』の影響が大きいのだろう。
    だが、青森県は「最悪のイナカ」なのだろうか。
    仮にイナカだったとしても、そこが「オラこんな県嫌だ」なのかどうかは別問題だ。
    そして、その土地が総合的な意味で豊かであるか、貧しいかも、また然りである。
    本書は、ありきたりの観光ガイドではない。
    青森県にはどんな人間が住み、どんな生活をして、
    本当はどこが良くて、どこが問題なのかを、
    丹念な取材と、多くのデータを分析して解き明かしていく。
    青森県に貼られた「レッテル」を一枚ずつはがし、
    真実の姿が少しでも明らかになれば、幸いである。
  • 密国・鹿児島の全貌を暴く!
    薩摩隼人でも止められない急激な過疎化

    鹿児島県は特に近代、日本の歴史において非常に重要な位置を占めた土地です。
    行き詰まった武家政治から近代国家への急激な転換を、驚くほど素早く、
    また考えられる限り最小の犠牲で成し遂げ、明治維新の主力となったのが、鹿児島県なのです。
    この偉業の大きな要因として、鹿児島が他の地域から隔絶された「密国」であったことが挙げられます。
    情報収集と根回しの失敗で滅亡の危機に瀕した関ヶ原の反省を踏まえ、
    当地を治める薩摩藩は江戸時代、外部からの情報収集には尋常ではない努力を払いました。
    しかし、国内への進入が事実上不可能だったので、
    トップレベルは外のことを知っていても、一般民衆レベルでは「鎖国」状態でした。
    それゆえ、当時の「日本人」というくくりの中ではかなり異質な存在であり、
    薩摩弁が多くの方言の中でも相当特殊な部類に入るのはその典型といえるでしょう。
    こうした背景があったことで、鹿児島県人は他県の日本人のように状況に流されず、
    効率的に動けたのが、明治維新だったのではないでしょうか?
    あれから百数十年。鹿児島は今、新しい転機に立たされています。
    他の地域からの交通アクセスが非常に悪い鹿児島は、
    時代に大きく取り残された存在となっており、九州新幹線が開通したことで変化はしているが、
    その恩恵はまだ鹿児島中央駅と鹿児島市にしか見受けられないのです。
    本書は、さまざまな観点から「今」の鹿児島を解き明かしていきます。
    歴史背景、各種データ、鹿児島人という「人種」。
    リアルな鹿児島県の姿を発見した時、新しい鹿児島の未来を探るヒントが、きっと見つかるでしょう!
  • 陸の孤島が生んだ山梨の特殊社会
    富士山・世界遺産で国中、郡内の不協和音勃発!?

    山梨県は、複雑な個性を持つ土地である。
    まず「交通の要所」であり、「山に囲まれた閉鎖空間」でもあるという、とても同居できそうもない両面を色濃く持っている。
    山梨県は旧甲斐国とほぼイコールの県であるが、「甲斐」の語源自体 が「道の交わる交(カイ)」と
    「山に囲まれた峡(カヒ)」という正反対の説がある。
    県内でも、地域ごとの違いは大きい。県内は笹子峠に代表される数々の峠で甲府を中核とする「国中」と、それ以外の「郡内」に分断されている。
     山の中の小さな土地で人口も少ない山梨県だが、それでいて日本史においては非常に目立つ地域である。平安時代から目立ちまくった武田氏。江戸時代から近年にいたっても、日本経済界で異彩を放つ甲州財閥(甲州商人)。両者ともに壮絶な内ゲバ体質であり、武田一門は一族で殺し合い、甲州財閥の時代になっても社長同士が刺客を雇って暗殺を狙うような恐ろしい土地だ。
    そのくせ、山梨県人には強力な一体感があり、
    殺し合いをしていたライバルと一致団結して事業に取り組んだりする。どっちなんだよ!
    このように複雑な山梨県。
    近年ではその団結力が存分に発揮され、富士山が世界文化遺産へ登録を成し遂げた。がっ一方、
    人口の減少から甲府にはシャッター街が広がっており、「関東の奥座敷」 と呼ばれた石和温泉の衰退など問題も多い。
    一体、山梨県とは、そして山梨県民とはいかなる存在なのか。
    一体感があるんだかバラバラなんだか分からない県民性。
    本書ではこれらを一つ一つひもときながら、本当の山梨県を探していきたい。
  • 人気ブランド「吉祥寺」の意外な弱点とは!?
    ますます調子にのる武蔵野、斜陽著しい三鷹

    「住みたい街」「かっこいい街」そんな風に言われる街はたくさんある。
    しかし、この『地域批評シリーズ』では、そうした街はあまり扱うことはなかった。

    それはなぜか。

    単純に「かっこいい街」などと言われる地域は、本当は薄っぺらで、
    中途半端にうわべだけを整えたチェーン店が軒を連ね、歴史の蓄積もなく、
    実際に住みやすいかもしれないが、「住んでいて楽しい街」ではない場所が多い。

    そうした土地に深い「地域愛」は芽生えず、そんな地域を扱った本は面白くないのである。
    もちろん例外は大いにあるが。

    などと言ってしまったところで、今回は「武蔵野市・三鷹市」である。
    武蔵野市と言えば、東京のみならず全国、
    もしかしたら世界にも通用する一大おしゃれ先進文化都市「吉祥寺」を抱える
    超ブランド地域である。
    後述するが、「住みたい街」「住んで良かった街」系ランキングでは
    金メダルの取得を義務づけられたようなチャンピオンである。

    筆者はお隣の杉並区の出身である。
    が、23区といっても大股で4歩ほど歩くと武蔵野市という境界線の生まれである。
    武蔵野、三鷹両市は生まれ故郷と言っても過言ではない。
    そんな人間から見ると、両市は確かに誇り高き我がスウィートホームだが、
    欠点・弱点も多く存在するのである。

    ここに武蔵野・三鷹の化けの皮をはがしてみる。
    果たして、武蔵野市、三鷹市は本当にその人気に値するのか。
    読者諸兄諸姉とともに見ていくとしよう。
  • 世田谷民の小ずるい生き方
    社会問題続出!!
    1.5流民の実態に迫る!

    当シリーズでは以前に1度、世田谷区を扱っており、今回はその第2弾である。
    前作では、まず世田谷の高級イメージをぶち壊すところから始め、そこから世田谷の現実と真の姿を見出そうとした。
    その試みは成功したと自負しているが、前作から約4年、相も変わらず世田谷は「高級幻想」に苛まれている。

    世田谷の高級幻想とは何か?
    多くの芸能人や金持ちが実際に住んでいる世田谷は、高級住宅地、セレブタウンとして認知されている。
    さらに今、下北沢や三軒茶屋、二子玉川といった人気タウンを筆頭に、区内の多くの駅とその周辺が再開発で変貌を遂げつつあり、世田谷という街の「パッケージ」は洗練度を増している。
    だが、そうした「かたち」にこだわっているのは得てして余所者。
    彼らが世田谷に住んだ、あるいは住みたいという背景には、自己顕示欲の充足という意図が多分にある。
    彼らが世田谷に求めるのは「ステータス」であり、「一流」の看板。
    とはいえ、単に世田谷に住んだからって一流ではない。
    高級幻想を抱きつつ世田谷へ住み、一流だと勘違いした者たちは、成り上がり精神全開で、小ずるく狡猾に世田谷ライフを謳歌しているのだ。

    もともと農村地帯だったのに、やがてハイソと呼ばれるようになった世田谷は、そもそもが成り上がりの街ではある。
    だが、ハイソ(一流)な部分はあっても、いい感じに田舎臭くて自然体なのが世田谷の美点である。
    世田谷とは本来、一流でも二流でもなく“1.5流”ぐらいがしっくりくる街。
    そんな「中の上」を地で行く世田谷民こそ、「世田谷の正統派」といえるだろう。

    本書では、冒頭に書いた前作のテーマを引き継ぎつつ、現在の世田谷の問題点を取り上げ、さらに区内にうごめく新旧世田谷民の実態に迫ってみた。
    知っているようで知らなかった世田谷がここにはある!

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