『吉村生(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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川が地中化(暗渠化)されて橋の使命は終えたのに、
いまだその姿を留めている橋がある。
それを「暗橋(あんきょう)」と呼ぼう。
明確な暗渠だけじゃない、思いもよらぬ場所に
「橋の痕跡」があったりする。
なぜ残されたのか。
なぜ残されなかったのか。
暗渠をたどって浮かび上がってきた、
橋と川を見つめる人たちの思い、橋自身の物語。
23区に存在する暗橋は数千本。
あなたの身近なところにも、暗橋は、きっとある。
【主な内容】
●暗橋散策モデルコース<渋谷・銀座・浅草・深川>
・パワーの源泉を探る 渋谷川さんぽ
・銀座で橋づくし銀ブラさんぽ
・ぐるり浅草・暗橋さんぽ
・人情のまち深川でメタリック暗橋さんぽ
●東西南北暗橋探訪<葛飾・北烏山・六郷・板橋>
・東 葛飾区・平和橋通り 暗橋ドラゴンクエスト
・西 北烏山 暗橋密集地帯を行く
・南 六郷用水 ゴージャス暗橋さんぽ
・北 板橋区、北端に埋もれる宝物を探しに
●23区 勝手に暗橋コンテスト
●暗橋が秘めるものがたり
・橋の始まりと祈り 渡り初めと橋供養
・最も多くのものがたりを持つ橋、数寄屋橋
・なみだ橋とは何か
・橋の保存と願い
●暗橋と名前の謎、残り方や名前のデータ分析!
・橋の名は、こんなふうにできている
・こんな橋の名が多かった
・橋の名付けかたあれこれ
・記号橋の順序
・23区暗橋分類
・分類からこぼれ落ちる暗橋たち -
まちに潜む水路のあとに気がつけば、驚きと発見がいっぱい!
コンクリートで蓋をされ、アスファルトで埋められて、道路へと変えられた川や水路たち。かつての水面が地面になったもの、それが「水路上」である。
道路の亀裂でわかる川の跡、ガードレールになった橋の欄干、水車の形を模した遊具――全国各地の水路上を歩いた2人のマニアによる、偏愛に満ちた入門書!
【目次】
第1部 “水路上”観察入門 ~路であって路ではない~
第1章 街角の違和感にはわけがある
1 細長い公園の秘密を探る
2 せめぎあいが生んだ芸術的配列
3 珍しい遊具に秘められた記憶
第2章 “水路上”のもつ特徴
1 見ることのできる裏側
2 境界をつくるもの
3 複雑怪奇なその歴史
第3章 水の記憶のしたたかさ
1 唐突にある謎の池
2 失われた幻の弁財天
コラム1 “水路上”から“水”路上へ
コラム2 路上が“水”路上に変わるとき
第2部 “水”路上観察入門 ~かつての水路を愉しむ~
第1章 “水”路上とは何か
1 路上のフラジリティ
2 “水”路上のいま
3 水辺、草萌える場所
4 よどみへのまなざし
第2章 水面からの視線
1 水面から見上げるもの
2 蓋on蓋~“水”路上にかかるもうひとつの蓋~
3 川岸としての擁壁を味わう
第3章 水の名残りとしての橋
1 かつての水路に残る「暗橋(あんきょう)」
2 「野良」暗橋はロックだ!
3 はみだす暗橋たち -
川もないのに現れる橋跡、くねくね道、車道に比べ広すぎる歩道……街中の違和感はそこが暗渠だった可能性がある。暗渠×猫/鉄道/人物といったお題に、異なる切り口の二人が縦横無尽にマニアック道を駆け抜ける。地方暗渠も紹介。暗渠的街歩き本の決定版!
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