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『乙川優三郎(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~9件目/全9件

  • 2,079(税込)
    著:
    乙川優三郎
    レーベル: ――
    出版社: 小学館

    匂い立つ情感、大人の恋愛小説の極北。

    諏訪湖の花火大会の日、光岡は駅に降り立った。漆工の涼子とのつきあいは十年以上になる。二人の生が交差したきっかけは、漆器だった。シンプルで控えめな佇まいと、官能的とも思える光沢に魅かれ、光岡は盛器を購入。伝統工芸展の入賞作品であった。
    そして、精神の疲れをいやす旅で、塩尻・奈良井に赴き、光岡は漆器店で作者の涼子と出会う。若い涼子の漆器創作に刺激を受け、彼は、かつて文学賞を受賞したものの、挫折していた小説執筆を再開した。
    以来、二人は造形や執筆の傍ら、時に二人で憩いつつ、深い想いを育んできた。
    やがて、涼子は漆芸作家として、パリで開催される漆器二人展に招聘される。もう一人は、沈金や蒔絵の輪島塗りの男性作家だという。成功したパリの二人展を契機に、光岡は人生の秋期を意識するが……。
  • 803(税込)
    著者:
    乙川優三郎
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    圧倒的な筆力で、数々の賞を総なめにしてきた乙川優三郎が到達した地平! 
    心は、色褪せてはいない。人生の後半にさしかかった女と男。艶めいた思い出と、思いがけない出来事で揺れる。八篇の物語がかきたてる勇気と感動。
    乙川は、「悲しみ、苦しみのないものを書こうとは思わない」という意図のもと、楽しいだけの話ではなく、「苦しみの末のハッピーエンドを予感させる物語」を描く。
    地先とはその土地から先へつながっている場所。
    *御宿海岸の砂丘が月の沙漠とよばれるようになったのは、画家で詩人の加藤まさをが童謡『月の沙漠』を生み出したのが御宿だったから。
    その後も平塚らいてうや、伊藤野枝、大杉栄を迎えいれ、人生劇場を執筆前の尾崎士郎、週刊新潮の表紙を描く前の谷内六郎など、病弱や、金のない若者を迎えいれた御宿のうみは優しく、人々は暖かった。
    作家の柚木も御宿の海で癒やされ、活力を得た。…(「海の縁」)
    他八篇の豊潤な文学!
  • 1,683(税込)
    著者:
    乙川優三郎
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    直木賞、山本周五郎賞はじめ、大佛次郎賞、中山義秀文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、島清恋愛文学賞を受賞など、あまたの文学賞を受賞した実力波作家が、書くことをテーマに、真正面から向きあった力作長編小説。昭和から、平成、令和へと生涯を通して、書くことへの飢えを希求した一人の男の魂の変遷を描く。
  • 今、この時代に小説がもたらす感動を味わう!
    過酷な世界に抗する人々を静謐に描く。そのとき、人々はどのように旅立ち、何を失うことになるのか。
    ようやく築いた生活とジャズの夢を奪われるマーキス(アメリカ)。
    大切な人生の仲間と自負を失うワイン農家のホセ(スペイン)。
    銃をとり、人買いの手から娼婦の妹を守るマルコ(フィリピン)……
    市井の人々の決断と残懐を丹念に描く。
    小説には力があると信じられる12篇!
  • 880(税込)
    著者:
    乙川優三郎
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    理野は松江の蒔絵師の娘だ。
    文政5年、蒔絵修行の兄と共に江戸に出る。ところが、兄が突然、原羊遊斎の工房で倒れ、亡くなった。
    理野は女蒔絵師として、下絵職人から、羊遊斎の工房で働き、才能が開花する。
    新しい美をもとめ、葛藤しながら、女の情念を込めた独自の蒔絵を完成させるために、理野は人生の全てを蒔絵に注ぐ……。
    酒井抱一、鈴木其一など、実在の人物を絡めて、やるせない恋心と職人魂、潔い女の佇まい、文政の美術工芸の世界を描く。
  • 神木(こうのぎ)は、戦後、浮浪児だった時に、画家の養父と出会い、養子となった。
    芸大在学中、養父が死去。出版社の装幀部で働き、その後、川崎にバーを経営。幾多の女性と出会い、別れる。
    人生の後半に房総のアトリエで、美しい本の追求にかける。女性を愛し、芸術に淫した一人の男の人生。
    十年後にも美しいものをもとめ、出会いを重ねてきた男が最後に見出したのは…。
    名手が紡ぐ書き下ろし長編小説!
  • 660(税込)
    著者:
    乙川優三郎
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    菊枕は頭痛持ちにきくというので先祖が植えた菊が咲き、花を摘み始める頃、妹ができた。
    日野小太郎は五百石の祐筆の嫡男だ。赤い頬の妹を”喜知次”と呼んだ。
    友人の牛尾台助の父は郡方で、百姓の動き不穏のため、帰宅が遅い。少年の日々に陰を落とすのは、権力を巡る派閥闘争だった。
    幼なじみの鈴木猪平の父親が暗殺される。武士として藩政改革に目覚めた小太郎の成長に、猪平が心に秘めた敵討ちと喜知次への恋心を絡めて、清冽に描く傑作時代小説。
  • 満足? 後悔? 愉悦? 絶望? 
    人生の黄昏を迎えるとき、人は自らの来し方をどう捉えるでしょうか。

    長く別居して年一回の対面を重ねる夫婦、
    定年間近の独身男の婚活、
    還暦過ぎの女友達二人、
    かつて交際していたアイドル歌手同士の再会……。
    乙川さんの新作は、誰の身にも起こり得る人生模様を端正な文章で紡ぎます。

    時代小説から現代に小説の舞台を移してからも大佛次郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞、島清恋愛文学賞など数々の評価を得ている筆者による9つの物語。
  • 748(税込)
    著者:
    乙川優三郎
    レーベル: 徳間文庫
    出版社: 徳間書店

    「若い方にぜひ読んで欲しい」
    著者初の電子書籍化作品!

    「肺がこんなきれいな空気で満たされた恋愛小説、初めて読んだ気がする」と書評家・温水ゆかりさんが絶賛した傑作恋愛小説!

    【あらすじ】
    1980年、大学のキャンパスで弘之と悠子は出会った。
    せっかちな悠子と、のんびり屋の弘之は語学を磨き、同時通訳と翻訳家の道へ。
    悠子は世界中を飛び回り、弘之は美しい日本語を求めて書斎へ籠もった。
    二人は言葉の海で格闘し、束の間、愛し合うが、どうしようもなくすれ違う。
    時は流れ、55歳のベテラン翻訳家になった弘之に、ある日衝撃的な手紙が届く。
    切なく狂おしい意表をつく愛の形とは?

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