『藤井太洋(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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エンジニアの文椎(ふづい)が作った広告ブロックアプリがインドネシアで突如売れ始めた。そこに隠された驚愕の事実とは。検閲や盗撮などの問題を描いた表題作「ハロー・ワールド」をはじめ、インターネッ
トの自由を脅かす行為に、知識と技術で立ち向かう文椎の、熱く静かな闘いの物語。第40回吉川英治文学新人賞受賞作。
GoogleカーやAmazonのドローンが次々集まってくる「行き先は特異点」、バンコク出張中にドローンを使った政治運動に巻き込まれてしまう「五色革命」、Twitterが中国に門戸を開いたのを機にTwitterクローン〈オクスペッカー〉をアップデートしてインターネットの自由を守ろうとする「巨象の肩に乗って」、マレーシアのビットコインセミナーに参加中に拉致されてしまう「めぐみの雨が降る」。
単行本刊行時にAmazonランキング1位を獲得した話題作が、これまでKindle版でしか読むことのできなかった「ロストバゲージ」を新たに加え、待望の文庫化! -
遠未来の宇宙。始祖ゴールデンバウムによる王朝樹立以降、専制君主と門閥貴族が支配する銀河帝国と、その独裁に抵抗する人々が作り上げた民主主義国家・自由惑星同盟(フリー・プラネッツ)、帝国領でありながら陰で権力を操ろうと画策するフェザーン自治領(ラント)──三つの勢力によって構成された銀河の盤面で繰り広げられる英雄たちの闘争と栄光を描いた宇宙叙事詩は、刊行から現在に至るまで日本SFの金字塔として永らく読者を魅了し続けている。『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家たちが捧げる6編を収録する公式トリビュート集。/【収録作】序文=田中芳樹/「竜神滝(ドラツハ・ヴアツサーフエル)の皇帝陛下」小川一水/「士官学校生の恋」石持浅海/「ティエリー・ボナール最後の戦い」小前亮/「レナーテは語る」太田忠司/「星たちの舞台」高島雄哉/「晴れあがる銀河」藤井太洋/著者のことば
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七夕の夜、ユアンは留学で中国を離れる恋人ヂィンに会いに出かけた。別れを惜しむ二人のもとに、どこからともなくカササギの大群が現れ――東アジア全域にわたり伝えられている七夕伝説をはじめとし、中国の春節に絡んだ年獣伝説、不老不死の薬を求める徐福伝説、済州島に伝わる巨人伝説など、さまざまな伝説や神話からインスピレーションを得て書かれた十の幻想譚。日中韓三ヵ国の著者によるアンソロジー。/【目次】「七月七日」ケン・リュウ/「年の物語」レジーナ・カンユー・ワン/「九十九の野獣が死んだら」ホン・ジウン/「巨人少女」ナム・ユハ/「徐福が去った宇宙で」ナム・セオ/「海を流れる川の先」藤井太洋/「……やっちまった!」クァク・ジェシク/「不毛の故郷」イ・ヨンイン/「ソーシャル巫堂指数」ユン・ヨギョン/「紅真国大別相伝」イ・ギョンヒ
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僕たちは、テクノロジーで世界(CODE)を「書き直す」。
片田舎の少年たちが、世界を向こうに仕掛けるゲリラ戦。
武器は〈知恵〉と〈友情〉、報酬は〈自由〉。
SF小説の旗手が、VR世界大会を舞台に紡ぐ青春ハック小説。
2024年、鹿児島。県立南郷高校に通うマモルは、
男子寮の次期寮長に指名される。
下級生の指導や揉め事の解決など、マモルの負う役割は大きいが、
なかでも、学生VR全国大会出場に向けてチームをまとめるのが
最重要ミッションの一つである。昨年敗れた先輩たちの雪辱を果たすべく、
準備を進めるマモルだったが、大会事務局の対応にある違和感を覚える。
同じ頃、アマチュアVRの世界大会「ビヨンド」の存在を知り、
自分たちの進むべき新たな道を見出していく。 -
現代の黒船がもたらすのは再生か、終焉か?
父親の介護のため地元・奄美大島にUターンした昇雄太。
長年過疎と人口減少に悩まされていた町は、巨大クルーズ船寄港地を中心としたIR誘致計画により、活気を取り戻しつつあった。
この事業は、圧倒的巨大資本の力で雇用創出とインフラ整備を実現し、町の、そして日本の救世主となる――多くの島民がそう思っていた。
ところが計画が着々と進むある時、昇はクルーズ船〈エデン号〉の前代未聞の事業内容を突きつけられる。
門戸開放か排斥か。様々な思惑が渦巻く計画を前に、島民たちの決断は? -
さぁ、出かけよう! 「物語」という旅へ。
様変わりした生活、奪われる自由――。
でも大丈夫、私たちには「小説」がある。
国境、日常、現実を飛び越え、行き先は無限大!
宮内悠介、藤井太洋、小川哲、深緑野分、森晶麿、石川宗生――。
最旬の作家たちが想像の翼を広げて誘う、魅惑のノベル・ジャーニー!
宮内悠介 「国境の子」
対馬から韓国まではわずか一時間。でも「ぼく」にはそれが遠かった。
藤井太洋 「月の高さ」
旅公演スタッフとして遠征中、あの日見た月が胸に去来する。
小川 哲 「ちょっとした奇跡」
自転が止まった地球。カティサーク号は、昼を追いかけ移動を続ける。
深緑野分 「水星号は移動する」
移動式の宿・水星。今日はどんなお客様と出会うのだろう?
森 晶麿 「グレーテルの帰還」
あの夏、最後の家族旅行での惨劇が、私の運命を大きく変えた――。
石川宗生 「シャカシャカ」
地表が突然シャッフルをはじめた!? 姉弟の生き残りをかけた旅が始まる。 -
未曾有、といわれる災厄がひたひたとやってきた。
新型コロナウイルスによる感染症。
気がついたら世界中を覆っていたこの疾病を広めないためには、
今のところ人と人を遠ざけるしか手立てがない。
このような災禍の前で、言葉は、物語はどんな力を持つのか。
私たちはどう向き合って、どう乗り越えていくのか。
緊急特集として、十四人の表現者たちに
それぞれの想いを書き下ろしていただいた。 -
「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。爆発は3月11日午前零時。福島第一原発事故への繋がりを示唆するメッセージの、その真意を政府は見抜けない。だが科学者と刑事の執念は、互いを欺きながら“正義の瞬間”に向けて疾走するテロリスト二人の歪んだ理想を捉えていた――。戒厳令の東京、110時間のサスペンス。
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デビュー長篇『Gene Mapper』の前日譚「コラボレーション」、近未来の皮肉な戦場を描く表題作、「第二内戦」ほか全5篇を収録する、著者初のSF作品集。
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2018年──下流に堕ちた日本人と、安い労働力として呼び寄せられた移民たちは「円」を捨て、電子貨幣による非課税の経済圏を作り始める。そんな環境の中で、若いフリーランスのITエンジニアたちが時代に抗い、世界を切り開いていく近未来青春サスペンス。
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いま、そこにある個人情報の危機を描く警察小説公立図書館の私企業との提携を進めるエンジニアが誘拐された。サイバー犯罪捜査官とはぐれ者ハッカーのコンビが個人情報の闇に挑む。
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1周年記念号の別冊群雛は「記念日」をテーマとした読み切り8作品を掲載。表紙イラストはCotさん。晴海まどかさん・君塚正太さん・夕凪なくもさん・絵空さん・神楽坂らせんさん・小林不詳さん・米田淳一さんの小説、和良拓馬さんのエッセイ。ほか、参加者へのインタビューを収録。
晴海まどか『エブリデイ・アニバーサリー』〈新作読み切り・小説、編集〉
君塚正太『愛の断想』〈新作読み切り・小説〉
和良拓馬『普通の凡退』〈新作読み切り・エッセイ〉
夕凪なくも『赤い猫』〈新作読み切り・小説〉
絵空『症例フェリックス』〈新作読み切り・小説〉
神楽坂らせん『決めた日』〈新作読み切り・小説〉
小林不詳『邪気眼は定年に隠る』〈新作読み切り・小説〉
米田淳一『記念運転』〈新作読み切り・小説〉
Cot『表紙イラスト』〈新作描きおろし・表紙イラスト〉
宮比のん〈群雛ロゴ〉
YukiTANABE〈表紙デザイニング〉
竹元かつみ〈編集〉
鷹野凌〈編集、制作、プロモーションほか〉 -
セルフ・パブリッシングから4年で日本SF大賞を手にした作家、藤井太洋の実践的な創作ノウハウを知る一冊
通勤時間にiPhoneで書いたという初めての小説『Gene Mapper』から4年、藤井太洋は『オービタル・クラウド』で2015年日本SF大賞を受賞した! この間、藤井太洋はどのようにして構成力を上げ、筆力を磨いてきたのか。なぜ、iPhone、iPad、Kindle、文庫、単行本、あらゆる形態の本に文章を合わせられるようになったのか。デジタルメディアを使いこなし、セルフ・パブリッシングから商業出版へと進んだ藤井自身が作家志望者に向けて執筆ノウハウを実践的に解説する。(講演日2015年5月16日)
【目次】
第一部 電子出版、独立作家の執筆・出版手法
ご挨拶
執筆/編集
小説を書く前に ピッチ(梗概)を書いてみよう
要素を検討
視点
背景
文体
参考になる書籍
いつ書くか
続けるためのTip
小説の構成
テンプレートではない。パラダイムだ
より実践的に
ポリティカル・コレクトネス
文章力を付けるトレーニング
リーダビリティ:情報量
予感の文を効果的に
リフローで阻害されやすい文
推敲
工学的アプローチ
出版
「本」の4P Product, Price, Promotion and Place
「本」の情報
著者
ジャンルを味方に
広告
ソーシャルと「ホームページ」
プロであろうがなかろうが
第二部 藤井太洋×仲俣暁生×鷹野凌 “独立”を語る
独立作家のプロモーションではホームページが重要
確実に良くするために紙に印刷して赤字を入れよう
ハリウッド映画の三幕構成を試してみよう
好きな作家の作品を筆写してみよう
プロットを紙に書いてみよう
ジャンルを味方にしてみよう
読者が手にする形を意識して、書いてみよう
読んでほしくない人には届けない工夫をしよう
藤井さんの推敲手法を真似してみよう
海外ドラマでプロットを鍛えよう
講演者プロフィール
NPO法人日本独立作家同盟について
本冊子は、2015年5月16日に東京・渋谷で開催された日本独立作家同盟 第一回セミナー「電子出版、独立作家の執筆・出版手法」(講演 藤井太洋)をまとめたものです。
【著者】
藤井太洋
作家。1971年生まれ。2012年、電子書籍『Gene Mapper』をセルフパブリッシングして話題に。翌年、増補改訂版『Gene Mapper - full build-』を早川書房より刊行。2014年には『オービタル・クラウド』(早川書房)を発表、第35回日本SF大賞を受賞する。最新作は、個人情報の危機を描く警察小説『ビッグデータ・コネクト』 (文藝春秋)。
仲俣暁生
フリー編集者、文筆家。1964年東京生まれ。『シティロード』『ワイアード日本版』などの編集部を経て、『季刊・本とコンピュータ』に参加(03?05年は編集長)。同誌終刊後、フリーランスで書籍やウェブサイトの企画・制作・編集にたずさわる。09年に株式会社ボイジャーと出版の未来を考えるWebメディア「マガジン航」を創刊。現在、編集発行人。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)ほか。
鷹野凌
NPO法人日本独立作家同盟理事長。フリーライター。ITmedia eBook USER、ダ・ヴィンチ・ニュース、INTERNET Watch、マガジン航などのWebメディアを中心に、著作権やセルフパブリッシング(自己出版)、電子出版、書評などの記事を数多く執筆。著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス)。ブログ「見て歩く者」: http://www.wildhawkfield.com/ -
伊藤計劃が2009年にこの世を去ってから早くも6年。彼が『虐殺器官』『ハーモニー』などで残した鮮烈なヴィジョンは、いまや数多くの作家によって継承・凌駕されようとしている。伊藤計劃と同世代の長谷敏司、藤井太洋から、まさにその影響を受けた20代の新鋭たる柴田勝家、吉上亮まで、8作家による超巨大書き下ろしアンソロジー
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電子書籍のセルフ出版で発売以降、爆発的人気を得たSF小説『Gene Mapper』の作者による待望の書き下ろし第2弾! 2018年、東京。たび重なる増税は、日本に「地下経済」の爆発的流行をもたらした。当局に把握されないで税を回避できる商取引は、電子決済の一般化とともに社会に浸透。増え続ける移民と開く格差が利用人口をさらに増やしていた。WEB周りのなんでも屋として企業の間を渡り歩く巧は、地下経済の恩恵を受けるフリーランス。仲間の恵、鎌田とともに請けたWEB開発案件はもちろん地下経済がらみで、早くもトラブルの匂いを漂わせていた――すぐそこに迫った日本のシミュレーション。
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「ライトなラノベコンテスト(※)」最優秀賞受賞作品!
ぽよよんろっく先生描き下ろしイラスト!
受賞後の改稿にあたり、作家の藤井太洋先生が丁寧に監修!
●アリスの物語
<あらすじ>
株のディーラーである私は、きわめて優秀なAI「アリス」をパートナーとしている。いつものようにITを駆使して情報の裏を読み、ある銘柄に目を付けた。
すべては読み通り、順調に進むかのように思えたが……
――部屋を出る直前、ふと「視線」を感じて振り返ると、いつもならすぐに消えてしまうアリスのホログラフィが、私のことをジッと見つめ続けていた――
<審査時の講評より>
説明のために字数を費やしてしまいがちなサイバーパンク風のSFを、短いフォーマットの中でしっかりと読ませてくれる作品でした。序盤で登場する物がただの小道具に収まることなく、最後に物語を閉じている構成も素晴らしい。
<著者>
倉下 忠憲(くらした ただのり)
仕事術や知的生産などの話題を扱うブログ「R-style」管理人。コンビニ店長を経て、物書きに転身。『Evernote「超」知的生産術』(C&R研究所)『Evernoteとアナログノートによるハイブリッド発想術』(技術評論社)などの著作あり。セルフパブリッシングでの出版にも意欲的に取り組んでいる。
ブログ「R-style」 http://rashita.net/blog/
ツイッター @rashita2 -
「ライトなラノベコンテスト(※)」特別賞受賞作品!
Nacht先生描き下ろしイラスト!
受賞後の改稿にあたり、作家の藤井太洋先生が丁寧に監修!
●明日が雨でも晴れでも
極度の紫外線アレルギーの逸子が保健室で目を覚ますと、
そこにはなぜかクラスメイトのボスザル、“万年晴れ男”こと三谷野がいた。
「体調が悪くなければ、でいいんだけど。あさっての夏祭り、俺と一緒に行かない?」
どこか懐かしい、少し不思議でピュアな青春ストーリー。
<審査時の講評より>
光を避ける少女と太陽を感じさせる少年のふれあい。そんなオーソドックスな構成を、独白と叙述が混ざり合う文体で描ききった力に感服しました。特に、中盤以降の心情描写には引き込まれます。
<著者>
晴海 まどか(はるみ まどか)
1983年生まれの乙女座のA型。千葉県育ち東京都在住の文章クリエイター。
七年強、テクニカルライターとして会社勤めをし、その後フリーに。三度の飯より書くのが好きな書く方の活字中毒。日本独立作家同盟所属。Kindleストアを中心に作品を展開中。
★公式サイト「白兎ワークス」:http://whiterabbitworks.wordpress.com/
★ブログ「原点回帰―Running possible―」:http://mfineocean.blog98.fc2.com
★Twitter:@harumima -
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