『牧野富太郎(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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1970年代後半に始まる日本のアウトドアブームの中で「アウトドアの伝道師」と呼ばれ、遊歩大全の翻訳者としても知られる芦澤 一洋の「釣りもの」。
北海道から東北、中部、山陰、九州まで15本のヤマメ釣りの名川を、芦沢さんが詩情ゆたかに書きあげた川の物語。芦澤 一洋さんが愛した川のガイド。1970年代後半に始まる日本のアウトドアブームの中で「アウトドアの伝道師」と呼ばれ、遊歩大全の翻訳者としても知られる芦澤 一洋の「釣りもの」。
北海道から東北、中部、山陰、九州まで15本のヤマメ釣りの名川を、芦澤さんが詩情ゆたかに書きあげた川の物語。芦澤 一洋さんが愛した川のガイド。
私の釣りは漁ではない。かといって、スポーツでもない。
数字を示す必要など、どこにでもないではないか。
私にとっては、どんな山女魚にも価値がある。
対手は、森と川と山女魚、あまりに偉大だ。
私は旅人として、山女魚の里の風景、そのすべてを瞼の奥に焼きつけたかった。
【収録河川】
北海道尻別川
岩手県志戸前川
岩手県
山形県鼠ヶ関川
福島県黒谷川
福島県鱒沢川
山梨県芦川
山梨県雨河内川
富山県小矢部川
岐阜県跡津川
岐阜県高原川
岐阜県小八賀川
島根県高尻川
宮崎県鹿川
熊本県緑川
川の位置情報がわかる日本地図や当時の川や芦澤 一洋さんの写真もお楽しみいただけます。 -
日本における植物分類学の祖・牧野富太郎の最初のエッセイ集。初刊は昭和11年(1936)。執筆時期は内容から察して明治(日露戦争前後)から昭和初期。牧野富太郎ならではの、軽妙洒脱な文体、気取らない表現、語り口で、植物の魅力を縦横に綴る。
以下、本文より。
「私は植物の愛人としてこの世に生れ来たように感じます。或いは草木の精かも知れんと自分で自分を疑います。ハハハハ、私は飯よりも女よりも好きなものは植物ですが然しその好きになった動機というものは実の所そこに何にもありません。つまり生れながらに好きであったのです。」
「私は来る年も来る年も左の手では貧乏と戦い右の手では学問と戦いました、その際そんなに貧乏していても一時もその学問と離れなく又そう気を腐らかさずに研究を続けて居れたのは植物がとても好きであったからです。気のクシャクシャした時でもこれに対するともう何もかも忘れて居ます。」
「私はまた草木に愛を持つことによって人間愛を養うことが出来得ると確信して疑わぬのである、もしも私が日蓮ほどの偉らい物であったなら、きっと私は草木を本尊とする宗教を樹立して見せることが出来ると思っている。」 -
NHK連続テレビ小説「らんまん」牧野富太郎の自伝的エッセイ、初の文庫化
「植物は人間がいなくても、少しも構わずに生活することができるが、人間は植物がなくては一日も生活することができない」(「牧野一家言」)。近代植物分類学の権威である牧野富太郎は、独学で植物学をおさめ、数多くの新種を発見した。50万点もの標本・観察記録や『牧野日本植物図鑑』などの著作も残している。94年にわたる生涯のすべてを植物研究に捧げた彼の人生に沿いながら選ばれ、編まれた名随筆集。解説・いとうせいこう -
日本植物学の父と呼ばれた牧野富太郎。花と植物の魅力の真髄を語った表題作、「私は植物の愛人」と軽口を飛ばしつつ研究人生を振り返る「植物と心中する男」などを精選。
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日本の植物分類学の祖と称される牧野富太郎が、明治から昭和にかけて北海道の利尻山に生息する植物を採取した記録。当時、人の手がまだ入っていない利尻山にて採集した植物、および利尻山登山の出来事がまとめられている。詳細な植物に関する記述はもちろんだが、山中での露営にまつわる困難さなどが綴られたエピソードなど、植物採集に関するあらゆる貴重な記録。
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わが国の植物分類学を独力で切り拓いた巨人・牧野富太郎。幼少より植物に親しみ、小学校中退後の人生を独学による植物研究に捧げた彼は、権威による研究妨害や貧困に屈することなく、95年の生涯の晩年まで現役であり続けた。彼が採集した標本は実に60万点、命名した植物は2500余。「植物学の父」が独特の牧野節で綴る波瀾万丈の「わが生涯」。(講談社学術文庫)
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[作品について]「牧野富太郎自叙伝」には以下の作品が以下の順で収録されています。ここでは「第一部 牧野富太郎自叙伝」を収録しています。 第一部 牧野富太郎自叙伝 幼年期 自由党から脱退 東京近郊における採集 「植物学雑誌」の創刊 「破門草事件」 『日本植物志』に対する松村任三博士の絶讃 矢田部良吉博士〔と〕の支吾 「むかでらん」の学名発表 菊池大麓・杉浦重剛両先生の同情 高知における西洋音楽の普及運動 矢田部教授の罷免 月俸十五円の大学助手 松村任三博士との※(「目+癸」、第4水準2-82-11)離(けいり) 執達吏の差押、家主の追立 可憐の妻 池野成一郎博士との親交 青山練兵場の「なんじゃもんじゃ」 世界的発見の数々 天城山の寄生植物と土佐の「やまとぐさ」 小岩村で「むじな藻」の発見 第一の受難 博士と一介書生との取組 浜尾総長の深慮 圧迫の手が下る 池長植物研究所 全国の植物採集会に招かる 「植物研究雑誌」の創刊 中村春二先生と私 哀しき春の七草 大震災 博士号の由来 妻の死と「すえこざさ」の命名 亡き妻を想う 科学の郷土を築く 学内事情 自動車事故 朝日賞を受く 大学を辞す 私と大学 これから二つの大仕事 標品の整理 『植物図説』の刊行 私の今の心境 八十五歳のわれは今何をしているか 花と私――半生の記―― 第二部 混混録 所感 私の健康法 余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見 火山を半分に縦割りにして見たい 私の信条 わが生い立ち ハタットウ あと三十年 わが恋の主 草木への愛 植物と心中する男 植物に感謝せよ 長生の意義 植物と宗教 酒屋に生まる 上組の御方御免 小学校も嫌で退学 私は植物の精である 『本草綱目啓蒙』に学ぶ 富士山の美容を整える もう一度大地震に逢いたい 富士山の大爆発 日比谷公園全体を温室にしたい 緑蔭鼎談 「牧野先生を迎えて」 海を渡る日本人の頭脳 ある日の閑談 森戸文部大臣へ進呈せる書翰 謹んで広く世間に告げる 敢て苦言を呈す
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