『向瀬美音(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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私がHaiku Column を運営して4 年目になる。
毎日365 日休まずに運営してきた。その結果最近になって結論らしきものが見えてきた。
まず、最初に、Haiku Column は国際俳句交流の「一つ」のグループである。
初めは切れ、取り合わせに拘って、二行詩を提唱してきた。
そして、永田氏が七つのルールを提案した。
その結果、メンバーの間に、俳句は二つの部分からできている、と言うことが浸透し、そして七つのルールによって省略が効いてきた。
説明的な句がなくなってきた。具体的な物に語らせる、瞬間を切り取って詠むと言うことが浸透してきた。
次に大きな発見であるが、季語を紹介し始めてから、季語の欄が勢いづいてきた。
今現在、一つの季節に70 位季語を紹介しているが、季語の欄はどんどん秀句が貯まっていく。今回は歳時記、「春」 を出版したが、それぞれの季節に70 個季語を載せているので 今後、夏、秋、冬、新年を出す予定である。現在10000 以上の句が貯まっている。
一行目に季語、二行目に季語と良い距離感を持った季語とは別の言葉、また反対に、二行目に季語、一行目に季語と程よい距離を持った言葉というパターンを示してから、メンバーの俳句が日本の俳句に近くなってきた。シラブルも10 から15 の間で、そのまま日本の17 音俳句に訳すことが可能になってきた。
日本の俳人と交流するためにも、17 音に訳されたHAIKU は貴重なものだと思う。
今後できる限り、この方法でいきたいと思う。
私たちはここで有季定型グループとして進めていきたいと思う。
同じものを見て、同じように感動し、同じ気候の中で同じ感覚を持つことは、素晴らしいと思う。これこそ国際俳句交流の姿だと確信する。
(巻頭言より) -
◆第二句集
香水を一滴をんな取り戻す
美音さんの句はかなり大胆な試みのもとにあることがわかる。
いままでの美音さんの句全体を見渡してみると必ずしも試みが成功しているとは言えないものもあるのだが、そうした不成功を怖れないところが美音さんの特徴とも言える。
むしろ、ここからまた何か新しいものが生まれるのではないかという期待が生じてくるのである。
序より・大輪靖宏
◆自選十二句
連山を統べ大阿蘇の野火走る
この先は獣道かや山桜
荷風忌やソーヌゆつくり蛇行して
ときめきは晩年に来よ桃の花
国境は青き海なりつばくらめ
もう少しで星を摑めるハンモック
美しき刻を重ねて滴りぬ
あるがまま溺れてみたき芒かな
十六夜のしづかに潮の引きにけり
アサギマダラ色なき風に抗はず
家系図に一人加ふる春隣
初夢や手には届かぬ北極星
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