『霧原 真、半年以内(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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皇帝の最愛の弟として将来を嘱望された礼王は、二十歳の若さで急逝した。
遺されたのは、若く、美しく、そしてあまりにも儚い王妃・雪慈。
再嫁を許されぬ皇族の未亡人。
それでも彼女の美貌は、後宮に静かな波紋を広げていく。
愛子を失い病に伏した崔太妃の看病のため、雪慈は宮中へと召される。
そこは、欲望と権力が渦巻く後宮――
一歩踏み違えれば、名誉も命も失いかねない場所だった。
清らかで慎み深い雪慈は、苛烈な姑の仕打ちにも耐え、誰からも疑われぬ存在として振る舞う。
やがて宮中の者は皆、彼女を「無垢な未亡人」だと信じ切るようになる。
だが――
その裏で、天子はすでに彼女を見逃してはいなかった。
密やかな夜、帝は囁く。
「朕の皇子を、皇后として産むか。それとも、名もなきまま産むか」
それは愛ではない。
慈悲でもない。
皇権という名の選択を突きつけられた時、
彼女は“守られる女”であり続けられるのか。
禁忌と権力が交錯する、
中華宮廷ロマンス。 -
五年目の守寡の夜、激しい雨の中、我が家に仮面の男たちが現れた。
血の匂いをまとい、人ならぬ気配を漂わせる彼らの中心にいたのは、黒衣の青年だった。
彼は丁寧な口調で一夜の雨宿りを願い、そのまま去らなかった。
逃げようとすれば捕らえられ、拒めば先回りされる。
絶望の中、私は亡き夫の位牌を突きつけたが、彼は執着を捨てなかった。
やがて私は、仮面を外さないことを条件に、無理やり婚礼を強いられる。
ある夜、眠る彼から仮面を奪った私は凍りついた。
そこにあったのは、亡き夫と寸分違わぬ顔だった。
一方、魔に堕ち記憶を失っていた商星瀾は、農家の未亡人に異常なほど惹かれていた。
彼女が位牌を突きつけた瞬間、すべてを思い出す。
五年前、彼は愛する妻に崖から突き落とされ、その憎しみの果てに魔となった。
――そして今、仮面の下で微笑みながら、再び彼女の前に立っている。
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