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『清水 一行(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~11件目/全11件

  • 946(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    波乱の相場を生き抜いた経済小説の先駆者。清水一行不朽のデビュー作!

    魚のブローカーから一転して興業証券への再入社。37歳の山鹿悌司の転身は、「兜町最後の相場師」へのスタートとなった。入社から2年後、株式市況の悪いなか、新設された投資信託販売特別班長の1人に山鹿は抜擢された。まったくの素人にもかかわらず、独自の発想と勘で金融機関から大口の注文を集めた山鹿は、たちまち兜町で頭角をあらわしていく――。相場を生き抜いた男の、波乱万丈の半生を描いた経済小説の金字塔!
  • 704(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    金、女、そして出世……。企業社会に生きる人間ドラマをリアルに描く短編集!

    臨時雇いの女性社員に、ふとしたきっかけでのめりこみ、あげくの果てに、会社憎さに機密文書を漏えいする中年ノンキャリアの屈折した心情を描く表題作ほか、薬害問題に悩む製薬会社の弱みにつけこみ、株のカラ売りで一儲けを企む男女の愛憎を描く「悪念の剣」、余命一年の胃癌だと思い込んだ真面目一方の銀行員が、サラリーマンの保身のための習性を崩し、新聞社に情報を流してまで正義をとおそうとするが皮肉な結果を招く「癌の斧」など、企業社会の様々な人間ドラマをリアルにとらえた傑作小説集。
  • 484(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    色を漁れば珍事が飛び込む。多彩な顔を持つ作家のエロチックな痛快作!

    ここは御殿場インター近くのモーテル・SHIMA SHIMA。五十八歳にして突然性にめざめた志間権助を社長にいだき、その息子で好き者の貫一が支配人を務めるこのモーテルは、今日も騒動の渦。支配人自ら女客をつまみ食い、相当の好き者を引き当てて一晩でやつれる。女子大生を口説いたと思えば、体重八十キロの母親がおまけつき。そして、ときに男女の欲望は乱痴気騒ぎに発展し……。男女が「営む」がゆえに集い、色と珍事が絡みあう。エロチックかつコミカルな痛快作。
  • 616(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    若くハンサムな学習塾塾長の華麗な女性遍歴をユーモラスに描くエロティックコメディ!

    若くハンサムな学習塾塾長の雄一は、生徒を集めるために、まずその母親からと早速ベッドの上で契約交渉、また講師志望の女子大生にはその面接で、その他にも古株の女講師とも……。そして雄一をめぐる色模様はますます複雑になってくるが、彼は奥義をきわめたテクニックですべてを強引に解決していく……。色と欲にとりつかれた男と女の姿をユーモアたっぷりに描くエロティック・コメディ。
  • 704(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    色、欲、そしてプライド――。業に翻弄される人間の末路を描き切る傑作作品集!

    生糸業界の名門企業で、取締役企画部長というお情けの重役ポストにある男が、任期切れ直前、色と欲の二股をかけた人生最後の勝負に賭ける。会社の含み資産に目をつけた香港の仕手筋の株買い占めに便乗して、自社株の思惑買いに出た。しかし最後に思わぬ皮肉な結末が待ちうけている――。表題作の株式がらみの企業小説をはじめ、企業に生きる人間が遭遇する重要な岐路をさまざまに描き、現代に生きる我々に示唆をあたえる傑作企業小説集。
  • 660(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    株価暴落の予兆の中、一攫千金を夢みる男たちの欲望を描く、兜町長篇小説。

    大手証券会社を飛び出し、投資顧問会社、実態は新興の仕手グループを主宰している八島に、立花倉庫の総務部長から、保有する自社株を譲ってほしいとの要請があった。同時に正体不明の男からも同様の申し入れがある。その裏には立花倉庫をめぐる激しい会社乗っ取りの策謀が。八島はその渦に、いやおうなく巻きこまれながらも、投資家としての本能をむき出し、地獄と背中合わせの仕手戦の悦楽に身を侵していく……。
  • 660(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    同族企業の厚いベールを鋭く切りひらく渾身の企業ミステリー長編

    大手洋酒メーカーの社長が、突然何の関係もないマンションから転落死した。果たして、「自殺」か、「他殺」か?警察の捜査は状況から「自殺」に絞られ、その原因を追求していく。そして、企業トップが関わった事件を隠そうと企業の論理を振りまわす会社関係者の対応や、また典型的な同族企業体質の厚い壁にはばまれながらも、意外な事実が次々に判明し、企業のスキャンダルが露呈してくる……。著者渾身の長篇企業ミステリー
  • 704(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    生き残りをかける男たち、暗闘の果てには――。

    東邦事務器商事のセールスマン宮本は、一人の女性をめぐり、そして課長の椅子を狙って同期入社の五十嵐と熾烈な売上げ争いを繰り広げていた。ふとしたことから、五十嵐と上司の不正の証拠を掴んだ彼は、悩んだ末、社長に直訴状を書き送るが――。表題作「直訴」ほか傑作企業小説五篇を収録。
  • 616(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    現代企業社会においてサラリーマンたちが陥る理不尽な罠。

    東大出のエリートのみが名誉を競い合う舞台、官庁。人生コースを下級官吏として確定づけられてしまった私大出身の村上にとって、唯一の心の支えは妻にも明かしていない窃かな貯金。後輩証券マンのすすめで、株に姿を変えた貯金は短期間で倍になり、村上は株の魔力に魅せられる。しかし、それはささやかな夢が瓦解する序章でもあった――。表題作「株の罠」ほか傑作短編四作を収録。
  • 704(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    戦後の住宅業界を駈けぬけた男をとおして、日本経済の成長と崩壊の縮図を描いた力作長篇小説。

    プレハブ住宅の中国進出の賭けに出た住宅メーカー社長の挫折から、戦後日本経済の縮図を浮き彫りにした長編小説。
  • 748(税込)
    著者:
    清水 一行
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    栄者の瓦解、それは遠い過去に始まっていた――。

    年商四千億円を誇る業界トップの安田製薬。会長の安田真一郎は、創業二百年を機に、副社長である息子・徹雄を社長に就任させようとしていた。しかし、その徹雄が急死してしまう。あまりの突然の死に疑問を抱き、真相をつきとめようとする真一郎、しかしその前に突きつけられたのは、名門を揺るがす遠い過去のスキャンダルだった――。表題作をはじめ、十編の傑作短編を収録。

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