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『藤本義一、雑誌を除く(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~42件目/全42件

  • マン=ウォッチングの達人・藤本義一がユニークな視点から、波乱万丈の自らの経験を通して語る藤本流・男の行動哲学。

    男だからこそ味がある。男にしか出せない味がある――。会社で、家庭で、酒場で、そして人生の岐路で……男はいかなる時に自分を抑え、いかなる時に真剣勝負に出るべきか? 本書は、マン=ウォッチングの達人・藤本義一が、「優柔不断も男の切れ味のひとつ」「男というのは、発見をするもの」「男の優しさはズルさ?」など、ユニークな視点から、波乱万丈の自らの経験を通して語る藤本流・男の行動哲学。
  • 昼下がりにうごめく彼女たちの生態を、鬼才の筆が、あざやかに浮かびあがらせる。女心の微妙な“あや”を描く、ちょっぴり危険な香りの漂う短編集。

    結婚、夫の浮気、不倫の恋――様々なかたちの“愛”に、揺れ動く女心。身勝手な男の論理に翻弄されているかのように見えながら、時折、顔をのぞかせるしたたかな一面。昼下がりにうごめく彼女たちの生態を、鬼才の筆が、あざやかに浮かびあがらせる。女心の微妙な“あや”を描く、ちょっぴり危険な香りの漂う短編集。
  • おんなの敵はおんな、男の敵もおんな。おんなの味方は男、男の味方も男……? ――昭和の西鶴が快刀乱麻に筆写する、現代女性の閻魔帳。

    おんなの敵はおんな、男の敵もおんな。おんなの味方は男、男の味方も男……? 愛しきおんなも時には怖い。笑顔の陰で爪を研ぐ。恐れを知らないこの男、眉根にシワ寄せ一苦言。目尻を下げて一甘言。耳が痛いか片腹痛いか、まずはとくと、ごろうじろ。 ――昭和の西鶴が快刀乱麻に筆写する、現代女性の閻魔帳。
  • 小心で見栄っ張りな男の虚像を辛辣に抉りつつ、男の生き方とは何かを考えた。鬼才・藤本義一による異色の男性論。

    二十代の頃、おれは難解な本を読めば、愚かな頭が賢くなるものだと思っていた。……三十代のおれという男の顔は証明書だった。そして、四十代になって、おれという男の顔は、おれの持ち分の時間を食いつづけて、領収書面になってきた。小心で見栄っ張りな男の虚像を辛辣に抉りつつ、男の生き方とは何かを考えた異色の男性論。
  • 旅先から自分あてに手紙を出してみる、古い手帳や家計簿もあなたの真実……自分史の書き方を、面白さあふれる藤本流文章講座から学びましょう。

    旅先から自分あてに手紙を出してみる、古い手帳や家計簿もあなたの真実……自分史の意外な書き方、効用を藤本流に面白く説く。誰もが書ける、本人にしか書けない自分史を、人生の節目に書いてみませんか。
  • 女の虚栄心、女の可愛さ、女の感覚、女の愛のかたちなど、女の生態の不思議さを鬼才・藤本義一が快刀乱麻に綴る異色の女性論。

    「かつて女性は太陽だった」。惜しみなく男たちに希望と光を与えてくれた女たちは、いったいどうしてしまったのか? 本書は、女の虚栄心、女の可愛さ、女の感覚、女の愛のかたちなど、女の生態の不思議さを鬼才・藤本義一が快刀乱麻に綴る異色の女性論である。本書を読めば、女は図星をつかれて大笑いし、男は心の中でひそかに快哉を叫ぶことであろう。
  • 嫁いでいくおまえに、親としてこれだけは言っておきたいことがある……藤本義一が愛娘に宛て、あふれる父の想い切々と綴った書簡集。

    嫁いでいくおまえに、親としてこれだけは言っておきたいことがある……藤本義一が愛娘に宛て、あふれる父の想い切々と綴った書簡集。結婚とは、男とは、夫婦とは、家族とは、愛とは、幸福とは、そして人生とは……。生き方についての深い知恵と、温かなやさしさでいっぱいのメッセージは、親子でぜひ一緒に味わってもらいたい。
  • 1,200(税込)
    著:
    藤本義一
    レーベル: ――
    出版社: PHP研究所

    「孤独に向かう旅」「道標に出会う旅」「情に触れる旅」――あなたは、いつ心の旅に出ますか? ……直木賞作家による旅にまつわる至高のエッセイ。

    「孤独に向かう旅」「道標に出会う旅」「情に触れる旅」――あなたは、いつ心の旅に出ますか? 出発準備の心構えや時差ボケの対処法など、旅に出る前のこと・旅で記憶したこと・旅から帰って考えたことを綴った、直木賞作家による旅にまつわる至高のエッセイ。
  • 文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。

    1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。

    第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。

    視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • 809(税込) 2026/7/23(木)23:59まで
    著:
    藤本義一
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    「助平」は人類を救う! 今、「母権社会」を生き抜くには、男はやさしいヒモになりきるのがいちばん!!――性を知れば知るほど男の女の本性が見える。現代の性事情からは明るい未来はない。一休・良寛・一茶らの先人たちは生きていくうえで性をどう考えていたのか。古今東西の「性生活」と「性表現」を検証し、よりよい「性」のあり方を探る。

    ●働いて金を稼ぐのが男性だと考えるのは、すでに古いとしかいいようがない。そんなことを考えて生きてきたから、男女の平均寿命に大きな差が生まれたのだろう。働いてストレスを宿し、そのストレスを解くためにも不節制な行為を繰り返す必要はなにもないといってもいい。――本文より
  • 924(税込) 2026/7/23(木)23:59まで
    著:
    藤本義一
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    「知識」より「知恵」のある者が勝つ――。他人からはアホだのケッタイだのと言われようが、混迷した時代を生き抜くのは大阪人の「底力」! そこにはしたたかに生きのびる知恵が詰まっている!!

    ●現在でもガッコアタマ(学校頭)という言葉が大阪人の間では通用する。学歴、学校で教えられた知識がいくらあっても、それを応用する知恵がなくては世間的に評価されないということである。学歴があっても正しい知恵も具備する人間は滅多にいないということを知っている。もしも双方を兼ね具えていたなら役人になり悪知恵を発揮するだろうという。これは昨今の大蔵省、日銀の賄賂役人に通じる昔からの大阪商人の卓見だろう。――「まえがき――なにわ魂の原点」より

    ●大阪という土地から芽生える思考と表現はたしかにケッタイである。ケッタイは怪体であり、怪態であるというが、この奇妙さは決して意識して生まれたわけではない。
    じわじわと歴史の土壌から湧き出したものが、無意識に骨の髄、脳髄の中枢の部分に宿ったと思われる。ナニワ遺伝子とでも名付けていいような気がする。拭おうとしても拭うことが出来ない。
  • 809(税込) 2026/7/23(木)23:59まで
    著:
    藤本義一
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    心を癒し、心の軸をつくる――。「贅沢を妻子に教えるよりも、簡素を教えるために夫たるものがある」「蝋燭は周囲を照らすために、自分の身を焦がす」など、心に残る言葉と人生の訓(おし)え。現代人が避けて通れないストレスと上手につきあい、自分の心をやさしく癒すにはどうすればよいか。著者の体験と特異な視点から、対処する知恵と指針を示す1冊! ストレス社会をうまく切り抜ける処方箋!!

    1.趣味はゴロ寝が第一になっている
    2.煙草やアルコールの量が増してくる。
    3.今までやらなかったギャンブル(麻雀とか競馬、競輪、競艇、パチンコ)に手を出し、たちまち深入り傾向を示す。
    4.睡眠薬を用いていることを告白する。
    5.覚醒剤に手を染め、情緒不安定、行動の緩慢度が甚だしくなり、喉をかわかせ、やたらに唾液を吐き散らしたりする。
    6.家庭崩壊の兆し(不倫、経済無援助、暴力)を見せはじめる。
    大体、以上の項目の3つがあれば要注意である。彼らは思いつきの自衛策に走った心弱きものなのだ。
  • 本書では、人生の達人にして文章の達人、藤本義一が、「よい文章」の書き方を、テーマの見つけ方からドラマの組み立て方まで、豊富な具体例と共にわかりやすく解説。「自分」を表現する文章を書きたいと願う人なら誰でも参加自由のレッスンである。

    自分らしい生き方は、自分らしい文章づくりからはじまる。でもはじめから、技術を用いて巧みに書こうと思ってはいけない。自分が今純粋に求めているテーマは何か、それを自分に問いかけるべきである。――本書では、人生の達人にして文章の達人、藤本義一が、「よい文章」の書き方を、テーマの見つけ方からドラマの組み立て方まで、豊富な具体例と共にわかりやすく解説。「自分」を表現する文章を書きたいと願う人なら誰でも参加自由のレッスンである。
  • ホステルとして生きる加納康子は、愛と欲望が渦巻く浪花の街で自らの肉体を武器に男を手玉にとっていく。私と寝た男はみんなあの世行きなんよ。えんのん!? 夜の世界に生きる魔性の女の野望を描くサスペンス巨編!

    【目次】
    第1章 予期せぬ出来事
    第2章 魔性の女
    第3章 三万円のゲーム
  • いま彼の胸にとびこもうとしているあなたに。もう彼の心をつかんでいるあなたに。そして、ふり向いてくれない彼に胸をいためているあなたに――。愛の講師・藤本義一さんがやさしく、きびしく語ってくれます。これはこころ美しい魅力的なあなたをつくる、ちょっぴりスパイスのきいた愛のテキストです。
  • 娘たちへ! いつも女性にこうあって欲しいという希いをこめて書いた。男が女に近づく方法、逃げる方法。これが悪妻への入り口。「金魚」の自覚こそ、精いっぱい生きるスタート。恋愛に方程式はない、とにかく臨気応変の心を忘れるな……。ホントの愛のために、父から娘へ21通の手紙。恋の予感の只中にいるアナタに。
  • シリーズ4冊
    440(税込)

    加納康子、28歳。その妖艶な裸体を晒し巨大なベッドに寝そべりながら、彼女は考えていた。「うちは男の生気を吸い取ってんかもしれへんな……」大阪でホステスをしている康子は、その肉体を武器に何人もの男を惑わせ、溺れさせてきた。しかし本当に愛した男はヤクザの抗争で殺された。彼のことを忘れられないまま金づるのオヤジに抱かれていた時……その親父が突如腹上死! 康子と関係した男は死んでしまう……本当に、彼女は男の命を吸い取って生きている魔女なのか……!?
  • 347(税込) 2026/7/16(木)23:59まで
    著:
    藤本義一
    レーベル: 新潮文庫
    出版社: 新潮社

    「わしは俳諧師という商人や」と豪語し、知恵才覚を駆使して版元を巧みに操ってゆく西鶴。「俳諧は興行や」といい、大坂住吉大社に人集めして昼夜ぶっつづけの矢数俳諧を行ない、世間を驚かせる西鶴。そんな彼が、芭蕉についに比肩することあたわず、俳諧へのこだわりをきっぱりと捨て、「好色一代男」をはじめとする浮世草紙作家へと変貌してゆくまで。――著者渾身の力作長編小説。
  • 二〇一二年十月に亡くなった著者の代表作集。直木賞受賞作「鬼の詩」、運命的な師・映画監督川島雄三のモデル小説「生きいそぎの記」他、「贋芸人抄」「下座地獄」、講演「師匠・川島雄三を語る」。
  • 770(税込)
    藤本義一
    レーベル: 光文社文庫
    出版社: 光文社

    六つの異常な記録と実例を、男女の業として掘り下げた渾身作!

    大工の末吉は東京・本郷のお屋敷を修理の折り、裏庭の離屋の中から嬌声を聞いた。そっと覗くと、女が全裸でのけぞり肌を掻きむしっていた。名前はよね。飢えた二人は激しく重なる。よねは背に腕に焼け火箸で末吉の妻と刻み、手足の指を刃物で落とさせて陶酔。六つの異常な記録と実例を、男女の業として掘り下げた渾身作!
  • 金城京助の初仕事は、女子大生を味方に大儲けをやってのけることだった。現代社会を揶揄する会心作!

    金城京助は集団見合いに参加し、詐欺事件に巻き込まれた縁で、奇妙な詐話師グループと知り合う。彼らはQYZという会社を組織し、鮮やかな弁舌とだましテクニックで世をわたる。京助は感動して転職を決意、色と欲と法律の特訓を。彼の初仕事は、女子大生を味方に大儲けをやってのけることだった。現代社会を揶揄する会心作!
  • 平穏な生活が白濁の液体で崩壊する過程を現実に即して追う犯罪小説傑作集。

    誰かが来る。玄関のノブが回転した。浄子(きよこ)は、その金具が外され、あいた穴から毒矢が心臓を貫く恐怖に震えた。慌てて注射器に覚醒剤を吸い上げ腕に打つ。幻聴・幻覚はひどくなるばかりだ。覚醒剤患者は激増中。ことに主婦の廃人化が話題を呼んでいる。平穏な生活が白濁の液体で崩壊する過程を現実に即して追う犯罪小説傑作集。
  • 主婦・桐子は売春組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。

    太田桐子が主婦売春の組織に入ったのは、重い住宅ローン返済のためである。相手の男性は、地位や年金や財産に恵まれた孤老ばかり。桐子は30代の夫より生彩のある老人に瞠目しながら裸身をさらす。やがて主宰者の水本京子が検挙され、服役。その間、桐子は水本の代わりに組織の経営を企むが、思いがけない陥穽が仕組まれていた。
  • 少年を激昂させた動機とは? 直木賞作家が社会の盲点を撃つ表題作ほか四編の秀作。

    今津少年は、本気で撃った! 友人の安田少年は鞠のように飛んだ。静かな渓谷である。今津は、実業家で弁護士の安田の家に駆けつけ、「彼がお宅から持ち出した拳銃で重傷を…」と告げた。父親と角刈りの男が現場へ急いだ。今津少年は再び至近距離から二人を撃殺!! 少年をここまで激昂させた動機とは? 直木賞作家が社会の盲点を撃つ表題作ほか四編の秀作。
  • 「女護(にょうご)が島」「おさがり」「赤貝猫」「金箔屋」「建礼門院」「茶漬け間男」「からくり医者」「揚子江」「松茸」「張形(はりがた)」など24編の上方艶笑落語の傑作が勢ぞろい。
  • シリーズ2冊
    418506(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    映画への限りない愛をこめて。アメリカの監督たち

    世界的な話題作を創り続けるアメリカの映像作家たち。――自由と正義の国といわれるアメリカ内部に潜む排他性を鋭くついた「イージー・ライダー」の“ピーター・フォンダ”。少年の頃より、寝ても醒めても映像の世界に没頭した“コッポラ”の情熱。酒と女と暴力を追求する“ペキンパー”が、少年時代オランダ北部の大自然のなかで人間としてのやさしさを知った話等を、著者が映像への限りない愛をこめて描いた、映像作家たちの心の軌跡。
  • 418(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    著者の“芸”への愛情と造詣が生んだ、傑作6篇

    “釘師”とは、パチンコの出玉率を一定に保つスペシャリストの呼び名である。――20年間この道ひと筋、プロのパチンコ打ちに嫌われている初老の釘師・天頂は、自分の娘ほどにも年の離れた若い愛人と楽しく暮らしている。だが、そんな生活が、ある日、こわされそうになってきた。それは、パチンコ台に、今まで出合ったこともないほど手強い“プロパチ”の微妙な細工が仕掛けられていたからだった。意地を張って勝負に応じたが、何と敵は愛人の元情夫だったのだ。一発のパチンコ玉に人生を賭けた哀れな闘いのてんまつは……。表題作ほか「夢芸大色咄」「泥々座綺談」「やがて哀し記」「だ・・・・。お好きなように読んで下さい」「淀川父子節」を収録。“芸”の世界に生きる、さまざまな哀歓を熱っぽく描いた著者得意の芸人ものの傑作集。
  • 506(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    市井の不思議をサスペンス・タッチで描く、秀作6篇

    「世の中で正常と思われていることが実は異常であり、異常と思われていることが正常なのである」――精神病院に入院している、あどけなく可憐な娘・由香子。由香子は、食虫植物と話ができるというのだ。実際に、植物園のなかで何時間でも、植物たちと話し合っていることがよくあった。そんな由香子が、ある時、自らを食虫植物化させて、大きな事件を起こしてしまった…。表題作ほか、「玉手箱の女」「解体部屋」「蛞蝓」「現代熊野抄」「妻よ」を収録。若いOLが、サラ金業者から身に覚えのない多額の借金の返済を迫られる不可解な謎や、交通事故で生き残った男女の運命的結びつき等を描いた異色のサスペンス推理集。
  • シリーズ2冊
    594682(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    結婚詐欺師修行始まる。目指すは最高位“お天気師”

    不況で自宅待機中の昭太郎は、ひまつぶしに入ったポルノ映画館で佐倉と名乗る、ダチョウに似た面構えの奇妙な中年男と知りあった。驚くほど博学で不思議な雰囲気と哲学をもって語りかけてきた。――男は、色と欲で女をだまして金をまきあげる結婚詐欺師だという。同業者はなんと、全国に100万人。そのプロとしての技量によってランクがあり、最高の位は“お天気師”と呼ばれているというのだ。佐倉を師と仰ぎ、花の“お天気師”めざして昭太郎の女修業がはじまった。
  • 506(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    行きつ戻りつ…人生の機微を穿つ8篇を収める作品集

    「うち、赤ちゃんできたらしいんや」「なんやて…」。成人式を迎えたばかりの歌手志望の家出娘・友枝と、有線放送会社の営業マン・新作。二人の四畳半一間の同棲生活にも、そろそろ転機がやってきた。そして、新作の会社も、後発の会社に地盤を奪われ、日々、切羽詰まった状況に追いやられていた。そんな中で、ふと新作に脈絡なく根ざした恐怖。“僕は殺されるかも知れない!”二人に降りかかる人生の哀切は……。ひとりの男と、ひとりの女の交流と宿命を、浪速情緒豊かに描く名作。表題作ほか「たまらんでェ」「節穴節」「出臍物語」「ろくでなし」「けったいな癖」「ちりぬるを」「隣りの風景」を収録。
  • 550(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    滑稽かつ不条理な世界…才気溢れるデビュー長編

    デパートの宣伝部に勤め、平平凡凡の毎日を送っている男が、ある日突然、小説の主人公にされてしまった。2年前まで会社の同僚だった作家に、私生活を新聞小説のネタにされた彼は憤然と抗議した。しかし作家に説得され、あえてモデルになった彼は、一転して主体的に情報を提供し始めた。小説の主人公を自在に操り、作者以上の優越感に浸る男。だがそこに大きな誤算が……。小説の二重構成という難問に挑戦した藤本義一の傑作!
  • 770(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    頂点を極めるも満たされないヤクザを描いた異色長編

    “野郎!”誠は渾身の力を匕首にこめ、よこ腹をえぐり、肺までとどけと突き立てた。肉がはじける音が手許に伝わり、生温かい血が噴出し、酸味がかった血の匂いが漂う。ふるえるような殺しの快感が全身をつらぬいた!――行方不明のヤクザの子として、貧乏農家に生まれた古畑誠は、腕一本で生きられる渡世の世界に生きる道を見出した。狂気とも覆える“殺し”の達人として頭角をあらわした古畑は、戦後の焼跡を背景に組統率をまかされる……。日本最大のヤクザ集団・大原組々長の激しい生涯を描いた問題長編。
  • 594(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    スリの親玉と老刑事の攻防と交情を描く、人情小説

    ひらやんのスリひと筋に磨き上げてきた指先の技術は、天下一品の“芸術”である。だが、前科三犯の彼でも、いつもよれよれのレインコートを着て執拗に付け回す「あの男」だけは、大のにが手。かつては戦友だったが、手足に手錠をかけて芋虫のように地面に転がすあのきたないやり口、いまや、明らかに敵なのだ。ある晩、この男から素頓狂な指令を受けて、ひらやんは仰天した!バイタリティのある雑魚のようなスリの一団と刑事の胸をうつ人生、著者会心の傑作長編小説。
  • 462(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    作家・藤本義一の視座を示す、傑作5篇を収録する

    B29から曳光弾が落とされて約1年。少年航空兵の夢破れ、家出同然で大阪の焼け跡をさまようちんぴらたち、ズロー、ガンジー、ベビイ、ヘソ……。自在に隠語を操り、アメリカ軍の品物(ブツ)を売買(バイ)して、非行歴を勲章にのし歩く。そんなある日、突然むかえた仲間の死! 浮浪児狩りが厳しくなる中で、「明日には明日の風が吹く」を合言葉に彼らが新しくはじめたのは、日本人娼婦と米兵の間をとりもつポン引きであった……。戦後の混乱と欠乏の中、傷ついた魂を引きずって歩く少年達の悲哀を、直木賞作家・藤本義一が愛情をこめて描く。ほかに「すってんてん」「夜のチンレツ屋」「死んだ鱗」「風に聞け」を収録。
  • 当代の戯作者の挑戦。西鶴の色模様が現代に甦る

    ……西鶴先生は、女のずるさを書こうとなさったのではないか。たしかに女の哀れさ、悲しさがあるけれども、相手をする男が、どれも阿呆に描かれている。……そこで女をすべて悪女に仕立てあげ書き直してみようと思ったわけである。哀れな被害者は、これすべて男であるという設定もまた面白いではないか。〈西鶴くずしの言訳――藤本義一〉。浪花の戯作者・藤本義一が絶妙の語り口で、女のなかにある嫉妬、増悪、虚栄等、可愛くも好色で残酷な性のすべてを描き“西鶴はんの文学”に挑んだ異色官能小説。
  • 550(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    個を描き偏らない著者の力量が傑作にしたモデル小説

    乱心した楼主によって両腕を切断された、大阪・堀江遊郭の17歳の芸妓“佐原ちよ”は、血の海の中で、九死に一生を得た。明治38年夏、世に言う六人斬り事件である。その後、不自由な身にもめげず、踊りに生きがいを見い出そうとするが、詐欺による借金に追われ、一家は離散し、失意のあまり、彼女は死の淵に立たされた。そんな時出合った、若き新進の日本画家、谷口艸香に愛を告げられる…。日本のヘレン・ケラーといわれた大石順教尼の歩んだ波乱の半生を描いた会心の力作。
  • 462(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    過酷な応報の連鎖に挑む男。連作サスペンス、4篇

    小さな金融会社の看板をかけ、人生の裏街道を歩くインテリ・ヤクザ大沼の5歳になる息子が誘拐された。その子供は人工腎を受けており、あと5日後に処置をしなければ生命があぶない。大沼が隠し持っていた末端価格1億5000万円にものぼる覚醒剤も奪われていたのだ。この事実を知っているのか、誘拐者は子供と覚醒剤をひきかえに、5日後までに、5000万円をよこせという脅迫電話をかけてきた。虚飾にみちた現代の巨大な“街”にうごめく一匹の虫・大沼は野獣を求めて夜の街に向かった。欲望という激しくも哀しい人間の業を描く著者会心の連作サスペンス。
  • 726(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    女ペテン師・ショウトクタイコの正正堂堂。傑作長編

    「世の中に金があるというのは神さんが嘘をつくようにというてはんのと同じ事や」と豪語するのは通称“聖徳太子”といっても、1万円札に鎮座まします方を想像されては困る。ショウトクタイコと読む、22歳のれっきとしたレディである。彼女は三寸より一寸長いという四寸の舌を武器に、しゃべりまくり、いつしか自分のペースに相手をまきこんでしまうペテンの大天才。ケチな本名よりも、正正堂堂の名前を使って金儲けをしたいという理由で、変名を使っている。さて、愛くるしい顔をふりまいての珍なる金儲けの顛末は……。〈珍魂商才〉の姉妹篇ともいえる、藤本義一の異色長編傑作!
  • 594(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    底辺から展望する経済学・社会学。会心の長編小説

    「常識なんてくそくらえ。どうせ金は水とおんなじやで。あるところからないところへ流れなあかんのや」とうそぶく釜ヶ崎の住人バラやん。さて、千円札一枚でがっぽり儲ける方法は? 世にも稀なるゼニもうけの嗅覚をもち、義侠にあふれ、情にめっぽう弱いナニワ男の土性骨!大阪下町の住人を描いて、冴えをみせる直木賞作家・藤本義一の異色長編傑作!
  • 550(税込)
    著者:
    藤本義一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    著者の独壇場〈おもろい人びと〉。笑いと悲哀の、7篇

    丸い顔のなかに、団子鼻とぶ厚い唇、ヨレヨレの背広を着た、どこから見てもさえない中年の女子高教師。だが、ひとたび家に帰ると、生き生きとして別人のように変る――彼が、猛烈に打ちこんでいるのは“屁学”つまり、オナラの研究である。最大のパートナーであり良き助手を務める彼の女房は、あらゆる種類の屁の採集に協力している。そして、同好の士と「屁学」なる会報まで発行していた。そんなある日、どこで聞きつけたのか、大阪のテレビ局から夫婦に出演の話が舞いこんできた……。ひょんなことから、人生が変ってしまった、おかしな夫婦を描いた表題作ほか「縄張りを捨て母を捨て」「吝の進軍」「道化細工」「祭文金魚節」「崖下風呂」「性々堂々」を収録。
  • おかしく哀しい人情話、8篇。大阪の街が主役でもある

    競輪のノミ屋の見張りやら、株主総会の用心棒に明け暮れる、ちんぴらやくざの五郎。そんな彼に、ある時つづいて持ちこまれたおかしな仕事。――まず、芦屋の有閑マダムの不感症を治すため、貴重な学術的資料にすると称する自慰フィルムのモデル。次は、関係のできた部下のOLと別れたいサラリーマンから、彼女を数人で輪姦して、そのシーンをフィルムにおさめてくれ、というのだ。奇妙な仕事は無事終ったが思わぬおまけがついてきた……。大阪を舞台に、都会の底にたくましく生きる男と女の哀歓や人情の機微をユーモアたっぷりに描いた傑作集。
  • 日本にまだ固有の文字がなかった八世紀初頭に成立した『古事記』は、漢字の音と訓を利用して、神話や古くからの言い伝えを書き表した日本最古の書物である。国の成り立ちを説いた歴史の書にとどまらず、古代の人々の想像力にみちた豊かな文学性を感じさせる。とりわけここに収めた「上の巻」には、イザナキ・イザナミの国生み、天の岩屋戸、スサノオの八俣の大蛇退治など、日本神話としてなじみ深い話の数々が、飾り気なく力強く描かれている。ここには、日本人の心と行動すべての原初の姿を見つけることができる。

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