『新城カズマ(ライトノベル、文芸・小説)』の電子書籍一覧
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青春時間SFの傑作『サマー/タイム/トラベラー』の著者が発表してきた短篇小説を集成。十九世紀のメキシコを舞台に『竹取物語』の翻案が繰り広げられる歴史改変SFである表題作をはじめ、情報技術の未来を疾駆するポストサイバーパンクSFや青春小説など多彩な作品集。伴名練=編による作家別傑作選第2弾。
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AI、宇宙探査、独裁の再来、核戦争の恐怖……、現代世界で起こるあらゆる事象は、小説家やアーティストたちによる「フィクション」が先取りしてきた。同時に、学問研究や科学技術の進歩が、新たな創作への想像力を掻き立てる。まさに現実とフィクションは互いに触発し合い発展していく。憲法学者とSF作家の希有なコンビが『指輪物語』『飛ぶ教室』等の名作を参照しながら政治、経済、科学を縦横に巡り来るべき社会を構想する。
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時は戦国黎明期、大航海時代。火縄銃・銀・宣教師……世界につながる薩摩の海には、後の大乱の世の火種が流れ着いていた。島津宗家の四兄弟が、祖父・日新斎から受け継いだ「海内統一」「天下静謐」の大願。その鍵は、失われた明の巨大艦船を甦らせることにある。史実を基に、奇才が圧倒的な想像力で物語を展開。歴史小説の新時代の到来を告げるかつて無い戦国巨編が、いま始まる。
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長い夢を見ていた――。合戦に次ぐ合戦、流血の果てに、島津家の大願「天下静謐」も絶え果てようとしていた。島津宗家三男歳久は、それでも見果てぬ夢を見ていた。島津・織田・明智・浅井・延暦寺……あらゆる策謀が交錯する戦国の世で、歳久は、兄の島津義弘を殺す決意を静かに固めたのだった。島津家の九州統一の端緒を切り開いた「木崎原(きざきばる)の戦い」を描く、圧倒的大河浪漫第二幕。
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刊行未定作品が予約できる時代、ベストセラー作家の身に何が起きる!?
『ヒガシイチガヤ・ユウスケの最新作(来週水曜発売)、予約受付中』
通販サイトの表示を見た、世界的ベストセラー作家ヒガシイチガヤ・ユウスケは、自分の目を疑った。――来週発売だって? まだ原稿は書き上がっていないのに!?
その時、ユウスケは締め切的にも人生的にもピンチだった。半年前に脱稿するはずの原稿はあがらず、脱稿したらプロポーズするはずができず、編集者は家に泊まり込み、彼女には愛想を尽かされかけている。なのに新刊予約受付中!?――それは人工知能が執筆速度を予測し、勝手に予約を取り始めてしまうという最新サービスの結果だった。発売情報は瞬時に拡散、世界情勢と彼女の精神性に影響を与え、彼女から「人工知能を使った執筆」を迫られることに……! あさってくらいの近未来に起こるかもしれない、作家と小説の関係の可能性を示唆している物語……のような、ラブ・ストーリー。
新城カズマ:著
賀屋聡子:編集
Novel Jam 2017 最優秀賞作品 -
「――裏切者!」ついにサスペンス始動! 〈17〉とネット心中を図るため、徳永準は〈捜索隊〉の包囲網から再び脱出に成功。彼の噂は巨大な都市伝説と化す。一方、謎の男・ファブリも《名簿》の入った携帯電話を奪回すべく暗躍を開始する! 「そしてXは最後に、こんなことを電話越しにNに語ったらしい。――人間というやつは、どこをどうしても金になります。生かしても、殺しても。つなげても、切り刻んでも。働かせても、きれいに飾っても。金になるのは、支払うやつと受け取るやつがいるからです。その両端があれば金は動きます。どれだけ禁じても、金はどうにかして動く道を見つけだす……それが金というもんです。そして金が動けば人は必ずつき従う……人というのはそういうもんです。子供をさらう悪党は、いつの時代、どこの国にもおりました。じゃあどうして、今のこの国にだけおらんと言えますかね?――」(パート7「――裏切者!」より)
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夜明けにもっとも近い刻こそ、闇はいっそう深くなる――〈捜索隊〉に与えられたタイムリミットまで残り数時間。殺人鬼・ファブリの魔の手は、ついに一行を捉える。そして、徳永準の前に現れた少女の目的とは…? 「突然――スタジオから飛び出して、アタシは〈捜索隊〉に復帰したくなった。なにもかも放り出して、ビキニのままで、今日初めて知り合った大切な仲間たちのために、東京中を走り回りたくなった。(おちつけ、おちつけ、オサリバン・愛!)これは仕事なんだ。アタシの選んだ仕事なんだ。ここがアタシの戦線なんだ。だからアタシは歌うんだ。――今のアタシは、こんなことしかできないけど。ビキニの道化師で、見事に鼻フックやりとげて、お屠蘇気分のお茶の間の皆さんにクスリと笑ってもらうのが精いっぱいだけど。でも、仲間たちが、がんばってるから。どこかできっと、がんばってるから。だからアタシも全力で歌う。遠い遠い異国の、アタシの遥かなる故郷、遥かなる一族の歌を。」(パート11「Into the Midnight」より)
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「Fwd:ジョンの都市伝説、知ってる?」徳永を巡って抗争となり、捜索隊を襲い始める五大自警団。明らかになるトウコの秘密。笹浦たちは自警団の〈遊動〉と人生を賭けた勝負をする。伊隅とホノカは、ファブリと連絡を取り始めるが…。「ですが先生、私はそこでひらめいたのです。これはかえって好都合かもしれません。彼女を海に落としてしまえばいいのです。これならば返り血を浴びることもありませんし、吐瀉物や排泄物の後始末をする必要もありません。これです。これが最良の方策です。私は確信しました。海です、海こそが正解です。完璧な場所なのです。海はすべてを受け容れ、すべてを裁くのです。ああ、これはどなたの言葉だったでしょうか。憶い出せません。ですが、それはまさにこの世の真理を指摘しているのだと私は思います。すべての生命は海から来たのです。そこへ還してあげることに、何の不都合がありましょうか。」(パート8「Riders of the Mark City」より)
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完結! オレらはみんな、つながってるんだ。〈捜索隊〉に与えられたタイムリミットまで残り数時間。ファブリの魔の手は笹浦に迫る。最後の賭けに出る藤堂、究極の試練に挑むマリエたち。〈ライトノベル史上最も長い一日〉、クライマックス! 「その時だ。オレ、ふいに解ったんだ。イチナナが誰なのか。心中の決行時刻が、どうして途中で半日も延期されたのか。」(パート13「この世でたった三つの、ほんとうのこと instrumental version」より)
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話題作にして問題作、大晦日の群像劇、第2弾! 縮まらない準との距離に焦燥する捜索隊。同じ頃、準のブログの存在が明るみになってしまい、捜索隊の一部は謎の男にケータイを奪われ、連絡がとれなくなり…? 「こんな貴重な教訓を、君たちは眼球たった一個の代償で学べたんだ。大いに喜んで、今後の人生設計に活かしていこうじゃないか。さーて、座が盛り上がったところでミツハシ君。……おじさんの探してる例の携帯電話、どこにあるんだろうね? 今ならまだ片方の目だけで済んでるよ。彼女のお腹の赤ちゃんもまだ五体満足だ」(パート5「大人はわかっちゃくれない、もしくは2vs13」より)
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15人の24時間! 高校生・徳永準の自殺予告メールがネットに流出。友人・笹浦は東京のどこかにいる彼を止めようと捜索隊を結成する。ライトノベル史上〈もっとも長い一日〉がはじまる!! 「わたしと今日会いたかったら、そのトクナガくんの自殺を阻止してきて。ううん――阻止しようとがんばってみて。彼が死ぬのをやめさせるために、時間を費やしてきて。ずっととは言わないよ。成功しなくてもいい、努力だけで。証拠もいらない。努力してきたよっていうキミの言葉を、信じるから。でもそれまではキミと顔をあわせない。……彼が死にたいって思う気持ちを、せめて明日まで、遅らせようとしてみて」(パート3「せめて明日まで、と彼女は言った」より)
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日本初Twitter(ツイッター)小説誕生!たった3カ月で投稿10000作品突破!急速に広がるtwitterから、ついに21世紀のブンガク誕生。人気作家10人が140字のストーリーに挑む! 内藤みか、安達瑶、新城カズマ、小林正親、渡辺やよい、吉井春樹、泉忠司、黒崎薫、枡野浩一、円城塔(収録順)
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キャラクターをつくることが物語をつくることだ!
「物語を作る際に重要となるキャラクターとは何か」をテーマに、“物語”をキャラクターメイキングの類型から解き明かしていく! 『フルメタル・パニック!』の著者・賀東招二氏との対談を再録。
本書は、文庫版『物語工学論』をもとに、単行本初版に収載されていた「物語について」を再録のうえ電子化したものです。
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