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『文芸・小説、朝日出版社、1円~』の電子書籍一覧

1 ~29件目/全29件

  • ジャガイモをめぐる知的冒険

    「ポテトチップスはクレームから生まれた?」
    「フレンチフライは戦争とマックで世界に広がった?」
    「ジョエル・ロブションの、世界一のマッシュポテトの作り方とは?」
    ジャガイモの起源から歴史、食文化、料理法など、ユーモアあふれる文章で、徹底的に思考した一冊。
    美しいイラストレーションで繰り広げられる、レシピ本でも、エッセイ集でもない、読んで美味しい、見て楽しい、まるごとポテトブック!

    【目次】
    はじめに 伊丹十三さんの思い出

    ポテトをめぐる物語
    夜のカフェで/ミスター・リーズのサンドイッチ/新大陸の贈りもの/不謹慎な植物/
    戦乱と飢饉のヨーロッパ/タラとジャガイモの出会い/ジャガイモの食べ方/郷愁のブランダード/
    海を泳ぐ黄金/ニューファンドランド/スープの語源/失われたパン/土のないジャガイモ畑/
    イモに月が出ている/アイリッシュ・シチュー/ジャガイモ掘り

    ジャガイモという不思議な植物 
    コモンポテト/ノアの箱舟/ジャガイモ博士に聞く/インカ帝国の知恵

    ポテトの料理法
    ポテトチップス/フレンチフライ/ベークドポテト/ローストポテト/ハッシュブラウン/
    マッシュポテト/ポテトサラダ

    ―― コラム <ミスター・リーズのサンドイッチ><夜のカフェで><ジャガイモ掘り>
    <料理の四面体><和食とジャガイモ>

    おわりに 家庭菜園からの報告
  • あのとき悩んだあのことは、全部ジェンダーの問題だったのかも・・?!


    非モテ男性たちのぼやき、仮性包茎に『うっせぇわ』、『おかあさんといっしょ』や母親からの過干渉、ぼる塾、阿佐ヶ谷姉妹のお笑い、ZARDに朝ドラの男性たち、パワハラ、新興宗教、ルッキズム……
    ジェンダーを「自分事」として考えるために。
    共同通信配信の好評エッセイ「清田隆之の恋バナ生活時評」を大幅加筆。より正直に、言葉の密度高く書籍化。

    日々を暮らす中で感じたモヤモヤを、誰かと話しながら言語化していく営みこそ、ジェンダーという巨大にしてつかみどころがなく、それでいて根源的で影響力も計り知れない問題に向き合うためのきっかけになるのではないか。私というミクロの世界と、社会というマクロの世界は、どこかで確実につながっている。――「まえがき」
  • 腹をくくって、お答えします。
    「クロワッサン」で大好評だった連載に、大幅改稿を加え、ついに書籍化!

    「不思議。悩みを抱えてる自分が、なんだか誇らしく思えてきます」 (ある相談者さん)

    恋人がいる人を好きになってしまった、ついイタい友人のSNSを見てバカにしてしまう、暗い自分を変えられない……
    どんなあなたでも「ダメ」じゃない! 大人気のイラストレーター・わかるさんによる、おもしろくて癒されるイラストとともに、あなたのお悩みを解決に導く、新感覚のお悩み相談。
    「度量が広すぎる」と話題を呼んだ大人気のウェブ連載が、笑いと優しさ増し増しで書籍化。

    「誰かのお悩みの中には、普段は律儀にみんなと同じ、大人らしい大人に擬態して生きている私たちが、最後の最後に、どうしても諦めることのできないその人そのものの形が隠れています。…あなたの戦いはあなただけのものでも、あなたのように孤独に戦う同士はこの世界のどこかにたしかにいる。本書でそんな心強さを感じていただけたら、本当に嬉しく思います。」(著者より)
  • 27歳の私は “毎日" 文章をメールで送り始めた。

    学資ローン返済のために
    ひとりで始めた「日刊」連載プロジェクト。
    恋人、家族、友人、文章教室、日々の運動。
    愛すべき他人から発見した、私たちと“地続き"の話。

    韓国の新星を日本初紹介。
    みずみずしい随筆(エッセイ)の息吹。

    - - - - -

    2018年、当時27歳だったイ・スラは、250万円の学資ローンを返済するために、毎日1本、文章を書いてメールで配信する連載プロジェクトを始めた。その名も「日刊イ・スラ」。

    「誰からも依頼されずに文章を書きます。月・火・水・木・金曜日は連載して、週末は休みます。購読料は1カ月で1万ウォン(約千円)、20編送ります。1編が500ウォンなので、おでん一串よりは安いですが、それ以上に満足していただけるように努力します」

    連載はたちまち反響を呼び、その半年分の文章をまとめた『日刊イ・スラ 随筆集』は600ページ近い分量にもかかわらずベストセラーになる(2018年の全国独立書店が選ぶ「今年の本」にも選出)。

    書かれているのは、子供時代の淡い恋心、山登りでの祖父との喧嘩、恋人と誕生日に交わした言葉、文章教室での子供たちの作文、母が自分を妊娠したときの記憶、ヌードモデル時代の話……。「日記」のような形式でありながら、1本1本が独立した短いエッセイ。日常に転がっている愛とおかしみが、ときに文体を変えて、みずみずしく描き出される。

    日本語版『日刊イ・スラ』は、イ・スラ初の散文集『日刊イ・スラ 随筆集』と、プロジェクトのシーズン2をまとめた『心身鍛錬』の2冊から、41編の文章を厳選してオリジナル版とした。韓国の新しい書き手を日本で初めて紹介する。


    「何かについて気になり始めたら、私たちは動きだす。好奇心は愛の始まりだから」
    ……(「手紙の主語」)

    「あなたを身ごもったときのことを正確に記憶している、と母は言った」
    ……(「懐胎」)

    「逆立ちをしながら祖父のことを考えた。祖父もよく逆立ちをする」
    ……(「あなたがいるから深いです」)

    最善を尽くしたら私は絶対に転ばなかった。テウもそうだったはず。
    ……(「滑って転ぶ練習」)
  • 【電子版特典】内田也哉子さんによる「新装版まえがき」の朗読をお聞きいただけます。

    樹木希林、内田裕也というハゲシイ家族、そして運命のひと・本木雅弘との出会い。
    人を愛するってどんなこと? くもりない瞳でつづられた傑作エッセイ、待望の復刊!

    満島ひかりさん推薦!

    希林さんが亡くなったと聞いた日から数日、雨が止まなかった。厳しく温かい音のする浄化の雨は、彼女が世に映してくれた愛の現象のようで涙が止まらなかった。
    内田也哉子さんの映した10代から今に、これまた涙が止まりません。ビッグスクリーンの愛の映画みたいです。カタチにならない感情や人物たちの勝手さ聡明さが、透明で虹色に生きていて――
    私にはほーんっとにキマシタ。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    高橋源一郎さん推薦!

    ここには「ピュア」なものがある。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    「この人の言葉をもっと読みたい」「手元に置いておきたい」という声にこたえ、新しいあとがきを加えて新装復刊!
    19歳の内田也哉子が描く、友愛、恋愛、家族愛。
    人生は、たいせつなシーンがつながりふくらむペーパームービー。

    ◇◇◇◇◇
    親であれ、かけがえのない人であれ、命はいつか尽きる。だからこそ、その命が輝いているほんの束の間に出会い、過ごし、共に分かち合えるのは、この世の奇跡なのかもしれない。
    (「三度目のあとがき」より)
  • こんなご時世だからこそ、「一人飲み」はじめませんか?

    「いいですよ、一人飲み。人生が変わりますよ!」
    ――「ほんとですか?」

    人見知りでも、話がうまくなくても、いいお店を知らなくても大丈夫。
    「持たない暮らし」でおなじみイナガキさんが会得した、一人でも楽しく飲み食べるための振る舞いかた。「一人飲みの極意12か条」も収録!
    初めての店に入り、カウンターに座る。それだけで、あなたはもう一人ぼっちではない。


    気が向いた時に一人でふらりとどこかの店に入り、行きずりの人たちの中に紛れ込んで、周囲にそこはかとなく受け入れてもらい、自分も周囲の人を受け入れながら、ただの無名の人間としてリラックスしてその時間を楽しむだけである。

    それだけで、腹も心も十分満たされるはずだ。自分は一人だけど一人きりじゃないんだと、腹の底から感じることができるはずだ。というか、人付き合いなんて、人生なんて、案外それで十分なんじゃないだろうか。インスタのフォロワーがゼロだろうが、フェイスブックの投稿に誰も「いいね」を押してくれなかろうが知ったことか。隣の見知らぬ酔っ払いと一瞬会釈し、ひと時の暖かい食事の場を共にすることさえできれば、案外その後しばらく元気に生きていけたりする。それがわかれば、人生は随分と楽チンである。
    (本書より)


    「一人飲みの極意12か条」(抜粋)

    ・一人客用の席に座るべし
    ・間が持たなくなってもスマホをいじってはいけない
    ・最初の酒は素早く注文すべし
    ・食べた(飲んだ)後は、店の人に感謝を込めてひとこと感想を伝えるべし
    ・まずは、カウンターの向こうにいる店の人と会話を始めるべし ほか・・・
  • なぜ日本人の英語学習熱の高い状態が出来上がったのであろうか。
    現在、世界にはインターネットが普及し、その主要言語は英語である。
    日本でも、高校・大学受験や、就職試験の際に、重要な条件の一つとして
    TOEICや英検などの英語の高得点が要求される。一般の人でも、英会話を習いたいという人は多いし、
    仕事や海外旅行で英語を使いこなしたいと願っている人の潜在的な数はかなりにのぼるだろう。
    日本で英語を学ぶ意義と影響について考察した。


    〈目 次〉
    第1章 英語を通じて見えてくる日本と世界
    ─誤解している日本人、誤解されている日本人
     はじめに─日本人はなぜ英語を学んでいるのか?
    1 多人種共存に向かう世界
    2 日本語は世界言語に成り得るのか
    3 「お客様は神様」は世界共通なのか─自己主張と対等な関係を目指して
    結び

    第2章 イギリス人の旅に学ぶ─旅における人格形成
    1 グランド・ツアーとノブレス・オブリージュの精神
    2 旅の本質─安住の地を離れて学ぶもの
    3 イギリスのギャップ・イヤー制度─現代版グランド・ツアー、そこから日本が学ぶもの

    第3章 ヴィクトリア時代と西洋風恋愛─日本におけるその受容と変遷
    1 明治時代に流入した西洋風恋愛
    2 結婚─自由競争とその結果
    3 自己責任となった結婚

    第4章 現代社会に問う「男らしさ」と「女らしさ」
    1 はじめに─太古から受け継いできた命のリレー
    2 複雑極まる現代社会で男と女はどう生きるのか
    3 男女の役割と直感について
    4 競争社会で男と女が手にするものは何か
    5 終わりに─現代社会における男と女の結びつきとは
  • デビュー作で全米図書賞受賞!

    アメリカを代表する作家、フィリップ・ロスの伝説の青春小説が待望の新訳で瑞々しく甦る。

    真夏のプールで運命的な出会いを果たしたニールとブレンダ。二人はたちまち引かれ合い、結婚を意識し始める。若い男女の恋には危うさがつきまとい、季節の移ろいとともに、輝かしい日々は過ぎ去っていく。はかなくほろ苦い青春期の恋を瑞々しい文体で描いた永遠の名作。

    「今から60年以上も前、1958年にフィリップ・ロスが発表し、1965年に佐伯彰一さんの名訳で日本に紹介された「さようなら コロンバス」をぼくが読んだのは、1969年、はたちになったばかりの時だった。その時に激しく心を揺さぶられ、この小説は一生忘れることのできない、ぼくにとって最もお気に入りのアメリカ文学の一つとなった。
     その作品を新たに翻訳するという素晴らしい機会を与えられ、作業を進めながら、改めて強く思ったのは、本作がまったく過去のものにはなっていないということだった。主人公二人の不安や苦悩、葛藤、そして失敗は、具体的な状況やかたちこそ違え、今の若者たちにリアルに伝わるはずだ。「グッバイ、コロンバス」は1950年代後半のアメリカ社会のノスタルジックな青春小説、恋愛小説にとどまることなく、完璧に描かれた若者たちのみずみずしさとおろかさ、純粋と放縦、優しさとわがままゆえ、2020年代の今をも照らす永遠の輝きを放っている。」――訳者より
  • 1,540(税込)
    著:
    佐久間裕美子
    レーベル: ――

    トランプ時代、パンデミック、ブラック・ライブズ・マター、大統領選……
    いまアメリカで沸きあがる、「私たち」のムーブメント
    ロングセラー『ヒップな生活革命』の“その先”のストーリー

    金融危機後のインディペンデント文化の開花を描いた『ヒップな生活革命』から6年。
    その間に出現したトランプ政権を受けて、「消費」を通じたミレニアルたちの運動が活発化した。企業は政治・社会的スタンスを明確にするようになり、「サステイナブル」に一段と取り組むようになった。「ジェントリフィケーション」の波を受けたブルックリンでも、インディペンデントが生き残るための創意工夫がより深化していった。
    ……ところに迎えたコロナウイルスとブラック・ライブズ・マター、そして大統領選。
    それらは、以前からプログレッシブ(進歩主義的)な市民たちが求めてきた施策をさらに前進させた。「インターセクショナリティ(交差性)」はより強固なものになった。
    このプログレスは今後、どこに向かっていくのか。そこには、どんなルーツがあるのか。
    こういう時代に「物を買う(消費する)」行為をどう考えていけばいいのか。
    共通するキーワードは「We(ウィ)」。いま「私たち」の力は、良くも悪くも、これまでになく大きなものになっている。
    アメリカの変化は世界の変化を照らし出す。
    20年以上にわたりニューヨークに住み、アメリカ各地を見続けてきたライターが、アメリカで沸きあがる新たなムーブメントのリアルな可能性と希望を、最前線から伝える。

    自分以外の誰かのために、声を上げたり、
    行動を起こすから、「We」なのだ。(本文より)
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    小さな食堂で働きっぱなしの毎日。
    71歳でYouTuberデビューしたら、
    わたしの人生、ひっくり返ったよ!!
    孫娘と一緒に、世界へ飛び出した。

    フォロワー(全世界に)130万人!
    韓国でベストセラー 10万部!!
    韓国ネット書店アラジン「今年の本 第1位」(2019年)

    農家の末娘に生まれ、女だからとハングルも習えず家事手伝いに明け暮れた青春。
    20歳で結婚すると夫がまったく働かず、ひとりで3人の子育て。
    どんな仕事でもやったのに、2回も詐欺にあって人生どん底だ。
    ソウル郊外の龍仁(ヨンイン)に小さな食堂を開いてからは、40年間毎日、夜明けの4時に店に出た。

    ある日、病院で認知症の恐れがあるとの診断を受け、孫娘のユラが駆けつけた。気づけば71歳。
    「おばあちゃん、オーストラリアに行こう! 」。
    え、会社も辞めてきたって……? あーまったく……私にどうしろって言うんだい?

    ケウォンドだかケオンジだか知らないけど(正しくはケアンズ)、人生初の自由な旅。
    人生初のカンガルーとスノーケリング(いきなり死にそうになったけど)。
    ユラがその映像をユーチューブだかなんだかっていうのにのせたら、100万回も再生されたって????

    「おばあちゃん、YouTube使って、一緒にもっと世界を旅しよう! 」
    「オメオメ(やれやれ)」

    ――このチャンネルの存在意義はただひとつ、パク・マンネの幸せだ。

    71歳、パク・マンネおばあちゃん。
    これからYouTuberとして生まれ変わります!


    あなたはあなたの71歳を想像したことがありますか?
    おそらく……想像するのが嫌でしょう?
    でも私たちは、歳を取ることを恐れる必要はありません。
    チヂミみたいにパッとひっくり返ることもあるんですよ。

    韓国の小食堂→ケアンズ→鳥取→クルーズ船→パリ→スイス
    →ゴールドコースト→そしてシリコンバレーのグーグル本社へ!
    悪口の達者なおばあちゃんと“プロデューサー"孫娘との世界珍道中。

    孫のユラ
    「青春とは勇気だ、と言うなら、おばあちゃんは今でも青春の真っ最中だ」

    マンネおばあちゃん
    「私はもう70年生きたからね。この先つまんない人生を長生きするのより、
    面白おかしく暮らして死ぬほうが悔いが残らない」
  • 本を、読む。こんなシンプルなことが、どうして放っておかれているのか。

    「書を携えて、街に出る。人が人といてひとりになるためには
    こんなすったもんだが必要なんですね」
    ――片桐はいり(俳優)


    本はあっても、読む場所がない!
    家でもカフェでも図書館でも……ゆっくり読めない。街をさまよう。
    だから、「今日はがっつり本を読んじゃうぞ~」と思う人たちが
    心ゆくまで「本の読める」店、「fuzkue(フヅクエ)」をつくった。
    本と、光さえあればできるはずのものが、どうしてこんなに難しいんだろう?
    心置きなく、気兼ねなく本を読むためには、なにが必要なんだろう?
    なぜか語られてこなかった「読む」「場所」をめぐって、
    ストラグルし、考えぬいた先に見えてきたものとは?
    大部の『読書の日記』に綴る読書の喜びで人を驚かせた著者が、
    ユーモアを織り交ぜた文体で小説のように書き記す。
    「読書」を突き抜けて、「場づくり」「孤独」「文化」「公共」まで眼差す。
    ――きれいごとをちゃんと欲望しよう。

    「もし映画館がなくて、小さな画面としょぼい音響でしか映画を観ることができなかったら。もしスキー場がなくて、野山を一歩一歩自分で登ってでしか滑ることができなかったら。もしスケートパークがなくて、注意されたり迷惑顔をされたりするリスクを常に抱えながらしか遊ぶことができなかったら。心置きなく没頭できる場所を抜きに、それぞれの文化の裾野は、今のような広さにはなっていないはずだ。
    〔…〕だから読書にも、そういう場所があったほうがいい」(本文より)
  • 1,980(税込)
    著:
    泉鏡花
    画:
    金井田英津子
    レーベル: ――

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    時代を超え、遠い憧憬を呼びさます鏡花の傑作短篇、初の画本化!

    異界を覗く愉悦と甘美な慄き!
    言語のみを媒介として組み立てられた、
    鏡花の自我の奥底にひそむドラマの構造が、
    私の目にありありと映り、その超現実的な
    言語体験を私もまた痛切に共有し得るという、
    芸術作品の秘密は何であろうか。
    澁澤龍彦
    (『偏愛的作家論』より)

    尾崎紅葉のもとで小説修業をし、作風は、川端康成、石川淳、三島由紀夫、澁澤龍彦らに多大な影響を与えた、
    泉鏡花の幽玄華麗な文体が煌めく名作短篇。
    金沢の年間約2万人、開館以来、約40万人が訪れた、泉鏡花記念館で開催予定の
    「泉鏡花×金井田英津子『絵本の春』原画展」公式画本。

    こちらが覗けば向こうからも、というわけで魔の小路を覗いた
    少年は美しいあやかしに微かな毒意を秘めたいたずらをされます。
    鏡花の少年は常に無垢で純粋な魂の標号のような存在ですが、
    それが無惨なもの悪意あるものと対置されるとき、私にはちょうど
    手で作った窓のような装置となって束の間の幻想を見せてくれるように
    思われました。 ―「あとがき」より―
  • 1,540(税込)
    著:
    山縣良和
    レーベル: ――

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    落ちこぼれの「ぼく」にだって
    そとの世界は、きっとある。
    そもそも「点数」って、なんだろう?

    ぼくも0てんをもらったことがあって、
    そのときから0がすきになった。
    ――谷川俊太郎

    いつも「0てん」ばかりとって、いじめられていた「ぼく」は、
    いいてんをとって認めてもらおうと必死にもがくけれど……

    世界も注目するブランド「リトゥンアフターワーズ」の
    ファッションデザイナー・山縣良和が、
    故郷の鳥取へと帰る深夜バスの中でふと思いついた物語。
    勉強もできず自信の持てなかった子供時代を過ごし、
    やがてイギリスへと飛び立っていった自身の半生に重ねる。
    0てん、12てん、36てん、59てん、78てん、85てん、100てん……
    「点数」「クズ」「ゆうめい」といった
    “レッテル貼り”“他人の評価”から自由になって、
    自分の得意なことを見つけ出していくストーリーを、
    愛らしい「てんすう」たちのキャラクターで描く。

    ◆著者紹介
    1980年、鳥取県生まれ。ファッションデザイナー。
    高校を卒業後、大阪の専門学校に通うも中退。その後、渡英。
    2005年にセントラル・セント・マーチンズ美術大学を卒業。
    在学中に世界的ファッションデザイナーの
    ジョン・ガリアーノのもとでデザインアシスタントを務める。
    2007年、自身のブランド「リトゥンアフターワーズ」を
    立ち上げ、ファッションを通して様々な表現を試みている。
    ファッション表現の学びの場「ここのがっこう」を主宰し、
    活躍するデザイナーを数多く輩出。
    著書に『ファッションは魔法』(坂部三樹郎との共著。朝日出版社)。
  • 1,980(税込)
    著:
    中勘助
    絵:
    安野光雅
    レーベル: ――

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    安野光雅が描く、自らの幼少期の思い出と、少年の目でとらえた美しい世界。
    漱石が絶賛した日本文学の不朽の名作が、心に残る情景とともによみがえる。

    「本だけは子どものころの続きだった。はるかむかしのことになった今でも、
    おもいだすのはきのうのことではなく、少年時代のことである。」――安野光雅

    古い茶箪笥の抽匣から銀の匙を見つけたことから始まる、伯母の愛情に包まれて過ごした
    幼少期の日々を綴った自伝的作品。
    安野光雅によって情感豊かに描きだされた子どもの内面世界は、誰しもの心にある郷愁、
    幼き日のさまざまな感情を思い起こさせる。

    作:中 勘助
    1885年、東京に生まれる。小説家、詩人。東京大学国文学科卒業。夏目漱石に師事。
    漱石の推薦で『銀の匙』を『東京朝日新聞』に連載。主な著作に小説『提婆達多』『犬』、詩集に『琅玕』『飛鳥』などがある。

    絵:安野光雅
    1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。
    1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。
    主な著作に「『旅の絵本』シリーズ(全9巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、
    『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。
    2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳ノ森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • 1,100(税込)
    著:
    手島姫萌
    レーベル: ――

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    山口県の「てしま旅館」の次女で、小学6年生の手島姫萌(ひめも)さんが
    親を説得して拾った猫を家で飼うところから、猫の里親を見つけるまでのエピソードを綴った写真エッセイ集です。
    手島姫萌さんはクラウドファンディングで建てた保護猫シェルター「猫庭」の館長で、3年間で250匹以上の猫を救いました。

    楽しそうにじゃれ合う仔猫、その様子をどっしりと見守る大きな猫、
    シャイで物陰に隠れている子もいます。
    猫が好きな人なら、きっといつまで見ていても飽きることのない光景です。
    これが「猫庭」です。 ―――――― 本文より


    【目次】
    第1章 手島家と猫
    第2章 猫が殺処分されている
    第3章 「猫庭」誕生!
    第4章 猫が伝えたいこと
    第5章 わたしと猫庭
    番外編 しあわせになった猫たちのものがたり
  • 「ここでしか書けない」
    言葉の在庫を放出した。

    言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、
    一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。
    それは、いわゆる「往復書簡」とはまったく異なる。
    馴れ合いや戦略や俯瞰から遠く離れて、
    記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。
    流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、
    思索が自由に泳いでいく。
    「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。
    まえがき(武田砂鉄)とあとがき(又吉直樹)は書き下ろし。


    「自分の名前で文章を書くということは、なにかを確定させるという意味において身体に文字を彫ることと似ている。
    取り返しのつかないことになりかねないし、覚悟が必要な行為でもある」
    ……又吉直樹(あとがき)

    「言葉を重ねていくと、意味が固まってくるものだけど、今回は、意味がただただ点在している感じが続き、生まれたり消えたりした。
    それはもしかしたら、とても貴重なことだったのでは、と思っているのです」
    ……武田砂鉄(まえがき)


    【本文より】

    武田 極端な話をすると、ジャムの瓶を開けてもらったことで生まれた恋もあれば、ノリの瓶が開かなかったことで離縁を決めた事例もあるかもしれません。

    又吉 たとえば、「流しそうめん」は考えようによってはわざわざいったん流すという無駄な行為でしかないのですが、でも楽しいんです。


    武田 しょっぱい生姜焼きを「でしょー」と言われながら食べる。文章にもこういうことがあってもいいと思います。

    又吉 僕自身、「世に迎合すると鈍る」などと思っていたのですが、「迎合」という認識が間違いで、起爆するための条件と捉えたらどうか?
  • 1,980(税込)
    著:
    トラバース
    イラスト:
    安野光雅
    訳者:
    岸田衿子
    レーベル: ――

    空から風にのってやってきた、メアリ・ポピンズと不思議な世界へ。
    安野光雅が描く、美しい絵の中へ遊びにゆきます。

    ある日、ロンドンの美しい桜通りに住むバンクス家に、こうもり傘を差した乳母、メアリ・ポピンズが東風にのって現れます。彼女がやってきてから、子どもたちは大喜び。指をぱちんと鳴らすと、魔法がかかったように散らかった部屋が片づき、不思議な鞄からは何で<bも出てきます。大道芸人の描く絵の中に入って遊んだり、空中に浮いたままお茶会を楽しんだり……。
    日常の風景から、いつの間にか不思議な世界に入り、ひとしきり楽しむと、また当たり前の世界に戻る、空想物語の名作。
    詩人・岸田衿子による軽やかな日本語訳と純粋な語感は、時を経ても色褪せず、安野光雅のあたたかく、ユーモアに彩られる空想あふれる絵は、心躍る世界を、そっと閉じ込めて思い出させてくれます。


    著者について
    作:トラバース(P.L. Travers)
    イギリスの児童文学作家。本名はヘレン・リンドン・ゴフ(Helen Lyndon Goff)。1899年、オーストラリアに生まれる。1924年、25歳の時にイギリスへ移住し詩人としてデビュー。その後、児童向けの小説や詩を多数発表。1977年、大英帝国勲章受勲。

    訳:岸田衿子(きしだ えりこ)
    1929年、東京に生まれる。詩人・童話作家。岸田國士を父に持ち、妹は女優の岸田今日子。東京芸術大学油絵科を卒業。詩集に『忘れた秋』『あかるい日の歌』『いそがなくてもいいんだよ』。絵本、童話に『かばくん』『帰ってきたきつね』『プッポコとペッポコ』シリーズ。童詩集に『木いちごつみ』『かぞえうたの本』『へんなかくれんぼ』『森のはるなつあきふゆ』。エッセイ集に『風にいろつけたひとだれ』『草色の切符を買って』。翻訳にアーノルド・ローベル『どろんここぶた』などがある。

    絵:安野光雅(あんの みつまさ)
    1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全9巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』『赤毛のアン』『あしながおじさん』(小社刊)などがある。2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、
    2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • 「すてきなことがおこりました。あててみる?でもあたりっこない!」

    100年以上にわたって世界中で読みつがれてきた名作が、詩人・谷川俊太郎氏の訳と
    安野光雅氏の絵によって新たな感動とともに誕生しました。

    孤児院でけなげに暮らすジュディは、ある日顔の知らない裕福な紳士の目に止まり、奨学金をもらって大学進学を果たします。
    ジュディに課された条件は、かならず毎月おじさまへの手紙を書くこと――。

    孤独だった少女が持ち前の明るさと想像力をもって、たくましく才能を開花させていく様子は、
    時代をとわず読む人のこころを掴んで離しません。

    読んだことのある方も、読んだ気になっていた!という方も。
    ふてくされたり、調子に乗ったり、落ち込んだり、大喜びしたりと表情豊かなジュディの手紙を、
    ぜひ受け取ってみてください。

    ◎総ルビになっていますので、小学1年生から読むことができます。
    ◎本シリーズの見どころであるカラーイラストを多数収録。


    著者について
    作:ジーン・ウェブスター
    (Jane Webster)
    1876年、ニューヨーク州フリードニア生まれ。大学では英文学と経済学を学ぶ。在学中に社会事業に関心を持ち、孤児院などを訪問、文筆活動に入る。
    父は出版社経営。母はマーク・トウェインの姪。
    結婚して、翌年に女児を出産するがその直後、産褥熱により39歳の若さで他界する。
    代表作は、『あしながおじさん』『続あしながおじさん』。

    訳:谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)
    1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。
    1962年「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、
    2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、
    作詞など幅広く作品を発表、世界各国で翻訳されている。
    最新刊は、ディック・ブルーナ装画による詩集『バウムクーヘン』。

    絵:安野光雅(あんの みつまさ)
    1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。
    1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。
    主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。
    2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    なにげない日常の中に「俳句のタネ」を見つけるワザと、誰でも簡単に
    俳句がつくれる秘訣をやさしく教えます。

    バラエティ番組『プレバト!!』(MBS / TBS系)の俳句コーナーで大人気の俳人 夏井いつきが、
    家の中のモノを題材に俳句の作り方を教える初心者向けの本。
    リビングや台所、寝室などの場所ごとに、「食材」「日用品」「家事」「家族」「眠れぬ夜」など、俳句のタネを探すコツを伝授。
    一般の方から募集した俳句を例に、初心者にありがちなクセや凡人によくある発想などを徹底解説。
    「壁に飾られているモノは?」「台所にある食材は?どんな味?食感?」など、穴埋め感覚で楽しい、書き込みドリル付で簡単につくれる。
    ポイントは五感を活用しながら、想像力を膨らませること。
    家の中にだって俳句のタネはたくさんある! 

    *本書は様々な事情を抱え、外へ出られない方々が
    自由に俳句がつくれるようにとの思いを込めてつくられました。

    第1回「おウチde俳句」大賞募集(11月8日~) 記念出版!
  • 1,650(税込)
    著:
    九螺ささら
    レーベル: ――

    短歌が入口で、宇宙が出口。
    俵万智、穂村弘、東直子と続く革新短歌の宇宙を、
    哲学的な輝きで新たに飲み込む。

    〈体積がこの世と等しいものが神〉夢の中の本のあとがき (哲学)
    徹子の部屋の窓から見えてたえいえんみたいな二個目の太陽 (黒柳徹子)
    何度寝て何を入れてもわたしとはたわしにならない固有のわたし (質量保存の法則)

    たましい、無限、黒柳徹子、味の素、なぞなぞ――
    84の多彩なテーマごとに、「短歌」→「自己解説(風文章)」→「短歌」の三段階で構成。
    短歌と散文、感情と理性が響き合って、世界の新しい風景があふれだす。
    歌集でもなく、エッセイ集でもない。
    言葉がきらめく超新星、鮮やかすぎるデビュー作!

    84の収録テーマ
    体と心/さびしいから/魔法/アナグラム/絵画/ゲシュタルト崩壊/黒柳徹子/レシピ/地図/哲学/なぞなぞ/ クラゲ/前略/レーズンバター/
    濁点/両生類/因果関係/エロス/味の素/部首/たましい/物理/ふえるワカメ/無限/枕/基準/神様/対/重複/生まれ変わり/境界/シベリア/
    鬼籍/アレの名は/住所/いつか/オノマトペ /夢/額縁/トマトと的/漢字/端/絵のような文字/オブラート/絵日記/質量保存の法則/デジャヴ/今/
    同音異義・異音同義/数な言葉/箱または穴/まちがい探し/種/音楽としての短歌/水/匂い/ストロー/地名/丸い三角/分かる/言葉にならない/
    ものごころ/〇〇用/記憶/似て非なるもの/不思議四文字/省略/丘の上/ゼリーフライ/動物/菌類/アイムカミング/比喩/脚本/同心円/
    G線上のマリア/さんたんたる鮟鱇/生け贄/岡本太郎とムンク/ベン図/公園/中身/聖書/幸福
  • 詩人の渾身の訳と画家の叙情豊かな絵で贈る世界名作文学。

    全世界で5,000万部突破の感動の名作文学から、詩人であり童話作家であった岸田衿子氏の訳と
    安野光雅氏の絵による、新しい翻訳絵本が誕生しました。

    ◎颯爽と明るく、ちゃめっけたっぷりのアンが、風光明媚な島の自然から、多くのものを受け取り、心優しい人びとと
    の魂の触れ合いを通し、目覚め、成長していく、こころ温まるお話がいっぱい詰まっています。
    ◎想像することの素晴しさを忘れないためにも必読の書です!
    ◎総ルビになっていますので、小学1年生から読むことができます

    著者について
    作:ルーシイ=モード=モンゴメリ
    (Lucy Maud Montgomery)
    1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

    訳:岸田衿子(きしだ えりこ)
    1929年、東京に生まれる。詩人・童話作家。岸田國士を父に持ち、妹は女優の岸田今日子。東京芸術大学油絵科を卒業。詩集に『忘れた秋』『あかるい日の歌』『いそがなくてもいいんだよ』。絵本、童話に『かばくん』『帰ってきたきつね』『プッポコとペッポコ』シリーズ。童詩集に『木いちごつみ』『かぞえうたの本』『へんなかくれんぼ』『森のはるなつあきふゆ』。エッセイ集に『風にいろつけたひとだれ』『草色の切符を買って』。翻訳にアーノルド・ローベル『どろんここぶた』などがある。

    絵:安野光雅 (あんの みつまさ)
    1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。
    主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。
    2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    世界 40カ国以上で翻訳、全米4100万部超のベストセラー
    不朽の名作ドラマ『大草原の小さな家』の原作を、安野光雅が絵本に描きおろし。

    日本でも大ヒットしたアメリカのテレビドラマ・シリーズ『大草原の小さな家』の原作「大きな森の小さな家」を、
    安野光雅の絵と訳で描きおろし。緻密な描写と遊び心あふれる美しい絵と、わかりやすく親しみやすい日本語訳で、
    アメリカの西部開拓時代を生きた家族の、温かく力強い暮らしを忠実に描く。
    「文化が違っても、暮らしの本質は変わらない。いろんな場所で、いろんな人が生活している。
    そこには人間のドラマがある。そういう人の暮らしを描き、絵からなにかを感じ、考えてほしい。(安野光雅)」
    ──愛と思いやりと道徳心、不屈の開拓者精神が満ちあふれ、自然との共存、理想的な家族像は、
    世界のどの地域の、どの時代にも通ずる普遍的なものであることを優しく物語る。

    著者について
    ローラ・インガルス・ワイルダー
    (Laura Ingalls Wilder)
    1867年、アメリカ北部のウィスコンシン州に生まれる。
    1932年、西部開拓時代の体験をもとにした自伝的小説、『大きな森の小さな家』を発表。
    『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』などとあわせ、
    「小さな家シリーズ」として世界中で読まれてきた。
    テレビドラマの「大草原の小さな家」は、このシリーズをもとにしている。
    1957年、90歳で亡くなる。

    【絵・監訳】 安野光雅
    1926年、島根県津和野町に生まれる。
    BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。
    1988年、紫綬褒章、2008年、菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。
    主な著作に『ふしぎなえ』「『旅の絵本』シリーズ(全8巻)」(福音館書店)、
    『故郷へ帰る道』(岩波書店)、『絵の教室』(中央公論新社)、
    『絵のある自伝』(文藝春秋)、『本を読む』(山川出版社)などがある。
    2001年、津和野町に「安野光雅美術館」が開館。
    2017年、京丹後市の和久傳の森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • 1,408(税込)
    著:
    紫原明子
    レーベル: ――

    「正しい家族」は、もうやめた。キャバクラで月2000万円豪遊、思い余って都知事選に出馬「日本一炎上しがちな夫」こと起業家・家入一真氏と18歳で結婚し、即出産。31歳で離婚し、腹をくくって社会人デビュー。ネット育ちの新世代エッセイストが、なにかと息苦しい現代家族の渦中から“寛容”と“自由”を提言する。強く愉しく新しい〈家族論〉エッセイウェブマガジン『cakes』の人気連載、ついに書籍化! 初の著作。「シングルマザーの子育て」「ママ友問題」「セックスレス」「不倫」「自己責任論」……家族にまつわるデリケートな問題に切り込みます。
  • 2,617(税込)

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ある日、バスの中で起こった他愛もない出来事が99通りもの変奏によって変幻自在に書き分けられてゆく。20世紀フランス文学の急進的言語革命を率いたクノーによる究極の言語遊戯。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。父に内田裕也、母に樹木希林という「ハゲシイ」環境で育った著者。夫、本木雅弘との出会いやユニークな留学経歴等「メクルメク日々」を描く。野の花のようにノーブルなリアルテイルズ。
  • 「ムーミンたちが本当はどのような生き物で、彼らの住む谷はどのような場所なのか、その答えはアニメは言うまでもなく、原作、絵本、いずれにおいても一切語られていません。もしかすると、私たちは今まで肝腎な問題を見落としたまま、アニメを見ていたのではないでしょうか。」(第一章より)「原作をめぐっては、これまでも冨原眞弓さんをはじめ、多くの研究書や関連本が出版されてきました。しかし、ムーミンの世界は、読者それぞれが受け取ってくれればよいので、あえて趣旨を語らないという著者トーベ・ヤンソンの意向があり、その意向を尊重する研究者の配慮がなされてきました。そのため、あらすじをたどる表面的な指摘に止まるものが多く、原作の内容に踏み込んだ読解は、いまだに充分とは言えません。それでは、アニメの平穏な世界だけが記憶され、原作のユートピアは理解されず、あまりに勿体ないのではないか、と私は思うのです。〔…〕今回、私はみなさんに原作(児童文学)を読み解くことで「(原作の)再生後のユートピア」をお伝えし、さらに「(アニメの)省略されたユートピア」に隠された本当の魅力を知ってもらいたいと思い、文章にまとめてみました。」(まえがきより)
  • 長谷川町子の実妹の初エッセイ。──町子姉は頭がよくて、悪ガキで、甘えん坊でした。ワンマン母さんと串だんご三姉妹の昭和物語。女子大時代には文豪・菊池寛氏に師事し、『サザエさん』の制作を陰で支え続けた実の妹の、初めての書き下ろしエッセイ。「町子姉」と長谷川一家の、戦中・戦後の貧しくも明るくたくましい暮らしと、町子さんが亡くなるまでの波瀾万丈のエピソードを綴った。貴重なプライベート写真も収録。
  • 小説家・よしもとばななと精神分析医・きたやまおさむが、『古事記』、浮世絵、西洋絵画、映画、マンガにいたるまでの文化の深層を語り合い、日本人のこれからのあり方を「並んで海を眺める心で」いっしょに考える、新しいスタイルの講義・対話。
  • 1,078(税込)
    著:
    林望
    レーベル: ――

    生身の女として触れ合ってみたい。男であれば誰もがそう思う女性、夕顔はなぜ、それほどまでに魅力的なのか?そのひみつを、源氏物語をひも解き明らかにする究極の「男を夢中にさせる理想の女」論。

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