『文芸・小説、歴史、恋愛』の電子書籍一覧
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近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石の、初期から最晩年までの傑作小説、随筆、評論、さらに同時代の作家の評伝など約160作品を収録し、読みやすく編集した夏目漱石全集の決定版です。
■目次
【小説】
坊っちゃん
吾輩は猫である
吾輩ハ猫デアル(旧字旧仮名)
三四郎
こころ
それから
それから(新字旧仮名)
草枕
二百十日
野分
虞美人草
坑夫
門
門(旧字旧仮名)
彼岸過迄
行人
道草
明暗
【短編・小品・随筆】
幻影の盾
琴のそら音
倫敦消息
京に着ける夕
京に着ける夕(旧字旧仮名)
自転車日記
倫敦塔
カーライル博物館
文鳥
夢十夜
永日小品
長谷川君と余
思い出す事など
子規の画
子規の畫(旧字旧仮名)
変な音
變な音(旧字旧仮名)
ケーベル先生
ケーベル先生の告別
戦争からきた行き違い
初秋の一日
三山居士
硝子戸の中
一夜
薤露行
趣味の遺伝
手紙
【評論・その他】
吾輩は猫である(上篇自序)
吾輩は猫である(中篇自序)
吾輩は猫である(下篇自序)
三四郎(予告)
こころ(広告文)
こころ(自序)
こころ(予告)
それから(予告)
イズムの功過
岡本一平著並画『探訪画趣』序
学者と名誉
家庭と文学
鑑賞の統一と独立
元日
鬼哭寺の一夜
木下杢太郎著『唐草表紙』序
客観描写と印象描写
教育と文芸
虚子君へ
近作小説二三について
現代日本の開化
好悪と優劣
滑稽文学の将来
コンラッドの描きたる自然について
作物の批評
「自然を写す文章」
写生文
処女作追懐談
人工的感興
人生
鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年
西洋にはない
創作家の態度
草平氏の論文について
高浜虚子著『鶏頭』序
田山花袋君に答う
「土』に就て
「土」に就て(旧字旧仮名版)
長塚節氏の小説「土」
坪内博士とハムレット
つり鐘の好きな人
艇長の遺書と中佐の詩
『伝説の時代』序
点頭録
『東洋美術図譜』
道楽と職業
独歩氏の作に低徊趣味あり
中味と形式
夏
何故に小説を書くか
日英博覧会の美術品
入社の辞
猫の広告文
『煤煙』の序
博士問題
博士問題とマードック先生と余
博士問題の成行
「額の男」を讀む
批評家の立場
文学雑話
文芸委員は何をするか
文芸と道徳
文芸とヒロイツク
文芸の哲学的基礎
文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎
文士の生活
文章一口話
文体の一長一短
文壇の趨勢
僕の昔
マードック先生の『日本歴史』
正岡子規
満韓ところどころ
水底の感
無題
明治座の所感を虚子君に問れて
模倣と独立
「夢のごとし」を読む
余と万年筆
予の描かんと欲する作品
落第
私の経過した学生時代
私の個人主義
【関連作品】
文芸的な、余りに文芸的な(芥川龍之介)
漱石山房の冬(芥川龍之介)
夏目先生と滝田さん(芥川龍之介)
葬儀記(芥川龍之介)
漱石と自分(狩野亨吉)
漱石氏と私(高浜虚子)
埋もれた漱石伝記資料(寺田寅彦)
夏目先生の俳句と漢詩(寺田寅彦)
夏目漱石先生の追憶(寺田寅彦)
俳諧瑣談(寺田寅彦)
根岸庵を訪う記(寺田寅彦)
漱石さんのロンドンにおけるエピソード(土井晩翠)
「漱石のオセロ」はしがき(野上豊一郎)
小川芋銭先生と私(野口雨情)
夏目漱石論(森鴎外)
漱石の人物(和辻哲郎)
夏目先生の追憶(和辻哲郎) -
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〈巻頭カラー〉
京都市 VS 大内裏 MAP
平安京の内裏 鳥観図
平安京オールスター1 後宮に暮らす貴族女性の世界
平安京オールスター2 官庁で競う貴族男性の世界
「あさきゆめみし」にみる 女性の装束と襲色目
「あさきゆめみし」にみる 和歌に詠まれた日本の草花
「陰陽師」にみる 平安京に響く楽の調べ
「あさきゆめみし」「陰陽師」にみる 男性の美=舞の姿
〈なるほど平安京1〉
平安女性の正装 裳唐衣(十二単)解剖!
長髪は女の命 平安女性〈髪〉スタイル集
恋歌で知る 平安 恋の作法
宮中の四季を彩るイベントカレンダー(旧暦)
今昔観光案内1 平安京の風水と四神相応
第1章 平安京の光 恋する都
現代人も胸焦がす! 平安ラブストーリー
紫式部・和泉式部・藤原薬子・藤原高子・式子内親王・待賢門院(藤原璋子)
・常盤御前・在原業平・藤原頼長・西行(佐藤義清)
本郷先生の解説1
〈なるほど平安京2〉
日記文学にみる 恋歌の世界
平安中期(10世紀頃)の官位相当制
「平安スター」6人の官位レース
今昔観光案内2 王城守護の神社と寺院
第2章 平安京の闇 怨霊の都
除霊で解決!? 平安京あやしい事件簿
系図1 平安初期&末期の天皇家
桓武天皇・早良親王・安倍晴明・菅原道真・平将門・崇徳上皇・安徳天皇
本郷先生の解説2
〈なるほど平安京3〉
娘たちが支えた藤原家の繁栄
系図2 藤原北家から見た天皇家の系譜
年表 平安時代の光と闇
終章 その伝承 コミック&小説ガイド
『あさきゆめみし』大和和紀
『陰陽師』岡野玲子/夢枕獏・原作
『応天の門』灰原薬
『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』松崎夏未/阿部智里・原作
おすすめコミック 16作品
おすすめ小説 26作品
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19世紀ヴィクトリア朝英国、主従として生きた青年たちの物語。
19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。
名門貴族スタンホープ伯爵家の嫡男エドガーは、幼少時から自分に仕える従者オリバーに深い信頼の情を寄せていた。
共に画家を志す二人だが、身分差から来るすれ違いが波紋を呼んで……。
執着尽くし攻め主人×平凡強気受け従者 『驚異の部屋』の番外編ですがこれだけでも読めます。
表紙:波田(@namidashiro)様 -
纏足の蝶と出会った下男。身分差が阻む悲恋。中華風BL
豪商として権勢を誇る李家の下働き・秀圭はある日蓮池に架かる橋で美しい娘と邂逅を果たす。
逢瀬を重ねるうちに心惹かれていく秀圭だったが、得体の知れぬ娘には哀しい秘密があった。
以前書いた中華風BL短編。
身分差・主従・女装・男の娘・年の差・三角関係・監禁・逃避行寡黙尽くし攻め×健気受け
表紙:蟻本わだぢ(@arimoto000)様
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醜さ故に忌み嫌われ封じられた鬼神×健気な下働きの少年の中華風BL
裕福な商家の奉公人・春虎(チュンフー)は、生来気弱で優しい性格故に仲間にいじめられ、新月の晩に一人で肝試しに行かされる。
そこで彼が出会ったのは異形の醜さを忌み嫌われ、廟に封じられていた不可思議な鬼神だった。
春虎と彼によって鬼風(クイフェイ)と名付けられた鬼神は主従の契約を交わし、新しい日々が始まるのだが……。
絶対に素顔を見せないミステリアスな鬼神と健気な奉公人の主従BL。
(中華ファンタジー/人外/鬼神×奉公人/不細工攻め×健気受け)
イラスト:ごまだれはまち(@gomadarehamachi)様
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かつてイングランドを股にかける大強盗として名を馳せていたキット・ウェブ。今はしがないコーヒーハウスの店主として平凡な日々を過ごすキットの元に、ある日、パーシーと名乗る美しい紳士が訪ねてくる。
「仕事を依頼したい」
退屈で物足りないキットの毎日に突如舞い込んだ強盗計画。待ち望んでいたスリルと平和な日常との間で葛藤するキットに、パーシーはあきらめることなく何度も誘惑を繰り返す。逢瀬を重ねるうち、二人は互いに惹かれ始め……。
美しくも奔放な貴族と元強盗のコーヒーハウス店主。別世界を生きていた二人が織り成す、ヒストリカルボーイズラブロマンス。 -
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わたし、山城瑠奈、中1。学校の遠足で、水族館にやってきたんだ。まわりは友達同士でさわいでるけど、わたしは群れるのがキライ。別の階に行こうと、エレベーターに乗ったんだ。でも、着いたのはまさかの裏水族館。わたし、人気アイドルグループ「るーとB」の男の子4人と、閉じこめられちゃった!? 脱出するには「素直な気持ちを告白しろ」って、そんなのムリ! 推しとの結末が選べる、大人気のラブ×サバイバルストーリー! -
虹色の石をひろったら――幕末にタイムスリップ!? わたし、七野凛は空手が得意な中学一年生。恋に興味はあるけど、強いわたしに『恋愛のイメージはない』みたいで……。ちょっぴりモヤモヤしていた道場の帰り道、とってもキレイな石をひろって――気づいたらそこは、1862年の日本! まさか、江戸時代にタイムスリップしちゃった!? そこで出会ったのは、同い年の男の子・桐真と、土方さんや沖田さん――なんとのちに新選組になる人たち! 早くもとの時代に帰りたいって思っていたけど、彼らがたどる運命を知っちゃって……。わたし、大切なみんなのことを守りたいよ! ……これは、時を超えた、わたしの『挑戦』の物語。
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深川佐賀町の稲荷小路に『足柄屋』という小間物屋を構える与四郎と小里の夫婦。十三年前に無一文で江戸にやってきた与四郎は、立ち直りのきっかけとなった地蔵様からお恵みと縁を大事にすること、そして修行時代に出会い、互いに一目惚れした女房の小里に支えられた商いが誠実なことで、周囲から評判だった。しかし深川祭りで、小僧の太助が争いに巻き込まれたことから恨みを買ってしまい、撒かれた悪評から商売が傾きつつあった……。共に助け合う夫婦の仲睦まじさと、周囲の人々の人情で解決される事件を、実力は作家が描く心温まる物語。新シリーズスタート。
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江戸っ子だって
ぐっすり眠りたい!
心と体がほっこりする養生所、始めました!
(眠り猫もいるよ!)
明日のために眠りませう――
江戸っ子のお悩み承ります!
茶問屋の娘として育った藍は、両親を相次いで亡くし、不安で眠れぬ日々が続いていた。
そこに帰ってきたのは、医学を学びに長崎へ行ったまま二年も家を空けていた兄の松次郎だった。
兄に眠りの大切さを教えられた藍は、兄とともに眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開く。
しかし、肝心の兄の生活には大きな問題が…。温かさと癒しあふれる時代小説。
細谷正充氏絶賛の人情時代小説!
とかくストレスの多い世の中だ。心に鬱屈があってなかなか眠れず、
疲れが取れないこともあるだろう。そんな人にこそ本書を薦めたい。
本書そのものが安眠枕だからだ。寝る前に読めば、
本を閉じた後、気持ちよく眠ることができるだろう。
――細谷正充(文芸評論家) -
紫式部、あなたが書くのよ。
あの史上最高の物語を――!!
大学院生の藤原弥生は『源氏物語』が大好き。
日本最古にして最高の女性作家・紫式部は、弥生にとって最愛の「推し」だ。
ある日、発熱して平安時代の幻を見た弥生は、目覚めると本当にその時代にタイムスリップ!!
なんと紫式部の親友として、彼女の執筆活動を支えるという夢のような大役を担うことに!?
千年を超えて「推し」と邂逅する奇跡の物語!!
令和と平安、時代を超えた友情を描いた傑作ファンタジー!
もうひとつの「紫式部物語」が今ここに! -
“あやしの森”で出会ったのは、妖魔討伐を生業とする不思議な一族の青年だった
妖魔が蔓延(はびこ)る明治東京――。複雑な家に生まれ育った令嬢・深山奈緒は、失踪した友人を探すため不気味な噂の絶えない「あやしの森」に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、不思議な一族の血を引いた青年・暁月当真だった。ひょんなことから奈緒は当真の嫁候補に選ばれ、共に妖魔がらみの事件を追うことに。恋愛ファンタジーの名手が贈る、浪漫綺譚シリーズの開幕!
カバーイラストは、『結界師の一輪華』などの装画を手がけるボダックスさんです。 -
15世紀末イングランド。伯爵令嬢でありながら庶子であり、姉が世間体の悪い死を遂げたために修道院に押し込められていたシャーロットは、ある日父に伯爵家の屋敷に呼び寄せられ、こう告げられる。「シャーロット。そなたに命じよう。エリザベスの代わりに嫁ぐのだ。スコットランドのハイランドへと」。スコットランドは当時、イングランドの敵国。そしてハイランドがどんなところか、シャーロットはまったく知らない。しかしシャーロットに背く術はなく、言われるままにエリザベスになりきるため、赤毛をブロンドに脱色し、着たこともないようなドレスに袖を通して結婚式に参列するのだが……。偽りから始まる、真実の愛。そしてシャーロットが見つけた幸せの形とは…?
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松前家中の少年、春山伸輔は、尊皇攘夷に与しなかったことで落ちぶれてしまった家名を復権させるべく、箱館の遊軍隊と合流。
榎本軍への撹乱活動を行っていた。
一方、新選組副長だった土方歳三は、蝦夷地にできた箱館政府において陸軍奉行並となっていた。
市中の混乱を収めつつ、近藤勇らと夢見た国盗りを、再びこの地で実現させようとしていた。
薬売りに変じて市中見廻りに出ていた土方歳三は、撹乱活動中だった伸輔と偶然にも知り合うことになる。
互いの正体を知らないままに、知遇を得た二人。
だが激化する戦いが、やがて二人の運命を切り裂いていく。待望の文庫化。 -
ようこそおいでませ、ここは驚異の部屋。あなたは×××人目のお客様です。
「ようこそおいでませ、此処は驚異の部屋。貴方は記念すべき××××人目のお客様です」
十九世紀末、ヴィクトリア朝倫敦。
パブの帰り道で酔い潰れ、目が覚めたら見知らぬ場所にいた。貴方を歓待するのはこの上なく笑顔が胡散臭い、天使のような美少年。
少年は自らを学芸員(キュレーター)と称し、前後不覚の貴方に身の上話を迫るのだが……。
(ファンタジー/歴史/主従/貴族/無理矢理)
表紙:SiC9.5(@SiC9_5)様 -
今村翔吾氏 推薦!
「たおやかな筆致で描かれる、苛烈な愛のゆくえ。この作品を書く感性をまぶしく思う」
最初に父親から教えられたのは自害の作法……細川忠興は愛を知らなかった。
玉(ガラシャ)は、妻として忠興に寄り添いたいと思う。
しかし父・明智光秀の謀反により、夫婦の運命は暗転。
謀反人の娘となって幽閉された玉は、やがてキリスト教の愛に惹かれていく。
一方、忠興は玉の心を失う孤独と恐怖から、刃を振り上げ――。
本当に大切にすべきものは何だったのか。
物語は歴史上もっとも美しいラストシーンへ。
細川ガラシャと忠興、日本史上もっとも歪んだ純愛を描いた歴史小説。 -
享保十三年、第八代征夷大将軍・徳川吉宗が招聘したのは、巨大な「象」であった。海を越えてはるばる旅をしてきた象は、長崎の港に着いたのち、陸路、徒歩で江戸城に向かう。多くの人間を引き連れた象の行く先々は、珍獣を一目見ようとする見物人であふれかえり、さまざまな人間模様を見せる……。史実を元にファンタジックに描かれた連作短篇時代小説。
*わらしべの唄
*獺祭の湊
*象鳴き坂
*半鐘さん
*マン・オン・ザ・ムーン
*千日手の解法
*エピローグ 象を引く
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。 -
西洋嫌いな吸血鬼・紫蜂と男勝りな少女・紅蝶の明治吸血鬼浪漫譚
時は明治。突如、人間や吸血鬼を無差別に襲う吸血鬼の変種『羅刹鬼』が現れる。
『羅刹鬼』に対抗すべくバテレン嫌いな強面吸血鬼は男勝りな少女伯爵と政略結婚することに――!?
序章
第一話 野良犬と伯爵
第二話 仮面舞踏会(マスカレイド)
第三話 家族の肖像
終章
■著者
片瀬由良(かたせ・ゆら)
山口県在住の小説家。第一回小学館ライトノベル大賞ルルル賞を受賞しデビュー。著書に『新米獣医ですが、妖怪の診療はじめます。』『桜の花守 桜春国の鬼官吏は主上を愛でたい』『冥府の王と屍人姫』(すべて小学館)などがある。
■イラストレーター
條 -
平家物語を題材にした吉川英治畢生の大作『新・平家物語』に、史実や紀行、創作秘話を綴った『随筆 新平家』を加えて読みやすく編集。全16巻セットで合本した電子書籍完全版です。
【目次】
新・平家物語
“はしがき”に代えて
ちげぐさの巻
九重の巻
ほげんの巻
六波羅行幸の巻
常磐木の巻
石船の巻
みちのくの巻
火乃国の巻
御産の巻
りんねの巻
断橋の巻
かまくら殿の巻
三界の巻
くりからの巻
一門都落ちの巻
京乃木曾殿の巻
ひよどり越えの巻
千手の巻
やしまの巻
浮巣の巻
壇ノ浦の巻
悲弟の巻
静の巻
吉野雛の巻
完結のことば
随筆 新平家
はしがき
新平家落穂集―筆間茶話―
新平家雑感
新・平家今昔紀行 -
近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石の代表作を年代順に一挙収録。
●収録作品
吾輩は猫である(1905年)
坊っちゃん(1906年)
草枕(1906年)
二百十日(1906年)
野分(1907年)
虞美人草(1907年)
坑夫(1908年)
三四郎(1908年)
それから(1909年)
門(1910年)
彼岸過迄(1912年)
行人(1912年)
こころ(1914年)
道草(1915年)
明暗(1916年) -
剣才ある町娘と、刺縫職人を志す若侍。
一途なふたりの人生が交わったとき、事件が――
深川の縫箔(刺縫)屋丸仙の娘・おちえは、「弟子入りしたい」と丸仙を訪れた若侍・吉澤一居に心を奪われる。娘斬殺事件が江戸を震撼させるなか、新たな事件が――。あでやかな刺縫を生み出す職人技と、その対極にあるような剣術。ふたつの世界に生きるおちえと一居の葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く、一気読み必至の時代青春ミステリー! -
この恋は、地獄につながっている――。
女はなぜ、男のために火付けをし、火あぶりになったのか(「八百屋お七」)。
女はなぜ、道ならぬ恋におぼれ、自ら鉋(かんな)で胸を突いたのか(「樽屋おせん」)。
女はなぜ、ふしだらな下男と駆け落ちし、心を喪ったのか(「お夏清十郎」)。
江戸時代の人々の注目の的になった恋の事件の裏には、
悲しい“まこと”と、優しい“ほら”があった――
心中、駆け落ち、不義密通。
江戸のスキャンダルをまとめた井原西鶴の代表作『好色五人女』を大胆に新解釈した、胸に刺さる悲恋時代小説。 -
「別れた女に金の無心までして、あの人が目指すのは何なのでしょう――」
明治に浪漫主義運動の旗頭「明星」を創刊し、数多の才能を育てた与謝野鉄幹。その人生には、彼に身も心も翻弄された女性たちがいた。「明星」の草創期を支え、子をなすも裏切られ続けた滝野、歌の才を愛されながら夭折した登美子、鉄幹の妻となり歌人として大成した晶子。それぞれに訪れる鉄幹との修羅場、女たちのふしぎな連帯、そして鉄幹を凌ぐ歌人となった晶子の壮絶な運命とは――。心も金も才能も燃やし、自らの足で歩み始めた明治女性たちの不屈の歴史恋愛長篇。 -
明治時代の女子大三人娘が美味しい食べ歩き。
料亭の名は「鈴川」、江戸時代から続いている結構な老舗だ。
鈴川八重はその、麻布に立つ料亭の一人娘。
店主の父・勇児は明治の末生まれで頑固者だけれど、料理以外は進歩的。母の海子はキリリとした顔立ちで、まるで芸者のように気風がよい。
そんな両親と楽しく暮らす八重は、今日も目白の椿山女子大学まで自転車で通っては、同級生で男装の華族令嬢・桜木虎姫、そして美貌の資産家令嬢・桃澤雫と、鯛焼きやかき氷、お汁粉などなど、おいしいあれこれを食べ歩き。
店に帰れば、料理には厳しい歳上の板前・洋一郎とふたりで新しいメニューづくり。馬鈴薯トーストにストロベリーカレーに……夫婦丼!?
おいしい食べ物、あまい恋愛に目がない、明治時代の女学生三人娘のスイートな日常を描くグルメロマンス。 -
「オセロ」「マクベス」「ハムレット」「リア王」
愛と裏切りの果て、逆転劇を演じたのはあの脇役だった!
これぞまったく新しい解釈と展望による21世紀のシェイクスピアだ。
――縄田一男氏(文芸評論家)絶賛!
世界の古典文学に人気時代小説家が新たな風を吹き込む四つの物語
「オセロ」―将軍を破滅に追い込んだ男の妻を意外な訪問者が…!?(「イヤーゴの女房」)
「マクベス」―魔女の予言に心を囚われた武将の眼には短剣が…。(「魔女中の魔女」)
「ハムレット」―抜擢した新人女優の拙い演技を見て演出家は…(「幕間 オフィーリア狂乱」)
「リア王」-最愛の娘の一言が父王とと王国の運命を一変させた―(「リアを継ぐ者」) -
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「あたしが、ひめさまを幸せにしてみせます!」むかしむかし、継母にいじめられ、
床が落ち窪んだ部屋で、こきつかわれるお姫さまがいました。しかし、その姫には、とっても心強い味方がいたのです。姫とすてきな貴公子の恋、そして、その恋を応援する侍女の活躍をえがく1000年前のシンデレラ・ストーリー。平安時代に成立したとされる「落窪物語」。薄幸の姫君と貴公子の物語とされる本作を、児童文学作家・花形みつるが姫君の幼なじみで侍女のあこぎを語り手に、現代によみがえらせました。あの手この手で、姫を今の境遇から救おうとするあこぎの奮闘を、ポップに描きだします。果たして姫君の運命やいかに! -
戊辰戦争に命をかけた名も無き武士の物語。
明治時代の幕開け、幕府の再興を信じて闘う名も無き多くの若者たちが血を流していた。
舞台は盛岡藩宮古。鳥羽伏見に端を発し箱館戦争に至る旧幕府と新政府が死闘を繰り広げる戊辰戦争。宮古湾鍬ヶ崎には、幕府の復活を信じて忠誠を誓う男、青年・七戸和磨の姿があった。そんな男に思いを寄せる千代菊。
時代が刻々と変化する中で、変わらぬ絆を求め、せめぎ合う女・千代菊と、
どうせ時代が変わるならと命をも捨てる覚悟の男、和磨。
新政府軍と旧幕府軍が相まみえた宮古湾海戦で待ち受ける二人の運命は・・・・・?
震災から10年。宮古という町に、いにしえから脈々と歴史が紡がれていることを、世に知って欲しいという著者のメッセージが強く響く。
※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。 -
イケメン探偵が謎を解く!
信長の英雄伝説に異議あり!? イケメン探偵が謎に迫る! 「日本史最大の英雄・織田信長の人生は三国志の英雄・曹操のパクリにすぎない」――W大学教授・浅井光政が歴史雑誌「歴史ミステリーツアー」で発表した新説が日本全国の信長ファン・アンチ信長派を巻き込んで、賛否両論の大反響を呼び、雑誌は完売。しかし、浅井は信長の信奉者から反感を買い、さらに大学の研究室で弓矢で襲撃を受けるという事件も発生する。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授の講演会のおり火縄銃で狙われて……「妻は、くノ一」「耳袋秘帖」などで人気の時代小説作家が、唯一手掛ける現代ミステリー! -
友よ、最上のものを。
戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて――
老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、小さな箱が手渡された。
「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。
そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった――
戦前、戦中、戦後という激動の時代に情熱を胸に歩む人々を、あたたかく、生き生きとした筆致で描ききった感動傑作。
巻末に、文庫のための書き下ろしスピンオフ「ポラリス号の冒険」を収録。
第158回直木賞候補作。
解説/瀧井朝世
装画/早川世詩男 -
大リーガー×日本人通訳
蘇る友情、明かされる過去――
1960年春、地理学者・京極勝は思いがけない人物の訪問を受けた。
ディック・チャンドラー。1934年秋、ベーブ・ルースと共に全米野球チームの一員として来日した、元大リーガーだ。
京極は当時、全米チームの通訳として帯同し、選手たちと日々を過ごし、ディックとの間にも友情が芽生えたのだった。
戦争を挟んで途絶えていた絆が蘇るが、26年経つ今、なぜ彼は突然来日したのか。
舞台は東京、横須賀、ボストン、そしてニューヨークへ……
日本でプロ野球が誕生するきっかけとなった「ベーブ・ルース・オールスターズ」。ミステリー、そしてスポーツ小説の名手が、史実を題材に、日米史の゛暗部″に切り込んだ、傑作エンタメ・サスペンス!
巻末の解説は、日米の野球の歴史に精通する池井優氏(慶應義塾大学名誉教授)が寄稿。野球ファンは、こちらも読み逃しなく! -
【書籍説明】
新選組一番隊組長の沖田総司は天才剣士だった。
九歳の時に天然理心流近藤道場試衛館の内弟子となり、十五歳で免許皆伝、師範の資格を得た。
十七歳の時に初めて人を斬り、剣客の宿命を痛感した。
二十歳の春、師匠の近藤勇が幕府の浪士募集に応じて上洛を決意すると、内弟子の土方歳三や井上源三郎、食客の山南敬助や永倉新八らとともについて行った。
京で、近藤勇は新選組を結成して王城鎮護の役目に就いた。
総司は新選組幹部隊士として、毎日のように人を斬った。
修羅の日々の中で、総司は一人の少女と出会った。
少女は法眼の位を持つ漢方医
仁科道伯の娘花香里、十七歳。
総司と花香里は親しく口を利くようになったが、総司は自分が新選組隊士であることを言えなかった。
しかし、池田屋斬込みの後、花香里と一緒にいるところを倒幕浪士に襲われ、「新選組の鬼沖田」と知られてしまう。
花香里は先天性の心臓病で、強い衝撃を与えることはできない。
総司は花香里との淡い恋を諦めようとする。
【目次】
花の吹雪
試衛館入門
道場破り
修羅の道
生死の覚悟
都の春
壬生狼
紅葉の橋
雪の幻
医者の娘
恋の手習
池田屋斬込み
修羅の太鼓
はかなき恋路
… 以上まえがきより抜粋 -
さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度)
【書籍説明】
大学生のなな子と真子は学生最後の夏休みを楽しむため、大好きなバンドが出演する夏の音楽フェスティバルを見に行く。
しかし本番中に事故が!
その事故をきっかけに、ふたりは不思議な体験を強いられることになる。
はたしてこの現象の意味、目的とは……?
【目次】
夏の恋
ひと夏の恋にしたくない
夏をもう一度
真実の夏
夏の終わり、そして……
【著者紹介】
天音(ソラ)
お酒と甘いお菓子が大好き
… 以上まえがきより抜粋 -
林真理子、衝撃の『源氏物語』新解釈!
帝の子として生を受けた主人公、光は、生まれたときから“みたこともない美しい若君”と呼ばれ、宮中の女性たちの脂粉に囲まれて成長する。幼くして母と死に別れた後、臣籍に降下され源氏の性を与えられた光。やがて左大臣の娘、葵の上と結婚するが、その頃から様々な身分の、様々なタイプの女性たちとの関係に明け暮れる。そしてついには、母に生き写しといわれる、父=帝の妻、藤壺とも関係を持つに至った光。その藤壺が産んだ子は・・・幼い頃の光に、うりふたつであった。
平安時代中期の京都を舞台に描かれた、紫式部による、世界最古にして最高の恋愛大長編小説を、恋愛小説の神様=林真理子が再構築し、現代的アレンジを加えることによって誕生した“小説版源氏物語”の前編。原書での第一帖「桐壺」から第十三帖「明石」までを中心に構成。
これまで、日本文学史上の数多の文豪が手がけてきた“源氏物語の訳”ではなく、大胆な章立ての変更。さらには、本来登場人物のひとりにすぎなかった六条御息所の“ひとり語り”という革新的手法を用いることによって、世界的古典文学の名作が、現代人にとってリアルに楽しめる、光源氏を巡る性愛の一大活劇となった! -
下町の味、江戸っ子の意地! 江戸っ子に愛される味を生んだ笑いと涙の物語! 江戸は浅草・駒形にある〈どぜう屋〉の主人元七(三代目越後屋助七)は剣術と遊びにかまけて仕事はほったらかしの日々。しかし、黒船来航、大地震、ご一新へと、店も人も激動の世になると、江戸っ子の意地と持ち前の明るさで店を盛り立てようと奮起する――実在の老舗〈駒形どぜう〉を舞台にした、笑いと涙のグルメ時代小説。読めば必ず食べたくなる! 料理評論家・山本益博さんも舌鼓! 【目次】一、君は今 駒形あたり どぜう汁/二、アメリカが来ても日本はつつがなし/三、恋は思案の外 欲は分別の内/四、鯰もおごる神の留守事/五、鯨汁 椀を重ねて叱られる/六、冥土の旅へコロリ欠け落ち/七、きゅうりごしん しんごしん/八、風雷紙 身は灰となり風来人/九、江戸の豚 都の狆に追い出され/十、きんのと変わらぬけふの味/あとがきにかえて――<駒形どぜう>余話
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北海道旭川市を舞台に人間の「原罪」をテーマにした著者のデビュー作であり、代表作。
ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。
三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。
そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。
「三浦綾子電子全集」付録として、懸賞小説の当選発表記事や受賞の言葉などを収録! -
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もし、源氏物語の作中の女性たちが口を開いたら…。源氏物語に魅了された著者が、原作をすっかり消化したうえで、繭糸(まゆいと)を吐き出すようにして織りあげた源氏の君をめぐる恋愛小説。六条御息所、葵上、紫上、朧月夜の内侍、夕顔の侍女右近など、原作の展開に沿いつつ、物語を彩る女性たちの心情を語りの形式でつづってゆく。
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うま~い飯が、史実を変える? 期待の隠し玉新人が送る戦国×飯×エンタメ登場! ――超高身長・2メートル近い恵体を誇る管理栄養士・緒方直哉は悩んでいた。妹の結婚式を彩るウェディングケーキを兄自ら考案することになったのは良いものの、ちっとも納得のいくアイディアが浮かばない――巨体に似合わぬちまちまとした作業にせっせと熱を注いでいるうちに自宅のキッチンで転倒。気が付けばそこは……戦国時代の伊達藩だった!? 宴の最中に突然天井から降ってきた直哉の巨体は伊達政宗公に直撃。当然ながら刺客の類と疑われ、命を取られるギリギリの状態に追い込まれた直哉は、思わずはったりをかましてみる……「俺の料理で、伊達藩を強くしてみます!!」 自身の天下取りを信じてやまない独眼竜・伊達政宗をはじめ、冷静沈着・知将の片倉小十郎、超絶無口ですぐ切りかかる伊達成実、ぶっきらぼうでオカネ大好き・くの一の霞とともに疾風怒涛の飯三昧!! 「俺、結婚式、でれんの……?」
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冴えない男が姫君の「初物」を奪う
「そなたと、情交したい……」金も身分もない男が、姫や江戸の美女たちと……! 好色な父のせいで村を追われ、山で孤独に暮らす十郎。彼のもとへ、天から絢爛たる着物を着た女が降ってきた! なんと彼女は武家の姫君・田村小巻だという。輿入れに向かう途中で、つむじ風に巻き上げられ、崖から落ちてしまったようだ。気の進まぬ婚儀の末に、思わぬ男に初物を捧げるよりも命を救ってくれた十郎に報いたいと小巻の望むまま、身分違いを承知しつつ体を求め合うふたり。すっかり小巻に気に入られた十郎はその後、乳母の香穂、女武芸者の胡蝶、厨の奉公人である雪絵と小夜など小巻周辺の多彩な美女・美少女たちと情交を重ねていく。そんな十郎に、香穂と胡蝶から驚くべき依頼が……。エロスの名匠が情感たっぷりに描く時代官能の傑作!
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