『文芸・小説、小料理のどか屋 人情帖』の電子書籍一覧
1 ~45件目/全45件
-
気張れっ、前を追え!
大川での泳ぎくらべは三つ巴の接戦に!
江戸の新たな風物詩にと泳ぎ自慢が顔をそろえる。
のどか屋に任されたのは、つなぎ所のにぎり飯と水。
千吉たちの活躍はいかに?
江戸の夏。黒四組の発案で催されることとなったのは大川での泳ぎくらべだ。町方、火盗改方、火消し、三つの組が泳ぎを競う。のどか屋は吾妻橋、両国橋、永代橋のつなぎ所でにぎり飯と水をふるまう大切な役を担う。そんな折り、伝えられた長吉の訃報…。「一日一生」その日が一生と思って生きる。悲しみのなか、おちよは悔いなく生きようと顔を上げるのだった……。 -
盗賊「般若の千吉」現る。
尾張の悪VSのどか屋!
二人の千吉の勝敗は?
和気あふれる「のどか屋」に、剣呑な知らせが届いた。
たちの悪い盗賊が江戸に!
お国訛りを手がかりに、見事、お縄にできるか!?
のどか屋の万吉とおひなはそろって寺子屋に通うまでになり、母猫のこゆきは出産を待っている。穏やかな新年、なじみとなった越中富山の薬売り衆もやってきた。そんなのどか屋に万年同心・万年平之助が知らせてきたのは盗賊が江戸に流れ込んだという話。しかも、その名は「般若の千吉」。「親子の十手」にかけても捕縛の役に立ちたい千吉とのどか屋の面々に緊張が走る。
※本書登場の小料理※
《鰤の照り焼き》
鰤の切り身を平たい鍋で照り焼きにする。
しみでた脂はていねいに拭き取り、濃口醤油二、味醂二、酒二の割りに砂糖を足したたれを投入。
汁気がだんだん少なくなってきたら鰤を裏返し、煮汁をからめながらつややかに焼きあげる。 -
二代目千吉、上方へ!
各地で出会う人と味。
舌だめし旅の首尾は?
大和梨川藩主の参勤交代に「料理指南役」として同行。
行く先々で千吉を待つのは、初めての食材や名物料理。
のどか屋への土産は……?
*本書登場の小料理*
「二種の揚げ茄子」
・細かい切込みを入れ、ふっくら揚げた茄子に天盛りのおろし生姜を添える。醤油は別皿で。
・赤味噌に味醂を加え、だし汁でのばしてよく練った田楽味噌を揚げ茄子にからめ、紅生姜の松葉切りを添える。
のどか屋と縁の深い大和梨川藩主の筒堂出羽守良友が参勤交代で、国元へ帰るという。千吉はそれに同行。江戸から箱根を越え、上方に向かう道中での舌だめしでは忘れられない味の数々に出会う。上方の料理に加えて、東海道のうまいものづくしの旅。『料理早指南』のために帳面にも書き留めながら千吉の学びが続く。旅先では懐かしい人との再会も果たして…。 -
半鐘が鳴る。火事だ!
お助け屋台の粥が、人と人の心をつなぐ。
またしても襲いきた災禍…。
のどか屋に集まる人びとは炊き出しに、人探しに奔走。
助け合い、励まし合って、人情の町、江戸は負けず!
日の本のほうぼうで仏像を盗み出した悪党を捕らえるため黒四組の面々が活躍。はたして、みごと一件落者となるか……。
そして、程なく小石川から上がった火の手は日本橋から江戸橋へと帯となって広がっているという。命からがら逃げ出してきた者は、一夜の宿を求めて横山町にもやってきた。のどか屋では千吉を中心に炊き出しの屋台で人々に粥を振る舞うことに……。
――本書登場の小料理――
「鰹の手捏ね寿司膳」
鰹を醤油2、味醂1の割合のタレに漬ける。
程よく漬け込んだら、半量の鰹は身を崩さないように酢飯に混ぜ込み、残りを酢飯の上に並べ、青紫蘇、千切りにした生姜、炒った白胡麻などの薬味と合わせて食す。 -
猫はのどか屋の守り神。
代替わりが続いても、猫縁者の輪は繋がる!
今夏も千客万来ののどか屋。
やって来た泊まりの客は、上方訛りの二人組。
もしや影御用が探している「助け金騙し」の悪党か?
のどか屋は一に料理屋、二に旅籠、三に猫屋と言われるほど、初代ののどかから、猫を欠かしたことは一度もない。しかも、もらうと「福が来る」と言われる福猫だ。猫縁者は次々に広がり、のどか屋には今日も人情が溢れている。しかし、そんななか、災害に乗じて善意の者から「助け金」を騙し取る輩が出現。大おかみのおちよと二代目千吉の勘ばたらきが冴える!
《本書登場の小料理・茄子のはさみ揚げ》
鶏のひき肉にみじん切りの葱と生姜をまぜ、塩胡椒、醤油、味醂、胡麻油、溶き玉子を加えてよく練りタネに。
茄子はがくを落とし、縦に二つに切ってタネをはさみ、片栗粉をふってからりと揚げる。
盛り付けたら、彩りに紅生姜を添える。 -
藩主からの白羽の矢。
二代目に任されたのは、将棋の「勝負めし」だ!
将棋の対局の場に選ばれたのどか屋に現れた棋士は、髷を「桃割れ」に結った十四の娘。
いまひとつの対局は盲目の棋士とだという……。
のどか屋に大和梨川藩主筒堂出羽守が持ち込んだ話は「将棋の戦い」。勝てば御城将棋に臨めるという。藩主が白羽の矢を立てたのは将棋の名手、兵頭三之助。一戦目の対局の場として、のどか屋が選ばれた。勝負めしを供するのは二代目千吉。中食と八つどきの甘いものを膳立てするという大役だ。そして対局の日、現れたのは桃割れの髷にきれいな簪を挿した娘だった……。
~本書登場の小料理~
鰤の照り焼き
酒2、味醂5、醤油4に白身魚の骨を加え、あくを取りながら煮つめてこしたたれを作る。
ぶりの切り身に塩をふり、約30分ほどおく。
塩を洗い流し、水気を拭いて皮目に切り込みを入れ、酒でのばしたたれをつけて焼く。 -
信平は初陣の薬売り。
亡父への想いを胸に江戸の街を行く。
信平の父は時化にのまれ、江戸を見ることなく逝った。
信平を見守るのは父の親友。
懸命に薬売りに励むが、折しも捕物騒ぎが勃発!
日の本じゅう、津々浦々を旅する薬売りが久々にのどか屋に現れた。時を同じくして、黒四組が探索しているのは「上方訛り」の京から下ってきた悪党だという。なりは越中の薬売りだが、中身は上方からきた悪党どもを探し出すことはできるのか。「おいらたちの真似をするとは、許せねえっちゃ」と気概を示す越中の薬売りたちは果たして手柄を立てることができるか――。
*本書登場の小料理
「焼き茄子」
焼きたての茄子は水につけないで皮をむく。
熱いので、指のほうを水につけて、手際よく。
むけたら、へたを切り落とし、箸で四つに割く。
それを器に盛り、だしが二、濃口醤油が一の割り醤油をかける。
おろし生姜を添え、糸がきの鰹節をふわりと載せれば出来上がり。 -
料理人の腕くらべ再び。
二十年前には父時吉が、こたびは二代目千吉が。
江戸で指折の名店、三役格の旬屋のあるじ幾松と競う千吉。
腕くらべの結末は?
さらに幾松からの思いがけぬ申し出を受けた千吉は…。
かつて江戸の料理人による腕くらべがあった。通人の遊びとして年に一度行われていた。料理人を二人呼び、どちらの料理が勝るか判じて勝ったほうにほうびを与えるという通人らしい遊びだ。その後、料理人の数を増やし大がかりな腕くらべが……。もう二十年前の話だ。これに父の時吉が出て勝った。そして今、二代目の千吉に白羽の矢が立てられて……。
《本書登場の小料理》
・大根餅
大根おろしに細かく刻んだ干し海老を加え、片栗粉と塩を入れて火にかけ、粘り気が出るまで練る。これを広げ、こんがり焼き上がったら、食べやすい大きさに切り、醤油で食す。
(一口大に分けてもよい) -
中山道の奈良井宿から十二歳の梅次郎が一人、江戸へ料理の修業に!
料理自慢の老舗旅籠の主が中風で倒れ厨には立てない。
跡取り息子は父から料理を習いはじめたばかり。
このままでは店が潰れてしまう。
中山道で江戸から三十四番目の宿場が奈良井宿だ。京からでも三十番目になる。宿場町の外れに料理自慢の老舗旅籠「美杉屋」があるが、主が中風で倒れ厨には立てなくなってしまった。跡取り息子の梅次郎はまだ十二歳、料理を教えはじめたばかりだった。このままでは美杉屋の味が消えてしまう。そんな折、「のどか屋」の常連で幕府の御用を務める「黒四組」の面々がやって来て…。
*本書登場の小料理*
~新生姜と枝豆のかき揚げ~
新生姜は皮つきのまません切りにし、枝豆は固めに茹でておく。
揚げるときにも火が入るから固めでよくなる。
浅いおたまですくったものを鍋肌に沿わせるように入れる。
固まって浮いてから少しだけ揚げる。
出して油を切る。 -
人の情けの花が咲き、不思議な縁えにしで結ばれるのどか屋は心ほっこり。
火事で落命した父の敵討ちをしようと火消しになった双子の兄弟が、大火で親と
はぐれた双子の姉妹が手伝うのどか屋で出会い……。
のどか屋のおかみは十数年前、大火のなか、蔵のかげで泣いている双子の赤子あかごを見つけた。赤子は江美えみと戸美とみと名付け、有徳うとくの人、井筒いづつ屋にあずけられた。その十数年後、縁のあるのどか屋を手伝うことに。ここで新たなる縁が結ばれた。双子の姉妹を見初みそめたのは、双子の火消し兄弟。兄は竜太りゅうたで弟が卯之吉うのきち。二人の父はかつて火事にて落命。その敵討ちを志したというのである。
*焼き牡蠣飯かきめし*
牡蠣は大根おろしをからめて生臭さを取り、鍋に油を敷いて牡蠣を焼き、酒1、味醂2、濃口醤油1、一味唐辛子少々を加えた焼きだれを加えるのが骨法。
ほかほかのご飯に焼き牡蠣を載せ、焼きだれをかけて葱と針柚子を散らす。
(本書より) -
料理の修行中に死んだ兄の遺志を継いで六年、故郷の潮来で見世を!
潮来自慢の飯屋はここよ
酒も肴も江戸仕込み
田楽蒲焼き豆腐飯、蕎麦水団汁に餡巻きよ
兄にゆかりの益吉屋
潮来から料理修業のため江戸に来た益吉が病のため二十一の若さで亡くなり、その遺志を継いで出てきた弟の寅吉が六年の修業を終え、これから故郷に戻って見世を開こうとしている。寅吉が修行中の浅草長吉屋の長吉は、六年前に益吉の骨壺を届けられなかった悔い故、潮来まで同行するという。さらにはのどか屋の千吉に、一緒に行って見世びらきまで助けてやれというのだった。
*秋鯖の味噌煮(本書より)
――まずは切り身に塩を振ってから霜降りにしてやることだ。さらに生姜を加えて煮ると、青魚の臭みが抜けて、ちょうどいい塩梅になる。もう一つの勘どころは、煮汁に味噌を入れるのではなく、練り味噌を別につくってから加えることだ。 -
のどか屋と長吉屋の春夏秋冬の小料理が遂に早指南本となって。
あれも駄目これも駄目の天保の改革の締め付けの下、せめて家では名店の味を!
改革で廃業の人情本作者がのどか屋で見つけたのは?
早指南本『料理春秋』の準備が順調に進むなか、暗い顔をした総髪の客がのどか屋に入ってきた。人気人情本作者の吉岡春宵だ。これまではよかったが、天保の改革が春宵を襲った。人情本などまかりならぬと、百敲の刑を受けた。春宵は筆を折り、身投げの下見で大川端へ……。のどか屋の常連たちが、同じくお咎めを受けて噺家から屋台の蕎麦屋になった元松のことを話して…。
*秋刀魚のおろし煮(本書より)*
揚げたての秋刀魚を大根おろしで煮るとおいしい。からりと揚げた秋刀魚を、だし汁と味醂や醤油を加え、ひと煮立ち。そこへ大根おろしを加え、またひと煮立ちしたところで火から下ろし、青葱を加えて皿に盛る。 -
庄内藩に寝耳に水の命。
疲弊した川越へ国替え。三方領地替えを覆せ!
三代目を待つのどか屋にみちのく訛りの訳あり客。
百姓と雖も二君に仕えず!
越訴衆の江戸での秘策に、のどか屋の常連客らも……。
旅籠付き小料理のどか屋ではこの秋にやや子が生まれる。三代目を心待ちにしているのどか屋に、なにやら訳ありの、みちのく訛りの客が来た。庄内藩の百姓衆という。庄内藩には寝耳に水の沙汰が下されていた。裕福な庄内から疲弊した川越国替えだ。非道なる三方領地替えを沙汰止みに! 百姓と雖も二君に仕えずと、越訴衆は庄内から全国へ、そして江戸へ……。
*本書に登場する小料理*
・小鯵南蛮漬 ・枝豆海老かき揚げ ・穴子八幡巻き
・揚げ出し豆腐の梅肉かけ ・めで鯛づくし
・焼き茄子の煮浸し ・金平豆腐
・野菜の焼き浸し ・八杯豆腐 ・甘藷飯 -
大火を生きのびた赤子、双子の江美と戸美が、悪党退治の大手柄!
二人あわせて「江戸」となる江美と戸美は、のどか屋はじめ三軒の旅籠のかけもち手伝いに。
折しも上方から偽薬の悪党らが来て……!
岩本町で焼け出された先の大火のとき、のどか屋の時吉とおちよは一石橋の蔵のかげで泣いている双子の赤子を見つけた。見拾てはおけないから、保護して江美と戸美と名づけた。赤子は有徳の人、井筒屋の善兵衛にあずけられ、十三年が経った。双子の娘は、のどか屋はじめ三軒の旅籠をかけもちの手伝いに入って……。折しも上方から偽薬の悪党らが江戸にやってきたのである。
*本書に登場する小料理*
・海老と小柱のかき揚げ ・玉子粥 ・あさり玉子丼 ・常節の松笠煮
・白魚の筏焼き ・高野豆腐の揚げ煮 ・ 鰹の焼き霜づくり
・蛸と大豆のやわらか煮 ・胡瓜と竹輪の梅酢和え -
『豆腐百珍』の後追いで早指南本を出そうと版元がのどか屋へ……。
刀を包丁に持ち替えたとき時吉が禄を食んだ大和梨川藩の若き藩主が初めて江戸へ。
折しも「ご案内の辰」なる賊による拐かしが続出し……。
のどか屋の時吉がかつて禄を食んでいた大和梨川藩の殿さまが初めて江戸へ。先々代の殿の病床に「江戸の味」を届けに行った縁もあり、新任の殿さまは興味津々。早速、お忍びで、のどか屋へ……。折しも江戸では「ご案内の辰」 なる賊が身代金目当てに大店の隠居を拐かすべく、いいところへ御案内しますと駕籠をすすめて……。江戸見物に出かけた、お忍びの殿さまが狙われた。
本書に登場する小料理
・鯖と椎茸の挟み焼 ・牡蠣大根鍋 ・鯛の塩釜 ・蓮根の甘酢漬け
・だし巻き玉子 ・牡蠣飯 ・生麩の煮物 ・煮奴 ・蛸飯
・餡かけ揚げ蕎麦 ・里芋の田楽 ・焼き柿 ・甘藷飴煮 -
刀を包丁に替えた時吉とおちよの夢が叶った。
二代目の千吉が祝言!
初めて花板としてのどか屋の春を乗り切る千吉は……。
折しも道行く人をあおって恐怖を撒く大八車の暴挙に、黒四組下賜の十手が唸る!
元武家で、刀を包丁に持ち替えて料理人になった時吉は、師匠である長吉の娘のおちよと結ばれ、跡取り息子の千吉が生まれた。のどか屋は二度の大火で焼かれたが、多くの常連客に支えられ、旅籠付きの小料理のどか屋としていまものれんが続いている。来年からは、千吉がのどか屋の花板で、おようが若おかみ、おちよは大おかみだ。時吉はやがて長吉の見世を継ぐことに……。
*本書に登場する小料理*
・鯛の姿づくり ・赤飯折詰 ・寒鰤の炊き込みご飯 ・寒鮃の湯ぶり
・金麩羅 ・三色玉子焼き ・青柳の玉子とじ丼 ・海山雑炊と鯛煮麺
・七草ご飯 ・納豆の青紫蘇揚げ -
夏の誉れは若おかみ!
千吉の許嫁おようが、かわら版で大評判に…。
川開きの大川に身を投げた母と子を救わんとして、金槌の千吉が我を忘れ川へ。
溺れかける千吉を救うべく、おようはどう対処したか?
旅籠付き小料理のどか屋の二代目・千吉は両国の川開きの晩、許嫁のおようと花火見物に。大川端で二人は、小さな子を抱いて身を投げた母の姿を見てしまった。千吉は己が泳げぬ金槌なのも忘れて、大川へ……。救けようとしたものの溺れかける。おようは大声で叫んだ。あわてないで、とにかく浮かんで助けを待つように──と。だが、自らも足を滑らせて川のなかへ……。
~本書に登場する小料理~
・生姜の辛煮茶漬け ・蛸の小倉煮 ・浅蜊時雨焼き
・栗ご飯 ・青唐辛子の海老射込み ・焼き茄子の煮浸し
・鯵の押し寿司 ・冷やし鮑と玉豆炒め ・鯛酒蒸し -
命まで取られねえから、攻めるときは攻めろ。迷いを断って大勝負!
のどか屋の千吉は十六歳。
顔は幼いが料理は大人の味。
惹かれる手伝い娘おように他所から急な縁談が……。
迷った末に出した決意は?
のどか屋の常連、幕府黒四組のかしら安東満三郎が千吉らの前で言った──。おれも女房に声をかけるとき、迷った末に前へがっと進んだ。おれから声をかけたんだ。習いごとの帰りによくすれ違ってたから。あん時に吹いた風をまだ憶えてる。風が背中を押してくれたような気がした。ここを逃して、そのままべつべつの向きへ歩いて行ったら、もう縁はねえと思った──。
本書に登場する小料理
・鰯の雪花菜和え ・油揚げのどか丼 ・大根のほっこり蒸し
・海老三色煮 ・牡蠣の柚子釜づくり ・金目鯛紅白鍋
・寒鰤の味噌照り焼き ・鯖の味噌煮 ・寒鰈の三種盛り ・柿釜 -
上野黒門町の紅葉屋。茄子紺の作務衣の千吉、新装の見世で花板に!
女将は元味比べの女料理人。品川の店を潰され今の地に。
跡取りの丈吉はまだ十歳で修業中、行く行くは花板に。田楽と蒲焼きの店では……。
武士を捨て料理人となった磯貝徳右衛門は、神田横山町の旅籠付き小料理のどか屋の主。時吉と名を替え、おちよとの間にできた息子千吉は十五歳になった。祖父長吉の許で修業をしていた千吉に、縁あって“花板”の仕事が舞いこんだ。品川宿で田楽と蒲焼きの店を地攻めにあって潰された紅葉屋が、上野黒門町で再興できたのだ。跡取りが十歳のため、つなぎの花板の役が来たのだ。
* 本書に登場する小料理 *
・茸の炊き込みご飯 ・南瓜の印籠煮
・蛸大根 ・しめ鯖の辛子和え
・白魚と三つ葉のかき揚げ ・鮎の背越し
・鯛飯 ・銭鰹 ・山独活の三種漬け
・寒鰤の串焼き ・黒豆の長老喜添え -
味比べで時吉と闘った、女料理人と童の小店に、地攻め屋の悪辣な脅迫!
品川の「紅葉屋」九つの息子、「おいらは紅葉屋を継ぐ……」。
母と子の願いを叶えるべく、父時吉は捕物への助っ人で、伜千吉は“勘働き”で協力。
旅籠付き小料理のどか屋のあるじ時吉は、十年ほど前、江戸で一番の料理人を決める「味くらべ」に出たことがある。その折に闘った若き女料理人がその後、品川で夫と田楽と蒲焼きの見世「紅葉屋」を出し人気となった。だが夫が病で亡くなり、幼い童と二人、悪辣な地攻め屋に立ち退きを迫られている。縁あって、お上の「黒四組」から秘かに十手を預かっている時吉と息子の千吉は……。
*本書に登場する小料理
・帆立ての時雨煮 ・焼き茄子の煮浸し ・鯵の焼き霜造り
・蛸飯 ・黄金蓮根 ・蛸の小倉煮 ・岩魚の魚田
・鮑と胡瓜の辛し酢 ・鯛の納豆焼き ・豆腐の蒲焼き -
亡父の縁で娘料理人が、のどか屋の厨で修業!
千吉より一つ上の美人!
師匠の長吉が奢侈の咎で、江戸十里四方所払いに。
時吉は主なき長吉屋を護り、のどか屋は若き伜千吉に…。
何が起きても不思議はない。
のどか屋の主時吉の兄弟子・宗吉がのれんを出して三年で亡くなった。十四の跡取り娘は父の後を継いで料理人を目指している。やがて美人の娘料理人が、のどか屋の厨で修業に入ることに……。時吉の跡取り千吉は娘より一つ下。折しも奢侈禁止令の取締り激しきなか、師匠で長吉屋の主がひょんなことで江戸十里四方所払いに……。時吉は主なき長吉屋に、そして、のどか屋は…。
《本書に登場する小料理》
・牡蠣の時雨煮 ・鶏腿肉の竜田揚げ ・玉子のせ焼き飯
・平目のそぎ造り ・海老の鬼殻焼き ・牡蠣の葱味噌煮
・鶏の定家煮 ・真名鰹の味噌焼き ・鰤の照り焼き ・寒鰈の唐揚げ -
京から江戸へ二つの風。
凶暴な盗賊「嵐組」と、京都のどか屋の為助!
両国の川開きで沸き立つ宵、南新堀の下り酒問屋に賊!
黒装束の忍者に仮装の一味、花火見物衆の喝采を浴び、屋根船で酒問屋に押し込む!
旅籠付き小料理のどか屋のあるじ時吉を訪ねて、京ののどか屋から若い料理人為助が修業にやって来た。折しも幕府の黒四組のかしらで、のどか屋の常連の安東満三郎から、京の凶暴な盗賊「嵐組」が江戸に向かったという噂が入った。西からの二つの風。江戸じゅうが沸き立つ両国の川開きの宵、世にも大胆不敵な一味が花火見物衆の喝采を浴びつつ屋根船で酒問屋に押し込んだ。
本書に登場する小料理
・鯵の焼き霜造り ・鰹の銀皮造り ・鰤かぶら寿司
・海老の高野巻き ・茄子の芝海老しのび揚げ
・鯛ぞうめん ・鮪の納豆和え ・蛸のやわらか煮
・生姜ご飯 ・焼き茄子冷や汁 -
息子千吉が兄とも慕う修業先の兄弟子の身に思いがけぬ出来事が…
十歳になった跡取り息子は、浅草の祖父の長吉屋で修業。
大好きな兄弟子の益吉は、潮来から来た若き料理人。
故郷に店を出す夢が突然…
旅籠付き小料理のどか屋の跡取り息子・千吉は満で十、数えで十二歳。祖父の長吉が営む浅草の名店長吉屋へ修業に入ることになった。長吉屋へは関八州から料理人を志す者が修業にやってくる。長屋は三人で一部屋、兄弟子の一人は潮来から来た二十一歳の益吉、もう一人は房州館山の出で十五歳の信吉。いちばん年若の千吉の修業が始まった……。
《本書に登場する小料理》
・栗ごはん ・秋刀魚の蒲焼き ・鰈のみぞれ煮 ・焼き柿
・大根牡蠣鍋 ・大豆飯 ・鰤大根 ・鯛茶 ・蛸の酒ゆすぎ
・鮟鱇のどぶ鍋 ・呉汁の蕎麦水団汁 ・風呂吹き大根 ・筍穂先焼き -
のどか屋の看板猫が、江戸を護る猫地蔵に!
意外、これも御利益?
生まれ変わって、おいで! そんな願いが叶ったような不思議なことが重なって…。
旅籠付き小料理のどか屋に人情あふれる話が舞いこむ。
もと侍の料理人時吉と女房おちよ、息子千吉の旅籠付き小料理のどか屋の看板猫のどかが永眠。誰いうともなく祠と石の猫地蔵が祀られ、お参りの人も増えてきた。出会いがあれば、どうしったて別れも……。生まれ変わって、またここへ!そんな願いが叶ったような不思議なことが重なって、のどか屋に人情あふれる話が舞いこむようになった。
《本書に登場する小料理》
・江戸玉子 ・風呂吹き大根 ・人参の葉のかき揚げ
・高野豆腐と若布の煮物 ・海老の鬼殻焼き ・牡蠣のもろみ漬け
・蛸の酢味噌和え ・揚げ茄子 ・玉子粥
・鰤大根 ・蒟蒻の狸汁 ・豆腐飯 -
九歳の千吉が大手柄!
一茶ゆかりの地・流山で悪党の化けの皮を剥ぐ。
江戸の大火で悪党が近郊の野田、流山に移り、押し込み。
のどか屋常連の大橋季川が味醂造りの秋元家の句会に招かれ、同行した千吉は……。
旅籠付き小料理のどか屋の常連大橋季川は、のどか屋を常宿にしている江戸近郊流山の味醂づくり秋元家の句会に宗匠として招かれた。ただし江戸の大火で焼け出された悪党が近場の野田や流山に移り、押し込みを続けているという。のどか屋のあるじ時吉は、一人息子で満九歳の千吉、大橋季川と流山へと旅立った。秋元家は俳人小林一茶の後ろ盾だったという。
本書に登場する小料理
・青蕗の鯛皮八幡巻き ・伊勢豆腐 ・長芋の梅肉和え
・穴子と胡瓜の酢の物 ・お宝煮(油揚げ袋煮)・西瓜糖
・海老と若布の黄身酢 ・梅おかか焼き飯 ・豆腐焼き素麺 -
せがれに成りすまして年寄から銭を騙し取る悪い奴は許せない!
造り酒屋「武蔵屋」の老主に家を出た末っ子から文が…。
博打負けた二百両を使いの者に渡してほしいという。相談を受けた時吉らは……。
江戸近郊の造り酒屋「武蔵屋」に家を飛び出した末っ子から文が届いた。博打でつくった二百両を使いの者に渡してほしいというのだ。旅籠付き小料理のどか屋の時吉は常連の大橋季川から相談を受け、文の背後に“からくり”を感じ取って……。せがれに成りすまして年寄りから銭を騙し取る悪い奴は許せない――。刀を包丁に持ちかえた元侍の料理人が立ち上がる。
《本書に登場する小料理》
・鯵大葉包み揚げ ・小鮎南蛮漬け ・高野豆腐黄金煮
・おでん串鍋 ・穴子づくし品川膳 ・江戸焼き飯
・秋刀魚照り焼き丼 ・奈良漬け茶漬 ・酒粕味噌胡桃和え ・鯛飯 -
皿を食わせるのかと、客が怒る老舗京料理屋。時吉に立て直せるか?
このままでは店が潰れる! 客をも見下す大女将と板長。
二人の料簡違いを窘めんと、跡取りの願いで時吉は京へ。事態は思わぬ展開をみせ…。
時吉とおちよの旅籠付き小料理のどか屋に、京から老舗料理屋の跡取りが訪ねてきた。時吉の料理の師・長吉が若い頃に修業した四条大宮の宮戸屋の若旦那・京造だった。父の死後、母と板長が形にこだわって心のこもらぬ料理しか出さぬので、客が怒って、このままでは店が潰れてしまう。なんとか料簡違いを窘めて店を立て直してほしいというのだ。時吉は京に行ったものの……。
~本書に登場する小料理~
・蛸のやわらか煮 ・蓮根せんべい ・烏賊の黄金扇 ・狸汁
・常節の鹿の子煮 ・椎茸雑炊 ・里芋の柚子味噌がけ
・秋刀魚の菊花巻き ・穴子の八幡巻き ・翡翠揚げ松葉刺し -
夜中に宿の床を出た客、思い詰めた顔で大川へ。
気づいた千吉が追う!
死にそこなった素人落語家浅草亭夢松は元乾物屋の主。身投げ騒動の続く大川端に「動く自身番」の旨い物屋台を出さないかと誘われて…。
元大和梨川藩の磯貝徳右衛門は侍を捨て、料理人時吉となった。女房おちよと旅籠付き小料理のどか屋を開き人気を博している。そんなのどか屋に素人落語家で元乾物屋主の元松が宿をとった。夜ふけて元松は起きだし、思い詰めた顔で大川に向かった。これに気づいた、のどか屋の一人息子千吉は後を追う。不自由な左足で必死に走る。噺家のおじちゃんが死んじゃう。
《本書に登場する小料理》
・加丹生煮(かにぶに)蟹と蕪 ・蛤の酒蒸し
・寒鮃の竜皮昆布巻き ・牡蠣飯 ・牡蠣の浅草揚げ
・昆布の寿揚げ ・鯛の雪化粧蒸し ・細魚の糸造り
・牡蠣大根鍋 ・寒鰤の照り焼き -
親が子の跡を継ぐ!?
何かを始めるのに遅すぎることはない!
女房子供を捨てて出奔した浮世絵版木彫りの名人。
江戸に戻って目にしたのは、大工修業中の息子が遺した大火で焼け焦げた鉋…。
侍を捨て料理人となった時吉とおちよの、旅籠付き小料理屋のどか屋を手伝うおしんは、出奔中の父を両国橋で見かけた。声をかけたが逃げ去られた。父は浮世絵版木彫りの名人だったが、故あって家を捨てていた。おしんの弟は大工修業中に大火にあい、亡くなっていた。江戸に戻った父が目にしたのは、十七歳で死んだ息子が遺した、焼け焦げた鉋(かんな)だった。鉋を懐にした父は……。
《本書に登場する小料理》
・鯵のなめろう ・甘藷の胡麻揚げ ・謎の豆腐汁 ・茸の炊き込みご飯
・夫婦雛玉子 ・源氏柿 ・蛸大根 ・蓮根の海老はさみ揚げ ・牡蠣飯
・宿直(とのい)弁当 ・伊勢海老の具足煮椀 -
結城紬の里に出現した、もう一つののどか屋!
背後に訳ありの「大殿」
時吉は、野田の醤油醸造元へ息子千吉を連れて出張料理。
桜満開の土手で極楽花見重。
足を延ばして結城へ行くと店から豆腐飯のいい香り…。
時吉とおちよの旅籠付き小料理のどか屋に、結城の紬問屋の主従と称する二人連れが泊まった。なにやら商人らしからぬ二人は、のどか屋名物の豆腐飯の朝膳に「大旦那さまも、さぞやお気に召すだろう」といって、身支度をして帰っていった。桜の季節、時吉は野田の醤油醸造元から招かれ、息子千吉を連れて出張料理に出かけた。その折、足を延ばした結城で…。
《本書に登場する小料理》
・江戸焼き飯 ・桜海老のかき揚げ ・筍膳
・高野豆腐のふわたまがけ ・天保の『天』寿司
・牡蠣の時雨煮 ・豆腐飯 ・極楽花見重
・平目の梅肉漬け ・鰻の佃煮 ・鱚の揚げ煮 -
魚の目が怖いと怯える奇妙な料理人見習いは、大磯の船宿の跡取り!
江戸で唯一の旅籠付き小料理のどか屋に、同心が駆けこんだ。
大川端に書き置きを残して、のどか屋の見習いが消えたというのである。
江戸で二度の大火を経て、元侍の時吉とおちよの「のどか屋」は、これまで前例のない「旅籠付き小料理屋」となった。そこへ、大磯の網元船宿の跡取り由吉が見習いとして修業のためにやって来た。この由吉、料理の腕はそこそこなのだが、なぜか魚をさばく段になると、立ちすくんでしまう。魚の目が怖くて、かわいそうだというのである。そんなある日……。
《本書に登場する小料理》
・長芋の小判焼き ・鰹の皮の葱巻き ・白魚づくし
・筍の姫皮の梅肉和え ・蕪と油揚げのほっこり煮
・豆腐飯 ・心の茶碗蒸し ・鯛飯 ・平目の三種盛り
・胡椒飯 ・小鯵の南蛮漬け -
十四歳の娘の弟子入りを頑なに拒む老絵師の心の扉を開くのは?
旅籠付き小料理のどか屋に兄の形見の絵筆を胸にした娘と父母が宿をとった。
同じ日、上州から船大工を名乗る五人組が投宿して……。
刀を包丁に持ち替え江戸に出て料理人となった時吉とおちよの旅籠付き小料理のどか屋に、十四歳の娘を連れた両親が宿をとった。娘はけなげにも、兄の形見の絵筆を胸に、根岸に住む八十過ぎの老絵師の弟子になりたいと願う。同じ日、上州から来たという五人組の船大工が投宿した。ところがこの五人、なにやら素振りがいぶかしい。二組の“訳あり”の投宿者に何が起こるのか。
《本書に登場する小料理》
◎彩り焼き(海老・玉子・葱)
◎松茸飯
◎加須天以羅芋
◎鰯の卯の花和え
◎甘薯づくし(蒲鉾芋・五色芋・海苔巻き芋・芋金団)
◎穴子づくし
◎秋刀魚の菊巻き
◎耳うどん鍋
◎海苔飯 -
江戸で唯一、初めての旅籠付き小料理屋! 新たなる挑戦が始まる。
大火で焼失したのどか屋の思いもよらぬ再建策――!
辛い坂道で後ろから荷を押してくれるような料理屋の宿に、訳ありの家族客が…。
侍を捨て江戸に出て料理人となった時吉と女房のおちよの岩本町の小料理のどか屋は、大火で焼け落ちた。紆余曲折があり、さまざまな人の助けも得て、のどか屋は横山町に旅籠付きの小料理屋として再開することになった。辛い坂道で後ろから荷を押してくれるような料理が評判の「ほっこり宿」に安房の館山から来たという、なにやら訳ありの三人の親子連れが草鞋をぬいだが……。
******今回登場するお料理******
◎砂金(さきん)寿司 ◎豆腐飯 ◎鰯の蒲焼き
◎枝豆のかき揚げ ◎鮎の胡椒酒焼き
◎蛤寿司 ◎小竹葉豆腐 ◎かくや丼
◎穴子の八幡巻き ◎鰹のいぶし造り
◎夕鯵なめろう ◎鱸の蓼味噌焼き
********************* -
大火に逃げ惑う人々。でも人の情がある限り江戸の町は負けない!
のどか屋が焼け落ちても、身ひとつ、命さえ助かれば、いくらでもやり直せる!
……と、赤子の泣き声が。捨て子? 放ってはおけない。
武士を捨て江戸に出て料理人となった時吉は、女房おちよと岩本町で小料理のどか屋を営んでいる。昼飯の客で賑わう見世に、半鐘の音が飛び込んできた。火は近い。早く逃げないと大変なことになる。背に小さな倅を背負い、女房と風下に向かって逃げ出した。……と、火の粉が舞う道の端から赤子の泣き声が聞こえる。捨て子か、双子の赤子だ。放ってはおけない。
《今回登場するお料理》
昼御膳(若芽雑炊・焼き魚・切干大根煮付け)
山家(さんか)寿司
寒鰤の照り焼き
たたき牛蒡の胡麻酢和え
炒め飯
ほうとう鍋
おでん鍋
幸い飯(大根菜飯)
風呂吹き大根 -
愛娘と恋女房を残して旅から旅の古参料理人。
胸に迫るは望郷の想い。
侍を捨て料理人となった時吉とちよの「のどか屋」に包丁一本を晒に巻いた凄腕の料理人が舞い込んだ。
小田原を出て二十年という。
侍の身分を捨て江戸に出て料理人となった時吉と女房おちよの「のどか屋」に、尾羽打ち枯らした古参の料理人が舞い込んだ。小田原で料理の店を出していたが、二十年前に包丁一本を晒に巻いて、味の修行の旅に出たという。残してきた愛娘と恋女房への想いは深まるばかりだが、近くまで行っても、今さら会えぬと強がりを言っていたのだが……。
****今回登場するお料理****
薄切り野菜の煎餅
鱚の金麩羅(きんぷら)
帆立貝の炊きこみご飯
焼き柿
小判焼き(出し巻き玉子)
紅煮(くれないに)
鞍馬ごはん
平貝(たいらがい)の西京焼き
甘鯛の蕉蒸し
高野豆腐の唐揚
****************** -
山間の小藩、大和梨川藩城代組小頭の磯貝徳右衛門は、故あって武士を捨て江戸に出、料理人時吉となった。今は女房のおちよとともに岩本町にその見世ありと評判の小料理のどか屋のあるじである。そこに常連の二人の大和梨川藩士が顔を見せて、相談事があるという。遠い国許で闘病中の藩主に、身罷られる前にもう一度、江戸の料理を食していただきたいというのである。
-
刀を包丁に持ち替えた元武士の料理人時吉が大川の土手を歩いていると突然、激しい雷鳴が轟きわたり目もくらむ閃光が走った。……と、稲妻に照らされた草むらに若い男が倒れている。男を駕籠で己れの店、小料理のどか屋に連れ帰った時吉は、正気づいた男から、世にも不思議な話を聞かされた。男は時吉たちの末裔だというのだ。しかもそれを裏づける事実が次々と……。
・キャンペーンの内容や期間は予告なく変更する場合があります。
・コインUP表示がある場合、ご購入時に付与されるキャンペーン分のコインは期間限定コインです。詳しくはこちら
・決済時に商品の合計税抜金額に対して課税するため、作品詳細ページの表示価格と差が生じる場合がございます。
