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『文芸・小説、エッセイ、哲学』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全203件

  • シリーズ5冊
    638825(税込)
    著:
    阿刀田高
    レーベル: ――
    出版社: 新潮社

    「旧約聖書」を読んだことがありますか? 天地創造を扱う創世記あたりはともかく、面倒なレビ記申命記付近で挫折という方に福音です! 預言書を競馬になぞらえ、ヨブ記をミュージカルに仕立て、全体の構成をするめにたとえ――あらゆる意味での西欧の原点「旧約聖書」の世界を、枝葉末節は切り捨て、エッセンスのみを抽出して解説した、阿刀田式古典ダイジェストの決定版。
  • 『昆虫記』のほかにも多くの科学入門書を残したファーブル。優しく語りかけるスタイルで、植物の神秘的な生命のしくみを解き明かす。
  • もっと若い時に読んでいれば…

    「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくした。自分の頭で考えたアイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?――広い視野とシャープな論理で自らの体験をもとに提示し、圧倒的支持を得る「思考法」入門書が「新版」で登場。
  • 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『それから』『こころ』『明暗』など、100年以上読み継がれる多くの名作を生み出し、近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石。後期三部作の一つ『こころ』を収録。
  • 1,760(税込)
    著者:
    養老孟司
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    自分を自由にしてくれる
    養老流ものの見方、考え方。

    「わかる」とはどういうことなのか、それが「わからない」。
    じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。
    それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。
    訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より)

    学ぶことは「わかる」の基礎になる
    考えることが自分を育てる

    ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。
    養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。
    養老先生が自然界や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方について解説した1冊。
  • シリーズ34冊
    7742,090(税込)

    ワイルド、ロレンス、フォースターら、近代英米文学の巨匠たちの「ゲイ小説」が一堂に会して登場。大作家の「読み直し」として、またゲイ文学の「古典」としても必読の書。これぞゲイ・キャノン。
  • 「勉強」が気になっているすべての人へ!

    勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。
    勉強とは、かつての自分を失うことである。

    深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、
    それは恐るべき快楽に身を浸すことである。
    そして何か新しい生き方を求めるときが、
    勉強に取り組む最高のチャンスとなる。

    日本の思想界をリードする気鋭の哲学者が、
    独学で勉強するための方法論を追究した本格的勉強論!
    文庫本書き下ろしの「補章」が加わった完全版。

    解説・佐藤優

    ※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本を基にした増補文庫版を底本としています。
  • 「名探偵コナン」のプロデューサーが語るアニメ業界ちょっといい話の数々

    声優をはじめ監督、製作者、漫画家などアニメを巡る関係者の素顔を書いた人気ブログがついに1冊に。「名探偵コナン」の名プロデューサーがそっと教える泣ける話、笑える話、いい話の数々。
  • シリーズ5冊
    1,5401,595(税込)
    編:
    文藝編集部
    レーベル: ――

    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【創作】
    古谷田奈月「うた子と獅子男」
    追い追われる獣たちの魂の咆哮。350枚一挙掲載!
    顔を上げ、遠くを見て、逃げろうた子――。安居酒屋〈宵吉〉で働く獅子男は、繁華街で高校生のうた子を拾った。バイト先を紹介し護身術を教え込むが、彼女はむしろ暴力に爛々と目を輝かせる。「うた子がいいって言ってんならよくない?」。周囲に擬態し、与えられた身体で世界をサバイバルする者たちの、夢なき人生の逃走。生と暴力の火花が飛び散る注目作!

    【新連載】
    円城塔「ホモ・ネクロ」【第1回】モナリザの夏
    岸本佐知子 尻 on fire 日記【第1回】

    【創作】
    桜庭一樹「アンチの恋」×斜線堂有紀「私は呪い、君は愛。」
    山崎ナオコーラ「すべてが友情(後篇)」

    文藝賞新選考委員発表・第63回文藝賞応募規定

    【特集1 働く×ためらう】
    ◎対談
    鈴木涼美×勅使川原真衣「能力主義から降りる 傷つきを語る、もうひとりのわたし」
    ◎創作
    長井短「すべてくれてやるから」
    ある本屋で「ご主人」に買われていった「俺」。だが多忙なご主人はなかなか俺を読んでくれない。部屋中に積まれた本たちと共にご主人に振り向いてもらおうと頑張る俺だが、過労のご主人はどんどん様子がおかしくなっていき――。
    石田夏穂「ボットちゃん」
    李龍徳「どうか大いなる哀れみを我らに」
    大崎清夏「忘れもの」
    竹中優子「骨折」
    ◎エッセイ
    ゆっきゅん「あたしのまま働くんだ!」
    草野なつか「反母性信仰考」
    ◎特別企画
    麻布競馬場+鈴木祐「文学好きに薦めるビジネス書×ビジネス書好きに薦める文学12冊」

    【特集2 ドゥルーズ生誕100周年 終わりなき生成変化】
    ◎対談
    千葉雅也×福尾匠「芸術以後、哲学以後 101年目の横断」
    ◎エッセイ
    佐藤究「風、息吹、地獄、窓」
    町屋良平「意思批判としての小説 ドゥルーズ+ ガタリ、カフカ、青木淳悟」
    荘子it「アンチ・オイディプスの音楽」
    ◎論考
    髙山花子「誰かの夢の書き起こし」

    【特別企画 東京の午後を散歩する】 
    柴崎友香「歩くと思い出す」
    パク・ソルメ 斎藤真理子 訳 「野菜の買い物」

    【連載】
    絲山秋子「細長い場所」【最終回】過去はただの夢
    皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第7回】
    朝吹真理子「ゆめ」【第8回】
    山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年12月〜2025年2月
    この装幀がすごい!【第15回】ゲスト 津野青嵐/川名潤・佐藤亜沙美

    【季評】
    水上文「たったひとり、私だけの部屋で 危機と文学」2024年12月~2025年2月

    【書評】
    村田沙耶香『世界99』【評】高山羽根子
    柴崎友香『遠くまで歩く』【評】小田原のどか
    金原ひとみ『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』【評】瀬戸夏子
    山下澄人『わたしハ強ク・歌ウ』【評】小森はるか
    羽田圭介『バックミラー』【評】燃え殻
    朝比奈秋『受け手のいない祈り』【評】上田岳弘
    滝口悠生『たのしい保育園』【評】東直子
    金子薫『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』【評】小川公代
    大前粟生『物語じゃないただの傷』【評】星野概念
  • 仕事での大失敗、大切な人を失う経験、家族との諍いなど、
    人生の困難に直面したとき、どう受け止め、どう生きていくのか──。
    多くの人の胸に静かに届いてきたエッセイ集が、長文の新原稿を増補してリニューアル。


    【本文より】
    「悲しむ者は、生きるちからを失っているのではない。
    悲しみの底を歩いたことのある者たちは、悲しみこそがちからであることを知っている。」

    *****

    【目次】
    言葉の護符
    根を探す
    燃える石
    天来の使者
    働く意味
    未知なる徳
    書けない日々
    苦い言葉
    言葉を紡ぐ
    読まない本
    未知なる父
    痛みの意味
    天命を知る
    生かされて生きる
    色をいただく
    一期一会
    黄金のコトバ
    姿なき友
    信と知
    メロスの回心
    眼を開く
    自己への信頼
    彼方のコトバ
    言葉の種子
    あとがき

    詩が悲しみに寄り添えるなら
    こころの奥に湧く清き水 増補版あとがき
    『言葉の贈り物』ブックリスト

    *****
  • 1,650(税込)
    著者:
    佐藤愛子
    レーベル: ――

    「人生のつまずきは、新しい人生へ向かう『契機』にすぎない。」

    日々がんばっているのに報われない。世間の「常識」や「らしさ」に縛られて息苦しい……。
    そんな閉塞感を一刀両断し、明日への活力を注入してくれるのが、直木賞作家・佐藤愛子の「生きる戦術」です。

    本書は、波乱万丈な半生を歩んできた著者が放つ、魂の応援歌。
    二度の結婚と破綻、借金、そして破天荒な文学一家「佐藤家」の愛憎劇――。
    数々の苦難をくぐり抜けてきた著者は、「人生のつまずきは、新しい人生へ向かう一つの契機にほかならない」と力強く断言します。

    「人間は、決して血液型のように決められるものではない。善にせよ悪にせよ、無限の可能性を持っているのだ」

    世間の目に振り回されず、ままならない自分を丸ごと「面白がる」こと。
    著者のユーモア溢れる毒舌と、困難に立ち向かう「敢闘精神」に触れれば、読後は不思議と肩の荷が下り、視界がパッと開けるはずです。

    「老い方」が静かな覚悟なら、この本は「どう生きるか」を問い直す攻めの哲学。
    人生の曲がり角に立つすべての人に贈る、痛快無比な人生論です。
  • 渓流釣りは著者生涯にわたる趣味であると同時にフィールドワークであった。今西自然学の傍流に位置しながらも、終生追究し続けた“渓魚の生態”と随想。解説=木村英造
  • シリーズ50冊
    8381,320(税込)
    著:
    長谷川櫂
    レーベル: ――
    出版社: NHK出版

    大震災後に歩む、芭蕉の「みちのく」
    松尾芭蕉の『おくのほそ道』は単なる紀行文ではなく、周到に構成され、虚実が入り交じる文学作品である。東日本大震災の被災地とも重なる芭蕉の旅の道行きをたどり、「かるみ」を獲得するに至るまでの思考の痕跡を探る。ブックス特別章として、芭蕉による『おくのほそ道』全文を収載。

    [内容]
    はじめに―『おくのほそ道』への旅
    第1章 心の世界を開く
    第2章 時の無常を知る
    第3章 宇宙と出会う
    第4章 別れを越えて
    ブックス特別章 『おくのほそ道』全文
    松尾芭蕉 略年譜
    あとがき
  • 2,200(税込)
    著者:
    シャルル・ペパン
    翻訳:
    永田千奈
    レーベル: ――
    出版社: 草思社

    過去とうまく向き合うことが、前へ向かって進むこと。哲学、文学、映画、音楽、スポーツにおいて明かされてきた知恵を、最先端の認知神経科学やそれに基づくセラピーの知見に照らし合わせながら、上手に過去と対話し、幸せに生きていくための方法論を考察する。

    過去とうまく向き合うことが、前へ向かって進むこと。

    哲学、文学、映画、音楽、スポーツにおいて明かされてきた知恵を、
    最先端の認知神経科学やそれに基づくセラピーの知見に照らし合わせながら、
    上手に過去と対話し、幸せに生きていくための方法論を考察する。

    フランスの人気哲学者による、大人のための哲学エッセイ。

    【目次より】
    第一章 ベルクソンの天才的直観
    第二章 あらゆるかたちで浮かぶ過去
    第三章 過去は現在への扉
    第四章 アイデンティティの基盤としての過去
    第五章 過去に背を向ける
    第六章 過去に支えられる
    第七章 過去に介入する
    第八章 過去とともに歩む

    【本文より】
    ひとつめは過去へのアプローチ。過去を受け入れ、書き換える動きといってもいい。
    過去とは旅への誘いであると同時に改変可能な素材でもある。この素材を通して人は、自分が継承したものを理解し、それをいかにして身につけてきたかを知る。

    二つめは未来へのアプローチ。行動だ。
    過去を創造的に捉え直し、新たな体験を重ね、新たな記憶をストックすることで行動に移る。
    行動の積み重ねには時間がかかることも承知しておかなければならない。過去から新たなものを生み出し、継承から創造に移るにはタイミングが重要だが、こればかりは必ずしも自分で選べるわけではない。

    三つめは世界や他者など、外へのアプローチ。
    心を開くことで、ひとつめのアプローチから二つめへとスムーズに移行できるようになる。
    実際、過去を適切な場所に整理し、ルサンチマンの罠を避け、受容から行動へとステップ・アップするには、他者や世界に関心を向けるのが最善策となる。
  • 「知の巨人」養老孟司×「ホラー漫画の神様」楳図かずお
    異色の二人が「脳」をモノサシに、人間の本質を解き明かす刺激的対談!

    「すべては脳の産物である」―― 。解剖学者・養老孟司が提唱し、世間に衝撃を与えた『唯脳論』の世界。
    その深遠な思想に、「自分という怖さ」に興味を抱く作家・楳図かずおが迫ります 。
    なぜ人は「怖い」と感じるのか? 表現の根源にある脳の働きとは何か? 異色の対話から、驚きの真実が次々と浮かび上がります。

    なぜ日本人はこれほどまでに漫画に熱狂するのか?その秘密は、漢字と仮名を脳の二箇所で読み分ける日本人の特殊な脳の働きにありました。
    「漫画の吹き出しは漢字のルビと同じ構造である」という驚きの分析から、現代都市が「脳」そのものであるという文明論まで、話題は縦横無尽に広がります。

    私たちが現代社会で感じる「窒息感」の正体とは。
    すべてが予測可能でマニュアル化された「脳の中」のような世界で 、楳図氏が描き続けてきた「恐怖」こそが、失われつつある本来の人間性を呼び覚まします 。
    一見難解な『唯脳論』が、二人のエキサイティングな対話を通じて驚くほど「やさしく」、そして刺激的に解き明かされていきます。

    漫画・アートファンはもちろん、現代社会論に関心のある方まで、知的好奇心を刺激する話題が満載の一冊。
  • 祝102歳!
    人生は、思いどおりにならない。だから面白い。
    常識も建前も一刀両断する、佐藤愛子の痛快エッセイ。

    「便利・快適・豊か」な暮らしを求めて、日本中がどこかへ流されているのではないか? 自身の生活や社会の風潮に対して「待った」をかけ、独自の視点で斬り込む痛快エッセイ集。

    家庭、親子、夫婦、男女、老い、社会。
    誰もが「そうは言っても…」と飲み込んできた本音を、遠慮も配慮もなく、真正面から叩きつけます。
    常識、建前、世間体――そんなものに人生を預けてたまるか、と言わんばかりの豪快エピソードが満載!

    夫の会社の倒産、借金、家族の問題、理不尽な社会。
    修羅場をくぐり抜けてきたからこそ言える言葉が、容赦なく、しかし抜群に面白い。

    読めば、気分がスカッとする。
    悩みが消えるわけじゃないが、「まあ、どうにかなるか」と思えてくる。

    人生に正解はない。
    だから――『こんな暮らし方もある』。
  • 1,870(税込)
    著者:
    養老孟司
    著者:
    内田樹
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    円熟の知的掛け合い

    人と社会の在り方を問う

    生き方、選挙と情動、子育て、言語と文体、病気と死、自然との対話、芸術と教養……
    二人の思想家が森羅万象を語り尽くす

    日本人が今見失っているものとは何か?
    令和ニッポンを生き抜くためのヒントが満載!

    第一章 情念と政治
    第二章 陰謀論の時代をどう生きるか? ~求められる「感情教育」
    第三章 居心地の悪い社会 ~子どもの自殺を考える
    第四章 言葉の身体性
    第五章 自然に学び、日本人が立ち返る場所を考える
    終  章 死に直面して考えたこと
  • ◆NHK「100分de名著」の人気指南役が贈る、待望のエッセイ集◆

    ──あなたは、何を伝えたかったのだろう。
    あの日、贈られた言葉や、まなざしの意味を、時をこえて抱きしめる。

    ***

    【本文より】
    彼女のためだったらできることは何でもする、そう心に決めて毎日を生きていたが、そうした思いを、はるかに超えるような強度で、彼女は、私のために全身全霊で生きていた。そのことにこのときまで気が付けなかった。

    ***
  • これまでに見たことのない【あの流哲学書】

    前例やルールに縛られず、自由な表現で構成された、これまでに見たことのない【あの流哲学書】
  • 初期から晩年までのエッセイ25篇を精選。未邦訳作品も多数収録し、現代に通ずるウルフの思想にふれるオリジナル・アンソロジー。
  • 人気雑草博士が綴る、植物に学ぶ賢い老い方。

    年を取っても前向きに生きなければならないと言われる。
    そうだろうか?

    仕事をこなすのは嫌いではなかった。
    さまざまな目標を設定しては、そこに向かって頑張った。
    が、達成しても、目の前に現れるのは、ただ次の目標だけだった。
    それが私の人生前半のことである。
    しかし、ふと後半戦に差し掛かったとき、私はその先に、ゴールがないことがわかった。
    (「まえがき」より)

    静岡大学で雑草学研究室を主宰しながら植物や生き物の本を書き続けてきた著者が、
    それらの生きざまや死にざまを見て学んだ、人生後半の大事なこと。
    しっかりと年を取り、しっかりと次のステージを迎え、実らせるーーそして
    美しい風景をゆっくり見るための、静かで賢い老い方とは?

    もう競争のリングから降りて、評価と勝ち負けにこだわらない、
    そんな“人生後半の坂道”を豊かにくだろうとする人に贈る、雑草博士からのメッセージ。
  • 日常生活の中で、「何か変だ」「話の筋が通らない」と感じる事象に直面し、その問題や課題にどう対処してよいか分からないことがしばしばある。そんなとき、私は素人なりにどうして「筋の通らない話」になるのか、「どうしたら筋が通る話になるのか」などその理由を考えたし、これからもそうするだろう。
     そんなときの考え方の基本を検討した。理屈は分からないが何かおかしい、と多くの人が感じることは、やはり世の中にとって良いことではないとするのが一つの世論である。その世論を追求することを素人学と呼んで、その理由を考える指針を本書に示した。
     2020年4月1日、政府の中央防災会議は富士山の大規模噴火が発生した時の、首都圏の被害推定を一斉に報じた。その中で数百年から1000年に1回ぐらいは起こる巨大噴火では、流れ出した溶岩が神奈川県にまで達すると報じられた。神奈川県の自治体にとって、富士山からの溶岩流が県境を越えてくることなど想像しなかったことであった。
     論理的には各自治体は溶岩流入に対し、最悪の事態を想定し対処すべきだ。しかし、現在自治体にとって必要な対策は、その自治体の最も若い職員が定年になる30年か40年先程度ではないか。それが彼らの思考範囲で、それ以上長い期間に対しては、現在の自治体が考えることは無意味に近い。しかし、1000年に一度の現象が明日起こるかもしれない。そんな場合、どのように考え、対処していったらよいのだろうか。このような問題に素人がどう対処すべきか、その考え方を素人学として第1部で考えてみた。
     中国で2029年から始まったコロナパンデミック(COVID-19)は、翌2020年2月には日本でも広がり始めた。メディアは連日、この新しい感染症の報道を始めた。ところが、テレビで解説する専門家の話も、首相以下政府関係者の話も、私は理解できないことが多かった。時を同じくしてオリンピックやパラリンピックが問題を含みながらも開催された。そしてようやくなぜ私は理解できなかったのか、その原因が分かってきた。ほかの問題にも応用ができると考え第2部にまとめた。
     コロナ禍がようやく峠を越えた2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。軍人ばかりでなく女性や子供を含む多くの民間人が犠牲になり、プーチン大統領という独裁者の野望達成のための悲劇と世界中の心ある人々は、自分が何もできないことに切歯扼腕していた。その1年半後10月7日、パレスチナ・ガザ地区からイスラエルへの砲撃が起こり、200名を超える人々がパレスチナに拉致され、イスラエルが反撃を開始した。ハマスを掃討するというガザ地区内でのイスラエルの攻撃は熾烈を極め、多くの民間人が犠牲となった。この2つの戦争から得た素人学的な結論は、戦争を止めさせる、戦争を起こさせない力を発揮できるのは「女性だけである」となった。その詳細は第3部に詳述したが、結果的には本書の最大の目的になった。「戦争の無い世界の創造は、女性たちが世界のリーダーになること」が1つの結論である。
  • ことばと出会い、ことばと育ち、
    ことばを疑い、ことばを信じた。

    『水中の哲学者たち』で一躍話題となった著者は、
    ことばに支えられながら、世界を見つめ続ける――。
    過去から現在までの著者自身を縦断し、
    読者とともにこの社会を考える珠玉のエッセイ集。

    【第一部 問いはかくれている】
    日々生まれる「新語」。
    新語は、現代社会が必要とするから生まれるはず――。
    けれど、なぜ私たちはそのことばを作ることにしたのだろう?
    新語の裏に潜む問いを探り出し、私たちの「いま」を再考する12篇。

    【第二部 これがそうなのか】
    幼少期を本とともに過ごしてきた著者。
    これまでに読んできた数々の本の中から大切な言葉を選び抜き、争いの絶えないこの世界との対話を試みる。
    過去に書き残されてきた幾つもの言葉から、私たちの未来を惟る12篇。

    【著者略歴】
    永井玲衣(ながい・れい)
    1991年東京都生まれ。人びとと考えあい、ききあう場を各地でひらいている。問いを深める哲学対話や、政治社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動。
    著書に『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』『これがそうなのか』がある。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
  • 1,870(税込)
    著者:
    新井紀子
    レーベル: ――
    出版社: 草思社

    数学者が綴る読解と思索の旅 読解力とは「人生を味わう力」だった!

    数学者が綴る読解と思索の旅
    読解力とは「人生を味わう力」だった!
    数学者が“読む人”に向けて綴った珠玉のエッセイ集

    AIと教育・数学リテラシーをめぐる活動で国際的にも知られる著者が、日々の出来事や大切な思い出に寄り添いながら綴ったエッセイを収録。過去の風景、大切な人とのやりとり、なぜか今でも心に残る一瞬…それらをそっと取り出して言葉にし、その過程を通じて、「記憶とは何か」「人間とは何か」を深く洞察しています。日本エッセイスト・クラブ賞など数々の賞を受賞した著者が、数式では表せない記憶、感情、言葉の余白を表現し尽くした、まさに新境地となる1冊です。
  • 庭仕事は瞑想である。草花や樹木が教えてくれる生命の秘密。

    庭仕事は瞑想である。草花や樹木が教えてくれる生命の秘密。
    文豪ヘッセが庭仕事を通して学んだ「自然と人生」の叡知を詩とエッセイに綴る。

    庭仕事は瞑想である――
    ドイツの文豪ヘルマン・ヘッセは後半生、
    執筆以外の時間をほどんど自分の庭で過ごした。
    ヘッセは庭仕事の中に尽きぬ愉しみを見出し、
    のちに彼の文学へと結実するさまざまな秘密を発見した。
    自筆水彩画と在りし日のヘッセの写真を多数掲載。
    ヘッセが庭から学んだ自然と人生の叡智を詩とエッセイに綴った書である。
  • 「人間とは何か?」という根源的な問いを掘り下げて探る哲学×宗教エッセイ。

    「人間とは何か?」という根源的な問いを掘り下げて探る哲学×宗教エッセイ。「人間は不思議に未知ている」との視点から、天理教教祖である中山みきの思想と生涯を核に据え、「かしもの・かりもの」や「おふでさき」を丁寧に読み解いていく。また、ハイデッガーらの西洋哲学や日本神話、アンデルセン童話、科学まで幅広く参照し、著者自身の人生経験も重ね合わせて思索を巡らせた一冊。
  • 世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに豊かに生きるにはどうすればいいのか? 人生を幸せに生きるとはどういうことか?

    作家森博嗣が自身の日常を観察し、思考した極上のエッセィ。「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。
    〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。

    他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽しむ生き方のヒントに満ちた書です。
    2024年1月発売のエッセイ、文庫新版で登場です。
  • 1,980(税込)
    著:
    宇野常寛
    レーベル: ホーム社
    出版社: 集英社

    「都市にはラーメンを食べて死ぬ自由があり、瞑想するための場所がある。」
    ラーメンとは獣の世界との接続である。
    そこには欲望を直接的に満たすために存在する事物との具体的なコミュニケーションだけが存在する。
    瞑想とは神の世界との接続である。
    それは精神を研ぎ澄まし、抽象的なレベルで認識をアップデートする神聖な時間となる。
    そしてこの二つの世界を往復することで、僕たちは人間を超える……。

    ラーメン富士丸、しんぱち食堂、PARIYA AOYAMA、武蔵野アブラ學会、大船軒、CHATTY CHATTY、はま寿司、ひまわり、とん太、松石、野方ホープ――作者の愛する飲食店での食と思索の日々を描いた12の記録。笑えて、考えさせられて、そしてお腹が空く。小説のような、エッセイのような、そして批評のような一冊。
  • 忘却力をどんどん発揮すべし! 人気エッセイ

    本書を買ったら即、買ったことを忘れるべし!
    「週刊文春」大人気エッセイシリーズ、文庫オリジナル。

    歳をとって記憶力がなくなるのは、悪いことばかりではない。
    タネになったことを覚えていられないから、老夫婦は喧嘩をしなくなるし、
    クヨクヨすることもなくなるから、精神衛生上もよい。
    何よりも、人間の生き方の根本に影響する。
    過去にこだわらず、「いまという瞬間を生きろ」

    人生をよりよく生きるための、あれやこれやが詰まっています。
    くせになる極上ユーモア・エッセイ。

    解説=平松洋子
  • いまも世界中で読み継がれる、広島の被爆少年少女の手記『原爆の子』(1951年初版)。
    戦後80年の節目に、最晩年を迎えた執筆者らがいま伝えたいこと。

    1972年、執筆者らのグループ「きょう竹会」が発足。以来50年にわたり、年に一度集まり、被爆者の人生の苦悩を分かち合い、励まし合ってきた。本書では、同会会長である著者が自らの人生を振り返りながら、「原爆の子」らがこの80年をどのように生き抜いたのか伝える。最晩年を迎えた彼女らが次世代へ送る、生きるためのメッセージ
  • 1,760(税込)
    著:
    永井玲衣
    レーベル: ――
    出版社: 大和書房

    「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」

    今、もっとも注目される書き手、永井玲衣の最新刊!


    哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より)

    ことばが馬鹿にされ、ことばが無視され、ことばが届かないと思わされているこの世界で、それでもことばを書く理由は何だろう。わたしの日記は、戦争がはじまって終わっている。あの瞬間から、日記は戦時中のものとなった。
    だが、ほんとうにそうなのだろうか。戦争はずっとあったし、いまもある。わたしが絶望したあの戦争は、いまもつづいている。だからあの日記はすでに戦時中のものだったし、この本も、やはり戦時中のものである。
    とはいえ、わたしたちの生活に先立って、戦争があるわけではない。生活の中に戦争が入り込むのだ。どうしたって消すことのできない、無数の生の断片があるのだ。たとえ「対話」ができず、あなたのことばを直接きくことができなかったとしても、決して「ない」のではない。(「あとがき」より)



    目次
    1 
    やっぱりハリーポッタリ
    わたしが飲むとこ見ててよ
    タイツを履き忘れてすみませんでした
    ばかものよとかうざいんだけど
    シーサーには怖い顔をしていてほしい
    箸、ごめんなさいね
    夜に手紙を書くな
    思ったより小さい
    あたらしい犬を提案する


    念入りな散歩
    1月1日の日記
    思い出せないことが絶えず思い出される街、渋谷
    見られずに見る
    試みる


    さみしくてごめん
    それ、宇宙では通用しないよ
    iPadを叩き割れ
    後ろの風景を置き去りにすれば見える
    そうなのか これが そうなのか
    身に覚えのない場合はご対応ください
    なんだかさみしい気がするときに読む本
    考えるための場


    この本はもう読めない
    枕辺の足
    きみの足を洗ってあげる
    穴だらけの幸福
    ただ存在するたけ運動
    徹夜のための徹夜
    ないがある
    今は、知っている
    ただ、考えたい

    あとがき
  • 素朴だが答えるのは難しく、
    答えのない問いを
    物理の言葉で解き明かす文理横断科学エッセイ。

    「世の中にある本をすべて読もうとすると何年かかる?」
    「引き寄せの法則を数式であらわすと?」
    「音楽はなぜ心地よいのか」

    さらに、著者の研究分野でもある加速器を実験に用いた原子核物理は「宇宙のはじまりはどうなっているのか?」「われわれがどのように生まれたか」を探る哲学的な学問でもあります。
    物理学の研究の最前線や、日ごろ知りえない物理学徒の日常も垣間見えます。

    ――絹田村子先生推薦!(第69回小学館漫画賞受賞『数字であそぼ。』)
    「私たちはこの本で知ることができる。
    あらゆるものの中に、誰かの知の結晶が息づいていることを。」
  • 哲学者・鷲田清一、6年ぶりのエッセイ集!
    ウクライナや震災、未知のウイルスなど、答えのでない出来事に隠れた問題の本質を、深くやさしい言葉で解き明かす。

    日々流れてくるニュースをどう受け止めればよいかわからない人、さらに一歩踏み込んで考えてみたい人に。

    ======
    疑いもなくじぶんはここにいる(はず)なのに、それがだれにも見えていない、このことを「透明」というふうに表現している文章に、ここ数日間のあいだに立て続けに出会った。
    見えているのにだれも見ていないものを見えるようにするだけでなく、だれかの存在をそのように見えなくしている社会の構造そのものを見えるようにしていかなければならない。社会について考えるということには、少なくともそうした課題が含まれているとおもう。」(プロローグより)
    ======

    ・ウクライナやガザの地で起こっている戦争を、日本の私たちはどう受け止めればいいのか
    ・コロナウイルスの経験を人類は今後にどう生かすのか
    ・戦禍のウクライナから来日した詩人が話したこと
    ・旧ジャニーズや政治家の会見に見られる「ずるい言葉」
    ・SDGsという「わかりやすい正しさ」が隠しているもの   ……

    まぎれもなくそこにあるのに、
    だれの眼にも映らないようにされている物事を、見えるようにする60篇。
    ★考える足がかりとなる、読書リスト付き!
  • 1,650(税込)
    著者:
    藤井 隆
    レーベル: ――
    出版社: KADOKAWA

    藤井隆の「素」があふれたオール本人書き下ろし、初エッセイ集!

    ★唯一無二のコメディアンが「仕事」「人付き合い」「生い立ち」「好き」にまつわる話を本音で語り尽くす。
    ★渾身の80000字超、オール本人書き下ろし。
    「やりたいことをやっていくためのヒントとは?」「快適なコミュニケーションを生む、言葉選びの秘密は?」「周りの人に楽しんでもらうために意識していることとは?」「親や妻、身近な人とのかかわり方は?」「若い頃にしておいてよかったことは?」「苦しかった経験とは?」「セルフケアはどうしている?」 など…ユーモアと優しさあふれる筆致で綴られたエッセイには、日々を快適に過ごすヒントも多数散りばめられています。
    なるべく「平等で清潔で楽しそう」なほうへ。全世代に読んでほしい、優しく背中を押してくれる珠玉の一冊。
  • 495(税込)
    著者:
    飯野哲也
    レーベル: ――
    出版社: 文芸社

    『求道と祈り』『求道と煩悩第二』の続編短文集。

    人間性や霊性を筆頭に、陰陽、キリスト教、仏教、イスラム教、聖性、死、解脱、意識進化、罪と贖罪、宇宙論など、多岐にわたるテーマに関する名文や名句を取り上げている。いずれも深みのある言葉や普遍的な言葉ばかりで、一つ一つの言葉を折に触れて読み返し、何度も噛み締めたくなる。明日を生き抜くヒントや励ましが得られる一冊。『求道と祈り』『求道と煩悩第二』の続編短文集。
  • 『思考の整理学』の原点となった主著。「独創的なアイディアは自分からは出てこない」と諦めていませんか? 日々の思考トレーニングでユニークな発想は生み出せます。本書では著者の経験を踏まえ、個性的な思考を発揮する方法、忘却の効用、雑談のすすめ、メモの是非、本の読み方まで、すぐに実践できる知的トレーニングを案内します。新版に際し、東大生・京大生の疑問に答える特別講義を増補。
  • かつて地球には、
    私たちとはまったく異なる人類が生きていた――

    かれらはなぜ滅んだのか? 
    美意識はあったのか? 
    その精神構造とは? 

    現生人類(サピエンス)に都合のいい幻想から脱却し、人間という存在を「ありのまま」に理解しようとする情熱的探究の成果! 

    赤道直下から北極圏まで駆けまわり、30年にわたり洞窟の地面を掘り続けた、第一人者にして考古学界の異端児による初の一般書。

    “この先で、もうネアンデルタール人を同類とみなさないこと、つまりかれらは私たちの諸側面を投影した存在ではないのだと考えることが、なぜ重要なのかを説明しよう。完全に絶滅したこの人類は、私たちの抱く幻想をすべて足し合わせても及ばない存在なのに、私たちの視線でがんじがらめにされてしまった。私たちはかれらを同類に仕立てあげ、ありもしない姿に作りあげた挙げ句、無理やり歪めている。だから、ネアンデルタール人に固有の異質さを取り戻すためにも、私たちが抱いているおなじみの親しみやすさを取り除かなければならない。”(「はじめに」より)
  • 1,881(税込)
    著:
    岩内章太郎
    レーベル: ――
    出版社: 講談社

    最期に交わした会話、柩に供えたアップルパイ、死後に読んだ父の手記……そうやって、父の死について書いていくうちに起きた心境の変化は、私の、あるいは、私の哲学の核心に触れるものだった。

    哲学者の著者が、父の死をきっかけに書き綴った、喪失と回復の道のりを優しくたどるエッセイ。

    「どうしてじいじは死んじゃったの?」

    息子の問いに、私はうまく答えることができなかった。
    大切な人を亡くしたとき、私たちはどうやってそれを受け止めたらいいんだろう?


    【装丁・装画】鈴木千佳子
  • ベストセラー作家 森博嗣の『道なき未知』『静かに生きて考える』に続く、人生を豊かにする〝思考のツール&メソッド〟を教えてくれる珠玉のエッセィ集第3弾。
    人生に疲れてしまった人たちへー。
    作家森博嗣さんの日常はまさに〝工作する哲学者〟。「ミクロ思考」と「マクロ思考」の往復運動から導き出された「人生とは何か」「人間とは何か」が面白い!本書を読めば、あなたの日常は180度変わる!
  • 名作絵本『ぐりとぐら』『いやいやえん』を生み出した本と子どもとの出合い。巻末に手書きのメッセージ、おすすめのブックリスト付。
  • 1,100(税込)
    著者:
    姜尚中
    レーベル: ――

    生きた、
    悩んだ、
    出会った

    「程よい加減」で生きることが、最も自分らしいということである。

    本書を上梓するのは、未だ「旅の途中」とはいえ、これまでの人生を「生きた」「悩んだ」「出会った」という三つの言葉で要約し、「生きる証し」としたかったからである。
    『生きるコツ』(2020年)、『生きる意味』(2022年)に続く「生きる」シリーズ第3弾。
    ミリオンセラー『悩む力』をはじめ、数多くのベストセラーを持つ政治学者が、現代における「老い」の意味と可能性を追求する。
    生きてゆくための道標となる姜流哲学の真骨頂。

    コロナ禍を経て、生まれ故郷・熊本に終の棲家を定めた筆者が、日々の暮らしを通じて幸せとは、生きることとは何かを丁寧に綴る。
    世界各地で戦争や武力紛争が続くなかで、私たちはどう生きればよいのか。
    筆者の人生経験が色濃く反映された、味わい深いエッセイ集。
    親交のある女優・小山明子さんとの対談も収録。
  • 【日本経済新聞で話題の連載「言葉のちから」書籍化】

    〈お金では買えない「人生の富」はどこにある?〉
    NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家が、「手放す」「信じる」「応答する」「聞く」「読む」「書く」などの小さな言葉から、深く生きるためのヒントを照らすエッセイ集。

    **********

    解答を多く持つ人は、世のなかで華々しく活躍するかもしれない。
    しかし私は、存在の深部で人生の問いに応答し続ける人たちにも出会ってきた。
    そうした人たちと言葉を交わすたび、財産とはまったく異なる人生の富と呼びたくなるようなものを受け取る。(本文より)

    **********

    【目次】
    この本の用い方―はじめに

    1.失われた物語性を求めて……新美南吉
    2.老いて増す能力……永瀬清子「第三の眼」
    3.花について……岡倉天心『茶の本』
    4.読書家・購書家・蔵書家……井筒俊彦とボルヘス
    5.伝統と因習について……池田晶子の教え
    6.話す・書く・聞く……金子大栄「対応の世界」
    7.信念について……小林秀雄・論語・坂村真民
    8.かなしみとは……鈴木大拙『無心ということ』
    9.良知とは何か……王陽明の教え
    10.偶然と運命について……九鬼周造の思索
    11.人生の問い……C・S・ルイス『悲しみをみつめて』
    12.言葉を練磨する……マラルメ「詩の危機」
    13.本との出会い……石垣りんの詩と随筆
    14.たった一つの言葉……サン=テグジュペリと須賀敦子
    15.研究・調査・読書……井筒俊彦の創造的「誤読」
    16.意志について……フィヒテ『人間の使命』
    17.画家の原点……中川一政『画にもかけない』
    18.写生について……正岡子規から島木赤彦へ
    19.創造的に聞く……ミヒャエル・エンデ『モモ』
    20.抽象と具象について……道元『正法眼蔵』
    21.読むことの深み……ドストエフスキーをめぐって
    22.想像力について……三木清『構想力の論理』
    23.好奇心について……アーレントとモーム
    24.手放すとは……『ゲド戦記』と美智子さまの詩
    25.深秘とは……リルケと原民喜

    おわりに
    ブックリスト

    **********
  • 「カラダは私の宇宙のブラック・ホールかもしれない。ブラック・ホールは光より速い速度で万物をひきよせているから見えないのだそうだ。言葉以上の速さで思考が突入する地点、それがカラダであり、思考の言葉にとってそれはナイというほかない。」人間はなぜ忘れるのだろう? “忘れ現象”に独自の光を当てて、人間が人間であることの意味を深く見つめる哲学エッセイの名著。 解説 若松英輔
  • 『逝きし世の面影』著者は真の読書人としてこよなくファンタジー小説を愛した。知識と考察をあまねく注いだ傑作評論。解説:鈴木敏夫
  • 「『白人』の音楽が大好き」「『男流』文学がいいよね」
    とは誰も言わないけれど、
    「黒人文化は素晴らしい!黒人音楽が好き!」と人は言う。
    いったい「黒人」とは、何を指すのか?

    「黒人」「白人」はたまた「アジア人」「ユダヤ人」と分離して人数を数え、
    極右からリベラルまでが陥るアイデンティティ至上主義の問題点を、
    公民権運動の歴史から消された黒人少女の伝記、
    そして現代黒人女性のリアルな日常から浮かび上がらせる。
    シモーヌ・ヴェイユ文学賞受賞のユニークな反レイシズム・エッセイ集!

    最近のこと、「まあ、あなたは運がいいですね」と、
    白い肌の若い女性がため息をつきながらわたしに言った。
    「少なくとも、あなたには『出自(オリジン)』があるじゃないですか!」
    なぜあなたは自分にそれがないと思っているのですかと尋ねると、
    彼女はこう答えた。
    「え! だって、わたしは白人ですから」
    (本文より)
  • 就職氷河期世代は、50代に。

    あのころの思い描いた未来と今は、どこかちがう。



    昭和の地域社会、就職氷河期、オタクの変遷、発達障害の台頭、インターネットへの期待と現実、ほんとうにやってきたポストモダン社会……時代の変化のなかで何を体験し、そして、何を見落としていたのか。1975年生まれの精神科医が、半世紀の記憶と記録をたどるクロニクル。



    「社会の曲がり角は、その渦中にあって案外気付きにくい。そのことを知るうえで、あの、葬送しようにも葬送しきれない一時代が教えてくれることは多いように思う。」(第2章「ないものとされた世代のわたしたち」より)


    【目次】
    はじめに

    この半世紀であらゆるものが変わった/氷河期世代とは何だったのか/未来は見えにくい/一人の精神科医が見た半世紀の日本/本書の構成



    第1章 途上国の面影のこる地方社会 1975年~

    あらゆることがアバウト/ 昭和の大人たち/ 地元共同体はユートピア?/「地元」の不適応者/ 「もうここにいたくない」



    第2章 ないものとされた世代のわたしたち 1980年~

    バブル景気なんて本当にあったのか/ 『なんとなく、クリスタル』の予言/「これは何かおかしい」/就活という問題系/一人また一人と力尽きていった/それでも成果主義に熱狂したわたしたち/遅れて発見された氷河期世代/氷河期世代のその後



    第3章 犯罪者予備軍と呼ばれたオタク 1990年~

    オタクとは何であったか/ 「兄貴は自室を他人に見せたがらない」/最先端の消費者としてのオタク、新人類 / 「この気持ち悪いオタク!」/「おまいらキター・おれらキター」量産されるオタク オタクとサブカル/マス・マーケットとして発見されたオタク/ 「キモオタ」はどこへいった?



    第4章 診断され、支援され、囲われていく人々 2000年~

    「おまえ、何科に進むの?」/ 1999年の精神医療/ 研修医はピーチツリーフィズ依存/廃れていった診断たち/発達障害の台頭 時代が浮かび上がらせた症状/「このまま消えてしまいたい」/わたしとわたしたちの再出発/精神分析からDSMへ/私自身もADHDに当てはまるのではないか/それは社会の優しさか、恐ろしさか/精神医療と時代



    第5章 インターネットにみた夢と現実 2010年~

    デジタルネイティブではないけれど/ 「ファンサイトを見に行こうぜ」/匿名掲示板・テキストサイト、「おれら」の世界

    /アンダーグラウンドな空間にあったシェアの夢/いつの間にかビジネスの草刈り場/嫌儲・おぼえていますか/「インターネットが世間になっている!」/こうして世界は「便所の落書き」に囲まれた/あのころの未来にたどりついたけど/わたしたちは愚かなサイボーグになった



    第6章 やってきたのは「意識低い」ポストモダンだった 2020年~

    ニューアカの登場とオワコンになるまで/「オタクにもインターネットにも当てはまるんじゃないか」/「患者さんの症状はこんなに空間に左右されるのか!」/ 思想家たちの予言は意識が高すぎた/嘘を嘘と見抜けない時代/ほんとうの、大きな物語のおわり/日本の田舎とポストモダン/すべてが寄る辺のない未来に備えて



    おわりに

    主要参考文献
  • 貨幣とは何か、資本主義とは何かを鋭く問い続け、従来の経済学の枠組みを超える新しい理論を構築してきた第一人者による、知的魅力あふれるエッセイの集大成。
  • 2,200(税込) 2026/4/9(木)23:59まで

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    ドイツ哲学とくに実存哲学者であった著者が、日々の出来事について、さまざまに思い巡らせた随想をまとめたものである。
    【目次】
    あたりまえのこと
    忘れる
    自由について
    批評について
    ソクラテスの反語
    永遠の女性
    実存と死
    言葉の魔力
    神の不在
    西洋的ものの考え方
    あたりまえのことは忘れられる
    現代への一提言
    私の歩んだ道
    坂のある町
    三途の川
    教育のむずかしさ
    お粗末な「美談」
    郷里のこと
    麦笛
    郷愁食
    郷里の正月
    友あり遠方より……
    教師
    私の仕事部屋
    いつもおそすぎる人生
    新しい旅をもとめて
    出会い
    野球談義
    早稲田祭によせて
    考えない人達
    就職ブームの明暗
    人間の限界
    汚れた人生
    方丈記
    拈華微笑
    自然を守れ
    仕方がない
    貝になりたい
    仏教と庶民の間
    出会い
    見るということ
    見るということ
    「ひとり」と「ひと」
    自殺について
    逸民
    神話は生きている
    健忘症
    せっかちな文明
    哲学は主張する
    もて扱いかねる「自由」
    告発の相手
    この孤独感
    心なき人生
    歴史の深さ
    随想
    良き人と良き社会
    人づくり
    学問知識の氾濫
    自分の言葉
    学問について
    思いつくまま
    あとがきにかえて(岡田幸一)

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  • 1,320(税込) 2026/4/9(木)23:59まで

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    詩人リルケがその美しい風光を愛し、幾多の名作を産んだスイスの高原地帯・ヴァレーを、詩人の墓地、詩人が晩年をおくったミュゾットの館、そしてアルプスの主峰モン・ブランへと辿った旅の記録。
    「しかし今、夏の午後の明るい光の中で、私の眼はこの岩山に荒寥としたスペインの風景とは全く違ったもの、人間を拒むというよりはむしろ人間を包むような、人間を遙かに高く超えてはいるが深く人間的であるような、いわば精神の秩序に精妙に調和する天界の風景を観照する。この明るさ、優しさ、親しみ深さ。」(「ミュゾットの館」の章より)
    【目次】
    ブリッグにて
    リルケの墓
    ミュゾットの館
    モン・ブラン
    あとがき

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  • 「かれらにはわからないさ。
    それがどんな気分かなんて」

    「誰にでも起こりうることよ」

    「結局、“意志”の問題じゃないんですか?」

    人種的マイノリティ、統合失調症患者、
    ホームレス、トランスジェンダー……
    アジア系移民のニューヨーク精神科医として
    出会った患者たちの、要約できない人生の断片。

    【内容】
    デンマークから始まった「人間図書館(Human Library)」では、利用者は「本」ではなく貸し出された「人」と30分程度会話をすることができる。民族的マイノリティ、エイズ患者、移民、統合失調症患者、ホームレス、トランスジェンダー、失業者など、さまざまな人が貴重な時間を貸し出してくれるおかげで、この図書館は維持される。他人に向けられたスティグマ(負の烙印)や偏見を解消し、共存の意味を考え直そうという意図で始まったこのプロジェクトは、いまでは世界80数カ国で進められているという。

    大学で心理学を勉強したのち、自殺予防に寄与したいと思い精神科医に転向した著者にとって、この初となる著作は、まさに「人間図書館の書庫の片隅の物語」だ。本編には、メイヨークリニックとニューヨーク大学の研修医を経て、イェール大学で依存症精神科専任医課程を終えるまでに出会った、さまざまな患者が登場する。人種も性別も年齢も職業もジェンダー・アイデンティティも異なるが、共通するのは皆、社会的に脆弱な立場にあるということだ。

    “人間図書館で人と人がお互いを知り、触れ合う過程は、精神科医と患者との面接に非常によく似ている。人生において、自分とまったく違う世界を生きている人と会話するようなことがどれだけあるだろうか。(…)私は人間図書館のように、私の患者と他の人の橋渡しをするような本なら、世に出すに値するのではないかと考えるようになった。”
    ――はしがき

    差別、偏見、スティグマを乗り越え、共に生きる一歩を踏み出すために。子どもから大人まで、幅広くお薦めしたいエッセイ集。
  • 取扱説明書や役所の書類など、読んでも頭に入ってこないという経験はないだろうか? 自分が未経験のことを読むのは難しい。一方、知っている事柄を読んで理解することは簡単にできる。ここには2種類の読み方―未知を読むベータ読み、既知を読むアルファ読み―がある。知のバイブル『思考の整理学』の著者が伝授する“読み方”の極意。読書や本にまつわる文章を増補し“新版”として登場。
  • 病院の医師の視線が患者よりモニターに向かう理由とは? 
    韓医学の病名が西洋医学より曖昧になるのはなぜ? 
    同じ「打つ」でも鍼と注射では何が違う? 

    医療が一つでなければ、
    身体をめぐる真実も一つではない。
    当たり前だと思っていた景色が一変する
    学術(アカデミック)ノンフィクション!

    【内容】
    西洋医学と韓医学。韓国には二つの医療が併存する。韓医学とは韓国の伝統医学のことであり、医療施設の構造、診療方法、医学用語や薬の処方にいたるまで、西洋医学とは対照的だ。そして、この二つの医学が併存しているという状況は、“病む身体”とそれを取り巻く世界に対する理解が、複数存在していることを意味する。本書は、韓医学にかんする人類学のパイオニアが、フィールドワークの記録を用いて、複数の身体・医療・世界を臨場感たっぷりに描き出すものだ。

    “身体は一つの医療で完璧な説明がつくものではない。身体の物質的な側面を強調する医療は、精神的で感情的な側面に対する説明が弱くなるほかない。生きている身体の可変性を強調する医療は、身体の物質的側面に対する説明が曖昧になるほかない。しかし、これらの医療に対する理解を深めると、身体という多次元のモザイクを明らかにしていける可能性が開く。本書が言わんとすることは、まさにこのような複数の真実としての身体だ。”
    ――1章より

    差異について思考することは、両者の対立を煽り、優劣をつけるためではない。メルロ=ポンティ、ドゥルーズ、フィリップ・デスコラ、エドゥアルド・コーンなどの知見も参照しつつ、「異なる存在」をめぐる想像力を再起動し、相互理解の道を模索するための意欲作。

    【目次】
    はじめに 身体、医療、世界

    1章 身体に関する真実は一つではない
    01 人類学者、病院と韓医院に行く
    02 東アジアの身体、西洋の身体

    2章 診断、身体を知る
    01 初対面、診療室
    02 対象の固定と、流れを読むこと
    03 再び、診療室にて

    3章 医学用語、身体を述べる
    01 病の名前
    02 幾何学的な想像力と脈象の想像力
    03 医学と美術、表現の問題
    04 先行する枠組みと後行する定規

    4章 鍼、身体の可能性を手伝う
    01 「治療」ではない「治」
    02 自ら運行する身体
    03 濃密なアナロジーのネットワーク
    04 ネットワークを揺らす鍼

    5章 薬、身体の外にある存在と共に治を行う
    01 二人の患者、二つの処方
    02 製薬と処方
    03 成分と薬性
    04 人間的なるものを超えた存在と世界

    おわりに 「先」の想像力のために
    付言 用語解説、または用語解明

    日本語版に寄せて
    訳者あとがき
    参考文献

    【装画について】
    装画は脈診の場面を描いたもの(原書より)。「患者の脈が打てば、脈をとっている医師の指も振動する」。脈診については3章02節を参照。
  • 世界を守る、哲学で。

    世界的ベストセラーの哲学小説『ソフィーの世界』の作者が、いまこの惑星に生きるすべての人にストレートに語る、初の自伝的哲学エッセイ。
    わたしたちは、46憶年の地球の歴史のなかで、地球とそこに生きるものにとって決定的な時代となるであろう「150年」のただなかを生きている。わたしたちの生き方が、次の世代が22世紀を無事に迎えることができるか否かの鍵を握る。
    ゴルデル自身の「生きる哲学」はどのようにして育まれてきたのか? これまでの作品のなかで彼がわたしたちに伝えたかったことは何なのか? 『ソフィーの世界』で書き洩らした重大な哲学的問いとは何だったのか? 
    6人の孫たちに語りかける独特の筆致で、自然環境、思想、老い、愛、生と死、幅広いテーマについて科学的にかつやさしく、人類にとって最も重要な哲学的問いについて考え、これからの人生をどう生きるかのヒントを与えてくれる。

    きっとだれしも子どものころに、自分がいずれ死ぬということについて初めて気づいたときのことを覚えているだろう。人は、人生のどこかの時点で、かならず命のはかなさに気づくときがくる。けれど、そのことにいつまでも思い悩むことなく日々の生活を営むようになる。ときには死の恐怖から逃れるために、宗教や超自然的な何かにすがることもあるだろう。それでも、命の終わりはまちがいなくやってくる。
    「世界がある」ということ、「ここに生きる」ということ、それを突き詰めていくのが哲学だ。宇宙の歴史から見ればわたしたちの命など瞬きほどの時間にも満たないくらい短い。しかし、現代のわたしたちの生き方は、連綿と続いてきた人類の歴史を中断させてしまう可能性を秘めている。化石燃料を使い尽くし、自然環境を人為的な力で変えるほどの規模でこの世の生を謳歌するわたしたちを、次の世代は許してくれるだろうか? いまのわたしたちに必要なのは何をおいても「生きること」の哲学だ。
    著者は言う。
    「自分たちの時代が次の世代の人びとの時代より重要であるかのように生きてはいけない。」
    「わたしたちはいつかきっと、未来の子孫たちによって裁きの場に立たされることになるだろう。」
    いますぐ、わたしたちはこの生き方を変えなければならない。未来のソフィーたちのために。
  • 不安定な時代に信じられるのは
    自分だけのセンス

    センスという、感覚的であり、つい惹かれてしまう言葉。いったいセンスってなんなのか……?
    本書では50種類の仕事、約50カ国を旅してきたなかで著者が「センスいいな」と思った魅力的な人のこと、感性を磨くためにやってきたことから、センスについて考えていきます。
    日々の生活でマネすることのできること満載なので、1日1個からでも習慣にしてみてください。
    今までにない不安や悩みを抱えながらも、しあわせに生きていくために。これからの時代に必要になるのが、自分だけのセンスなのかもしれません。

    「センスとは、生まれながらにもっているものだけではなく、後天的に身につけられるということ。どんな人でも、何歳からでも。
    とくに見た目や振る舞い、言葉や仕事など社会性をもったセンスは、後天的に身につけるものばかりです。」
    (はじめにより)

    以下のような自分になりたいと思う人には、特におすすめです。
    *「自分の好きなもの」がハッキリ見えてくる
    *「人は人、自分は自分」でいいと思えてくる
    *「なりたい自分」に近づき、自分が好きになれる
    *センスのある人たちと共感し、つながることができる
    *結果はともかく、新しいことに挑戦したくなってくる
    *日々の情緒を味わい、毎日がわくわく楽しくなってくる
    *自分自身について、うまく語れるようになる
  • 〈日経新聞で話題の連載「言葉のちから」待望の書籍化〉

    古今東西の名著の中には、生きるための知恵、働くうえでのヒントが詰まっている。
    NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家による、自分の本当のおもいを見つけるための言葉。

    **********

    【目次】
    この本の用い方──はじめに  
    1………言葉の重みを感じとる──神谷美恵子『生きがいについて』
    2………事実と真実を感じわける──遠藤周作『イエスの生涯』『深い河』
    3………沈黙の世界、沈黙のちから──武者小路実篤「沈黙の世界」
    4………世界と向き合うための三つのおきて──柳宗悦「茶道を想う」とノヴァーリス「花粉」
    5………叡知を宿した人々──ユングとメーテルリンク
    6………語られざるおもい──司馬遼太郎と太宰治
    7………美とは己に出会う扉である──岡本太郎のピカソ論
    8………書くとは時に止まれと呼びかけることである──夏目漱石と鷲巣繁男
    9………心だけでなく、情[こころ]を生きる──ピカート『沈黙の世界』
    10……人生のモチーフ──小林秀雄『近代絵画』
    11……書くとはおもいを手放すことである──高村光太郎と内村鑑三
    12……人生はその人の前にだけ開かれた一すじの道である──アラン『幸福論』
    13……経験とは自己に出会い直すことである──ヴェーユ『重力と恩寵』
    14……ほんとうの私であるための根本原理──志村ふくみ『一色一生』
    15……思考の力から思索のちからへ──ショーペンハウアーの読書論
    16……観るとは観えつつあることである──今西錦司の自然観
    17……本質を問う生き方──辰巳芳子さんとの対話と『二宮翁夜話』
    18……ことばは発せられた場所に届く──河合隼雄と貝塚茂樹
    19……賢者のあやまり──湯川秀樹『天才の世界』
    20……三つの「しるし」を感じとる──吉田兼好『徒然草』
    21……力の世界から、ちからの世界へ──吉本隆明『詩とはなにか』
    22……書くことによって人は己れに出会う──ヴァレリーの『文学論』
    23……念いを深める──ティク・ナット・ハン『沈黙』
    24……運命に出会うために考えを「白く」する──高田博厚とロマン・ロラン
    25……着手するという最大の困難──カール・ヒルティ『幸福論』
    26……語り得ないこと──リルケ『若き詩人への手紙』
    27……沈黙の意味──師・井上洋治と良寛
    あとがき
    ブックリスト
  • 脱出を志す人へのエール

    性別、年齢、国境、生死……
    自己を取り囲む“壁”に煩わされているあなたへ
    生きづらさを突破するためのフィロソフィー
  • こんな窮屈な時代だからこそ、たまには、心に深呼吸させてみませんか? 目に見えるモノではない「心の相続」をすることの重さ、生きるためのエネルギーとなる「ノスタルジーの力」、そして「後ろ向きに前へ進むこと」の大切さ。自由闊達、融通無碍。九十歳をこえた作家が自らの豊富な経験をもとに綴る、「週刊新潮」連載のエッセイから選りすぐった、人生を楽しむためのヒント満載の四十三編。(解説・南陀楼綾繁)
  • 1,760(税込)
    著者:
    小沼理
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    「わかるかも」が口癖のあなたへ。

    「わかるかも」が口癖のあなたへ。

    【内容】
    初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのこと――

    誰かの痛みや怒りや悲しみが、まるで自分のことのように思えることがある。乳化した水と油のように混ざり合ってしまう。だけどあなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。他者同士である私たちが、重なったりずれたりしながらともにあるための、「共感」と「距離感」。その可能性と難しさについて。

    「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。ゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描きます。

    “共感も距離感もうまく使いこなせない。だからこそこだわってしまうのだろう。なんとか組み合わせて、練習しながら上手になっていきたい。混ざり合った世界と分離した世界を同時に生きるように。言葉にならないものと言葉を重ねて一つにするように。”
    ――「はじめに」より

    自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと……様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集。
  • 1,980(税込)
    著者:
    磯野真穂
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    最後のお別れすら許さない病院、火葬すら立ち会わせない予防策、子どもたちへの黙食指導、至る所に設けられたアクリル板、炎天下でも外せないマスク、連呼された「気の緩み」――あの光景はなんだったのか?

    人類学者が「不要不急」のフィールドワークから考えた、「和をもって極端となす」日本社会の思考の癖、感じ方の癖!

    【本書の内容】
    コロナ禍で連呼された「大切な命」というフレーズ。それは恐らく、一面的には「正しい」フレーズであった。しかし、このフレーズのもとに積み重ねられた多様で大量の感染対策が、もとから脆弱であった人々の命を砕いたのも事実である。そしてその余波は、いまだに続いている。

    もちろん必要な対策もあっただろう。しかし、「批判を避けたい」「みんながそうしている」「補助金が欲しい」といった理由に基づく名ばかりの「感染対策」はなかったか。そのような対策が、別の命をないがしろにしていた可能性はなかったか。忘却する前に、思い出す必要があるはずだ。未来の命を大切にするために。

    “出会いとは、自分が予想し得なかった人や出来事との遭遇のことを指す。だからこそ、出会いの瞬間、私たちは驚き、戸惑い、右往左往する。2020年冬にやってきたコロナも私たちにとっては出会いであった。驚いた私たちは困惑し、社会は恐れと怒りに包まれた。あれからすでに4年が経過する。人でごった返す繁華街から人影が消えたあの時の風景に私たちはどのように出会い直せるだろう。”

    「出会い直し」とは、過去に出会った人や出来事の異なる側面を発見することを通じ、それらとの関係を新たに編み直すことを指す。本書では、コロナ禍のフィールドワークで集めた具体例とともに、「コロナ禍と出会い直す」ためのいくつかの視点を人類学の観点から提供する。現地に赴くフィールドワークを、研究者自らの手でエッセンシャルから「不要不急」に追いやっていいのだろうか。感染予防のためなら、暮らしのほとんどは「不要不急」になるのだろうか。

    人間の生とは何か。人類学者が問いかける。
  • ソローの生き方を解説した一冊。

    およそ160年前にマサチューセッツ州のコンコードの若き哲人、ヘンリー;ディビッド;ソローといった。彼は『ウォールデン-森の生活』という文学的思想書を残したが、超絶主義の哲学者、詩人、環境科学者でもあった。生活をできるだけ簡素にすると人間はもっと賢く幸せに生きられるのではないか。それを実践して証明し、世の中の人々に知らせたい──ソローの生き方を解説した一冊。

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