『実用、solaru(NextPublishing)』の電子書籍一覧
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冤罪はなぜ生じるのか? 日本司法とその制度の病巣にメスを入れた快著!
昭和29(1954)年、静岡県島田市で起きた幼女殺害事件。難航した捜査の末、警察は自白の強要により犯人を仕立てあげました。死刑判決が確定した赤堀政夫さんが再審無罪を勝ちとるまでの34年8ヵ月間を追い、裁判の行方と司法制度の問題点を検証する珠玉のドキュメント。解説は元大阪高裁判事で弁護士の生田暉雄。死刑確定判決が再審無罪となった四大事件の免田、財田川、松山、島田などは冤罪の氷山の一角なのです。
【目次】
第一章 事件発生――出発点の誤り
発端/目撃者たち/捜査
第二章 無実の声はとどかない――歪められた証言
起訴/不在証明/公判/被告人の供述/証人の供述/被告人質問①/被告人質問②/被告人質問③/弁論/判決
第三章 弛まざる再審請求――新証拠の発見
控訴/再診開始決定/自白の信用性
第四章 自白偏重の裁判・検察――汚された正義
矛盾/確定判決の問題点/鈴木鉄蔵証言/中野ナツ証言/検察官の証拠隠匿/
無罪証拠提出義務/自白強要/石沢岩吉証言/リンパ液/権力の腐敗
第五章 正義の遅延は正義の否定
判決
あとがき
解説 島田事件の反省――生田暉雄
島田事件略年表 -
戦後事件史に残る集団毒殺事件の真犯人はだれか?
昭和23(1948)年1月26日、東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店で起きた毒殺事件。薬液を飲んだ16名のうち12名が死亡。死刑判決を受けた平沢貞通は無実を訴えながら昭和62(1987)年に獄死。捜査はどのように進んだのか? 元警視庁捜査一課長の「捜査手記」をもとに謎の真相に迫るドキュメント。単独犯説を完膚なきまでに覆した複数犯説。これまでだれも書かなかった帝銀事件の真相!
【目次】
第1部 追跡・帝銀事件
I 「単独同一犯説」を疑う
謎の歯科医
奥山庄助の前歴
帝銀事件
二つの未遂事件
複数犯説
板橋支店に現われた男
「轢殺」への疑い
II 清水虎之助の「不実在説」を疑う
B県ロッジと大森精一の家族
詐欺事件への疑惑
解明されない金の出所
闇の仲間たち
清水の家
塩酸プロカイン歯科用注射薬
二人の清水虎之助
III 「虎の絵」の謎
金屏風に描かれた虎
二枚の虎の絵
アーレン軍属を追って
奥山の面通し
第2部 毒の告発
I
甲斐氏のプロフィール/歴然とした食い違い
II
鑑定書のミステリー/古畑氏の名前はなぜ無いか/不思議な暗号
III
「市販の青酸加里」の弱点/胃内容の証明/超即死の量/返書の内容/推理の終点/三つの事件と一つの真実/追記
第3部 増補資料
増補資料について
警視庁捜査一課第一係長のマル秘?捜査手記
平沢貞通の愛人(84歳)が明かした「私の帝銀事件」
あとがき
参考文献
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